JPH0195153A - ポリエステル組成物およびその用途 - Google Patents

ポリエステル組成物およびその用途

Info

Publication number
JPH0195153A
JPH0195153A JP25076787A JP25076787A JPH0195153A JP H0195153 A JPH0195153 A JP H0195153A JP 25076787 A JP25076787 A JP 25076787A JP 25076787 A JP25076787 A JP 25076787A JP H0195153 A JPH0195153 A JP H0195153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyhydroxypolyether
stretched
polyester composition
polyester
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25076787A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Tanitsu
忠男 谷津
Kimiyoshi Miura
公義 三浦
Mikio Hashimoto
幹夫 橋本
Masanori Kusama
草間 正則
Nobuya Asahioka
旭岡 宣哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP25076787A priority Critical patent/JPH0195153A/ja
Priority to EP19880908745 priority patent/EP0349648A4/en
Priority to KR1019890701014A priority patent/KR890701661A/ko
Priority to PCT/JP1988/001019 priority patent/WO1989003405A1/ja
Publication of JPH0195153A publication Critical patent/JPH0195153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、溶融成形性、延伸性に優れ、機械的強度、透
明性および〃スバリャー性に優れ、容器用の素材として
適した性能を有するポリエステルm酸物およびその用途
に関するものである。
[従来の技術] 従来、調味料、油、ビール、日本酒などの酒類、炭酸飲
料などの清涼飲料、化粧品、洗剤などの容器用の素材と
してはガラスが広く使用されている。
しかし、ガラス容器は〃スバリャー性には優れているが
、製造コストが高いので通常使用後の空容器を回収し、
循環再使用する方法が採用されている。しかしながら、
プラス容器は重いので運送経費がかさむことの他に、破
損し易く、取り扱いに不便であるなどの欠点があった。
ガラス容器の前述の欠点を解消するものとしてプラス容
器から種々のプラスチック容器への転換が拡大しつつあ
る。その素材としては、貯蔵品目の11類およびその使
用目的に応じて種々のプラスチックが採用されている。
これらのプラスチック素材のうちで、ポリエチレンテレ
フタレートは〃スバリャー性および透明性に優れている
ので調味料、清涼飲料、洗剤、化粧品などの容器の素材
として採用されている。しかし、これらのうちでも最も
厳しい〃スパリャー性の要求されるビールおよび炭酸飲
料の容器の場合には、ポリエチレンテレフタレートでも
まだ充分であるとは言い難く、これらの容器に使用する
ためには肉厚を増すことによって〃スバリャー性を向上
させなければならなかった。現在、ポリエステル容器へ
の需要は増々増大しつつあるが、これらの用途を拡大す
るためには〃スバリャー性に優れかつ溶融成形性に優れ
たポリエステルが強く要望されている。
特開昭59−64624号公報には、酸素およV炭酸〃
スに対して良好な〃スバリャー特性を有する包装材料と
してポリエチレンイソ7タレートの如きポリアルキレン
イソ7タレートおよびそのコポリマー並びにそれから形
成された成形品が開示されている。
上記出願と同一出願人の出願に係る特開昭59−670
49号公報には、上記の如きポリアルキレンイソ7タレ
ート又はそのコポリマーからなる層とポリエチレンテレ
フタレートの如きポリアルキレンテレフタレート又はそ
のコポリマーからなる層とからの多層包装材料及びそれ
からなる成形品例えばボトルが開示されている。
また、特開昭59−395.47号には、最内層がエチ
レンテレ7グレートを主たる繰返し単位とするポリエス
テルからなりそして外層がエチレンイソ7タレートを主
たる繰返し単位とするぼりエステルからなり、且つ容器
の肉薄部分が少なくとも一方向に配向されている耐ガス
透過性に優れた多Wi容器が開示されている。
ポリエステルと異なる素材として、特開昭48−362
96号公報には、m−キシリレンジアミン又はm−キシ
リレンジアミンとρ−キシリレンジアミンとの混合物を
ノアミン成分とし、そして特定の脂肪族ノカルボン酸を
ノカルボン酸成分とする透明性の良好なポリアミドが開
示されている。
同公報には、同ポリアミドが良好な衝撃強度を示しそし
て優れた加工性を有していることが記載されているが、
その〃スバリャー性についての記載はない。
特開昭56−64866号公報には、最外層および最内
層がエチレンテレフタレートを主たる繰返し単位とする
ポリエステルがらなりそして中間層が錘−キシリレンジ
アミン又は論−キシリレンジアミンとp−キシリレンジ
アミンの混合物をジアミン成分とするポリアミドからな
り、且つ肉薄部分が少なくとも一方向に配向されている
多N容器が開示されている。同公報には、上記容器はポ
リエステルの優れた力学的性質、透明性、耐薬品性等を
損なうことなく、酸素に対する遮断性に優れているとい
うことが記載されている。
また、ツヤ−ナル・オブ・アプライド・ポリマー・サイ
エンス(Journal  of  Applied 
 Polymer  S cience)、第7巻、2
135−2144(1963)には、下記式(A>、 (OE−OCH2−CH−CH2)x・・・[I]H ここで、Eは \。
r−C−H9 である、 で表わされるホモポリヒドロキシポリエーテルの〃スバ
リャー性が開示されている。酸素透過性のその値は0.
5 cc−ail/ 100 in”/ 24 hr/
at■である。水蒸気移動度の最も低いものはEがのも
のであり、その値は100”F、90%R,H。
の条件下で3 [1+*il/ 100 in’/ 2
4 hrである。
またこれらのホモポリヒドロキシポリエーテルは古く米
国特許第2602075号明細書く194B、11.2
6)において開示された方法によって製造されたと記載
されている。
米国特許12602075号明細書によると、ポリヒド
ロキシポリエーテルは芳香族ジオールとエピクロルヒド
リンとの反応によって製造できることが記載されており
、とくにハイドロキノンとエピクロルヒドリンとから重
合体を製造する方法について詳しく記載されている。し
かし、その実施例における該重合体を記載されている方
法″C′製造すると、腹重合体中の有機塩素の含量は0
.3重量%以上含有されているものであった。
また、ツヤ−ナル・オブ・アプライド・ポリマー・サイ
エンス(Journal  of  Applied 
 Po1yner  S cienceL 第7巻、2
145−2152(19G 3 )、には、下記式(B
) −R,−OCH,CHCH20−R,−0CH20HC
H20−・・・・(B) H3 であり、R2は (但しR,とR2は同一ではない) で表わされるフポリヒドロキシポリエーテルの〃スバリ
ャー性が開示されている。酸素透過率の最あり、いずれ
もその値は5ga+j!/100i口2/241+r/
ateである。水蒸気移動度の最も低いもCI    
にHz   に1 いずれも100下、90%R,H,の条件下で4El−
a+J2 / 100 in2/ 24 hrである。
しかしながら、これらのフポリヒドロキシボリエーテル
中のハロゲン含量については記載がなく、また製造法は
上述の米国特許:1S2602075号公報に準すると
記載されているが、詳細な記載はない。
また、特開昭56−10082&号公報には、ハイドロ
キノンとエピハロヒドリンとから界面重合法によって製
造される線状ハイドロキノンフェノキシ重合体が酸素お
よび二酸化炭素に対する強い非通気性によって特徴がみ
られることが開示されている。しかし、該ハイドロキノ
ン7工/キシ載がない。上記特許公報に記載された方法
に従って該ハイドロキノンフェノキシ重合体を製造して
調べた結果は有機塩素原子の含量は0.3重量%以上で
あり、本発明のポリヒドロキシポリエーテルよりも多い
値であった。
また、該ハイドロキノンフェノキシ重合体は高湿度下で
は失透すると云う欠点も持ち合わせていることがわかっ
た。すなわち、該ハイ(1 0キ7ン7工7キシ重合体
をプレスシートの形態で、気相の高湿度雰囲気下あるい
は水中に浸漬放置したところ透明感が損われる現象が認
められた。
さらに、二価7エ/−ル類にエビハロヒドリンをあらか
じめ反応させて、二価7エ/−ル類のジグリシノルエー
テルあるいはその低重合体を生成せしめ、しかるのちに
さらに二価7エ/−ル類を反応させて樹脂を製造する方
法に関しても、特公昭28−4494号公報に開示され
ている。しかしながら該公報においてはハイドロキノン
のホモポリヒドロキシポリエーテルの開示はない。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、新規なポリヒドロキシポリエーテルを
含有するポリエステル組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、〃スバリャー性特に酸素及び炭酸
ガスに対するバリヤー性に優れたポリヒドロキシポリエ
ーテルとエチレンテレフタレートを主たる構成成分とす
るポリアルキレンテレフタレートからなるポリエステル
組成物を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、〃スバリャー性にf憂れて
いるのみならず透明性、溶融成形性、延伸性に優れたポ
リエステル組成物を提供することにある。
本発明のさらに池の目的は、上記本発明のポリエステル
組成物の延伸成形体、延伸中.中成形体用プリフォーム
及び延伸中空成形体を提供することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から明
らかとなろう。
[問題点を解決するための手段および作用]本発明によ
れば、本発明の上記目的および利,慨は、エチレンテレ
フタレートを主構成単位とするポリ7ルキレンテレ7タ
レート(A)お上ゾポリヒドロキシボリエーテル(B)
からなるポリエステル組成物であって、該ポリヒドロキ
シポリエーテル(B)が、一般式[11 %式%[ 1式中、R1はp−フェニレン基を主成分とする二価の
芳香族炭化水素基を示し、モしてnは正の数である。] によって表わされる実質上線状のポリヒドロキシポリエ
ーテルであって、0−クロル7エ/−ル中25℃で測定
したその極限粘度[’7]が0.10rH/gないし0
.3dQ/g未満の範囲にあり、そして非イオン性有機
ハロゲンの含量が0.2重量%以下の範囲にあるポリヒ
ドロキシポリエーテルであることを特徴とするポリエス
テル組成物によりで達成される。
また本発明によれば、本発明の上記目的および利点は、
エチレンテレフタレートを主vtJ&単位とするポリア
ルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシポ
リエーテル(B)からなるポリエステル組成物の延伸成
形体であって、該ポリヒドロキシポリエーテル(B)が
、一般式[+1(0CH2CHCH20R’)n  ・
・・・[I]H [式中、R1はρ−フェニレン基を主成分とする二価の
芳香族炭化水素基を示し、そしてnは正の数である。1 によって表わされる実質上線状のポリヒドロキシポリエ
ーテルであって、0−クロルフェノール中25℃で測定
したその極限粘度[1が0.10di/gないし0.3
dl/g未満の範囲にあり、そして非イオン性有機ハロ
ゲンの含量が0.2重量%以下の範囲にあるポリヒドロ
キシポリエーテルであることを特徴とするポリエステル
組成物の延伸成形体によって達成される。
さらに、本発明によれば、本発明の上記目的および利点
は、エチレンテレフタレートを主構成単位とするポリア
ルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシポ
リエーテル(B)からなるポリエステル組成物から形成
されたポリエステル延伸中空成形体用プリフォームであ
って、該ポリヒドロキシポリエーテル(B)が、一般式
[1]%式%[1] [式中、R1はp−フェニレン基を主成分とする二価の
芳香族炭化水素基を示し、そして口は正の数である。1 によって表わされる実質上線状のポリヒドロキシポリエ
ーテルであって、0−  クロル7エ/−ル中25℃で
測定したその極限粘度[11が0.10di/gないし
0.3dβ/g未満の範囲にあり、そして非イオン性有
機ハロゲンの含量が0.2重量%以下の範囲にあるポリ
ヒドロキシポリエーテルであることを特徴とするポリエ
ステル延伸中空成形体用プリフォーム。
またさらに、本発明によれば、上記本発明の目的および
利点は、エチレンテレフタレートを主構成単位とするポ
リアルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキ
シポリエーテル(B)からなるポリエステル組成物から
形成されたポリエステル延伸中空成形体であって、該ポ
リヒドロキシポリエーテル(B)が、一般式[11 %式%[1] 1式中、R’はp−フェニレン基を主成分とする二価の
芳香族炭化水素基を示し、そしてnは正の数である。] によって表わされる実質上線状のポリヒドロキシポリエ
ーテルであって、0−クロルフェノール中25℃で測定
したその極限粘度[η]が0.10de/gないし0,
3dN/g未満の範囲にあり、そして非イオン性有機ハ
ロゲンの含量が0.2重量%以下の範囲にあるポリヒド
ロキシポリエーテルであることを特徴とするポリエステ
ル延伸中空成形体によって達成される。
上記本発明のポリヒドロキシポリエーテルは、下記の方
法によって製造される。
すなわち、 (、)  一般式[11] %式%[111 [式中、R1はp−フェニレン基を主成分とする二価の
芳香族炭化水素基を示す。1 で表わされる芳香族ジオールのジグリシジルエーテルと (b)  一般式[111] %式%[11 1式中、R3は前記と同一の基を示す1で表わされる芳
香族ジオールとを、第三アミン、第四アンモニウム化合
物、第三ホスフィンおよび第四ホスホニウム化合物から
選ばれる少くとも1種以上の触媒の存在下に反応させる
ことを特徴とする方法によって製造される。
上記方法において、原料の1つとして用いられる芳香族
ジオールのジグリシジルエーテルは」二記式III]で
表わされるものである。上記式[II]中R゛はp−フ
ェニレン基を主成分とする二価の芳香族炭化水素基を示
す。すなわち、R1はp−7エ二レン基であるか又はp
−フェニレン基から主とし”(tZ+p−フェニレン基
と1)−フェニレン基以外の二価の芳香族炭化水素基と
の混合基であることができる。I)−フェニレン基以外
の芳香族炭化水素基は11−7二二レン基に灯し50モ
ル%以下、好ましくは40モル%以下の割合で存在する
ことができる。1)−フェニレン基以外の二価の芳香族
炭化水素基は例えば、 等であることができる。
上記式[1[]の芳香族ジオールのジグリシジルエーテ
ルとして、R1が1)−フェニレン基である場合には、
次式で示されるハイドロキノンのジグリシジルエーテル
である。
また、上記ハイドロキノンのジグリシジルエーテルとと
もに用いることができる芳香族ジオールのジグリシジル
エーテルとしては、例えば下記の如き化合物を挙げるこ
とができる。
\、1 上記式[11の化合物は、上記一般式[ll11で表わ
した、次式の HO−R’ −OH・・・・・・[I[[](ここで、
R’の定義は上記に同じである)芳香族ジオールと下記
式[[] (ここで、Xはハロゲン原子である) テ表わされるエビハロヒドリンとを塩基性化合物の存在
下で反応せしめて製造することができる。
上記芳香族ジオールとエビハロヒドリンとから得られる
上記式[11]の芳香族ジオールのジグリシジルエーテ
ルは、芳香族ジオールとエビハロヒドリンとのモノグリ
シツルエーテルあるいは低重合体のグリシツルエーテル
などを少量含有していてもかまわない。
上記製造方法において、同様に原料の1つとして用いら
れる芳香族ジオールおよび上記式[R1の芳香族ジオー
ルのジグリシジルエーテルを製造するために用いられる
芳香族ジオールは、上記式[11(]で表わされるもの
である。下記式[ll11中、R1はp−フェニレン基
を主成分とする二価の芳香族炭化水素基を示し、上記式
[11]について記述したものと同様の基を例示できる
それ故、上記式[111の化合物としては、例えばハイ
ドロキノンあるいはハイドロキノンと他の芳香族ジヒド
ロキシ化合物、例えばレゾルシノール、メチルハイドロ
キノン、I)wl)’−ビフェノール、ビスフェノール
A1ビスフエノールF、ビス7エ/−ルACP、ビスフ
ェノール上1ビスフエノールV、4.4’−ジヒドロキ
シジフェニルエーテル又はビスフェノールS等との混合
物があげられる。
上記製造方法は上記の如き芳香族ジオールのジグリンク
ルエーテルと芳香族ジオールとを第三アミン、第四アン
モニウム化合物、第三ホスフィンまたは第四ホスホニウ
ム化合物の少なくとも1種以上を触媒として用いて反応
させることにより実施される。
芳香族ジオールのジグリシジルエーテル[111と芳香
族ジオール[I]との使用割合は芳香族ジオール1モル
当り芳香族ジオールのジグリシジルエーテルが少い場合
には0.75〜0.95モル、好ましくは0.80〜0
.95モル、さらに好ましくは0.83〜0.95モル
の割合の範囲、また芳香族ジオール1モル当り芳香族ジ
オールのジグリシジルエーテルが多い場合には1.05
〜1゜25モル、好ましくは1.05〜1.20モル、
さらに好ましくは1.05〜1.18モルの割合の範囲
で用いられる。
触媒として用いられる第三アミンとしては例えばトリエ
チルアミン、トリーn−プロピルアミン、トリーイソプ
ロピルアミン、トリーn−ブチルアミン、トリーセカン
グリーブチルアミン、トリーローヘキシルアミン、ジメ
チルペンシルアミン、ジメチルペンシルアミン、トリベ
ンジルアミンなどをあげることができる。まtこ第四ア
ンモニウム化合物としては例えば水酸化テトラメチルア
ンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化
テトラn−プロピルアンモニウム、水酸化テトライソプ
ロピルアンモニウム、水酸化テトラ−n−ブチルアンモ
ニウム、水酸化トリメチルベンノル7ンモニウム、水酸
化トリエチルベンノルアンモニウム をあげることができる。また第三ホスフィンとしては例
えばトリエチルホスフィン、トリーI+ーブチルホスフ
ィン、トリフェニルホスフィン、トリノニルフェニルホ
スフィンなどをあげることができる,?!:らに第四ホ
スホニウム化合物としては、例えば水酸化テトラメチル
ホスホニウムなどのような水酸化第四ホスホニウム化合
物、をあげることがでさる。
これらの触媒の使用量は芳香族ジオール1モル当り0,
001〜10モル%、好ましくは0.005〜5モル%
、さらに好ましくは0.01〜1モル%の範囲であるこ
とが好適である。
また上記製造方法において、芳香族ジオールのモル量よ
りも芳香族ジオールのジグリシジルエーテルのモル量を
多く用いる場合には、生成物であるポリヒドロキシポリ
エーテルの末端を安定化させるために、1個の7エ/−
ル性水酸基を含有する化合物を少量添加して反応させる
ことができる6それらの7二/−ル性水酸基を1個含有
する化合物としてはフェノール、O−クレゾール、輸−
クレゾール、p−クレゾール、p−t−ブチルフェノー
ル、p−フェニルフェノール、p−クミルフェノール、
p−メトキシフェノールなどを例示することができる。
これらのフェノール性水酸基を1個含有する化合物を用
いる場合には、通常芳香族フォール1モル当り0.25
モル以下、好ましくは0.20モル以下、さらに好まし
くは0.18モル以下の量を用いることが好適である。
さらに該製造方法においては、反応中の系の粘度を低減
させて反応を好適に進行せしめるために、不活性な溶媒
を使用することもできる。それらの溶媒としては、例え
ばn−デカン、デカヒドロナフタリンなどの飽和炭化水
素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、トリメチルベン
ゼン、テトラメチルベンゼン、エチルベンゼン、キュメ
ン、n−ブチルベンゼン、テトラヒドロナフタリン、ナ
フタリンなどの芳香族炭化水素類、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン、2−へキサノン、シクロヘ
キサノン、アセトフェノンなどのケトンM、N、N−ツ
メチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドンなど
のアミド類、ツメチルスルホキシドなどのスルホキシド
類などをあげることができる。これらの溶媒を使用する
場合には通常生成する重合体1重量部あたり、例えば2
重量部以下、好ましくは1重量部以下、さらに好ましく
は0.5重量部以下用いられ、これらの溶媒は反応終了
前に系を減圧に操作したり、あるいは反応終了後に再沈
殿を行うなどの常法によって生成物であるポリヒドロキ
シポリエーテルから分離除去される。
反応は通常約70〜300℃、好ましくは80〜270
℃の温度で実施される。反応は通常常圧ないし加圧下に
実施されるが、粘度調整のために用いた溶媒を除去する
ためなどの場合には減圧の条件下でも実施される。反応
は通常攪拌下に0゜5〜10時間で終了する。反応後、
それ自体公知の方法により、反応系から生成物であるポ
リヒドロキシポリエーテルを分離・取得する。
かくして、上記v1遣方法によれば、上記のとおり、下
記式[【1 %式%[] (ここでR1の定義は上記に同じであり、そしてnは正
の数である。) で表わされる実質−上線状のポリヒドロキシポリエーテ
ルが得られる。上記式において、nの値は該ポリヒドロ
キシポリエーテルの極限粘度[η1が0.10dλ/g
ないし0,3dA/g未満となるように定まる正の数で
ある。極限粘度および溶融粘度は後に定義する方法で測
定される。実質上線状構造とは直鎖状または分枝鎖を有
する鎖状構造から実質的に成ることを意味し、実質的に
デル状架橋構造(網状構造)ではないことを意味する。
このことは、上記のポリヒドロキシポリエーテルが極限
粘度を測定する際の溶媒に実質的に完全に溶解されるこ
とによって確認される。
該ポリヒドロキシポリエーテルは、上記のとおり、0,
10dA/g〜0.3dl/g未満の極限粘度を有して
いる。極限粘度が0,10d4/gより小さいときには
、ポリヒドロキシポリエーテルを製造する際に押出機に
よりストランド状で連続的に取り出すことが難しくなっ
たり、さらにはカッターを用いて連続的にチップ化する
ことが難しくなるなど操作性が低下するようになる。該
ポリヒドロキシポリエーテルは好ましくは0.13〜0
゜3dl/g、より好ましくは0.15〜0.3df/
gの極限粘度を示す。
本発明のポリヒドロキシポリエーテルは含有されている
非イオン性有機ハロゲンが0.2重量%以下の範囲、好
ましくは0.15重量%以下の範囲にある。本発明の該
ポリヒドロキシポリエーテルの製造方法はもつとも非イ
オン性有機ハロゲンの含量、を少なくできる方法であり
、上記範囲の非イオン性有機ハロゲンの含量の範囲は、
原料である芳香族ジオールのジグリシジルエーテルの純
度が良いものを用いることによって通常容易に達成され
る。
ユニで非イオン性有槻ハロゲンとは、該ポリヒドロキシ
ポリエーテル中に共有結合によって化合して存在する有
機のハロゲン元素であり、その量は燃焼7ラスコ法(S
 chijniger)等によって求められる全ハロゲ
ン含量から硝酸銀滴定法などによりて求められる無機ハ
ロゲン(7リーイオン性ハロゲン)の含量を差引くこと
によって決定することができる。
本発明のポリヒドロキシポリエーテルは、それを製造す
る際に使用する原料化合物の割合によりて、その末端が
ハイドロキノン単位 リン単位(−0CH2CHCH20H)、あるいは工H ポキン基(CH2CHCH2)であることかで\1 きる。これらの末端水酸基(−0H)、あるいは工のエ
ステル化法あるいはエーテル化法によりカルボン酸エス
テル例えば酢酸エステル(−〇C0CR、)あるいはエ
ーテル例えばニドキシ基(−0C2H5)に変換するこ
とができる。本発明のポリヒドロキシポリエーテルには
上記の如き種々の末端を持つものが包含される。
本発明のポリヒドロキシポリエーテルは30〜150℃
のガラス転移温度を有しており、好ましくは40〜12
0℃のガラス転移温度を有する。
本発明のポリヒドロキシポリエーテルは重量平均分子N
(Mw)と数平均分子量(M n )との比(M―/M
n)で定義される分子量分布を示す値が通常例えば1.
5〜10の範囲に存在する。
本発明のポリエステル組成物を構成するもう一つのポリ
フルキレンテレ7クレー)(A)は、エチレンテレフタ
レートを主構成単位とするポリエステルである。該ポリ
アルキレンテレフタレートのうちのエチレンテレフタレ
ート構成単位の含有率は通常は50モル%以上、好まし
くは70モル%以上の範囲である。該ポリアルキレンテ
レフタレートを構成するジカルボン酸成分単位としては
、テレフタル酸成分単位以外に他の芳香族系ジカルボン
酸成分単位の少量を含有していても差しつかえない、テ
レフタル酸成分単位以外の他の芳香族系ジカルボン酸成
分単位として具体的にはイン7り)LR17タル酸、ナ
フタリンジカルボン酸すどを例示することができる。該
ポリアルキレンテレ7タンートを構成するジオール成分
単位としては、エチレングリフール成分単位以外に他の
ジオール成分単位の少量を含有していても差しつかえな
い。
エチレングリコール成分単位以外の他のジオール成分単
位として具体的には、1.3−プロパンツオール、1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロ
ヘキサンジオール、シクロヘキサンノメタノール、1,
4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,3
−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、2,2−
ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン
、ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホ
ンなどの炭素原子数が3ないし15のジオール成分単位
を例示することができる。
また、該ポリアルキレンテレフタレートには、前記芳香
族系ジカルボン酸成分単位および曲記ジオール成分単位
の他に必要に応じて多官能性化合物の少量を含有してい
ても差しつかえない。多官能性化合物成分単位として具
体的には、トリメリット酸、トリノシン酸、3.3’ 
、5.5’ −テトラカルボキシジフェニルなどの芳香
族系多塩基酸、ブタンテトラカルボン酸などの脂肪族系
多塩基酸、70ログルシン、1.2,4.5−テトラヒ
ドロキシベンゼンなどの芳香族系ポリオール、グリセリ
ン、トリノチローIレエタン、トリメチロールプロパン
、ペンタエリスリトールなどの脂肪族系ポリオール、酒
石酸、リンゴ酸などのオキシポリカルボン酸などを例示
することができる。
該ポリアルキレンテレフタレートの構成成分の組成は、
テレフタル酸成分単位の含有率が通常50ないし100
モル%、好ましくは7oないし100モル%の範囲にあ
り、テレフタル酸成分単位以外の芳香族系ノカルボン酸
成分単位の含有率が通常Oないし50モル%、好ましく
は0ないし30モル%の範囲にあり、エチレングリコー
ル成分単位の含有率が通常50ないし100モル%、好
ましくは70ないし100モル%の範囲にあり、エチレ
ングリコール成分単位以外のジオール成分単位の含有率
が通常0ないし50モル%、好ましくはOないし30モ
ル%の範囲および多官能性化合物成分単位の含有率が通
常Oないし2モル%、好ましくはOないし1モル%の範
囲にある。また、該ポリフルキレンテレフタレートの極
限粘度[+7](フェノール−テトラクロルエタン混合
溶媒(重量比1/1)中で25℃で測定した値)は通常
0. 5ないし1.5dl/g、好ましくは0.6ない
し1゜2djt/gの範囲であり、融点は通常210な
いし265℃、好ましくは220ないし260℃の範囲
であり、ガラス転移温度は通常50ないし120℃、好
ましくは60ないし100°Cの範囲である。
本発明のポリエステル組成物において、該ポリヒドロキ
シポリエーテル(B)の配合割合は該ポリアルキレンテ
レフタレート(A)の100重量部に対して通常は1な
いし100重量部、好ましくは2ないし50重量部、と
くに好ましくは3ないし30重量部の範囲である。
本発明のポリエステル組成物には、前記ポリアルキレン
テレフタレート(A)および前記ポリヒドロキシポリエ
ーテル(B)の他に必要に応じて従来公知の核剤、無機
充填剤、滑剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、安
定剤、帯電防止剤、防曇剤、顔料などの各種の添加剤の
適量が配合されていても差しつかえない。
本発明のポリエステル組成物は通常の成形方法によりフ
ィルム、シート、繊維、容器、その他種々の形状の成形
体の素材として未延伸の状態で使用することができる。
さらに、該ポリエステル組成物を延伸状態でフィルム、
シート、容器とし成形すると、〃スバリャー性がさらに
優れた成形体が得られる0次に、本発明のポリエステル
組成物の延伸成形体について説明する。
本発明のポリエステル組成物&物の延伸成形体には、−
軸延伸成形体および二軸延伸成形体があり、その形態は
フィルム、シート、繊維のいずれかであってもよい。こ
こで、該ポリエステルの延伸成形体が一紬延伸されたも
のである場合には、その延伸倍率は通常1.1ないし1
0倍、好ましくは1゜2ないし8倍、とくに好ましくは
1.5ないし7倍の範囲である。また該延伸成形体が二
軸延伸された物である場合には、その延伸倍率は縦軸方
向に通常1.1ないし8倍、好ましくは1.2ないし7
倍、とくに好ましくは1.5ないし6倍の範囲であり、
横軸方向には通常1.1ないし8倍、好ましくは1.2
ないし7倍、とくに好ましくは1.5ないし6倍の範囲
である。該延伸物はその使用目的に応じてヒートセット
を施すことも可能である。
本発明のポリエステル組成物の延伸成形体を製造する方
法゛としては、従来から公知のいずれの方法も採用する
ことができる。一般には、前記ポリエステル1llrR
物またはこれにさらに必要に応じて前記添加物を含む組
成物より成形したフィルムまたはシートなどの原成形体
をそのまま、あるいは−旦プラス転移点以下の温度に冷
却固化させたのちに再加熱して、次いでこの原成形物を
ガラス転移点ないし融点、好ましくはプラス転移、へな
いしガラス転移点よりも80℃高い温度の範囲で延伸処
理が施される。延伸物にヒートセットを施すには、前記
延伸温度ないしそれより高い温度で適宜の短時間加熱処
理が行われる。
本発明のポリエステルM成物の延伸成形体を製造する方
法として原成形体がフィルムまたはシートである場合に
は、未延伸のフィルムまたはシート状物を一紬方向に延
伸する方法(−軸延伸)、縦軸方向に延伸した後さらに
横軸方向に延伸する方法(二軸延伸)、縦軸方向および
横軸方向に同時に延伸する方法(二軸延伸)、二軸延伸
した後にさらにいずれかの一方向に逐次延伸を繰返す方
法、二軸延伸した後にさらに両方向に延伸する方法、フ
ィルムまたはシート状物と金型との間の空間を滅圧する
ことによって延伸成形するいわゆる真空成形法などを例
示することができる。また、これらのポリエステル組成
物の延伸成形体は他の樹脂と積層した形態で製造するこ
とも可能である。そのような製造方法として、該ポリエ
ステル組成物のフィルムまたはシートなどの蒸成形体を
他の樹脂のフィルムまたはシートなどの蒸成形体と、そ
れぞれ単層あるいは複層したのち延伸する方法、あるい
は該ポリエステル組成物の延伸成形体に他の樹脂のフィ
ルムまたはシートをJ&着する方法などを例示すること
ができる。
本発明のポリエステル組成物の延伸成形体は、機械的強
度、透明性および〃スバリャー性などの性質に優れてい
るので、フィルム、シート、管状体、容器、瓶などの種
々の用途に利用することができる。
本発明のポリエステル延伸中空成形体用プリフォームは
、前記ポリエステル組成*/Iから形成されるものであ
り、従来から公知の方法によって作111i、される。
たとえば、前記ポリエステル組成物からなる管状物を成
形加工することによって本発明のポリエステル中空成形
体用プリフォームが得られる。
本発明のポリエステル延伸中空成形体は前記ポリエステ
ル組成物から形成される延伸中空成形体であり、前記延
伸中空成形体用プリフォームを延伸ブロー成形すること
により製造される。該延伸中空成形体は一紬延伸成形体
である場合もあるし、二軸延伸状物である場合もあるが
、一般には二軸延伸状物が機械的強度および〃スバリャ
ー性に優れているので好適である。該延伸延伸中空成形
体の延伸倍率は前記該ポリエステル組成物の延伸成形体
において記載した延伸倍率がそのまま適用される。
本発明のポリエステル延伸中空成形体は前記ポリエステ
ル中空成形体用プリフォームを延伸ブロー成形すること
に上り製造される。その方法としては、前記温度のプリ
フォームをtIi軸方向に延伸した後にさらにプロー成
形することによって横軸方向に延伸する方法(二軸延伸
ブロー成形)などを例示することができる。
本発明のポリエステル延伸中空成形体は、機械的強度、
透明性および〃スバリャー性に優れているので種々の用
途に利用することができる。とくに、本発明の二軸延伸
多層プロー成形容器は〃スバリャー性に優れているので
、調味料、油、ビール、日本酒などの酒類、コーラ、サ
イグー、ノユースなどの清涼飲料、化粧品、洗剤などの
容器として優れているが、とりわけビールまたは炭酸飲
料の容器として使用すると容器の肉厚を薄くすることが
可能となり、また賞味期間を延長させることが可能とな
る。
[実施例1 次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。なお
、実施例において使用したポリヒドロキシポリエーテル
は参考例に示す方法で製造した。
また、参考例、実施例および比較例において、部は重量
部を意味しており、さらに性能評価は以下の方法に従っ
て行った。
ポリヒドロキシポリエーテルの組成は核磁気共鳴スペク
トルを測定することによって求めた。
ポリヒドロキシポリエーテルの極限粘度[η1は0−ク
ロルフェノール中25℃で測定した。
ポリヒドロキシポリエーテル中の非イオン性有機ハロゲ
ンの含量は青藻、及用、分析化学、第31巻、E−37
5頁(1982)に記載されている方法に準じて、まず
燃焼フラスコ法(S choniHer法)によって全
ハロゲン含量を求め、ついで硝酸銀滴定法によって無機
ハロゲン(フリーイオン性ハロゲン)の含量を求めて、
両者の差によって決定した。
すなわちポリヒドロキシポリエーテルの試料約50ミリ
グラムを精秤し、フラスコ中で燃焼法により完全に分解
し、その分解〃スを10m1の水中に導びき吸収液を調
製した。ついでその吸収液を米国グイオネツクス社製2
00Oi型イオンクロマトグラフィー(カラム;同社%
1AS−4型イオンクロマトグラフィーカラム、溶gl
Ia:2.8ミリモル重炭酸ナトリウムおよび2.25
ミリモル炭酸す) IJウム混合水溶液、検出器;電気
伝導度検出器)を用いて測定した。
また、7リーイオン性塩素の含量は、ポリヒドロキシポ
リエーテルの試料的10gを精秤し、シクロヘキサノン
100+/!を加えて加熱攪拌下に溶解し、常温に冷却
後蒸留水2mlおよび酢酸1m2を加えて測定溶液を調
製した。ついでメトローム社製自動滴定装置E−536
型(ビューレット容量:10a+J!、電甑:複合型銀
電極)を用いて、N1500イソプロピルアルコール性
硝酸銀溶液で滴定した。ポリヒドロキシポリエーテルの
試料を用いない空試験を行ない試料を用いた場合との差
を基に計算した6 ポリヒドロキシポリエーテルのガラス転移温度は溶融流
動状態に加熱した後室温に急冷することにより得られた
樹脂試料を示差走査型熱量計を用いて昇温速度10℃/
winで測定して求めた。
ポリエステル組成物の透明性は日本主色工業(株)製N
DH−20型ヘーズメーターを使用し、JIS−に67
14に準じて測定した。
ポリヒドロキシポリエーテル組成物のシートあるいは延
伸フィルムの〃スバリャー性については、酸素ガス透過
係数はモコン(M OCON )社製オキシトラン(O
X T RA N )装置を用いて、また炭酸ガス透過
係数はモフン(MOCON>社製パーマトラン(PER
MATRAN)C−IY装置を用いて、それぞれ25℃
で測定した。
参考例1 ハイドロキノン22021、ハイドロキノンジグリシジ
ルエーテル(エポキシ含有量:8.98eq/kg、末
端ヒドロキシル基含有i1:20 eq/ 10 ’g
)4010部、シクロヘキサノン2800部および水酸
化テトラエチルアンモニツムの20%水溶液13部を攪
拌装置、還流装置、留出管および底部に排出弁を装備し
た反応槽に仕込んだ。U流装置および留出管はいずれも
バルブを介して反応槽に装備されており、それぞれのバ
ルブを開閉することによって、還流あるいは蒸発成分を
県外に留去できるようになっている。また、留出管は真
空ポンプと減圧13I整器からなる真空装置に接続され
ており、蒸発物を減圧下に留去可能な構造となりている
。重合は留出管へのバルブを閉め、一方還流装置へのバ
ルブを開けて還流が可能な状態にして、まず系内を十分
に窒素置換したのち、約130℃で約2時間ついで約1
50℃に昇温しで約3時間窒素雰囲気下常圧で攪拌下に
保持して反応を進行させた。ついで留出管へのバルブを
開け、還流装置へのバルブを閉めたのち、反応系を17
0℃まで約1時間をかけて昇温し、さらに約170℃で
約1時間攪拌下に保持した。この間シクロヘキサノンが
留出管を通して留去され、系内の粘度が上昇した。つい
で、約1時間をかけて反応系内の温度を約240℃まで
昇温するとともに、真空ポンプを査動させて系内の圧力
を常圧から約2mmHgまで徐々に降下させ、さらに約
240℃約2LLIIaHgで約1時間保持した。この
間、少量の残存しているシクロヘキサノンおよび未反応
のハイドロキノンが留去された。
以上のような重合反応後、糸を窒素で常圧まで戻すとと
もに温度を約150°Cまで降下させた後、反応槽底部
の排出弁を開き、生成した重合体をストランド状に抜き
出し、水中を通して冷却したのち、カッターを用いて切
断しベレット状にした。
さらに得られたペレットは約40℃で減圧下に乾燥した
このようにして得られた重合体は極限粘度[vlが0.
28dj!/gであり、ガラス転移温度は57°Cであ
り、またその非イオン性有機塩素の含量は0.022重
量%であるハイドロキ/ンポリヒドロキシボリエーテル
であった。
参考例2 参考例1に示した反応槽を用いて、ハイドロキノンジグ
リジノルエーテルの量を3697部とする以外は参考例
1と同様にしてハイドロキノンとハイトロキノンジグリ
シシルエーテルとの重合反応を行なった。
重合終了後、系を窒素で常圧までもどすとともに温度を
130℃まで降下させたのち反応槽底部の排出弁を開き
、生成した重合体を抜き出した。
排出された重合体はストランド状ではあった。しかし水
中を通して冷却された後は割れやすい性状であったので
、カッターによるベレット化も可能ではあったが、クラ
ッシャーを用いて粗い粉状の形態として回収した。さら
に実施例1と同様にして減圧下に乾燥した。
このようにして得られた重合体は極限粘度[η]が0.
16di!/gであり、ガラス転移温度が55℃であり
、またその非イオン性有機塩素の含量は0.020重量
%であるハイドロキノンポリヒドロキシポリエーテルで
あった。
参考例3 参考例1に示した反応槽を用いて、ハイドロキ7ンノグ
リシジルエーテルの量を4900部とする以外は参考例
1と同様にして約130℃で約2時間、ついで約150
℃で約3時間までの初期の重合反応を行った。このよう
な初期の重合反応を終えたのちp−クミルフェノールを
425部を添加して、さらに約150 ’Cで約1時間
反応させた。
ついでその後は再び参考例1と同様にパルプ開閉繰作を
したのち約170℃まで約1時間かけて昇温したのち約
1時間保持し、さらに約240℃までの昇温と約2mm
1(Hまでの減圧を約1時間かけて実施したのち約1時
間保持する後重合反応を行った。さらに重合反応後参考
例1と同様に後処理してベレット状の重合体を得た。
このようにして得られた重合体は極限粘度[’7]が0
.26dl/gであり、ガラス転移温度が57℃であり
、また非イオン性有機塩素の含量が0゜021重世%で
あるハイドロキノンポリヒドロキシポリエーテルであっ
た。
参考例4 参考例1に示した反応槽を用いて、ハイドロキノンのか
わり1こハイドロキノン1762fflSとrltp’
−ビフェノール745部との混合物を用いる以外は参考
例1と同様に重合および後処理を行なって、ベレット状
の重合体を得た。
このようにして得られた重合体は極限粘度[’7]が0
,26dj?/gであり、ガラス転移温度が70℃であ
り、非イオン性有機塩素の含量が0.020重量%であ
る、ハイドロキノンとfltl)’−ビフェノールとの
モル比が89:11のハイドロキノン−pep’−ビフ
ェノールコポリヒドロキシポリエーテルであった。
実施例1〜3 150℃で10時間乾燥させたポリエチレンテレフタレ
ート(三井ベツ) 84脂株式会社製、三井PET  
J135)100部に対して、参考例1のポリヒドロキ
シポリエーテルの表1記載の量をそれぞれ混合し、それ
らの混合物を押出し機を用いて各々成形温度約250〜
290℃で溶融押出を行ない、さらに冷却後カッターを
用いて切断してポリエチレンテレフタレートとポリヒド
ロキシポリエーテルとの組成物のベレットを作製した。
さらにそれらのベレットを用いてプレス成形を行い、約
100μの厚みをもつプレスシートを作製した。つぎに
それらの組成物のプレスシートを二軸延伸装置を用いて
、縦軸方向および横軸方向にそれぞれ3倍に同時延伸し
て、二軸延伸フィルムを作製した。
得られた二軸延伸フィルムはいずれも厚みが約11μで
あり、厚みむらも少なく均一に延伸されたものであった
。また得られた組成物のプレスシート、二軸延伸フィル
ム及びその透明性および炭酸ガス透過係数は表1記載の
とおりであった。
比較例1 実施例1において用いたポリエチレンテレフタレートを
プレス成形して約100μの厚みをもつプレスシートを
作成した。そのプレスシートの會り度(HAZE)を測
定した結果1.5%であり、また炭酸ガス透過係数は2
5+/l! ・am/i’・day・atuであった。
さらにそのプレスシートを実施例1と同様に二軸延伸し
て、厚みが約11μである二軸延伸フィルムを作製した
。その二軸延伸フィルムの曇り度(HAZE)は0.3
%であり、また炭酸〃ス透過係数は15 vj! ・a
m/ m2・day−atn+であった。
実施例4〜6 実施例1〜3におけるポリエチレンテレフタレートとポ
リヒドロキシポリエーテルとの混合物を、射出成形機を
用いて成形温度的270℃でそれぞれ射出成形して厚さ
がいずれも約3.2Mll1であるプリフォーム(コー
ルドパリソン)を作製した。ついで、これらのプレフォ
ームをそれぞれ二軸延伸吹込成形機を用いて縦約2.5
倍および横約4倍に二軸延伸吹込成形して内容積が約1
1の延伸ボトルを作製した。これらの延伸ボトルの側面
の透明性及び炭酸ガス透過度および酸素〃ス透過度およ
び酸素〃ス透過度を測定した結果はそれぞれ表2記載の
とおりであった。
比較例2 実施例1において用いたポリエチレンテレフタレートを
射出成形して実施例4におけるプリフォームと同じF!
−さ(約3.211II11)をもつポリエチレンテレ
フタレートだけからなるプリフォームを作製した。つい
でこのプリフォームを実施例4と同様に二軸延伸ブロー
して、内容積的12の延伸ボトルを作製した。
この延伸ボトルの物性を測定した結果、ボトル側面の曇
り度(HAZE)は0.4%、炭酸ガス透過度は4 、
 OmA / day−bottle−atuまたは酸
素ガス透過度は1 、 1 ml day−bottl
e−armであった。
実施例7〜9 参考例2〜4のポリヒドロキシポリエーテルの各々10
部を実施例1で用いたポリエチレンテレ7タレー)10
0部とそれぞれ混合し、さらに各々の混合物を実施例1
と同様に押出機を用いて混練して組成物のベレットを作
製した。さらにそれぞれのペレットを用いて実施例1と
同様に約10Oμの厚みをもつプレスシートを作製した
。そrらのプレスシートの透明性および炭ll112〃
ス透過度を測定した結果はそれぞれ表3記載のとおりで
あな。
さらに、それらのプレスシートを用いて実施例1と同様
にして厚みが約11μの二軸延伸フィルムをそれぞれ作
製した。それらの二軸延伸フィルムの透明性および炭酸
〃ス透過度はそれぞれ表3記載のとおりであった。
実施例10〜12 実施例7〜9におけるそれぞれのポリエチレンテレフタ
レートとポリヒドロキシポリエーテルとのm酸物のベレ
ツシを用いて、それぞれ実施例4と同様に射出成形して
いずれも厚みが約3.2+uaであるプリフォームを作
製した。ついでこれらのプリフォームを各々実施例4と
同様に二軸延伸吹込み成形して内5i7積が約11であ
る延伸ボトルを作製した。これらの延伸ボトルの側面の
透明性、炭酸〃ス透過度および酸素ガス透過度を測定し
た結果はそれぞれ表4記載のとおりであった。
[発明の効果1 本発明のポリエステル組成物は溶融成形性、延伸成形性
、透明性および〃スバリャー性に優れ、延伸成形体、延
伸中空成形体プリフォーム、延伸中空成形体素材として
優れている。
外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エチレンテレフタレートを主構成単位とするポリア
    ルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシポ
    リエーテル(B)からなるポリエステル組成物であって
    、該ポリヒドロキシポリエーテル(B)が、一般式[
    I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[ I ] [式中、R^1はp−フエニレン基を主成分とする二価
    の芳香族炭化水素基を示し、そしてnは正の数である。 ] によって表わされる実質上線状のポリヒドロキシポリエ
    ーテルであって、o−クロルフェノール中25℃で測定
    したその極限粘度[η]が0.10dl/gないし0.
    3dl/g未満の範囲にあり、そして非イオン性有機ハ
    ロゲンの含量が0.2重量%以下の範囲にあるポリヒド
    ロキシポリエーテルであることを特徴とするポリエステ
    ル組成物。 2、エチレンテレフタレートを主構成単位とするポリア
    ルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシポ
    リエーテル(B)からなるポリエステル組成物の延伸成
    形体であって、該ポリヒドロキシポリエーテル(B)が
    、一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[ I ] [式中、R^1はp−フエニレン基を主成分とする二価
    の芳香族炭化水素基を示し、そしてnは正の数である。 ] によって表わされる実質上線状のポリヒドロキシポリエ
    ーテルであって、o−クロルフェノール中25℃で測定
    したその極限粘度[η]が0.10dl/gないし0.
    3dl/g未満の範囲にあり、そして非イオン性有機ハ
    ロゲンの含量が0.2重量%以下の範囲にあるポリヒド
    ロキシポリエーテルであることを特徴とするポリエステ
    ル組成物の延伸成形体。 3、エチレンテレフタレートを主構成単位とするポリア
    ルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシポ
    リエーテル(B)からなるポリエステル組成物から形成
    されたポリエステル延伸中空成形体用プリフオームであ
    って、該ポリヒドロキシポリエーテル(B)が一般式[
    I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[ I ] [式中、R^1はp−フエニレン基を主成分とする二価
    の芳香族炭化水素基を示し、そしてnは正の数である。 ] によって表わされる実質上線状のポリヒドロキシポリエ
    ーテルであって、o−クロルフェノール中25℃で測定
    したその極限粘度[η]が0.10dl/gないし0.
    3dl/g未満の範囲にあり、そして非イオン性有機ハ
    ロゲンの含量が0.2重量%以下の範囲にあるポリヒド
    ロキシポリエーテルであることを特徴とするポリエステ
    ル延伸中空成形体用プリフオーム。 4、エチレンテレフタレートを主構成単位とするポリア
    ルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシポ
    リエーテル(B)からなるポリエステル組成物から形成
    されたポリエステル延伸中空成形体であって、該ポリヒ
    ドロキシポリエーテル(B)が一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[ I ] [式中、R^1はp−フエニレン基を主成分とする二価
    の芳香族炭化水素基を示し、そしてnは正の数である。 ] によって表わされる実質上線状のポリヒドロキシポリエ
    ーテルであって、o−クロルフェノール中25℃で測定
    したその極限粘度[η]が0.10dl/gないし0.
    3dl/g未満の範囲にあり、そして非イオン性有機ハ
    ロゲンの含量が0.2重量%以下の範囲にあるポリヒド
    ロキシポリエーテルであることを特徴とするポリエステ
    ル延伸中空成形体。
JP25076787A 1987-10-06 1987-10-06 ポリエステル組成物およびその用途 Pending JPH0195153A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25076787A JPH0195153A (ja) 1987-10-06 1987-10-06 ポリエステル組成物およびその用途
EP19880908745 EP0349648A4 (en) 1987-10-06 1988-10-06 Polyhydroxy polyethers, process for their production and their uses
KR1019890701014A KR890701661A (ko) 1987-10-06 1988-10-06 폴리하이드록시 폴리에테르, 그 제조법 및 그 용도
PCT/JP1988/001019 WO1989003405A1 (en) 1987-10-06 1988-10-06 Polyhydroxy polyethers, process for their production and their uses

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25076787A JPH0195153A (ja) 1987-10-06 1987-10-06 ポリエステル組成物およびその用途

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0195153A true JPH0195153A (ja) 1989-04-13

Family

ID=17212739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25076787A Pending JPH0195153A (ja) 1987-10-06 1987-10-06 ポリエステル組成物およびその用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0195153A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0171161B1 (en) Polymer blends and articles prepared therefrom
EP0678554B1 (en) Polyester composition containing a copolyester
US4692506A (en) Five-component copolyester, process for preparation thereof, and shaped articles thereof
EP0199564B1 (en) Polyhydroxy polyether, process for its production and its use
JPH0255727A (ja) ポリヒドロキシポリエーテルおよびその用途
EP0230099A2 (en) Polyhydroxypolyethers, process for production thereof, and use thereof
JPH0195153A (ja) ポリエステル組成物およびその用途
JPH0195129A (ja) ポリヒドロキシポリエーテルおよびその用途
JPS63183953A (ja) ポリエステル組成物およびその用途
JPH0193352A (ja) ポリエステル積層成形体およびその用途
JPS61241323A (ja) ポリヒドロキシポリエ−テル、その製法およびその用途
JPS6225151A (ja) ポリエステル組成物およびその用途
JPH0232152A (ja) ポリエステル樹脂組成物およびその用途
JPS6215222A (ja) ポリヒドロキシポリエステル、その製法およびその用途
JPS62195019A (ja) ポリヒドロキシポリエ−テルエステルの製造方法
JPH02145337A (ja) ポリエステル樹脂積層体およびその用途
JPS62106925A (ja) ポリヒドロキシポリエ−テルおよびその用途
JPS62106957A (ja) ポリエステル組成物およびその用途
JPS61296028A (ja) ポリエ−テルエステル、その製法およびその用途
JPH0255759A (ja) ポリエステル樹脂組成物およびその用途
JPS63153135A (ja) ポリエステル積層成形体およびその用途
JPH0255133A (ja) ポリエステル樹脂積層成形体およびその用途
JPS61241349A (ja) ポリエステル組成物およびその用途
JPS6215255A (ja) ポリエステル組成物およびその用途
JPS63146925A (ja) ポリヒドロキシポリエ−テルおよびその用途