JPH0194895A - 洗濯機の給水制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、自動洗濯機等の給水制御装置に関する。

〈従来技術〉 従来の自動洗濯機は、給水工程、洗濯工程、注水すすぎ
工程、脱水工程を順次行っていた。給水は洗濯機本体の
給水路から１５１／分程度で行ない、注水すすぎ時は、
第８図のタイムチャートの如（、オーバーフロー水位を
水位センサーによって読み取ることな（、注水すすぎ時
間Ｔ中は、給水弁を開（オン）状態にしていた。

く　発明が解決しようとする問題点　〉しかし、給水弁
の流量が増加すれば、注水すすぎの際、給水弁をオンし
続けていると、洗濯水槽からの水の飛散やあふれが起こ
り、水の無駄使いとなった。また、洗濯機を設置した床
面に水があふれ出すおそれもあった。

本発明は、上記に鑑み、洗濯水槽からの水の飛散やあぶ
れを“防止し、給水弁の流量を増すことによる注水すす
ぎ時の給水時間の短縮をも図れる洗濯機の給水制御装置
の提供を目的としている。

〈　問題点を解決するための手段　〉 本発明による問題点解決手段は、第１，２図の如く、洗
濯機本体１に内装支持された洗濯水槽７と、該洗濯水槽
７に給水する給水路２１と、該給水路２１に介設された
給水弁２３と、該給水弁２３を開閉駆動する給水弁駆動
部２８とを具えた洗濯機において、前記洗濯水槽７の水
位を検出するための水位センサー３２と、該水位センサ
ー３２の出力信号により前記給水弁駆動部２８に給水弁
開閉信号を出力する制御回路２９とが設けられ、該制御
回路２９は、注水すすぎ時に水位センサー３２の基準水
位信号により前記給水弁駆動部２８に給水弁閉信号を出
力するオーバーフロー制御手段２９Ｂを有せしめられた
ち・の゛である。

〈作用〉 上記問題点解決手段において、すすぎ工程では、水位セ
ンサー３２により水位が検出され、オーバーフロー水位
になった後、一定時間後に給水弁２３を閉とする。その
ため、すすぎ工程では給水弁２３が断続的に開放するの
で、給水弁２３の流量が増しても洗濯水槽７からのオー
バーフロー１．を止でき、洗濯機本体１を設置する床面
に水を流れることを防止でき、また、給水弁２３の流量
な増すことで、注水すすぎ時の給水に要する時間を短縮
できる。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図は本発明自動洗濯機の概略構造を示す断面図、＠
２図は注水すすぎ時の給水制御フローチャート、第３図
は同じくその制御ブロック図、第４図は同じく注水すす
ぎ時の給水弁制御タイムチャート、第５図は水位センサ
ーの概略構造を示す断面図、第６図は洗濯機の給水部お
よび排水部の構造を示す断面図である。

まず、本発明の自動洗濯機の概略構造を第１゜６図に基
いて説明する。これは、洗濯機本体１が上面開放の箱形
に形成され、その底板１ａに振動緩衝用合成ゴム製の脚
２が取付けられ、洗濯機本体１の上部の上面板１ｂの後
部に操作スイッチ、表示部等を有する操作部３が配され
ている。

洗濯機本体１の内部には支持杆６およびコイルばね６ａ
等により弾性支持された上面開放の洗濯水ＷＪ７が内装
され、該洗濯水槽７に多数の水抜ト孔８ａを有する脱水
洗濯槽８が内装される。そして、脱水洗濯槽８の底部に
攪拌翼９が回転軸１０を介して回転自在に内装支持され
、該回転軸１０の下端は洗濯水槽７を貫通してベルトプ
ーリ１２が固定される。また、洗濯水槽７の下面にはモ
ータ１３が固定され、該モータ１３のモータ軸に取付け
られたモータプーリ１４と前記ベルトプーリ１２との間
にベルト１５が掛巻される。前記回転軸１０は、上端に
前記攪拌翼９が固定され下端に前記ベルトブーＩＪ１２
が固定された内輪１０ａと、該内袖１０ａに回転自在に
外嵌され上端が前記脱水洗濯槽８の下部に固定された外
軸１０ｂとから成る二重軸構造とされ、両者はクラッチ
１６およびブレーキ等により互に着脱自在に連結される
。

そして、前記クラッチ１６および回転軸１０は洗濯水槽
７の下面に固定されたハウジング１７に内装される。

前記洗濯水槽７は、その底部に排水路１８が形成され、
また洗濯水槽７の上部にすすぎ水用の排水路１８ａが形
成され、両排水路１８−１８ａの分岐部にソレノイド等
により開閉する排水弁１９が介設される。

洗濯機本体１の上部には、第６図の如く、水道の蛇口等
に連結される給水路２１が形成され、該給水路２１にソ
レノイド等により開閉する給水弁２３が介設される。

前記モータ１３は、正逆転可能なもので、例えば交流式
の場合は切換スイッチによりその回転方向を変えるコン
デンサラン型のものが使用される。

なお、直流式の場合は、流れる電流の方向を切換えるこ
とにより正転、逆転可能となる。

また、本例の洗濯機は、給水工程、予備洗い工程、洗濯
工程、注水すすぎ工程、脱水工程を順次行なえるよう制
御される。特に、その制御装置２４は、前記モータ１３
を正逆転可能とする撹４！ｌ！翼駆動部２５と、排水弁
１９を開閉する排水弁駆動部２７と、給水弁２３を開閉
する給水弁駆動部２８と、これらを制御する制御回路２
９と、該制御回路２９に捏作信号を出力する捏作スイッ
チ３０゜タイマー３１および水位センサー３２とが設け
られる。

制御回路２９は、−殻内なワンチップ型マイクロコンピ
ュータを有し、注水すすぎ時には以下の制御を行なう。

すなわち、制御回路２９は、洗濯終了後に排水弁１９を
開放する信号を排水弁駆動部２７に出力すると共に給水
弁開放信号を給水弁駆動部２８に出力しかつ撹拌翼駆動
部２５に正転または逆転信号を出力するすすぎ工程制御
手段２９Ａと、注水すすぎ時に水位センサー３２のオー
バ７０−信号により前記給水弁駆動部２８に給水弁閉信
号を出力するオーバーＰ−ラロー制御手段２９Ｂとを有
せしめられている。

排水弁駆動部２７および給水弁駆動部２８は例えば排水
弁２７および給水弁２３を開閉するソレノイドである。

水位センサー３２は、洗濯水槽７のオーバーフロー水位
を検出するためのもので、その出力信号はアナログデジ
タル変換器（以下Ａ／Ｄ変換器という）３３を介して制
御回路２９に入力される。

そして、水位センサー３２は、前記操作部３の操作パネ
ル内に取付けられ、以下の構成により水位が検出される
。すなわち、第１図の如く、洗濯水槽７の底隅部外側に
洗濯水槽７と連通する孔３４付の水位検出箱３５が形成
され、該水位検出箱３５によりエアトラップが構成され
、前記水位検出箱３５の上部に空気取出口３６が形成さ
れ、該空気取出口３６に前記水位センサー３２と接続す
る導圧パイプ３７が接続されている。なお、水位検出箱
３５の底部には、水位検出箱３５内の空気を密封するた
めの１３８が設けられる。

一方、水位センサー３２は、第５図の如く、筒状のケー
ス４０と、該ケース４０内を上下に区画するダイヤフラ
ム４１と、該ダイヤフラム４１の下側空圧室４２に連通
するよう接続された導圧パイプ接続管４３と、ダイヤフ
ラム４１よりも上側の測定室４４側でダイヤフラム４１
の空気圧による変形により上下動可能とされた移動芯４
５と、前記上側測定室４４に配された検出コイル４６と
、該検出コイル４６内を上下動する移動芯４５とワッシ
ャ４７との間に介装された第二圧縮ばね５０と、前記ワ
ッシャ４７と前記ケース４０の上蓋４８との間に介装さ
れた第一圧縮ばね４９とを共えている。そして、ダイヤ
フラム４１の空気圧による変位を移動芯４７の変位とし
、移動芯４７の変位に伴う検出コイル４６の電圧変化を
コード５１からＡ／Ｄ変換器３３を介して制御回路２９
に入力するよう構成される。なお、水位センサー３２に
よるオーバーフロー水位は、前記すすぎ水用の排水管１
８ａの連結位置よりも高い位置で、かつ洗濯水槽７の上
端よりも゛低い位置に設定するものとする。

上記構成において、洗濯終了後の注水すすぎ時には、ま
ず制御回路２９により、排水弁１９を開放する信号が排
水弁駆動部２７に出力され、ソレノイド等により排水弁
１８を切換え、洗濯水槽７の底部側を開放する。これに
より洗濯水槽７内の洗濯水は排水される。所定時間経過
して排水完了後、排水弁１８を切換え、洗濯水槽７の底
部側を閉とし、上部側を開とし、注水すすぎ工程に入る
。

そして、給水弁駆動部２８に給水弁開放信号を出力し、
給水弁２３を開放して給水を行う。所望の水位になった
ならば、撹拌翼駆動部２５のモータ１３が回転して撹拌
翼９を回転し、すすぎを始める。　　　　　　゛ すすぎ工程では、第４図の給水弁制御タイムチャートの
如く、当初給水弁２３が５秒十α１だけ開放される。α
１はオーバーフロー水位まで達する時間である６その後
、給水弁２３は閉（オフ）とされ、一定時間後、給水弁
２３を開放する。そして、水位センサー３２により洗濯
水槽７の水位を検出し、オーバーフロー水位を読み取り
、オーバーフロー水位になった後、一定時間後に給水弁
２３を閉とする。なお、第４図中、ａ２．α３はオーバ
ーフロー水位まで達する時間である。ただし、１〉ｆｆ
２ｆα３、ａ２＃α３である。このように、すすぎ工程
では給水弁２３が断続的に開放し、すすぎ時間Ｔが終了
したならば、給水を停止して、排水弁１８を切換えて洗
濯水槽７の底部側を開放して排水し、工程を終了する。

水位検知は、次のように行なう。すなわち洗濯水槽７の
底部の水位検出箱３５には、洗濯水槽７内に給水゛され
ることにより水が侵入し、洗濯水槽７の水位の上昇に伴
ない水位検出箱３５の空気は徐々に圧縮され、その空気
圧は導圧パイプ３７から水位センサー３２のダイヤ７ラ
ム４１を変位させる。ダイヤフラム４１の変位によって
移動芯４５が圧縮ばね５０に抗して押し上げられる。こ
の変位によりコイル４６のインダクタンスが変化し、コ
ード５１に流れる電流が変わる。これをＡ／Ｄ変換器３
３を介して制御回路２９が読み込み、その水位を判断す
る。

このように、すすぎ工程では、給水弁２３が断続的にオ
ンオフするので、給水弁２３の流量が増しても洗濯水槽
７からのオーバーフローを防止でき、洗濯機本体１を設
置する床面に水を流れることを防止でき、また、給水弁
２３の流量を増すことで、注水すすぎ時の給水に要する
時間を短縮できる。

第７図は本発明の他の実施例を示す給水すすぎ工程の制
御フローチャートである。上記実施例では、給水弁２３
のオフ時間を一定とし、その後、給水弁２３をオンし、
水位センサー３２によりオーバーフロー水位を読み取り
、オーバーフロー水位になった後、一定時間後給水弁２
３をオフしていたが、本実施例では、給水弁開時間およ
び給水弁閉時間も水位センサー３２の信号により制御す
るもので、以下の如く制御される。

すなわち、給水すすぎ工程で、水位センサー３２により
水位が検知され、下基準水位以下か否か判断される。下
基準水位以下ならば、給水弁２３をｒｆＩＩ（オン）し
、上基準水位（オーバーフロー水位）になるまで給水弁
２３をオンし続ける。上基準水位になったら給水弁２３
をオフし、下基準水位以下になるまで給水弁２３をオフ
し続ける。このようにすれば、給水速度に拘らず、水位
センサー３２のみにより、洗濯水槽７からオーバーフロ
ーすることなく、給水を制御できる。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

例えば、上記実施例では、−槽式の洗濯機について説明
したが、二槽式の洗ｉ？［にりいても本発明を利用でき
る。また、給水すすぎ工程のみならず、始動当初の給水
洗濯工程でも利用できる。

さらに、水位センサー３２は、上記実施例のものに限定
されるものではなく、他の構成、例えば、フロートを用
いてそのフロートが一定水位に達したとき給水を停止す
る形式のものを使用してもよい。

〈発明の°効果〉 以上の説明から明らかな通゛す、本発明によると、すす
ぎ工程では、水位センサーにより水位が検出され、オー
バーフロー水位になったならば給水弁を閉とするよう制
御し、給水弁を断続的に開放するので、給水弁の流量が
増しても洗濯水槽からのオーバーフローを防止でき、洗
濯機本体を設置する床面に水を流れることを防止でき、
また、給水弁の流量を増すことで、注水すすぎ時の給水
に要する時間を短縮できるといった優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明自動洗濯機の概略構造を示す断面図、第
２図は注水すすぎ時の給水制御フローチャート、第３図
は同じくその制御ブロック図、第４図は同じく注水すす
ぎ時の給水弁制御タイムチャート、第５図は水位センサ
ーの概略構造を示す断面図、第６図は洗濯機の給水部お
よび排水部の構造を示す断面図、第７図は本発明の他の
実施例を示す給水すすぎ工程の制御フローチャート、第
８図は従来の給水すすぎ工程のタイムチャートである。 １：洗濯機本体、７：洗濯水槽、１８：排水弁、１８ａ
：排水管、２１：給水路、２３：給水弁、２８：給水弁
駆動部、２９：制御回路、３２：水位センサー、３５：
水位検出箱、・３７：導圧パイプ、４１：ダイヤ７ラム
、４５：移動芯。 出　願　人　　シャープ株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗濯機本体に内装支持された洗濯水槽と、該洗濯水槽に
   給水する給水路と、該給水路に介設された給水弁と、該
   給水弁を開閉駆動する給水弁駆動部とを具えた洗濯機に
   おいて、前記洗濯水槽の水位を検出するための水位セン
   サーと、該水位センサーの出力信号により前記給水弁駆
   動部に給水弁開閉信号を出力する制御回路とが設けられ
   、該制御回路は、注水すすぎ時に水位センサーの基準水
   位信号により前記給水弁駆動部に給水弁閉信号を出力す
   るオーバーフロー制御手段を有せしめられたことを特徴
   とする洗濯機の給水制御装置。