JPH0192414A - 脱臭性複合繊維 - Google Patents

脱臭性複合繊維

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JPH0192414A
JPH0192414A JP62047411A JP4741187A JPH0192414A JP H0192414 A JPH0192414 A JP H0192414A JP 62047411 A JP62047411 A JP 62047411A JP 4741187 A JP4741187 A JP 4741187A JP H0192414 A JPH0192414 A JP H0192414A
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JP
Japan
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deodorizing
fiber
sheath
component
sheath component
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Application number
JP62047411A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Toda
和昭 戸田
Akiro Kamaya
釜谷 彰郎
Shinji Ota
太田 信次
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Ube Exsymo Co Ltd
Original Assignee
Ube Nitto Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は脱臭性複合mMに関し、更に詳しくはアンモニ
ア、アミン、メルカプタン等の有毒臭除去能を有する複
合繊維に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 脱臭性繊維は繊維状であるが故に、粒状、フィルム状の
ものより単位型M当りの表面積が大ぎく脱臭効果が発揮
されやすく、また、糸、織物、不織布、紙などへの加工
も容易であることから注目され、活性炭繊維が一部利用
されている。しかし、この活性炭繊維は、出発繊維の価
格及び加工費が高い為、高価であると同時に、吸着とい
う物理的脱臭の為、効果の持続性の点で問題がある。他
方、近年、化学的脱臭、すなわち奥物質を化学作用によ
り酸化分解させ無臭物質に変化させる酸化、分解剤が開
発されてきた。この化学的脱臭剤は酸化、分解の触媒的
働きによるもので物理的脱臭剤よりはるかに効果の持続
性が良い。しかしこれらの化学的脱臭剤自身には繊維形
成能がない為、化学説奥側を使った脱臭性#J&帷を得
るには、繊維加工時に化学的脱臭剤を練り込むことが必
要である。これまで繊維加工時に化学的脱臭剤を練り込
むことも試みられているが、安定したvaH紡糸が可能
な脱臭剤の練り込み量は脱臭目的のためには充分でなく
、従って脱臭効果も満足なものが得られなかった。
(発明の目的) 従って本発明の目的は、上述の従来の脱臭性繊維の欠点
を解消し、生産性及び脱臭効果に優れた新規な脱臭性繊
維を提供することにある。
(発明の目的を達成するための手段) 本発明者らは上述の目的を達成すべく鋭意検討を加えた
結果、 fi)  鞘成分と芯成分とからなる、いわゆる鞘芯型
複合繊維の鞘成分に化学的脱臭剤や物理的脱臭剤を練り
込むと、鞘成分の内部に存在する芯成分のIl雑形成能
により、単一繊維では不可能な量の脱臭剤を鞘成分に含
有せしめることが可能となり、脱臭性繊維生産性が向上
するとともに脱臭効果が著しく上昇すること、および (iil  単一繊維を多孔質化させると、繊維形成能
がますます低下するが、鞘芯型複合繊維の場合には、鞘
成分を所定手段により多孔質化させても芯成分により繊
維形成能は保持され、多孔質化されてその表面積が増大
した鞘成分に脱臭剤を含有させると、鞘成分が多孔質化
されていない場合に比べ、少ない脱臭剤mで優れた脱臭
効果が得られること を見い出し、この知見に基づき更に鞘成分中の脱臭削出
、鞘成分/芯成分の断面積比、繊維繊度などについて検
討を加えた結果、以下に述べる本発明を完成するに至っ
た。
すなわち本発明は、鞘成分と芯成分からなり、下記条件 (a1)鞘成分に脱臭剤を5〜15重量%含有する (b)鞘成分/芯成分の断面積比が2/8〜6/4であ
る (c)繊tIi繊痕が0.5〜40デニールであるを満
足することを特徴とする脱臭性複合繊維に関するもので
ある(以下、この脱臭性複合繊維を第1発明の脱臭性複
合繊維という)。
また本発明は、鞘成分と芯成分とからなり、下記条件 (a2)多孔質化されていて、その空隙率が5〜50%
であり、空隙の少なくとも1部が繊維表面に開口してい
る鞘成分に脱臭剤を0.3〜5重間%含有する (b)鞘成分/芯成分の断面積比が2/8〜6/4であ
る (c)繊維繊度が0.5〜40デニールであるを満足す
ることを特徴とする脱臭性複合!!雑に関するものでも
ある(以下、こめ脱臭性複合繊維を第2発明の脱臭性複
合繊維という)。
先ず、第1発明の脱臭性複合繊維について詳説する。
この脱臭性複合繊維は鞘成分と芯成分とからなる、いわ
ゆる鞘芯型複合繊維である必要がある。
複合繊維としてψ鞘芯型以外に2成分が共に露出するよ
うに並列的に貼り合わされた、いわゆる貼り合せ型複合
繊維もあるが、該貼り合せ型複合繊維は、脱臭剤含有成
分の表面積が小さく、脱臭効果が上らず、また溶融特性
、結晶化特性の異る樹脂が共に表面に露出している為紡
糸性が悪く、両成分の剥れによる粉が発生しやすい等の
欠点を有するので好ましくなく、本発明の目的のために
は鞘芯型複合繊維を用いることが必須である。なお後述
の如く、不織布製造用の熱融着性複合繊維とするために
は、鞘成分の融点が芯成分の融点より20℃以上低いの
が好ましい。
次に第1発明の脱臭性複合!!紺の条件(a1)につい
て述べると、鞘成分中の脱臭剤(脱硫作用、酸化分解作
用等を有する化学的消臭剤及び吸着作用を有する活性炭
、ゼオライト等の物理的脱臭剤のいずれも用いられる)
が5Liit%未満であると脱臭効果が不充分となり、
また15重済%を越えると鞘芯型複合繊維と言えども紡
糸性が低下する。
従って第1発明の脱臭性複合繊維において、鞘成分生の
脱臭剤量は5〜15重量%に限定される。
次に数値条件(b)に関して、鞘成分/芯成分の断面積
比が2部8未満の場合、鞘成分が繊維全表面を覆いにく
くなり、紡糸性の低下や、剥れによる粉が発生しやすく
なる。又6/4を越える場合には、!l雑表面に効果的
に脱臭剤を配することが出来ず脱臭剤が有効利用されな
いばかりでなく、紡糸性が低下する。従って鞘成分/芯
成分の断面積比は2/8〜6/4に限定される。
次に条件(c)について述べると、繊維繊度が、0.5
デニ一ル未満の場合は紡糸性に問題があり、40デニー
ルを越えると、単位重量当りの表面積が減ることによる
脱臭効果が薄れてくる。
従って繊維繊度はOt 5〜40デニールに限定される
。− 上述の条件(a1) 、 (b) 、 (c)を満足す
る第1発明の鞘芯型複合繊維は、芯成分に脱臭剤を含有
せず芯成分を取り囲み外気と接する鞘成分にのみ多量の
脱臭剤が含有されているので、脱臭剤を無駄なく効果的
に脱臭目的のために使用することができる。この脱臭性
複合繊維は、繊維の後加工等を考慮した場合、1.(1
/d以上の繊維強度を有するのが好ましい。
次に第2発明の脱臭性複合1!雑について詳説する。
この脱臭性複合繊維としては、第1発明の脱臭性複合繊
維と同様に鞘芯型複合繊維が用いられるが、鞘芯型複合
繊維を用いる理由は既に述べであるので、重複を避ける
ためにここではその説明を省略する。
また条件(b) 、 (c)も第1発明の脱臭性複合繊
維と同様であるので、重複を避けるためにその説明を省
略し、条件(a2)についてのみ、以下に詳説する。
条件(a2)に関して、第2発明の脱臭性複合繊維は、
第1発明のそれと異なり、鞘成分が所定手段により多孔
質化されており、空隙の少なくとも1部(好ましくはそ
の大半、特に好ましくはそのほぼ全て)が繊維表面に開
口しているので、第1発明のそれに比べ、鞘成分の繊維
表面積は著しく上昇し、かつ鞘成分からの脱臭剤の放出
性も著しく向上しているので、鞘成分中の脱臭剤量が第
1  。
発明の脱臭性複合繊維に比べてはるかに少ない。
0.3〜5重世%でも優れた脱臭効果を得ることができ
る。但し、鞘成分の空隙率が5%未満では脱臭効果が充
分でなく、50%を越えると、紡糸性が低下するので空
隙率は5〜50%に限定される。特に空隙率が15%〜
30%でそのほぼ全ての孔が繊維表面に開孔しているの
が好ましいが、空隙率が5%〜10%と低い場合でも開
孔径又は開孔溝が小さい場合には、比表面積は数10倍
以上に達し、脱臭効果は著しく増大する。
脱臭効果を高める為の鞘成分の多孔質化は、0発泡剤添
加による発泡、■水又は熱水可溶性物質の添加により、
繊維から溶出させる方法、■冷延伸により、亀裂を°発
生させる方法等があり、どの方法を用いても良い。
上述の条件(a2) 、 (b) 、 (c)を満足す
る第2発明の発明の鞘芯型複合繊維は、芯成分に脱臭剤
を含有せず、芯成分を取り囲み外気と接する鞘成分にの
み脱臭剤が含有されているので、鞘成分が多孔質化され
ていて、空隙の少なくとも1部が繊維表面に間口してい
ることもあいまって、脱臭剤を無駄なく極めて効〜果的
に脱臭目的のために使用することができる。この脱臭複
合繊維は、繊維の後加工等を考慮した場合、1.0g/
d以上の繊維強度を有するのが好ましい。
第1発明及び第2発明の脱臭性複合繊維は、マルチフィ
ラメントとして織物、編物への加工、ステーブルファイ
バーとして紡績糸、不織布への加工、チョツプドストラ
ンドとして紙への混抄が可能であり、脱臭綿、脱臭布及
び脱臭紙として有効である。これらの製品中の脱臭性複
合繊維の量は一般に20%以上であるのが好ましい。
さらに鞘成分と芯成分に20℃以上の融点差をつけるこ
とにより、脱臭性熱融着複合繊維が得られ、不織布用繊
維として非常に有用である。特に脱臭性能が要求される
生理用ナプキン表面材及び紙おむつ用表面材としてこの
脱臭性熱融着繊維の利用価値は高い。
(実施例) 以下、実施例を挙げて本発明を更に詳説するが1、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1(第2発明の脱臭性複合繊維・・・発泡による
多孔質化) 一軸押出機2台とホール径0.6−の複合繊維用ノズル
からなる鞘芯型複合繊維紡糸設備を使い芯成分として結
晶性ポリプロピレン(宇部興産J 130G) 、鞘成
分として高密度ポリエチレン(昭和電工 Fe2O2)
に脱臭剤としてダイムシュ−200(大日精化工業)を
3%、発泡剤としてアゾジカルボンアミド0.2%、発
泡助剤としてステアリン酸カルシウム0.2%を添加し
、鞘成分/芯成分の断面積比が4/6となる様に、紡糸
温度220℃、引取速度800 m/minで紡糸し、
単糸デニール5cleの鞘芯型発泡複合繊維を得た。な
お最高引取速度は1 、 O507FL/minであっ
た。得られた複合繊維を300本集めてトータルデニー
ルを約40万としてステーブルファイバー試作設備にて
90℃で3.5倍延伸、オイリング、捲縮加工、カット
、乾燥、熱処理を行ない、単位デニール2dc、カット
長51rm、捲縮数15ケ/インチのステーアルファイ
バーを得た。このステーアルファイバーの表面状態を顕
微鏡観察すると無数の発泡孔があり、鞘成分/芯成分の
断面積比と見かけ嵩比重とからこの時の鞘成分の空隙率
を惇出すると35%であった。又、このステーアルファ
イバーの繊維強度は1.8!j/dあり、350m中の
サンプルカードを通して繊維を開繊した時も全く問題な
かった。なお本実施例の脱臭性複合!HIltの上述の
製造条件及び物性値の主なものを表−1aにまとめて示
した。
カード機により、よく開繊された本実施例の脱臭性複合
!l維の綿を使い、脱臭試験した結果を表−1bに示す
。又カード機により得られた本実施例の脱臭性複合繊維
のウェブを中350M、速度5TrL/1nの金網ベル
トに乗せ、風温135℃、風速3m/iinの熱風を5
秒間吹き付けて脱臭性繊維不織布を得、脱臭試験に供し
た結果も表−1bに示す。表−1bより脱臭性複合繊維
不織布は表面積が少し減る為に、脱臭性繊維原綿より脱
臭効果が少し劣るが、脱臭性複合繊維不織布及び脱臭性
$1維原綿のいずれも著しい脱臭効果があった。
実施例2(第2発明の脱臭性複合繊維・・・溶出による
多孔質化) 鞘成分として高密度ポリエチレン(旭化成 J310)
に脱臭剤ダイムシュ−300(大日精化工業)を3%、
熱水に可溶なポリエチレングリコール600を20%添
加し、実施例1と同様の方法にて鞘成分/芯成分の断面
積比が515となる様に紡糸温度230℃、引取速度8
00 m/minで紡糸、単糸デニール6deの鞘芯型
複合繊維未延伸糸を得た。なお最高引取速度は1.18
0m/minであった。この未延伸糸から実施例1と同
じ方法にて単糸デニール2 de、カット長51m、捲
縮数15ケ/インチのステーブルファイバーを得た。但
し、この時延伸は熱湯槽にて2段階延伸を行ない、さら
に熱湯熱処理を行なって鞘成分中のポリエチレングリコ
ールを同時に溶出させた。
このステーアルファイバーの表面状態を電子顕微鏡で観
察すると無数の細孔が見受けられ、鞘成分の空隙率は9
%であった。又繊維強度は2.5g/dであった。なお
本実施例の脱臭性複合繊維の上述の製造条件及び物性値
の主なものも表−1aにまとめて示した。
また脱臭試験の結果を表−1bに示したが、この表から
原綿及び不織布の脱臭効果とともに優れていることが明
らかである。
実施例3(第2発明の脱臭複合繊維・・・延伸亀裂によ
る多孔質化) 芯成分として結晶性ポリプロピレン(宇部興産J 10
9G) 、鞘成分として結晶性ポリプロピレン(宇部興
産 J 103G)に脱臭剤パンシルSト1−10(リ
リース科学工業)を1%添加し、鞘成分/芯成分の断面
積比が6/4となる様に、紡糸温度220℃、引取速度
1 、000m/min T:紡糸し、単糸デニール5
deの鞘芯型複合繊維を得た。なおこの時の最高引取速
度は1.350TrL/minであった。比較的低温、
高ドラフトにて紡糸したこの未延伸tll[tを150
℃にて1時間熱処理後、室温で1.5倍に延伸し、さら
に140℃にて2.2倍延伸熱セツトした後、実施例1
と同じ方法にて単糸デニール2de、カット長51m、
捲縮数17ケ/インチのステーアルファイバーを得た。
この冷延伸熱セットしたステーアルファイバーの表面状
態を電子顕微鏡で見ると、非常に細かい亀裂が多数観察
され、鞘成分の空隙率は12%であった。他方uIiI
II強度は3.0g/dであった。
本実施例の脱臭性複合繊維の上述の製造条件及び物性値
の主なものも表−1aにまとめて示した。
本実施例の脱臭性複合繊維は、空隙率が12%と低く、
また脱臭剤が1%と少ないにも拘らず、原綿、不織布と
もに脱臭効果が実施例1及び2のものと同様に優れてい
る。これは第1図に示す電子顕微鏡写真からも明らかな
ように、開孔溝(写真中に見られるひび割れ状のものが
これに相当する)が0.1μ以下であり、比表面積が大
きいからである。
実施例4(第1発明の脱臭性複合繊維・・・脱臭剤衣−
1aに示す脱臭性複合tl維を以下のようにして製造し
た。すなわち、ホール径0.8mの複合繊維用ノズルを
使い実施例1と同様の方法にて、鞘成分の高密度ポリエ
チレンに脱臭剤として活性炭パウダー15%添加し、鞘
成分/芯成分の断面積比が2/8となる様に紡糸温度2
30℃、引取速度600 m/minで紡糸し、単糸デ
ニール60deの鞘芯型複合繊維の未延伸糸を得た。鞘
成分に15%もの脱臭剤を添加しているにもかかわらず
、紡糸性は全く問題なく、安定して均一な未延伸糸が得
られた。実施例1と同一方法にて2.0倍延伸し、38
deで、繊維強度1.5g/dのステーアルファイバー
を得、脱臭試験を行なった。結果は表−1bに示すよう
に鞘成分の比表面積は小さいが脱臭剤の添加量が多い為
、良好な脱臭効果が認められた。
比較例1(甲−繊維) 押出111台とホール径0.6mの単一繊維用ノズルか
らなる紡糸設備を使い、結晶性ポリプロピレン(宇部興
産 J130G)に脱臭剤ダイムシ、:L−3003%
を添加し、600 m/winで紡糸して6deの未延
伸糸を得た。この時の最高引取速度は72077L/l
inにしか上らなかった。この未延伸糸を延伸、捲縮加
工等を行ない、単糸デニール2de、繊維強度2.3g
/dのステーブルファイバー得(TIR造条件及び物性
値の詳細は表−1aを参照されたい)、次いで脱臭試験
を行なったところ、表1−bに示すように脱臭効果は不
充分であった。
比較例2(単一tli維) 発泡剤としてアゾジカルボンアミド0.2%、発泡助剤
としてステアリン酸カルシウム0.2%をさらに添加し
た以外は比較例1と同様にして6deの発泡脱臭性繊゛
雑を得ようと試みたが、引取速rtX300m/1ll
inでも紡糸切れが発生し紡糸出来なかった。
比較例3(単一繊維) 押出機1台とホール径0.851Il+の単一繊維用ノ
ズルからなる紡糸設備を使い、結晶性ポリプロピレン(
宇部興産 J130G>に脱臭剤として活性炭パウダー
15%添加し、5Qdeの脱臭繊維を紡糸しようと試み
たが紡糸切れが多発し、未延伸糸が得られなかった。
実施例5(第2発明の脱臭性複合ltN、・・・発泡剤
による多孔質化、脱臭剤が下限量のも の) 実施例1に同様の方法にて、鞘成分に脱臭剤を0.3%
、発泡剤を0.3%、発泡助剤を0.2%添加して、鞘
成分/芯成分の断面積比が2/8となる様に紡糸、延伸
し単糸デニール38deのステーアルファイバーを得た
。!!維製造条件と物性値を表−2aに示す。また脱臭
試験結果を表−2bに示すが、本実施例の脱臭性複合繊
維は、脱臭剤が0.3%と少なり、繊度も38deと太
いが、空隙率が大きく、繊維表面に開口している為、脱
臭効果は良好であった。
実施例6(第2発明の脱臭性複合繊維・・・溶出による
多孔質化、脱臭剤が上限はのもの)実施例2と同様の方
法にて鞘成分に脱臭剤を5%、ポリエチレングリコール
を10%添加し、鞘成分/芯成分の断面積比を6/4と
なる様に紡糸、延伸し、単糸デニール0,6deのステ
ーブルファイバーを得た。この繊維の製造条件及び物性
値を表−2aに示す。また脱臭試験結果を表−2bに示
すが、本実施例の脱臭性複合繊維は空隙率は小さいが空
隙が繊維表面に開口しており繊度も細い為表面積が多く
、脱臭効果は良好であった。
実施例7(第1発明の脱臭複合繊維・・・脱臭剤が下限
量のもの) 実施例4と同様の方法にて脱臭剤を5%添加し、鞘成分
/芯成分の断面積比が6/4となる様に紡糸、延伸し、
単糸デニール0,6deのステーブルファイバーを得た
。繊維製造条件と物性値を表−2aに示す。脱臭剤を5
%含んでいるにもかかわらず、芯成分に支えられて、0
.6デニールという細いta維が得られた。また脱臭試
験結果を表=2bに示すが、本実施例の脱臭性複合繊維
は繊維が細(で、表面積が比較的大きく脱臭効果は良好
であった。
比較例4(脱臭剤量が第2発明の下限量未満のもの) 脱臭剤を0.2%とした以外は実施例1と同様にして、
複合繊維を得たが、脱臭効果は充分でなかった。詳細は
表−2a及び2bを参照されたい。
比較例5(脱臭剤量が第2発明の上限量を越えるもの) 脱臭剤を6%添加した以外は実施例1と同様にして2.
Odeの繊維ftを得ようと試みたが紡糸性が劣り又延
伸切れが発生した。詳細は表−28を参照されたい。
比較例6(鞘成分/芯成分の断面積比が本発明の下限未
満のもの) 鞘成分/芯成分の断面積比を1/9とした以外は実施例
1と同様にして複合繊維を得たが、鞘成分が芯成分を全
て覆い切れないところが出来、紡糸性が低下するのみな
らず、剥離による粉落ちが発生した。詳細は表−2aを
参照されたい。
比較例7(鞘成分/芯成分の断面積比が本発明の上限を
越えるもの) 鞘成分/芯成分の断面積比を7/3とした以外は実施例
1と同様にして実施したが、紡糸性が低下した。詳細は
表−2aを参照されたい。
比較例8(空隙率が第2発明の下限未満のもの)発泡剤
を0.05%、発泡助剤も0.05%とした以外は実施
例1と同様にして複合繊維を得たが、その空隙率は4%
で繊維表面への開口も少なく、脱臭効果は劣っていた。
詳細は表−2a及び2bを参照されたい。
比較例9(空隙率が第2発明の上限を越えるもの) 発泡剤を0.35%とした以外は実施例1と同様にして
、2deの繊維を得ようとしたところ、空隙率55%の
6deの未延伸糸が得られたが、紡糸性が劣り、また3
、5倍延伸が出来なかった。そこで延伸倍率を1.5倍
まで落したところ延伸は出来たが強度が0.9g/dと
低く、カード様でのカード性が悪く均一なウェアが得ら
れなかった。
詳細は表−2aを参照されたい。
比較例10(11$1繊度が本発明の下限未満のもの) 実施例1の方法に準じて0.4デニールの繊維を得よう
としたが1,2deの未延伸糸の紡糸性が劣り、又3゛
、3倍延伸も延伸切れが発生した。
さらに延伸倍率を下げて0.4デニールの繊維を得る為
に0.8deの未延伸糸を紡糸しようと試みたが紡糸不
能であった。詳細は表−2aを参照されたい。
比較例11(繊維繊度が本発明の上限を越えるもの) 実施例1の方法に準じて43デニールの繊維を得たが単
位重量当りの脱臭効果は低下した。詳細は表−2a及び
2bを参照されたい。
比較例12(!l維強度が低いもの) 延伸倍率を1.5倍とした以外は実施例1と同様にして
実施して4.5deめ脱臭性繊維を得たが強度が0.9
g/dと低く、カード機でのカード性が悪く、均一なウ
ェブが得られなかった。詳細は表−2aを参照されたい
比較例13(説奥側橙が第1発明の上限1を越えるもの
) 脱臭剤を17%添加した以外は、実施例4と同様の方法
にて実施したが、紡糸性が悪く、延伸可能な未延伸糸が
19られなかった。詳細は表−2aを参照されたい。
比較例14(脱臭剤量が第1発明の下限m未満のもの) 脱臭剤を4%とした以外は一実施例7と同様の方法にて
実施したが、得られた複合繊維は脱臭効果が充分でなか
った。詳細は表−2a及び2bを参照されたい。
(発明の効果) 本発明の脱臭性複合1雑は、鞘成分と芯成分とからなる
鞘芯型複合繊維によって構成され、芯成分の繊維形成能
により、単一繊維では不可能な桁の脱臭剤を鞘成分に含
有せしめることができるので、脱臭性繊維の生産性及び
脱臭効果において優れている。また鞘成分を所定手段に
よって多孔質化すると、より少ない脱臭剤ωで良好な脱
臭効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の脱臭性複合繊維の表面に存在する開
孔溝を示す電子顕微鏡写真である。 特許出願人 宇部日東化成株式会社 代理人 弁理士 中 村 静 男 当 7″′

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鞘成分と芯成分とからなり、下記条件(a_1)
    鞘成分に脱臭剤を5〜15重量%含有する (b)鞘成分/芯成分の断面積比が2/8〜6/4であ
    る (c)繊維繊度が0.5〜40デニールであるを満足す
    ることを特徴とする脱臭性複合繊維。
  2. (2)鞘成分と芯成分とからなり、下記条件(a_2)
    多孔質化されていて、その空隙率が5〜50%であり、
    空隙の少なくとも1部が繊維表面に開口している鞘成分
    に脱臭剤を0.3〜5重量%含有する (b)鞘成分/芯成分の断面積比が2/8〜6/4であ
    る (c)繊維繊度が0.5〜40デニールであるを満足す
    ることを特徴とする脱臭性複合繊維。
JP62047411A 1987-03-02 1987-03-02 脱臭性複合繊維 Pending JPH0192414A (ja)

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JP62047411A JPH0192414A (ja) 1987-03-02 1987-03-02 脱臭性複合繊維

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JP62047411A Pending JPH0192414A (ja) 1987-03-02 1987-03-02 脱臭性複合繊維

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JP (1) JPH0192414A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0528048A4 (en) * 1991-03-05 1994-03-18 Ube Nitto Kasei Co COMPOSITE FIBER WITH POROUS ENVELOPE.
RU2634821C2 (ru) * 2012-07-27 2017-11-03 Смс Груп Гмбх Способ прямого или обратного прессования металлических труб, дорн для прессования металлических труб, пресс для экструдирования металлических труб и экструдированная металлическая труба

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0528048A4 (en) * 1991-03-05 1994-03-18 Ube Nitto Kasei Co COMPOSITE FIBER WITH POROUS ENVELOPE.
RU2634821C2 (ru) * 2012-07-27 2017-11-03 Смс Груп Гмбх Способ прямого или обратного прессования металлических труб, дорн для прессования металлических труб, пресс для экструдирования металлических труб и экструдированная металлическая труба

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