JPH018944Y2 - - Google Patents

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JPH018944Y2
JPH018944Y2 JP16259684U JP16259684U JPH018944Y2 JP H018944 Y2 JPH018944 Y2 JP H018944Y2 JP 16259684 U JP16259684 U JP 16259684U JP 16259684 U JP16259684 U JP 16259684U JP H018944 Y2 JPH018944 Y2 JP H018944Y2
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dried
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plate
cloth
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、帯状の被乾燥布を連続移送しながら
加熱乾燥処理する布乾燥機等の板状体用乾燥機に
関し、詳しくは、ほぼ鉛直姿勢にある板状被乾燥
物の板面に対して表面燃焼バーナの燃焼面を対向
配置し、表面燃焼バーナからの熱輻射で板状被乾
燥物を乾燥処理するようにした板状体用乾燥機の
改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記板状体用乾燥機においては、第4図
に示すように、主に輻射熱で乾燥処理を行なうと
いう観点から、表面燃焼バーナ3の燃焼面3Aを
鉛直姿勢にある被乾燥物2の板面に対して単に対
向配置するだけであつた。
図中5は燃料供給路、6は燃焼用空気供給路、
及び、1は被乾燥物移送用ローラである。(文献
を示すことができない。) 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、バーナにおいて燃焼エネルギー
を輻射エネルギーに変換するにあたつての変換効
率の向上には技術的限界があつて、本来的にあま
り高い変換効率を得ることができないことから、
上述の如くバーナ燃焼面を被乾燥物の板面に対し
て単に対向配置するだけの従来乾燥機にあつて
は、多くの燃焼エネルギーがバーナから上昇流出
する排ガスによつて乾燥にほとんど寄与すること
無く系外に持ち去られ、そのために、全体熱効率
が低くなつてランニングコストが高くついたり、
燃料消費量の割には乾燥処理能力が低い問題があ
つた。
本考案の目的は、バーナからの排ガスを合理的
に利用することにより、全体熱効率の向上を図る
と共に、乾燥能率の向上を効果的に達成し、か
つ、均一乾燥性を向上する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による板状体用乾燥機の特徴構成は、熱
輻射用表面燃焼バーナからの上昇排ガスを回収す
る吸引口と、その吸引口の下方に位置して回収排
ガスを被乾燥物の板面に沿つて上方向きに吹出す
ノズルとを備えた排ガス強制循環装置を設けたこ
とにあり、その作用・効果は次の通りである。
〔作用〕 つまり、多くの熱エネルギーを保有する高温排
ガスをバーナからの上昇流出系路において集中的
に吸引回収し、その回収高温排ガスを、回収用吸
引口よりも下方に配置したノズルから、換言すれ
ば、バーナが被乾燥物の板面に対して熱輻射する
乾燥作用域を通過させる状態で、被乾燥物の板面
に沿つて上方向きに吹出させるのであり、それに
よつて、 (イ) 従来、乾燥にほとんど寄与すること無く系外
に流出していた高温排ガスを、被乾燥物に対し
て対流伝熱状態で再利用的に加熱乾燥作用させ
ることができるから、単にバーナからの熱輻射
だけで乾燥処理を行なう従来乾燥機に比して全
体熱効率を向上でき、かつ、乾燥能率をも向上
できる。
(ロ) 加熱に伴ない被乾燥物から発生する水蒸気を
高温排ガスの吹出し作用によつて被乾燥物の板
面近くから吹き飛ばし除去できるから、従来、
乾燥能率の低下の一因となつていた発生水蒸気
による熱輻射効果の低下を回避できて熱輻射に
よる本来の加熱乾燥効果を向上でき、それによ
つて乾燥能率を一層効果的に向上できる。
(ハ) バーナから発生した高温排ガスが自然上昇し
ながら被乾燥物の板面に対して不規側に接触作
用することに起因した乾燥ムラを、吹出高温排
ガスの被乾燥物板面に沿つた強制流動により回
避できる。
〔考案の効果〕
上述の結果、ランニングコストが安価で、省エ
ネルギー面においても有利であり、更には乾燥能
率が高くて特に連続乾燥処理に好適であると共
に、ムラの無い良好な乾燥処理を行なえる極めて
優れた乾燥機にできた。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を第1図に基づいて説明す
る。
搬送ローラ1により長手方向に連続移送される
帯状の被乾燥布2のうち鉛直姿勢で上方向きに移
送される部分の布面に対して熱輻射する表面燃焼
型ガスバーナ3の複数を、それらバーナ3の燃焼
面3Aを被乾燥布2の布面に対して対向配置する
状態で、被乾燥布2の表裏夫々の側において布移
送方向に並設し、もつて、熱輻射による加熱作用
で移送布2を連続乾燥処理する乾燥機を構成して
ある。
図中4は、並設バーナ3群を支持する可動架台
であり、その移動操作によりバーナ3と被乾燥布
2との離間距離を調節できるように構成してあ
る。
又、5はガス燃料供給路、6は燃焼用空気加圧
供給路、7はミキサーである。
被乾燥布2の表裏夫々の側において、並設バー
ナ3群からの上昇排ガスを集中的に吸引回収する
吸引口8を、排ガス上昇流出経路に臨ませる状態
でバーナ群配設部の上方に配設すると共に、その
吸引口8から循環ダクト9及び送風機10を介し
て加圧供給される回収排ガスを鉛直姿勢にある被
乾燥布2の布面に沿つて上方向き吹き出すノズル
11をバーナ群配設部の下方に配設し、もつて、
被乾燥布2の乾燥処理に対してバーナ3からの高
温排ガスを再利用する排ガス強制循環装置12を
構成してある。
つまり、並設バーナ3が被乾燥布2の布面に対
して熱輻射する乾燥作用域を通過させる状態で、
回収高温排ガスを布面に沿つて上方向きに吹出さ
せることにより、その吹出高温排ガスの被乾燥布
2に対する対流加熱作用、及び、被乾燥布から発
生した水蒸気を吹き飛ばしてバーナ3からの熱輻
射効果を高める作用で乾燥処理能率を向上し、
又、バーナ3からの高温排ガスが自然上昇しなが
ら被乾燥布2に不規則に接触作用することに起因
した乾燥ムラを吹出し排ガスの布面に沿つた強制
流動作用により防止するようにしてある。
図中13は、各バーナ3からの上昇排ガスがそ
の上方に位置するバーナ3の燃焼面3Aに触れる
ことを防止する防風板であり、排ガスがバーナ燃
焼面3Aに触れることに起因した燃焼不良を回避
するためのものである。
又、前記排ガス強制循環装置12はバーナ架台
4の移動に伴ないバーナ3と一体的に移動するよ
うにバーナ架台4に支持してあるが、そのうちノ
ズル11については、被乾燥布2に対する相対位
置調節及び吹出し角度調節をバーナ架台4の移動
とは別に単独で行なえるように構成してある。
〔別実施例〕
次に実施例を列記する。
排ガス強制循環装置12において、排ガス吸引
口8、吹き出しノズル11の具体的形状・構造は
種々改良が可能であり、又、吸引口8とノズル1
1とを接続する風路構造、及び、その風路に介装
する送風機の型式ないし介装構造も種々の改良が
可能である。
ノズル11を吹き出し位置及び角度調節操作自
在に構成することに加えて、吸引口8を吸込み位
置調節操作及び角度調節操作自在に構成しても良
い。
第2図に示すように、吸引口8部分に、ノズル
11からの吹出し排ガスと並設バーナ3群からの
上昇排ガスとを分離するガイド14を設け、その
ガイド14の案内作用により、並設バーナ3群か
らの上昇排ガスに対する吸引口8の集中吸引効果
を高めるようにしても良く、又、第3図に示すよ
うに、並設バーナ3から被加熱物2に対して放射
した輻射熱の透過を許容する耐熱ガラス板15等
により、ノズル11からの吹出し排ガス経路と並
設バーナ3群からの上昇排ガス経路とを分離する
ようにしても良い。
バーナ3の個数は不問である。
本考案は、被乾燥物2を移送しながら連続乾燥
処理する型式の他に、被乾燥物2を定置状態で乾
燥処理する型式の乾燥機にも適用でき、又、本考
案を適用する乾燥機の処理対象は布に限定される
ものではなく、各種材質の板状体を処理対象とす
る種々の用途の乾燥機に対して本考案を適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す概略構造図であ
り、第2図及び第3図は夫々本考案の別実施例を
示す概略構造図である。第4図は従来構造を示す
概略図である。 2……被乾燥物、3……バーナ、3A……燃焼
面、8……吸引口、11……ノズル、12……排
ガス強制循環装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ほぼ鉛直姿勢にある板状被乾燥物2の板面に対
    して表面燃焼バーナ3の燃焼面3Aを対向配置し
    た板状体用乾燥機であつて、前記バーナ3からの
    上昇排ガスを回収する吸引口8と、その吸引口8
    の下方に位置して回収排ガスを前記被乾燥物2の
    板面に沿つて上方向きに吹出すノズル11とを備
    えた排ガス強制循環装置12を設けた板状体用乾
    燥機。
JP16259684U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH018944Y2 (ja)

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JP16259684U JPH018944Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JPS6176298U JPS6176298U (ja) 1986-05-22
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EP1055895A1 (de) * 1999-05-28 2000-11-29 Benninger Zell GmbH Trockner und Verfahren zum Trocknen von kontinuierlich geförderter Ware

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JPS6176298U (ja) 1986-05-22

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