JPH018791Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH018791Y2 JPH018791Y2 JP1981161423U JP16142381U JPH018791Y2 JP H018791 Y2 JPH018791 Y2 JP H018791Y2 JP 1981161423 U JP1981161423 U JP 1981161423U JP 16142381 U JP16142381 U JP 16142381U JP H018791 Y2 JPH018791 Y2 JP H018791Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- resin pipe
- end surface
- reinforced resin
- overlay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 22
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 22
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、繊維強化樹脂管の端部外面にオーバ
ーレイ部を積層し、このオーバーレイ部を外側厚
肉部と内側薄肉部とにより形成すると共に、両部
間にフランジ係止用段部を形成し、さらに外側厚
肉部の外端両側にOリングを装着してなるオーバ
ーレイ部を有する繊維強化樹脂管に関するもので
ある。
ーレイ部を積層し、このオーバーレイ部を外側厚
肉部と内側薄肉部とにより形成すると共に、両部
間にフランジ係止用段部を形成し、さらに外側厚
肉部の外端両側にOリングを装着してなるオーバ
ーレイ部を有する繊維強化樹脂管に関するもので
ある。
第1図に従来のオーバーレイ部を有する繊維強
化樹脂管が示されている。すなわち1は繊維強化
樹脂管で、その端部外面にはハンドレアツプによ
りオーバーレイ部2が積層されている。このオー
バーレイ部2は外側厚肉部2Aと内側薄肉部2B
とにより形成すると共に、両部2A,2B間にフ
ランジ係止用の段部3を形成してなる。そして外
側厚肉部2Aの外端面側にOリング4を装着して
いる。このようなオーバーレイ部2を有する繊維
強化樹脂管1は、その樹脂管1の外端面1aを介
して部材(鉄板など)5に当て付けられ、そして
段部3に当て付けたフランジ6とこの部材5とを
締付け具7により締付け固定することによつて該
部材5側に取付けられる。その際に厚肉部2Aの
外端面2aと部材5との間には隙間が生じてい
る。ところで樹脂管1内に内圧がかかると軸応力
Fが働き、また締付け力F1も働いている。これ
ら両力の和F+F1が接着部8に働き、これら該
接着部8の剪断力となる。したがつて締付け具7
を締付けすぎると曲げモーメントがかかり、二次
接着で一番弱い接着部8に集中することになる。
化樹脂管が示されている。すなわち1は繊維強化
樹脂管で、その端部外面にはハンドレアツプによ
りオーバーレイ部2が積層されている。このオー
バーレイ部2は外側厚肉部2Aと内側薄肉部2B
とにより形成すると共に、両部2A,2B間にフ
ランジ係止用の段部3を形成してなる。そして外
側厚肉部2Aの外端面側にOリング4を装着して
いる。このようなオーバーレイ部2を有する繊維
強化樹脂管1は、その樹脂管1の外端面1aを介
して部材(鉄板など)5に当て付けられ、そして
段部3に当て付けたフランジ6とこの部材5とを
締付け具7により締付け固定することによつて該
部材5側に取付けられる。その際に厚肉部2Aの
外端面2aと部材5との間には隙間が生じてい
る。ところで樹脂管1内に内圧がかかると軸応力
Fが働き、また締付け力F1も働いている。これ
ら両力の和F+F1が接着部8に働き、これら該
接着部8の剪断力となる。したがつて締付け具7
を締付けすぎると曲げモーメントがかかり、二次
接着で一番弱い接着部8に集中することになる。
本考案は、オーバーレイ部をその外側厚肉部の
外端面が繊維強化樹脂管の外端面に対して少し外
側になるように位置させ、前記外側厚肉部の外端
面とこの強化繊維樹脂管を取付ける部材とを当接
可能に構成し、この外側厚肉部の外端面で、繊維
強化樹脂管に面して周方向に形成された環状溝内
にOリングを介装し、前記段部に係止されたフラ
ンジと前記部材とを締付け具を介して固定するよ
うになしたオーバーレイ部を有する繊維強化樹脂
管を提案するものであり、かかる構成によると、
締付け力は厚肉部から直接に部材に作用すること
から、接着部には軸応力のみ作用することにな
る。
外端面が繊維強化樹脂管の外端面に対して少し外
側になるように位置させ、前記外側厚肉部の外端
面とこの強化繊維樹脂管を取付ける部材とを当接
可能に構成し、この外側厚肉部の外端面で、繊維
強化樹脂管に面して周方向に形成された環状溝内
にOリングを介装し、前記段部に係止されたフラ
ンジと前記部材とを締付け具を介して固定するよ
うになしたオーバーレイ部を有する繊維強化樹脂
管を提案するものであり、かかる構成によると、
締付け力は厚肉部から直接に部材に作用すること
から、接着部には軸応力のみ作用することにな
る。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。なお第2図において従来例(第1図)と同
一符号のものは同一またはほぼ同一構成物を示
す。すなわち1は繊維強化樹脂管、1aはその外
端面、2は外側厚肉部2Aと内側薄肉部2Bとか
らなるオーバーレイ部、2aは外側厚肉部2Aの
外端面、3は段部、4は外側厚肉部2Aの外端面
2aで繊維強化樹脂管に面する内周面に沿つて形
成された環状溝2b内に介装されたOリング、5
は部材、6はフランジ、7は締付け具、8は接着
部である。本考案では、前記外側厚肉部2Aの外
端面2aに対して繊維強化樹脂管1の外端面1a
を、少し内側に位置させている。すなわち両端面
2a,1a間の隙間Δtは〔Δt≧0〕となる。こ
れによると締付け力F1は外端面1aを介して部
材5に作用することから、軸応力Fのみ接着部8
に作用することになる。
する。なお第2図において従来例(第1図)と同
一符号のものは同一またはほぼ同一構成物を示
す。すなわち1は繊維強化樹脂管、1aはその外
端面、2は外側厚肉部2Aと内側薄肉部2Bとか
らなるオーバーレイ部、2aは外側厚肉部2Aの
外端面、3は段部、4は外側厚肉部2Aの外端面
2aで繊維強化樹脂管に面する内周面に沿つて形
成された環状溝2b内に介装されたOリング、5
は部材、6はフランジ、7は締付け具、8は接着
部である。本考案では、前記外側厚肉部2Aの外
端面2aに対して繊維強化樹脂管1の外端面1a
を、少し内側に位置させている。すなわち両端面
2a,1a間の隙間Δtは〔Δt≧0〕となる。こ
れによると締付け力F1は外端面1aを介して部
材5に作用することから、軸応力Fのみ接着部8
に作用することになる。
上記構成の本考案によると、強化繊維樹脂管を
締付け具を用いて部材に取付けた時には締付け具
による締付け力は、厚肉部のOリングが介装され
た環状溝外側の外端面から部材に直接作用するこ
とから、接着部には軸応力のみ作用することにな
り、したがつて締付けすぎ(充分な締付け)にな
つたとしても接着部に曲げモーメントがかかるこ
とを防止できる。また、厚肉部の環状溝外側の外
端面と部材とが直接当接することから、管内の高
い圧力をOリングを介して確実に保持できる。
締付け具を用いて部材に取付けた時には締付け具
による締付け力は、厚肉部のOリングが介装され
た環状溝外側の外端面から部材に直接作用するこ
とから、接着部には軸応力のみ作用することにな
り、したがつて締付けすぎ(充分な締付け)にな
つたとしても接着部に曲げモーメントがかかるこ
とを防止できる。また、厚肉部の環状溝外側の外
端面と部材とが直接当接することから、管内の高
い圧力をOリングを介して確実に保持できる。
第1図は従来例を示す要部の縦断正面図、第2
図は本考案の一実施例を示す要部の縦断正面図で
ある。 1……繊維強化樹脂管、1a……外端面、2…
…オーバーレイ部、2A……外側厚肉部、2B…
…内側薄肉部、2a……外端面、2b……環状
溝、3……段部、4……Oリング、5……部材、
6……フランジ、7……締付け具、8……接着
部。
図は本考案の一実施例を示す要部の縦断正面図で
ある。 1……繊維強化樹脂管、1a……外端面、2…
…オーバーレイ部、2A……外側厚肉部、2B…
…内側薄肉部、2a……外端面、2b……環状
溝、3……段部、4……Oリング、5……部材、
6……フランジ、7……締付け具、8……接着
部。
Claims (1)
- 繊維強化樹脂管の端部外面にオーバーレイ部を
積層し、このオーバーレイ部を外側厚肉部と内側
薄肉部とにより形成すると共に、両部間にフラン
ジ係止用段部を形成し、さらに外側厚肉部の外端
両側にOリングを装着してなるオーバーレイ部を
有する繊維強化樹脂管において、前記オーバーレ
イ部をその外側厚肉部の外端面が繊維強化樹脂管
の外端面に対して少し外側になるように位置さ
せ、前記外側厚肉部の外端面とこの強化繊維樹脂
管を取付ける部材とを当接可能に構成し、この外
側厚肉部の外端面で、繊維強化樹脂管に面して周
方向に形成された環状溝内にOリングを介装し、
前記段部に係止されたフランジと前記部材とを締
付け具を介して固定するようになしたことを特徴
とするオーバーレイ部を有する繊維強化樹脂管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16142381U JPS5865489U (ja) | 1981-10-28 | 1981-10-28 | オ−バ−レイ部を有する繊維強化樹脂管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16142381U JPS5865489U (ja) | 1981-10-28 | 1981-10-28 | オ−バ−レイ部を有する繊維強化樹脂管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5865489U JPS5865489U (ja) | 1983-05-04 |
JPH018791Y2 true JPH018791Y2 (ja) | 1989-03-09 |
Family
ID=29953792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16142381U Granted JPS5865489U (ja) | 1981-10-28 | 1981-10-28 | オ−バ−レイ部を有する繊維強化樹脂管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5865489U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0529597Y2 (ja) * | 1988-04-05 | 1993-07-28 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5417529Y2 (ja) * | 1974-06-12 | 1979-07-06 | ||
JPS5586187U (ja) * | 1978-12-12 | 1980-06-13 |
-
1981
- 1981-10-28 JP JP16142381U patent/JPS5865489U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5865489U (ja) | 1983-05-04 |
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