JPH05322076A - 界面継手 - Google Patents

界面継手

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JPH05322076A
JPH05322076A JP6151891A JP6151891A JPH05322076A JP H05322076 A JPH05322076 A JP H05322076A JP 6151891 A JP6151891 A JP 6151891A JP 6151891 A JP6151891 A JP 6151891A JP H05322076 A JPH05322076 A JP H05322076A
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coil
capstan
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wire
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Hachiro Inoue
八郎 井上
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 第1管体1の端部に形成された受け口2と、
この受け口2に嵌合可能に第2管体3の端部に形成され
た差し口4と、前記受け口2と差し口4とのそれぞれの
嵌合面に互いに対向するようにして形成された一対の溝
5,6と、この一対の溝5,6に前記第1管体1および
第2管体3の外部から挿入されるシャチセン10とを備
えた界面継手において、前記シャチセン10を少なくと
も一重のコイル11の中に挿入された鋼線12から構成
するか、あるいは、前記シャチセン10を多重のコイル
21,22としたものである。 【効果】 シャチセン10は応力を増し、大きなスラス
トが加わる第1,第2管体1,3の連結にこの界面継手
を用いることができる。且つ、この継手を小型,軽量に
形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸や管等を確実,迅速
かつ容易に連結する継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、管体を軸方向に連結するのに、こ
の管体の端部に形成したフランジ部を突き合わせてボル
トとナットで締結する方式や、前記端部に形成したねじ
部をねじ込んで連結する方式等がある。これらの連結方
式は連結するための作業が煩雑であるために、簡便,容
易に連結し、小型に構成した継手を提供するために図8
および図9に示すような方式がある(特公昭45−62
08号公報参照)。図8において符号101は流体作動
機構におけるシリンダーであり、このシリンダー101
は、シリンダー本体102と、この両側に嵌合によって
取り付けられた底蓋103および前蓋104とからなっ
ている。底蓋103の嵌合部103aとシリンダー本体
102の嵌合部102aとにはそれぞれ断面半円形状の
周溝105,106が形成され、周溝105,106は
合致して断面略円形の空間部となっている。また、シリ
ンダー本体102の嵌合部102bと前蓋104の嵌合
部104aにも同様の周溝107,108が形成されて
いる。図9に示すように、周溝105,106には挿入
口109から鋼線110を挿入すると、底蓋103とシ
リンダー本体102とはこの鋼線110によって連結さ
れる。また、シリンダー本体102と前蓋104とも同
様に鋼線によって連結される。
【0003】このように、底蓋103とシリンダー本体
102、シリンダー本体102と前蓋104とを連結す
るには、挿入口109から周溝105,106へ鋼線1
10を挿入しなければならないので、この鋼線110は
周溝105,106に沿って可撓性を有するものでなけ
ればならない。このため、鋼線110は挿入の際に可撓
性を要するのでこの線径の太さは制限される。
【0004】スラスト方向に大きな力が加わる管体を前
記形式で連結する継手は、挿入される鋼線の線径を太く
して前記管体の連結を強固なものとしなければならな
い。反面、鋼線の線径が太くなると可撓しにくくなり、
管体を連結するためにこの鋼線を挿入口へ挿入すること
ができなくなる。
【0005】そこで、本出願人は図10に示すような界
面継手を提案している(特願平2−7676号)。すな
わち、シャチセン121を管体の受け口122と差し口
123との間の溝124,125に挿入している。シャ
チセン121はコイルであるので、この外径が大きくと
も挿入口126から溝124,125内に容易に可撓さ
せて挿入させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の界面継手にあっては、管体に大きなスラスト
力がかかると、このスラスト方向の剪断力に耐えるため
にコイル状シャチセン121の線径を太くする必要があ
る。ここで、シャチセン121はコイルバネを作る方法
で、すなわち、心がねに鋼線を巻き付けて製造するの
で、この鋼線の径に対して心がねが細いと、心がねが曲
がって製造が難しく、シャチセン121の線径は、この
外径に応じて一定値以内に決定されて、線径の太さに限
界がある。その結果従来の界面継手は大きなスラストに
耐える連結には、外径の大きい、線径の太いシャチセン
を必要とし、界面継手の差し口,受け口の厚さが増し、
大型の継手となった。
【0007】本発明は、界面継手を炭素鋼,合金鋼等引
張り,圧縮,剪断,面圧の機械的強度の高い材質で構成
され、大きいスラストがかかる第1,第2部材の連結に
用いる界面継手を小型に形成して提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、第1部材の端部に形成さ
れた受け口と、この受け口に嵌合可能に第2部材の端部
に形成された差し口と、前記受け口と差し口とのそれぞ
れの嵌合面に互いに対向するようにして形成された一対
の溝と、この一対の溝に前記第1部材および第2部材の
外部から挿入されるシャチセンとを備えた界面継手にお
いて、前記シャチセンを少くとも一重のコイルの中に挿
入された線状部材から構成し、あるいは、シャチセンを
少くとも一重のコイルの中に挿入された線状部材から構
成する代りに、前記シャチセンを多重のコイルとしたも
のである。
【0009】
【作用】第1,第2部材の受け口および差し口が機械的
強度の高い材質で作られていると、第1,第2部材に大
きなスラストを加えた場合には、シャチセンのコイル外
径が小さく、線径が細い時は、一重のコイルだとこのシ
ャチセンの方が先に剪断されてしまう。
【0010】そこで、シャチセンを、剪断応力を向上さ
せたものにしなければならない。そのために、少くとも
一重のコイルの中へ線状部材を挿入するか、あるいはコ
イルを多重とすれば、シャチセン全体としての剪断耐力
は著しく向上する。このため、第1,第2部材に大きな
スラストが加わっても、シャチセンは剪断されることは
ない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づき説明する。図1
ないし図3は本発明に係る界面継手の一実施例を示す図
である。
【0012】図1において、符号1は第1部材としての
炭素鋼,合金鋼等からなる第1管体であり、この第1管
体1の一端側はやや厚肉状の受け口2が形成されてお
り、この受け口2には管体1の軸線延長上に配設された
炭素鋼,合金鋼等からなる第2管体3の差し口4が嵌合
している。すなわち、差し口4は受け口2に対向位置す
る管体3の一端側に厚肉状であって受け口2より径が大
きく形成されている。
【0013】受け口2の外周面2a(嵌合面)と差し口
4の内周面4a(嵌合面)とは嵌合しており、この外周
面2aと内周面4aとには図2にも示すようにそれぞれ
周方向に溝5,6が形成され、溝5,6はそれぞれ同一
の断面略半円状であって、合致すると全体として断面円
形状の空間部7が形成される。また、空間部7は全体が
環状となっており、この環状の空間部7の接線方向に空
間部7と連通する一対の開口溝8,9が形成されてい
る。
【0014】空間部7には、シャチセン10が挿入され
ているが、このシャチセン10はばね鋼からなるコイル
11とこの中に挿入された鋼線12とからなっており、
この鋼線12はコイル11の内径と接する程度の線径を
有し、この両端は図3に示すようにコイル11の折り曲
げられた両端部11aによって中から容易に出ないよう
に阻止されている。一般に、シャチセンとは木工学にお
いて突き合わせた木材の柱や梁の連結に用いられる継手
の用語であって、添板と柱や梁との界面にそれぞれ溝を
形成し、その溝に堅木からなる栓を打ち込み、その栓を
いうのであるが、機械工学ではこれに該当する適切な用
語がなく、したがって、ここでは敢えてシャチセンと称
する。
【0015】ところで、特願平2−7976号の明細書
に記載したように、第1管体1の差し口2と第2管体3
の受け口4が構造用炭素鋼,鋳鋼等であり、シャチセン
の線がバネ鋼であるときは、バネ鋼の剪断応力は高いの
で一重コイルのシャチセンでも充分強力な継手を構成で
きるが、差し口2と受け口4の溝5,6部に焼き入れを
して更に強度を増したときは、溝5,6の面圧強度は増
し、一層大きな剪断力を受ける事ができる。そのためコ
イルシャチセン10がバネ鋼のときは線径の更に太いも
のが必要となる。そこで、一重のコイルの線径を大きく
すればよいのだが、前記した理由によりこの線径の大き
さはコイルの外径の大きさに応じて一定値以内に決定さ
れてしまう。ここで、コイルの全体の外径をD、線径を
dとすると、概略D≧4d(D/4≧d)の関係があ
る。例えば、外径10φとすると線径の最大は概略2.
5φ、また外径20φとすると線径の最大は概略5φで
ある。したがって、コイルの線径はこの外径の1/4以
上にすることができない。
【0016】そこで、シャチセン10を挿入する際に可
撓することができるものであって、剪断応力を向上させ
たものにしなければならない。そのために、このコイル
11の中へ鋼線12を挿入したものである。このよう
に、コイル11の中に鋼線12を挿入すれば、コイル1
1の剪断応力に鋼線12の剪断耐力が加わるので、シャ
チセン10全体としての剪断耐力は著しく向上する。
【0017】また、シャチセン10は挿入の際に可撓可
能なコイル11の中へこれまた挿入の際に可撓可能な鋼
線12を挿入したので、このシャチセン10全体として
も挿入の際に可撓可能である。したがって、シャチセン
10も開口溝8からさらに溝5,6内へ挿入することが
できる。
【0018】次に、本発明に係る界面継手の第2実施例
を図4に示す。この実施例にあってはシャチセン10を
外径、線径ともに大きいコイル21の内方に外径、線径
が一回り小さいコイル22を組み込み、コイルを二重と
したものである。このため、このシャチセン10の剪断
耐力は向上している。なお、前記コイルは三重以上にし
てもよい。
【0019】次に、この界面継手の第3実施例を図5に
示す。この実施例にあってはシャチセン10を二重のコ
イル31,32の中に鋼線33を挿入したものであり、
図6に示すようにこのシャチセン10の右端部を一重と
して、先端にねじが切られた引き出し具と螺着するよう
にしてもよい。すなわち、シャチセン10を引き出す必
要のあるときには、図7に示すような引き出し具41の
スクリュウをネジ込み、引張り出すのに使用する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ャチセンを少くとも一重のコイルの中に挿入された線状
部材から構成するか、あるいは、多重のコイルとしたの
で、シャチセン全体としての剪断耐力は著しく向上す
る。したがって、シャチセンは剪断応力が大きくなるの
で、大きなスラストが加わる第1,第2部材の連結にこ
の界面継手を用いることができ、且つシャチセンコイル
の外径を小さくできるので、界面継手を小型、強力なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る界面継手の一実施例を示す断面
図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】図2におけるB矢視図。
【図4】シャチセンの第2実施例を示す断面図。
【図5】シャチセンの第3実施例を示す断面図。
【図6】シャチセンの他の実施例を示す断面図。
【図7】引き出し具の平面図。
【図8】従来の界面継手が用いられたシリンダの断面
図。
【図9】前記従来の界面継手の断面図。
【図10】他の従来の界面継手の断面図。
【符号の説明】
1…第1管体、2…受け口、3…第2管体、4…差し
口、5,6…溝、8…開口溝、10…シャチセン、11
…コイル、12…鋼線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材の端部に形成された受け口と、
    この受け口に嵌合可能に第2部材の端部に形成された差
    し口と、前記受け口と差し口とのそれぞれの嵌合面に互
    いに対向するようにして形成された一対の溝と、この一
    対の溝に前記第1部材および第2部材の外部から挿入さ
    れるシャチセンとを備えた界面継手において、前記シャ
    チセンを少くとも一重のコイルの中に挿入された線状部
    材から構成したことを特徴とする界面継手。
  2. 【請求項2】 請求項1の界面継手において、シャチセ
    ンを少くとも一重のコイルの中に挿入された線状部材か
    ら構成する代りに、前記シャチセンを多重のコイルとし
    たことを特徴とする界面継手。
JP6151891A 1991-03-26 1991-03-26 界面継手 Expired - Lifetime JPH071072B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6151891A JPH071072B2 (ja) 1991-03-26 1991-03-26 界面継手

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JPH05322076A true JPH05322076A (ja) 1993-12-07
JPH071072B2 JPH071072B2 (ja) 1995-01-11

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102418822A (zh) * 2011-09-21 2012-04-18 四川达宇特种车辆制造厂 一种非焊接金属软管接头
JP1562036S (ja) * 2015-10-20 2016-10-31
JP2017129196A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 株式会社多久製作所 管部の接続構造
CN108775462A (zh) * 2018-08-16 2018-11-09 广东科朗管道修复技术有限公司 一种可快速安装管道

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102418822A (zh) * 2011-09-21 2012-04-18 四川达宇特种车辆制造厂 一种非焊接金属软管接头
JP1562036S (ja) * 2015-10-20 2016-10-31
JP2017129196A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 株式会社多久製作所 管部の接続構造
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