JPH018785Y2 - - Google Patents

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JPH018785Y2
JPH018785Y2 JP14402281U JP14402281U JPH018785Y2 JP H018785 Y2 JPH018785 Y2 JP H018785Y2 JP 14402281 U JP14402281 U JP 14402281U JP 14402281 U JP14402281 U JP 14402281U JP H018785 Y2 JPH018785 Y2 JP H018785Y2
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JP
Japan
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oil
pit
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hole
wall
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JP14402281U
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JPS5849059U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は含油ピツトのシール装置に関し、詳し
くは含油ピツトの蓋体と該蓋体を貫通する配管ま
たはバルブエクステンシヨンとの間の隙間をシー
ルする含油ピツトのシール装置に関する。
〔従来の技術および考案が解決しようとする課題〕
地表下に埋設された含油ピツトからは通常、配
管またはバルブエクステンシヨン(以下、配管等
という。)が地上へ向かつて立設され、他の配管
またはハンドル等と接続されている。
ところで、配管等が貫通する含油ピツトの蓋体
に隙間があると、そこから含油ピツト内に雨水等
が侵入し、内部の配管等が腐食するおそれがあつ
たり、含油ピツト内に充満している可燃性ガスが
噴出したりするおそれがある。このため、蓋体と
配管等の接触部には従来より粘土、砂、アルミテ
ープ等で目張りをするシール構造が採用されてい
る。
しかしながら、このようなシール構造は雨水等
に対するシール効果が不完全であり、かつシール
部のシール効果を確認するために含油ピツト内を
覗いて点検する必要がある。それ故、シール部の
施工工事や補修作業を頻繁に繰返すため、その費
用も軽視出来なかつた。
本考案は、上記の欠点を解消した含油ピツトの
シール装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案を図面に基いて説明すると、本考案は含
油ピツト1の上枠体2に冠設された貫通孔3を有
する蓋体4、該蓋体4の上表面に貫通孔3を所定
間隔をもつて囲繞するように設けた立設壁5、蓋
体の貫通孔3に挿通される配管等6の外側壁6a
と前記立設壁5との間に形成される凹状空間7に
蓋体表面と配管等の外側壁の双方に接触するよう
に配設した二分割シール片8,8′、該二分割シ
ール片8,8′に突設され二分割シール片同士を
結合固定するためのボルト9用の孔10を有する
結合片11,11′、前記二分割シール片を覆う
ように前記凹状空間7に充填される充填シール材
12および該凹状空間の充填シール材12上面に
形成される貯水部13よりなる含油ピツトのシー
ル装置である。なお、図中の14はシールラバ
ー、15はハンドル、16はバルブである。
本考案における蓋体4の材質については特に制
限はないが、通常は鉄板などの金属製の板状体が
用いられる。この蓋体4は中央部に貫通孔3を有
している。
この蓋体4はシールラバー14を介して含油ピ
ツト1の上枠体2に、例えば上枠体2の嵌合溝に
蓋体の端縁を嵌合させることにより冠設される。
該蓋体4の上表面には、前記貫通孔3を所定間隔
をもつて囲繞するように立設壁5が設けられる。
そして蓋体4の貫通孔3に挿通される配管等6
の外側壁6aと前記立設壁5との間に凹状空間7
が形成されており、この凹状空間7に、蓋体4表
面と配管等6の外側壁6aの双方に接触するよう
に二分割シール片8,8′が配設されている。
さらに該二分割シール片8,8′には、二分割
シール片同士を結合するためのボルト9用の孔1
0を有する結合片11,11′が突設されている。
前記凹状空間7には、前記二分割シール片8,
8′を覆うように充填シール材12が充填される。
さらに凹状空間7の充填シール材12上面には
貯水部13が形成されている。
ここで充填シール材としては既知のものを任意
に使用できるが、通常液状ゴム系のものが用いら
れる。特に2液型の注型シール材が好都合であ
る。この充填シール材は立設壁の上端面より僅か
に下方の位置まで充填し、その上方に貯水部13
が形成されるようにする。この貯水部13はシー
ル状態を確認するため水を注入するのであるか
ら、その深さはシール装置の設置場所、大きさ等
を考慮して適宜決定するばよいが、通常は20〜30
mm程度である。
〔作用〕
上記の如き本考案の含油ピツトのシール装置に
おいては、まず蓋体4をシールラバー14を介し
て含油ピツト1の上枠体2に冠設する。
次に凹状空間7に二分割シール片8,8′を対
向させた状態に設置して蓋体4と、貫通孔3に挿
通される配管等6の外側壁6aとの間の隙間をシ
ールする。
さらに、結合片11,11′の孔10にボルト
9を挿通螺合して二分割シール片8,8′同士を
結合固定させる。
しかる後、該二分割シール片を覆うように、か
つ立設壁5の上端面より僅かに下方の位置まで充
填シール材12を凹状空間7内に充填する。この
結果、充填シール材12の上面と立設壁5とによ
り貯水部13が形成される。この貯水部に水を注
入し、その水位の状態を視認することによつてシ
ール状態の点検を行なう。
〔考案の効果〕
上記の如き構成の本考案によれば、二分割シー
ル片と充填シール材を用いているため、シール効
果が著しく向上し、かつ長期間に亘つて安定した
シール効果を保持することができる。特に、充填
シール材として適切な種類を選択することにより
振動、地震等にも十分に耐えることができ、配管
等の保護を十分に行なえる特色を有している。
また、貯水部に水を注入し、その水位の状態を
視認することによつてシール状態の点検を容易に
行なうことができる。すなわち、水位が下がれば
シールが不十分であり、反対に水位に変わりがな
ければシールが十分であることが判る。
したがつて、従来の如くシール部のシール効果
を確認するために目張りを外し含油ピツト内を覗
いて点検する必要がなく、シール部の補修作業等
を頻繁に繰返さなくてすむため、保守がきわめて
簡便である。
さらに、このように容易にシール部のシール効
果を確認することができるため、含油ピツト内に
充満している可燃性ガスの噴出を未然に防止する
ことができる。
しかも、上枠体2の嵌合溝に予め水を注入して
おけば、含油ピツト内の圧力はそれほど高くない
ため、水シールを構成することによつてこの部分
を十分シールすることができ、その結果シール効
果をより向上させることができる。
なお、本考案のシール装置は必要に応じ取り外
すことが出来、再び組立てることも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である含油ピツトのシ
ール装置の正面図、第2図はその要部の断面図、
第3図は同分解斜視図である。 1……含油ピツト、4……蓋体、5……立設
壁、6……配管等、8,8′……二分割シール片、
12……充填シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 含油ピツトの上枠体に冠設された貫通孔を有す
    る蓋体、該蓋体の上表面に貫通孔を所定間隔をも
    つて囲繞するように設けた立設壁、蓋体の貫通孔
    に挿通される配管等の外側壁と前記立設壁との間
    に形成される凹状空間に蓋体表面と配管等の外側
    壁の双方に接触するように配設した二分割シール
    片、該二分割シール片に突設され二分割シール片
    同士を結合固定するためのボルト用の孔を有する
    結合片、前記二分割シール片を覆うように前記凹
    状空間に充填される充填シール剤および該凹状空
    間の充填シール材上面に形成される貯水部よりな
    る含油ピツトのシール装置。
JP14402281U 1981-09-30 1981-09-30 含油ピツトのシ−ル装置 Granted JPS5849059U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14402281U JPS5849059U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 含油ピツトのシ−ル装置

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JP14402281U JPS5849059U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 含油ピツトのシ−ル装置

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Publication Number Publication Date
JPS5849059U JPS5849059U (ja) 1983-04-02
JPH018785Y2 true JPH018785Y2 (ja) 1989-03-09

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ID=29936989

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JP14402281U Granted JPS5849059U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 含油ピツトのシ−ル装置

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JPS5849059U (ja) 1983-04-02

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