JPH047239Y2 - - Google Patents

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JPH047239Y2
JPH047239Y2 JP1984174576U JP17457684U JPH047239Y2 JP H047239 Y2 JPH047239 Y2 JP H047239Y2 JP 1984174576 U JP1984174576 U JP 1984174576U JP 17457684 U JP17457684 U JP 17457684U JP H047239 Y2 JPH047239 Y2 JP H047239Y2
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storage tank
underground
lower floor
side wall
blocks
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JP1984174576U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、危険物地下貯蔵タンク収納室に係
り、より詳細には、石油類危険物を貯蔵する円筒
形横置式危険物地下貯蔵タンクの収納に用いるコ
ンクリート製、鉄筋コンクリート製のタンク収納
室に関する。
〔従来の技術〕
従来、ガソリン等の危険物地下貯蔵タンク収納
室としては、次のような構成が知られている。
下部床部10、側壁部11および上部床室1
2を有し、その内部に地下貯蔵タンク13を配
設できるように、型枠加工、鉄筋加工およびコ
ンクリート打設を行い、地盤面下に下部床部1
0、側壁部11とを一体に設置し、その内部に
地下貯蔵タンク13を収容すると共に、該空隙
部分に砂等を充填した後、上部床部12を覆い
地下貯蔵タンク13を密閉するようにした構成
(図4参照)。
側壁部分11を支柱14で形成し、危険物の
漏洩に対しては、地下貯蔵タンク13の周囲に
漏洩検知管28を配設して危険物の漏洩の検査
を行えるようにした構成(図5参照)。
しかし、このような危険物地下貯蔵タンク収納
室は、 全て工事を現場で行う必要があり、またコン
クリート打設にともなうコンクリートの養生期
間を必要とすることより、その施工期間が更に
長くなり、稼働中の給油取扱所等での地下貯蔵
タンクを増設する場合は、その施工期間が長く
なれば業務に支障を来す。
コンクリート打設により危険物地下貯蔵タン
ク収納室を密封状に形成するので、地下貯蔵タ
ンクより危険物の漏洩等が生じた場合、そのま
ま放置するか、また地下貯蔵タンクを修復する
場合はその収納室の上部床を壊す必要があるた
め危険性が伴い、その修復期間も長く、かつ経
費が多くかかると共に、地下貯蔵タンクの点
検、交換等ができない。
等の問題がある。
ところで、ガソリン等の危険物地下貯蔵タンク
収納室とは異なるが、地下室(地下構築物)とし
て、該構築物を下部床部、側壁部、および上部床
部を、それぞれブロツク(パネル)で形成し、該
ブロツクを組み立てることで、地下室、地下構築
物を構築できるようにした構成が知られている
(実公昭59−368号、特開昭56−135676号公報参
照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述した構成のものは地下室あるいは
地下構築物で、貯蔵タンク収納を目的とするもの
でないことより、これをタンク収納室に適用する
ことは難しく、安全性に対応し難い。
また、貯蔵タンク収納室とするには、タンク保
持のために他の部品が必要となり、その部品点数
が多くなると共に、タンクの安定性を保持し難く
なる。
本考案は、以上のような点に対処して創作した
ものであつて、その目的とする処は、部品点数を
最小限とし、かつ貯蔵タンクを安定状態で保持で
き、更に安全性に対応でき、短時間の施工でもつ
て得ることができる危険物地下貯蔵タンク収納室
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、以上の目的を達成するための本考案の
危険物地下貯蔵タンク収納室は、危険物地下貯蔵
タンクを収納するための収納室であつて、該収納
室を下部床と、側壁、および上部床の各ブロツク
に分割すると共に、該ブロツクをそれぞれ小ブロ
ツクに分割し、該小ブロツクの下部床には危険物
貯蔵タンク載置保持用枕部を形成し、また前記上
部床には連通管挿通孔を形成し、更に前記側壁に
は開口部を形成し、かつ該開口部は、隣接する側
壁を組み立て接合することが形成されるようにし
た構成よりなる。
〔作用〕
本考案の危険物地下貯蔵タンク収納室は、危険
地下貯蔵タンクを設置する個所に危険物地下貯蔵
タンク収納室を配設する穴を堀り、床盤上に下部
床、および側壁の各小ブロツクを組み立てて配設
するようにしているので、施工期間を短縮でき
る。
従つて、本考案によれば、各部品を工事で予め
製造するので、水平性、垂直性を得ることがで
き、特に、下部床には予め危険物貯蔵タンク載置
保持用枕部を形成されているので、貯蔵タンクを
安定状態で保持できるように作用する。また、上
部床に連通管挿通孔を形成されているので、点検
用の連通管等の設置を容易に行え、また、隣接す
する側壁ブロツクでもつて開口部を形成できるよ
うにしているので、側壁の強度を低下させること
なく開口部が得られるように作用する。
〔実施例〕
以下、図面に記載の実施例に基づいて本考案を
より具体的に説明する。
−実施例 1− 第1図に示すものが本考案の実施例であつて、
危険物地下貯蔵タンク15を収納するための収納
室16が下部床17、側壁18および上部床19
の各ブロツクに分割して形成されている。そし
て、これらの各ブロツク17,18,19を組み
立てることにより危険物地下貯蔵タンク収容室1
6を形成できるように構成されている。
ここで、下部床17、側壁18および上部床1
9の各ブロツクは、通常、コンクリートあるいは
鉄筋コンクリートにより形成されている。
さらに、ここでは前記各ブロツク17,18,
19がそれぞれ小ブロツク17ab‥、18ab…,
19ab…に分割し、この小ブロツクを組み立て
ることにより前記下部床17、側壁18および上
部床19を形成できるようにしてある。そして、
各小ブロツクはネジ棒27その他嵌合等により相
互に取付られている。
また、前記下部床17を形成するブロツクの内
側表面には、前記危険物地下貯蔵タンク15を載
置し、これを保持するための枕材20が形成され
ており、この枕材20には前記危険物地下貯蔵タ
ンク15を固定しておくための固定バンド21が
取付られている。
さらに、上部床19を形成するブロツクには、
前記危険物地下貯蔵タンク15の注油口、計量口
等と連通する連通管22を挿通する穴23が穿設
されている。また、このブロツクは通常外部より
開閉できるように形成されている。この構成の場
合、前記タンク15内の点検等がより容易に行え
る。
なお、下部床17、側壁18および上部床19
の各ブロツクあるいは小ブロツクを耐油性かつ防
水性樹脂でシールドした構成としてもよい。この
構成の場合、危険物地下貯蔵タンク収納室16の
防水性をいつそう向上させることができる。ま
た、前記各ブロツクまたは小ブロツクを被層と
し、その層間に防水シートを配設した構成として
もよい。
そして、この実施例のものを施工するにあた
り、危険物地下貯蔵タンク15と危険物地下貯蔵
タンク収容室16との間の空間部分に砂等を充填
する。
−実施例 2− 第2図に示すものが本考案の他の実施例であつ
て、前述実施例1の構成において、側壁18を形
成するブロツクに開口部24を設けた構成よりな
る。
この構成のものは、前述した従来例を示す第5
図の危険物地下貯蔵タンク収容室16に対応する
ものである。ここで、前記開口部24は側壁18
を形成するブロツクの両隣に位置する二つの小ブ
ロツクにより形成されるようになつている。
−実施例 3− 第3図に示すものが本考案のさらに他の実施例
であつて、前述第2実施例において、下部床1
7、側壁18および上部床19の各ブロツクある
いは小ブロツクがネジ棒等で嵌合することにより
組み立てられるようになつている。
すなわち、下部床17および上部床19にそれ
ぞれ係合用凹部25,26が穿設され、この係合
用凹部25,26に前記側壁18の端部を嵌合
(場合によつてはネジ棒等を用いて)するように
なつている。
この構成の場合、組立により危険物地下貯蔵タ
ンク収容室16がより簡単に得られるという利点
がある。
〔考案の効果〕
以上の記載より明らかなように、本考案によれ
ば、各部品を工場で予め製造するので、水平性・
垂直性を得ることができ、特に、下部床には予め
危険物貯蔵タンク載置保持用枕部を形成されてい
るので、貯蔵タンクを安定状態で保持できるとい
う効果を有する。また、上部床に連通管挿通孔を
形成されているので、点検用の連通管等の設置を
容易に行え、また、隣接すする側壁ブロツクでも
つて開口部を形成できるようにしているので、側
壁の強度を低下させることなく開口部が得られる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部を切欠いた
斜視図、第2図、第3図は本考案の他の実施例を
示す一部を切欠いた斜視図、第4,5図は従来例
を示す縦断面図である。 15……危険物貯蔵用タンク、16……危険物
貯蔵用タンク収容室、17……下部床、18……
側壁、19……上部床。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 危険物地下貯蔵タンクを収納するための収納室
    であつて、該収納室を下部床と、側壁、および上
    部床の各ブロツクに分割すると共に、該ブロツク
    をそれぞれ小ブロツクに分割し、該小ブロツクの
    下部床には危険物貯蔵タンク載置保持用枕部を形
    成し、また前記上部床には連通管挿通孔を形成
    し、更に前記側壁には開口部を形成し、かつ該開
    口部は、隣接する側壁を組み立て接合することで
    形成されるようにしたことを特徴とする危険物地
    下貯蔵タンク収納室。
JP1984174576U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPH047239Y2 (ja)

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JP1984174576U JPH047239Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

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JP1984174576U JPH047239Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

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JPS6189046U JPS6189046U (ja) 1986-06-10
JPH047239Y2 true JPH047239Y2 (ja) 1992-02-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04194281A (ja) * 1990-11-27 1992-07-14 Matsushita Electric Works Ltd 立体ガレージ用のピット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56135676A (en) * 1980-03-24 1981-10-23 Boeicho Gijutsu Kenkyu Honbuch Buried explosionproof built-up construction
JPS59368U (ja) * 1982-06-03 1984-01-05 株式会社南星 搬器における曳索取付装置

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