JPH018195Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は焼肉、焼そば、タコ焼等異種の調理を
行い得る調理台装置に関する。

従来多種類の調理を行うに天板に設けた１個の
抜き穴に各種アタツチメントを適宜選択挿着して
異種の調理を行う式のものは実公昭46−21672号
公報で知られる。

しかしこの場合多種類の調理を順次行なうに際
しその都度アタツチメントを取換るを要し、その
作業が面倒であると共に、調理済の料理の置場を
別に設けなければならない不都合がある。又円形
テーブルの中央に、複数個のアタツチメントとこ
れを加熱する各加熱調理用の熱源を設けたものも
例えば特開昭54−138764号公報に知られる。しか
しこのものは、該アタツチメントをテーブルに直
接嵌合載置するもので、該テーブルを囲んでそれ
ぞれが加熱調理を行いながら会合するには有利で
あるが、コツク等が１個所で調理しながら客に順
に調理仕終えた料理を提供する調理装置としては
不向きである。

本考案はかゝる不都合のない調理台装置を得る
ことをその目的とするもので、基台１の上面に回
転自在に天板２を設け、該天板２の回転方向に複
数個の抜き穴３を形成し、該抜き穴３に各種アタ
ツチメント４を取付けて複数個の調理部５を形成
すると共に、基台１に１個の加熱調理用の熱源６
を設け、前記天板２を回動して所望の調理部５を
順次加熱調理用の熱源６の上面に位置させるよう
にし、該調理部５が該加熱調理用の熱源６の上面
に位置するときのみ該熱源６を作動体勢とするス
イツチ１８を構成するスイツチ部材１８ａ，１８
ｂを基台１と天板２とに設けて成り、該スイツチ
８としては例えばスイツチ部材１８ａとしての永
久磁石とスイツチ部材１８ｂとしてのリードスイ
ツチとの組合せからなる磁気形近接スイツチを用
いる。

第１図並びに第２図に示すものは、脚付のテー
ブル状の基台１の上に淵縁１ａを設けて上面に凹
部を形成し、これに天板２をボールベアリング７
を介して回転自在に支持させて成り、その基台１
の１側に加熱調理用の熱源６としてガス燃焼装置
を設けたものを示し、該ガス燃焼装置は燃焼面を
上向としたガスバーナ８と基台１に設けた基台１
の側面に給気口９を開口し、且つ天板３の回転中
心部に設けた排気口１０に開口する排気筒１１を
備えた該ガスバーナ８を収容する収容室１２とで
形成し、該収容室１２の上面の開口１３に前記天
板２上の調理部５を臨ませてガスバーナ８による
調理が行われるようにした。

該加熱調理用の熱源６はガス燃焼装置に限るこ
となく大型の電熱ヒータ等であつても良い。

又この加熱調理用の熱源６と対向する調理部５
以外の調理部５下面に位置するごとく基台１に小
型の補助熱源としての電熱ヒータ１４を設けれ
ば、これによつて調理された料理が冷えるのを防
ぎ得て有利である。

又加熱調理用の熱源６としてガス燃焼装置を用
いる場合であつても前述のごとく天板２の中央に
排気口１０を設ける必要はなく、第３図並びに第
４図に示す実施例のごとく調理部５から排気させ
るようにしても良く、かくすれば、天板２の中央
に軸１５を設けてこれで基台１に対し天板２を回
転自在に軸支させることが出来て、その取付けが
簡単となる。

尚調理部５に設けるアタツチメント４としては
おでん用の深鍋、ジンギスカン焼用の鉄板、焼銅
等が考えられる。

図面で１６はガス燃焼装置を操作するつまみ、
１７は電熱ヒータ１４のスイツチを示す。尚実施
例に示すガスバーナ８の燃焼面を天地を切換え得
るように設け、燃焼面を下面に向ければ、収容室
１２内でのグリル調理を行うことも可能となる。
又天板２は図示するものでは手動により行わせる
ようにしたものを示すがこれは電動機により自動
的に回動するようにさせることも出来る。

尚前記スイツチは、熱源６としてのガス燃焼装
置のガス供給路に介入させた電磁弁（図示しな
い）の作動回路を介入させた。

本装置によれば、基台１に設けた熱源６上に順
次天板２を回転させて所望の調理部５を臨ませ調
理を行うと共に調理を終つたものは該天板２を食
卓としてパーテイーに於ける客等に供することが
出来る。しかも熱源６上に調理部５が対向すると
きのみ即ち天板２が熱源６上にないときのみ熱源
６を作動体勢と出来て、該天板２を焦がしたり天
板２が極端に熱くなつて会食する者に不快感を与
える不具合もない。

このように本考案によるときは、天板２の回転
中心を囲繞するその回転方向に複数個の抜き穴３
を形成し、該抜き穴３に各種アタツチメント４を
取付けて複数個の調理部５を形成すると共に、基
台１に１個の加熱調理用の熱源６を設けたので、
所望の調理部５の熱源６上面に位置させて加熱調
理を行なつた後、天板２を回転し他の調理部５を
そのあとに移し調理すれば、所望の調理部５を調
理出来ると共に調理済みの調理部５の料理をその
まゝ天板２を食卓として使用することが出来、例
えばコツク等が１個所で調理しこれを順に客に供
する等多人数で会食を楽むことが出来る、しかも
該調理部５が該加熱調理用の熱源６の上面に位置
するときのみ該熱源６を作動体勢とするスイツチ
１８を構成するスイツチ部材１８ａ，１８ａを該
基台１と天板２とに設けたので、該加熱調理用熱
源６の上面に天板２上の調理部５が対向しないと
き即ち該天板２が該熱源６と移行しないときは、
該熱源６が作動せず、従つて該天板２の下面を焦
がしたり該天板２が極端に熱くなつて会食する者
に不快感を与える等の不具合を与えることがない
の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案実施１例を示す斜面図、第２図は
その−線截断面図、第３図は他の実施例の斜
面図、第４図はその−線截断面図である。 １……基台、２……天板、３……抜き穴、４…
…調理部、５……調理部、６……加熱調理用の熱
源。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基台１の上面に回転自在に天板２を設け、該天
   板２の回転方向に複数個の抜き穴３を形成し、該
   抜き穴３に各種のアタツチメント４を取付けて複
   数個の調理部５を形成すると共に、基台１に１個
   の加熱調理用の熱源６を設け、前記天板２を回動
   して所望の調理部５を順次該加熱調理用の熱源６
   の上面に位置させるようにし、且つ該調理部５が
   該加熱調理用の熱源６の上面に位置するときのみ
   該熱源６を作動体勢とするスイツチ１８を構成す
   るスイツチ部材１８ａ，１８ｂを該基台１と天板
   ２とに設けて成る調理台装置。