JPH017829Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、面格子の横桟を取付けるためのコー
ナー方立に関するもので、主として出窓に好適な
アルミ押出型材製の方立に関するものである。

（従来技術） 従来、面格子は、建物開口部に面格子取付け用
の竪枠や横枠を設け、これに竪または横の格子桟
を固着して形成していた。しかし、この種の面格
子では、例えば出窓のように、建物開口部から凸
状に突出して面格子を装着しようとする場合に適
用することができない。

（考案の目的） そこで本考案は、建物開口部から凸状に突出し
て面格子を装着しようとする場合に好適な面格子
のコーナー方立を提案せんとするものである。

（考案の構成） 上記目的を達成するために本考案は、アルミ押
出型材からなる躯体の正面側に屈曲部を介して一
対の横桟取付部を設け、これら横桟取付部の各外
側端を背面側へ延長して、一方には屈折片を、他
方には躯体取付片をそれぞれ形成してなる面格子
のコーナー方立を提供するものである。

（実旋例） 以下に本考案を図示の実旋例に基づいて説明す
ると、第１図ないし第４図において、本考案に係
る面格子のコーナー方立は、アルミ押出型材から
なる躯体１の正面側に屈曲部２を介して一対の横
桟取付部３，４を設け、これら横桟取付部の各外
側端を背面側へ延長して、一方には屈折片５を、
他方には躯体取付片６をそれぞれ形成したもので
ある。本例では、横桟取付部３，４の内側にビス
ホール３ａ，４ａを設けるとともに、これら横桟
取付部の屈曲角度を出窓８のそれと等しく略120
度に形成し、屈折片５は一方の横桟取付部３に対
し略90度屈曲せしめ、また、躯体取付片６は、も
う一方の横桟取付部４に対し略60度の屈曲角度を
備えた連結片７を介して、該横桟取付部とその面
方向が平行となるように設けてある。

次に本案のコーナー方立を用いて面格子を構成
するには、まず、躯体１の取付片６を出窓８の方
立８１に螺着するとともに、一端を上枠８２また
は下枠８３に固着した吊り金具８４の他端にビス
８５を押通して前記横桟取付部３，４のビスホー
ル３ａ，４ａと螺着し、このとき躯体１と吊り金
具８４との間に面格子横枠８６を介装する。そし
て、面格子の横桟９を横桟取付部３，４にその背
面側から挿通したビス８７を以て螺着する。本例
では、横桟取付部３，４における横桟９，９の端
縁を切欠いて、これら横桟９，９が接合すること
ができるように形成している。なお、横桟９，９
の両端は、面格子竪枠１０に螺着される。

（考案の効果） 本考案に係る面格子のコーナー方立は以上説明
したように、アルミ押出型材からなる躯体１の正
面側に屈曲部２を介して一対の横桟取付部３，４
を設け、これら横桟取付部の各外側端を背面側へ
延長して、一方には屈折片５を、他方には躯体取
付片６をそれぞれ形成してなるものであるから、
横桟９，９は横桟取付部３，４に取付けられ、し
たがつてこれにより建物開口部から凸状に突出し
て面格子を装着することができるようになつた。
しかも、横桟取付部３，４は交互に屈曲し、さら
に該横桟取付部の一方には屈折片５を形成してあ
るので、躯体１に対する曲げ強度も確保され、殊
に出窓のような多数の横桟を取付けるコーナー方
立としてまさに好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案コーナー方立を用いた出窓の横断
平面図、第２図および第３図はそれぞれ第１図の
Ａ−Ａ，Ｂ−Ｂ断面図、第４図は本案コーナー方
立の平面図である。 １……躯体、２……屈曲部、３，４……横桟取
付部、５……屈折片、６……躯体取付片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. アルミ押出型材からなる躯体１の正面側に屈曲
   部２を介して一対の横桟取付部３、４を設け、こ
   れら横桟取付部の各外側端を背面側へ延長して、
   一方には屈折片５を、他方には躯体取付片６をそ
   れぞれ形成してなる面格子のコーナー方立。