JPS5851285Y2 - 出窓装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、家屋の外側に張出して取付けられる組立式の
出窓構造に関し、その目的は、家屋本体の軸組に取付け
られる出窓用の軸組を、強固でかつ容易に取付けること
のできる取付は構造を提供せんとするものである。

本考案の構成を一実施例に示す図面に基づいて説明する
と、第１図はこのような出窓の外観を示し、左右の袖パ
ネル１，１と、外壁パネル２及び屋根パネル３とによっ
て外装部が構成されている。

４は基礎である。

第２図は、上記各パネル１，２．３を取付けるための軸
組構造を示し、図において、５は、Ｃチャンネルからな
る縦方向の支柱６，６と両支社６，６間に渡した桁材７
，７とによって方形枠状に形成した家屋本体の軸組であ
って、これらは基礎４のアンカーボルト（図示せず）に
並べて取付けられる。

８，８は、これら本体の軸組５に取付けられる左右両側
の袖軸組であって、Ｃチャンネルからなる内外の支柱９
ａ、９ ｂと両支社９ａ、９ｂ間に渡した桁材１０と
からなる。

１１は、両袖軸組８，８の外側の下端間に渡した横桟、
１２は、該横桟１１に垂設した束材、１３゜１３は、該
束材１１と袖軸組８，８の外側支柱９ａ、９ａとの間に
渡した横桟、１４はこれらの横桟１３のうち一方の横桟
１３に垂設した束材、１５は、内外の横桟１６．１６と
両横柱１６．１６間に渡した桁材１７とからなる屋根フ
レームであって、上記両袖軸組８゜８の上部間に取付け
られる。

しかして、本考案は上記左右両袖軸組８，８の取付は構
造に係るもので、第３図及び第４図で示すように、該袖
軸組８，８における内側支柱９ｂには、その外面に上下
の適宜間隔を置いて、Ｌ型の挿込み片１８が建物即ち建
物材体の軸組５側へ向けて突出させるよう固着されてい
る。

この挿込み片１８の一片はボルト穴１９を有するととも
に外方へ突出し、本実施例においては、この挿込み片１
８の一片を、前記家屋本体軸組５の相隣り合う支柱６，
６間に挿入して取付けるものである。

すなわち、該本体軸組５のＣチャンネル形支柱６は、そ
の開口部２０が方形枠状の内方へ向いておす、シたがっ
て、支柱６．６間に挿込まれた挿込み片１８の一片は、
支柱６゜６の中央片２１．２１間に挾み込まれ、一方の
支柱６の開口部からボルト２２を挿入し、他方において
ナツト２３にて締付は固定されるものである。

なお、２４は、家屋本体の外壁パネルである。

したがって、本考案によれば、両袖軸組の取付けには、
その挿込み片を本体軸組の支柱間の隙間に挿入し、ボル
トにて締付ければよいから取付けが簡単容易であり、し
かも、この挿込み片は両支柱によって両側から挟持され
ることになって強固であり、更に、本体軸組の支柱にボ
ルト穴さえ設ければ、上下方向のどの位置でも取付けら
れる等力れた効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は出窓の外観斜視図、第２図は本考案に係る出窓
軸組の分解斜視図、第３図は要部の拡大分解斜視図、第
４図は同じく要部の拡大横断面図である。 ５・・・・・・本体軸組、６・・・・・・支柱、８・・
・・・・袖軸組、９ａ、９ｂ・・・・・・支柱、１０・
・・・・・桁材、１８・・・・・・挿込み片、２２・・
・・・・ボルト、２３・・・・・・ナツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内外の支柱と両支社間に渡した桁材とからなる出窓用の
   軸組であって、該軸組の内側の支柱に、建物側へ向けて
   突出する挿込み片を設けるとともに、この挿込み片を、
   家屋本体の軸組における相隣接する支柱間の隙間に挿入
   し、該本体軸組の両支柱に挿入したボルトにてこの挿込
   み片を固定したことを特徴とする出窓装置。