JPH01654A - 溶融炭酸塩型燃料電池用セパレ−ト板 - Google Patents

溶融炭酸塩型燃料電池用セパレ−ト板

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Publication number
JPH01654A
JPH01654A JP62-156242A JP15624287A JPH01654A JP H01654 A JPH01654 A JP H01654A JP 15624287 A JP15624287 A JP 15624287A JP H01654 A JPH01654 A JP H01654A
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JP
Japan
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gas
wet
aluminum
shaped member
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JP62-156242A
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JPS64654A (en
Inventor
小関 和雄
Original Assignee
富士電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は溶融炭酸塩型燃料電池のセパレート板に係り
、特に溶融塩に対する耐食性&C−優れたセパレート板
に関する@ 〔従来の技術〕 溶融炭酸塩型燃料電池は通常第2図力分解斜視図に示す
ように、アノード電極1.カソード電極2、電解質板3
.波形集電板4A、4B、セパレート板5A、5Bから
なる単電池が積層されて形成される。電解質板3はr−
リチウムアル之ネートからなりこれに炭酸カリウム(K
2 CO3)と炭酸リチウム(L i 2 CO3)の
共晶塩が電解質として含浸される◇アノード電極1.カ
ソード電極2はニッケル等の焼結体であし、この電極内
部で電解質と、反応ガスが加わって三相界面が形成され
る◇波形集電板4A、4Bはアノード電極1とカソード
電極2を電解質板3に押しつけるとともに電極の電流を
集電してセパレート板5A、5Bに伝える@セパレート
板5A、5Bは第1図の分解斜視図に示すようにガス分
離用部材51.ウェットシール用部材52A。
52Bの3つの部材が接合された形となっている。
ガス分離用部材51は、この上下のウェットシール用部
材をそれぞれ流れるカソードガスとアノードガスが混ざ
らないように分離する@同時にウェットシール用部材の
開孔のなかに収納された波形集電板4A、4Bからの電
池電流を受継する0このウェットシール用部材52A、
52Bは直接的に電解質板3と圧接され、電解質板内部
の溶融炭酸塩の表面張力によって、ウェットシール用部
材52A。
52Bの開孔内部を流れるアノードガスまたはカソード
ガスがリークしないようシールする@セパレート板5A
、5Bは電解質板3と交互に積層され、単電池を機械的
に相互に分離する。しかし電気的には単電池は直列につ
ながる。
従来このようなセパレート板はステンレス製のガス分離
用部材とステンレス製のウェットシール用部材とを溶接
またはロウ付等で接合して製作していた・ 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところがウェットシール用部材が電解質板と接する部分
は溶融塩により腐食を受けるのでウェットシールを十分
に行なうことができずそのために電解質と接触するウェ
ットシール部材の表面をアルミニウムまたは酸化アルミ
ニウムでコーティングして耐蝕性を高めることが行なわ
れるOここでアルミニウムを用いる場合はその融点が6
60℃で溶融炭酸塩型燃料電池の運転温度である650
℃に非常に近く、運転温度のわずかの上昇によりアルミ
ニウムが融けて流れ出し、耐蝕性を失なうという問題点
があ抄、さらに酸化アルミニウムのコーティングを施こ
す場合は、ステンレス金属との熱膨脹率の差によって、
剥離しやすく、七ノ(レート板に十分な防食機能を持た
せることができ々いという問題点があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされ、その目的は、ウェ
ットシール用部材に溶融塩に対して耐食性の高い材料を
用いることにより長期信頼性に優れるセパレート板を提
供するととKある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的はこの発明によればアノードガスとカソード
ガスを分離させる板状部材と、その上下に接合され電解
質板に圧接されて前記ガスのウェットシールを行う枠形
状部材からなり電解質板と交互に積層して単電池を機械
的に相互に分離させる燃料電池用セパレート板であって
、ガス分離用板状部材51がステンレス鋼板であるとと
もに、ウェットシール用の枠形状部材52A、52Bが
アルミニウムとクロムの他セリウムまたはチタンを含む
ステンレス鋼板であるのでその目的を達する。
ガス分離用板状部材のステンレス鋼板としては5US3
10,5US316等が用いられる。これらのステンレ
ス鋼板は溶融塩と直接接触することがないから溶融塩に
よ抄腐蝕されることはない。さらに溶融塩型燃料電池の
運転温度650℃において酸化されないから、導電作用
を失わない0従って波形集電板からの電流はガス分離用
部材を介して、これを導くことができる。一方電解質板
と接するウェットシール用部材にはアルミニウムとクロ
ムの他セリウムまたはチタンを含む鋼板が用いられる。
この鋼板は使用に先立って約1000℃で熱処理される
。この熱処理によし鋼板中のアルミニウムが素材の表面
近くに移動析出して強固なアルミニウム層を形成し一部
は酸化して酸化アルミニウムとなる。表面層が一部酸化
アルミニウムとなることでこの部分の導電性は下がるけ
れども、導電性はガス分離用部材により保証されるので
問題はおこらない。ガス分離用部材は上下にウェットシ
ール用部材を配して溶接またはロウ付けにより一体化さ
れる。
〔作 用〕
セパレート板の電解質板と接する部分(ウェットシール
用部材)を鉄にアルミニウムとクロムの他セリウムまた
はチタンを含む材料で形成し、溶融塩に対する耐蝕性を
もたせウェットシールを十分にさせる。セパレート板の
波形集電板と接触する部分(ガス分離用部材)は耐酸化
性のあるステンレス鋼板で形成し、電池の導電性を確実
にする。
ウェットシール用部材の表面にはアルミニウム層または
このアルミニウムが酸化して酸化アルミニウム層が形成
され、溶融塩に対する耐蝕性が生ずる。表面に形成され
たアルミニウム層または酸化アルミニウム層は素材内部
より移動析出したアルミニウムにより形成されているた
め、温度の変動に対し、安定性が高い0 〔実施例〕 次にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。ウェ
ットシール用部材52A、52B(第1図)として鉄に
アルミニウムを5チ、クロムを20%。
セリウムを0.01%含んだ鋼材(、5ANDVIK社
製。
0XC404)を使用する。この鋼材を1000℃で熱
処理してアルミニウムを表面に析出させる。ガス分離用
部材51として5US310を使用する0ガス分離用部
材51と上記の熱処理したウェットシール用部材52A
、52Bとを溶接してセパレート板を作製する。次にこ
のセパレータを用いて燃料電池を組立てる◎ガス分離用
部材51σ)上側でウェットシール用蔀材52Aの枠内
にはカソードガス(o2+ co2+N2 )が流され
る0ガス分離用部材51の下側にはアノードガス(H2
)が流される。
カソードガスの流れるカソード電極2(第2図)におい
ては次式の反応がおこる0 ト(り 1/202 + Cog + 2 @→C03またアノ
ードガスの流れるアノード電極で蝶次式の反応がおこる
0 H2+ Co3→H20+ CO2+ 2 e    
     (2)(1)式と(21弐により全体として
水素と酸素とから水を生成して外部回路に電流が供給さ
れる。この電流は波形集電板4A、4Bとセパレータの
ガス分離用部材を通して導電される。ガス分離用部材の
5O8310は燃料電池の運転温度650℃において耐
酸化性を有し、650℃において導電性は良好である。
波形集電板4A、4Bは穴あき波板で5US310を用
いて形成される。セパレート板のウェットシール用部材
の表面はアルミニウムまたは酸化アルミニウムで被覆さ
れるので溶融塩(K2CO3とLi2 co3の共晶塩
)により腐蝕される仁とがない0650℃で3000時
間燃料電池を運転し、分解検査した所、全く腐−食のな
いことがわかった。5US310をウェットシール用部
材として用いたセパレート板は、500時間程度で腐食
が観察される。またこの発明の実施例に係るセパレート
板は、燃料電池の運転温度の変動により、表面層が溶出
したり、機械的に剥離することがなく安定性が高く、燃
料電池の信頼性が大きく向上する0なおウェットシール
用部材52A、52Bとしては、鉄主成分にアルミニウ
ムを2.91−、クロムを18.3+%、チタンを0、
32 %含む鋼材(日新製鋼、NC^1)も上記と同様
な効果をあげることができる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、アノードとカソードガスを分離させ
る板状部材と、その上下に接合され電解質板に圧接され
て前記ガスのウェットシールを行う枠形状部材からなり
電解質板と交互に積層して単1池を機械的に相互に分離
させる燃料電池用セパレート板であって、ガス分離用板
状部材がステンレス鋼板であるとともに、ウェットシー
ル用の枠形状部材をアルミニウムとクロムの他セリウム
またはチタンを含むステンレス鋼板としたので、導電性
と耐食性に優れたセパレート板が得られ、その結果溶融
炭酸塩型燃料電池の信頼性が大きく向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係るセパレート板を示す分
解斜視図である0第2図は燃料電池の分解斜視図である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)アノードガスとカソードガスを分離させる板状部材
    と、その上下に接合され電解質板に圧接されて前記ガス
    のウェットシールを行う枠形状部材からなり電解質板と
    交互に積層して単電池を機械的に相互に分離せせる燃料
    電池用セパレート板であつて、ガス分離用板状部材がス
    テンレス鋼板であるとともに、ウェットシール用の枠形
    状部材がアルミニウムとクロムの他セリウムまたはチタ
    ンを含むステンレス鋼板であることを特徴とする溶融炭
    酸塩型燃料電池用セパレート板。
JP62156242A 1987-06-23 1987-06-23 Separating plate for molten carbonate fuel cell Pending JPS64654A (en)

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US6372374B1 (en) * 1999-11-30 2002-04-16 Fuelcell Energy, Inc. Bipolar separator plate with improved wet seals
DE602006013020D1 (de) * 2006-12-07 2010-04-29 Ansaldo Fuel Cells Spa Flansche für die Separatorplatte von Schmelzkarbonatbrennstoffzellen
CA2873070C (en) 2012-06-18 2015-08-18 Oldcastle Building Products Canada Inc. Dual-unit paving system

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