JPH0161163B2 - - Google Patents

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JPH0161163B2
JPH0161163B2 JP57056891A JP5689182A JPH0161163B2 JP H0161163 B2 JPH0161163 B2 JP H0161163B2 JP 57056891 A JP57056891 A JP 57056891A JP 5689182 A JP5689182 A JP 5689182A JP H0161163 B2 JPH0161163 B2 JP H0161163B2
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JP57056891A
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JPS58173421A (ja
Inventor
Hironori Noguchi
Hideo Usuda
Juji Yuzunaka
Takaharu Akagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
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Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP5689182A priority Critical patent/JPS58173421A/ja
Publication of JPS58173421A publication Critical patent/JPS58173421A/ja
Publication of JPH0161163B2 publication Critical patent/JPH0161163B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/08Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring diameters
    • G01B5/12Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring diameters internal diameters

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、円筒体、角筒体等の被測定物におけ
る内径、内側寸法等を自動的に計測可能な自動内
側測定機に関する。
従来、被測定物の内側寸法を手動又は半自動測
定する場合、被測定物の内側に当接する一対の接
触子を設け、これらの接触子をそれぞれ独立に内
側壁面に向つて移動させて各内側壁面に当接さ
せ、この当接時における両接触子間の寸法を各接
触子の変位量の和として求めるのが一般的であつ
た。
しかし、このような従来例にあつては、各接触
子をそれぞれ独立に移動させる駆動手段が必要と
されるばかりでなく、各接触子の変位量を別個な
変位検出器で検出しなければならない。このため
これらの別個な変位検出器間の感度のマツチング
をとらねばならず、使用上煩雑であるという欠点
がある。また、円筒体の内径測定を行う場合にお
いては、穴の直径部の寸法を計測する必要がある
ため、被測定物の固定時に、両接触子を結ぶ線上
に被測定物の中心を設定するように固定する必要
があり、この作業も煩雑であり、かつ、両接触子
を結ぶ線上に被測定物の中心を設定することは内
径寸法が不明な測定前においては事実上不可能で
あつた。
上述のような従来の欠点を除去するため、両接
触子を1つの駆動源で移動させたり(実開昭56−
65407号)、両接触子間に跨つて変位検出器を設け
て1つの変位検出器で両接触子間の寸法を測定す
るもの(特願昭56−32297号)等が提案されてい
るが、これらは前記欠点を同時に解決するもので
はなく、また、完全自動化には不適な構造であつ
た。
本発明の目的は、被測定物の載物台上での設定
から適正な測定力での被測定物の最大内側測定ま
でを自動的に行なうことのできる自動内側測定機
を提供するにある。
本発明は、先端に第1の接触子を有する一方の
アームを基体に固定された固定アームとするとと
もに、第2の接触子を有する他方のアームを基体
に対し所定方向に移動可能な可動アームとしてこ
の可動アームと基体との間に1個の変位検出器を
設けることにより両接触子間の間隔を検出できる
ようにし、また、前記第1、第2の接触子が離反
する方向に可動アームを付勢して測定力を付与す
る付勢手段を設けるとともに、可動アームを両接
触子が接近する方向に移動させるアーム移動手段
を設けて両接触子を被測定物の穴等の内側内に挿
入可能とし、前記両接触子の下方位置において可
動アームの移動方向及びこれと直交する方向に載
物台を移動自在に基体に設けて載物台をいわゆる
フローテイング状態とし、可動アームの移動時
に、載物台を当該載物台上に固定された被測定物
を介して移動させるようにして1個のアームの移
動のみで被測定物の内側面に両接触子を当接でき
るようにし、さらに、載物台を往復移動手段によ
り可動アームの移動方向と直交する方向に強制的
に移動させて円筒内側面の最大内径等のさぐり機
能を持たせ、また、載物台と両接触子とを相対的
に上下移動させる上下移動手段を設け、前記アー
ム移動手段の作用とも相俟つて被測定物の穴等の
内側に両接触子を挿入可能にし、かつ、前記各手
段に所定動作指令を発する制御手段を設けて各部
の自動化を可能にして前記目的を達成しようとす
るものである。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図ないし第3図の全体図において、直方体
状に形成された基体1の長手方向の上面両側には
それぞれ支持台2,3が立設されている。一方の
支持台2の上端部には支持軸4を介して正面下向
きコ字形の固定アーム5の開放側一端(基端)が
固定され、この固定アーム5の開放側値端(先
端)の内側面には半球状の第1の接触子6が固定
されている。
前記固定アーム5には、ほぼ同形の可動アーム
7が固定アーム5と対称に対向配置され、この可
動アーム7の開放側一端(基端)は、変位検出器
8の移動部であるスピンドル9の先端に固定さ
れ、スピンドル9の軸方向すなわち所定方向とし
てのX方向に移動可能にされ、また、開放側他端
(先端)の内側面には半球状の第2の接触子10
が固定されている。
前記変位検出器8は、通常の直線方向変位を検
出する装置で、スピンドル9の内端に設けられた
光学的あるいは磁気的等のスケールの動きを、こ
れに対向する光学的あるいは磁気的検出素子で読
取るように構成されており、この検出器8は前記
基体1上に立設された他方の支持台3の上端部に
そのケーシングで固定されている。
前記可動アーム7の基端にはロープ11の一端
が連結されるとともに、このロープ11の途中
は、基体1の一部をなす支持台3の側面に回転自
在に支持されたプーリ12に巻回されてその他端
は下方に垂下され、この他端には重錘13が連結
されている。これらのロープ11、プーリ12及
び重錘13により付勢手段14が構成され、この
付勢手段14により可動アーム7を第1、第2の
両接触子6,10が互いに離反する方向に常時付
勢して円筒体などの被測定物15に測定力を付与
するようになつている。
前記支持台3上にはブラケツト16を介してア
ーム移動手段としてのシリンダ17が取付けら
れ、このシリンダ17のピストンロツド18の先
端には、端部に半球部19を有する当接部材20
が固定されている。ピストンロツド18の進出時
にはこの当接部材20の先端半球部19が可動ア
ーム7の第2図中右側面に当接され、付勢手段1
4の付勢力に抗して可動アーム7を固定アーム5
側に付勢するようになつている。
前記両接触子6,10の下方位置において、前
記被測定物15を載置する載物台22が配置され
ている。この載物台22は、上方から第1、第
2、第3の3枚の板状体23,24,25により
支持され、この載物台22と第1の板状体23と
の間には、第3図に示されるように、ベアリング
26が介装されて載物台22は第1の板状体23
に対し前記X方向に移動自在に支持されている。
また、第1の板状体23と第2の板状体24との
間において、第2図に示されるように、一側には
支点軸27が介装されるとともに、他端には上下
位置調整可能に第1の板状体23にねじ込まれ、
先端半球部を第2の板状体24に当接されて第
1、第2の板状体23,24間の平行度を調整可
能な調整ねじ28が介装され、かつ、第1、第2
の板状体23,24を常時接近する方向に付勢す
る引張ばね29が両側端面間に介装され、これに
より第1の板状体23を介して載物台22の水平
度が調整可能にされている。さらに、第2の板状
体24と第3の板状体25との間にはスライドレ
ール30が介装されて第2の板状体24は第3の
板状体25に対し、前記X方向と直交するY方向
に移動自在にされている。
前記第1の板状体23の背部側面には、第4図
に拡大して示されるように、載物台位置固定用の
シリンダ31が取付けられ、このシリンダ31の
ピストンロツド32の先端には端部に半球部33
を形成された押圧部材34が固定されている。こ
の押圧部材34は載物台22の一端に固定された
端部材35の下面に突設された当接体36に当接
可能にされ、ピストンロツド32の進出時に押圧
部材34が当接体36に当接されて載物台22を
第2図中左方に移動させ、この載物台22の移動
は、載物台22の他端側の下面に突設されたプラ
スチツク製のストツパ37が第1の板状体23の
端面に当接することにより停止され、これにより
載物台22と第1の板状体23とのX方向の自由
な移動が規制され、載物台22と第1の板状体2
3とは一体に固定されるようになつている。ここ
において、シリンダ31、押圧部材34、当接体
36及びストツパ37により載物台固定手段38
が構成されている。また、このシリンダ31のピ
ストンロツド32の作動状態は、第1の板状体2
3に設けられた検出器としての近接スイツチ39
及びピストンロツド32の先端に取付けられた磁
性板40とにより検出されるようになつている。
前記第2の板状体24の背部側面には、第3図
に示されるように、案内ピン41が突設されると
ともに、この案内ピン41の先端部は第3の板状
体25の背部側面に固定された側面L字形のブラ
ケツト42に摺動自在に貫挿され、その突出部に
はCリング43が取付けられて抜け止めされ、か
つ、案内ピン41の周囲において第2の板状体2
4とブラケツト42との間に圧縮コイルばね44
が介装され、これにより第2の板状体24は常時
右方に付勢されている。また、第2の板状体24
の前部側面にはブラケツト45を介してカムフオ
ロワ46が下方に突設され、このカムフオロワ4
6にはモータ47の出力軸に固定された偏心カム
48が摺接され、このカムフオロワ46と偏心カ
ム48との摺接力は前記圧縮コイルばね44によ
り付与され、偏心カム48の回転に伴ない第2の
板状体24はY方向に強制的に往復動するように
されている。前記モータ47は第3の板状体25
の前部側面に固定された取付板49に支持される
とともに、前記ブラケツト45、カムフオロワ4
6、モータ47、偏心カム48及び取付板49は
カバー50に被覆されている。ここにおいて、案
内ピン41、ブラケツト42、Cリング43、圧
縮コイルばね44、ブラケツト45、カムフオロ
ワ46、モータ47、偏心カム48及び取付板4
9により第2の板状体24の往復移動手段51が
構成され、この往復移動手段51による第2の板
状体24の往復移動は、第3の板状体25の側面
に固定された一対の近接スイツチ52及び、第2
の板状体24の側面に固定されるとともにこれら
の一対の近接スイツチ52にそれぞれ対向された
一対の平面L字形の磁性材53により検知され、
両近接スイツチ52が各1回作動されたとき、す
なわち、偏心カム48が1回転して第2の板状体
24が一往復したとき、モータ47の作動が停止
されるようになついる。
前記第3の板状体25の下面には上下動軸54
の上端が固定され、この上下動軸54は、基体1
を貫通して固定された軸受箱55内に挿入された
ボールブツシユ56に上下摺動自在に支持されて
いる。この上下動軸54の下端部は、上下動用シ
リンダ57のピストンロツド58の先端に連結さ
れるとともに、このシリンダ57は支軸59及び
取付板60を介して基体1の下面に固定されてい
る。ここにおいて、上下動軸54、軸受箱55、
ボールブツシユ56、シリンダ57、支軸59及
び取付板60により載物台22の上下移動手段6
1が構成されるとともに、この上下移動手段61
による載物台22の上昇もしくは下降は、前記上
下動軸54の下端に固定されたドツグ62並びに
このドツグ62により作動される上昇位置検知リ
ミツトスイツチ63及び下降位置検知リミツトス
イツチ64により検知されるようになつている。
これらのリミツトスイツチ63,64は前記支軸
59に適宜な締付具を用いて適宜位置に固定され
ている。
前記第3の板状体25の一側下面には、第3図
に示されるように、ガイドバー65が固定されて
板状体25すなわち載物台22の上下移動に伴な
つて上下移動するようにされ、このガイドバー6
5の周面には、前記軸受箱55に回転自在に支持
された一対のローラ66が摺接され、これにより
載物台22の回り止めがなされている。
載物台22は、上述の構成により、結局、基体
1に対し第2の接触子10が固定された可動アー
ム7の移動方向であるX方向及びこれに直交する
方向であるY方向に移動可能にされるとともに、
載物台固定手段38の開放によりX方向にフロー
テイング状態とされ、かつ、上下移動可能にされ
ている。
前記載物台22の一端に設けられた端部材35
と、他端に設けられた端部材67との間には一対
の案内軸68が掛け渡され、これらの案内軸68
には各一対の摺動ブロツク69,70が摺動自在
に支持されている。これらの各一対の摺動ブロツ
ク69,70間にはそれぞれ連結板71,72が
掛け渡されて各一対の摺動ブロツク69,70は
一体に移動するようにされている。この一方の連
結板71の他方の連結板72に対向する面には、
板ばね74を介して被測定物固定用可動軸73が
突設されるとともに、板ばね74の先端折曲部7
5は連結板71上に固定された光検知器76内に
挿入可能にされている。この際、可動軸73が被
測定物15に当接されると板ばね74が撓まさ
れ、折曲部75が光検知器76内に挿入され、こ
れにより可動軸73と被測定物15との当接が検
知されるようになつている。また、連結板71の
位置調整は、この連結板71に当接されるととも
に、一方の端部材35の突部77にねじ込まれた
調整ねじ78の位置を調整することにより行なえ
るようになつている。
前記他方の連結板72は、一方の連結板71に
対向された中央部にV字溝79を備え、このV字
溝79と前記可動軸73とにより被測定物15を
押圧挾持できるようにされている。また、他方の
連結板72は、ブラケツト80及びねじ81を介
して固定手段用シリンダ82のピストンロツド8
3に連結され、このシリンダ82は端部材67上
に取付けられるとともに、シリンダ82の作動に
伴なつて左右に移動するようになつている。ここ
において、案内軸68、摺動ブロツク69,7
0、連結板71,72、可動軸73、板ばね7
4、調整ねじ78、ブラケツト80、ねじ81、
シリンダ82により被測定物15の固定手段84
が構成されている。この固定手段84の固定、開
放動作は、端部材67に固定された近接スイツチ
85とピストンロツド83の先端に固定された磁
性材86とにより検知されるようになつている。
第1図において、基体1の前方には、被測定物
15のストツク装置87が設けられるとともに、
このストツク装置87内の被測定物15を供給側
把持装置88の前方に1個づつ押出すプツシユ装
置89が設けられ、このプツシユ装置89により
押出された被測定物15は前記把持装置88の一
対のハンド90により把持されて載物台22上に
供給されるようになつている。また、基体1の後
方には、測定の完了した被測定物15を載物台2
2上から取出す排出側把持装置91が設けられて
いる。この把持装置91は一対のハンド92を有
し、これらのハンド92により被測定物15を把
持して載物台22上から良否選別装置93の傾斜
台94上に移載できるようにされている。この傾
斜台94の側方には良品シユート95及び不良品
シユート96が設けられ、良否選別装置93への
良品又は不良品である旨の入力信号により良否選
別装置93のモータが正又は逆方向に駆動され、
傾斜台94が良品又は不良品シユート95,96
側に傾き、傾斜台94上の被測定物15が良品又
は不良品シユート95,96内に落下されるよう
になつている。
第5図には、本実施例の制御系統の概略ブロツ
ク図が示され、制御装置97は、測定値を表示す
るための表示装置98を有するとともに、アーム
移動手段17、載物台固定手段38、往復移動手
段としてのシリンダ51、上下移動手段61、固
定手段84、供給側把持装置88、プツシユ装置
89、排出側把持装置91、良否選別装置93及
び変位検出器8に接続され、各手段17,38,
51,61,84及び装置88,89,91,9
3からの検知信号を受けてそれぞれに所定の動作
指令を発し、かつ、変位検出器からの信号に基づ
き適宜な演算等を行なつて測定値を表示装置98
に表示するように構成されている。
次に本実施例の動作につき、第6図をも参照し
て説明する。
測定開始前においては、アーム移動手段として
のシリンダ17のピストンロツド18は進出され
ており、これにより可動アーム7は固定アーム5
に当接され、第1、第2の両測定子6,10間は
最も接近した状態にされている。また、載物台固
定手段38のシリンダ31のピストンロツド32
も進出されて載物台22は固定状態とされるとと
もに、往復移動手段51のモータ47は停止され
ている。さらに、上下移動手段61のシリンダ5
7のピストンロツド58は縮小状態にされるとと
もに、被測定物15の固定手段84のシリンダ8
2のピストンロツド83も縮小状態とされて開放
状態とされ、これにより載物台22は下方に移動
されており、連結板72と可動軸73との間に被
測定物15が供給可能な状態とされている。
この状態で、プツシユ装置89が制御装置97
により作動されてストツク装置87から押出され
た被測定物15は、供給側把持装置88により載
物台22上に供給される。この被測定物15の供
給が図示しない検知器により検知されると、制御
装置97の指令により固定手段84のシリンダ8
2が作動されてピストンロツド83が進出され、
連結板72と摺動軸73との間に被測定物15が
固定され、この固定が光検知器76により検知さ
れる。この検知により上下移動手段61のシリン
ダ57が作動され、ピストンロツド58が進出さ
れて第2図図示の状態とされ、これが上昇位置検
知リミツトスイツチ63とドツグ62とで検知さ
れるとシリンダ57の作動が停止される。これに
より、最も接近した状態にある両接触子6,10
は被測定物15の内側に挿入される。この際、一
方の連結板71の位置は調整ねじ78により予め
調整されており、両接触子6,10は被測定物1
5に当接することなく被測定物15の穴等の中に
挿入される。
ついで、載物台固定手段38のシリンダ31の
ピストンロツド32が縮小されて載物台22がX
方向移動自在にされ、こののちアーム移動手段と
してのシリンダ17のピストンロツド18が縮小
される。このピストンロツド18の縮小に伴ない
可動アーム7は付勢手段14を構成する重錘13
により右方に引かれ、可動アーム7の第2の接触
子10が被測定物15の内壁に当接すると、可動
アーム7は被測定物15及びこの被測定物15を
固定、支持する載物台22をも右方に移動させ
る。この移動は、被測定物15の左方の内壁に固
定アーム5の第1の接触子6が当接することによ
り停止され、これにより被測定物15の内径に両
測定子6,10が重錘13により得られる測定力
で当接され、被測定物15の一応の内径(内側)
寸法が得られることとなる。この内側寸法は、可
動アーム7に連結されたスピンドル9の動きとし
て変位検出器8で検出され、制御装置97を介し
て表示装置98に表示される。この際、両接触子
6,10を結ぶ線は、必ずしも被測定物15の中
心を通るとは限らず、従つて、この測定値は円筒
形の場合の被測定物15の真の直径とは限らな
い。このため、本実施例では、両接触子6,10
が被測定物15の内壁に当接されると、往復移動
手段51のモータ47が作動され、偏心カム48
を1回転させたのち停止される。この偏心カム4
8の回転により第2の板状体24より上方の部分
はY方向に往復移動され、被測定物15もその内
径が両接触子6,10に接触されたまま往復移動
される。この被測定物15の往復移動時におい
て、変位検出器8で得られる最大値が被測定物1
5の真の直径と考えられるから、この値を制御装
置97で記憶しておき、表示装置98に表示すれ
ば、これが求める測定値となる。
なお、本実施例の変位検出器8においては、絶
対値測定は、その特性上直接的には不可能なた
め、上述と同様な手順でリングゲージ等の基準寸
法体を予め測定して制御装置97にその測定値を
記憶しておき、この基準寸法体の測定値と比較し
て被測定物15の内側寸法値を絶対値もしくは比
較値として得るものである。
載物台22の往復移動が終了して測定値が得ら
れたら、アーム移動手段としてのシリンダ17を
前述とは逆方向に作動させて可動アーム7を固定
アーム5側に閉じさせ、ついで載物台固定手段3
8により載物台22を固定し、上下移動手段61
のシリンダ57も逆方向に駆動させて載物台22
を下降させる。こののち、固定手段84を開放
し、測定の完了した被測定物15は排出側の把持
装置91により取出し、良否選別装置93の傾斜
台94上に載置する。この傾斜台94は、被測定
物15の測定結果に基づき制御装置97から発せ
られる信号により良品シユート95側もしくは不
良品シユート96側に傾斜され、被測定物15は
自動的に良、否が判別され区分けされる。
以下、前述の動作を繰返すことにより、被測定
物15の自動測定が継続されることとなる。
上述のような本実施例によれば、固定アーム5
と可動アーム7とを設け、この可動アーム7は測
定力用付勢手段14により、フローテイング状態
にある載物台22とともに移動され、これによつ
て固定アーム5側の接触子6が被測定物15に当
接されるから、被測定物15に常に適正な測定力
を付与できるという効果がある。また、両接触子
6,10の間隔は1つの変位検出器8で検出でき
るから、構造が簡単となるばかりでなく、その組
立作業も容易になり安価に提供でき、かつ、2検
出器を用いる場合に必要とされる検出器感度のマ
ツチング操作も必要とされない。
さらに、往復移動手段51が設けられているか
ら、円筒状の被測定物15における真の直径を求
めることができる。
なお、実施にあたり、前記各手段の駆動源とし
てシリンダを用いているものは、モータを用いラ
ツクとピニオンとを組合せて駆動してもよく、一
方、モータを用いているものはシリンダを用いて
もよい。また、各検出器は近接スイツチによるも
のに限らず、他の検知器でもよい。さらに、付勢
手段は、重錘に限らず、ばね、シリンダ等を用い
てもよいが、重錘を用いれば常に一定な測定力を
容易に得られるという利点がある。また、本発明
は被測定物として円筒形に限らず、円形以外の形
状の穴等の内側寸法をも自動測定できる。しか
し、往復移動手段が設けられている点から、円筒
形の被測定物の測定に最適である。さらに、前記
実施例では載物台側を上下動させたが、両接触子
すなわち両アーム側を上下動させて被測定物の供
給、排出を可能としてもよい。また、載物台固定
手段は必ずしも必要ではないが、設ければ被測定
物の供給時に載物台がふらつくことがなく、使用
上便利である。
上述のように本発明によれば、操作が簡易で、
かつ、適正な測定力で被測定物の内側を自動測定
できる自動内側測定機を提供できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動内側測定機の一実施
例を示す一部を切欠いた平面図、第2図はその一
部を断面した正面図、第3図は第2図の一部を切
欠いた左側面図、第4図は第3図の−線に沿
う一部の拡大図、第5図は本実施例の制御系統を
示す概略ブロツク図、第6図は本実施例の動作説
明図である。 1……基体、5……固定アーム、6……第1の
接触子、7……可動アーム、8……変位検出器、
9……スピンドル、10……第2の接触子、11
……ロープ、12……プーリ、13……重錘、1
4……付勢手段、15……被測定物、17……ア
ーム移動手段としてのシリンダ、22……載物
台、38……載物台固定手段、51……往復移動
手段、61……上下移動手段、84……固定手
段、97……制御装置、98……表示装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 先端に第1の接触子を有するとともに基体に
    固定された固定アームと、先端に第2の接触子を
    有するとともに基体に対し所定方向に移動可能か
    つ前記固定アームに対向配置された可動アーム
    と、この可動アームを前記第1、第2の両接触子
    が離反する方向に付勢して測定力を付与する付勢
    手段と、前記可動アームを両接触子が接近する方
    向に移動させるアーム移動手段と、前記両接触子
    の下方位置において基体に対し第2の接触子の移
    動方向及びこれに直交する方向に移動可能とされ
    た載物台と、この載物台を第2の接触子の移動方
    向と直交する方向に強制的に往復移動させる往復
    移動手段と、前記載物台と両接触子とを上下方向
    に相対移動させる上下移動手段と、前記載物台上
    に被測定物を固定する固定手段と、前記第1の接
    触子と第2の接触子との間の間隔を検出する変位
    検出器と、この変位検出器からの測定値を表示す
    る表示装置を有するとともに前記各手段に所定動
    作指令を発する制御装置とを具備したことを特徴
    とする自動内側測定機。 2 特許請求の範囲第1項において、前記載物台
    は前記付勢手段の付勢力により摺動されるよう基
    体に支持されたことを特徴とする自動内側測定
    機。 3 特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、前記付勢手段は、可動アームに一端を連結さ
    れたロープと、このロープが巻回されるとともに
    基体に回転自在に支持されたプーリと、前記ロー
    プの他端に連結された重錘とを備えて構成された
    ことを特徴とする自動内側測定機。
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