JPH0622509A - 圧入体圧入方法及び圧入体の測長器付き圧入装置 - Google Patents

圧入体圧入方法及び圧入体の測長器付き圧入装置

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JPH0622509A
JPH0622509A JP4017911A JP1791192A JPH0622509A JP H0622509 A JPH0622509 A JP H0622509A JP 4017911 A JP4017911 A JP 4017911A JP 1791192 A JP1791192 A JP 1791192A JP H0622509 A JPH0622509 A JP H0622509A
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press fit
shaft
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正美 清水
Kazuo Niijima
一男 新島
Yasushi Kawakami
泰 川上
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Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧入体の圧入と同時に圧入寸法の測定がで
き、圧入寸法精度を上げる。 【構成】 所定高さにセットした被圧入体へ上方より圧
入体を、サーボモータによりボールねじ軸を下降させて
所定寸法仮圧入し、該圧入体と共に移動する被測定子に
測定子が当接するリニアゲージ及び前記圧入体の圧入荷
重を測定可能に設けた荷重計を0点設定し、被圧入体へ
圧入体を予め設定した所定寸法圧入し、その終了時にお
けるリニアゲージ及び荷重計の指示値に基づきこれらの
指示値が所定値であれば、前記定寸圧入工程終了時の圧
入寸法と予め定められた圧入体の圧入目標寸法との差圧
入寸法量被圧入体へ圧入体を圧入し、前記差圧入工程に
よる圧入体の圧入寸法量が圧入目標寸法であるか否かを
リニアゲージにより確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の燃料ポンプに用
いられるモータのアーマチュアコアへアーマチュアシャ
フトを圧入する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記モータのアーマチュアコアへ
アーマチュアシャフトを取付けるには、油圧シリンダを
有するプレス機により圧入している。ところで、圧入さ
れたアーマチュアシャフトのアーマチュアコアから押出
された部分(圧入方向先端側の部分)の長さに精度を要
する場合、アーマチュアコアを保持する治具のアーマチ
ュアコアとの当接面から所定の距離の位置にストッパを
設けて、このストッパに押出されてくるアーマチュアシ
ャフトの先端を突き当ててアーマチュアコアとアーマチ
ュアシャフトとの相対位置寸法を定める、いわゆる定寸
圧入方式を採るのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
ようなアーマチュアコアへのアーマチュアシャフトの圧
入の仕方にあっては、アーマチュアコアに対するアーマ
チュアシャフトの相対位置の基準が異なり製品の種類が
変ると、ストッパの段取換えが必要になり手間がかか
り、またストッパの摩耗によりアーマチュアコアへのア
ーマチュアシャフトの圧入寸法のバラツキがそのままア
ーマチュア・アッセンブリのバラツキとなるので、製品
の信頼性を得がたいという問題があり、更にまた、プレ
ス機により押されたアーマチュアシャフトがストッパに
突当ると、アーマチュアシャフトがプレス機とストッパ
の間にシリンダの油圧を受けながら挟まれることにな
り、細いシャフトでは曲がりが発生するという問題があ
った。
【0004】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、被圧入体への圧入体の圧入と同時に被圧入体への圧
入体の圧入寸法の測定ができ圧入寸法精度を上げ、製品
の信頼性を向上させることができ、しかも圧入体が比較
的細いものであっても圧入体の曲がりが発生しない圧入
体圧入方法及び圧入体の測長器付き圧入装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成させるために、第1の発明においては、所定高さ位置
にセットされた被圧入体の被圧入部へ上方より圧入体
を、サーボモータによりボールねじのボールねじ軸を下
降させて該ボールねじ軸を介して所定寸法圧入する仮圧
入工程と、該圧入体と共に移動する被測定子の上端に測
定子が当接させられているリニアゲージを0点設定しか
つ前記圧入体の圧入荷重を測定可能に設けられた荷重計
を0点設定する工程と、更に前記被圧入体へ前記圧入体
を予め設定された所定寸法圧入する定寸圧入工程と、該
定寸圧入工程終了時における前記リニアゲージ及び荷重
計の指示値に基づき該リニアゲージ及び荷重計の指示値
が所定値であれば、前記定寸圧入工程終了時の圧入寸法
と被圧入体への圧入体の予め定められた圧入目標寸法と
の差圧入寸法量被圧入体へ圧入体を圧入する差圧入工程
と、前記差圧入工程による被圧入体への圧入体の圧入寸
法量が前記圧入目標寸法であるか否かを前記リニアゲー
ジにより確認する工程とからなる構成としている。ま
た、第2の発明においては、基板上に軸線を上下方向に
向けて設けられた軸受と、該軸受に、回転部の回転を許
容し軸線方向の移動を阻止しかつボールねじ軸の回転を
阻止して該ボールねじ軸を上下動自在に支持させたボー
ルねじと、該ボールねじの回転部に連結され、該回転部
を回転駆動させるサーボモータと、前記ボールねじ軸の
下端に連結され該ボールねじ軸の下端との間に荷重検出
部材を介在させて押圧軸を前記ボールねじ軸と同軸状に
取付け前記ボールねじ軸の移動方向に沿って前記押圧軸
を移動自在とした移動体と、ピストンロッドを直立状に
して前記基板の下方に設けられたシリンダ機構と、被測
定子を有し前記ピストンロッドに連結されて該ピストン
ロッド上に設けられた荷重受け部材と、前記基板に連結
固定し測定子を所定圧で前記被測定子に係合させた測長
器と、上端に圧入体受け部を有するストッパを上部に着
脱可能に設け前記荷重受け部材に連結して該荷重受け部
材上に前記押圧軸と同軸状に設けた専用軸とからなり、
前記被圧入体への圧入体の圧入圧力及び圧入長を測定し
得るようにした構成としている。
【0006】
【作用】前記第1,第2の発明の構成によれば、所定高
さにセットした被圧入体へ上方より圧入体を、サーボモ
ータによりボールねじ軸を下降させて所定寸法仮圧入
し、該圧入体と共に移動する被測定子に測定子が当接す
るリニアゲージ及び前記圧入体の圧入荷重を測定可能に
設けた荷重計を共に0点設定し、被圧入体へ圧入体を予
め設定した所定寸法圧入し、その終了時におけるリニア
ゲージ及び荷重計の指示値に基づきこれらの指示値が所
定値であれば、前記定寸圧入工程終了時の圧入寸法と予
め定められた圧入体の圧入目標寸法との差圧入寸法量、
被圧入体へ圧入体を圧入し、前記定寸圧入工程終了時の
リニアゲージ及び荷重計の指示値が所定値でなければ、
前記仮圧入寸法量と定寸圧入寸法量との合計寸法量だけ
圧入体を上方へ戻し、前記差圧入工程による圧入体の圧
入寸法量が圧入目標寸法であるか否かをリニアゲージに
より確認することにより、被圧入体への圧入体の圧入と
同時に圧入寸法の測定ができ、サーボモータとボールね
じとの協働作用により、圧入寸法精度が向上し、被圧入
体,圧入体それぞれの寸法精度即ち、単品の寸法精度よ
りもこれら被圧入体と圧入体を組合わせた結合体の寸法
精度の方が高い寸法精度を要求される場合においても、
これに合格する圧入寸法精度を保証し得る。しかも、被
圧入体の両端の間を押す力は、被測定子が圧入体と共に
移動するように、被測定子と一体の専用軸を圧入体に当
接させる小さな押圧力だけであり、圧入体を曲げてしま
うこともない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6に
基づいて説明する。図4はアーマチュアコアのシャフト
加工圧入装置を示し、この装置は、基板1と、シャフト
ストッカ2と、サブインデックス3と、測長部4と、ナ
ール加工部5と、メインインデックス6と、アーマチュ
アコア供給部21と、シャフト仮挿入部22と、シャフ
ト本圧入部7とアーマチュアコア排出部81とから概ね
構成されている。
【0008】図4に示すシャフトストッカ2は箱状に形
成されて基板1の上方に設けられており、このシャフト
ストッカ2には多数の丸棒状のアーマチュアシャフト
(圧入体)8が水平状に収納されている。シャフトスト
ッカ2の底部にはシャフト送出口(図示せず)が設けら
れており、このシャフト送出口からシャフトストッカ2
内のアーマチュアシャフト8が一般によく知られた手段
により順次間欠的にサブインデックス3側へ送出される
ようになされている。
【0009】サブインデックス3は、正八角形のターン
テーブル11の互いに直交する4辺よりそれぞれ2本の
平行なアーム12が突出して全体として井桁状とされて
前記ターンテーブル11に設けられたもので、基板1に
軸13を中心に90゜回転角毎に間欠的に回転自在にか
つ上下動自在に設けられている。各アーム12は同一形
状とされておりこれら各アームの先端には、それぞれア
ーマチュアシャフト8が嵌入し得るV字状の凹部が形成
されている。サブインデックス3は、シャフトストッカ
2に近接して設けられており、シャフトストッカ2から
送出されたアーマチュアシャフト8をアーム12の凹部
内に受けて嵌入されるようになされている。
【0010】サブインデックス3の軸13を通りシャフ
トストッカ2の中心と軸13とを結ぶ中心線Aと直交す
る中心線B上に位置する中心線Aの一方側近傍には前記
測長部4が設けられている。この測長部4には、サブイ
ンデックス3のアーム12からアーマチュアシャフト8
が受渡し機構(図示せす)により供給され、このアーマ
チュアシャフト8の長さが測長部4に設けられた測長手
段(図示せず)により測定されるようになされている。
そして測定後のアーマチュアシャフト8は前記受渡し機
構により再びサブインデックス3に渡されそのアーム1
2の凹部に嵌入されるようになされている(なお、この
測長部4については本発明の要旨ではないのでその詳細
な説明を省略する)。なお、前記サブインデックス3
は、前記アーム12が前記中心線Aと平行または直交し
た位置において停止するようになされている。
【0011】また、サブインデックス3のシャフトスト
ッカ2と反対側には、サブインデックス3に近接してナ
ール加工部5が設けられている。このナール加工部5に
は、中心線Bと平行に互いに離間対向してシリンダ機構
15及びストッパ16が設けられている。シリンダ機構
15は、中心線Aと平行に前記アーム12が位置したと
きのこのアーム12の測長部4側に位置させられ、スト
ッパ16はアーム12の測長部4とは反対側に位置させ
られている。また、ナール加工部5には、油圧シリンダ
機構を有しかつ下型と上型(いずれも図示せず)が設け
られたプレス機(図示せず)が設置されている。このプ
レス機は、前記シリンダ機構15,ストッパ16間にお
いて一端がストッパ16に当接され他端がシリンダ機構
15により押され(このときのシリンダ機構15の押圧
力はアーマチュアシャフト8を軽く支える程度とされて
いる。)かつ前記下型にセットされることにより、シリ
ンダ機構15,ストッパ16間に位置決めされたアーマ
チュアシャフト8を前記上型,下型間でプレスして前記
アーマチュアシャフト8にナール加工を施すことができ
るようになされている。
【0012】また、サブインデックス3の測長部4と反
対側には軸18を中心に回転自在にメインインデックス
6が設けられている。このメインインデックス6は、タ
ーンテーブル19を有し、このターンテーブル19の外
周4等分位置には、コア装着部19aが形成されてお
り、これらのコア装着部19aにはアーマチュアコア
(被圧入体)20が装着されるようになされている。メ
インインデックス6は、このメインインデックス6に装
着されたアーマチュアコア20が前記中心線Aと平行で
軸18を通る中心線C上及び軸18を通り、中心線Cと
直交する中心線D上の4ステーション即ち、アーマチュ
アコア供給部21,シャフト仮挿入部22,シャフト本
圧入部7,アーマチュアコア排出部81に位置したとき
に停止するようになされている。軸18はサブインデッ
クス3の中心線Bよりシャフト本圧入部7側に所定間隔
離間している。
【0013】アーマチュアコア供給部21においては、
このアーマチュアコア供給部21の近傍に設けられたコ
ア供給機構25により、ターンテーブル19上の前記コ
ア装着部にアーマチュアコア20を供給して装着し得る
ようになされている。コア供給機構25は一般によく知
られた搬送機構からなっている。
【0014】前記アーマチュアコア20は、図5に示す
ように、円柱の中心に軸孔が形成され、この円柱に、こ
の円柱の円周方向複数等分位置(この実施例では8等分
位置)に軸方向に延びる溝孔8aが形成されたもので、
軸孔には図5に示すようにアーマチュアシャフト8が挿
入される。
【0015】シャフト仮挿入部22にはシャフト仮挿入
機構(図示せず)が設けられており、このシャフト仮挿
入機構により、シャフト仮挿入部22においては、この
シャフト仮挿入部22の近接部に停止したサブインデッ
クス3のアーム12から水平状態のアーマチュアシャフ
ト8を受取り、このアーマチュアシャフト8を垂直に姿
勢制御してその下端を、シャフト仮挿入部22に停止し
ているターンテーブル19上のアーマチュアコア20の
中心軸孔に所定量仮挿入するようになっている。
【0016】シャフト本圧入部7は次のように構成され
ている。基板1の下面には支持板23が下垂状に取り付
けられており、この支持板23の略中央部には板状のガ
イド部24が設けられている。また、支持板23の下端
部には、ブラケット25を介してシリンダ機構26がピ
ストンロッド27を上方へ向けて下垂状に取り付けられ
ている。このシリンダ機構26のピストンロッド27の
上方には、ガイド部24により案内されて上下動する荷
重受け部材29がジョイント28を介して連結されてい
る。この荷重受け部材29の基部29aには、水平方向
に摺動可能にスライダ38が設けられており、スライダ
38の両端には、同寸法で上方に延びるロッド状の被測
定子30,30が設けられている。これら被測定子3
0,30の各上端面は同一高さとされかつ平滑とされて
いる。これら被測定子30,30は、荷重受け部材29
に水平に設けられたシリンダ機構31に連結されてお
り、それぞれ水平移動可能とされている。また、これら
被測定子30,30は荷重受け部材29から上方に延び
る長さがこれら被測定子30,30と異なる長さのロッ
ド状の被測定子を有する被測定子交換部材(図示せず)
と交換可能とされている。前記被測定子交換部材は被測
定子30,30と交換して荷重受け部材29に取り付け
られるようになされている。なお、荷重受け部材29の
下面には、前記ブラケット25の上面に設けられたショ
ックアブソーバ32に当接するストッパ33が設けられ
ている。
【0017】また支持板23には、コ字枠形の外側ガイ
ド34が水平に固定して設けられている。この外側ガイ
ド34はその下面が、荷重受け部材29が上昇している
時、前記被測定子30,30の上面に接触させられる位
置に設けられている。尚、外側ガイド34はコ字枠形で
あるので、前記荷重受け部材29の連結板部29bの上
下動をさまたげない。外側ガイド34の図1における上
部右側には、測長器(リニアゲージ)35が取り付けら
れている。この測長器35の測定子36は外側ガイド3
4に形成された孔(図示せず)に遊嵌され自由状態で一
方の前記被測定子30の上面に適当な接触圧で当接する
ようになされている。従って、被測定子30の下降長さ
が測長器35により測定されるようになされている。
【0018】一方、基板1の上面には円筒状の受け台3
7が前記シリンダ機構26のピストンロッド27と同一
軸線上に位置して設けられている。受け台37の上面に
はターンテーブル19の下面が当接するようになされて
いる。受け台37の内孔は小径部37aと大径部37b
とからなり、小径部37a内には超硬パンチ部材からな
るシャフト受けロッド(ストッパ)40が挿通されてい
る。シャフト受けロッド40の上端にはアーマチュアシ
ャフト8の下側端面が当接する水平なシャフト受け平坦
面(圧入体受け部)40aが形成されている。シャフト
受けロッド40の下端には、軸継手42aにより専用軸
42がシャフト受けロッド40と同軸状に連結されてい
る。この専用軸42は基板1に形成された貫通孔1aに
遊びをもって挿通され、さらに前記連結板部29bの上
端に固定して設けられたロッドジョイント41に嵌合さ
れて連結板部29bに、前記シリンダ機構26のピスト
ンロッド27,専用軸42,シャフト受けロッド40が
同一軸線上に位置するように固定されている。なお、図
1において43は近接スイッチ、44はショックアブソ
ーバである。
【0019】一方、基板1上には、支持板51,51及
びこれらの上に設けられこれら支持板51,51を連結
した上板52とにより門形に形成されたブラケット53
が固定状態に取り付けられている。上板52の上には、
この上板52に形成された孔に嵌合されると共にこの上
板52にフランジ54が載せられた状態で円筒状の軸受
55が固定されている。軸受55にはボールねじ56が
支持されている。このボールねじ56は、フランジ57
を有し軸受55に回転自在にしかし軸方向への移動を阻
止されて設けられた円筒(回転部)58の回転によりボ
ールねじ軸59がその軸線方向(図2において上下方
向)に移動するようになされている。フランジ57の下
面にはプーリ60がボールねじ軸59と同軸状に固定さ
れている。また、ボールねじ軸59の上端部側方には、
このボールねじ軸59に連結されて近接スイッチ61が
設けられている。
【0020】一方、ブラケット53の上部には、図3に
示すように軸受55に隣接してサーボモータ62がその
回転軸63を下垂状態とされ基板1の下方へ突出させら
れて取り付けられている。回転軸63にはプーリ64が
取り付けられ、このプーリ64と前記軸受55の下部の
プーリ60とにはベルト65が巻回され、サーボモータ
62の回転軸63の回転がボールねじ56に伝達される
ようになされている。
【0021】他方、ブラケット53の支持板51,51
にはそれぞれガイドレール66,66が設けられてい
る。また、ボールねじ軸59の下端には連結部材67が
取り付けられ、この連結部材67には上下摺動体(移動
体)68が取り付けられている。この上下摺動体68は
その両側部に前記支持板51,51と対向し前記ガイド
レール66に摺動自在に嵌合させられた嵌合部材69を
有し、ガイトレール66,66に沿って移動自在とさ
れ、かつボールねじ軸59の回り止めの役目を果たして
いる。上下摺動体68は、中空とされており、上下摺動
体68内にはロードセル(荷重計)70が所定位置にセ
ットされている。上下摺動体68にはその下部に設けら
れたフランジを有するガイド筒71を介して押圧軸72
が連結されている。この押圧軸72は専用軸42と同軸
状とされている。ガイド筒71には段部71aが形成さ
れており、この段部71aには押圧軸72の上部フラン
ジ72aが係脱自在とされ、押圧軸72の上端はロード
セル70を押圧し得るようになされている。また、押圧
軸72の下端には、シャフト案内板73が取り付けられ
ている。このシャフト案内板73には押圧軸72と同一
軸線上に位置するガイド孔73aが形成され、このガイ
ド孔73aにはアーマチュアシャフト8が嵌入し得るよ
うになされている。
【0022】また、上下摺動体68の外周部には頭部を
有する4本のロッド74が互いに離間して上下方向に移
動し得るように貫通させられており、これら4本のロッ
ド74の下端には、これら4本のロッド74を連結する
ように連結板75が設けられている。ガイド筒71のフ
ランジと連結板75との間には、ばね76がロッド74
に緩く嵌合されて設けられている。連結板75は前記タ
ーンテーブル19のコア装着部19aに装着されたアー
マチュアコア20の上面にその上方から下降して当接し
得るようになされている。
【0023】アーマチュアコア排出部81においては、
アーマチュアコア排出部81の近傍に設けられたコア排
出機構82により、ターンテーブル19上の前記コア装
着部19aに装着されたアーマチュアコア20が排出さ
れるようになされている。コア排出機構82は一般によ
く知られた搬送機構からなっている。なお、前記アーマ
チュアコア供給部21,サブインデックス3,メインイ
ンデックス6,シャフト仮挿入部22,シャフト本圧入
部7,アーマチュアコア排出部81等の各駆動部は制御
部(図示せず)のシーケンス制御により適宜自動的に駆
動されるようになされている。
【0024】次に、前記のように構成された装置に基づ
き本発明の圧入体圧入方法及び圧入体の測長器付き圧入
装置の作動を図6に示すフローチャートを参照して説明
する。アーマチュアコア20へのアーマチュアシャフト
8の圧入に当り、予め、シャフトストッカ2にアーマチ
ュアシャフト8を水平状態に多数収納保管しておく。ま
た、シャフト本圧入部7に設けられた測長器付き圧入装
置においては、シリンダ機構26を縮小作動させてジョ
イント28,荷重受け部材29,連結板部29b,専用
軸42,軸継手42aを介してシャフト受けロッド40
を受け台37の上面より下方へ下降させておく。従っ
て、測長器35の測定子36も下降させた状態となる。
また、サーボモータ62を駆動してボールねじ56を介
し押圧軸72を上昇させて、アーマチュアシャフト8を
仮圧入したアーマチュアコア20がシャフト本圧入部7
に到達するとき連結板75やロッド74にアーマチュア
シャフト8が接触しないようにしておく。
【0025】そして、この装置を駆動する。すると、図
4に示す状態において、シャフトストッカ2の底部から
アーマチュアシャフト8が順次1本ずつ適当な時間間隔
で間欠的にサブインデックス3側に供給され、アーム1
2のV字状の凹部に嵌入しアーム12がアーマチュアシ
ャフト8を支持する。すると、サブインデックス3がそ
の上からみて時計回り方向に90゜回転しアーマチュア
シャフト8を支持したアーム15が測長部4側に位置し
て停止する。
【0026】次に、測長部4側のアーム12から測長部
4へアーマチュアシャフト8が渡されて測長部4におい
てアーマチュアシャフト8の測長が行なわれる。この測
長においてアーマチュアシャフト8が合格品であると、
測長部4からサブインデックス3へアーマチュアシャフ
ト8が戻され、さらにサブインデックス3が90゜回転
し、ナール加工部5に達して停止する。測長部4でアー
マチュアシャフト8が不合格品であると、測長部4から
サブインデックス3へアーマチュアシャフト8が戻され
ず、さらにサブインデックス3が90゜回転してアーマ
チュアシャフト8を支持したアーム12が測長部4側へ
位置してサブインデックス3が停止する。
【0027】アーマチュアシャフト8を支持したアーム
12がナール加工部5位置に停止すると、アーム12か
らアーマチュアシャフト8がナール加工部5に移されて
シリンダ機構15,ストッパ16間においてアーマチュ
アシャフト8の一端がストッパ16に当接され他端がシ
リンダ機構15により押され、かつ前記プレス機の下型
にアーマチュアシャフト8がセットされ、シリンダ機構
15,ストッパ16間に位置決めされたアーマチュアシ
ャフト8を前記プレス機の上型,下型間でプレスしてア
ーマチュアシャフト8にナール加工を施し、このアーマ
チュアシャフト8を、ナール加工部5に位置したアーム
12に戻す。
【0028】次に、サブインデックス3がさらに同方向
に90゜回転して、ナール加工したアーマチュアシャフ
ト8を支持したアーム12がメインインデックス6のシ
ャフト仮挿入部22に近接したシャフト仮挿入部近接部
に位置して停止する。一方、このときアーマチュアコア
供給部21において、コア供給機構25により、ターン
テーブル19上の前記コア装着部にアーマチュアコア2
0を供給してターンテーブル19上にアーマチュアコア
20を中心の軸孔が上下方向に向くように装着し、ター
ンテーブル19上にアーマチュアコア20が装着される
と、メインインデックス6がターンテーブル19の上か
らみて反時計回り方向(サブインデックス3の回転方向
と逆方向)に90゜回転してターンテーブル19に装着
したアーマチュアコア20がシャフト仮挿入部22達す
ると停止する。
【0029】ターンテーブル19に装着したアーマチュ
アコア20がシャフト仮挿入部22に達し、ターンテー
ブル19が停止すると、シャフト仮挿入機構(図示せ
ず)がシャフト仮挿入部22の近接部に停止したサブイ
ンデックス3のアーム12から水平状態のアーマチュア
シャフト8を受取り、このアーマチュアシャフト8を垂
直に姿勢制御してその下端を、シャフト仮挿入部22に
停止しているターンテーブル19上のアーマチュアコア
20の中心軸孔に所定量仮挿入する。
【0030】次いで、サブインデックス3がさらに同方
向へ90゜回動すると共に、メインインデックス6がそ
の上方からみて反時計回り方向へ90゜回動し、アーマ
チュアシャフト8が仮挿入されたアーマチュアコア20
がシャフト本圧入部7に達しターンテーブル19が停止
する。
【0031】ここで、本測長器付き圧入装置によりアー
マチュアコア20にアーマチュアシャフト8を本圧入す
る。この場合、アーマチュアシャフト8を仮挿入したア
ーマチュアコア20が本圧入部7に達してターンテーブ
ル19が停止すると、シリンダ機構26が伸張作動しシ
ャフト受けロッド40を所定位置に上昇させ、同時に被
測定子30,30も上昇させこの被測定子30,30の
上面が外側ガイド34の下面に当接して停止する。この
ときには測長器35の測定子36も、その下端が一方の
被測定子30の上面に当接し上昇する。なおこのとき、
一方では、シャフトストッカ2からアーマチュアシャフ
ト8がこのシャフトストッカ2に近接したサブインデッ
クス3のアーム12に供給される。
【0032】ここで、図6に基づきシャフト本圧入部7
においてアーマチュアコア20にアーマチュアシャフト
8を本圧入する場合について説明する。 SP:1 サーボモータ圧入工程がスタートすると、ま
ず、前述の通り、シリンダ機構26が作動して、ロッド
40,被測定子30が上昇して、被測定子30が測定子
36に当接する。 SP:2 次に、サーボモータ62を高速で所定回数回
転駆動する。すると、プーリ64,ベルト65,プーリ
60を介しボールねじ56の円筒58が回転し、ボール
ねじ軸59と共に上下摺動体68が所定量下降し、ま
ず、連結板75のガイド孔にアーマチュアシャフト8を
挿通させて、ターンテーブル19のコア装着部19aに
アーマチュアコア20をばね76を介して連結板75で
押し付ける。次いで、上下摺動体68が更に下降して、
シャフト案内板73のガイド孔73aにアーマチュアシ
ャフト8が嵌入し、押圧軸72の下面がアーマチュアシ
ャフト8に当接して、アーマチュアシャフト8をアーマ
チュアコア20に少し圧入した状態で停止する。尚、こ
の工程及び以下の工程でコア装着部19aが受ける力は
荷重受け台37を介して支持板23が受けることとな
る。 SP:3 ここで、リニアゲージ35及び荷重計70の
0点設定を行う。 SP:4 サーボモータ62が所定回数低速で回転して
ボールねじ軸59が所定量下降し、押圧軸72によりア
ーマチュアシャフト8を定寸アーマチュアコア20へ低
速で圧入し、サーボモータ62が停止する(図1,図2
の状態)。これにより、シャフト受けロッド40のシャ
フト受け平坦面40aにアーマチュアシャフト8の下端
が当接し、シャフト受けロッド40がシリンダ機構26
の圧力に抗して下降する。同時に、荷重受け部材29も
押下げられて、被測定子30が下降し、測定子36も被
測定子30の上面に当接しつつ下降する。 SP:5 リニアゲージ35の指示値及び荷重計70の
指示値を制御器に読み込む。 SP:6 SP:5で読み込んだ荷重計70の指示値が
予め定められた値と比較して適当な値でないかどうか判
断し、適当な値であればSP:7へ進み、適当な値でな
ければ、アーマチュアコア20あるいはアーマチュアシ
ャフト8に異常があるものとしてSP:9へ進む。 SP:7 SP:5におけるリニアゲージ35の指示値
が適当な値でないかどうか判断し、適当な値であればS
P:8へ進み、適当な値でなければアーマチュアシャフ
ト8に異常があるものとしてSP:9へ進む。 SP:8 ここで、前記定寸圧入工程終了時の圧入寸法
と予め定められたアーマチュアコア20へのアーマチュ
アシャフト8の圧入すべき圧入目標寸法との差圧入寸法
量が、サーボモータ62に供給すべきパルス数として算
出される。そして、そのパルス数分だけサーボモータ6
2が低速で作動し、ボールねじ軸59が下降し、前記差
圧入寸法量だけアーマチュアコア20へアーマチュアシ
ャフト8を低速で圧入する。この工程によって、アーマ
チュアシャフト8は、アーマチュアコア20の下面から
の突出する寸法の精度が高い状態で、アーマチュアコア
20に圧入されたことになる。 SP:9 アーマチュアコア20,アーマチュアシャフ
ト8,あるいはアーマチュアコア20へのアーマチュア
シャフト8の圧入が不良であるとして制御器に記憶しS
P:10に進む。 SP:10 上下摺動体68,ボールねじ軸59等を元
の状態に戻すために、仮圧入工程SP:2における圧入
寸法量と定寸圧入工程SP:4における圧入寸法量との
合計寸法量を算出する。これは各工程においてサーボモ
ータ62内のエンコーダから発生されたパルス数の合計
である。この後SP:14へ進む。 SP:11 SP:8の作動後、再びリニアゲージ35
の指示値を読み込み、前記SP:8の差圧入工程による
アーマチュアコア20へのアーマチュアシャフト8の圧
入寸法量が前記圧入目標寸法でないかどうかをリニアゲ
ージ35により確認し、アーマチュアコア20へのアー
マチュアシャフト8の圧入寸法量が前記圧入目標寸法で
なければ、SP:12へ進み、アーマチュアコア20へ
のアーマチュアシャフト8の圧入寸法量が前記圧入目標
寸法であれば、SP:13へ進む。 SP:12 アーマチュアコア20へのアーマチュアシ
ャフト8の圧入寸法が不良であるとして制御器に記憶し
SP:13に進む。 SP:13 上下摺動体68,ボールねじ軸59等を元
の状態に戻すために、仮圧入工程SP:2,定寸圧入工
程SP:4,差圧入工程SP:8における各圧入寸法量
の合計寸法量を算出する。これは、工程SP:10と同
様に各工程においてサーボモータ62から発生されたパ
ルス数の合計である。この後SP:14に進む。 SP:14 シリンダ機構26を縮小作動して被測定子
30を下げ、これに伴いリニアゲージ35の測定子36
を下降させる。 SP:15 SP:10,SP:13にて算出されたパ
ルス数だけサーボモータ62を高速で逆転作動して、圧
入始動時状態へ戻し一圧入作業を終了する。
【0033】次に、サブインデックス3がさらに同方向
へ90゜回動すると共に、メインインデックス6がその
上方からみて反時計回り方向へ90゜回動してアーマチ
ュアシャフト8を本圧入したアーマチュアコア20がア
ーマチュアコア排出部81に達しターンテーブル19が
停止し、コア排出機構82によりターンテーブル19上
からアーマチュアコア20が排出される。排出されたア
ーマチュアコア20は、図示しない不良選別装置にて、
前述の工程SP:9,SP:12で制御器に不良と記憶
されたものが取出される。
【0034】さらにサブインデックス3が同方向へ90
゜回動すると共に、メインインデックス6がその上方か
らみて反時計回り方向へ90゜回動してターンテーブル
19が停止し、アーマチュアコア供給部21にてターン
テーブル19上へアーマチュアコア20が供給される初
期状態へ戻る。以降、必要に応じ前記一連の動作が繰返
される。
【0035】以上により、本実施例によれば、一台の機
械の一連の機構により、この機械へのアーマチュアコア
20,アーマチュアシャフト8の供給、アーマチュアシ
ャフト8のナール加工、アーマチュアコア20へのアー
マチュアシャフト8の圧入、アーマチュアシャフト8が
圧入されたアーマチュアコア20の前記機械からの排出
を行なうことができ、これにより、人手によりアーマチ
ュアシャフトの種類、圧入方向を確認する必要がなくな
り、人手による手間を省略し、かつアーマチュアシャフ
ト8の種類、圧入方向を誤認するおそれがなくなり、し
かもアーマチュアコア20へのアーマチュアシャフト8
の圧入と同時にその圧入寸法の測定ができ、サーボモー
タ62とボールねじ56との協働作用により、圧入寸法
精度を向上させることができ、アーマチュアコア20,
アーマチュアシャフト8それぞれの寸法精度即ち、単品
の寸法精度よりもこれらを組合わせた結合体の寸法精度
の方が高い寸法精度を要求されるのに対し、これに合格
する圧入寸法精度をあげることを保証し得て信頼性が向
上する。しかも、アーマチュアシャフト8は、ボールね
じ56とシリンダ機構26に挟まれるが、アーマチュア
シャフト8が受ける力は、専用軸42をアーマチュアシ
ャフト8に当接させるべく設けられたシリンダ機構26
の力だけであって、この力は弱くアーマチュアシャフト
8が曲がることもない。
【0036】なお、前記実施例においては、サブインデ
ックス3に4対のアームを設け、メインインデックス6
の外周4等分位置にアーマチュアコア20を装着し、サ
ブインデックス3,メインインデックス6をそれぞれ4
ステーション(停止箇所)にて停止するようにしたが、
これに限られることなく、適宜増加してもよい。
【0037】
【発明の効果】第1,第2の発明によれば、所定高さ位
置にセットされた被圧入体の被圧入部へ上方より圧入体
を、サーボモータによりボールねじのボールねじ軸を下
降させて該ボールねじ軸を介して所定寸法圧入する仮圧
入工程と、該圧入体と共に移動する被測定子の上端に測
定子が当接させられているリニアゲージを0点設定しか
つ前記圧入体の圧入荷重を測定可能に設けられた荷重計
を0点設定する工程と、更に前記被圧入体へ前記圧入体
を予め設定された所定寸法圧入する定寸圧入工程と、該
定寸圧入工程終了時における前記リニアゲージ及び荷重
計の指示値に基づき該リニアゲージ及び荷重計の指示値
が所定値であれば、前記定寸圧入工程終了時の圧入寸法
と被圧入体への圧入体の予め定められた圧入目標寸法と
の差圧入寸法量被圧入体へ圧入体を圧入する差圧入工程
と、前記差圧入工程による被圧入体への圧入体の圧入寸
法量が前記圧入目標寸法であるか否かを前記リニアゲー
ジにより確認する工程とからなる構成としたので、被圧
入体への圧入体の圧入と同時に圧入寸法の測定ができ、
サーボモータとボールねじとの協働作用により、圧入寸
法精度を向上させることができ、被圧入体,圧入体それ
ぞれの寸法精度即ち、単品の寸法精度よりもこれら被圧
入体と圧入体を組合わせた結合体の寸法精度の方が高い
寸法精度を要求される場合においても、これに合格する
圧入寸法精度を保証し得て信頼性が向上し、しかも、圧
入体が細いものであっても曲がりが発生することもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の正断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示す要部の正断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す要部の側断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図5】アーマチュアコアにアーマチュアシャフトが装
着された状態の斜視図である。
【図6】本発明の一実施例を示す圧入工程のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 基板 2 シャフトストッカ 3 サブインデックス 5 ナール加工部 6 メインインデックス 7 シャフト圧入部 8 アーマチュアシャフト(圧入体) 12 アーム 19 ターンテーブル 20 アーマチュアコア(被圧入体) 21 アーマチュアコア供給部 22 シャフト仮挿入部 24 アーマチュアコア排出部 25 コア供給機構 26 シリンダ機構 27 ピストンロッド 29 荷重受け部材 30 被測定子 35 測長器(リニアゲージ) 36 測定子 40 シャフト受けロッド(ストッパ) 40a シャフト受け凹部(圧入体受け部) 42 専用軸 55 軸受 56 ボールねじ 58 円筒(回転部) 59 ボールねじ軸 62 サーボモータ 68 上下摺動体(移動体) 70 ロードセル(荷重計) 72 押圧軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 泰 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社三ッ葉電機製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定高さ位置にセットされた被圧入体の
    被圧入部へ上方より圧入体を、サーボモータによりボー
    ルねじのボールねじ軸を下降させて該ボールねじ軸を介
    して所定寸法圧入する仮圧入工程と、該圧入体と共に移
    動する被測定子の上端に測定子が当接させられているリ
    ニアゲージを0点設定しかつ前記圧入体の圧入荷重を測
    定可能に設けられた荷重計を0点設定する工程と、更に
    前記被圧入体へ前記圧入体を予め設定された所定寸法圧
    入する定寸圧入工程と、該定寸圧入工程終了時における
    前記リニアゲージ及び荷重計の指示値に基づき該リニア
    ゲージ及び荷重計の指示値が所定値であれば、前記定寸
    圧入工程終了時の圧入寸法と被圧入体への圧入体の予め
    定められた圧入目標寸法との差圧入寸法量被圧入体へ圧
    入体を圧入する差圧入工程と、前記差圧入工程による被
    圧入体への圧入体の圧入寸法量が前記圧入目標寸法であ
    るか否かを前記リニアゲージにより確認する工程とから
    なることを特徴とする圧入体圧入方法。
  2. 【請求項2】 基板上に軸線を上下方向に向けて設けら
    れた軸受と、該軸受に、回転部の回転を許容し軸線方向
    の移動を阻止しかつボールねじ軸の回転を阻止して該ボ
    ールねじ軸を上下動自在に支持させたボールねじと、該
    ボールねじの回転部に連結され、該回転部を回転駆動さ
    せるサーボモータと、前記ボールねじ軸の下端に連結さ
    れ該ボールねじ軸の下端との間に荷重検出部材を介在さ
    せて押圧軸を前記ボールねじ軸と同軸状に取付け前記ボ
    ールねじ軸の移動方向に沿って前記押圧軸を移動自在と
    した移動体と、ピストンロッドを直立状にして前記基板
    の下方に設けられたシリンダ機構と、被測定子を有し前
    記ピストンロッドに連結されて該ピストンロッド上に設
    けられた荷重受け部材と、前記基板に連結固定し測定子
    を所定圧で前記被測定子に係合させた測長器と、上端に
    圧入体受け部を有するストッパを上部に着脱可能に設け
    前記荷重受け部材に連結して該荷重受け部材上に前記押
    圧軸と同軸状に設けた専用軸とからなり、前記被圧入体
    への圧入体の圧入圧力及び圧入長を測定し得るようにし
    たことを特徴とする測長器を備えた圧入装置。
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