JPH0160681B2 - - Google Patents

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JPH0160681B2
JPH0160681B2 JP171982A JP171982A JPH0160681B2 JP H0160681 B2 JPH0160681 B2 JP H0160681B2 JP 171982 A JP171982 A JP 171982A JP 171982 A JP171982 A JP 171982A JP H0160681 B2 JPH0160681 B2 JP H0160681B2
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JP
Japan
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boom
discharge amount
acceleration
pump
control device
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Eiki Izumi
Hiroshi Watanabe
Kazuo Pponma
Yoshio Nakajima
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS58121301A publication Critical patent/JPS58121301A/ja
Publication of JPH0160681B2 publication Critical patent/JPH0160681B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B21/00Common features of fluid actuator systems; Fluid-pressure actuator systems or details thereof, not covered by any other group of this subclass
    • F15B21/08Servomotor systems incorporating electrically operated control means
    • F15B21/087Control strategy, e.g. with block diagram

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Servomotors (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油圧シヨベル等の建設機械に具備され
る油圧閉回路のポンプ吐出量制御装置に係り、特
にブーム等の作動体を駆動する片ロツドシリンダ
に圧油を供給する可変容量油圧ポンプの吐出量を
制御するポンプ吐出量制御装置に関する。
第1図はこの種の従来の油圧閉回路のポンプ吐
出量制御装置の一例を示す回路図である。この図
において、1は上下方向に回動可能な作動体たと
えばブーム、2はブーム1を駆動する片ロツドシ
リンダすなわちブームシリンダ、3はこのブーム
シリンダ2に圧油を供給する可変容量ポンプ、4
はポンプ3とブームシリンダ2とを連絡する第1
の管路、5はポンプ3とブームシリンダ2とを連
絡する第2の管路で、これらのブームシリンダ
2、ポンプ3、管路4,5によつて油圧閉回路が
形成されている。6は管路4,5のうち低圧側管
路をタンクに連絡するフラツシング弁、7はフラ
ツシング弁6の切換圧力を保持するためのチエツ
ク弁、8は回路を流れる油の補給用のチヤージポ
ンプ、9,10はチヤージ用チエツク弁、11は
ブームシリンダ2の面積差による容量変化を補う
アキユムレータ、12は回路内の圧力を保持する
ためのリリーフ弁、13はポンプ3の吐出量を制
御する機構たとえば斜板制御装置、14は斜板制
御装置13に連絡され、斜板傾転速度を制御する
操作レバーである。
ところでこのように構成してあるポンプ吐出量
制御装置にあつては、ブーム1を下降させるよう
に操作レバー14を作動させると、ポンプ3は図
の矢印の方向に油を送るが、このときに操作レバ
ー14を急激に動かすと、ブーム1の自由落下
(重力による加速度に係る落下)よりも速い加速
度でブームシリンダ2が作動するように斜板制御
装置13の斜板が動くので、これに伴つてブーム
シリンダ2のロツド側が高圧となる。これによつ
てフラツシング弁6はb位置に切換えられ、ブー
ムシリンダ2のヘツド側がタンクに連通する。こ
のときのブームシリンダ2の速度は、ブームシリ
ンダ2のロツド側の面積Arでポンプ3での流量
Qpを除した値となる。
そしてポンプ3の吐出量の速度が遅くなると、
すなわちブームシリンダ2の加速度がブーム1の
重力による加速度よりも小さくなると、ブーム1
の重量を受けて管路5が高圧となり、フラツシン
グ弁6はb位置からc位置に切換えられ、ブーム
シリンダ2のロツド側がタンクに連通する。この
ときのブームシリンダ2の速度は、ブームシリン
ダ2のヘツド側の面積Ahでポンプ3の流量Qpを
除した値となる。
しかし一般にこの油圧シヨベルのブームシリン
ダ2においては、面積Arと面積Ahとの比は1:
2前後に設定されており、それ故フラツシング弁
6がb位置からc位置に切換つたときには、ブー
ムシリンダ2の速度が急激に半減し、これに伴つ
て激しい衝撃が車体に伝わり、操作性の点で問題
があつた。
本発明はこのような従来技術における実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、上下方向の回
動が可能な作動体に生ずるこの作動体を駆動する
片ロツドシリンダの作動体下降時における急激な
速度変化を防止することのできる油圧閉回路のポ
ンプ吐出量制御装置を提供することにある。
この目的を達成するために本発明は、片ロツド
シリンダが連結される上下方向に回動可能な作動
体の位置を検出し、電気信号を出力する位置検出
手段と、この位置検出手段に接続され、あらかじ
め作動体の位置と、片ロツドシリンダの加速度が
作動体の重力による加速度を超えない範囲の吐出
量制御機構の最大変化量との関係を設定する設定
手段とを備え、位置検出手段から出力値に相応す
る最大変化量を上述の設定手段から求め、該当す
る最大変化量に基づく吐出量指令量を、油圧閉回
路を形成する可変容量油圧ポンプの吐出量制御機
構に与えることにより、作動体の下降時の片ロツ
ドシリンダの加速度を規制する構成にしてある。
以下、本発明の油圧閉回路のポンプ吐出量制御
装置を図に基づいて説明する。第2図は本発明の
第1の実施例を示す回路図、第3図は第2図に示
されるポンプ吐出量制御装置に具備されるブーム
の回転角とブームの重力による加速度に係る係数
Kとの相関関係を例示するグラフ、第4図は第2
図に示すポンプ吐出量制御装置の動作の一例を示
すフローチヤート、第5図は本発明の第2の実施
例を示す回路図、第6図は第5図に示すポンプ吐
出量制御装置の動作の一例を示すフローチヤート
である。なお第2図及び第5図は第1図に対応さ
せて描いてあり、それぞれこの第1図に示す部材
と実質的に同様の部材は同一の符号で示してあ
る。
第1の実施例を示す第2図において、30は位
置検出手段例えば角度検出器で、作動体であるブ
ーム1の回転角を検出し、その検出値を電気信号
として出力する。このような角度検出器30は公
知である。17は制御装置で、例えばマイクロコ
ンピユータで構成してあり、中央処理装置
(CPU)18と、この中央処理装置18に接続し
たA/D変換器19と、同じく中央処理装置18
に接続した記憶装置20及び出力装置21を備え
ている。なお上述とした角度検出器30、及び操
作量を電気信号として出力する操作レバー14
は、制御装置17のA/D変換器19に電気的に
接続され、また制御装置17の出力装置21は、
可変容量ポンプ3の吐出量制御機構例えば斜板制
御装置13に電気的に接続してある。その他の構
成は第1図に示すものと同様であるので説明を省
略する。
この第1の実施例のように構成してあるポンプ
吐出量制御装置において、ブーム1の下降時のブ
ームシリンダ2の加速度を制御するには、斜板制
御装置13の斜板の最大速度を制御すればよく、
その動作は例えば第4図に示すフローチヤートに
よつて実施される。
すなわち、あらかじめ第4図に示す実施手順が
記憶装置20から中央処理装置18に読み出され
た状態において、操作レバー14の操作量すなわ
ちポンプ3の目標とする吐出量指令量である傾転
指令量X、及び角度検出器30の出力値すなわち
ブーム1の所定の基準平面に対する上下方向の角
度Bdegが、A/D変換器19を介して中央処理
装置18に読込まれると、この中央処理装置18
に、記憶装置20に記憶されていた角度Bdegに
対応した最大変化量ΔYの読出しが行なわれる。
ここで最大変化量ΔYは、ブームシリンダ2の
加速度がブーム1の重力による加速度を超えない
ように、すなわち第1の管路4の圧力と第2の管
路5の圧力の大きさの関係がブーム1の下降中に
逆転せずフラツシング弁6がb位置に切換わらな
いようにする最大変化量で、サンプリング周期
ΔTを一定とした場合に、斜板制御装置13の斜
板最大速度Vs=ΔY/ΔTを与える値である。第
3図はブーム1の角度Bdegとブーム1の重力に
よる加速度に係る係数Kとの関係を示すグラフで
あるが、ここにに示される係数Kに重力加速度g
を乗じたK・gが、ブーム1の重力によるブーム
シリンダ2の加速度すなわち自由落下時のブーム
シリンダ2の加速度を示す。従つてブームシリン
ダ2の加速度dv/dtを上述の加速度K・gより
も大きくすると、第1の管路4の圧力が第2の管
路5の圧力よりも高くなり、ブーム1の下降の途
中でフラツシング弁6が切換わり、ブームシリン
ダ2の速度変化を生じる。そこで、この実施例に
あつては上述した最大変化量ΔYを加速度K・g
すなわちKに基づいて設定してあり、記憶装置2
0が、あらかじめブーム1の位置と、最大変化量
ΔYとの関係を設定する設定手段を構成してい
る。ここで、ブーム1の位置すなわちブーム角度
BdegとKは第3図の関係にあり、ブームシリン
ダ2の重力による加速度はK・gであり、ブーム
シリンダ2の重力による加速度を超えない加速度
をv〓、ブームシリンダ2に供給される流量Q〓の変
化量をQ、ブームシリンダ2のロツド側の面積を
Ar、ヘツド側の面積をAhとすると、 Bdeg→K・g≧v〓=Q〓/Ar、Ah∝Vs∝ΔY の関係があり、これらの関係からブーム角度
Bdegと最大変化量ΔYとの関係が設定される。
なお第3図においては、ブーム1はほぼ水平に
位置するときの角度を0度に、この位置よりもブ
ーム1が上方に位置する場合の角度をプラスに、
また下方に位置する角度をマイナスに設定してあ
る。このブーム1のプラス方向、マイナス方向の
角度の設定はこれらに限らないことはもちろんで
ある。またこの第3図中、符号31はブームシリ
ンダ2の作動範囲を示している。
次いで現に出力されている吐出量指令量すなわ
ち記憶装置20に記憶されている前回の傾転指令
量Yが中央処理装置18に読出され、この中央処
理装置18で上記した目標とする傾転指令量Xと
前回の傾転指令量Yとの偏差Zを求める演算が行
なわれる。そして同中央処理装置18で偏差Zの
絶対値と最大変化量ΔYとの比較等の処理が行な
われる。この場合、偏差Zの絶対値が最大変化量
ΔYよりも小さいか、等しい場合には、目標とす
る傾転指令量Xを新たな吐出量指令量すなわち傾
転指令量Y0とする設定が行なわれる。また偏差
Zの絶対値が最大変化量ΔYよりも大きい場合に
は斜板の右左への傾斜方向に対応して前回の傾転
指令量Yに最大変化量ΔYを加減して新たな傾転
指令量Y0とする設定が行なわれる。この傾転指
令量Y0は中央処理装置18から出力装置21を
介して斜板制御装置13に与えられ、これによつ
て油圧ポンプ3の吐出量は適宜に制御される。な
お、出力装置21に出力された後の傾転指令量
Y0は傾転指令量Yに置き換えられて、記憶装置
20に記憶される。
このように構成してある第1の実施例にあつて
は、ポンプ3の斜板制御装置13の傾転指令量を
変えうる適正な最大変化量ΔYを、ブーム1の位
置に関連してブームシリンダ2の加速度のブーム
1の重力による加速度を超えない範囲の値に設定
してあることから、ブーム1の下降中に第1の管
路4の圧力が第2の管路5の圧力よりも高くなる
ことはなく、すなわち第1の管路4の圧力がフラ
ツシング弁6がb位置に切換わる圧力になること
はなく、このようなブーム1の下降中に当該フラ
ツシング弁6がb位置に切換えられず、従つてブ
ームシリンダに急激な速度変化を生じることはな
い。また、ブームシリンダ2の加速度をブーム1
の位置(姿勢)で決まる重力による加速度に相当
する最大の加速度とすることができる。
また、第5図に示す第2の実施例は、第1の実
施例に具備される構成とともに、ポンプ3とブー
ムシリンダ2とを連絡する第1の管路4に介設し
た第1の圧力検出器15と、第2の管路5に介設
した第2の圧力検出器16とを備えた構成にして
ある。これらの圧力検出器15,16は制御装置
17のA/D変換器19に接続してあり、それぞ
れ管路4,5の内部圧力を検出してその検出値を
信号として出力する。
この第2の実施例のように構成してあるポンプ
吐出量制御装置においては、その動作は例えば第
6図に示すフローチヤートに従つて実施される。
すなわち、あらかじめ第6図に示す実施手順が
記憶装置20から中央処理装置18に読出された
状態において、目標とする傾転指令量X、ブーム
1の角度Bdeg、及び第1の圧力検出器15の圧
力値Pa、第2の圧力検出器16の圧力値Pbが
A/D変換器19を介して中央処理装置18に読
込まれると、まず中央処理装置18で圧力値Pa
と圧力値Pbとの大小関係の判断が行なわれる。
圧力値Paが圧力値Pbよりも大きいか、等しい
場合は、ブームシリンダ2のロツド側に圧油が供
給され、ブーム1の下降が意図される場合であ
り、ポンプ3の適正な変化量である最大変化量
ΔYを設定するための第1の値である負荷方向用
変化量補正値ΔY′を適正値ΔY1に設定することが
おこなわれる。ここで適正値ΔY1はブームシリン
ダ2の加速度がブーム1の重力による加速度を超
えないように、第1の管路4の圧力と第2の管路
5の圧力の大きさの関係がブーム1の下降中に逆
転せずフラツシング弁6がb位置に切換わらない
ようにする値で、サンプリング周期ΔTを一定と
した場合に、斜板最大速度Vsを決める値である
速度設定値Vs1=ΔY1/ΔTを与える値である。
また上記した圧力値Paが圧力値Pbよりも小さい
場合は、ブームシリンダ2のヘツド側に圧力が供
給され、ブーム上げ等がおこなわれるときで、こ
のときは、ブーム1の自由落下によるブームシリ
ンダ2の加速度の影響を考慮する必要のないとき
であり、負荷方向用変化量補正値ΔY′を別の適正
値ΔY2に設定することがおこなわれる。ここで上
述の別の適正値ΔY2は、斜板最大速度Vsを決め
る値である速度設定値Vs2=ΔY2/ΔTを与える
値で、操作レバー14の操作に伴つて衝撃を生じ
ないブームシリンダ2の加速度を与える値であ
る。
上記した速度設定値Vs1とVs2の関係は、ブー
ムシリンダ2のヘツド側の面積Ahとロツド側の
面積Arの比を仮に2:1とすると、 Vs1=Vs2/2 の関係となり、すなわち適正値ΔY1とΔY2の関係
は、 ΔY1=ΔY2/2 となる。また、速度設定値Vs1のときのブームシ
リンダ2の加速度と、ブーム1の重力によるブー
ムシリンダ2の加速度と関係は、 ブーム1の重力によるブームシリンダ2の加速度
>速度設定値Vs1のときのV2の加速度となる。
上記した最大変化量ΔYを設定するための第1
の値である負荷方向用変化量補正値ΔY′は、ブー
ムシリンダ2のヘツド側に圧油が供給される場合
とロツド側に圧油が供給される場合とでブームシ
リンダ2の加速度を異ならせ、すなわち、ブーム
シリンダ2のヘツド側に圧油が供給される場合は
ブームシリンダ2の加速度を大きくしてブーム上
げ等を能率良くおこなわせ、ブームシリンダ2の
ロツド側に圧油が供給される場合はブーム1の重
力による加速度を考慮した比較的小さいブームシ
リンダ2の加速度にすることを意図するものであ
る。
一方、中央処理装置18に、記憶装置20に記
憶されていた角度Bdegに対応したブーム位置用
変化量補正値ΔYN、すなわちポンプ3の適正な
変化量である最大変化量ΔYをブーム1の位置に
応じて設定するための第2の値であるΔYNの読
出しがおこなわれる。このブーム位置用変化量補
正値ΔYNは第1の実施例における最大変化量ΔY
に相当するもので、第3図に示されるような係数
Kに対応して設定してある。すなわち第1の実施
例における場合と同様に、記憶装置20が、あら
かじめブーム1の位置とブーム位置用変化量補正
値ΔYNとの関係を設定する設定手段を構成して
いる。この場合、ブーム角度Bdegと、ブーム1
の重力による加速度K・gと、ブーム1の重力に
よる加速度を超えないブームシリンダ2の加速度
v〓と、ブームシリンダ2に供給される流量Qの変
化量Q〓と、ブームシリンダ2のロツド側の面積
Ar、ヘツド側の面積Ahと、斜板最大速度Vsとブ
ーム位置用変化量補正値ΔYNとは、 Bdeg→K・g≧v〓=Q〓/Ar、Ah∝Vs∝ΔYN の関係があり、これらの関係からブーム角度
Bdegとブーム位置用変化量補正値ΔYNとの関係
が設定される。
上記したブーム位置用変化量補正値ΔYNは、
上述した第1の実施例と同様にブーム1の位置に
よりブーム1の重力による加速度を超えないブー
ムシリンダ2の加速度にすることを意図するもの
である。
そしてこの第2の実施例にあつては、第6図に
示すように、中央処理装置18でブーム位置用変
化量補正値ΔYNと前述した負荷方向用補正値
ΔY′とを乗じて、この第2の実施例における最大
変化量ΔYを求める演算がおこなわれる。それ以
降の手順は前述した第1の実施例において説明し
た手順と同等である。
このように構成してある第2の実施例にあつて
は、基本的には第1の実施例と同様に、ブームシ
リンダ2の加速度がブーム1の位置に関連してブ
ーム1の重力による加速度を超えない範囲の値と
なり、ブーム1の下降中に第1の管路4の圧力が
第2の管路5の圧力よりも高くなることはなく、
このような下降中にフラツシング弁6がb位置に
切換わらず、ブームシリンダ2に急激な速度変化
を生じることがない。また、ブームシリンダ2の
ヘツド側に圧油が供給されてブーム1の上昇等が
おこなわれる場合には、ブームシリンダ2の加速
度を大きくして能率の良いブーム上げを実現させ
ることができる。
なお上記では上下方向に回動可能な作動体とし
て油圧シヨベルのフロント部材を形成するブーム
1を挙げたが、作動体はこれに限らず、他の建設
機械に具備されるものであつてもよい。また油圧
シヨベルにおいては上記したようにブーム1の位
置のみを考慮した制御に限られず、ブーム1とこ
のブーム1に連結されるアームの双方の位置を考
慮した制御、あるいはブーム1とアームと、この
アームに連結されるバケツトを含めたフロント部
材全体の位置に係る制御を行なうように構成して
もよい。
また上記実施例ではサンプリング周期ΔTを一
定として説明したが、最大変化量ΔYを一定に
し、周期ΔYを変えるようにしてポンプ3の吐出
量を制御することも可能である。
また上記では作動体の位置を検出する位置検出
手段として角度検出器30を挙げたが、位置検出
手段はこの角度検出器30に限らず、リミツトス
イツチを含むもの等種々の態様を取りうる。
第7図は本発明の油圧閉回路のポンプ吐出量制
御装置の第3の実施例を構成する部分説明図であ
る。この第7図において、22はステンレス等の
非磁性体から成る圧力比較器で、一端が前述した
管路4に、他端が管路5に連絡されている。23
はこの圧力比較器22の内部に具備される磁性体
から成るシヤトルで、その両端にばね24,25
が係着され、圧力比較器22内を移動可能になつ
ている。26,27は近接スイツチで、シヤトル
23の移動に相応した信号を出力する。これらの
近接スイツチ26,27は例えば、シヤトル23
が近接している場合には高圧である旨を示すH信
号を、またシヤトル23が近接していない場合に
は低圧である旨を示すL信号を出力する。なおこ
れらの近接スイツチ26,27はこの第7図では
示していないが、前述した制御装置17のA/D
変換器19に接続してある。
このように構成してあるポンプ吐出量制御装置
にあつては、例えば管路4が高圧である場合に
は、その圧力を受けてシヤトル23が図示左方に
移動し、ばね24が伸長し、ばね25が収縮す
る。そして近接スイツチ27はシヤトル23の近
接を感知し、H信号を出力する。一方近接スイツ
チ26は、シヤトル23の近接を感知していない
のでL信号を出力する。これらのH信号、L信号
はA/D変換器19を介して前述した第5図に示
す中央処理装置18に送られる。そしてその中央
処理装置18で前述の第2の実施例と同様、これ
らの信号値に基づいて第6図に示すフローチヤー
トに準ずる処理が行なわれる。
また管路5が高圧である場合には、シヤトル2
3は図示右方に移動してばね25が伸長し、ばね
24が収縮する。そして近接スイツチ26がシヤ
トル23の近接を感知してH信号を出力し、一方
近接スイツチ27はL信号を出力する。以下の操
作は上記と同様である。なお管路4と管路5の圧
力が等しい場合にはシヤトル23は圧力比較器2
2の内部のほぼ中央に位置し、それ故近接スイツ
チ26,27は共にL信号を出力する。。以下の
処理操作は前述した第2の実施例で説明した処理
操作に準じて行なわれる。この第3の実施例のよ
うに構成した場合も前述した第2の実施例と同様
の効果を奏する。
本発明の油圧閉回路の油圧ポンプ吐出量制御装
置は以上のように構成してあることから、従来ブ
ーム下降時に閉回路を形成する管路の圧力の反転
で生じた片ロツドシリンダの面積差による該片ロ
ツドシリンダの急激な速度変化を防ぐことができ
るとともに、作動体の位置に応じて管路の圧力の
反転を生じない片ロツドシリンダの最大の加速度
を設定することができ、それ故この片ロツドシリ
ンダが具備される建設機械の車体に衝撃を与える
ことがなく操作性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油圧閉回路のポンプ吐出量制御
装置の一例を示す回路図、第2図は本発明の油圧
閉回路のポンプ吐出量制御装置の第1の実施例を
示す回路図、第3図は第2図に示されるポンプ吐
出量制御装置に具備されるブームの回転角とブー
ムの重力による加速度に係る係数Kとの相関関係
を例示するグラフ、第4図は第2図に示すポンプ
吐出量制御装置の動作の一例を示すフローチヤー
ト、第5図は本発明の第2の実施例を示す回路
図、第6図は第5図に示すポンプ吐出量制御装置
の動作の一例を示すフローチヤート、第7図は本
発明の油圧閉回路のポンプ吐出量制御装置の第3
の実施例を構成する部分説明図である。 1……ブーム(作動体)、2……ブームシリン
ダ(片ロツドシリンダ)、3……可変容量ポンプ、
4……第1の管路、5……第2の管路、6……フ
ラツシング弁、13……斜板制御装置、14……
操作レバー、15……第1の圧力検出器、16…
…第2の圧力検出器、17……制御装置、18…
…中央処理装置、19……A/D変換器、20…
…記憶装置、21……出力装置、22……圧力比
較器、23……シヤトル、24,25……ばね、
26,27……近接スイツチ、30……角度検出
器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下方向に回動可能な所定の作動体に連結さ
    れ、この作動体を駆動する片ロツドシリンダと、
    この片ロツドシリンダに圧油を供給する可変容量
    ポンプとによつて油圧閉回路を形成するととも
    に、この油圧閉回路の低圧側管路とタンクとを連
    結するフラツシング弁を備え、可変容量ポンプの
    吐出量を制御する吐出量制御機構に所定の吐出量
    指令量を与えることにより可変容量ポンプの吐出
    量を適宜に制御するようにした油圧閉回路のポン
    プ吐出量制御装置において、上記作動体の位置を
    検出し、電気信号を出力する位置検出手段と、こ
    の位置検出手段に接続され、あらかじめ上記作動
    体の位置と、上記片ロツドシリンダの加速度が上
    記作動体の重力による加速度を超えない範囲の吐
    出量制御機構の最大変化量との関係を設定する設
    定手段とを備え、上記位置検出手段から出力され
    た出力値に相応する最大変化量を上記設定手段か
    ら求め、該当する最大変化量に基づく吐出量指令
    量を上記吐出量制御機構に与えることにより、上
    記作動体の下降時の上記片ロツドシリンダの加速
    度を規制することを特徴とする油圧閉回路のポン
    プ吐出量制御装置。 2 位置検出手段が作動体の回転角を検出する手
    段であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の油圧閉回路のポンプ吐出量制御装置。
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