JPH09235758A - 旋回式作業機用制御装置 - Google Patents

旋回式作業機用制御装置

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JPH09235758A
JPH09235758A JP6902696A JP6902696A JPH09235758A JP H09235758 A JPH09235758 A JP H09235758A JP 6902696 A JP6902696 A JP 6902696A JP 6902696 A JP6902696 A JP 6902696A JP H09235758 A JPH09235758 A JP H09235758A
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JP
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hydraulic motor
pressure
hydraulic
turning
control
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JP6902696A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Nakatani
賢一郎 中谷
Shinichi Sato
晋一 佐藤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回用油圧モータの回転速度が作業装置の作
動等に影響されて変動するのを抑え、上部旋回体等の旋
回動作を安定させるようにする。 【解決手段】 旋回用の操作レバー32を傾転操作し、
旋回用の油圧モータ41を旋回駆動している途中で、ア
ーム用の操作レバー33を傾転操作(複合操作)するこ
とにより、油圧ポンプ15から油圧モータ41に供給さ
れる圧油の分流量が減少すると、電磁比例弁49のソレ
ノイド部49Aに駆動信号を出力し、分流量が減少する
に応じて電磁比例弁49を低圧位置(a)から高圧位置
(b)側に切換制御する。そして、油圧モータ41の容
量可変部42を傾転制御シリンダ43で矢示B方向の小
傾転側に傾転し、容量可変部42の傾転角を分流量に応
じて減少させることにより油圧モータ41の旋回速度を
増大させ、油圧モータ41の旋回速度がアームシリンダ
12の作動等に影響されて変動するのを抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に好適に用いられる旋回式作業機用制御
装置に関し、特に、旋回用の油圧モータを可変容量型の
油圧モータとすることによって旋回時の回転速度が作業
装置の作動等に影響されて変動するのを防止できるよう
にした旋回式作業機用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図17および図18に従来技術の旋回式
作業機用制御装置として、油圧ショベルの旋回用および
アーム用油圧回路を例に挙げて示す。
【0003】図において、1は油圧ショベルの基台とな
る下部走行体、2は該下部走行体1上に旋回可能に搭載
された旋回体としての上部旋回体を示し、該上部旋回体
2は骨組み構造をなす旋回フレーム3を備え、該旋回フ
レーム3上には運転室4、機械室5およびカウンタウエ
イト6等が設けられている。そして、上部旋回体2には
旋回フレーム3の中央部側に後述の図18に示す旋回用
の油圧モータ14が旋回用減速機(図示せず)等と共に
配設され、上部旋回体2は下部走行体1上で油圧モータ
14により旋回駆動される構成となっている。
【0004】7は上部旋回体2の旋回フレーム3前部側
に俯仰動可能に設けられた作業装置を示し、該作業装置
7は、旋回フレーム3の前部側に俯仰動可能に取付けら
れたブーム8と、該ブーム8の先端側に俯仰動可能に取
付けられたアーム9と、該アーム9の先端側に回動可能
に取付けられた作業具としてのバケット10とによって
大略構成されている。そして、作業装置7のブーム8、
アーム9およびバケット10はそれぞれ作業用のアクチ
ュエータとなるブームシリンダ11、アームシリンダ1
2およびバケットシリンダ13によって駆動され、土砂
等の掘削作業を行うものである。
【0005】14は上部旋回体2の旋回フレーム3上に
配設される旋回用の油圧モータを示し、該油圧モータ1
4は斜板式または斜軸式の油圧モータ等によって構成さ
れ、その出力軸14Aにより上部旋回体2全体を前記減
速機等を介して旋回駆動するものである。また、該油圧
モータ14にはネガティブ式のブレーキ装置(図示せ
ず)が付設され、このブレーキ装置は上部旋回体2の旋
回停止時に制動力を付与し、例えば坂道の途中等で上部
旋回体2が下部走行体1に対して不用意に旋回(回転)
してしまうのを防止する構成となっている。
【0006】15はタンク16と共に油圧源を構成する
油圧ポンプを示し、該油圧ポンプ15は上部旋回体2の
機械室5内にディーゼルエンジン等の原動機17と共に
設けられ、この原動機17で回転駆動されることにより
タンク16内の作動油を高圧の圧油としてセンタバイパ
ス管路18等を介して後述の主管路19A,19B等に
吐出させるものである。
【0007】19A,19Bは油圧モータ14を油圧ポ
ンプ15、タンク16に接続する一対の主管路、20は
該主管路19A,19Bの途中に配設された旋回用の制
御弁を示し、該制御弁20は、例えば6ポート3位置の
油圧パイロット式方向切換弁により構成され、その両側
には一対の油圧パイロット部20A,20Bが設けられ
ている。
【0008】ここで、制御弁20は油圧パイロット部2
0A,20Bがパイロット管路21A,21Bを介して
後述の操作弁30に接続され、操作弁30からのパイロ
ット圧に応じたストローク量をもって中立位置(イ)か
ら切換位置(ロ),(ハ)に切換えられる。そして、制
御弁20はこの切換位置(ロ),(ハ)で油圧ポンプ1
5から油圧モータ14に給排する圧油の方向を切換える
と共に、ストローク量に応じて圧油の流量を制御する構
成となっている。
【0009】22A,22Bは油圧モータ14と制御弁
20との間に位置し主管路19A,19Bとタンク16
との間にそれぞれ配設されたメイクアップ用のチェック
弁を示し、該チェック弁22A,22Bはタンク16か
ら主管路19A,19B側に向けて作動油(油液)が流
通するのを許すことにより、主管路19A,19B内が
負圧状態になるのを防止するものである。
【0010】23A,23Bは油圧モータ14と制御弁
20との間に位置し主管路19A,19B間に分岐管路
24を介してそれぞれ設けられた一対のオーバロードリ
リーフ弁で、該オーバロードリリーフ弁23A,23B
は圧力設定ばね25A,25Bを有し、該圧力設定ばね
25A,25Bによりリリーフ設定圧が一定の圧力値
(例えば100〜300kg/cm2 程度)に決められ
ている。
【0011】そして、オーバロードリリーフ弁23A,
23Bは油圧モータ14の慣性回転時等に主管路19A
または19B内に、例えばリリーフ設定圧以上の圧力
(過剰圧)が発生すると、オーバロードリリーフ弁23
A,23Bの弁体(図示せず)を開弁させ、この圧力
(過剰圧)をタンク16側へとリリーフさせつつ、主管
路19A,19B内の圧力をリリーフ設定圧以下に制御
するものである。
【0012】26A,26Bはアームシリンダ12を油
圧ポンプ15、タンク16に接続する一対の主管路、2
7は該主管路26A,26Bの途中に配設されたアーム
用の制御弁を示し、該制御弁27は、例えば6ポート3
位置の油圧パイロット式方向切換弁により構成され、そ
の両側には一対の油圧パイロット部27A,27Bが設
けられている。
【0013】ここで、制御弁27は油圧パイロット部2
7A,27Bがパイロット管路28A,28Bを介して
後述の操作弁31に接続され、操作弁31からのパイロ
ット圧に応じたストローク量をもって中立位置(イ)か
ら切換位置(ロ),(ハ)に切換えられる。そして、制
御弁27はこの切換位置(ロ),(ハ)で油圧ポンプ1
5からアームシリンダ12に給排する圧油の方向を切換
えると共に、ストローク量に応じて圧油の流量を制御す
る構成となっている。
【0014】29は油圧ポンプ15と共に原動機17に
よって回転駆動されるパイロットポンプで、該パイロッ
トポンプ29はタンク16と共にパイロット油圧源を構
成するものである。
【0015】30,31は運転室4内に設けられる旋回
用,アーム用の操作弁を示し、該操作弁30,31は減
圧弁型パイロット弁により構成され、それぞれの高圧
側,低圧側がパイロットポンプ29,タンク16に接続
されている。そして、操作弁30は旋回用操作手段を構
成し、その出力側はパイロット管路21A,21Bを介
して制御弁20の油圧パイロット部20A,20Bに接
続されている。また、操作弁31はアーム用操作手段を
構成し、その出力側はパイロット管路28A,28Bを
介して制御弁27の油圧パイロット部27A,27Bに
接続されている。
【0016】ここで、操作弁30,31は運転室4内で
オペレータが傾転操作する操作レバー32,33を備
え、該操作レバー32,33の傾転操作量に対応したパ
イロット圧をパイロット管路21A,21B、28A,
28B内に発生させる。そして、制御弁20,27はこ
のときのパイロット圧に応じたストローク量をもって中
立位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)側に切換えら
れ、油圧ポンプ15から油圧モータ14,アームシリン
ダ12に給排する圧油の流量をストローク量に応じて可
変に制御する。
【0017】このように構成される油圧ショベルの旋回
用およびアーム用油圧回路では、まず制御弁20が中立
位置(イ)にあるときには、油圧モータ14に付設した
前記ブレーキ装置が制動ばね等によって油圧モータ14
の出力軸14A側に制動を与え、上部旋回体2が不用意
に動いてしまうのを防止している。
【0018】次に、上部旋回体2を一方向に旋回させる
ためにオペレータが操作弁30の操作レバー32を一方
向に傾転操作すると、例えばパイロット管路21A,2
1Bのうちパイロット管路21A側により高いパイロッ
ト圧が発生し、制御弁20はこのときのパイロット圧で
中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切換わる。そし
て、制御弁20が切換位置(ロ)に切換わると、油圧ポ
ンプ15からの圧油がモータ駆動圧となって主管路19
A側に供給され、前記ブレーキ装置による制動が解除さ
れて油圧モータ14が回転駆動されるようになり、上部
旋回体2は前記減速機を介して油圧モータ14により一
方向に旋回し始める。また、油圧モータ14からの戻り
油は主管路19Bを介してタンク16側に排出される。
【0019】次に、油圧モータ14の回転を停止させる
ために、オペレータが操作弁30の操作レバー32を中
立位置に戻したときには、パイロット管路21A,21
B内のパイロット圧が共にタンク圧程度まで低下するこ
とにより、例えば制御弁20は切換位置(ロ)から中立
位置(イ)に復帰する。そして、制御弁20が中立位置
(イ)に復帰すると、油圧ポンプ15から主管路19A
側への圧油の供給が断たれ、主管路19Bは制御弁20
によりタンク16に対して遮断される。
【0020】そして、このときに上部旋回体2からの慣
性負荷等で油圧モータ14が慣性回転するようになる
と、該油圧モータ14はポンプ作用を行ない、主管路1
9A側から吸込んだ圧油を主管路19B側に吐出するこ
とにより主管路19B側を高圧とし、これを油圧モータ
14のブレーキ圧として該油圧モータ14に油圧ブレー
キをかける。
【0021】ここで、オーバロードリリーフ弁23B
は、主管路19B側のブレーキ圧(圧力)が圧力設定ば
ね25Bによるリリーフ設定圧まで上昇すると、オーバ
ロードリリーフ弁23Bの弁体が開弁し、このときの過
剰圧を分岐管路24を介してタンク16側に排出するこ
とにより、油圧モータ14を徐々に停止させる。
【0022】また、油圧ショベルの上部旋回体2を他方
向に旋回すべく制御弁20を切換位置(ハ)に切換えた
ときには、油圧ポンプ15からの圧油がモータ駆動圧と
なって主管路19B側に供給され、油圧モータ14から
の戻り油は主管路19Aを介してタンク16側に排出さ
れる。そして、油圧モータ14の回転を停止させるた
め、制御弁20を中立位置(イ)に戻したときに、油圧
モータ14が慣性回転するようになると、主管路19A
側が高圧となってオーバロードリリーフ弁23Aの弁体
が開弁し、このときの過剰圧をタンク16側に排出する
ことにより、油圧モータ14を徐々に停止させる。
【0023】一方、アーム9を俯仰動すべくアームシリ
ンダ12を伸縮させる場合には、オペレータが操作弁3
1の操作レバー33を傾転操作することにより、パイロ
ット管路28A,28Bのいずれかに一方により高いパ
イロット圧が発生し、アーム用の制御弁27がこのとき
のパイロット圧で中立位置(イ)から切換位置(ロ)ま
たは(ハ)に切換わる。そして、制御弁27が切換位置
(ロ)または(ハ)に切換わると、油圧ポンプ15から
の圧油が主管路26A,26Bに給排されることによ
り、アームシリンダ12が伸縮駆動される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、単一の油圧ポンプ15からの圧油を制御弁
20,27を介して旋回用の油圧モータ14とアームシ
リンダ12とに給排する構成であるから、旋回用の操作
弁30(操作レバー32)とアーム用の操作弁31(操
作レバー33)とを複合操作したときに、油圧ポンプ1
5からの圧油が旋回用の油圧モータ14とアームシリン
ダ12とに分流して供給され、このときの分流量に応じ
て油圧モータ14の回転速度(上部旋回体2の旋回速
度)が大きく変動するという問題がある。
【0025】即ち、オペレータが旋回用の操作レバー3
2を単独操作しているときには、旋回用の制御弁20の
みが中立位置(イ)から切換位置(ロ)または(ハ)に
切換わるから、油圧ポンプ15からの圧油を全て旋回用
の油圧モータ14側に供給でき、該油圧モータ14の回
転速度(旋回速度)を操作レバー32の傾転操作量に対
応させて円滑に増大させることができる。
【0026】しかし、旋回用の操作レバー32を傾転操
作している途中で、アーム用の操作レバー33を傾転操
作すると、アーム用の制御弁27も中立位置(イ)から
切換位置(ロ)または(ハ)に切換わるから、油圧ポン
プ15からの圧油は旋回用の油圧モータ14とアームシ
リンダ12側とに分流して供給されるようになり、油圧
モータ14に供給される分流量Q(圧油の流量)が減少
するに応じて、油圧モータ14の旋回速度Vは図5中に
一点鎖線で例示する特性線34の如く低下(変動)して
しまい、単独操作時と複合操作時とで油圧モータ14の
回転速度(旋回速度)を一定に保つことができないとい
う問題がある。
【0027】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は旋回用油圧モータの回転速度が
作業装置の作動等に影響されて変動するのを抑えること
ができ、上部旋回体等の旋回動作を安定させ、信頼性を
高めることができるようにした旋回式作業機用制御装置
を提供することを目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、基台上に旋回可能に
設けられた旋回体と、少なくとも1本のアームを有し該
旋回体に対して回動可能に設けられた作業装置と、該作
業装置の少なくとも一部を駆動する作業用のアクチュエ
ータと、前記旋回体を旋回駆動する旋回用の油圧モータ
と、該油圧モータおよび前記アクチュエータに圧油を供
給する油圧源と、該油圧源から油圧モータに給排する圧
油を制御する旋回用の制御弁と、該旋回用の油圧モータ
を作動させるため該旋回用の制御弁を切換操作する旋回
用操作手段とを備えた旋回式作業機用制御装置におい
て、前記旋回用の油圧モータは、容量可変部を有し該容
量可変部の駆動量に応じた回転速度をもって前記旋回体
を旋回駆動する可変容量型油圧モータとし、さらに該油
圧モータの容量可変部を駆動し該油圧モータの容量を変
化させる容量制御手段と、前記旋回用操作手段の操作量
を検出する旋回操作検出手段と、前記作業用のアクチュ
エータの作動状態を検出する作動検出手段と、該作動検
出手段からの検出信号と前記旋回操作検出手段からの検
出信号とに基づいて前記容量制御手段に駆動信号を演算
出力し、前記アクチュエータの作動状態に拘りなく前記
油圧モータの回転速度が旋回用操作手段の操作量に対応
した速度となるように、前記容量制御手段で油圧モータ
の容量可変部を駆動させる信号出力手段とを備えたこと
を特徴としてなる構成を採用している。
【0029】このように構成することにより、作動検出
手段で作業用のアクチュエータの作動状態を検出し、信
号出力手段では該作動検出手段からの検出信号と前記旋
回操作検出手段からの検出信号とに基づいて容量制御手
段に駆動信号を演算出力するから、旋回用の油圧モータ
により旋回体を旋回駆動している途中で作業用のアクチ
ュエータを作動させる場合でも、油圧源から油圧モータ
に給排される圧油の分流量を信号出力手段側で演算して
把握でき、この分流量の変化分を相殺するように容量制
御手段で油圧モータの容量を可変に制御でき、これによ
って、該油圧モータの回転速度をアクチュエータの作動
状態に拘りなく前記旋回用操作手段の操作量に対応した
速度に保持することができる。
【0030】また、請求項2に記載の発明では、前記信
号出力手段は、前記旋回操作検出手段からの検出信号に
基づいて前記油圧モータの回転速度の目標値を演算し、
前記アクチュエータの作動状態に拘りなく前記油圧モー
タの回転速度が該目標値に対応した速度となるように、
前記容量制御手段に駆動信号を出力する構成としてい
る。
【0031】これにより、作業用のアクチュエータの作
動状態に拘りなく前記油圧モータの回転速度が、前記旋
回操作検出手段からの検出信号に基づく目標値に対応し
た速度となるように信号出力手段から容量制御手段に駆
動信号を出力でき、該容量制御手段で油圧モータの容量
を変化させることにより、前記分流量の変化分を相殺す
ることができる。
【0032】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
油圧源から油圧モータに圧油を給排する一対の主管路の
途中に、前記旋回用の制御弁と油圧モータとの間に位置
してリリーフ設定圧を可変に調整するリリーフ圧可変手
段を設け、前記信号出力手段は、前記油圧モータの容量
が減少するに応じて前記リリーフ設定圧を増大させるよ
うに、前記作動検出手段からの検出信号と前記旋回操作
検出手段からの検出信号とに基づき前記リリーフ圧可変
手段に制御信号を演算出力する構成としている。
【0033】この結果、油圧モータの容量を減少させる
ときにはこれに応じてリリーフ設定圧を増大させること
ができ、前記油圧モータの最大出力トルクが容量の減少
により低下するのを、リリーフ設定圧の増大によって補
うことができる。
【0034】この場合、請求項4に記載の発明では、前
記リリーフ圧可変手段を、リリーフ設定圧可変式のリリ
ーフ弁と、該リリーフ弁のリリーフ設定圧を前記信号出
力手段からの制御信号に応じて変化させる圧力調整器と
から構成している。
【0035】これにより、圧力調整器は前記信号出力手
段からの制御信号に応じてリリーフ弁のリリーフ設定圧
を可変に調整することができる。
【0036】また、請求項5に記載の発明では、前記容
量制御手段を、前記油圧モータの容量可変部を傾転駆動
する油圧シリンダと、該油圧シリンダに給排する圧油を
前記信号出力手段からの駆動信号に応じて制御する容量
制御弁とから構成している。
【0037】これにより、容量制御弁は信号出力手段か
らの駆動信号に応じて油圧シリンダに給排する圧油を制
御でき、該油圧シリンダで油圧モータの容量可変部を傾
転駆動しつつ、前記分流量に応じて油圧モータの容量を
可変に制御できる。
【0038】さらに、請求項6に記載の発明では、前記
旋回用の制御弁を油圧パイロット式の方向切換弁とし、
前記旋回操作検出手段を該方向切換弁に供給されるパイ
ロット圧を検出する圧力センサによって構成している。
【0039】これにより、パイロット圧の大きさから旋
回用操作手段の操作量(操作具合)を検出でき、前記油
圧モータの目標としている回転速度を知ることができ
る。
【0040】さらにまた、請求項7に記載の発明では、
前記油圧源からアクチュエータに圧油を給排する一対の
主管路の途中に、前記アクチュエータの作動を制御する
油圧パイロット式の方向切換弁を設け、前記作動検出手
段は該方向切換弁に供給されるパイロット圧を検出する
圧力センサによって構成している。
【0041】これにより、パイロット圧の大きさから作
業用のアクチュエータの作動状態を検出でき、油圧源か
ら該アクチュエータに供給される圧油の流量を演算によ
り求めることができる。
【0042】一方、請求項8に記載の発明では、基台上
に旋回可能に設けられた旋回体と、少なくとも1本のア
ームを有し該旋回体に対して回動可能に設けられた作業
装置と、該作業装置の少なくとも一部を駆動する作業用
のアクチュエータと、容量可変部を有しモータ容量に応
じた回転速度をもって前記旋回体を旋回駆動する可変容
量型の旋回用油圧モータと、該油圧モータの容量可変部
を駆動し該油圧モータの容量を変化させる容量制御手段
と、前記油圧モータおよびアクチュエータに圧油を供給
する油圧源と、該油圧源から油圧モータに給排する圧油
を制御する旋回用の制御弁と、前記旋回用の油圧モータ
を作動させるため該旋回用の制御弁を切換操作する旋回
用操作手段と、該旋回用操作手段の操作量を検出する旋
回操作検出手段と、前記油圧モータの回転状態を検出す
る回転状態検出手段と、該回転状態検出手段からの検出
信号と前記旋回操作検出手段からの検出信号とに基づい
て前記容量制御手段に駆動信号を演算出力し、前記アク
チュエータの作動状態に拘りなく前記油圧モータの回転
速度が旋回用操作手段の操作量に対応した速度となるよ
うに、前記容量制御手段で油圧モータの容量可変部を駆
動させる信号出力手段とを備えてなる構成を採用してい
る。
【0043】このように構成することにより、回転状態
検出手段で油圧モータの回転状態を検出し、信号出力手
段では回転状態検出手段からの検出信号と前記旋回操作
検出手段からの検出信号とに基づいて容量制御手段に駆
動信号を演算出力するから、旋回用の油圧モータにより
旋回体を旋回駆動している途中で作業用のアクチュエー
タを作動させる場合でも、油圧源から油圧モータに給排
される圧油の分流量の変化具合を信号出力手段側で演算
して把握でき、この分流量の変化分を相殺するように容
量制御手段で油圧モータの容量を可変に制御でき、これ
によって、該油圧モータの回転速度をアクチュエータの
作動状態に拘りなく前記旋回用操作手段の操作量に対応
した速度に保持することができる。
【0044】また、請求項9に記載の発明では、前記回
転状態検出手段は油圧モータの実際の回転速度を検出す
る速度検出器からなり、前記信号出力手段は、前記旋回
操作検出手段からの検出信号に基づいて前記油圧モータ
の回転速度の目標値を演算し、前記油圧モータの回転速
度が該目標値に対応した速度となるように、前記容量制
御手段に駆動信号を出力する構成としている。
【0045】この結果、速度検出器で油圧モータの実際
の回転速度を検出しつつ、信号出力手段では油圧モータ
の回転速度の目標値を演算でき、実際の回転速度が該目
標値に対応した速度となるように、前記容量制御手段で
油圧モータの容量を可変に制御することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0047】ここで、図1ないし図6は本発明の第1の
実施例を示し、本実施例では前述した図17および図1
8に示す従来技術と同一構成要素に同一符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0048】図中、41は本実施例による旋回用の油圧
モータを示し、該油圧モータ41は従来技術で述べた油
圧モータ14とほぼ同様に構成され、出力軸41Aによ
り上部旋回体2全体を旋回用減速機等を介して旋回駆動
するものである。しかし、該油圧モータ41は斜板また
は斜軸等の容量可変部42を有する可変容量型油圧モー
タからなり、そのモータ容量が容量可変部42の傾転角
θ(駆動量)に応じて可変に制御される構成となってい
る。
【0049】43は油圧モータ41の容量可変部42を
傾転駆動する油圧シリンダとしての傾転制御シリンダを
示し、該傾転制御シリンダ43は後述の電磁比例弁49
と共に容量制御手段を構成し、常時はロッド43Aをば
ね43Bで矢示A方向に付勢することにより油圧モータ
41の容量可変部42を、傾転角θが最大となる最大傾
転角θH まで傾転駆動する(図3参照)。
【0050】また、傾転制御シリンダ43はパイロット
ポンプ29からの圧油が電磁比例弁49および制御管路
44を介して供給されると、このときの圧力によりロッ
ド43Aをばね43Bに抗して矢示B方向に変位させ、
油圧モータ41の容量可変部42を傾転角θが最小とな
る最小傾転角θL まで電磁比例弁49からの圧力に応じ
て傾転駆動する。
【0051】ここで、油圧モータ41のモータ容量q
は、
【0052】
【数1】q=C×θ 但し、C:定数 となって、容量可変部42の傾転角θに比例して増減
し、傾転制御シリンダ43により容量可変部42を矢示
B方向に最小傾転角θL まで傾転駆動したときにはモー
タ容量qが最小となり、油圧モータ41の回転速度(旋
回速度V)は速くなる。そして、容量可変部42を矢示
A方向に最大傾転角θH まで傾転駆動したときにはモー
タ容量qが最大となり、油圧モータ41の旋回速度Vは
遅くなる。
【0053】また、油圧モータ41の回転トルクとなる
出力トルクTは、
【0054】
【数2】T=η×P×q/2π 但し、η:定数 P:モータ駆動圧(ブレーキ圧) として求められる。そして、モータ駆動圧Pが一定のと
きには、出力トルクT(駆動トルクまたは減速トルク)
がモータ容量q(容量可変部42の傾転角θ)に対応し
て増減し、容量可変部42を最小傾転角θL まで傾転駆
動したときにはモータ容量qが最小となって、出力トル
クTを減少させることができ、容量可変部42を最大傾
転角θH まで傾転駆動したときにはモータ容量qが最大
となって、出力トルクTを増大させることができる。
【0055】45A,45Bは油圧モータ14と制御弁
20との間に位置し主管路19A,19B間に分岐管路
24を介してそれぞれ設けられた一対のリリーフ設定圧
可変式のリリーフ弁を示し、該リリーフ弁45A,45
Bは従来技術で述べたオーバロードリリーフ弁23A,
23Bとほぼ同様に構成され、圧力設定ばね46A,4
6Bを有するものの、該リリーフ弁45A,45Bは後
述の圧力設定器47A,47Bにより圧力設定ばね46
A,46Bによるリリーフ設定圧PS (図4参照)が、
例えば200〜300kg/cm2程度の範囲内で可変
に設定されるものである。
【0056】47A,47Bはリリーフ弁45A,45
Bと共にリリーフ圧可変手段を構成する圧力設定器を示
し、該圧力設定器47A,47Bは小型の油圧シリンダ
等で構成され、前記パイロットポンプ29に電磁比例弁
49および制御管路48等を介して接続されている。そ
して、該圧力設定器47A,47Bは制御管路48から
の圧力に応じてリリーフ弁45A,45Bの圧力設定ば
ね46A,46Bを撓み変形させ、リリーフ弁45A,
45Bのリリーフ設定圧PS を可変に設定するものであ
る。
【0057】この場合、圧力設定器47A,47Bは制
御管路48が傾転制御シリンダ43の制御管路44に接
続され、該制御管路44,48内の圧力は常に同一の圧
力状態に保たれる。そして、制御管路44,48内の圧
力が上昇したときには、傾転制御シリンダ43のロッド
43Aが矢示B方向に変位して容量可変部42の傾転角
θを漸次減少させると共に、圧力設定器47A,47B
はリリーフ弁45A,45Bの圧力設定ばね46A,4
6Bを圧力上昇に応じて撓み変形させ、リリーフ弁45
A,45Bのリリーフ設定圧PS を漸次上昇させる。
【0058】また、制御管路44,48内の圧力が減少
するときには、傾転制御シリンダ43のロッド43Aが
矢示A方向に変位して容量可変部42の傾転角θを漸次
増大させると共に、圧力設定器47A,47Bは圧力設
定ばね46A,46Bの撓み変形を圧力に応じて小さく
し、リリーフ弁45A,45Bのリリーフ設定圧PSを
漸次減少させる。この結果、容量可変部42の傾転角θ
とリリーフ弁45A,45Bのリリーフ設定圧PS とは
図4に示す特性線の如く変化し、傾転角θが最大傾転角
θH のときにはリリーフ設定圧PS が最低設定値PSLと
なり、傾転角θが最小傾転角θL まで減少するに応じて
リリーフ設定圧PS は最高設定値PSHまで漸次上昇する
ものである。
【0059】49はパイロットポンプ29からの圧油を
傾転制御シリンダ43に給排する容量制御弁としての電
磁比例弁で、該電磁比例弁49は3ポート2位置の電磁
比例式サーボ弁等からなり、ソレノイド部49Aとばね
49Bとを備えている。そして、電磁比例弁49はばね
49Bによって常時は低圧位置(a)におかれ、傾転制
御シリンダ43のロッド43Aがばね43Bで矢示A方
向(最大傾転側)に付勢されるのを許すと共に、圧力設
定器47A,47Bによってリリーフ弁45A,45B
のリリーフ設定圧PS が最低設定値PSLまで減少するの
を許す。
【0060】また、電磁比例弁49は後述のコントロー
ラ52からソレノイド部49Aに制御信号が出力される
ときに、制御信号の電流値等に比例したストロークをも
って低圧位置(a)から高圧位置(b)側に切換制御さ
れ、制御管路44,48内の圧力を電磁比例弁49のス
トロークに対応して漸次増大させる。そして、電磁比例
弁49が高圧位置(b)に完全に切換わったときには、
制御管路44,48内の圧力が最高圧力となり、油圧モ
ータ41の容量可変部42は傾転制御シリンダ43によ
り最小傾転角θL まで傾転駆動され、リリーフ弁45
A,45Bは圧力設定器47A,47Bによってリリー
フ設定圧PS が最高設定値PSHまで増大されるようにな
る。
【0061】50A,50Bは旋回用の操作弁30を制
御弁20に接続するパイロット管路21A,21Bの途
中に設けられた旋回操作検出手段としての圧力センサ
で、該圧力センサ50A,50Bはパイロット管路21
A,21B内のパイロット圧PR をそれぞれ検出し、こ
のパイロット圧PR を操作レバー32の傾転操作量に対
応した検出信号としてコントローラ52に出力するもの
である。なお、圧力センサ50A,50Bはコントロー
ラ52にパイロット管路21A,21B内のパイロット
圧PR をそれぞれ検出信号として出力するが、コントロ
ーラ52ではこれらの検出信号のうち、より大きい方の
検出信号(パイロット圧PR )を旋回時の操作レバー3
2による操作量として認識する。
【0062】51A,51Bはアーム用の操作弁31を
制御弁27に接続するパイロット管路28A,28Bの
途中に設けられた作動検出手段としての圧力センサで、
該圧力センサ51A,51Bはパイロット管路28A,
28B内のパイロット圧PAをそれぞれ検出し、このパ
イロット圧PA をアームシリンダ12の作動状態(操作
レバー33の傾転操作量)に対応した検出信号としてコ
ントローラ52に出力するものである。なお、この場合
でもコントローラ52は、圧力センサ51A,51Bか
らの検出信号(パイロット圧PA )のうち、より大きい
方の検出信号(パイロット圧PA )をアームシリンダ1
2の作動状態(速度)に対応した信号として認識するも
のである。
【0063】52はマイクロコンピュータ等により構成
された信号出力手段としてのコントローラを示し、該コ
ントローラ52は入力側が圧力センサ50A,50B、
51A,51B等に接続され、出力側が電磁比例弁49
のソレノイド部49A等に接続されている。そして、コ
ントローラ52はその記憶回路内に図6に示すプログラ
ム等を格納し、電磁比例弁49の切換制御処理等を行う
ようになっている。
【0064】また、コントローラ52の記憶回路はその
記憶エリア52A内に、アームシリンダ12の作動判定
を行うための基準圧PAOと、図3に示す目標傾転角マッ
プ等とが格納されている。そして、この目標傾転角マッ
プは、旋回用の操作レバー32を傾転操作している途中
で、アーム用の操作レバー33を傾転操作(複合操作)
したときに、油圧モータ41の旋回速度V(回転速度)
が変動するのを防止すべく、油圧モータ14に供給され
る圧油の分流量Q(圧油の流量)が減少するに応じて、
容量可変部42の傾転角θを図3に示す特性線に沿って
漸次減少させるように目標傾転角を予め設定したもので
ある。
【0065】本実施例による油圧ショベルの旋回用およ
びアーム用油圧回路は上述の如き構成を有するもので、
その基本的作動については従来技術によるものと格別差
異はない。
【0066】そこで、本実施例の特徴であるコントロー
ラ52による電磁比例弁49の切換制御処理について図
6を参照して説明する。
【0067】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ1で圧力センサ50A,50Bから旋回用のパイロッ
ト圧PR を読込むと共に、圧力センサ51A,51Bか
らアーム操作用のパイロット圧PA を読込み、ステップ
2に移ってアーム操作用のパイロット圧PA がアームシ
リンダ12の作動判定を行うための基準圧PAOよりも大
きくなっているか否かを判定する。そして、ステップ2
で「NO」と判定したときにはアーム用の操作レバー3
3が実質的に中立位置に保持され、アームシリンダ12
は停止状態にあるから、旋回用の操作レバー32のみが
単独操作されているとしてステップ1に戻る。
【0068】また、ステップ2で「YES」と判定した
ときにはアーム用の操作レバー33が傾転操作され、油
圧ポンプ15からの圧油が旋回用の油圧モータ41とア
ームシリンダ12側とに分流して供給される場合である
から、ステップ3に移って前記旋回用のパイロット圧P
R から旋回速度Vの目標値VT を、
【0069】
【数3】VT =f1 (PR ) として演算する。
【0070】次に、ステップ4では油圧ポンプ15から
吐出される圧油のうち、油圧モータ41に供給される圧
油の分流量Qを、前記アーム操作用のパイロット圧PA
と旋回用のパイロット圧PR とに基づき、
【0071】
【数4】Q=f2 (PR ,PA ) として演算する。
【0072】次に、ステップ5では図3に示す目標傾転
角マップを読出し、油圧モータ41の旋回速度Vを前記
目標値VT に実質的に一致させるように、数4の式によ
る分流量Qに基づいた傾転角θを目標傾転角として算出
する。そして、ステップ6では容量可変部42の傾転角
θがこのときの目標傾転角に実質的に一致した角度とな
るように、電磁比例弁49のソレノイド部49Aに駆動
信号(制御信号)を出力し、分流量Qが減少するに応じ
て電磁比例弁49を低圧位置(a)から高圧位置(b)
側に切換制御する。そして、次なるステップ7でリター
ンする。
【0073】かくして、本実施例によれば、旋回用の操
作レバー32を傾転操作し、旋回用の油圧モータ41に
よって上部旋回体2を旋回駆動している途中で、アーム
用の操作レバー33を傾転操作(複合操作)したとき
に、油圧ポンプ15から油圧モータ41に供給される圧
油の分流量Q(圧油の流量)が減少した場合でも、図3
に示す特性線の如く容量可変部42の傾転角θを、例え
ば最大傾転角θH から最小傾転角θL 側に向け分流量Q
に応じて漸次減少させる構成としたから、容量可変部4
2の傾転角θを減少させるに応じて油圧モータ41の旋
回速度Vを増大させることができ、この旋回速度Vを図
5に実線で示す特性線53の如く前記旋回用のパイロッ
ト圧PR による目標値VT に保つことができる。
【0074】従って、本実施例では、旋回用の操作レバ
ー32を単独操作している途中で、アーム用の操作レバ
ー33を傾転操作(複合操作)したときに油圧モータ4
1の旋回速度Vが、アームシリンダ12の作動等に影響
されて変動するのを抑えることができ、油圧モータ41
による上部旋回体2の旋回動作を安定させることができ
る。
【0075】また、リリーフ弁45A,45Bの圧力設
定器47A,47Bを制御管路48および電磁比例弁4
9を介してパイロットポンプ29に接続し、傾転制御シ
リンダ43による容量可変部42の傾転角制御と圧力設
定器47A,47Bによるリリーフ弁45A,45Bの
リリーフ圧可変制御とを連動させ、容量可変部42の傾
転角θとリリーフ弁45A,45Bのリリーフ設定圧P
S とを図4に示す特性線の如く変化させる構成としたか
ら、例えば傾転角θが最大傾転角θH のときにはリリー
フ設定圧PS を最低設定値PSLとし、傾転角θが最小傾
転角θL 側へと減少するときにはリリーフ設定圧PS を
最高設定値PSHまで漸次上昇させることができる。
【0076】この結果、例えば傾転角θを最小傾転角θ
L まで低下させたときに、前記数1の式によるモータ容
量qが最小となった場合でも、リリーフ弁45A,45
Bのリリーフ設定圧PS を最高設定値PSHまで増大でき
るから、前記数2の式のよるモータ駆動圧Pがリリーフ
設定圧PS (最高設定値PSH)まで上昇した場合におけ
る油圧モータ41の最大出力トルクTmax を、
【0077】
【数5】Tmax =η×PS ×q/2π に設定でき、モータ容量qが容量可変部42の傾転角θ
に応じて減少するような場合でも、モータ容量qの減少
分をリリーフ設定圧PS の増加分で補うことができる。
【0078】従って、油圧モータ41の最大出力トルク
Tmax をモータ容量の変化に拘らずほぼ一定に保つよう
に制御でき、旋回用油圧回路としての信頼性を高めるこ
とができる上に、旋回とアームとの複合操作時にも旋回
速度Vの変動を効果的に抑えることができ、良好な複合
操作性を確保できる等の効果を奏する。
【0079】次に、図7ないし図9は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。しか
し、本実施例の特徴は、傾転制御シリンダ43とパイロ
ットポンプ29、タンク16との間に容量制御弁として
の電磁比例弁61を制御管路62を介して設けると共
に、圧力設定器47A,47Bとパイロットポンプ2
9、タンク16との間に電磁比例弁63を制御管路64
を介して設け、コントローラ65から電磁比例弁61,
63のソレノイド部61A,63Aに駆動信号としての
制御信号S1 と制御信号S2 を個別に出力する構成とし
たことにある。
【0080】ここで、電磁比例弁61,63は前記第1
の実施例で述べた電磁比例弁49とと同様に3ポート2
位置の電磁比例式サーボ弁等からなり、ソレノイド部6
1A,63Aとばね61B,63Bとを備えている。そ
して、電磁比例弁61,63は、ばね61B,63Bに
よって常時は低圧位置(a)におかれ、コントローラ6
5から出力される制御信号S1 ,S2 の電流値等に比例
したストロークで低圧位置(a)から高圧位置(b)側
に切換制御されることにより、電磁比例弁61,63は
制御管路62,64内の圧力をそのストロークに対応し
て漸次増大させる。
【0081】しかし、本実施例による電磁比例弁61は
傾転制御シリンダ43と共に油圧モータ41の容量制御
手段を構成し、電磁比例弁63はリリーフ弁45A,4
5Bおよび圧力設定器47A,47Bと共にリリーフ圧
可変手段を構成している。そして、電磁比例弁61,6
3はコントローラ65からの制御信号S1 ,S2 により
制御管路62,64内の圧力を独立して制御し、容量可
変部42の傾転角θとリリーフ弁45A,45Bのリリ
ーフ設定圧PS とを、例えば図4に示した特性線の如く
変化させる。
【0082】また、コントローラ65は前記第1の実施
例で述べたコントローラ52とほぼ同様に構成されてい
るものの、該コントローラ65の出力側には電磁比例弁
61,63のソレノイド部61A,63A等が接続され
ている。そして、コントローラ65はその記憶回路内に
図9に示すプログラム等を格納し、電磁比例弁61,6
3の切換制御処理等を行うようになっている。また、コ
ントローラ65の記憶回路はその記憶エリア65A内
に、アームシリンダ12の作動判定を行うための基準圧
PAOと、前述した図3に示す目標傾転角マップ等とが格
納されている。
【0083】次に、本実施例の特徴であるコントローラ
65による電磁比例弁61,63の切換制御処理につい
て図9を参照して説明する。
【0084】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ11からステップ14に亘る処理を前記第1の実施例
による図6に示すステップ1からステップ4と同様に行
い、ステップ15では図3に示す目標傾転角マップを読
出し、油圧モータ41の旋回速度Vを前記目標値VT に
実質的に一致させるように、前記数4の式による分流量
Qに基づいた傾転角θを目標傾転角として算出する。
【0085】また、このときにステップ15では、油圧
モータ41の最大出力トルクTmax(前記数5の式参
照)が目標傾転角(傾転角θ)の変化により変わるのを
抑えるため、例えば傾転角θの減少分をリリーフ設定圧
PS の増加分で補うのに必要な目標リリーフ設定圧PST
を算出する。
【0086】次に、ステップ16では前記ステップ15
による目標傾転角θと目標リリーフ設定圧PSTとにそれ
ぞれ基づいて、電磁比例弁61,63のソレノイド部6
1A,63Aに出力すべき制御信号S1 ,S2 を、
【0087】
【数6】S1 =f(θ) S2 =f(PST) として演算する。
【0088】そして、次なるステップ17では制御信号
S1 ,S2 を電磁比例弁61,63のソレノイド部61
A,63Aに出力し、容量可変部42の傾転角θがこの
ときの目標傾転角に実質的に一致した角度となるよう
に、傾転制御シリンダ43に供給すべき圧力を電磁比例
弁61で可変に制御させると共に、圧力設定器47A,
47Bに供給すべき圧力を電磁比例弁63で可変に制御
させ、ステップ18に移ってリターンする。
【0089】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、コントローラ65か
らの制御信号S1 ,S2 により制御管路62,64内の
圧力を電磁比例弁61,63で独立して制御する構成と
したから、例えば傾転角θの減少分をリリーフ設定圧P
S の増加分でより高精度に補うことができ、油圧モータ
41の最大出力トルクTmax (前記数5の式参照)を傾
転角θの変化に拘らず所望の大きさに保つことができ
る。
【0090】次に、図10ないし図12は本発明の第3
の実施例を示し、本実施例では前記第2の実施例と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとする。しかし、本実施例の特徴は、油圧ポンプ15
からの圧油を旋回用の油圧モータ41およびアームシリ
ンダ12に加えてブームシリンダ11にも供給する構成
とし、センタバイパス管路18の途中には旋回用の制御
弁20、アーム用の制御弁71およびブーム用の制御弁
72を設けると共に、油圧ポンプ15とは別の油圧源と
なる油圧ポンプ73側のセンタバイパス管路74の途中
には、他のブーム用の制御弁75とアーム用の制御弁7
6とを設ける構成としたことにある。
【0091】ここで、アーム用の制御弁71,76は従
来技術で述べたアーム用の制御弁27とほぼ同様に構成
され、それぞれの油圧パイロット部が操作弁31にパイ
ロット管路28A,28Bを介して接続されている。ま
た、油圧ポンプ73は従来技術で述べた原動機17によ
り油圧ポンプ15等と共に回転駆動され、センタバイパ
ス管路74内等に向けて高圧の圧油を吐出させる。
【0092】さらに、ブーム用制御弁72,75は6ポ
ート3位置の油圧パイロット式方向切換弁等からなり、
それぞれの油圧パイロット部はブーム用の操作レバー7
7で操作される減圧弁型パイロット弁等の操作弁78に
パイロット管路79A,79Bを介して接続されてい
る。そして、パイロット管路79A,79Bの途中には
ブームシリンダ11用の作動検出手段となる圧力センサ
80A,80Bが設けられ、該圧力センサ80A,80
Bはパイロット管路79A,79B内のパイロット圧P
B をそれぞれ検出することにより、このパイロット圧P
B をブームシリンダ11の作動状態(操作レバー77の
傾転操作量)に対応した検出信号としてコントローラ8
1に出力する。
【0093】また、このコントローラ81は前記第2の
実施例で述べたコントローラ65とほぼ同様に信号出力
手段を構成しているものの、該コントローラ81は入力
側に圧力センサ50A,50B、51A,51Bおよび
80A,80Bが接続され、出力側には電磁比例弁6
1,63のソレノイド部61A,63A等が接続されて
いる。そして、コントローラ65はその記憶回路内に図
12に示すプログラム等を格納し、電磁比例弁61,6
3の切換制御処理等を行うようになっている。また、コ
ントローラ65の記憶回路はその記憶エリア65A内
に、アームシリンダ12の作動判定を行うための基準圧
PAOと、ブームシリンダ11の作動判定を行うための基
準圧PBOと、前述した図3に示す目標傾転角マップ等と
が格納されている。
【0094】次に、本実施例の特徴であるコントローラ
81による電磁比例弁61,63の切換制御処理につい
て図12を参照して説明する。
【0095】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ21で圧力センサ50A,50Bから旋回用のパイロ
ット圧PR を読込み、圧力センサ51A,51Bからア
ーム操作用のパイロット圧PA を読込むと共に、圧力セ
ンサ80A,80Bからブーム操作用のパイロット圧P
B を読込み、ステップ22に移ってアーム操作用のパイ
ロット圧PA がアームシリンダ12の作動判定を行うた
めの基準圧PAOよりも大きくなっているか否かを判定す
る。
【0096】そして、ステップ22で「NO」と判定し
たときにはステップ23に移ってブーム操作用のパイロ
ット圧PB がブームシリンダ11の作動判定を行うため
の基準圧PBOよりも大きいか否かを判定し、「NO」と
判定したときにはアーム用およびブーム用の操作レバー
33,77が実質的に中立位置に保持され、アームシリ
ンダ12およびブームシリンダ11は停止状態にあるか
ら、旋回用の操作レバー32のみが単独操作されている
としてステップ21に戻る。
【0097】また、前記ステップ22またはステップ2
3で「YES」と判定したときにはアーム用の操作レバ
ー33とブーム用の操作レバー77との少なくともいず
れか一方が傾転操作され、油圧ポンプ15からの圧油が
旋回用の油圧モータ41とアームシリンダ12またはブ
ームシリンダ11側とに分流して供給される場合である
から、ステップ24に移って前記旋回用のパイロット圧
PR から旋回速度Vの目標値VT を前記数3の式により
演算する。
【0098】次に、ステップ25では油圧ポンプ15か
ら吐出される圧油のうち、油圧モータ41に供給される
圧油の分流量Qを前記アーム操作用のパイロット圧PA
、ブーム操作用のパイロット圧PB および旋回用のパ
イロット圧PR に基づき、
【0099】
【数7】Q=f3 (PR ,PA ,PB ) として演算する。
【0100】そして、次なるステップ26では図3に示
す目標傾転角マップを読出し、油圧モータ41の旋回速
度Vを前記目標値VT に実質的に一致させるように、前
記数7の式による分流量Qに基づいた傾転角θを目標傾
転角として算出する。また、このときにステップ26で
は、油圧モータ41の最大出力トルクTmax (前記数5
の式参照)が目標傾転角(傾転角θ)の変化により変わ
るのを抑えるため、例えば傾転角θの減少分をリリーフ
設定圧PS の増加分で補うのに必要な目標リリーフ設定
圧PSTを算出する。
【0101】次に、ステップ27では前記ステップ26
による目標傾転角θと目標リリーフ設定圧PSTとにそれ
ぞれ基づいて、電磁比例弁61,63のソレノイド部6
1A,63Aに出力すべき制御信号S1 ,S2 を前記数
6の式により演算する。そして、次なるステップ28で
は制御信号S1 ,S2 を電磁比例弁61,63のソレノ
イド部61A,63Aに出力し、容量可変部42の傾転
角θがこのときの目標傾転角に実質的に一致した角度と
なるように、傾転制御シリンダ43に供給すべき圧力を
電磁比例弁61で可変に制御させると共に、圧力設定器
47A,47Bに供給すべき圧力を電磁比例弁63で可
変に制御させ、ステップ29に移ってリターンする。
【0102】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第2の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、圧力センサ80A,
80Bからブーム操作用のパイロット圧PB を読込むこ
とにより、旋回用の油圧モータ41とアームシリンダ1
2との複合操作時、旋回用の油圧モータ41とブームシ
リンダ11との複合操作時、さらには旋回用の油圧モー
タ41、アームシリンダ12およびブームシリンダ11
の複合操作時にも、油圧モータ41の旋回速度Vを目標
値VT に対応した速度に保つことができる。
【0103】次に、図13および図14は本発明の第4
の実施例を示し、本実施例では前記第1の実施例と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとする。しかし、本実施例の特徴は、アームシリンダ
12と制御弁27との間に位置して主管路26A,26
Bの途中に作動状態検出手段としての圧力センサ91
A,91Bを設け、該圧力センサ91A,91Bで主管
路26A,26B内の圧力を検出することにより、その
検出信号を図14に示すコントローラ92に出力する構
成としたことにある。
【0104】ここで、コントローラ92は前記第1の実
施例で述べたコントローラ52とほぼ同様に信号出力手
段を構成しているものの、該コントローラ92は圧力セ
ンサ91A,91Bからの検出信号に基づき、主管路2
6A,26B内の圧力変化からアームシリンダ12の作
動状態を検出する。そして、旋回用の操作レバー32を
傾転操作している途中で、アーム用の操作レバー33を
傾転操作(複合操作)したときに、コントローラ92は
油圧モータ41の旋回速度V(回転速度)が変動するの
を防止すべく、油圧モータ14に供給される圧油の分流
量Q(圧油の流量)をアームシリンダ12の作動状態等
から演算し、分流量Qが減少するに応じて容量可変部4
2の傾転角θを、例えば図3に示した特性線に沿って漸
次減少させるように目標傾転角を算定するものである。
【0105】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができ、旋回用の油圧モータ41とアームシリンダ1
2との複合操作時にも、油圧モータ41の旋回速度Vを
旋回用の操作レバー32による傾転操作量に対応した速
度に保つことができる。
【0106】なお、前記第4の実施例では、アームシリ
ンダ12の作動状態を圧力センサ91A,91Bからの
信号に基づいて検出するものとして述べたが、これに替
えて、例えばアームシリンダ12と制御弁27との間に
位置して主管路26A,26Bの途中等に作動状態検出
手段としての流量検出器(流量センサ)を設け、主管路
26A,26B内を流れる圧油の流量からアームシリン
ダ12の作動状態を検出する構成としてもよい。
【0107】次に、図15および図16は本発明の第5
の実施例を示し、本実施例では前記第1の実施例と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとする。しかし、本実施例の特徴は、油圧モータ41
による上部旋回体2の旋回状態を検出する回転状態検出
手段としての速度検出器101を図16に示す如く、例
えば油圧モータ41の出力軸41A近傍等に配設し、該
速度検出器101で油圧モータ41の実際の旋回速度V
(回転速度)を検出することにより、その検出信号を図
15に示すコントローラ102に出力する構成としたこ
とにある。
【0108】ここで、コントローラ102は前記第1の
実施例で述べたコントローラ52とほぼ同様に信号出力
手段を構成しているものの、該コントローラ102は入
力側に圧力センサ50A,50Bと速度検出器101等
とが接続され、出力側に電磁比例弁49のソレノイド部
49Aが接続されている。そして、コントローラ102
は圧力センサ50A,50Bからの検出信号(パイロッ
ト圧PR )に基づいて前記第1の実施例と同様に油圧モ
ータ41による旋回速度Vの目標値VT を演算しつつ、
速度検出器101からの検出信号に基づく油圧モータ4
1の実際の旋回速度V(回転速度)とを比較し、その比
較結果に基づいて容量可変部42の傾転角θを制御す
る。
【0109】即ち、コントローラ102は、例えば旋回
用の操作レバー32とアーム用の操作レバー33とを複
合操作することにより、油圧モータ41の実際の旋回速
度Vが旋回速度Vの目標値VT よりも減少傾向となった
ときには、電磁比例弁49のソレノイド部49Aに制御
信号を出力して該電磁比例弁49を低圧位置(a)側か
ら高圧位置(b)側に切換制御し、傾転制御シリンダ4
3で油圧モータ41の容量可変部42を矢示B方向の小
傾転側に傾転駆動させる。これにより、油圧モータ41
は旋回速度Vが速くなるから、実際の旋回速度Vを目標
値VT に近付けることができる。
【0110】また、油圧モータ41の実際の旋回速度V
が旋回速度Vの目標値VT よりも増加傾向となったとき
には、コントローラ102から電磁比例弁49のソレノ
イド部49Aに出力する制御信号の電流値を下げること
により電磁比例弁49を高圧位置(b)側から低圧位置
(a)側へと切換制御し、傾転制御シリンダ43で油圧
モータ41の容量可変部42を矢示A方向の大傾転側に
傾転駆動させる。これにより、油圧モータ41は旋回速
度Vが遅くなるから、実際の旋回速度Vを目標値VT に
近付けることができる。
【0111】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができ、旋回用の油圧モータ41とブームシリンダ1
1との複合操作時にも、油圧モータ41の旋回速度Vを
旋回用の操作レバー32による傾転操作量(旋回速度V
の目標値VT )に対応した速度に保つことができ、単独
操作と複合操作とを繰り返すような場合でも油圧モータ
41の旋回速度Vを安定させることができる。
【0112】なお、前記第5の実施例では、油圧モータ
41の回転状態を速度検出器101により検出するもの
として述べたが、これに替えて、例えば油圧モータ41
と制御弁20との間に位置して主管路19A,19Bの
途中等に回転状態検出手段としての流量検出器(流量セ
ンサ)を設け、主管路19A,19B内を流れる圧油の
流量から油圧モータ41の回転状態を検出する構成とし
てもよい。
【0113】また、前記第4および第5の実施例では、
パイロットポンプ29からの圧油を単一の電磁比例弁4
9を介して傾転制御シリンダ43と圧力設定器47A,
47Bとに給排するものとして述べたが、本発明はこれ
に限るものではなく、例えば前記第2の実施例と同様に
傾転制御シリンダ43とパイロットポンプ29、タンク
16との間に容量制御弁としての電磁比例弁61を制御
管路62を介して設けると共に、圧力設定器47A,4
7Bとパイロットポンプ29、タンク16との間に電磁
比例弁63を制御管路64を介して設ける構成としても
よい。
【0114】さらに、前記各実施例では、圧力センサ5
0A,50Bでパイロット管路21A,21B内のパイ
ロット圧PR を検出し、この検出信号で旋回用の操作レ
バー32による傾転操作量を取出すものとして述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば旋回用の制御弁20
に旋回操作検出手段としての位置検出器(ストロークセ
ンサ)等を設け、制御弁20の切換操作量を直接検出す
るようにしてもよい。
【0115】さらにまた、前記各実施例では、油圧ショ
ベルの旋回用およびアーム用の油圧回路等を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限ものではなく、例えば油
圧クレーン等の種々の建設機械に設ける旋回用およびア
ーム用等の油圧回路に適用してもよい。また、油圧モー
タ41としては斜板式または斜軸式の可変容量型油圧モ
ータに限らず、例えばラジアルピストン式の可変容量型
油圧モータ等を用いるようにしてもよい。
【0116】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、旋回用の油圧モータを、容量可変部を有し
該容量可変部の駆動量に応じた回転速度をもって旋回体
を旋回駆動する可変容量型油圧モータとし、旋回用操作
手段の操作量を旋回操作検出手段で検出すると共に、作
動検出手段で作業用のアクチュエータの作動状態を検出
し、信号出力手段では該作動検出手段からの検出信号と
前記旋回操作検出手段からの検出信号とに基づいて容量
制御手段に駆動信号を演算出力する構成としたから、旋
回用の油圧モータにより旋回体を旋回駆動している途中
で作業用のアクチュエータを作動させる場合でも、油圧
源から油圧モータに給排される圧油の分流量を信号出力
手段側で演算しつつ、この分流量の変化分を相殺するよ
うに容量制御手段で油圧モータの容量を可変に制御で
き、油圧モータの回転速度(旋回速度)が作業装置の作
動等に影響されて変動するのを抑えることができると共
に、上部旋回体等の旋回動作を安定させることができ、
旋回式作業機等の信頼性を確実に向上できる。
【0117】また、請求項2に記載の発明では、旋回操
作検出手段からの検出信号に基づいて油圧モータの回転
速度の目標値を演算し、前記アクチュエータの作動状態
に拘りなく前記油圧モータの回転速度が該目標値に対応
した速度となるように、信号出力手段から容量制御手段
に駆動信号を出力する構成としたから、作業用のアクチ
ュエータの作動状態に拘りなく前記油圧モータの回転速
度を、前記旋回操作検出手段からの検出信号に基づく目
標値に対応した速度に制御でき、油圧モータによる旋回
体の旋回速度を安定させることができる。
【0118】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
油圧源から油圧モータに圧油を給排する一対の主管路の
途中に、前記旋回用の制御弁と油圧モータとの間に位置
してリリーフ設定圧を可変に調整するリリーフ圧可変手
段を設け、前記信号出力手段は、前記油圧モータの容量
が減少するに応じて前記リリーフ設定圧を増大させるよ
うに、作動検出手段からの検出信号と旋回操作検出手段
からの検出信号とに基づき前記リリーフ圧可変手段に制
御信号を演算出力する構成としたから、油圧モータの容
量を減少させるときにはこれに応じてリリーフ設定圧を
増大させることができ、前記油圧モータの最大出力トル
クが容量の減少により低下するのを、リリーフ設定圧の
増大によって補うことができる。従って、油圧モータの
最大出力トルクをモータ容量の変化に拘らずほぼ一定に
保つように制御でき、旋回用油圧回路としての信頼性を
向上できる上に、旋回とアームとの複合操作時にも旋回
速度Vの変動を効果的に抑えることができ、良好な複合
操作性を確保できる。
【0119】さらにまた、請求項4に記載の発明では、
前記リリーフ圧可変手段を、リリーフ設定圧可変式のリ
リーフ弁と、該リリーフ弁のリリーフ設定圧を前記信号
出力手段からの制御信号に応じて変化させる圧力調整器
とで構成したから、前記信号出力手段からの制御信号に
応じてリリーフ弁のリリーフ設定圧を可変に調整するこ
とができる。
【0120】また、請求項5に記載の発明では、前記容
量制御手段を、前記油圧モータの容量可変部を傾転駆動
する油圧シリンダと、該油圧シリンダに給排する圧油を
前記信号出力手段からの駆動信号に応じて制御する容量
制御弁とで構成したから、信号出力手段からの駆動信号
に応じて油圧シリンダに給排する圧油を容量制御弁によ
り制御でき、該油圧シリンダで油圧モータの容量可変部
を傾転駆動しつつ、前記分流量に応じて油圧モータの容
量を可変に制御できる。
【0121】さらに、請求項6に記載の発明では、前記
旋回用の制御弁を油圧パイロット式の方向切換弁とし、
前記旋回操作検出手段を該方向切換弁に供給されるパイ
ロット圧を検出する圧力センサによって構成したから、
パイロット圧の大きさから旋回用操作手段の操作量(操
作具合)を検出でき、前記油圧モータの目標としている
回転速度を知ることができる。
【0122】さらにまた、請求項7に記載の発明では、
前記油圧源からアクチュエータに圧油を給排する一対の
主管路の途中に、前記アクチュエータの作動を制御する
油圧パイロット式の方向切換弁を設け、前記作動検出手
段は該方向切換弁に供給されるパイロット圧を検出する
圧力センサによって構成したから、パイロット圧の大き
さから作業用のアクチュエータの作動状態を検出でき、
油圧源から該アクチュエータに供給される圧油の流量を
演算により求めることができる。
【0123】一方、請求項8に記載の発明では、旋回用
操作手段の操作量を旋回操作検出手段で検出し、回転状
態検出手段で油圧モータの回転状態を検出すると共に、
信号出力手段では回転状態検出手段からの検出信号と旋
回操作検出手段からの検出信号とに基づいて容量制御手
段に駆動信号を演算出力する構成としたから、旋回用の
油圧モータにより旋回体を旋回駆動している途中で作業
用のアクチュエータを作動させる場合でも、油圧源から
油圧モータに給排される圧油の分流量の変化具合を信号
出力手段側で演算しつつ、この分流量の変化分を相殺す
るように容量制御手段で油圧モータの容量を可変に制御
でき、これによって、該油圧モータの回転速度をアクチ
ュエータの作動状態に拘りなく前記旋回用操作手段の操
作量に対応した速度に安定させて制御できる。
【0124】また、請求項9に記載の発明では、油圧モ
ータの実際の回転速度を速度検出器で検出し、前記信号
出力手段では、旋回操作検出手段からの検出信号に基づ
いて前記油圧モータの回転速度の目標値を演算し、前記
油圧モータの回転速度が該目標値に対応した速度となる
ように、前記容量制御手段に駆動信号を出力する構成と
したから、速度検出器で油圧モータの実際の回転速度を
検出しつつ、信号出力手段では油圧モータの回転速度の
目標値を演算でき、実際の回転速度が該目標値に対応し
た速度となるように、前記容量制御手段で油圧モータの
容量を可変に制御することにより、単独操作と複合操作
とを繰り返すような場合でも油圧モータの旋回速度を安
定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による制御装置が適用さ
れた油圧ショベルの旋回用およびアーム用の油圧回路図
である。
【図2】図1中の圧力センサおよびコントローラ等を示
す制御ブロック図である。
【図3】コントローラの記憶エリア内に格納した分流量
に対する目標傾転角の特性マップを示す説明図である。
【図4】容量可変部の傾転角とリリーフ弁のリリーフ設
定圧との関係を示す特性線図である。
【図5】圧油の分流量と油圧モータの旋回速度との関係
を示す特性線図である。
【図6】図2中のコントローラによる電磁比例弁の切換
制御処理を示す流れ図である。
【図7】本発明の第2の実施例による制御装置が適用さ
れた油圧ショベルの旋回用およびアーム用の油圧回路図
である。
【図8】図7中の圧力センサおよびコントローラ等を示
す制御ブロック図である。
【図9】図8中のコントローラによる電磁比例弁の切換
制御処理を示す流れ図である。
【図10】本発明の第3の実施例による制御装置が適用
された油圧ショベルの旋回用、アーム用およびブーム用
の油圧回路図である。
【図11】図10中の圧力センサおよびコントローラ等
を示す制御ブロック図である。
【図12】図11中のコントローラによる電磁比例弁の
切換制御処理を示す流れ図である。
【図13】本発明の第4の実施例による制御装置が適用
された油圧ショベルの旋回用およびアーム用の油圧回路
図である。
【図14】図13中の圧力センサおよびコントローラ等
を示す制御ブロック図である。
【図15】本発明の第5の実施例による制御装置が適用
されたコントローラ等を示す制御ブロック図である。
【図16】本発明の第5の実施例による制御装置が適用
された油圧ショベルの旋回用およびアーム用の油圧回路
図である。
【図17】従来技術による制御装置が設けられた油圧シ
ョベルを示す全体図である。
【図18】従来技術による制御装置が適用された油圧シ
ョベルの旋回用およびアーム用の油圧回路図である。
【符号の説明】
1 下部走行体(基台) 2 上部旋回体(旋回体) 7 作業装置 8 ブーム 9 アーム 10 バケット 11 ブームシリンダ(アクチュエータ) 12 アームシリンダ(アクチュエータ) 13 バケットシリンダ(アクチュエータ) 15,73 油圧ポンプ(油圧源) 16 タンク 19A,19B 主管路 20 旋回用の制御弁 21A,21B 旋回用のパイロット管路 26A,26B 主管路 27,71,76 アーム用の制御弁 28A,28B アーム用のパイロット管路 30 旋回用の操作弁(旋回用操作手段) 31 アーム用の操作弁(アーム用操作手段) 32,33,77 操作レバー 41 旋回用の油圧モータ 42 容量可変部 43 傾転制御シリンダ(油圧シリンダ) 45A,45B リリーフ弁(リリーフ圧可変手段) 47A,47B 圧力設定器 49,61 電磁比例弁(容量制御弁) 50A,50B 圧力センサ(旋回操作検出手段) 51A,51B,80A,80B 圧力センサ(作動検
出手段) 52,65,81,92,102 コントローラ(信号
出力手段) 63 電磁比例弁 72,75 ブーム用の制御弁 78 ブーム用の操作弁(ブーム用操作手段) 79A,79B ブーム用のパイロット管路 91A,91B 圧力センサ(作動検出手段) 101 速度検出器(回転状態検出手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に旋回可能に設けられた旋回体
    と、少なくとも1本のアームを有し該旋回体に対して回
    動可能に設けられた作業装置と、該作業装置の少なくと
    も一部を駆動する作業用のアクチュエータと、前記旋回
    体を旋回駆動する旋回用の油圧モータと、該油圧モータ
    および前記アクチュエータに圧油を供給する油圧源と、
    該油圧源から油圧モータに給排する圧油を制御する旋回
    用の制御弁と、該旋回用の油圧モータを作動させるため
    該旋回用の制御弁を切換操作する旋回用操作手段とを備
    えた旋回式作業機用制御装置において、 前記旋回用の油圧モータは、容量可変部を有し該容量可
    変部の駆動量に応じた回転速度をもって前記旋回体を旋
    回駆動する可変容量型油圧モータとし、さらに該油圧モ
    ータの容量可変部を駆動し該油圧モータの容量を変化さ
    せる容量制御手段と、前記旋回用操作手段の操作量を検
    出する旋回操作検出手段と、前記作業用のアクチュエー
    タの作動状態を検出する作動検出手段と、該作動検出手
    段からの検出信号と前記旋回操作検出手段からの検出信
    号とに基づいて前記容量制御手段に駆動信号を演算出力
    し、前記アクチュエータの作動状態に拘りなく前記油圧
    モータの回転速度が旋回用操作手段の操作量に対応した
    速度となるように、前記容量制御手段で油圧モータの容
    量可変部を駆動させる信号出力手段とを備える構成とし
    たことを特徴としてなる旋回式作業機用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記信号出力手段は、前記旋回操作検出
    手段からの検出信号に基づいて前記油圧モータの回転速
    度の目標値を演算し、前記アクチュエータの作動状態に
    拘りなく前記油圧モータの回転速度が該目標値に対応し
    た速度となるように、前記容量制御手段に駆動信号を出
    力する構成としてなる請求項1に記載の旋回式作業機用
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧源から油圧モータに圧油を給排
    する一対の主管路の途中には、前記旋回用の制御弁と油
    圧モータとの間に位置してリリーフ設定圧を可変に調整
    するリリーフ圧可変手段を設け、前記信号出力手段は、
    前記油圧モータの容量が減少するに応じて前記リリーフ
    設定圧を増大させるように、前記作動検出手段からの検
    出信号と前記旋回操作検出手段からの検出信号とに基づ
    き前記リリーフ圧可変手段に制御信号を演算出力する構
    成としてなる請求項1または2に記載の旋回式作業機用
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記リリーフ圧可変手段は、リリーフ設
    定圧可変式のリリーフ弁と、該リリーフ弁のリリーフ設
    定圧を前記信号出力手段からの制御信号に応じて変化さ
    せる圧力調整器とから構成してなる請求項3に記載の旋
    回式作業機用制御装置。
  5. 【請求項5】 前記容量制御手段は、前記油圧モータの
    容量可変部を傾転駆動する油圧シリンダと、該油圧シリ
    ンダに給排する圧油を前記信号出力手段からの駆動信号
    に応じて制御する容量制御弁とから構成してなる請求項
    1,2,3または4に記載の旋回式作業機用制御装置。
  6. 【請求項6】 前記旋回用の制御弁は油圧パイロット式
    の方向切換弁からなり、前記旋回操作検出手段は該方向
    切換弁に供給されるパイロット圧を検出する圧力センサ
    によって構成してなる請求項1,2,3,4または5に
    記載の旋回式作業機用制御装置。
  7. 【請求項7】 前記油圧源からアクチュエータに圧油を
    給排する一対の主管路の途中には、前記アクチュエータ
    の作動を制御する油圧パイロット式の方向切換弁を設
    け、前記作動検出手段は該方向切換弁に供給されるパイ
    ロット圧を検出する圧力センサによって構成してなる請
    求項1,2,3,4,5または6に記載の旋回式作業機
    用制御装置。
  8. 【請求項8】 基台上に旋回可能に設けられた旋回体
    と、少なくとも1本のアームを有し該旋回体に対して回
    動可能に設けられた作業装置と、該作業装置の少なくと
    も一部を駆動する作業用のアクチュエータと、容量可変
    部を有しモータ容量に応じた回転速度をもって前記旋回
    体を旋回駆動する可変容量型の旋回用油圧モータと、該
    油圧モータの容量可変部を駆動し該油圧モータの容量を
    変化させる容量制御手段と、前記油圧モータおよびアク
    チュエータに圧油を供給する油圧源と、該油圧源から油
    圧モータに給排する圧油を制御する旋回用の制御弁と、
    前記油圧モータを作動させるため該旋回用の制御弁を切
    換操作する旋回用操作手段と、該旋回用操作手段の操作
    量を検出する旋回操作検出手段と、前記油圧モータの回
    転状態を検出する回転状態検出手段と、該回転状態検出
    手段からの検出信号と前記旋回操作検出手段からの検出
    信号とに基づいて前記容量制御手段に駆動信号を演算出
    力し、前記アクチュエータの作動状態に拘りなく前記油
    圧モータの回転速度が旋回用操作手段の操作量に対応し
    た速度となるように、前記容量制御手段で油圧モータの
    容量可変部を駆動させる信号出力手段とを備える構成と
    してなる旋回式作業機用制御装置。
  9. 【請求項9】 前記回転状態検出手段は油圧モータの実
    際の回転速度を検出する速度検出器からなり、前記信号
    出力手段は、前記旋回操作検出手段からの検出信号に基
    づいて前記油圧モータの回転速度の目標値を演算し、前
    記油圧モータの回転速度が該目標値に対応した速度とな
    るように、前記容量制御手段に駆動信号を出力する構成
    としてなる請求項8に記載の旋回式作業機用制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101500752B1 (ko) * 2008-12-24 2015-03-09 두산인프라코어 주식회사 하이브리드 건설기계의 선회제어장치 및 선회제어방법
CN104454714A (zh) * 2014-09-29 2015-03-25 武汉船用机械有限责任公司 一种液压插销式升降系统的液压动力控制系统
JP2017119975A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 住友重機械工業株式会社 ショベル
JP2020143544A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 コベルコ建機株式会社 建設機械
CN114293617A (zh) * 2021-12-31 2022-04-08 徐州徐工挖掘机械有限公司 工程机械

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