JPH0160659B2 - - Google Patents

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JPH0160659B2
JPH0160659B2 JP55187173A JP18717380A JPH0160659B2 JP H0160659 B2 JPH0160659 B2 JP H0160659B2 JP 55187173 A JP55187173 A JP 55187173A JP 18717380 A JP18717380 A JP 18717380A JP H0160659 B2 JPH0160659 B2 JP H0160659B2
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gate
motor
engine
circuit
signal generation
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JP55187173A
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Masaaki Ookami
Fujio Matsui
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンジンの自動調速に関し、特にアイ
ドリング時のエンジン制御を行うエンジンの回転
数制御装置に関する。
〔従来の技術〕 従来、車両用エンジンの自動調速、特にアイド
リング回転数制御は、キヤブレタをメインテナン
スフリーとし、アイドル回転数を設定したとおり
の目標値に制御させるために電子制御回路を用
い、実際のエンジンアイドル回転数と目標値との
偏差を求め、この偏差量に応じてエンジンの吸入
空気量又は混合気供給量を制御する閉ループ制御
方法が採用されている。
このような自動調速においては、負荷が変動し
た場合には(例えば、エアコンデイシヨナの使
用、自動変速機搭載車における歯車の噛合わせ等
があげられる)その変動の過渡時において負荷変
動に対応したアイドル回転数に設定する必要があ
つた。この場合、従来ではその過渡時にアイドル
回転数の目標値を負荷変動に対応させて変化さ
せ、その変化させた目標値からエンジンの自動調
速制御を行わせていた。しかし、このような閉ル
ープ制御では系に遅れがあるため、目標値を急に
変動させるとすれば制御系は目標値と検出値の差
を無くそうとして作動し、収束するまでに時間が
かかるとともに、オーバーラン等の現象が生じ、
不安定なものとなつていた。
これに対し、負荷変動が生じた場合に、スロツ
トルバルブのバイパス通路を流れるバイパスエア
量を制御する電磁弁の制御量をステツプ的に変化
させ、吸気量を負荷に対応するように増大させる
ことが特開昭54−113725号公報に示唆されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、負荷変動に際してエンジン回転
数は時間成分を待つて低下あるいは上昇するのに
対し、上記の先行技術では、制御量すなわち吸気
量をステツプ的に変化させてしまうので、負荷変
動時に過剰制御となりエンジン回転数が上昇して
しまい、不安定になつてしまうという問題があ
る。
本発明は、上述の問題点を課題として提案され
たものであり、スロツトルバルブを所定周波数の
発振回路により間欠的に制御して自動調速するも
のにおいて、負荷変動が生じた時は、所定時間だ
け自動調速の動作を停止させ、その間に他の発振
回路の最適周波数によりスロツトルバルブを動作
させることにより、安定性を良好にして負荷変動
に対応させることができるエンジンの回転数制御
装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、エンジン
のアイドリング時に、実際のエンジン回転数と負
荷の有無に対応して設定される目標回転数との偏
差に応じて、スロツトルバルブを開閉するアクチ
ユエータへ、第1と第2の発振回路の周波数に基
づいた動作信号を出力する動作信号発生回路と、
上記動作信号発生回路からの信号に応じて、上記
アクチユエータに内蔵されたモータを駆動するモ
ータ制御回路と、エアコンデイシヨナの作動を制
御する負荷スイツチとを有するエンジンの回転数
制御装置において、所定の周波数で発信する第3
と第4の発振回路と、上記負荷スイツチを切換動
作した時に、上記動作信号発生回路からの信号に
よる上記モータの駆動を所定時間禁止してフイー
ドバツク制御を停止し、上記第3、第4の発振回
路からの発振信号により上記モータを駆動するフ
イードフオワード制御回路とを有するように構成
されている。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。
まず、第1図は本実施例の概略を示すもので、
車両用のエンジン1には吸気マニホールド2が上
方に向つて設けられ、この吸気マニホールド2上
にはキヤブレタ3が載置してあり、キヤブレタ3
上にはエアクリーナ4が固定してある。エンジン
1の側部には高電圧発生用のイグニツシヨンコイ
ル5が固着してあり、イグニツシヨンコイル5と
点火プラグ6とはハイテンシヨンコード7により
接続してあり、これらの構成は従来から周知のも
のである。前記キヤブレタ3の側面にはスロツト
ルバルブを開閉させるアクチユエータ8が設けら
れ、アクチユエータ8からのコンタクト信号9は
制御回路10に入力しており、前記イグニツシヨ
ンコイル5からのイグニツシヨンパルス11も制
御回路10に入力しており、制御回路10の制御
出力12は前記アクチユエータ8に出力されてい
る。13は車速センサーで、この車速センサー1
3は車輪14(例えば前輪)とスピードメータケ
ーブル15によつて連結してあり、車速センサ1
3に車輪14の回転を車速として検出し、電気信
号に変換するもので、その車速信号16は前記制
御回路10に入力している。また、制御回路10
には第7図に示すようにエアコンスイツチ152
が接続してあり、このエアコンスイツチ152の
出力にはエンジン1の負荷の1つであるエアコン
デイシヨナ155が接続してある。
第2図はキヤブレタ3付近の概略を示すもので
あり、キヤブレタ3には水平方向にスロツトルシ
ヤフト17が軸支してあり、このスロツトルシヤ
フト17中央には、スロツトルバルブ18が固着
してある。スロツトルシヤフト17のキヤブレタ
3外側にある一端にはスロツトルバルブ18を常
時閉鎖方向に付勢するスプリング19が固着して
あり、スロツトルシヤフト17の他端側には半円
形をしたワイヤ掛け20とく字形をしたレバー2
1が固着してある。ワイヤ掛け20外周には図示
しないアクセルペダルに連動するアクセルワイヤ
22が巻回してあり、レバー21にはアクチユエ
ータ8のロツド23が接離できるようにしてあ
る。
第3図、第4図はいずれもキヤブレタ3にアク
チユエータ8を取付けた状態を示すもので、キヤ
ブレタ3の側面には薄板を折曲げたホルダ24が
ねじ止めしてあり、このホルダ24にアクチユエ
ータ8が下方に傾斜してねじ止めされている。こ
のアクチユエータ8の先端に摺動自在に保持され
ているロツド23はレバー21の先端に折曲げら
れた接触部25に対向する位置にある。
第5図は前記アクチユエータ8の内部構成を詳
しく説明するものである。前記ロツド23の後部
にはねじ部26が形成してあり、このロツド23
の先端部(図中左側)とねじ部26とは軸受2
7,28によつて保持されており、軸受28の内
周にはめねじが形成してあり、このめねじにねじ
部26を螺入させてある。このロツド23は金属
製であるが、軸受27,28および後述の駆動歯
車32は合成樹脂で形成してあり、ロツド23を
アクチユエータ8本体から電気的に絶縁させてあ
る。アクチユエータ8の外殻でロツド23に対応
する位置には合成樹脂で成型したベース29が固
着してあり、このベース29にはターミナル30
が電気的に絶縁して固着してある。ターミナル3
0の下端でアクチユエータ8内部ではブラシ31
が固着してあり、ブラシ31の先端はロツド23
の外周に接触させてある。このターミナル30が
コンタクト信号9の取出端となる。また、ロツド
23の後端には幅広大径の駆動歯車32が固着し
てあり、駆動歯車32には小歯車33が噛み合せ
てあり、小歯車33は中間軸34により軸支して
ある。中間軸34には大歯車35が固着してあ
り、大歯車35には小径のモータ歯車36が噛合
してある。そして、37は直流によつて回転され
るモータ38のモータ軸で、このモータ軸37に
はモータ歯車36が固着してある。
第6図は前記車速センサ13の内部構成を示す
もので、車速センサ13のケース内には円筒形を
したコア39が収納してあり、コア39内周の等
角度位置にはコイル40が巻回させてあり、コイ
ル40は全て直列に接続されてその両終端はケー
ス外に突出されたターミナル41に接続されてい
る。また、コア39の内部中央にはシヤフト42
が軸支してあり、このシヤフト42には外周に等
間隔に磁極を形成したロータ43が固着させてあ
り、ロータ43がコア39内で回転することでコ
イル40に起電力を生じさせることができる。そ
して、シヤフト42とケーブル15とはジヨイン
ト44で連結してある。
第7図は前記制御回路10の内部の具体的な構
成を示すものである。この制御回路10は大きく
区分して回転数電圧変換回路50、動作信号発生
回路を構成する突出し信号発生回路51と戻し信
号発生回路52、および第1、第2の発振回路5
3,54、モータ制御回路55、車速電圧変換回
路56、コンタクト信号発生回路57、条件判断
用のアンドゲート59から成り立つている。回転
数電圧変換回路50はイグニツシヨンコイル5か
らのイグニツシヨンパルス11を入力し、抵抗6
0,62を介してトランジスタ63のベースに印
加させ、トランジスタ63をスイツチングしてい
る。トランジスタ63のエミツタは接地され、コ
レクタには抵抗64を介して正電圧が印加してあ
る。トランジスタ63のコレクタには抵抗65を
介して一端を接地したコンデンサ66と抵抗67
が接続してあり、これにより積分回路が形成さ
れ、このコンデンサ66の端子が変換信号出力と
なつている。回転数電圧変換回路50の出力はそ
れぞれ突出し信号発生回路51と戻し信号発生回
路52内にある比較器70,75に入力してお
り、比較器70では正側入力端に、比較器75で
は負側入力端に入力している。比較器70の負側
入力端には抵抗68,69による分圧回路が接続
してあり、抵抗69の両端にはアナログスイツチ
110と抵抗111が直列に接続してあり、比較
器70の出力はアンドゲート71の一端に接続し
てあり、アンドゲート71の出力はアンドゲート
72の一端に接続してあり、このアンドゲート7
2の出力が突出し信号となる。また、比較器75
の正側入力端には抵抗73,74より成る分圧回
路が接続してあり、抵抗74の両端にはアナログ
スイツチ112と抵抗113が直列に接続してあ
り、比較器75の出力はアンドゲート76の一端
に接続してあり、アンドゲート76の出力はアン
ドゲート77の一端に接続してあり、このアンド
ゲート77の出力が戻し信号となつている。発振
回路53,54はそれぞれインバータ78,7
9,83,84、抵抗80,81,85,86、
コンデンサ82,87より成るもので、所定パル
ス幅のパルス波を常時出力しており、この発振回
路53の出力はアンドゲート71の他端に接続し
てあり、発振回路54の出力はアンドゲート76
の他端に接続してある。そして、アンドゲート7
2,77の他端はいずれも共通して接続してあ
り、この両他端には前記アンドゲート59の出力
が接続してある。モータ制御回路55は前記モー
タ38を正転、逆転、停止させるもので、pnp型
のトランジスタ88,89とnpn型のトランジス
タ90,91をブリツジ状に接続してあり、トラ
ンジスタ88,89のエミツタには電源が接続し
てあり、トランジスタ90,91のエミツタは接
地してある。そして、トランジスタ88と89の
コレクタ間にモータ38が接続してある。電源に
は抵抗92,95が接続してあり、各トランジス
タ88,89,90,91のベースには抵抗9
3,96,94,97が接続してあり、各抵抗9
2〜94はトランジスタ98のコレクタに接続し
てあり、各抵抗95〜97はトランジスタ99の
コレクタに接続してある。両トランジスタ98,
99のエミツタは接地してあり、トランジスタ9
8のベースにはアンドゲート72の出力がアンド
ゲート114を介して接続してあり、トランジス
タ99のベースにはアンドゲート77の出力がア
ンドゲート115を介して接続してある。前記車
速電圧変換回路56には車速センサ13からの車
速信号16が入力しており、車速信号16はダイ
オード100、抵抗101を介して比較器103
の負側入力端に接続してあり、比較器103の出
力は前記アンドゲート59に接続してある。そし
て、比較器103の負側入力端にはそれぞれの一
端を接地したコンデンサ102と抵抗58の他端
が接続してあり、正側入力端には抵抗104,1
05より成る分圧回路が接続してある。また、前
記コンタクト信号発生回路57にあるコンタクト
スイツチ106(前述のロツド23とブラシ31
より成り、レバー21と接離することでスイツチ
の作用をしている。)の一端は接地してあり、他
端はトランジスタ109のベースに接続してあ
る。トランジスタ109のエミツタは接地してあ
り、ベースには抵抗108、コレクタには抵抗1
07が接続してある。両抵抗107,108には
正電圧が印加してあり、トランジスタ109のコ
レクタがコンタクト信号9として前記アンドゲー
ト59に入力している。次に、116,117は
それぞれナンドゲート118,119,122,
123、抵抗120,124、コンデンサ12
1,125より成るワンシヨツトマルチであり、
126,127もそれぞれ、ノアゲート128,
129,132,133、抵抗130,134、
コンデンサ131,135より成るワンシヨツト
マルチである。このナンドゲート118の出力は
インバータ136を介してアンドゲート137に
接続してあり、アンドゲート137の出力はトラ
ンジスタ98のベースに接続してある。そしてナ
ンドゲート122の出力はアンドゲート114に
接続してある。前記ノアゲート128の出力はイ
ンバータ138を介してアンドゲート115に接
続してあるとともに、アンドゲート139に接続
してあり、アンドゲート139の出力は回転数電
圧変換回路55のトランジスタ99のベースに接
続してある。そして、ノアゲート132の出力は
アンドゲート156を介してアンドゲート139
に接続してある。なお、上述したワンシヨツトマ
ルチ116,117,126,127、アンドゲ
ート114,115,137,139,156お
よびインバータ136,138によりフイードフ
オワード制御回路が構成されている。また、14
0,141はそれぞれインバータ142,14
3,147,148、抵抗144,145,14
9,150、コンデンサ146,151より成る
発振回路であり、この第3、第4の発振回路14
0,141は常時パルス波を発生しており第3の
発振回路140の出力はアンドゲート137に、
第4の発振回路141の出力はアンドゲート15
6にそれぞれ接続してある。次に、正電源とアー
スの間には負荷スイツチとしてのエアコンスイツ
チ152とリレーコイル153が直列に接続して
あり、同時に正電源とアースの間には、リレース
イツチ154とエアコンデイシヨナ155が直列
に接続してある。このリレースイツチ154が負
荷変動の信号出力端となり、リレースイツチ15
4にはワンシヨツトマルチ116のナンドゲート
118,119、ワンシヨツトマルチ117のナ
ンドゲート122,123、ワンシヨツトマルチ
126のノアゲート128,129、ワンシヨツ
トマルチ127のノアゲート132,133が接
続してあるとともに、突出し信号発生回路51の
アナログスイツチ110、戻し信号発生回路52
のアナログスイツチ112の制御端子が接続して
ある。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、エアコンデイシヨナ155が作動してい
ない場合を説明する。
前記エンジン1が始動するとイグニツシヨンコ
イル5よりエンジン回転数に比例したイグニツシ
ヨンパルス11が出力される。そして、車両がエ
ンジン1の出力によつて発進すると車輪14は回
転し、ケーブル15を介してその回転は車速セン
サ13に伝えられる。第6図でケーブル15から
の回転はジヨイント44を介してシヤフト42、
ロータ43を回転させることになり、ロータ43
はコア39内で車速に比例して回転することにな
る。ロータ43外周には磁極が形成しているの
で、コイル40に起電力を発生させ、このコイル
40の起電力はターミナル41間に車速を電圧に
変換した形で出力される。よつて、ターミナル4
1の電圧(交流)の大きさで車速は判別できる。
次に、コンタクトスイツチ106の作用を説明す
ると、ロツド23は前述のようにアクチユエータ
8から電気的に絶縁されているので、ターミナル
30もアクチユエータ8からは絶縁されている。
このため、ロツド23が接触するレバー21との
間、すなわちキヤブレタ3とロツド23の電気的
導通の有無でロツド23がレバー21と接触して
いるか否かを判別することができる。この信号で
レバー21の位置を知ることができるとともに、
エンジン1が加速されているか否かが判別でき
る。(レバー21はスロツトルシヤフト17に固
着してあり、レバー21とスロツトルシヤフト1
7のアクセルワイヤ22で回動されている時は加
速の状態である。) 以上のような設定条件のもとで、イグニツシヨ
ンパルス11が回転数電圧変換回路50の抵抗6
0,62を介してトランジスタ63をスイツチン
グさせると、そのスイツチングの周波数に比例し
てコンデンサ66が充電、放電され、コンデンサ
66の端子電圧はエンジン1の回転数に反比例し
て出力される。このエンジン回転数を電圧に変換
した信号は突出し信号発生回路51の比較器70
と戻し信号発生回路52の比較器75にそれぞれ
入力するが、比較器70は抵抗68,69で分圧
された電圧よりも入力電圧が高くなつた時、すな
わち回転数が低くなつた時にハイレベルの信号を
アンドゲート71に伝え、アンドゲート71は第
1の発振回路53からのパルス波をアンドゲート
72に出力する。また、戻し信号発生回路52の
比較器75は抵抗73,74で分圧された電圧よ
りも入力電圧が低い時、すなわち回転数が高くな
つた時にハイレベルの信号をアンドゲート76に
出力し、アンドゲート76は第2の発振回路54
からのパルス波をアンドゲート77に出力する。
ここで、抵抗68,69,73,74の抵抗値を
予め設定し、第8図に示すように対応する電圧が
目標回転数Nの電圧値よりも少し偏位させておけ
ば、この目標回転数Nに対し±αの回転数の間は
不感帯となつて、両比較器70,75はいずれも
ハイレベルの信号を出力しない。よつて、多少の
変動値では自動調速を行わず、不用意の動作を行
わない。
車速センサ13からは前述の車速を電圧に変換
した車速信号16が発生され、この車速信号16
は交流であるので車速電圧変換回路56のダイオ
ード100で整流された後、コンデンサ102で
平滑化され比較器103に入力している。比較器
103の正側入力端には抵抗104,105によ
り分圧された電圧が入力しているので、車速信号
16が低いレベルの時には比較器103はハイレ
ベルを出力し、車速信号が高い時には比較器10
3の出力はローレベルとなる。この比較器103
の出力の切換えは例えば車速が8Km/hの時に行
われるよう設定してある。
前記コンタクト信号発生回路57のコンタクト
スイツチ106はオフの時、すなわちロツド23
とレバー21が接触していない時にはトランジス
タ109はオンしており、コンタクト信号9はロ
ーレベルである。しかしコンタクトスイツチ10
6がオンしている時にはトランジスタ109のベ
ースには電圧が印加されずオフしており、よつて
抵抗107を介して正電圧が出力されるのでコン
タクト信号9はハイレベルとなる。
エアコンデイシヨナ155は作動していないた
め、ワンシヨツトマルチ116のナンドゲート1
18,119、ワンシヨツトマルチ117のナン
ドゲート122,123、ワンシヨツトマルチ1
26のノアゲート128,129、ワンシヨツト
マルチ127のノアゲート132,133および
突出し信号発生回路51のアナログスイツチ11
0、戻し信号発生回路52のアナログスイツチ1
12にはローレベルの信号が入力し、ワンシヨツ
トマルチ116,117はハイレベルを出力し、
ワンシヨツトマルチ126,127はローレベル
を出力し、突出し信号発生回路51のアナログス
イツチ110、戻し信号発生回路52のアナログ
スイツチ112はオフしている。このため、アン
ドゲート114,115の一端の入力にはそれぞ
れハイレベルが入力していて、他の一端の入力が
そのまま出力される状態にある。
以上のような各部の動作により、自動調速がい
かに行われるかを説明する。
エンジン回転数の高低によりその回転数を目標
値と比較して、両比較器70,75は信号を出力
するのであるが、アンドゲート72,77にアン
ドゲート59からのハイレベルの信号が加えられ
ていなければ両アンドゲート72,77は制御信
号を出力しない。アンドゲート59がハイレベル
となるためには、車速電圧変換回路56、コンタ
クト信号発生回路57のいずれの出力もがハイレ
ベルでなければならない。言い換えると、 (イ) 車速が設定車速以下である。
(ロ) ロツド23がレバー21に接触している。
条件を満足するときでなければならない。この
条件を満すのは、車両が停止しているか発進しよ
うとしている時であり、かつ、エンジン1が充分
加速されない時である。この条件を満すときには
アンドゲート59はハイレベルの出力をし、突出
し信号発生回路51のアンドゲート72、戻し信
号発生回路52のアンドゲート77を開かせるこ
とができ、比較器70,75による自動調速が行
われる。すなわち、エンジンの回転数がN−αよ
り降下した時比較器70はハイレベルの信号を出
力し、アンドゲート71,72,114を介して
第1の発振回路53のパルス波をモータ制御回路
のトランジスタ98のベースに印加させる。この
ため、トランジスタ98はパルス波の毎にオン
し、トランジスタ88をオンさせることから電流
はトランジスタ88、モータ38、トランジスタ
91の順に流れ、モータ38を正転させる。モー
タ38が正転することによりその回転はモータ歯
車36、大歯車35、中間軸34、小歯車33、
駆動歯車32を介してロツド23に伝えられ、ロ
ツド23はねじ部26により突出する。ロツド2
3が突出することで、レバー21は押され、スロ
ツトルシヤフト17およびスロツトルバルブ18
を回動して吸入混合気量を多くし、エンジン1の
回転を目標回転数になるように高めていく。ま
た、エンジン回転数が高くなつた時には戻し信号
発生回路52の比較器75はハイレベルの信号を
出力し、アンドゲート76,77,115を介し
第2の発振回路54のパルス波をモータ制御回路
55のトランジスタ99のベースに印加させる。
これにより、トランジスタ99はそのパルス波の
毎にオンし、トランジスタ89をオンさせて、ト
ランジスタ89、モータ38、トランジスタ90
の順に電流を流し、モータ38を逆転させる。こ
れにより、前述とは逆にロツド23は後退し、ス
ロツトルバルブ18を閉じさせるように作動して
エンジン1の回転数を目標回転数に接近するよう
に徐々に降下させていく。この2種の動作を繰返
し行うことでエンジン1の回転数は常に目標回転
数に維持されている。
しかしながら、エンジン1の自動調速が行われ
なくなる場合があり、それらは、 (ハ) 車両の車速が所定以上になり、車両に慣性が
付き、車速電圧変換回路56の出力がローレベ
ルとなつた時。
(ニ) アクセルペダルを踏み、アクセルワイヤ22
によつてスロツトルバルブ18が開いてエンジ
ン1が加速され、ロツド23がレバー21から
離れることでコンタクトスイツチ106が開放
し、コンタクト信号9がローレベルになつた
時。
の少くともいずれか一方の条件を満す時である。
これにより、アンドゲート59はローレベルとな
り、モータ38は何等制御されず、自動調整は停
止される。
次に、エアコンデイシヨナ155が作動されて
負荷が増大した場合の作用を説明する。
エアコンスイツチ152をオンさせるとリレー
コイル153に電流が流れ、リレースイツチ15
4はオンする。よつて、エアコンデイシヨナ15
5は作動し、エンジン1の負荷は増大するととも
に、リレースイツチ154の出力はハイレベルと
なる。よつて、ワンシヨツトマルチ116,11
7の出力はローレベルとなり、突出し信号発生回
路51のアナログスイツチ110、戻し信号発生
回路52のアナログスイツチ112の出力はオン
する。このワンシヨツトマルチ116,117が
ローレベルとなる時間は抵抗120,124、コ
ンデンサ121,125によつて定まる時定数に
より定まる。ここで抵抗120とコンデンサ12
1とで定まる時定数より抵抗124とコンデンサ
125とで定まる時定数を大きく設定しておくと
ワンシヨツトマルチ117の出力がローレベルと
なるとアンドゲート114はオフし、突出し発生
回路51の比較器70の出力によつてはモータ3
8は駆動されず、ワンシヨツトマルチ116の出
力がローレベルとなることでアンドゲート137
にはハイレベルの信号が加わりアンドゲート13
7は第3の発振回路140からのパルス波を出力
し、モータ制御回路55のトランジスタ98をオ
ン、オフさせることでモータ38を駆動させ、ロ
ツド23を突き出させてエンジン1の回転数を上
昇させる。ワンシヨツトマルチ116の抵抗12
0、コンデンサ121で定まる時定数による時間
内にモータ駆動した後、ワンシヨツトマルチ11
6の出力はハイレベルとなり、アンドゲート13
7はオフし、更にワンシヨツトマルチ117の抵
抗124、コンデンサ125で定まる時定数によ
る時間経過後に、ワンシヨツトマルチ117の出
力はハイレベルとなり、アンドゲート114はオ
ンすることからアクチユエータ8のモータ38は
前述のように突出し信号発生回路51、戻し信号
発生回路52により駆動され、自動調速を再開す
る。突出し信号発生回路51のアナログスイツチ
110、戻し信号発生回路52のアナログスイツ
チ112はオンされるため、比較器70,75に
加えられる基準電圧は抵抗68,69,111お
よび抵抗73,74,113による分圧されたも
のとなり、アナログスイツチ110,112がオ
フしている時の目標回転数より高い目標値とな
り、この新しい目標回転数に収束するようにエン
ジン1は制御される。
次に、エアコンデイシヨナ155を停止させた
場合の作用を説明する。
エアコンスイツチ152はオフし、エアコンデ
イシヨナ155はその動作を停止し、エンジン1
の負荷は軽くなる。同時にリレースイツチ154
による出力はローレベルとなり、その立下りにお
いてワンシヨツトマルチ126,127の出力を
ハイレベルとし、突出し信号発生回路51のアナ
ログスイツチ110、戻し信号発生回路52のア
ナログスイツチ112をオフさせる。ワンシヨツ
トマルチ126,127の出力がハイレベルとな
るとアンドゲート115にはローレベルとなるこ
とからモータ制御回路55のトランジスタ99に
は戻し信号発生回路52の比較器75の出力が伝
えられず、アンドゲート139,156にハイレ
ベルが加えられることからモータ制御回路55の
トランジスタ99には第4の発振回路141のパ
ルス波が伝えられ、モータ38は強制的に逆転さ
れ、ロツド23は戻される。このワンシヨツトマ
ルチ126,127がローレベルとなる時間は抵
抗130,134、コンデンサ131,135に
よつて定まる時定数により定まる。ここで、抵抗
134とコンデンサ135とで定まる時定数より
抵抗130、コンデンサ131とで定まる時定数
より大きく設定しておくと、まず、ワンシヨツト
マルチ127の出力は抵抗134、コンデンサ1
35で定まる時定数による時間経過後にローレベ
ルとなり、アンドゲート156はオフして第4の
発振回路141によるモータ38の駆動は停止さ
れる。更に、抵抗130、コンデンサ131で定
まる時定数による時間経過後にワンシヨツトマル
チ126の出力はローレベルとなることからアン
ドゲート115はオンし、戻し信号発生回路52
の比較器77による自動調速が行われる。そして
突出し信号発生回路51のアナログスイツチ11
0、戻し信号発生回路52のアナログスイツチ1
12がオフすることから比較器70,75に加え
られる基準電圧はエンジン1に負荷が与えられな
い状態の目標回転数に変化する。よつて、ワンシ
ヨツトマルチ126,127がローレベルとなつ
てからはこの新しい目標値でモータ38は駆動さ
れ、エンジン1はその新しい目標回転数に収束さ
れるよう制御されることになる。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように構成したので、 負荷スイツチを切換操作した時に、動作信号発
生回路からの信号によるモータの駆動を所定時間
禁止してフイードバツク制御を停止し、第3、第
4の発振回路からの発振信号により上記モータを
駆動するフイードフオワード制御回路を有したの
で、第3、第4の発振回路の周波数を最適に設定
することにより、負荷変化時にスロツトルバルブ
開度が、負荷によるエンジン回転数の低下または
上昇に対応して制御されるため、エンジン回転数
は目標回転数へ円滑かつ速く収束させることがで
きる。
さらに、負荷変化時にエンジン回転数が瞬時的
に変動した後に目標回転数へ収束するという現象
が発生しないため、アイドリング時における回転
数の不安定が解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全般を概略的に示す説明図、
第2図はキヤブレタ付近の構成を示す模示図、第
3図はキヤブレタに取付けたアクチユエータを示
す正面図、第4図は同上の側面図、第5図はアク
チユエータの内部を示す模示図、第6図は車速セ
ンサの内部構成を示す模示図、第7図は制御回路
の具体的な構成を示す電気回路図、第8図は前述
の作動領域を示す説明図である。 1……エンジン、2……吸気マニホールド、3
……キヤブレタ、4……エアクリーナ、5……イ
グニツシヨンコイル、6……点火プラグ、7……
ハイテンシヨンコード、8……アクチユエータ、
9……コンタクト信号、10……制御回路、11
……イグニツシヨンパルス、12……制御信号、
13……車速センサ、14……車輪、15……ケ
ーブル、16……車速信号、17……スロツトル
シヤフチ、18……スロツトルバルブ、19……
スプリング、20……ワイヤ掛け、21……レバ
ー、22……アクセルワイヤ、23……ロツド、
24……ホルダ、25……接触部、26……ねじ
部、27,28……軸受、29……ベース、30
……ターミナル、31……ブラシ、32……駆動
歯車、33……小歯車、34……中間軸、35…
…大歯車、36……モータ歯車、37……モータ
軸、38……モータ、39……コア、40……コ
イル、41……ターミナル、42……シヤフト、
43……ロータ、44……ジヨイント、50……
回転数電圧変換回路、51……突出し信号発生回
路、52……戻し信号発生回路、53,54,1
40,141……発振回路、55……モータ制御
回路、56……車速電圧変換回路、57……コン
タクト信号発生回路、59……アンドゲート、5
8,60,61,62,64,65,67,6
8,69,73,74,80,81,85,8
6,92,93,94,95,96,97,10
1,104,105,107,108,111,
113,120,124,130,134,14
4,145,149,150……抵抗、63,8
8,89,90,91,109……トランジス
タ、66,82,87,102,121,12
5,131,135,146,151……コンデ
ンサ、70,75,103,110……比較器、
71,72,76,77,114,115,13
7,139,156……アンドゲート、78,7
9,83,84,136,138,142,14
3,147,148……インバータ、100……
ダイオード、106……コンタクトスイツチ、1
16,117,126,127……ワンシヨツト
マルチ、118,119,122,123……ナ
ンドゲート、128,129,132,133…
…ノアゲート、152……エアコンスイツチ、1
53……リレーコイル、154……リレースイツ
チ、155……エアコンデイシヨナ、110,1
12……アナログスイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジンのアイドリング時に、実際のエンジ
    ン回転数と負荷の有無に対応して設定される目標
    回転数との偏差に応じて、スロツトルバルブを開
    閉するアクチユエータへ、第1と第2の発振回路
    の周波数に基づいた動作信号を出力する動作信号
    発生回路と、上記動作信号発生回路からの信号に
    応じて、上記アクチユエータに内蔵されたモータ
    を駆動するモータ制御回路と、エアコンデイシヨ
    ナの作動を制御する負荷スイツチとを有するエン
    ジンの回転数制御装置において、 所定の周波数で発信する第3と第4の発振回路
    と、 上記負荷スイツチを切換動作した時に、上記動
    作信号発生回路からの信号による上記モータの駆
    動を所定時間禁止してフイードバツク制御を停止
    し、上記第3、第4の発振回路からの発振信号に
    より上記モータを駆動するフイードフオワード制
    御回路とを有することを特徴とするエンジンの回
    転数制御装置。
JP18717380A 1980-12-27 1980-12-27 Engine speed controlling device Granted JPS57110746A (en)

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JPS61237860A (ja) * 1985-04-15 1986-10-23 Nippon Carbureter Co Ltd エンジンのアイドル速度制御方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54113725A (en) * 1978-02-27 1979-09-05 Nissan Motor Co Ltd Method of automatically contolling rotational number at non-load of internal combustion engine

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