JPH0158854B2 - - Google Patents

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JPH0158854B2
JPH0158854B2 JP58206603A JP20660383A JPH0158854B2 JP H0158854 B2 JPH0158854 B2 JP H0158854B2 JP 58206603 A JP58206603 A JP 58206603A JP 20660383 A JP20660383 A JP 20660383A JP H0158854 B2 JPH0158854 B2 JP H0158854B2
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JP
Japan
Prior art keywords
vapor deposition
winding core
deposition removal
vapor
sided
Prior art date
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Expired
Application number
JP58206603A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6097615A (ja
Inventor
Norikazu Ooba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marcon Electronics Co Ltd
Original Assignee
Marcon Electronics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Marcon Electronics Co Ltd filed Critical Marcon Electronics Co Ltd
Priority to JP58206603A priority Critical patent/JPS6097615A/ja
Publication of JPS6097615A publication Critical patent/JPS6097615A/ja
Publication of JPH0158854B2 publication Critical patent/JPH0158854B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は切断面の絶縁耐圧を向上した積層形フ
イルムコンデンサの製造方法に関する。
一般に積層形フイルムコンデンサの製造方法は
巻取機を構成する大口径巻芯に一対の金属化フイ
ルムを巻回し両端面にメタリコン電極を形成し母
素子とし、該母素子を前記巻芯から取りはずし鋸
刃で半径方向に切断し単一素子を得るようにして
いる。しかしてこれらコンデンサ素子の切断面の
電気的絶縁耐圧は鋸刃で切断する際に発生する熱
と機械的振動とによつて金属化フイルム上の金属
層を切断面近傍において破断することにより得る
ようにしている。しかし切断面を鋸刃によつて一
定温度に均一に加熱することは実際には難しい。
すなわち通常の丸鋸刃を用いる場合には加熱が小
さければ金属層の破断が充分に起こらず絶縁耐圧
が低くなり、また加熱が大きすぎれば切断面が溶
けて構成刃先を生じ摩擦が急増して熱膨張による
鋸刃の波うち現象が引き起こされ鋸刃の側面と切
断部との摩擦がさらに増えて一種の熱暴走状態と
なり、その結果切断面が荒れて絶縁耐圧が急激に
低下する。したがつて切断面の電気的絶縁耐圧の
向上をどう達成するかは積層形フイルムコンデン
サの製造方法においてきわめて重要なポイントで
あつた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので母素
子の切断部に位置する一対の金属化フイルムの少
なくとも一方部を蒸着除去部とし、該蒸着除去部
の中央部を切断することによつて切断面の絶縁耐
圧を大幅に向上できる積層形フイルムコンデンサ
の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
以下本発明の詳細につき説明する。すなわち第
1図は本発明を構成する一実施例による母素子形
成手段を示す概略図でありフイルム送り出しロー
ラ(図示せず)からフイルム支持ローラ1を介し
て送り出された幅方向の一端面にマージン部を設
けた第1の片面金属化フイルム2と前記フイルム
送り出しローラとは別なフイルム送り出しローラ
(図示せず)からフイルム支持ローラ3を介して
送り出された幅方向の一端面にマージン部を設け
た第2の片面金属化フイルム4を大口径巻芯5で
前記マージン部それぞれが反対側に位置するよう
に積層巻回する。その際第2の片面金属化フイル
ム4の蒸着金属面に例えば全周囲を導電性とした
ローラ電極6を接触させ、該ローラ電極6と一定
間隔を設けた位置に第2図に示すように外周の一
部に前記第2の片面金属化フイルム4の蒸着金属
面と回転することによつて接触する板状突出電極
7を設けた蒸着除去部形成ローラ8を設ける。な
おこの場合前記大口径巻芯5と蒸着除去部形成ロ
ーラ8の回転比率は例えば大口径巻芯5の回転数
に対して蒸着除去部形成ローラ8の回転数を整数
倍の回転比となるように構成する。しかして前記
蒸着除去部形成ローラ8を構成する板状突出電極
7とローラ電極6間に電源9により電圧を印加し
前記大口径巻芯5を回転させることによつて前記
第1の片面金属化フイルム2と第2の片面金属化
フイルム4を矢印方向に走行させ前記大口径巻巻
芯5上に母素子10を形成する訳であるが、その
とき蒸着除去部形成ローラ8は大口径巻芯5の回
転数に対して整数倍の回転数で回転し板状突出電
極7が第2の片面金属化フイルム4の蒸着金属面
と接触したときにその接触部分が放電しその部分
の蒸着金属が飛散し第3図に示すように母素子1
0を構成する第2の片面金属化フイルム4に形成
された蒸着除去部11が第1の片面金属化フイル
ム2を介して放射状に重なり合つた状態に構成さ
れる。しかして前記母素子10を前記大口径巻芯
5から取りはずし第4図に示すように母素子10
両端面にメタリコン電極12を形成し鋸刃13を
用い母素子10を半径方向に蒸着除去部11の幅
の略中央部分を切断し第5図に示すように単一素
子14を形成しメタリコン電極12に例えば引出
端子15を取着し積層形フイルムコンデンサを得
るものである。なお第6図は第5図のX−X拡大
断面図である。
以上のように構成してなる積層形フイルムコン
デンサの製造方法によれば第2の片面金属化フイ
ルム4に形成した蒸着除去部11が第1の片面金
属化フイルム2を介して重なり合つた状態に構成
し母素子10を半径方向に切断し単一素子14化
する場合、前記蒸着除去部11の第1の片面金属
化フイルム2を介して重なり合つた部分を切断す
るため第6図に示すように第2の片面金属化フイ
ルム4の電極が切断面より内側に構成されこの部
分での絶縁耐圧の低下はなくなりすぐれた絶縁耐
圧特性をもつた積層形フイルムコンデンサを得る
ことができると同時に切断条件の大幅な改善によ
つて切断作業の能率向上にも寄与できる効果を有
する。なお上記実施例では母素子の巻き始めおよ
び巻き終わり部に保護巻層を設けないものを例示
して説明したが、保護巻層を設ければ機械的スト
レスから保護する効果が得られる。つぎに第2図
〜第4図によつて説明した方法で得た本発明(A)と
前記一般例で説明した方法で得た参照例(B)との
250V−1分印加における絶縁抵抗および破壊電
圧特性比較を行つた結果第7図および第8図に示
すようになつた。なお金属化フイルムは(A)(B)とも
7.5μポリエチレンテレフタレートフイルムを用い
定格は(A)(B)とも250V.DC−0.1μFのもので切断手
段としては(A)(B)とも鋸刃によるのである。第7図
および第8図に示すように本発明(A)は参考例(B)に
対し絶縁抵抗および破壊電圧特性において絶対値
はもとよりバラツキも少なくすぐれている。なお
上記実施例では蒸着除去部を一方の片面金属化フ
イルムのみ形成する手段を例示して説明したが一
対の片面金属化フイルムに蒸着除去部を形成する
ようにすればなお一層の効果を有する。また上記
実施例では母素子の巻き始めおよび巻き終わり部
に保護巻層を設けないものを例示して説明した
が、それぞれに保護巻層を設けるようにすれば製
造工程中における機械的ストレスから保護する効
果が得られる。
以上述べたように本発明によれば一対の片面金
属化フイルムを大口径巻芯部で巻回する際少なく
とも一方の片面金属化フイルムに間欠的に蒸着除
去部を形成し、該蒸着除去部が放射状に重なり合
つた母素子構成とし、該母素子の切断面が放射状
に重なり合つた蒸着除去部の略中央部が位置する
ように半径方向に切断することによつて切断作業
の能率向上はもとより絶縁耐圧特性劣化のない積
層形フイルムコンデンサの製造方法を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る積層形フイル
ムコンデンサの製造方法を示す概略図、第2図は
第1図を構成する蒸着除去部形成ローラを示す斜
視図、第3図は第1図イ部拡大斜視図、第4図は
母素子の切断を説明する斜視図、第5図は積層形
フイルムコンデンサを示す斜視図、第6図は第5
図X−X拡大断面図、第7図は絶縁抵抗特性図、
第8図は破壊電圧特性図である。 2……第1の片面金属化フイルム、4……第2
の片面金属化フイルム、5……大口径巻芯、6…
…ローラ電極、7……板状電極、8……蒸着除去
部形成ローラ、10……母素子、11……蒸着除
去部、12……メタリコン電極、13……鋸刃。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 幅方向の一端面にマージン部を設けた一対の
    片面金属化フイルムを大口径巻芯部で積層巻回す
    る際、あらかじめ前記一対の片面金属化フイルム
    の少なくとも一方の片面金属化フイルムの蒸着金
    属面に該蒸着金属面に接触したローラ電極と通電
    してある前記大口径巻芯の回転数に対して整数倍
    の回転比で回転するようにした蒸着除去部形成ロ
    ーラの外周に設けた板状突出電極を前記大口径巻
    芯を回転させることによつて接触させ間欠的に蒸
    着除去部を形成させる手段を連続的に行い、該蒸
    着除去部が放射状に重なり合つた蒸着除去部構成
    からなる母素子を形成し、該母素子両端面にメタ
    リコン電極を形成したのち切断面が放射状に重な
    り合つた蒸着除去部の略中央部が位置するように
    半径方向に切断するようにしたことを特徴とする
    積層形フイルムコンデンサの製造方法。
JP58206603A 1983-11-01 1983-11-01 積層形フイルムコンデンサの製造方法 Granted JPS6097615A (ja)

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JP58206603A JPS6097615A (ja) 1983-11-01 1983-11-01 積層形フイルムコンデンサの製造方法

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JP58206603A JPS6097615A (ja) 1983-11-01 1983-11-01 積層形フイルムコンデンサの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS6097615A JPS6097615A (ja) 1985-05-31
JPH0158854B2 true JPH0158854B2 (ja) 1989-12-13

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ID=16526122

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JP58206603A Granted JPS6097615A (ja) 1983-11-01 1983-11-01 積層形フイルムコンデンサの製造方法

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