JPH0156079B2 - - Google Patents

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JPH0156079B2
JPH0156079B2 JP60135791A JP13579185A JPH0156079B2 JP H0156079 B2 JPH0156079 B2 JP H0156079B2 JP 60135791 A JP60135791 A JP 60135791A JP 13579185 A JP13579185 A JP 13579185A JP H0156079 B2 JPH0156079 B2 JP H0156079B2
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estradiol
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dimethylaminonaphthalene
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JP60135791A
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Yoshiro Asano
Fumio Tamura
Tsuyoshi Saito
Naoyuki Wada
Yoshikazu Suzuki
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Kureha Corp
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Priority to DE8686304761T priority patent/DE3669516D1/de
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Publication of JPH0156079B2 publication Critical patent/JPH0156079B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J41/00Normal steroids containing one or more nitrogen atoms not belonging to a hetero ring
    • C07J41/0033Normal steroids containing one or more nitrogen atoms not belonging to a hetero ring not covered by C07J41/0005
    • C07J41/0072Normal steroids containing one or more nitrogen atoms not belonging to a hetero ring not covered by C07J41/0005 the A ring of the steroid being aromatic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

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  • Public Health (AREA)
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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な蛍光物質その製造方法及び薬剤
に関する。 更に詳しくは一般式(1)で示される蛍光性を有す
る物質その製造方法、細胞識別剤及び抗腫瘍剤に
関する。従来多くの医薬は、投与され、体内組織
を移行中、病源の臓器、細胞に到達することなく
分解、又は排泄される割合が多く、病源の臓器細
胞に達し実際に作用する割合は著しく少ない。又
既知の抗腫瘍剤の多くは腫瘍細胞を破壊すると同
時に正常細胞にも著しい影響を及ぼしている。 このため、長期投与が困難であり、腫瘍細胞を
根絶することが困難であると考えられていた。選
択的に腫瘍細胞のみに抗腫瘍剤を作用させること
が出来るならば治療上著しく有効である。 又、従来これらの研究において抗腫瘍効果のみ
研究されるきらいがあつた。その理由は、抗腫瘍
剤の体内動態を知るためには放射性標識化合物を
合成し、その放射能測定を行なうが、該測定にお
いては特殊な装置を必要とし、複雑であるからで
ある。 本発明者等は抗腫瘍剤の体内動態をより簡単に
調べ得る物質につき鋭意検討した結果、一般式
()で示される蛍光物質が細胞識別剤としても
有効であることを知見し、本願を完成した。 本物質は一般式() [ただしn=0,1,2又は3,Rは
【式】(R1はC1〜C4アルキル基)で 表わされる蛍光物質残基] で示される。 本物質は例えば次の様にして製造される。 エストラジオールはエストラジオール―17α又
はエストラジオール―17βであることが出来る。
エストラジオールの3位に蛍光物質を結合する。
蛍光物質としてはいずれの物質であつてもよいが
次の物質が例示され得る。 式() 〔ただし、17位のOHは17α、又は17β〕 で表わされるエストラジオール又はその塩と蛍光
物質を有機溶媒中、0℃乃至50℃で1分乃至74時
間反応させ、 一般式() 〔ただしRは
【式】(R1はC1〜C4 アルキル基)で表わされる蛍光物質残基〕 で表わされるエストラジオール誘導体を得、該誘
導体と 一般式() XCH2COY () 〔ただしXはハロゲン又はOH,YはOH又は
ハロゲンを示す〕 で表わされる化合物を、有機溶媒例えば無水
THF、アセトン、CCl4、ピリジン及びベンゼン
等の溶媒中において−20℃乃至100℃、1時間乃
至74時間反応し、 一般式() 〔ただし、R,Xは前記のとおり〕 で表わされるエストラジオール誘導体を得、該誘
導体と 一般式() 〔nは0,1,2又は3を示す〕 で表わされるアルキル化剤、その塩又はその塩化
物を有機溶媒例えばDMSO,DMF、ピリジン、
アセトン、メタノール、THF、トルエン、CCl4
及びクロロホルム等の溶媒中で−20゜乃至100℃好
ましくは0℃乃至60℃、1乃至74時間反応させ
る。反応生成物を常法により精製することにより
本物質()を得る。パラトルエンスルフオン
酸、HClを加えてもよい。 更に本物質の製造方法の順序は必要に応じて変
化し得る。例えば (i) 一般式()で表わされるアルキル化剤、そ
の塩化物又はその塩に一般式()で表わされ
る化合物を有機溶媒中、−20℃乃至100℃で1時
間乃至74時間反応し、該反応精製物と一般式
()で表わされるエストラジオール誘導体を
有機溶媒中、0℃乃至100℃で1分乃至74時間
反応させ一般式()で表わされる化合物を製
造する。 (ii) 一般式()で表わされるエストラジオール
と一般式()で表わされる化合物を有機溶媒
中−20℃乃至100℃で1時間乃至74時間反応し、
該反応精製物の3位のエステルを加水分解し、 一般式() 〔Xは前記のとおり〕 で表わされるエストラジオール誘導体を得、該誘
導体と 一般式()で表わされるアルキル化剤、その
塩化物又はその塩を有機溶媒中、−20℃乃至100
℃、好ましくは0℃乃至60℃、1乃至74時間反応
し、 一般式() 〔nは前記のとおり〕 で表わされる反応精製物を得 該反応精製物()に
【式】(R1 はC1〜C4アルキル基)で表わされる蛍光物質を
反応させ、一般式()で表わされる化合物を製
造する。パラトルエンスルフオン酸、HClを加え
てもよい。 製造法は、下記の実施例により容易に理解され
る。勿論、該実施例は具体的一態様を示すものに
過ぎず、上述の反応においても種々の反応条件を
考慮し、このようにして得られた本物質は赤外線
吸収スペクトル、紫外線吸収スペクトル、核磁気
共鳴、元素分析、融点クロマトグラフイー等の手
段により構造を確認した結果、一般式()で示
される物質である事を確認した。 更に本物質の特徴は癌(腫瘍)細胞を抑制し正
常細胞にはほとんど影響を与えないことである。
又本物質は蛍光性を有するので体内の動態を蛍光
を調べることにより容易に確認することが出来
る。特に目標細胞に対するとり込みを調べるのに
好都合である。 本物質はin vitroによる試験でPH7.8〜5.5にお
いて腫瘍細胞を抑制した。温度は常温から43℃が
用いられる。本物質は主として癌(腫瘍)細胞を
抑制する。本物質は剤形の状態でも用いることが
出来る。例えば、経口投与用の錠剤、顆粒剤、散
剤、カプセル等である。これらは組成物中に結合
剤、賦形剤、包含剤、潤滑剤、界面活性剤、崩壊
剤の如きものを含有してもよい。又、経口用液体
製剤であり、これらは水性又は油性懸濁液、溶
液、シロツプ、振とう合剤であつてもよい。又
は、座薬でありこれらは親油性又は親水性基剤と
安定剤、分散剤、着色剤等を配合してもよい。又
は、注射液でも良く、これらは水性又は可溶化
剤、栄養剤、安定剤、界面活性剤等が混入しても
よい。又、場合により薬剤活性を維持又は高める
ため、許容範囲内でアルカリ、酸、塩類等が添加
されることもある。更に、経皮剤として用いるこ
とも可能である。これらの添加剤(担体)の1例
を示すと次のようなものがあけられる。 乳糖、しよ糖、ソルビトール、マニトール、ば
れいしよでんぷん、とうもろこしでんぷん、アミ
ロペクチン、その他各種でんぷん、結晶セルロー
ズ、セルローズ誘導体(例えばカルボキシメチル
セルローズ、メチルセルローズ)、ゼラチン、ス
テアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコー
ル、アルギン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシ
ウム、ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ワツクス、アラビアゴム、タルク、二酸
化チタン、ケイ酸、オリーブ油、ピーナツツ油、
ゴマ油等の植物油、パラフイン油、カカオ脂、ア
ルコール類(例えばエタノール、ベンジルアルコ
ール)、生理食塩水、減菌水、グリセロール、ワ
セリン、ポリソルベート、塩化ナトリウム、塩化
カリウム等である。 本物質は経口、非経口単位投与形態において
0.01〜90重量%好ましくは0.05〜60重量%含有さ
れることが出来る。 本物質は極めて安全な物質であることを、以下
の急性毒性に於いて示す。 急性毒性はICR―JCL系マウス(4週令)を用
い、1群8匹を透明なポリケージに入れ、試料を
オリーブ油に溶解したものを注射筒を用いて80
mg/Kg量腹腔内投与経路にて投与した。投与後、
中毒症状と死亡を1週間観察したがオリーブ油投
与群と何ら変るところがなかつた。死亡例も認め
られなかつた。 一方、クロラムブチル単位を同量投与した群は
全匹すぐ死亡した。クロラムブチルのLD50値は
20mg/Kgである。 本物質は抗腫瘍剤として用いられる。 本物質が適用される腫瘍としては、消化器系
癌、乳癌、肺癌、皮膚癌、子宮癌、泌尿器癌、胃
肉腫、リンパ腫、血液癌、骨髄腫があげられ、他
にウイルスによるトランスフオーム細胞があげら
れる。又本物質は体内の動態を蛍光により簡単に
観察出来る薬剤として用いられる。即ち細胞識別
剤として用いられる。本物質は0.01mg/Kg乃至50
mg/Kgの割合で用いることが出来る。 以下実施例により本願を説明する。 実施例 (1) 17β―エストラジオール―3―(5―ジメチ
ルアミノナフタレン―1―スルフオネート)の
合成 2 操作 104〓コルベンに、17β―エストラジオール
40g(0.147mol)とアセトン6667mlを加え撹拌
し、これに1N―NaOH148.8mlを加え溶解する。
20℃にて5―ジメチルアミノナフタレン―1―ス
ルフオニルクロライド42g(0.150mol)のアセ
トン167ml溶液を30分で滴下し、後、40℃で90分
反応させた。薄層クロマトグラフイ(TLC)で
大部分反応したことを確認してから、生成した
NaClを別し、大部分のアセトンを留去後、ボ
トムを5℃に冷却し晶析させる。これを取し、
90%アセトン20mlで洗浄後、90%アセトン―水
1050ml中で再結して、47gを得た(mp182―184
℃)。液を、濃縮し晶析させ、wet24gを得、
90%アセトン―水300ml中で再結して10gを得た。
合せて57g(収率;Y=75.2%)であつた。 TLC 3 spot Rf=0.36、 次にカラム精製を行なつた。 シリカゲル1.7Kgをクロロホルム:アセトン=
5:1溶剤で75φ×1050の形に充填し、粗品57g
を当溶剤200mlに加温溶解しチヤージした。11.1
ml/min(0.25cm/min)の流速で溶離し、fr.1〜
fr.10の不純物フラクシヨン100ml溶出の後、目的
成分である1spotのフラクシヨンfr.11〜fr.25
1500mlを採取し、これを濃縮して50gの淡黄色晶
を得た。mp184.5℃であつた。 この17β―エストラジオール―3―(5―ジメ
チルアミノナフタレン―1―スルフオネート)の
赤外線吸収スペクトル(IRスペクトル)を第1
図に示した。 (2) エストラジオール―3―(5―ジメチルアミ
ノナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―
17β―ブロモアセテートの合成 2 操作 24〓コルベンに17β―エストラジオール―
3―(5―ジメチルアミノナフタレン―1―スル
フオネート)45.5g(90.0mmol)とテトラヒド
ロフラン(THF)1150mlとピリジン14.4g
(182mmol)を入れ撹拌溶解する。氷水―食塩で
冷却して0〜1℃にてブロモアセチルブロマイド
36.4g(180.3mmol)とTHF100mlの溶液を40分
かけて滴下した。熟成は、初めの2時間は、0〜
1℃、次の2時間は5℃、更に2時間は15℃とし
て、後一夜放置した。原料ダンシレートは初めの
2時間で大部分消失した。生成ピリジン、HBr
塩は過し、THFで洗浄後、液洗液はbath温
30℃で減圧留去でTHFを除去、84gの黄色晶を
得た。これを室温下ジクロロメタン500mlで溶解
し、冷水500mlで洗浄後、5%NaCl水500mlで撹
拌下、重ソウ水でPH7に合せ、次いで5%NaCl
水500mlで洗浄後、MgSO420gで乾燥した。bath
温30℃でジクロロメタンを減圧留去して、64gを
得た。 シリカゲル1.3Kgをクロロホルムを用いて、75φ
×800の形に充填し、粗生成物64gをクロロホル
ム200mlに溶解し、これをチヤージし、クロロホ
ルムで溶離した。約50ml/minの流速で溶離して
1spotのフラクシヨン(fr1〜25(各200ml))5
を濃縮して約55gを得、これをクロロホルム50ml
に溶解後ヘキサン150mlを加えて晶析し、ヘキサ
ン50mlで洗浄後乾燥して39g(Y=69.2%)の
mp147〜149℃、TLC1spotの蛍光性淡黄色晶を
得た(Rf=0.37)。 TLC溶剤 AcOEt 18 EtOH 1 20 このエストラジオール―3―(5―ジメチルア
ミノナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―
17β―ブロモアセテートのIRスペクトルを第2図
に示す。 (3) エストラジオール―3―(5―ジメチルアミ
ノナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―
17β―[4{p―(ビス(2―クロロエチル)
アミノ)フエニル}ブチリルオキシ〕アセテー
トの合成 2 操作 N,N―ジ―2―クロロエチル―γ―p―アミ
ノフエニルブチリツクアシド500mg(1.644mmol)
を10mlのメタノールに溶解させ、これに86%の水
酸化カリウム107.2mgを4mlの水に溶解した水溶
液を加え、水浴上で減圧乾燥し、N,N―ジ―2
―クロロエチル―γ―p―アミノフエニルブチリ
ツクアシドのカリウム塩をつくつた。再度THF
を20ml加え、エストラジオール―3―(5―ジメ
チルアミノナフタレン―1―スルフオニル)オキ
シ―17β―モノブロモアセテート626.6mg
(1.644mmol)を添加して、40℃で6時間撹拌下
反応させた後室温で遮光し、16時間撹拌した。溶
媒を減圧除去し、残渣をシリカゲル(メルク社No.
10180kieselgel40)によるカラムクロマトグラフ
イーで精製した。展開溶媒として、シクロヘキサ
ン/酢酸エチル/エチルアルコール、83/16.1/
0.9Vol%の混合溶媒を使用した。エストラジオー
ル―3―(5―ジメチルアミノナフタレン―1―
スルフオニル)オキシ―17β―〔4―{P―(ビ
ス(2―クロロエチル)アミノ)フエニル}ブチ
リルオキシ〕アセテートのTLC(メルク社LK6D
シリカゲル薄層プレート)のRf値は、同混合溶
媒で0.4であつた。非晶質の融点は、60℃〜65℃
であつた。イソプロパノールより晶質化したもの
の融点は73ないし75℃であつた。元素分析値は計
算値C65.01%,H6.40%,N3.29%,Cl8.34%に対
し実測値C64.7%,H6.8%,N3.2%,Cl8.2%で
IRスペクトル第3図参照より、目的とする化合
物である事を確認した。 螢光測定結果では、励起波長
(EXCITATION)356nm螢光波長
(EMISSION)520nm(酢酸エチル)であつた。 同様にしてエストラジオール―3―(5―ジメ
チルアミノナフタレン―1―スルフオニル)オキ
シ―17α―〔4―{P―(ビス(2―クロロエチ
ル)アミノ)フエニル}ブチリルオキシ〕アセテ
ートを合成した。 この物質のIRスペクトルを第4図に示した。 螢光スペクルはEXCITATION357nm,
EMISSION525nm(酢酸エチル)であつた。 実施例2 エストラジオール―3―(5―ジメチ
ルアミノナフタレン―1―スルフオニル)オキ
シ―17β―〔4―{P―(ビス(2―クロロエ
チル)アミノ)フエニル}ブチリルオキシ〕ア
セテート 1 反応式 2 操作 エストラー1,3,5(10)―トリエン―3,17β
―ジオール、17β―〔P―N,N―ジ(2―クロ
ロエチル)アミノフエニルブチリル]オキシアセ
テート300mg(0.487mmol)をベンゼン3mlに溶
解させ、5―ジメチルアミノナフタレン―1―ス
ルフオニルクロライド1442mg(0.535mmol)及び
ピリジン42.2mg(0.534mmol)を加え、室温で60
分撹拌した。次いで60℃で5分間、室温で遮光下
16時間反応させた。反応終了後0.2N―HCl溶液
を5ml系に加え、ボーテツクスミキサーにてピリ
ジン、塩酸塩を抽出した。水層を分離後再度蒸留
水5mlでベンゼン層を洗浄し、遠心分離後0.5N
―NaOH溶液5mlを添加しボーテツクスミキサ
ーで振盪後遠心分離し、ベンゼン層のみを分離
し、再度蒸留水5mlを加えてベンゼン層を洗浄し
た。この操作を再度繰り返えし、ベンゼン層を減
圧乾燥し、シクロヘキサン/酢酸エチル/エチル
アルコール、83/16.1/0.9Vol%を展開溶媒とし
たシリカゲル(LK6D,メルク社)によるTLCで
Rf0.4にmain spotが認められた。同溶媒にてシ
リカゲル(メルク社No.10180,Kieselgel40)のク
ロマトグラフイーによつて精製し、元素分析、
IRスペクトル等によりエストラジオール―3―
(5―ジメチルアミノナフタレン―1―スルフオ
ニル)オキシ―17β―〔4―{P(ビス(2―ク
ロロエチル)アミノ)フエニル}ブチリルオキ
シ〕アセテートである事を確認した。 実施例 3 エストラジオール―3―(5―ジメチルアミノ
ナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―17β―
〔1―{P―(ビス(2―クロロエチル)アミノ)
フエニル}カルボニルオキシ〕アセテート。 (1) 反応式 (2) 操作 500mlナス形コルベンに、安息香酸マスタード
4.02g(15.3mmol)とメタノール100mlを加え撹
拌溶解する。次いで85%KOH1.016g
(15.4mmol)と水20mlの水溶液を注入し、しばら
く撹拌してから、bath温35℃でメタノールを減
圧留去し、次いで凍結乾燥器で2日間かけて水を
除いた。 DMSO 100mlを加え撹拌溶解してから、エス
トラジオール―3―(5―ジメチルアミノナフタ
レン―1―スルフオニル)オキシ―17β―ブロモ
アセテート8.01g(12.8mmol)を加え撹拌下、
40℃で1時間、30℃で16時間反応させた。
DMSOをbath温55℃、2mmHg真空下で除いてか
ら、クロロホルム400mlで溶解しこれを水100mlで
2回洗浄し、MgSO48gで乾燥してからクロロホ
ルムをbath温30〜35℃で減圧留去して、12gの
粗品を得た。 シリカゲル(メルクArt7734)400gを36φ×
865の形にクロロホルムを用いて充填し、ここへ
粗品12gをクロロホルム50mlに溶解した溶液をチ
ヤージした。7ml/minの流速で溶離し、1spot
部、1.4を濃縮しwet9gを得た。これをクロロ
ホルム30mlに溶解しヘキサン50mlを加えて冷却撹
拌したが液状で晶析しなかつた。エバポレータで
溶媒を留去し、真空乾燥して固形化した。螢光性
帯緑淡黄色非晶体7g(Y=68.2%)を得た。元
素分析、IRスペクトルによつて目的物であるこ
とを確認した。螢光スペクトルはEXCITA―
TION358nm、EMISSION521nmであつた。こ
の物質のIRスペクトルを第5図で示した。 TLC 1spot(Rf=0.16クロロホルム/n―ヘキ
サン、20/80Vol%溶剤) 同様にしてエストラジオール―3―(5―ジメ
チルアミノナフタレン―1―スルフオニル)オキ
シ―17β―〔2―{P―(ビス(2―クロロエチ
ル)アミノ)フエニル}アセトオキシ〕アセテー
ト、 エストラジオール―3―(5―ジメチルアミノ
ナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―17β―
〔3―{P―(ビス(2―クロロエチル)アミノ)
フエニル}プロピオニルオキシ〕アセテートを得
た。 実施例 4 マウス線維芽細胞(3T3)及びSV―40ウイル
ストランスフオーム線維芽細胞(3T3SV―40)
に対するエストラジオール―3―(5―ジメチル
アミノナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―
17β―〔4―{P―(ビス(2―クロロエチル)
アミノ)フエニル}ブチリルオキシ〕アセテート
の増殖抑制効果をin vitro試験に於て検討した。
薬剤はDMSOに溶解し培地(ダルベツコMEM90
%、ウシ胎児血清10%)に対し5μg/ml添加し、
DMSOは培地の1%とした。培地PHを6.5,7.0,
7.8とし、植え込み細胞を2×104個/mlとして薬
剤添加後37℃,CO25%の雰囲気で、3日及び6
日培養し、トリパンブルーに不染な生細胞を算定
し増殖抑制率(=(1−薬剤添加群の細胞数/対
照群の細胞数)×100%)として表わした。
【表】 PH6.5〜7.8の範囲におけるSV―40トランスフオ
ーム細胞に対する抑制はあきらかであつた。尚、
エストラジオール―3―(5―ジメチルアミノナ
フタレン―1―スルフオニル)オキシ―17α―
〔4―{P―ビス(2―クロロエチル)アミノ)
フエニル}ブチリルオキシ〕アセテートについて
も同様の結果が得られた。 実施例 5 ヒト正常腎細胞(FLOW4000)及びヒト腎癌
細胞(RC)に対するエストラジオール―3―
(5―ジメチルアミノナフタレン―1―スルフオ
ニル)オキシ―17β―〔4―{P―(ビス(2―
クロロエチル)アミノ)フエニル}ブチリルオキ
シ〕アセテートの増殖抑制効果をin vitro試験に
て検討した。薬剤はDMSOに溶解し培地(実施
例4と同様)に対し5μg/ml添加し、DMSOは
培地の1%とした。培地のPHを6.5,7.0,7.8とし
植え込み細胞を2×104個/mlとして薬剤添加後
37℃,CO25%の雰囲気で6日培養し、トリパン
ブルーに不染は生細胞を算定し増殖抑制率(=
(1−薬剤添加群の細胞数/対照群の細胞数)×100(
%))として表 わした。
【表】 培地PH6.5より7.8の範囲でヒト腎癌細胞(RC)
に対する本薬剤の抑制はあきらかであつた。尚、
エストラジオール―3―(5―ジメチルアミノナ
フタレン―1―スルフオニル)オキシ―17α―
〔4―{P―(ビス(2―クロロエチル)アミノ)
フエニル}ブチリルオキシ〕アセテートについて
も同様な結果が得られた。 実施例 6 マウス線維芽細胞(3T3)及びSV―40ウイル
ストランスフオーム線維芽細胞(3T3SV―40)
に対するエストラジオール―3―(5―ジメチル
アミノナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―
17β―〔2―{P―(ビス(2―クロロエチル)
アミノ)フエニル}アセトオキシ〕アセテートの
増殖抑制効果をin vitro試験に於て検討した。 薬剤はDMSOに溶解し培地(実施例4と同じ)
に対し5μg/ml添加し、DMSOは培地の1%と
した。培地のPHを6.7とし植え込み細胞を2×104
個/mlとして薬剤添加後37℃,CO25%の雰囲気
で3日及び5日培養し、トリパンブルーに不染な
生細胞を算定し増殖抑制率(=(1−薬剤添加群
の細胞数/対照群の細胞数)×100%)として表わ
した。
【表】 尚、エストラジオール―3―(5―ジメチルア
ミノナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―
17α―〔2―{P―(ビス(2―クロロエチル)
アミノ)フエニル}アセトオキシ〕アセテートに
ついても同様な結果が得られた。 実施例 7 in vitroにおけるマウス線維芽細胞(3T3)及
びSV―40ウイルストランスフオーム線維芽細胞
(3T3SV―40)に対するエストラジオール―3―
(5―ジメチルアミノナフタレン―1―スルフオ
ニル)オキシ―17β―〔4―{P―(ビス(2―
クロロエチル)アミノ)フエニル}ブチリルオキ
シ〕アセテートの取り込みを螢光顕微鏡で検討し
た。薬剤濃度は、10μg/ml及び50μg/mlで、
培地のPHはそれぞれ6.5及び7.8であつた。細胞の
植え込みを2×104個/mlとして培養は37℃で4
日間行つた。固定は2.5%グルタルアルデヒドフ
オスフエートバツフアーにて90分行つた(オリン
パス、BHS―RFK顕微鏡、励起フイルター
UG1、補助吸収フイルターY475を使用した)。
3T3SV―40細胞への本剤の取り込みは、3T3細
胞にくらべて顕著であつた。第6図参照のこと。
尚、エストラジオール―3―(5―ジメチルアミ
ノナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―17α
―〔4―{P―(ビス(2―クロロエチル)アミ
ノ)フエニル}ブチリルオキシ〕アセテートにつ
いても同様な結果を得た。 実施例 8 実施例5に準じて、螢光顕微鏡写真によつて、
ヒト正常腎細胞(FLOW4000)及びヒト腎癌細
胞(RC)に対する取り込みを検討した(オリン
パス、Model BHS―RFK、フイルター;励起フ
イルター(UG1)、補助吸収フイルターY475を使
用した)。 本薬剤のRC腎癌細胞への取り込みは、37℃及
び40℃においても正常腎細胞FLOW4000に比し、
顕著であつた。第7図参照のこと。尚、エストラ
ジオール―3―(5―ジメチルアミノナフタレン
―1―スルフオニル)オキシ―17α―〔4―{P
―(ビス(2―クロロエチル)アミノ)フエニ
ル}ブチリルオキシ〕アセテートについても同様
な結果を得た。 実施例 9 実施例6に準じて螢光顕微鏡写真によつて、
3T3及び3T3―SV40トランスフオーム細胞に対
する取り込みを検討した。(オリンパス、Model
BHS―RFK,フイルター;励起フイルター
(UG1),補助吸収フイルターY475を使用した)。
本薬剤の3T3 SV―40細胞への取り込みは、3T3
細胞にくらべて顕著であつた。第8図参照のこ
と。尚、エストラジオール―3―(5―ジメチル
アミノナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―
17α―〔2―{P―(ビス(2―クロロエチル)
アミノ)フエニル}アセトオキシ〕アセテートに
ついても同様な結果を得た。 本物質の処方例 エストラジオール―3―ダンシルオキシ―17β
―〔4―{P―(ビス(2―クロロエチル)ア
ミノ)フエニル}ブチリルオキシ〕アセテート
1部 DMSO 99部 を加温混合後滅菌して注射添加液とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で合成された17β―エスト
ラジオール―3―(5―ジメチルアミノナフタレ
ン―1―スルフオネート)の赤外線吸収スペクト
ルを示す。第2図は、実施例1で合成されたエス
トラジオール―3―(5―ジメチルアミノナフタ
レン―1―スルフオニル)オキシ―17β―ブロモ
アセテートの赤外線吸収スペクトルを示す。第3
図は、実施例1で合成されたエストラジオール―
3―(5―ジメチルアミノナフタレン―1―スル
フオニル)オキシ―17β―〔4―{p―(ビス
(2―クロロエチル)アミノ)フエニル}ブチリ
ルオキシ〕アセテートの赤外線吸収スペクトルを
示す。第4図は、同様にして実施例1で合成され
たエストラジオール―3―(5―ジメチルアミノ
ナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―17α―
〔4―{p―(ビス(2―クロロエチル)アミノ)
フエニル}ブチリルオキシ〕アセテートの赤外線
吸収スペクトルを示す。第5図は、実施例3で合
成されたエストラジオール―3―(5―ジメチル
アミノナフタレン―1―スルフオニル)オキシ―
17β―〔1―{p―(ビス(2―クロロエチル)
アミノ)フエニル}カルボニルオキシ〕アセテー
トの赤外線吸収スペクトルを示す。第6図Aは実
施例7に於いて、薬剤濃度10μg/ml、PH6.5の培
地で4日間培養した生物の形態(3T3細胞)を示
す。同図Bは同様に、薬剤濃度10μg/ml、PH6.5
の培地で4日間培養した生物の形態(3T3SV―
40細胞)を示す。同図Cは同様に、薬剤濃度50μ
g/ml、PH7.8の培地で4日間培養した生物の形
態(3T3細胞)を示す。同図Dは同様に、薬剤濃
度50μg/ml、PH7.8の培地で4日間培養した生物
の形態(3T3SV―40細胞)を示す。第7図Aは
実施例8に於いて、薬剤濃度10μg/ml、PH7.8の
培地で37℃で11日間培養した生物の形態
(FLOW4000細胞)を示す。同図Bは同様に、薬
剤濃度10μg/ml、PH7.8の培地で37℃で11日間培
養した生物の形態(RC腎癌細胞)を示す。同図
Cは同様に、薬剤濃度10μg/ml、PH7.8の培地で
40℃で11日間培養した生物の形態(FLOW4000
細胞)を示す。同図Dは同様に、薬剤濃度10μ
g/ml、PH7.8の培地で40℃で11日間培養した生
物の形態(RC腎癌細胞)を示す。第8図Aは実
施例9に於いて、薬剤濃度5μg/ml、PH6.5の培
地で4日間培養した生物の形態(3T3細胞)を示
す。同図Bは同様に、薬剤濃度5μg/ml、PH6.5
の培地で4日間培養した生物の形態(3T3SV―
40細胞)を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() [ただしn=0,1,2又は3、Rは
    【式】(R1はC1〜C4アルキル基)で 表わされる蛍光物質残基] で表わされる化合物。 2 Rが5―ジメチルアミノナフタレン―1―ス
    ルフオニルであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。 3 エストラジオールはエストラジオール17βで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の化合物。 4 エストラジオールはエストラジオール17αで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の化合物。 5 式() [ただしエストラジオールは塩も含み、17の
    OHは17α又は17β] で表わされるエストラジオールと
    【式】(R1はC1〜C4アルキル基)で 表わされる蛍光物質を反応し、 一般式() [ただし、Rは【式】(R1はC1〜 C4アルキル基)で表わされる蛍光物質残基] で表わされるエストラジオール誘導体を得、該誘
    導体と 一般式() XCH2COY () [ただし、Xはハロゲン又はOH,YはOH又
    はハロゲンを示す] で表わされる化合物を反応し、 一般式() [ただし、X,Rは前記のとおり] で表わされるエストラジオール誘導体を得、該誘
    導体と 一般式() [nは0,1,2又は3を示す] で表わされるアルキル化剤、その塩化物又はその
    塩を反応して得られる、 一般式() [ただしR,nは前記のとおり] で表わされる化合物の製造方法。 6 Rが5―ジメチルアミノナフタレン―1―ス
    ルフオニルであることを特徴とする特許請求の範
    囲第5項記載の製造方法。 7 式() [ただしエストラジオールは塩も含み、17の
    OHは17α又は17β] で表わされるエストラジオールと 一般式() XCH2COY () [ただし、Xはハロゲン又はOH,YはOH又
    はハロゲンを示す] で表わされる化合物 を反応し3位のエステルを加水分解後、 一般式() [ただし、Xは前記のとおり] で表わされるエストラジオール誘導体を得、該誘
    導体と 一般式() [nは0,1,2又は3を示す] で表わされるアルキル化剤、その塩化物又はその
    塩を反応し、 一般式() で表わされる化合物を得、該化合物又はその塩と
    【式】(R1はC1〜C4アルキル基)で 表わされる蛍光物質を反応して得られる、 一般式() [ただしRは【式】(R1はC1〜C4 アルキル基)で表わされる蛍光物質残基、nは前
    記のとおり] で表わされる化合物の製造方法。 8 Rが5―ジメチルアミノナフタレン―1―ス
    ルフオニルであることを特徴とする特許請求の範
    囲第7項記載の製造方法。 9 一般式() [ただしn=0,1,2又は3、Rは
    【式】(R1はC1〜C4アルキル基)で 表わされる蛍光物質残基] で表わされる化合物を含有することを特徴とする
    抗腫瘍剤。 10 Rが5―ジメチルアミノナフタレン―1―
    スルフオニルであることを特徴とする特許請求の
    範囲第9項記載の抗腫瘍剤。 11 エストラジオールはエストラジオール17β
    であることを特徴とする特許請求の範囲第9項又
    は第10項記載の抗腫瘍剤。 12 エストラジオールはエストラジオール17α
    であることを特徴とする特許請求の範囲第9項又
    は第10項記載の抗腫瘍剤。 13 一般式() [ただしn=0,1,2又は3、Rは
    【式】(R1はC1〜C4アルキル基)で 表わされる蛍光物質残基] で表わされる化合物を含有することを特徴とする
    細胞識別剤。 14 Rが5―ジメチルアミノナフタレン―1―
    スルフオニルであることを特徴とする特許請求の
    範囲第13項記載の細胞識別剤。 15 エストラジオールはエストラジオール17β
    であることを特徴とする特許請求の範囲第13項
    又は第14項記載の細胞識別剤。 16 エストラジオールはエストラジオール17α
    であることを特徴とする特許請求の範囲第13項
    又は第14項記載の細胞識別剤。
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