JPH03106896A - 30位置換グリチルリチン誘導体及びそれを膜形成成分とするリポソーム製剤 - Google Patents

30位置換グリチルリチン誘導体及びそれを膜形成成分とするリポソーム製剤

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JPH03106896A
JPH03106896A JP1244256A JP24425689A JPH03106896A JP H03106896 A JPH03106896 A JP H03106896A JP 1244256 A JP1244256 A JP 1244256A JP 24425689 A JP24425689 A JP 24425689A JP H03106896 A JPH03106896 A JP H03106896A
Authority
JP
Japan
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glycyrrhizin
substituted
liposomes
liposome preparation
liposome
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Pending
Application number
JP1244256A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kiwada
弘志 際田
Hideki Tsuji
辻 秀樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication of JPH03106896A publication Critical patent/JPH03106896A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はWr規な30位置換グリチルリチン誘導体及び
それを膜形戊戊分とするリポソーム製剤に関する.特に
本発明は肝臓をターデットとする薬物を取り込むための
リポソームに関する.(従米の技術) リポソームは、脂質を水又は薬物水溶液中に懸濁させた
際に形虞される脂質2分子膜より或る閉鎖小胞であり、
その内部水相や脂質2分子膜中に種々の薬物を保持でき
ること、構威脂質が生体内で分解可能で毒性が低いこと
から、近年薬物運搬体としての利用が種々試みられてい
る.その特徴としては、体内動態改善によるl1j作用
の低減、不安定薬物の安定化、徐放化、更に薬物を標的
部位へ直接到達させるための担体としても注目されてお
り、医学領域での研究が盛んである.従米リポソーム形
戒に用いられている脂質は、ホス77チノルコリン“な
どのリン##質が一般的であり、コレステロールや種々
の荷電脂質も用いられている.しかし、これらの脂質を
膜虞分とするリポソームは、(1)目的組織への薬物到
達性の点において未だ不十分である、(2)その内部に
保持する薬物の量に限界がある、(3)血中で不安定で
崩壊する等の問題点があり、現在までのところ実用化さ
れるには至っていない. 一方、グリチルリチン自体は種々の生物活性を有し、臨
床的にウイルス性肝炎等の肝疾患の治療剤として汎用さ
れでおり、又最近ではエイズ治療剤としての有用性も認
められている薬物である.その投与後のaIs分布は投
与ルートにより相異するが、肝臓、皮膚、血漿等に比較
的多いことは知られている( Chem.Pharm.
Bull, vol.32 3734〜3738(19
84) ] .又、投与量の約80%は胆汁排泄すると
言われており、グリチルリチン自体の肝臓親和性は実測
値よりもかなり高いことが予想される( J .Phi
r+s.Sci, VOI,75 672−675(1
986) ] ,(発明が解決しようとする課題) 本発明は目的とする組織に親和性を有する化合物でリボ
ンーム表面を修飾し、H的岨練へ薬物を選択的に到達さ
せ、蓄積することの可能なリポソーム製剤を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は下記一般式(1)で表わされる30位置換グリ
チルリチン誘導体、及び該グリチルリチン講導体を膜形
或戊分の一戊分とするリポソーム製剤に係る. (式中Rは炭素数l2〜18/) 7ルキル基、XはO
又はN Hを示す) 尚、30位アルキル置換グリチルリチンは30−メチル
グリチルリチンが、ケミカル・77−マシューテイカル
・プリチン(Chem.Pharv,Bull. )V
OI,28 3078〜3086(1980)にて公知
であるが、本発明の30位置換グリチルリチン誘導体は
従来全く文献に記載のない新規化合物である. 本発明者らは、以前より目的組織へ薬物を選択的に到達
させ、蓄積させる、リン脂質等に代わる脂質を探索し、
ドラッグキャリアへの応用を検討してきたが、今般、グ
リチルリチンの肝llN親和性に着目し、これをリポソ
ーム膜に組み込むことを考案した。即ち視脂質性誘導体
である30位置換グリチルリチン誘導体を合威し、この
化合物をリボンームの脂質膜に組み込むことにより、通
常のリボンームに比べて、肝臓に対する顕著な選択的蓄
積性を有することを見出し、本発明を完虞した.上記一
般式<1)においてRで示される炭素数12〜18のア
ルキル基としては、ドデシル基、トリデンル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
ンル基、オクタデシル基等が挙げられる.上記一般式(
1)で示される化合物のうち好ましい化合物としては、
30−ステアリルグリチルリチン(G L O S t
)、N−ステ7リルー30−グリチルリチナミド(GL
NHSt)が挙げられる。
本発明の30位置換グリチルリチン誘導体は、例えば、
下記反応工程式に従いl!!!することができる. (式中、R及びXは前記に同じ、R゜はメチル基又はベ
ンノル基を示す) く第1工程〉 一般式(II)のグリチルリチンの6゛及ぴ6″のカル
ボン酸基を適当な保護基で置換する必要があるため、一
般式(II)のグリチルリチンを適当な溶媒中で塩基の
存在下又は不存在下にメチル化剤と反応させるか、或い
は適当な溶媒中でベンノルアルコールの反応性誘導体と
反応させることにより、一般式(I[I)の6゛,6”
一ノ置換グリチルリチンを得る。メチル化剤としては、
ジアゾメタン、トリメチルシリルジ7ゾメタン、ヨード
メタン、硫酸ノメチル等が挙げられる。但し、ヨードメ
タン、硫酸ジメチルは塩基の存在下に用いるのが良い.
べ冫ジルアルコールの反応性誘導体としては、ベンジル
アルコールとノアルキルカルボノイミドとの反応生威物
であるO−ベンジルーN,N’一ジアルキルイソウレ7
等が望ましい.溶媒としては反応に関与しないものであ
れば特に制限はなく、例えばN.N−ノメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、エーテル、テトラヒドロ
7ラン、ベンゼン、メタノール等の各種有機溶媒を単独
で又は2種以上混合して使用できる。塩基としては、例
えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムメトキシド等のアルカリ金属アルコキサイド、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸
化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属
炭酸塩等が使用できる。
反応の割合はグリチルリチンに対しメチル化剤又はベン
ノルアルコールの反応性誘導体を1.5〜2.5倍モル
当量用いるのが好ましく、メチル化剤又はベンジルアル
コールの反応性誘導体を過剰量用いた場合、6゛,6”
,30−}り置換グリチルリチンが多く生威されるため
適当ではない.又、反応温度は100℃以下、通常は室
温で行われる。得られた反応生威物はいくつかの副生成
物を含むため、カラムクロマトグラ7イー等により精製
するのが好ましい. く弟2工程〉 得られた一般式(1)の6゜,6”一ジ置換グリチルリ
チンを適当な溶媒中で、一般式(IV)で表わされる高
級アルコールの反応性誘導体と反応させるか又は縮合剤
の存在下に一般式(V)で表わされる高級アミンと反応
させることにより、一般式(VI)で表わされる化合物
を得る。溶媒としては反応に関与しないものであれば特
に制限はなく、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、
酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、ノオキサン、テトラ
ヒド口7ラン等の各種有機溶剤を単独又は2種以上混合
して使用できる。高級7ルフールの反応性講導体として
は、高級アルコール(■)とノアルキルカルポジイミド
との反応生戊物である〇一高級アルキルーN,N゛−ノ
アルキルイソウレ7等が望ましい。縮合剤としてはジエ
チルリン酸冫アニド、ジ7エニルリン酸アンド等を用い
るのが有利である.反応の割合は一般式(III)で表
わされる化合物に対し一般式(rV)及び一般式(V)
の化合物を1〜2倍モル当量用いるのが好ましい。又、
反応温度は100℃以下で行うのが望ましい. 〈$3工程〉 得られた一般式(Vl)で表わされる化合物を常法に従
って脱保護することにより一般式(1)で表わされる本
発明の化合物を得る.例えば、保護基がメチル基の場合
は水酸化カリウムーメタノール溶液中で撹拌するケン化
により、べ冫ノル基の場合はパラジウム触媒等の存在下
に接触還元する加水素分解により行われる. 尚、第1工程の最初に常法により7セチル化し、糖鎖上
の水酸基を保護すれば、ベンノルアルコール及び一般式
(IV)で表わされる高級アルコールは予め反応性誘導
体に導かな《とも、それ自体を脱水触媒下で反応させる
ことも可能である.これらの方法によって得られた化合
物(1)は濃縮、枦過、再結晶、各種クロマトグラ7イ
ー等の通常当分野で用いられる手段により単離、精製さ
れる。
一方、本発明のリポソーム製剤は上記一般式(1)で表
わされる30位置換グリチルリチン誘導体を膜形或或分
の一成分として含有する.リポソームはそのW4造から
大きく分類すると多重膜リポソーム(MLV,  mu
ltilamellarvesieles)、小さな一
枚膜リポソーム(S U V ,small  uni
lm+*ellar  vesieles)や大きな一
枚膜リポソーム(L U V t  larFIe  
unilasellarvesicles)がある.本
発明のリポソームはいずれの構造にすることも可能であ
る. 本発明のリポソームにおいて使用される他の膜形或威分
としては、ホス7アチジルコリン、ホス7アチジルエタ
/−ル7ミン、ホス7アチジルセリン、ホス7アチジル
イノシトール、リゾホス7アチジルコリン、ス7インゴ
ミエリン、卵黄レシチン、大豆レシチン等の天然もしく
は合戊のリン脂質又は水素添加リン脂質、グリセロ糖脂
質、ノアルキル型合成界面活性剤等の1種又は2種以上
の混合系が挙げられる. 本発明のリポソームはコレステロールやコレスタン等の
ステロールを膜安定化剤として含ませ、膜形虞虞分1部
に対し、0〜2部の範囲内、特に膜形威虞分に対し、ほ
ぼ同量添加するのが有利である. 一方、30位置換グリチルリチン誘導体は上記リン脂質
等の膜形戊或分に対して必要量を、好ましくは1%〜5
0%(./.)含有させるのが望ましい.30位置換グ
リチルリチン誘導体が少ない場合、ノセチルホス7エー
ト、ホス7アチジン酸、〃冫グリオシド等の荷電脂質を
加えるのが有利である。
尚、本発明のリポソームには脂質過酸化を防ぐ目的でビ
タミンEのトコ7エロール類等の抗酸化剤を添加しても
よい. 本発明のリポソームの調製法には待に限定はなく、これ
まで知られている種々の方法が利用できる. 例えば、30位置換グリチルリチン誘導体、リン脂質等
の他の膜形戒威分、膜安定化剤、必要であれば荷電m質
、その他の親脂質性添加物及び脂質2分子膜中に保持さ
れる親脂質性の薬物である場合には該薬物を、クロロホ
ルム、エタノール等の有機溶媒に溶解し、溶媒を減圧留
去して薄膜を形處させ、これに親水性薬物の場合は該薬
物を加えた水溶液、好ましくはatIii液を加え、得
られた混液を攪拌振とうし、必要であれば超音波照射し
、懸濁液となし、次いで未封入薬剤を透析、デル枦過あ
るいは遠心分離等により除去して、リポソーム製剤とす
ることができる. 本発明のリポソームに保持させる薬剤としては、llF
ilにW積することにより薬理効果を高めることが可能
な薬剤、特にグルタチオン、メチオニン、プロトボル7
イリンナトリウム、アスパラギン酸塩、D−ベニシラミ
ン、グルココルチコイド、N一アセチルシステイン、イ
ンター7エロン等の肝臓疾患治療剤、EDTA,ジエチ
レントリ7ミン五酢酸(D T P A )、デ7エロ
キサミン等の解毒剤、トリブシン、セラベブターゼ、プ
aナーゼ、塩化リゾチーム、グルコアミラーゼ、コラデ
ナーゼ、カタラーゼ、メタロチオネイン、スーパーオキ
サイドノスムターゼ等の酵素剤、ノデオキシチミノン、
アデニンアラビノサイド(A ra− A )’lの抗
ウイルス剤等が好ましい, このリポソームMMはその*ま注射剤等の使用に供する
ことができる。或いは生埋食塩水等で洗浄後、必要によ
り凍結乾燥し、種々の製剤形態、例えば、経口剤、経皮
剤として使用することも可能である. 更に、本発明のリボゾーム製剤は、グリチルリチン自体
が持つ種々の薬埋作用を発揮することも期待される.例
えば、ウイルス性肝炎等肝疾患の治療剤、エイズ治療剤
、免疫賦活剤などとして利用できる.この場合、本リポ
ソーム製剤に保持させる薬剤としては、グリチルリチン
との相加的或いは相乗的薬理効果を発揮しうる薬剤が好
適である. (実 施 例) 以下に参考例、実施例、実験例を挙げて説明する. 参考例16゜,6″一ノベンジルグリチルリチン(GL
−2Bn)の合威 CIue(Phar(Bull. vol.31  1
866−1873(1983)に記載の方法に準じて6
゛,6″′一ノペンジルグリチルリチン(GL−28n
)を合威した.ベンジルアルコール108g (1,0
曽of)及びクシクロヘキシルカルボノイミド(D C
 C ) 206g (1,Omol)を60℃の温浴
中に均一に溶解させた後、触媒量の塩化第一銅を加え、
IRでノイミドの吸収帯が確認されなくなるまで撹袢し
た.次に反応液をヘキサン200−に溶解させ、中性ア
ルミナ力ラムに付して塩化第一銅を除去した後、ヘキサ
ンを減圧留去し、O−ベンノルーN,N’−7シクロヘ
キンルイソウレアを300g得た。
次1ニグリチルリチン30.3g (37msol)を
60曽lのN,N−ノメチルホルムアミド(D M F
 ’)に溶解させた後、水冷下にO−ベンジルーN,N
’−ジシクロヘキシルイソウレア23.2g(74輪曽
01)のDMF溶液40−をゆっくりと滴下し、一昼夜
撹拌した.析出した白色沈澱を枦過し、枦液を減圧濃縮
し、黄褐色物質を得た.これをシリカデルカラムクロマ
トグラ7イー(溶出?lk: クロロホルムーメタノー
ル系)で単離、精製を行い、6’,6″一ジベンジルグ
リチルリチン(GL−2Bn)の白色固体を10.3.
得た(収率27.8%).融点176〜178℃.実施
例1  30−ステアリルグリチルリチン(GLOSt
)の合威 ステアリルアルコール1.71g (6.3mmol)
及びDC C I.24[+ (6.01111101
)を85℃の油浴中で融解、均一混合した後、そのまま
の温度で触媒量の塩化第一銅を加え、TRでノイミドの
吸収帯が確認されなくなるまで攪拌した. 次に、参考例1で得たG L − 2 Bn 4.OO
g(4.0i+sol)のDMF溶液20一を反応液中
に加えて85℃の油洛中で4時間攪件した。この反応液
に酢酸エチル20一を加えて混合し、析出した白色沈澱
を枦別し、枦液を濃縮乾固し、暗緑色の生戊物を得た。
これをシリカデルなラムクロマトグラ74−1出[: 
クロロホルム−7タ/−ル系)テ単離、精製を行い、3
0−ステ7リル−6゛,6”一ノベンジルグリチルリチ
ン(GLOSt−2Bn)の白色固体を2.9g得た(
収率57%).’H−NMRスペクトル δ(CDCI3/CD,OD=1/1)1.28 ( 
brs=  一(C H z)n  )5.27(me
  φ一(型よー) 5.68(s,  }!−12) 7.38(m,   φ一) 次に二enG I− O S t − 2 Bn 1,
50g (1.2mmol)をプロビルアルコールー酢
酸エチル混合溶媒に溶解し、触媒としてPdlC約1g
を加え、水素ス流下、室温で加水素分解反応を行った。
反応終了後Pd/Cを自然枦過で枦別し、PMを濃縮乾
固し、3〇一ステアリルグリチルリチン(GLOSt)
の白色結晶を1.2g得た(収率99%). 赤外@収スペクトル(K B r)cm−3431(O
H),  2926,  2854((CH2)n)I
1729.  1661(C = 0 )7アーストア
トミツクボンバードメント質量スペクトル(FARMS
) m/z : 1097[M+Nal” 70S[M     C  I 28  1 70  
。1十’ H − N M Rスペクトル δ(CDCL/CD,OD=1/1) 1.27 ( brs=   (C H z)n− )
4.50(d+   J=7Hze   anoser
ic−H)4.63(d,   J  = 7  Hz
.   anoaerie− H )5.63(s, 
 I{−12) 13C − N M Rスペクトル δ(CDCI3/CD,OD=4/3)201,7, 
 177,5,  172.3,  172,0,  
171,1,128.6,  104.7,  104
,3,  90,3,  82,3,76.4,  7
6,0,  75,8,  75,0,  75.0,
  72,0,65,1,  62,3,  55,8
,  48.9,  46,0,  44,5,43,
8,  41.5,  39,8.  39,6,  
38,2,  37,2,33,2,  32.3, 
 32.2,  31,5,  30,0,  30,
0,29,9,  29,7.  29,5,  29
,1,  28.9,  28,6,27,8,  2
6,9,  26,8,  28,4,  26.3,
  23,6,23,0,  19.0,  17,7
,  16,6,  16,3,  14.2実施例2
 N−ステアリルー30−グリチルリチナミド(GLN
HSt)の合成 参考例1で得たG L − 2 Bn 4,OOg (
4.Ownol)、ステアリルアミン 1,6111 
(6,O−siol)及びI’)MF100mlを加え
て溶解し、次に氷水浴中で撹件しながら、テトラエチル
アンモニウム0.83ml(6.0?一01)、ノエチ
ノレリン酸ンアニド0.98g (6.0一一01)を
順次滴下し、室温で1夜撹袢した.反応液に酢酸エチル
約1lを加えて希釈し、10%クエン酸、5%炭酸水素
ナトリウム、次いで飽和食塩水で順次洗浄し、芒硝で乾
燥後、溶媒を濃縮乾固し、白色固形物質を得た。これを
シリカデル力ラムクロマトグラ7イー(溶出液;クロロ
ホルムーメタノール系)で単離、精製を行い、6゜,6
”−ノベンノル−N−ステアリルー30−グリチルリチ
ナミド(G■、NHSt−2Bn)の白色固体を3.0
0g得た(収率60%)。
’H−NMRスペクトル δ(CDCI,/CD.OD=1/1)1.26 ( 
brsl    (c I{ x)n  ]5.20(
鎗,  φ一5=エ1j−■一一)5.60(s.  
H−12> 7.30(曽, φ一) 次にG L N H S L − 2 B n 2,5
g (2.0m−of)をエタノール50mNに溶解し
、触媒としてPd/C,約1gを加え、水素ス流下、室
温で加水素分解反応を行つた。反応終了後Pd/Cを自
然枦過で枦別し、枦液を濃縮乾固し、未精1tN−ステ
アリル−30−グリチルリチナミド(GLNHSt)の
白色固体1.9gを得た.このうち0.73gを逆相カ
ラムクロマトグラ7イー(O D S系、溶出液:メタ
ノールー2%酢酸水溶液系)で単離、精製を行い、N−
ステ7リルー30−グリチルリチナミド(G L N 
H S t)の白色固体を0.47g得た(収率57%
).融点:168℃(分解) 赤外吸収スペクトル(K B r)c1l3370(O
}I),2925−  2854((CH2)n),1
736.  1646(C = O )7アーストアト
ミツクボンパードメント質量スペクトル(FABMS) M/ 2 : 1074[M 十Hド 704[M − C I2}{ ,,O lffl”H
−NMRスペクトル δ(CDCI3/CD,OD=1/1)1.26 ( 
brs=  −(C H 2)n− )4.50(d,
  J = 7 Hz*  anomeric − H
 )4.61(d,  J=7Hz,  ano+ae
ric−H)5.65(sy  H−12) コC−NMRスペクトル δ(C[)Cl3/CD30D=1/】)201.8,
  177,4,  171,6,  171.5, 
 171,2,128,5,  105.2,  10
4,4,  90,2,  82.9,76,5,  
76.1,  76,0,  75,2,  75,0
,  72,0,71.9,  62.4,  55.
8.  48,7.  46.0,  44,0,43
,8.  41.8,  39,9,  39,8, 
 39.7,  38,0,37.3,  33.2,
  32.3,  32,2,  31.6,  30
,0,29,7,  29,5,  28.9,  2
7,8,  27,4.  26.8.26,3,  
23.6,  23,0,  19,0,  17,7
,  16.8,16.3,  14.2 実施例3  GLOSt含有リボンームの調製ナス型フ
ルペン中に水素添加卵黄レシチン(PC ) 73.7
mg <100μmol)、コレステロール( C b
 )40.7mg  (100μ−of)、 G L 
O  S t  27.1mg  (25μsol)及
びクロロホルム100−を加えて均一に溶解した後、エ
バボレイトし、ナス型フルペン内壁に半透明の膜を形威
させた.これに20μC;/III1の0.1mMイヌ
リンーリン酸緩衝液(pH7.4)5−を添加し、ポル
テツクスミキサー、超音波振とう器等を用い、撹拌、振
とうした。溶液が一様になった後、ブルーブ型超音波破
砕磯で1時間超音波照射し、SUV型リポソームを得た
.これを透析用セル(30nmボリカーボネート膜)に
入れ、リン酸緩衝液(pH7.4)で4日間透析し、未
封入イヌリンを除去した。
イヌリンの取り込み率は透析前後の放射活性を測定して
算出した,GLOStのリポソーム膜への包埋率は高速
液体クロマトグフ7イー(HPLC)法により[JV2
54n−で測定した。又、粒径はコールターN4<コー
ルターエレクトロニクス社gI)により測定した。
尚、対照としてGLOStの代りにリン酸ノセチル(D
 C P )13.9mg(25μsol)を添加した
ものを、上記と同様の方法で調製して測定を行った.結
果を第1表に示す。
第 1 表 トを放血致死させ、各臓器を摘出し、そこに残存する放
射活性を測定し、組織分布を投与量の百分率(%)で求
めた。結果を第2表に示す。
第 2 表 このことより、GLOStを組み込んだものでもSUV
型リポソームを形威していることが確認された。又、G
LOStはリポソーム膜中に定量的に包埋していること
が確認された. 実施例4 グルタチオン封入GLOSt含有リポソーム
のms! 上記実施例3においてイヌリンの代りにグルタチオンを
用い、同様の方法により、SUV型グルタチオン封入リ
ポソームを調製した. 実験例1 リボンームの臓器蓄積性 実施例3によって得られたリポソームをラットに静注し
、4時間後の血液及び尿を採取後、ラッGLOSt包埋
SUV型リポソームは肝臓に42.37%と対照のリポ
ソームの4倍以上、投与量の40%以上が蓄積し、従米
のリポソームよりも顕者な選択性を持って肝臓に蓄積す
ることが判明した. 尚、膵臓、肺及び腎臓には各リポソームとも殆ど蓄積し
ていない. 実験例2 リポソームの初代培養肝実質細胞による取り
込み量の測定 初代培養肝実質細胞は中村らの方法〔実験医学6  1
105〜1113(1988) )に準じて調製した.
lIIち、コラデナーゼかん流法に上り得たラット肝実
質細胞を、直径35mmのコラーデンコートしたデイシ
ュに10’cellずつ蒔き込み、24時間以上培養し
たものを用いた(全て無菌操作).これに上記リポソー
ム製剤を20μlずつ添加し、37℃、1時間インキュ
ベーF後、上溝を除去し、細胞内に残存する放射活性を
測定し、#It&内取り込み量(総脂質!/細胞タンパ
クji (nmol/ kg) )を算出した.結果を
第3表に示す。
PJ3  表 (発明の効果) 本発明の30位置換グリチルリチン誘導体包埋りボソー
ムは、臓器選択的蓄積性を示すことから、薬物の目的組
織到達性を改善するためのドラッグキャリアとして有用
である。特に、肝*M積性を目的とする薬剤を封入する
ためのリポソーム製剤として有用である. (以 上) 出 願 人  大鵬薬品工業株式会社 代 理 人  弁理士 田 村  巌 GLOSt包埋SUV型リポソームは対照のリポソーム
の4倍以上多く肝実質細胞に取り込まれていることが確
認された.このことから、invivoでの肝臓への取
り込みの差において、肝実質細胞の寄与が一つの要因で
あることが示唆された.手 続 補 正 書 7. 補正の内容 平或 2 羊10月 24日 (1) 明細書第25頁第9行

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは炭素数12〜18のアルキル基、XはO又は
    NHを示す)で表わされる30位置換グリチルリチン誘
    導体。
  2. (2)請求項1記載の30位置換グリチルリチン誘導体
    を膜形成成分の一成分とすることを特徴とするリボソー
    ム製剤。
JP1244256A 1989-09-19 1989-09-19 30位置換グリチルリチン誘導体及びそれを膜形成成分とするリポソーム製剤 Pending JPH03106896A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9028797B2 (en) 2010-02-26 2015-05-12 Nagasaki University Composite body for antigen or drug delivery

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