JP3035313B2 - ベナノマイシンa4▲′′′▼‐o‐硫酸エステルの塩類およびそれらの製造法 - Google Patents
ベナノマイシンa4▲′′′▼‐o‐硫酸エステルの塩類およびそれらの製造法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新しい抗かび性抗HIV性抗生物質、ベナノマ
イシンA 4−O−硫酸エステル及びその塩類ならび
にそれらの製造法に関する。
イシンA 4−O−硫酸エステル及びその塩類ならび
にそれらの製造法に関する。
本発明による新規化合物としての抗かび性抗ウイルス
性抗生物質ベナノマイシンA 4−O−硫酸エステル
及びその塩類と構造上の特徴が類似する化合物としてベ
ナノマイシンAおよびB(特開平1−121293号;特許第
2592468号)あるいはプラジマイシン(Okiら、ジャーナ
ル・オブ・アンチビオチクス、41巻、1701〜1704頁、19
88年)などが知られている。しかし本発明による抗かび
性抗ウイルス性抗生物質ベナノマイシンA 4−O−
硫酸エステル及びその塩類は構造上これらの既知の物質
とは明確に区別される。
性抗生物質ベナノマイシンA 4−O−硫酸エステル
及びその塩類と構造上の特徴が類似する化合物としてベ
ナノマイシンAおよびB(特開平1−121293号;特許第
2592468号)あるいはプラジマイシン(Okiら、ジャーナ
ル・オブ・アンチビオチクス、41巻、1701〜1704頁、19
88年)などが知られている。しかし本発明による抗かび
性抗ウイルス性抗生物質ベナノマイシンA 4−O−
硫酸エステル及びその塩類は構造上これらの既知の物質
とは明確に区別される。
従来、微生物が生産する多くの抗生物質が知られてい
るが、毒性が低く、優れた効果を示す抗かび性抗生物質
は少なく真菌に起因する各種感染症の治療において、新
しい抗かび性抗生物質の出現が要望されている。さらに
ヒト後天性免疫不全症候群ウイルス(以下、HIVと略
す)の感染によるヒト後天性免疫不全症候群(以下、エ
イズと略す)に対する治療薬も、未だ満足するものでは
なく、現在、毒性が低く水溶性を有しHIV不活性化活性
の強い新しい薬剤を提供することが要望されている。
るが、毒性が低く、優れた効果を示す抗かび性抗生物質
は少なく真菌に起因する各種感染症の治療において、新
しい抗かび性抗生物質の出現が要望されている。さらに
ヒト後天性免疫不全症候群ウイルス(以下、HIVと略
す)の感染によるヒト後天性免疫不全症候群(以下、エ
イズと略す)に対する治療薬も、未だ満足するものでは
なく、現在、毒性が低く水溶性を有しHIV不活性化活性
の強い新しい薬剤を提供することが要望されている。
本発明者らは、先に抗かび活性ならびに抗HIV活性を
有する抗生物質ベナノマイシンAおよびベナノマイシン
Bおよびその製造法ならびにその抗HIV剤組成物〔特開
平1−121293号および特開平2−56432号(平成2年2
月26日公開)参照〕について発明した。更に、ベナノマ
イシンAおよびBの誘導体であるデキシロシルベナノマ
イシンA(特願平2−254218号;特開平3−187391
号)、デキシロシルベナノマイシンB(特開平1−1686
94号:特許第2512050号)ならびにN−アセチルベナノ
マイシンB(特願平1−4701号;特開平2−188597号;
特許第2643404号)を創製した。しかし、これらは水に
対する溶解性が必ずしも満足すべきものではなかった。
そこで本発明者らは次式(II) で表わされるベナノマイシンAの4位の水酸基を化学
的に硫酸エステル化することによりベナノマイシンAよ
り水溶性の高い抗かび性抗HIV性抗生物質ベナノマイシ
ンA 4−O−硫酸エステルまたはその塩類が得られ
ることを発見し、本発明を完成した。
有する抗生物質ベナノマイシンAおよびベナノマイシン
Bおよびその製造法ならびにその抗HIV剤組成物〔特開
平1−121293号および特開平2−56432号(平成2年2
月26日公開)参照〕について発明した。更に、ベナノマ
イシンAおよびBの誘導体であるデキシロシルベナノマ
イシンA(特願平2−254218号;特開平3−187391
号)、デキシロシルベナノマイシンB(特開平1−1686
94号:特許第2512050号)ならびにN−アセチルベナノ
マイシンB(特願平1−4701号;特開平2−188597号;
特許第2643404号)を創製した。しかし、これらは水に
対する溶解性が必ずしも満足すべきものではなかった。
そこで本発明者らは次式(II) で表わされるベナノマイシンAの4位の水酸基を化学
的に硫酸エステル化することによりベナノマイシンAよ
り水溶性の高い抗かび性抗HIV性抗生物質ベナノマイシ
ンA 4−O−硫酸エステルまたはその塩類が得られ
ることを発見し、本発明を完成した。
すなわち本発明の目的は、より水溶性の高い新規な抗
かび性抗HIV性抗生物質ベナノマイシンA 4−O−
硫酸エステルまたはその塩類、ならびにそれらの製造法
を提供することにある。
かび性抗HIV性抗生物質ベナノマイシンA 4−O−
硫酸エステルまたはその塩類、ならびにそれらの製造法
を提供することにある。
第一の本発明は、一般式(I) 〔式中、M1は製薬学的に許容できる一価のアルカリ金属
または二価のアルカリ土類金属または水素を表わし、A
はトリ−低級アルキルアミン、ジシクロアルキル−低級
アルキルアミンまたはピリジンである有機塩基を表わ
し、M1がアルキル金属またはアルカリ土類金属を表わす
時はnはゼロであり、またM1が水素を表わす時にはnは
1またはゼロであり、M2は水素またはアルカリ金属また
アルカリ土類金属を表わす〕で示される新規な抗かび性
抗HIV性抗生物質ベナノマイシンA 4−O−硫酸エ
ステル及びその塩類に関する。
または二価のアルカリ土類金属または水素を表わし、A
はトリ−低級アルキルアミン、ジシクロアルキル−低級
アルキルアミンまたはピリジンである有機塩基を表わ
し、M1がアルキル金属またはアルカリ土類金属を表わす
時はnはゼロであり、またM1が水素を表わす時にはnは
1またはゼロであり、M2は水素またはアルカリ金属また
アルカリ土類金属を表わす〕で示される新規な抗かび性
抗HIV性抗生物質ベナノマイシンA 4−O−硫酸エ
ステル及びその塩類に関する。
更に詳しくは、一般式(I)の本発明化合物におい
て、M1及びM2はナトリウム、カリウム、リチウムなどの
アルカリ金属あるいはカルシウム、マグネシウムなどの
アルカリ土類金属あるいは水素であることができ、また
Aはトリエチルアミン、トリメチルアミンの如きトリ
(低級)アルキルアミン、またはジシクロヘキシルエチ
ルアミン の如きジシクロアルキル−(低級)アルキル
アミン、あるいはピリジンである有機塩基を表す。
て、M1及びM2はナトリウム、カリウム、リチウムなどの
アルカリ金属あるいはカルシウム、マグネシウムなどの
アルカリ土類金属あるいは水素であることができ、また
Aはトリエチルアミン、トリメチルアミンの如きトリ
(低級)アルキルアミン、またはジシクロヘキシルエチ
ルアミン の如きジシクロアルキル−(低級)アルキル
アミン、あるいはピリジンである有機塩基を表す。
ベナノマイシンA 4−O−硫酸エステルの塩は下
記の特性を有する。
記の特性を有する。
1.ベナノマイシンA 4−O−硫酸エステルの塩の理
化学的性状。
化学的性状。
a)1ピリジン塩(M1=M2=H,n=1,A=ピリジン) (1)色および形状:暗赤色粉末 (2)分子式:C39H40NO22S・C5H6N (3)マススペクトル(FABMS):m/z908(M+H)+ m/z906(M−H)− (4)融点:172−178℃(分解) (5)紫外部および可視部吸収スペクトル(水溶液、λ
maxnm):237,249(sh),255(sh),263(sh),286 (6)赤外部吸収スペクトル(KBr,cm1):3430,2340,17
25,1625,1495,1450,1397,1340,1300,1255,1235,1160,10
60,1040,980 (7)1H NMRスペクトル(400MHz,DMSO−d6,δppm):1.
10(3H),1.31(3H),2.31(3H),3.1−3.2(2H),3.31
(1H),3.54(1H),3.59(1H),3.60(1H),3.70(1
H),3.92(1H),3.93(3H),3.96(1H),4.39(1H),4.
43(1H),4.50(1H),4.51(1H),4.56(1H),4.64(1
H),6.92(1H),7.18(1H),7.27(1H),8.03(2H),8.
06(1H),8.56(1H+1H),8.91(2H),12.80(1H) (8)13C NMRスペクトル(100MHz,DMSO−d6,δppm):1
6.4,16.9,19.2,47.9,56.5,63.5,69.8,70.2,70.3,71.8,7
3.8,74.4,74.4,81.6,83.2,104.5,105.1,106.9,107.7,11
0.1,113.5,113.6,115.6,125.6,127.0,127.6,131.4,134.
3,137.4,138.1,142.7,145.6,147.8,151.0,156.9,164.8,
166.0,167.0,174.1,185.0,187.6 b)2ナトリウム塩(M1=M2=Na,n=0) (1)色および形状:暗赤色粉末 (2)分子式:C39H39NO22S・2Na (3)融点:231−235℃(分解) (4)1H NMRスペクトル(400MHz,DMSO−d6,δppm):1.
00(3H),1.31(3H),2.27(3H),3.17(2H),−3.3
(1H),3.54(1H),3.58(1H),3.60(1H),3.71(1
H),3.91(3H),3.94(2H),4.36(1H),4.40(1H),4.
43(1H),4.45(1H),4.56(1H),4.63(1H),5.16(2
H),5.71(1H),5.86(1H),6.75(1H),6.98(1H),7.
16(1H),7.79(1H),8.56(1H),13.12(1H) ベナノマイシンA 4−O−硫酸エステルの塩類の
水に対する溶解性はベナノマイシンA 4−O−硫酸
エステル2ナトリウム塩で100mg/m以上である。
maxnm):237,249(sh),255(sh),263(sh),286 (6)赤外部吸収スペクトル(KBr,cm1):3430,2340,17
25,1625,1495,1450,1397,1340,1300,1255,1235,1160,10
60,1040,980 (7)1H NMRスペクトル(400MHz,DMSO−d6,δppm):1.
10(3H),1.31(3H),2.31(3H),3.1−3.2(2H),3.31
(1H),3.54(1H),3.59(1H),3.60(1H),3.70(1
H),3.92(1H),3.93(3H),3.96(1H),4.39(1H),4.
43(1H),4.50(1H),4.51(1H),4.56(1H),4.64(1
H),6.92(1H),7.18(1H),7.27(1H),8.03(2H),8.
06(1H),8.56(1H+1H),8.91(2H),12.80(1H) (8)13C NMRスペクトル(100MHz,DMSO−d6,δppm):1
6.4,16.9,19.2,47.9,56.5,63.5,69.8,70.2,70.3,71.8,7
3.8,74.4,74.4,81.6,83.2,104.5,105.1,106.9,107.7,11
0.1,113.5,113.6,115.6,125.6,127.0,127.6,131.4,134.
3,137.4,138.1,142.7,145.6,147.8,151.0,156.9,164.8,
166.0,167.0,174.1,185.0,187.6 b)2ナトリウム塩(M1=M2=Na,n=0) (1)色および形状:暗赤色粉末 (2)分子式:C39H39NO22S・2Na (3)融点:231−235℃(分解) (4)1H NMRスペクトル(400MHz,DMSO−d6,δppm):1.
00(3H),1.31(3H),2.27(3H),3.17(2H),−3.3
(1H),3.54(1H),3.58(1H),3.60(1H),3.71(1
H),3.91(3H),3.94(2H),4.36(1H),4.40(1H),4.
43(1H),4.45(1H),4.56(1H),4.63(1H),5.16(2
H),5.71(1H),5.86(1H),6.75(1H),6.98(1H),7.
16(1H),7.79(1H),8.56(1H),13.12(1H) ベナノマイシンA 4−O−硫酸エステルの塩類の
水に対する溶解性はベナノマイシンA 4−O−硫酸
エステル2ナトリウム塩で100mg/m以上である。
2.ベナノマイシンA 4−O−硫酸エステルの塩の抗
かび活性 ベナノマイシンA 4−O−硫酸エステルピリジン
塩の抗かび活性を、標準の倍数希釈法で測定した各種か
びに対する最小発育阻止濃度(MIC、μg/m)を第1表
に示す。
かび活性 ベナノマイシンA 4−O−硫酸エステルピリジン
塩の抗かび活性を、標準の倍数希釈法で測定した各種か
びに対する最小発育阻止濃度(MIC、μg/m)を第1表
に示す。
3.ベナノマイシンA 4−O−硫酸エステルの塩の抗
HIV活性 試験法:24穴トレーのそれぞれにヒトのT細胞であるMT
−4細胞の約5万個/mを入れ、さらにベナノマイシン
A 4−O−硫酸エステルピリジン塩の一定量を含む
溶液100μを加え、37℃で5%(v/v)炭酸ガス孵卵器
中にて2時間MT−4細胞を培養した後、HIVの103−104
感染単位を加え4日間培養した。培養液の一部をスライ
ドグラスに塗沫しアセトン固定をした後、間接蛍光抗体
法でHIVウイルス抗原の発現率を調べた。間接蛍光抗体
法の一次抗体にはエイズ患者の血清を用い、二次抗体に
はフルオレッセインイソチオシアネート(FITC)をラベ
ルした抗ヒトIgGを用いた。
HIV活性 試験法:24穴トレーのそれぞれにヒトのT細胞であるMT
−4細胞の約5万個/mを入れ、さらにベナノマイシン
A 4−O−硫酸エステルピリジン塩の一定量を含む
溶液100μを加え、37℃で5%(v/v)炭酸ガス孵卵器
中にて2時間MT−4細胞を培養した後、HIVの103−104
感染単位を加え4日間培養した。培養液の一部をスライ
ドグラスに塗沫しアセトン固定をした後、間接蛍光抗体
法でHIVウイルス抗原の発現率を調べた。間接蛍光抗体
法の一次抗体にはエイズ患者の血清を用い、二次抗体に
はフルオレッセインイソチオシアネート(FITC)をラベ
ルした抗ヒトIgGを用いた。
MT−4細胞に対する細胞毒性の測定は上記の抗HIV試
験法と同じ方法でウイルスを加えずに行なった。
験法と同じ方法でウイルスを加えずに行なった。
また、第一の本発明による一般式(I)の化合物は、
前記のベナノマイシンAと同要に、医薬製剤で慣用され
る製薬学的に許容できる担体と混和して医薬組成物にす
ることが当然できる。従って、第二の本発明において
は、前記の一般式(I)で示されるベナノマイシンA
4−O−硫酸エステルまたはその塩を有効成分として
含有し、また製薬学的に許容できる担体を含有する抗か
び剤組成物が提供される。
前記のベナノマイシンAと同要に、医薬製剤で慣用され
る製薬学的に許容できる担体と混和して医薬組成物にす
ることが当然できる。従って、第二の本発明において
は、前記の一般式(I)で示されるベナノマイシンA
4−O−硫酸エステルまたはその塩を有効成分として
含有し、また製薬学的に許容できる担体を含有する抗か
び剤組成物が提供される。
また、第三の本発明においては、前記の一般式(I)
で示されるベナノマイシンA 4−O−硫酸エステル
またはその塩を有効成分として含有し、また製薬学的に
許容できる担体を含有する抗HIV剤組成物が提供され
る。
で示されるベナノマイシンA 4−O−硫酸エステル
またはその塩を有効成分として含有し、また製薬学的に
許容できる担体を含有する抗HIV剤組成物が提供され
る。
第二および第三の本発明の組成物では、上記の担体と
は、水または生理食塩水であることができる。
は、水または生理食塩水であることができる。
さらにまた、第四の本発明においては、無保護のベナ
ノマイシンAを有機溶媒中で無水硫酸、あるいはトリ−
低級アルキルアミン、ジシクロアルキル−低級アルキル
アミンおよびピリジンから選ばれる有機塩基と無水硫酸
との複合体と1モル当量比またはそれよりやや過剰量比
で反応させ、これにより次式(I′) 〔式中、Aはトリ−低級アルキルアミン、ジシクロアル
キル−低級アルキルアミンまたはピリジンである有機塩
基を表わし、nは1またはゼロである〕で示されるベナ
ノマイシンAの4−O−硫酸エステル、あるいは該4
−O−硫酸エステルの有機塩基付加塩を生成し、次い
で、上記の式(I′)の化合物を水中で製薬学的に許容
できるアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、
水素炭酸塩または水酸化物と反応させることから成る、
次式(I″) 〔式中、M1aおよびM2aは各々が一価のアルカリ金属また
は二価のアルカリ土類金属を表わす〕で示されるベナノ
マイシンA 4−O−硫酸エステルの塩の製造方法が
提供される。原料のベナノマイシンAの製造は放線菌MH
193−16F4株(微工研菌寄第9529号よりブダペスト条約
の規定で移行された微工研条寄第2051号)の培養により
特開平1−121293号明細書に記載される方法により行わ
れるが、その製造例は後記の参考例1〜2に示す。
ノマイシンAを有機溶媒中で無水硫酸、あるいはトリ−
低級アルキルアミン、ジシクロアルキル−低級アルキル
アミンおよびピリジンから選ばれる有機塩基と無水硫酸
との複合体と1モル当量比またはそれよりやや過剰量比
で反応させ、これにより次式(I′) 〔式中、Aはトリ−低級アルキルアミン、ジシクロアル
キル−低級アルキルアミンまたはピリジンである有機塩
基を表わし、nは1またはゼロである〕で示されるベナ
ノマイシンAの4−O−硫酸エステル、あるいは該4
−O−硫酸エステルの有機塩基付加塩を生成し、次い
で、上記の式(I′)の化合物を水中で製薬学的に許容
できるアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、
水素炭酸塩または水酸化物と反応させることから成る、
次式(I″) 〔式中、M1aおよびM2aは各々が一価のアルカリ金属また
は二価のアルカリ土類金属を表わす〕で示されるベナノ
マイシンA 4−O−硫酸エステルの塩の製造方法が
提供される。原料のベナノマイシンAの製造は放線菌MH
193−16F4株(微工研菌寄第9529号よりブダペスト条約
の規定で移行された微工研条寄第2051号)の培養により
特開平1−121293号明細書に記載される方法により行わ
れるが、その製造例は後記の参考例1〜2に示す。
第四の本発明において、ベナノマイシンAからベナノ
マイシンAの4−O−硫酸エステルの塩を製造する方
法は、無水硫酸、あるいはそれと前記の有機塩基との複
合体を、有機溶媒中で、好ましくはピリジン中で無保護
のベナノマイシンAと反応させる工程を先ず行う。ベナ
ノマイシンAを無水硫酸と反応させる場合には、ベナノ
マイシンAの4−O−硫酸エステルが生成される。無
水硫酸(三酸化硫黄)と有機塩基との複合体を反応させ
る場合には、その複合体形成に用いる有機塩基は、トリ
(低級)アルキルアミン、ジシクロアルキル−(低級)
アルキルアミンまたはピリジンである。無保護のベナノ
マイシンAに対して無水硫酸とトリアルキルアミンまた
はピリジンとの複合体を1モル当量比またはそれのやや
過剰を反応させると、一般的には、ベナノマイシンAの
4−O−硫酸エステルの対応のトリアルキルアミン塩
またはピリジン塩が生成されるが、この反応を、ピリジ
ンを溶媒として用いて行うと、目的生成物はピリジン塩
の形で得られる。この反応生成物は、必要ならば、通常
用いられる2相混合溶媒による液−液分配クロマトグラ
フィーにより精製することができる。このクロマトグラ
フィー用の混合溶媒としては、ブタノール/水、ブタノ
ール/水/酢酸あるいはブタノール/水/ピリジンなど
が挙げられる。
マイシンAの4−O−硫酸エステルの塩を製造する方
法は、無水硫酸、あるいはそれと前記の有機塩基との複
合体を、有機溶媒中で、好ましくはピリジン中で無保護
のベナノマイシンAと反応させる工程を先ず行う。ベナ
ノマイシンAを無水硫酸と反応させる場合には、ベナノ
マイシンAの4−O−硫酸エステルが生成される。無
水硫酸(三酸化硫黄)と有機塩基との複合体を反応させ
る場合には、その複合体形成に用いる有機塩基は、トリ
(低級)アルキルアミン、ジシクロアルキル−(低級)
アルキルアミンまたはピリジンである。無保護のベナノ
マイシンAに対して無水硫酸とトリアルキルアミンまた
はピリジンとの複合体を1モル当量比またはそれのやや
過剰を反応させると、一般的には、ベナノマイシンAの
4−O−硫酸エステルの対応のトリアルキルアミン塩
またはピリジン塩が生成されるが、この反応を、ピリジ
ンを溶媒として用いて行うと、目的生成物はピリジン塩
の形で得られる。この反応生成物は、必要ならば、通常
用いられる2相混合溶媒による液−液分配クロマトグラ
フィーにより精製することができる。このクロマトグラ
フィー用の混合溶媒としては、ブタノール/水、ブタノ
ール/水/酢酸あるいはブタノール/水/ピリジンなど
が挙げられる。
上記の反応工程により得られたベナノマイシンAの4
−O−硫酸エステルのトリアルキルアミン塩またはピ
リジン塩は、これを次の工程において水中でアルカリ金
属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、水素炭酸塩または
水酸化物と反応させると、前記の式(I″)で示される
ところの、ベナノマイシンAの4−O−硫酸エステル
の対応するアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩を生
成できる。この金属塩は更に硫酸、塩酸などで処理する
と、塩の形でない4−O−硫酸エステルが生成され
る。
−O−硫酸エステルのトリアルキルアミン塩またはピ
リジン塩は、これを次の工程において水中でアルカリ金
属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、水素炭酸塩または
水酸化物と反応させると、前記の式(I″)で示される
ところの、ベナノマイシンAの4−O−硫酸エステル
の対応するアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩を生
成できる。この金属塩は更に硫酸、塩酸などで処理する
と、塩の形でない4−O−硫酸エステルが生成され
る。
以下に本発明の実施例と参考例を示すが、これらは単
なる例示であって本発明を限定するものではない。本発
明を逸脱しない範囲で種々の変形および修正が可能であ
ることは言うまでもない。
なる例示であって本発明を限定するものではない。本発
明を逸脱しない範囲で種々の変形および修正が可能であ
ることは言うまでもない。
実施例1 ベナノマイシンA 251mgを無水ピリジン5mに溶かし
三酸化硫黄トリメチルアミン複合体(SO3・NMe3)84mg
を加え、50℃にて2時間反応させた。反応液を減圧濃縮
して得られた残渣を再び含水ピリジンに溶かし減圧濃縮
した。この溶解−濃縮の操作を3回繰り返し、最後に得
られた固体を遠心向流分配クロマトグラフィー(CPC、
三鬼エンジニアリング株式会社製モデルNMF)にかけ
た。分配液としてブタノール/水/ピリジン(100/100/
2)を用い880mのセルにて移動層(上層)を1流出
した後反転溶出(下層)させ、得られた目的物を含む溶
出液を減圧下に濃縮乾固させることによりベナノマイシ
ンA 4−O−硫酸エステルの1ピリジン塩の60mgを
暗赤色粉末として得た。
三酸化硫黄トリメチルアミン複合体(SO3・NMe3)84mg
を加え、50℃にて2時間反応させた。反応液を減圧濃縮
して得られた残渣を再び含水ピリジンに溶かし減圧濃縮
した。この溶解−濃縮の操作を3回繰り返し、最後に得
られた固体を遠心向流分配クロマトグラフィー(CPC、
三鬼エンジニアリング株式会社製モデルNMF)にかけ
た。分配液としてブタノール/水/ピリジン(100/100/
2)を用い880mのセルにて移動層(上層)を1流出
した後反転溶出(下層)させ、得られた目的物を含む溶
出液を減圧下に濃縮乾固させることによりベナノマイシ
ンA 4−O−硫酸エステルの1ピリジン塩の60mgを
暗赤色粉末として得た。
実施例2 上記で得られたベナノマイシンA 4−O−硫酸エ
ステルのピリジン塩10.1mgを0.5m水に懸濁させ(一部
不溶部がある状態)てから炭酸ナトリウム1.1mgを加え
た。不溶物が無くなり完全に水溶液となる。この水溶液
を減圧下に濃縮乾固してベナノマイシンA 4−O−
硫酸エステルの2ナトリウム塩(サルフェート及びカル
ボキシレート)の10mgを暗赤色粉末として得た。
ステルのピリジン塩10.1mgを0.5m水に懸濁させ(一部
不溶部がある状態)てから炭酸ナトリウム1.1mgを加え
た。不溶物が無くなり完全に水溶液となる。この水溶液
を減圧下に濃縮乾固してベナノマイシンA 4−O−
硫酸エステルの2ナトリウム塩(サルフェート及びカル
ボキシレート)の10mgを暗赤色粉末として得た。
次に、原料のベナノマイシンAの製造例を参考例とし
て挙げる。
て挙げる。
参考例1 寒天斜面培地に培養した放線菌MH193−16F4株(微工
研条寄第2051号)をスターチ1.0%、大豆粉3.0%を含む
液体培地(500m容坂口フラスコ中80m、殺菌前pH7.
0)に接種し、28℃で3日間振盪培養(135rpm)して第
1種培養を得た。この種培養各3mを上記と同様の培地
に接種し、同様の条件で3日間振盪培養して第2種培養
を得た。この種培養2を120℃で15分間殺菌した上記
組成の培地50を含む100容培養槽に接種し、28℃で
2日間、通気量50/分、200rpmで通気撹拌培養して第
3種培養を得た。予め125℃で30分間殺菌したグリセリ
ン2.0%、エスサンミート1.5%、K2HPO4 0.0025%、KH2
PO4 0.1125%、CoCl2・6H2O 0.0005%、KM72 0.03%、
アデカノール0.01%からなる300の生産培地を含む570
容培養槽に前記第3種培養12を接種し、28℃で7日
間、培養初期24時間の通気量150/分、24時間以降300
/分、300rpmで通気撹拌培養した。培養終了後、濾過
助剤として珪藻土を加えて濾過し、濾液250(pH6.0)
を得た。
研条寄第2051号)をスターチ1.0%、大豆粉3.0%を含む
液体培地(500m容坂口フラスコ中80m、殺菌前pH7.
0)に接種し、28℃で3日間振盪培養(135rpm)して第
1種培養を得た。この種培養各3mを上記と同様の培地
に接種し、同様の条件で3日間振盪培養して第2種培養
を得た。この種培養2を120℃で15分間殺菌した上記
組成の培地50を含む100容培養槽に接種し、28℃で
2日間、通気量50/分、200rpmで通気撹拌培養して第
3種培養を得た。予め125℃で30分間殺菌したグリセリ
ン2.0%、エスサンミート1.5%、K2HPO4 0.0025%、KH2
PO4 0.1125%、CoCl2・6H2O 0.0005%、KM72 0.03%、
アデカノール0.01%からなる300の生産培地を含む570
容培養槽に前記第3種培養12を接種し、28℃で7日
間、培養初期24時間の通気量150/分、24時間以降300
/分、300rpmで通気撹拌培養した。培養終了後、濾過
助剤として珪藻土を加えて濾過し、濾液250(pH6.0)
を得た。
参考例2 参考例1で得られた培養濾液250をダイヤイオンHP
−20 15に吸着させ、水100および50%メタノール45
で洗浄後、活性物質を70%メタノール45、ついでメ
タノール90で溶出して第1分画(53)、第2分画
(38)および第3分画(27)を得た。活性物質を含
む第1分画を減圧下濃縮して3とし、稀塩酸を用いて
pHを3.5に調整すると、赤色沈澱が得られる。この沈澱
を濾取し、減圧下乾燥すると、主としてベナノマイシン
Aを含む褐色粗粉末152gが得られた。この粗粉末150gを
ジメチルホルムアミド600mに溶解し、デシケータ中で
室温3日間水蒸気を飽和させると、結晶性沈澱が析出し
た。この沈澱を濾取し、減圧下乾燥するとベナノマイシ
ンAジメチルホルムアミド・ソルベート29gが得られ
た。第2分画も第1分画と同様に処理し、ベナノマイシ
ンAジメチルホルムアミド・ソルベート14gを得た。
−20 15に吸着させ、水100および50%メタノール45
で洗浄後、活性物質を70%メタノール45、ついでメ
タノール90で溶出して第1分画(53)、第2分画
(38)および第3分画(27)を得た。活性物質を含
む第1分画を減圧下濃縮して3とし、稀塩酸を用いて
pHを3.5に調整すると、赤色沈澱が得られる。この沈澱
を濾取し、減圧下乾燥すると、主としてベナノマイシン
Aを含む褐色粗粉末152gが得られた。この粗粉末150gを
ジメチルホルムアミド600mに溶解し、デシケータ中で
室温3日間水蒸気を飽和させると、結晶性沈澱が析出し
た。この沈澱を濾取し、減圧下乾燥するとベナノマイシ
ンAジメチルホルムアミド・ソルベート29gが得られ
た。第2分画も第1分画と同様に処理し、ベナノマイシ
ンAジメチルホルムアミド・ソルベート14gを得た。
第1分画より得られたベナノマイシンAジメチルホル
ムアミド・ソルベート1gをジメチルスルホキシド(5m
)に溶解し、メタノール300m中に撹拌下滴下して、
さらに10分間撹拌すると、赤褐色沈澱が析出した。この
沈澱を濾取し、減圧下乾燥して純粋なベナノマイシンA
の赤褐色粉末935mgを得た。
ムアミド・ソルベート1gをジメチルスルホキシド(5m
)に溶解し、メタノール300m中に撹拌下滴下して、
さらに10分間撹拌すると、赤褐色沈澱が析出した。この
沈澱を濾取し、減圧下乾燥して純粋なベナノマイシンA
の赤褐色粉末935mgを得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−121293(JP,A) 特開 平1−261403(JP,A) 特公 平1−37398(JP,B2) 特公 昭56−14117(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07H 15/24 A61K 31/704 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(I) 〔式中、M1は製薬学的に許容できる一価のアルカリ金属
または二価のアルカリ土類金属または水素を表わし、A
はトリ−低級アルキルアミン、ジシクロアルキル−低級
アルキルアミンまたはピリジンである有機塩基を表わ
し、M1がアルキル金属またはアルカリ土類金属を表わす
時はnはゼロであり、またM1が水素を表す時にはnは1
またはゼロであり、M2は水素またはアルカリ金属または
アルカリ土類金属を表わす〕で示される、抗かび性、抗
HIV性抗生物質ベナノマイシンA 4−O−硫酸エス
テル及びその塩。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載される一般式
(I)で示されるベナノマイシンAの4−O−硫酸エ
ステルまたはその塩を有効成分として含有し、また製薬
学的に許容できる担体を含有する抗かび剤組成物。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載される一般式
(I)で示されるベナノマイシンAの4−O−硫酸エ
ステルまたはその塩を有効成分として含有し、また製薬
学的に許容できる担体を含有する抗HIV剤組成物。 - 【請求項4】無保護のベナノマイシンAを有機溶媒中で
無水硫酸、あるいはトリ−低級アルキルアミン、ジシク
ロアルキル−低級アルキルアミンおよびピリジンから選
ばれる有機塩基と無水硫酸との複合体と1モル当量比ま
たはそれよりやや過剰量比で反応させ、これにより次式
(I′) 〔式中、Aはトリ−低級アルキルアミン、ジシクロアル
キル−低級アルキルアミンまたはピリジンである有機塩
基を表わし、nは1またはゼロである〕で示されるベナ
ノマイシンAの4−O−硫酸エステル、あるいは該4
−O−硫酸エステルの有機塩基付加塩を生成し、次い
で、上記の式(I′)の化合物を水中で製薬学的に許容
できるアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、
水素炭酸塩または水酸化物と反応させることから成る、
次式(I″) 〔式中、M1aおよびM2aは各々が一価のアルカリ金属また
は二価のアルカリ土類金属を表わす〕で示されるベナノ
マイシンA 4−O−硫酸エステルの塩の製造法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2061254A JP3035313B2 (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | ベナノマイシンa4▲′′′▼‐o‐硫酸エステルの塩類およびそれらの製造法 |
US07/545,696 US5091371A (en) | 1990-03-14 | 1990-06-29 | Antifungal and antiviral antibiotic, benanomicin A 4"'-O-sulfate or its salt, and the production and uses thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2061254A JP3035313B2 (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | ベナノマイシンa4▲′′′▼‐o‐硫酸エステルの塩類およびそれらの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03264598A JPH03264598A (ja) | 1991-11-25 |
JP3035313B2 true JP3035313B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=13165916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2061254A Expired - Lifetime JP3035313B2 (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | ベナノマイシンa4▲′′′▼‐o‐硫酸エステルの塩類およびそれらの製造法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5091371A (ja) |
JP (1) | JP3035313B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH684092A5 (de) * | 1992-04-21 | 1994-07-15 | Ciba Geigy Ag | Wasserlösliche Retinoide. |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4393055A (en) * | 1982-05-03 | 1983-07-12 | American Cyanamid Company | Hydroxyalkyl ether derivatives of rutin poly(H-)sulfate and method of use |
US4973673A (en) * | 1988-11-10 | 1990-11-27 | Bristol-Myers Company | Serine analogs of BU-3608 antibiotics |
-
1990
- 1990-03-14 JP JP2061254A patent/JP3035313B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1990-06-29 US US07/545,696 patent/US5091371A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03264598A (ja) | 1991-11-25 |
US5091371A (en) | 1992-02-25 |
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