JPH0155468B2 - - Google Patents

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JPH0155468B2
JPH0155468B2 JP60122898A JP12289885A JPH0155468B2 JP H0155468 B2 JPH0155468 B2 JP H0155468B2 JP 60122898 A JP60122898 A JP 60122898A JP 12289885 A JP12289885 A JP 12289885A JP H0155468 B2 JPH0155468 B2 JP H0155468B2
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pitch
musical tone
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slur
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JP60122898A
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Masatada Wachi
Atsumi Kato
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ポルタメントあるいはスラーのよ
うなピツチを漸次変化させる効果を実現する電子
楽器に関し、特に、ピツチと共に音色あるいは音
量その他の楽音要素を変化させるようにしたこと
に関し、更に詳しくは、音色あるいは音量等の楽
音要素の変化期間をピツチの変化期間とは独立に
設定するようにしたことに関する。
〔従来の技術〕
楽音のピツチを第1の鍵に対応する音高から第
2の鍵に対応する音高に滑らかに変化させる効果
はポルタメント又はスラー(以下この明細書では
スラーという)として従来より知られている。ス
ラーが付与される期間において、ピツチのみなら
ず音量レベルあるいは音色をも滑らかに変化させ
るようにすることにより、より一層自然な感じの
スラー効果を実現するようにすることが特開昭58
−65487号あるいは特開昭59−139095号において
示されている。
特開昭58−65487号では、ピツチの順次変化を
設定するためのスラークロツク信号に同期するク
ロツク信号によつて音量レベルの順次変化を設定
するようにしており、そのため、音量レベルが変
化する期間がピツチ変化期間に従属して決定され
てしまう。
特開昭59−139095号では、2系列の幾分異なる
音色の楽音信号を時間的に変化するレベル比率を
設定することにより音色の順次変化を実現するこ
とができ、その場合、時間的に変化するレベル比
率を設定するデータをピツチの順次変化を設定す
るためのスラースピードデータに基づき作成する
ようにしており、そのため、音色が変化する期間
がピツチ変化期間に従属して決定されてしまう。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のように、従来の技術では、スラーに対応
して可変制御される音色や音量の変化期間がピツ
チ変化期間つまりスラーの時間長に依存して決ま
つてしまう。しかし、自然楽器一般においては、
スラー演奏を行つたときに同時に生じる音色変化
や音量変化の時間長は、スラーの演奏時間長に依
存するというよりはむしろ楽器の種類(音色)や
音高により多く依存している。つまり、弦楽器や
管楽器の音高を決めている機構により多く依存し
てスラー演奏時の音色変化や音量変化が生じる。
勿論、スラー演奏時間長に対応して音色や音量の
変化時間長が変化することも無視できないが、上
述のようなスラー演奏時間長とは独立した要素に
よつて決定されることが重視されるべきである。
しかるに、上述の従来技術ではこのことが考慮さ
れていず、自然楽器により近いスラー効果を実現
するには不十分であつた。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
スラー演奏時にピツチ変化と共に付与される音色
あるいは音量等の楽音要素の変化の期間をピツチ
変化期間とは独立に設定することにより、より一
層自然なスラー効果を実現し得るようにすること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る電子楽器は、発生すべき楽音の
ピツチを第1の音のピツチから第2の音のピツチ
まで徐々に変化させるピツチ変化付与手段と、こ
のピツチ変化付与手段によつて制御されたピツチ
を持つ楽音信号の音色あるいは音量等の楽音要素
の少なくとも一つを、前記ピツチ変化付与手段に
よるピツチ変化付与開始に連動して、変化させる
楽音要素変化付与手段と、前記ピツチ変化付与手
段によつて付与すべきピツチ変化の期間を設定す
る第1の設定手段と、前記楽音要素変化付与手段
によつて付与すべき楽音要素変化の期間を前記第
1の設定手段による設定期間とは独立に説定する
第2の設定手段とを具えたことを特徴とする。
〔作用〕
ピツチ変化付与手段によつて付与すべきピツチ
変化の期間は第1の設定手段によつて設定され、
楽音要素変化付与手段によつて付与すべき楽音要
素変化の期間は第2の設定手段によつて設定され
る。第2の設定手段は第1の設定手段による設定
期間とは独立に楽音要素変化期間を設定する。従
つて、スラー演奏時にピツチ変化と共に付与され
る音色あるいは音量等の楽音要素の変化の期間
は、ピツチ変化期間に従属せず、それから全く独
立して定めることができる。
一実施例によれば、第1の設定手段は前記ピツ
チ変化期間を可変設定し得るものであり、これに
対して、第2の設定手段は前記楽音要素変化期間
を固定的に設定するものである。
別の実施例によれば、第2の設定手段は、発生
すべき楽音のピツチ、あるいは第1の音と第2の
音のピツチ差、あるいは選択された音色種類、あ
るいはこれらの適宜の組合せ、に応じて前記楽音
要素変化期間を可変設定するものである。
一実施例によれば、第2の設定手段は、時間的
に変化する制御信号の変化レートを設定すること
により、該制御信号によつて制御される楽音要素
の変化期間を実質的に設定するものである。
〔実施例〕
以下添付図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明しよう。
第1図は、単音電子楽器においてこの発明を適
用した一実施例を示すものである。押鍵検出回路
11は鍵盤10における鍵押圧、離鍵を検出し、
離鍵から押鍵に変化した鍵が有ればその鍵を表わ
すキーコードKCと共にキーオンイベント信号
KONEVを出力し、押鍵から離鍵に変化した鍵が
有ればそのキーコードKCと共にキーオンイベン
ト信号KOFEVを出力する。押鍵検出回路11の
出力はマイクロコンピユータ部12に与えられ
る。マイクロコンピユータ部12では鍵盤10で
複数鍵が押圧されている場合そのうち1鍵を発音
させるために選択する単音選択処理と、楽音制御
用の2チヤンネルが交互に利用されるように割当
てる処理とを実行する。マイクロコンピユータ部
12の出力はインタフエース13に与えられ、発
生すべき楽音のキーコードPKCとキーオン信号
KON、及び第1チヤンネルに割当てた鍵を示す
キーコードKCD1と第2チヤンネルに割当てた
鍵を示すキーコードKCD2、並びにスラー付与
を開始すべきことを示すスラーキーオンパルス
SKONPと第1チヤンネルと第2チヤンネルのど
ちらかの楽音信号をスラー付与前の楽音信号とす
るかを指示するチヤンネルフラツグ信号CHFLG
が該インタフエース13から出力される。
キーコードPKCの変化の一例が第3図aに示
されており、これに対応して第1図の各回路で発
生する信号の一例が、スラーを付与する場合につ
いては第3図bに、スラーを付与しない場合につ
いては第3図cに、夫々示されている。同図から
判るように、第1チヤンネルのキーコードKCD
1と第2チヤンネルのキーコードKCD2はキー
コードPKCの変化に対して交互に切換わり、
PKCとKCD1が一致しているときCHFLGは
“0”、PKCとKCD2が一致しているとき
CHFLGは“1”である。後述から明らかな明ら
かなように、キーコードPKCの変化に応答して
スラーが付与される。従つて、チヤンネルフラツ
グ信号CHFLGが“0”のとき、KCD1がスラー
付与後の楽音(つまり第2の音)を示し、KCD
2がスラー付与前の楽音(つまり第1の音)を示
すが、CHFLGが“1”のときはその逆である。
キーコードPKCは、ピツチ情報発生及びスラ
ー付与回路14に与えられ、更に必要とあらば音
量エンベロープ発生器15にも与えられる。ピツ
チ情報発生及びスラー付与回路14は、単音のキ
ーコードPKCを入力し、そのキーコードPKCが
示す鍵のピツチを表わすピツチ情報を発生し、か
つ、スラー効果を付与する場合は入力キーコード
PKCが第1の鍵から第2の鍵に変わつたとき第
1の鍵のピツチから第2の鍵のピツチまで徐々に
変化するピツチを表わすピツチ情報を発生する。
ピツチ情報発生及びスラー付与回路14として
は、例えば特開昭54−107722号公報その他に示さ
れた公知の技術を用いて構成することができる。
ピツチ情報発生及びスラー付与回路14から発
生されたピツチ情報SKCは2系列のトーンジエ
ネレータ16,17に与えられる。トーンジエネ
レータ16,17はピツチ情報SKCに応じた同
じピツチを持つ楽音信号を夫々発生し、かつ音色
選択部18で選択された音色種類に対応する音色
で該楽音信号を発生する。ただし、第1チヤンネ
ルのトーンジエネレータ16には前述のキーコー
ドKCD1が、第2チヤンネルのトーンジエネレ
ータ17には前述のキーコードKCD2が、夫々
音色制御の目的で入力されており、音色選択情報
TCに対応する音色種類であるがキーコードKCD
1又はKCD2によつて示された音高に応じて制
御された音色を持つ楽音信号が各トーンジエネレ
ータ16,17から発生される。すなわち、トー
ンジエネレータ16,17は音色のキースケーリ
ング制御が可能なものである。
トーンジエネレータ16,17として如何なる
楽音発生方式のものを用いてもよい。例えば、周
波数変調演算によつて所望音色の楽音信号を発生
する方式の場合は、その変調指数をキーコード
KCD1,KCD2の内容に応じて制御することに
より音色のキースケーリングを実現することがで
きる。あるいは、波形メモリに記憶した波形デー
タ(このデータの符号化方式はPCMあるいは
DPCMなど、どのようなものでもよい)を読出
すことにより楽音信号を発生する方式の場合は、
キーコードKCD1,KCD2の値に応じて異なる
波形を読み出すことにより音色のキースケーリン
グを実現することができるし、あるいは、2つの
異なる波形間をキーコードKCD1,KCD2の値
に応じて補間することにより音色キースケーリン
グされた楽音信号を得るようにすることもでき
る。また、上述の波形メモリ読み出し方式の場
合、波形メモリに記憶する波形は1周期波形に限
らず複数周期であつてもよく、またこの複数周期
波形は、連続する複数周期だかりでなく、飛び飛
びの複数周期から成るものであつてもよい。その
場合、例えば、特願昭59−2667号に示されたもの
のように、楽音の立上りから立下りまでを複数フ
レームに分割し、各フレーム毎に代表的な1周期
または2周期分の波形の波形データのみを記憶さ
せ、この波形データを順次切換えながら繰り返し
読み出すようにしてもよく、さらに必要に応じて
この波形切換え時に前の波形と次の新たな波形と
を補間演算して滑らかな変化する波形を形成する
ようにしてもよい。
スラー制御操作子19はスラー効果のオン・オ
フを選択するためのスラースイツチ19aとスラ
ースピードセレクタ19bとを含んでおり、スイ
ツチ19aの出力をマイクロコンピユータ部12
とスラー付与回路14に入力してスラー付与する
か否かの制御を行い、セレクタ19bの出力をス
ラー付与回路14に入力してスラースピード(ピ
ツチ変化レートまたはピツチ変化時間)を制御す
る。尚、この実施例では、スイツチ19aをオン
すれば必らずスラーが付与されるのではなく、押
鍵操作法に応じてスラー付与の可否が自動的に決
定されるようになつている。すなわち、スイツチ
19aがオンのときに、押鍵操作法がレガート形
式(前音の鍵を押圧解除する前に新たな鍵を押圧
すること)であればスラー効果を付与し、スタツ
カート形式(前音の鍵を完全に離鍵した後に新た
な鍵を押圧すること)であればスラー効果を付与
しない。この押鍵操作法はマイクロコンピユータ
部12で判断される。尚、スラー効果のオン・オ
フ選択及びスラースピード選択は専用スイツチ1
9a,19bによる選択操作に限らず、音色選択
部18における音色選択に連動して自動的になさ
れるようになつてもよい。
ピツチ情報SKCの変化に従つてピツチ変化の
付与された楽音信号のトーンジエネレータ16,
17から発生され、これらが乗算器20,21に
夫々入力される。一方の乗算器21にはクロスフ
エードエンベロープ発生器23から発生されたレ
ベル制御信号FVL2が入力され、他方の乗算器
20にはこのFVL2を反転回路24で反転した
レベル制御信号FVL1が入力され、これらのレ
ベル制御信号FVL1,FVL2によつて対応する
チヤンネルの楽音信号のレベルを制御する。乗算
器20,21でレベル制御された2チヤンネルの
楽音信号は加算器22で混合される。追つて明ら
かになるように、この乗算器20,21及び加算
器22は、楽音の音色を可変制御するためのもの
である。すなわち、トーンジエネレータ16,1
7から発生された2チヤンネルの異なる音色の楽
音信号がこれらの乗算器20,21、加算器22
において任意のレベル比率で混合されることによ
り、最終的に、音色制御された楽音信号が加算器
22から得られる。
加算器22の出力は音量レベルを制御するため
の乗算器25に入力され、音量エンベロープ発生
器15から発生されたエンベロープレベル制御信
号VLに従つてその音量エンベロープが付与され
る。その後、楽音信号はD/A変換器26を経て
サウンドシステム27に至る。
クロスフエードエンベロープ発生器23は、ス
ラーに対応して付与されるべき音色変化の期間を
設定する変化期間設定部28と、この設定部28
で設定された期間に対応して前述の音色制御用の
レベル制御信号FVL2を発生する制御信号発生
部29とを含んでいる。このクロスフエードエン
ベロープ発生器23には、インタフエース13か
ら出力されたキーコードKCD1,KCD2、スラ
ーキーオンパルスSKONP、チヤンネルフラツグ
信号CHFLGが与えられ、更には音色選択部18
から音色選択情報TCが与えられる。追つて明ら
かにされるように、一方のレベル制御信号FVL
2は、変化期間設定部28の設定に従う期間にお
いて、その値が次第に増加又は減少するものであ
り、他方のレベル制御信号FVL1はFVL2を反
転したものであるためFVL2の変化とは逆向き
にその値が減少又は増加するものである。このよ
うに互いに逆向きに変化するレベル制御信号
FVL1,FVL2によつて2チヤンネルの楽音信
号が夫々レベル制御されることにより、その混合
によつて得られる楽音信号の音色は一方のチヤン
ネルの音色から他方のチヤンネルの音色へと順次
変化する。
第2図を参照してクロスフエードエンベロープ
発生器23を詳細列について説明する。この例に
おいて、変化期間設定部28は、制御信号発生部
29で発生すべきレベル制御信号の変化レートを
設定する働きをするクロツク発生手段から成り、
設定された変化レートすなわちクロツク速度に応
じて音色変化期間が定まる。
まず、制御信号発生部29について説明する
と、変化期間設定部28内のクロツク発生部30
からアンド回路31を介して与えられるクロツク
パルスFCKをカウントするためにカウンタ32
が設けられている。このカウンタ32はイニシヤ
ルクリア信号ICによつて電源投入時に初期クリ
アされ、チヤンネルフラツグ信号CHFLGによつ
てアツプカウント又はダウンカウントモードに切
換えられる。CHFLGが“0”のときダウンカウ
ントモードであり、“1”のときアツプカウント
モードである。
アンド回路31を制御するためにフリツプフロ
ツプ33が設けられている。このフリツプフロツ
プ33はスラーキーオンパルスSKONPによつて
セツトされ、セレクタ34の出力信号が“1”の
ときリセツトされる。カウンタ32のカウント出
力はオール“1”検出回路35とオール“0”検
出回路36に入力される。オール“1”検出回路
35は入力されたカウント値の全ビツトが“1”
のときこれを検出し、信号“1”を出力してセレ
クタ34のA入力に与える。オール“0”検出回
路36は入力されたカウント値の全ビツトが
“0”のときこれを検出し、信号“1”を出力し
てセレクタ34のB入力に与える。セレクタ34
はチヤンネルフラツグ信号CHFLGが“1”のと
きA入力を選択し、“0”のときB入力を選択す
る。明らかなように、信号CHFLGが“1”のと
きカウンタ32はアツプカウントモードであり、
このときセレクタ34はA入力選択状態となり、
カウント値のオール“1”が検出回路35で検出
されると、該検出回路35の出力信号“1”がセ
レクタ34のA入力を介して選択出力され、フリ
ツプフロツプ33のリセツト入力Rに与えられ
る。反対に、信号CHFLGが“0”のときは、カ
ウンタ32はダウンカウントモードであり、セレ
クタ34はB入力選択状態となり、カウント値の
オール“0”が検出されると、検出回路36の出
力信号“1”がセレクタ34のB入力を介してフ
リツプフロツプ33のリセツト入力Rに与えられ
る。
こうして、スラーキーオンパルスSKONPが発
生されたときからカウンタ32のカウント値がオ
ール“1”又はオール“0”になるときまでフリ
ツプフロツプ33がセツト状態となり、この間ア
ンド回路31が可能化され、クロツクパルス
FCKがカウンタ32に供給される。従つて、カ
ウンタ32のカウント値は、アンド回路31が閉
じているときは常にオール“1”又はオール
“0”を保持しているが、スラーキーオンパルス
SKONPが発生されると、オール“1”の状態か
らダウンカウントを開始してオール“0”に到達
するまでクロツクパルスFCKのダウンカウント
を行う、若しくは、オール“0”の状態からアツ
プカウントを開始してオール“1”に到達するま
でクロツクパルスFCKのアツプカウントを行う。
カウンタ32のカウント出力は第2チヤンネル
のレベル制御信号FVL2として第1図の乗算器
21に与えられると共に反転回路24に与えられ
る。反転回路24ではこのFVL2を反転して第
1チヤンネルのレベル制御信号FVL1を作成し、
乗算器20に与える。尚、乗算器20,21にお
いては、信号FVL1,FVL2が全ビツト“1”
のとき10進数の「1」の重みで楽音信号を重みづ
けし、全ビツト“0”のとき10進数「0」の重み
で重みづけを行うものとする。従つて、信号
FVL1,FVL2の値がオール“1”とオール
“0”の間で変化するときは10進数の小数点以下
の重みで重みづけが行われる。
こうして、各チヤンネルのレベル制御信号
FVL1,FVL2の状態は、第3図bに示すよう
に、逆特性で変化するものとなる。つまり、一方
が「1」の重みのとき他方が「0」の重みであ
り、一方が「1」から「0」に向けて順次減少す
るとき、他方が「0」から「1」に向けて順次増
加する。
FVL1,FVL2の値が変化する期間の長さは
クロツクパルスFCKの速度によつて定まる。変
化期間設定部28において、クロツク発生器30
から発生すべきクロツクパルスFCKの周波数は
変化レートデータ発生回路37から発生される変
化レートデータによつて制御される。この変化レ
ートデータ発生回路37には、音色選択情報TC
やキーコードKCD1,KCD2、あるいはチヤン
ネルフラツグ信号CHFLGなどが必要に応じて与
えられ、発生すべき楽音の音高あるいは選択され
た音色の種類などに応じて異なる変化レートデー
タ発生するようになつていてよい。
変化レートデータ発生回路37のいくつかの具
体例を第4図〜第9図に示す。第4図では、この
回路37は固定データ発生器371から成り、固
定された変化レートデータを発生する。第5図で
は、回路37は、手動式のデータ設定器372か
ら成り、変化レートデータの値を手動で可変でき
る。第6図では、回路37は、変化レートデータ
メモリ376を含んでおり、第1チヤンネルのキ
ーコードKCD1又は第2チヤンネルのキーコー
ドKCD2のどちらか一方に応じて該メモリ37
6から変化レートデータが読み出される。チヤン
ネルフラツグ信号CHFLGが“0”のときゲート
373が開かれてキーコードKCD1がメモリ3
76アドレス入力に与えられ、CHFLGが“1”
のときゲート374が開かれてキーコードKCD
2がメモリ376のアドレス入力に与えられる。
CHFLGが“0”のときは第1チヤンネルの楽音
のピツチがスラー後のピツチであり、“1”のと
きは第2チヤンネルの楽音のピツチがスラー後の
ピツチである。従つて、第6図の例では、発生す
べき楽音の音高に応じて変化レートデータが読み
出され、その結果、該音高に応じてスラー時の音
色変化期間が設定されることになる。
第7図では、回路37は、第6図と同様の変化
レートデータメモリ377を含んでいるが、その
アドレス入力には、キーコードKCD1に対応す
るピツチとキーコードKCD2に対応するピツチ
のピツチ差を求めるピツチ差演算器375の出力
が与えられる。従つて、この例では、スラー前の
楽音ピツチとスラー後の楽音ピツチのピツチ差に
応じて変化レートデータが読み出され、その結
果、該ピツチ差に応じてスラー時の音色変化期間
が設定されることになる。
第8図では、回路37は、第6図、第7図と同
様の変化レートデータメモリ378を含んでいる
が、そのアドレス入力には音色選択情報TCが加
わる。従つて、選択された音色種類に応じて変化
レートデータが読み出され、その結果、該音色種
類に応じてスラー時の音色変化期間が設定される
ことになる。
第9図では、回路37は、第6図〜第8図と同
様の変化レートデータメモリ379を含んでいる
が、そのアドレス入力には音色選択情報TC、キ
ーコードKCD1,KCD2、チヤンネルフラツグ
信号CHFLGが加わる。従つて、選択された音色
種類と発生すべき楽音の音高(またはスラー前と
スラー後の楽音のピツチ差)の組合せに応じて変
化レートデータが読み出され、その結果、該組合
せに応じてスラー時の音色変化期間が設定される
ことになる。
以上のように、変化レートデータ発生回路37
では、スラー制御操作子19(第1図)の設定内
容とは無関係に変化レートデータを設定し、その
結果、スラー時の音色変化期間がピツチ変化期間
から独立して設定されることになる。しかし、第
6図〜第9図のような例においては、メモリ37
6〜379から読み出した変化レートデータにス
ラー制御操作子19のスラースピード設定内容に
関連する適当な係数を掛け、その結果を変化レー
トデータとしてクロツク発生器30(第2図)に
与えるようにすることも可能である。
第3図は、発生すべき楽音のキーコードPKC
の内容がaに示すようにKC1,KC2,KC3,
…KC4,KC5,KC6と変化した場合における
スラーオン時の各信号の状態とスラーオフ時の各
信号の状態を例示したものである。
スラーオン時は、同時bに示すように、押圧鍵
がレガート式に切換えられたときスラーキーオン
パルスSKONPが発生する。このときキーオン信
号KONは変化せず、“1”を持続する。キーオン
信号KONは音量エンベロープ発生器15(第1
図)に与えられ、エンベロープレベル制御信号
VLを図示のように発生させる。つまり、キーオ
ン信号KONが“0”から“1”に変わると、エ
ンベロープレベル制御信号VLは所定のアタツク
特性に立上り、“1”から“0”に変わると、所
定のデイケイ特性で立下る。この例の場合、スラ
ー時はキーオン信号KONが“1”を持続するの
で、エンベロープレベル制御信号VLはサステイ
ンレベルを維持し、音量エンベロープは変化しな
い。なお、音量エンベロープ発生器15に音色選
択情報TCがキーコードPKCを入力し、これらに
応じてエンベロープ特性を制御するようにしても
よい。
また、スラーオン時は、同図bに示すように、
チヤンネルフラツグ信号CHFLGがスラーキーオ
ンパルスSKONPに対応して変化し、また、キー
コードKCD1,KCD2の内容も変化する。ま
た、第2図の制御信号発生部29ではスラーキー
オンパルスSKONPに応答してカウンタ32がカ
ウント可能化され、その結果、第3図bのよう
に、反対方向に交互に変化するレベル制御信号
FVL1,FVL2が発生される。このレベル制御
信号FVL1,FVL2が交互的に変化する期間で、
前述の通り、音色変化が付与される。また、明ら
かなように、スラーキーオンパルスSKONPの発
生に同期してキーコードPKCの値が切換わるの
でピツチ情報発生及びスラー付与回路14(第1
図)からは時間的に順次変化するピツチ情報
SKCがスラースピードセレクタ19bによつて
設定されたスラースピードによつて定まる期間の
間発生され、その期間でトーンジエネレータ1
6,17から発生される楽音信号にピツチ変化が
付与される。こうして、ピツチ変化の付与された
楽音信号に音色変化が付与されるわけであるが、
前述の通り、音色変化期間はピツチ変化期間に従
属していず、変化期間設定部28で独自に設定さ
れた期間である。
一方、スラーオフ時は、第3図cに示すよう
に、レベル制御信号FVL1,FVL2はどちらか
一方が常に「0」、他方が常に「1」であり、一
方のトーンジエネレータ16又は17の出力だけ
が加算器22を経由して乗算器25に至る。従つ
て、スラーオン時に見られるような音色変化は付
与されない。また、キーオン信号KONは、第3
図cのように、キーコードPKCの切換わり時に
一旦“0”に落ち、これに対応してエンベロープ
レベル制御信号VLも図示のように一旦デイケイ
(又はダンプでもよい)がかかり、その後立上る。
上述したような、スラーオン時又はスラーオフ
時の各信号の発生態様は、マイクロコンピユータ
部12によつて制御される。
マイクロコンピユータ部12では、キーオンイ
ベント信号KONEVが与えられたとき、第10図
に示すようなキーオンイベントプログラムを実行
し、キーオフイベント信号KOFEVが与えられた
とき、第11図に示すようなキーオフイベントプ
ログラムを実行する。
キーオンイベントプログラムでは、まず、キー
オンイベント信号KONEVと一緒に押鍵検出回路
11から与えられたキーコードKCを押圧キーコ
ードレジスタKCRに取り込む(ブロツク40)。
このレジスタKCRは、複数の記憶位置を有し、
現在押圧中の鍵のキーコードをすべて記憶し得る
ものである。ブロツク41では、レジスタKCR
に記憶されている押圧キーコードの中から1つの
キーコードを所定の優先選択基準に従つて選択
し、これを優先選択キーコードNKCとして内部
レジスタに記憶する。優先選択基準としては、最
高音または最低音優先あるいは後着優先(より後
で押圧された鍵を優先する)など適宜の基準を採
用してよい。一方、別の内部レジスタには現在発
音中の鍵のキーコードPKCがストアされており、
ブロツク42では、ブロツク41で検出された優
先選択キーコードNKCが現在発音中のキーコー
ドPKCと同じかどうかを調べる。同じであれば、
残りの処理を行わずに、このプログラムを終了す
る(リターン)。後着優先基準の場合はブロツク
42がYESとなることは通常起らないためこの
判断ブロツク42は不要であるが、最高者または
最低音優先基準の場合は優先選択されない鍵に関
してもキーオンイベントが起り得るのでブロツク
42がYESとなることがあり、このブロツク4
2は必要である。
優先選択キーコードNKCが現在発音中でない
場合、つまり発生すべき楽音を現在発音中のキー
コードPKCに対応するものから優先選択キーコ
ードNKCに対応するものに切換えるべきとき、
ブロツク42のNOからブロツク43に進み、こ
のプログラムが続行される。ブロツク43ではス
ラースイツチ19aがオンされているかを調べ、
オンならば今回のキーオンイベントがエニーニユ
ーキーオンであつたかを調べる(ブロツク44)。
エニーニユーキーオンとは、今回押圧された鍵以
外に押圧鍵が存在しないこと(つまり何も鍵が押
圧されていない状態で始めて鍵が押圧されるこ
と)を意味し、これは押圧キーコードレジスタ
KCRにストアされているキーコードが1個だけ
かあるいは2以上有るかを調べることにより判定
できる。エニーニユーキーオンがYESならば、
スタツカート形式の鍵操作で鍵が押圧されたこと
を意味し、スラーレジスタSLの内容を“0”と
してスラー効果がかからないようにする(ブロツ
ク45)。他方、エニーニユーキーオンがNOな
らば、レガート形式で鍵操作がなされたことを意
味し、スラーレジスタSLの内容を“1”にセツ
トしてスラー効果がかかるようにする(ブロツク
46)。また、スラースイツチ19aがオフなら
ば、エニーニユーキーオンの判断を行わずにブロ
ツク47に進み、内部レジスタにストアしてある
キーオン信号KONを“0”にすると共にこの内
部レジスタ内のキーオン信号KONを出力する。
従つて、スラーオフのときは第3図cに示すよう
にキーコードPKCの切換わり時にキーオン信号
KONが一時的に“0”に立下る。しかし、スラ
ーオンのときは、このブロツク47は通らないの
で、第3図bに示すように、キーコードPKCが
切換わつてもキーオン信号KONは立下らない。
スラーオンのときは、ブロツク46の後ブロツ
ク48に進み、チヤンネルフラツグ信号CHFLG
の値を反転する。なお、この信号CHFLGは電源
投入時に、“0”に初期設定される。次に、ブロ
ツク49では、キーコードPKCをストアするレ
ジスタに優先選択されたキーコードNKCを書き
込んで「PKC=NKC」にする。次に、ブロツク
50ではチヤンネルフラツグ信号CHFLGが
“0”であるか否かを調べ、“0”ならば第1チヤ
ンネルのキーコードKCD1をストアするレジス
タにキーコードNKCをストアし(ブロツク5
1)、「KCD1=PKC」とし、“1”ならば第2チ
ヤンネルのキーコードKCD2をストアするレジ
スタにキーコードNKCをストアし(ブロツク5
2)、「KCD2=PKC」とする。従つて、キーコ
ードKCD1,KCD2の内容はチヤンネルフラツ
グ信号CHFLGの値に応じて第3図bのようにな
る。
次に、ブロツク53ではスラーレジスタSLの
内容が“1”であるか否かを調べ、“1”ならば
ブロツク54にてスラーキーオンパルスSKONP
を発生させ、“0”ならばブロツク55にてキー
オン信号KONを“1”にする。スラーオフのと
きは、前出のブロツク47でキーオン信号KON
が一旦“0”にされるので、このブロツク55に
よつて“1”に復帰させるのである。しかし、こ
のブロツク55の処理を直ちに行わずに、キーオ
ン信号KONを“0”に維持することによりエン
ベロープレベル制御信号VLを強制ダンプさせ、
このダンプ終了後に該キーオン信号KONを“1”
に立上げるようにしてもよい。
第11図のキーオフイベントプログラムでは、
まず、キーオフイベント信号KOFEVと一緒に押
鍵検出回路11から与えられたキーコードKCを
取り込み、取り込んだキーコードKCに対応する
押圧キーコードレジスタKCR内のキーコードを
消去する(ブロツク56)。ブロツク57では第
10図のブロツク41と同じ優先選択処理を行
う。これはキーオフによつてレジスタKCR内の
キーコードの優先順位が変わることがあるため、
その見直しを行うためである。もし、すべての鍵
がオフならば、優先選択キーコードNKCとして、
そのことを示す所定のコード例えば全ビツト
“0”のコードがストアされる。ブロツク58で
は全鍵がオフかどうかを調べる。YESならば、
ブロツク59に進み、キーオン信号KONを“0”
にする。NOならば、ブロツク60で「NKC=
PKC」であるかを調べる。これがYESならば今
回のキーオフイベントは発音中の鍵によつて起さ
れたものではないので、このプログラムを終了す
る(リターンする)。
発音中の鍵つまりキーコードPKCに対応する
鍵がオフされたならば、新たに検出された優先選
択キーコードNKCとPKCが一致せず、ブロツク
60がNOとなる。次にスラースイツチ19aが
オンしているかどうかを調べる(ブロツク61)。
スラーオンならば、ブロツク62でチヤンネルフ
ラツグ信号CHFLGを反転し、スラーオフなら
ば、ブロツク63でキーオン信号KONを“0”
にする。
次に、チヤンネルフラツグ信号CHFLGが
“0”であるかを調べ(ブロツク64)、YESな
らば第1チヤンネルのキーコードKCD1として
キーコードNKCをセツトし(ブロツク65)、
NOならば第2チヤンネルのキーコードKCD2と
してキーコードNKCをセツトする(ブロツク6
6)。次にスラースイツチ19aがオンしている
かどうかを調べ(ブロツク67)、第10図のブ
ロツク54,55と同様に、スラーオンならばス
ラーキーオンパルスSKONPを発生させ(ブロツ
ク68)、スラーオフならばキーオン信号KONを
“1”にする(ブロツク69)。
上記実施例では、スラー時に音色変化を付与す
る場合について説明したが、音量その他の楽音要
素を変化させるようにしてもよい。例えばスラー
時に音量を変化させる場合は、第1図の音量エン
ベロープ発生器15と乗算器25の部分を第12
図のように変更すればよい。
第12図において、符号20,21,22,2
6は第1図に示された同一符号の回路と同じもの
を示し、加算器22の手前の各チヤンネル毎の楽
音信号経路に音量レベル制御用の乗算器25a,
25bが設けられる。音量エンベロープ発生器1
50は、通常の音量エンベロープ発生器と前述し
たクロスフエードエンベロープ発生器23の両方
の機能を兼ね備えているもので、エンベロープレ
ベル制御信号EV1,EV2の発生を制御するのに
必要な信号KON,TC,KCD1,KCD2,
CHFLG,SKONPが入力される。発生されたエ
ンベロープレベル制御信号EV1は第1チヤンネ
ルの乗算器25aに入力され、EV2は第2チヤ
ンネルの乗算器25bに入力され、夫々のチヤン
ネルの楽音信号の音量レベルを制御する。
スラーオン時におけるエンベロープレベル制御
信号EV1,EV2の発生例は第13図のようであ
る。キーオン信号KONが“1”に立上ると、チ
ヤンネルフラツグ信号CHFLGの値に応じてどち
らかのエンベロープレベル制御信号EV1又はEV
2(図の場合CHFLGが“0”であるためEV1)
が所定のアタツク特性で立上る。次に、スラーキ
ーオンパルスSKONPが発生する毎に、所定の変
化レートで、一方の信号EV1又はEV2の値が減
少し、他方の信号EV2又はEV1の値が増加す
る。変化レートは、前述のように、キーコード
KCD1,KCD2あるいは音色選択情報TCなど
に応じて設定される。また、一方のエンベロープ
レベル制御信号EV1のサステインレベルはキー
コードKCD1の内容に応じて決定され(キース
ケーリングされ)、他方の信号EV2のサステイレ
ベルはキーコードKCD2の内容に応じて決定さ
れる。これにより、両チヤンネルの楽音信号を加
算器22で加算した結果の楽音信号の音量レベル
は、前音のピツチに応じてキースケーリングされ
た音量レベルから今回発生する楽音のピツチに応
じてキースケーリングされた音量レベルまで次第
に変化する。
第12図では音色変化と音量レベル変化の両方
を付与するようにしているが、乗算器20,21
を除去し、音量レベル変化のみを付与するように
してもよい。
また、第2図において、点線で示すように関数
メモリ70を設け、カウンタ32のカウント値に
応じて該メモリ70から所定の重みづけ係数を読
み出し、この読み出し出力をレベル制御信号
FVL2として用いてもよい。
以上では単音電子楽器における実施例を示した
が、複音電子楽器でも同様に実施することができ
るのは勿論である。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明によれば、スラーのよう
なピツチスライド効果を付与する際にピツチ変化
のみならず音色、音量その他楽音要素も変化させ
る場合において、そのような楽音要素の変化期間
をピツチ変化期間とは独立に設定するようにした
ので、自然楽器のスラー効果をより忠実に模倣す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る電子楽器の一実施例を
示すブロツク図、第2図は第1図におけるクロス
フエードエンベロープ発生器の一例を示すブロツ
ク図、第3図は第1図における各部信号の一例を
示すタイミングチヤート、第4図乃至第9図は第
2図における変化レートデータ発生回路のいくつ
かの具体例を夫々示すブロツク図、第10図は第
1図のマイクロコンピユータ部において実行され
るキーオンイベントプログラムの一例を示すフロ
ーチヤート、第11図は同マイクロコンピユータ
部において実行されるキーオフイベントプログラ
ムの一例を示すフローチヤート、第12図はこの
発明の別の実施例を第1図における変更箇所につ
き示すブロツク図、第13図は第12図の実施例
におけるエンベロープレベル制御信号の発生例を
示す図、である。 10……鍵盤、11……押鍵検出回路、14…
…ピツチ情報発生及びスラー付与回路、15,1
50……音量エンベロープ発生器、16,17…
…トーンジエネレータ、18……音色選択部、1
9……スラー制御操作子、20,21,22……
楽音制御用の乗算器及び加算器、23……クロス
フエードエンベロープ発生器、28……変化期間
設定部、29……制御信号発生部、30……クロ
ツク発生器、32……カウンタ、37……変化レ
ートデータ発生回路、371……固定データ発生
器、372……データ設定器、375……ピツチ
差演算器、376〜379……変化レートデータ
メモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発生すべき楽音のピツチを第1の音のピツチ
    から第2の音のピツチまで徐々に変化させるピツ
    チ変化付与手段と、 このピツチ変化付与手段によつて制御されたピ
    ツチを持つ楽音信号の音色あるいは音量等の楽音
    要素の少なくとも一つを、前記ピツチ変化付与手
    段によるピツチ変化付与開始に連動して、変化さ
    せる楽音要素変化付与手段と、 前記ピツチ変化付与手段によつて付与すべきピ
    ツチ変化の期間を設定する第1の設定手段と、 前記楽音要素変化付与手段によつて付与すべき
    楽音要素変化の期間を前記第1の設定手段による
    設定期間とは独立に設定する第2の設定手段と を具えた電子楽器。 2 前記第1の設定手段は、前記ピツチ変化期間
    を可変設定し得るものであり、前記第2の設定手
    段は、前記楽音要素変化期間を固定的に設定する
    ものである特許請求の範囲第1項記載の電子楽
    器。 3 前記第2の設定手段は、前記発生すべき楽音
    のピツチに応じて前記楽音要素変化期間を可変設
    定するものである特許請求の範囲第1項記載の電
    子楽器。 4 前記第2の設定手段は、前記第1の音のピツ
    チと第2の音のピツチの差に応じて前記楽音要素
    変化期間を可変設定するものである特許請求の範
    囲第1項記載の電子楽器。 5 前記第2の設定手段は、前記発生すべき楽音
    に付与すべき音色に応じて前記楽音要素変化期間
    を可変設定するものである特許請求の範囲第1項
    記載の電子楽器。 6 前記第2の設定手段は、前記発生すべき楽音
    のピツチ及び該楽音に付与すべき音色に応じて前
    記楽音要素変化期間を可変設定するものである特
    許請求の範囲第1項記載の電子楽器。 7 前記楽音要素変化付与手段は、楽音要素を制
    御するための制御信号を発生する制御信号発生手
    段と、前記楽音信号の前記楽音要素を前記制御信
    号に応じて制御する楽音制御手段とを含むもので
    あり、前記第2の設定手段は、前記制御信号発生
    手段で発生すべき制御信号の値が変化する期間を
    設定するものである特許請求の範囲第1項記載の
    電子楽器。 8 前記第2の設定手段は、前記制御信号発生手
    段における前記制御信号の値の変化レートを設定
    することにより前記楽音要素変化期間を設定する
    ものである特許請求の範囲第7項記載の電子楽
    器。
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