JPH0153820B2 - - Google Patents

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JPH0153820B2
JPH0153820B2 JP21696282A JP21696282A JPH0153820B2 JP H0153820 B2 JPH0153820 B2 JP H0153820B2 JP 21696282 A JP21696282 A JP 21696282A JP 21696282 A JP21696282 A JP 21696282A JP H0153820 B2 JPH0153820 B2 JP H0153820B2
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Nobuyuki Tokura
Kimio Oguchi
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication of JPH0153820B2 publication Critical patent/JPH0153820B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/407Bus networks with decentralised control
    • H04L12/413Bus networks with decentralised control with random access, e.g. carrier-sense multiple-access with collision detection [CSMA-CD]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は完全分散形のマルチアクセス通信装置
において、伝送路の高スループツト時における信
号衝突を回避する方法に関するものである。
従来のマルチアクセス通信における信号衝突回
避方法として、完全分散制御形の衝突検出付き搬
送波検知多元接続方式(CSMA/CD)がある。
これはイーサネツト(R.M.Metcalfe and D.R.
Bogge“Ethernet:distributed packet
switching for local computer networks”、
Comm.ACM、July 1976)として知られている。
この方式は通常第1図に示すように、バス形式の
伝送路を用いて、伝送路上に搬送波(信号)を検
知しない場合にパケツト信号を送信し、自端末宛
のパケツト信号を取込む動作を行つている。しか
し、端末間の信号伝搬遅延時間内では他の端末が
送信していても搬送波を検知できず、送信を開始
する場合が生じる。
この例として、端末1と端末2間の衝突を第2
図に示す。第2図は従来のマルチアクセス通信装
置を用いた通信のタイムチヤートである。
端末は、この衝突を検知すると、送信を止め、
次に送信を開始するまでの時間をランダムに決め
て再送する。さらに衝突が生じる毎にそのランダ
ムの時間幅(最大値)を倍々にして再送する(バ
イナリバツクオフ法)ことによりパケツト信号衝
突の確立を下げる。しかし、高トラフイツク時、
各端末からの伝送量が増加すると、この衝突回数
が増加して再送回数が増え、伝送遅延時間が大き
くなる欠点があつた。
以上説明したCAMA/CD方式の欠点である高
トラフイツク時の衝突を回避する方法として、 MSAP(mini sotted alternating
priorities:ミニスロツト交互優先)〔L.
Kleinrock and M.Scholl“Packet switching
in radio channels:New conflict−free
multipleaccess schemes for a small
number of data users”ICC′77 June 1977、
Chicago、No.22.1〕 BRAM〔I.Chlantac、W.R.Franta and K.D.
Levin “BRAM:The Broadcast Access
Method”IEEE Trans.、COM−27、No.8、
pp 1183〜1190 August 1979〕 CSMA−CD−DR〔W.M.Kiesel and P.J.
Kuehn “CSMA−CD−DR:A new
Multi−access Protocol for distri−buted
systems”、NTC′81、November 1981、New
Orleans、No.A2.4〕 が発表されている。
これらは完全分散形制御の衝突回避方法であ
り、基本原理として、端末間の最大伝ぱ時間(パ
ケツト信号衝突が生じる可能性がある時間)を基
準(T)とし、伝送パケツト信号の最後の時刻か
らT時間毎に時分割(タイムスロツト)して、そ
れぞれを端末へ送信開始時刻として割当てる。自
端末の割当時刻にきたとき、送信したいパケツト
があると、伝送路上に搬送波があるか検知して無
ければ送信(CAMA)する。
この動作をMSAP方式について詳しく説明す
る。この方式は、最大伝搬遅延時間(T)でスロ
ツトを切り、これをミニスロツト(時間割当)と
呼び、このミニスロツトを用いて搬送波を検知
し、チヤネルの利用状況を知り、端末の優先順位
に基づいてパケツトを伝送するものである。チヤ
ネルは、最後にパケツトを送つた端末が連続して
チヤネルを使うことができるように割り当てられ
ており、もし送出するパケツトがなければ優先順
位に従つて次の端末がチヤネルを利用できる。
MSAP方式では、搬送波の検知(CS)により
搬送波が無ければ、高々1ミニスロツト後に、全
端末は現在使つている端末のパケツト伝送の終了
を検出することができるので、次の優先順位の端
末がパケツトを送出できる。他の端末はそのチヤ
ネルを利用中の端末がパケツト送信を終るまで待
たねばならない。もし、次の優先順位の端末に送
信するパケツトがなければ、その次の優先順位の
端末にチヤネルを利用する権利が与えられる。
第3図は端末数が4の場合のMSAP方式の例
を示し、端末(1)はユーザ端末(4)がパケツト送信を
行わないので、端末(3)の送信後2ミニスロツト後
に送信権を得て、連続して3パケツト送信してい
る。図中斜線部はパケツト伝送を行つていること
を示す。
このようにして各端末の送信権が循環するので
端末間に不公平が生じることが無い。
しかし、この循環方法の実現方法について
MSAP、BRAMは具体的に示しておらず、
CSMA−CD−DRはパケツト信号の宛先端末が
送信する着信通知パケツト(ACK)を各端末が
受信した時順位を更新するとしている。この方法
はCSMA/CDと比較して回路や手順が複雑とな
る。また、新たな端末が加わる時(端末に電源を
入れて動作を開始する場合に相当)には自端末の
順位がわからず問題となる。
本発明は上記のような問題点を解決するために
なされたもので、CSMA方式、CSMA/CD方式
と比較して複雑にせずに高トラフイツク時の衝突
を回避するため、 再送時刻を決める優先順位カウンタのクロツ
クを端末往復最大遅延時間以上とし、 優先順位カウンタの値を正常パケツト受信
(自端末宛でなくてもよい。)によつてサイクリ
ツクに更新し、 続けて2回以上異常パケツトを受信するか、
又はパケツト信号衝突を検知すると優先順位カ
ウンタの値を端末固有の値に設定し、 一定時間{(端末間往復最大遅延時間)×(総
端末数)}以上パケツト信号受信が無いと、
CSMA又はCSMA/CDの手順で行うようにし
たもので、 以下図面を用いて詳細に説明する。
第4図は本発明のマルチアクセス通信装置の一
実施例の構成を示すもので、1は通信装置、2は
パケツト受信部、3は搬送波検知部、4はパケツ
ト送信部、5は送信制御部、6は伝送路端子、7
は受信データ出力端子、8は端末番号入力端子、
9は送信データ入力端子である。
通信装置1の動作は以下のようになる。
送信動作の場合、送信データ入力端子9に入力
された端末からのデータは、パケツト送信部4の
送信入力18に入り宛先番地を付けてバツフアメ
モリに蓄えられる。次に、送信制御部5からの送
信可の出力22が制御入力17に入ると、パケツ
ト送信部4の送信出力16からパケツト信号が出
されて、伝送路端子6から伝送路に送り出され
る。
受信の場合、伝送路端子6又は自装置のパケツ
ト送信部4からの受信信号は、パケツト受信部2
及び搬送波検知部3の受信入力10及び13に入
力される。パケツト受信部2では受信信号データ
の宛先が自端末宛であると、バツフアメモリに蓄
えた後、受信出力11を経由して受信データ出力
端子7に出力し、さらに、受信信号データが正常
か異常かを調べて正常/異常(衝突)パケツト受
信表示出力12として送信制御部5の入力19に
送る。
一方、搬送波検知部3に入つた受信信号は受信
レベルを調べることにより、搬送波検知表示出力
15と受信信号終了表示出力14として送信制御
部5の入力21及び20へ送出する。
以上のようにしてマルチアクセスのパケツト通
信が可能となる。
第5図は第4図に示した送信制御部5の詳細な
構成を示す一実施例の構成図で、以下送信制御部
5による信号衝突の回避方法について説明する。
図において、30は送信の優先順位が一巡した
ことを示すタイムアウトカウンタ、31はタイム
スロツト発振器、32は優先順位カウンタで優先
順位即ち、割り当てられたタイムスロツトの順位
を示すマスタカウンタ32−1と、パケツト受信
終了検知後送信まで待つべきタイムスロツト数を
表すスレーブカウンタ32−2から構成される。
33はシフトレジスタ、34,38はAND回路、
35,36はOR回路、37はラツチ回路であ
り、その他の符号は第4図と同じである。
この動作は第6図に示すように2つのモードが
ある。即ち、伝送路から信号を受信するとポーリ
ングモード(信号の送信権利が順番に変つて行く
アクセス方法)となり、一定時間以上伝送路又は
自通信装置の送信信号を受信しないとCSMAモ
ード(伝送路上に信号がないと送信できるアクセ
ス方法)となる。
以下第5図を用いてCSMAモードの動作を説
明する。
受信信号終了表示入力20からパケツトの受信
終了表示信号が入ると、この信号によりタイムア
ウトカウンタ30(カウンタのタイムアウト値は
伝送路に接続できる総通信装置以上の数Nとす
る。)がリセツトし、さらにタイムスロツト発振
器31(伝送路の最大往復遅延時間以上の周期t
を有する。)が受信終了表示信号に同期して動作
する。t×N時間以上信号を受信しない時すなわ
ち、タイムスロツトが総通信装置を一巡した時、
タイムスロツト発振器31からのクロツクを計数
しているタイムアウトカウンタ30はタイムアウ
トし出力信号をOR回路36に出す。その出力信
号はOR回路36を通り、AND回路38に入力さ
れる。一方、搬送波検知表示入力21はタイムス
ロツト毎にラツチ回路37でキヤリアセンスを行
い、キヤリアが検知された時にはその出力信号を
AND回路38に入力する。よつてAND回路38
はキヤリア(搬送波)が検知されず、すなわち伝
送路上に信号がなく、かつタイムアウトカウンタ
30がタイムアウトしている(タイムスロツトが
総通信装置を一巡する)と送信制御出力22に送
信開始指令を出力する。これは、タイムアウトを
した以後は搬送波検知のみで送信可となるので
CSMA(Carrier Sense Multiple Access)モー
ドである。
次にポーリングモードについて示す。ポーリン
グ動作には、 動作開始時のポーリング動作の
初期設定、 送信の優先順位の変更、 優先
順位に従つての送信、 ポーリング動作異常時
のポーリング動作の再初期設定がある。
初期設定 第5図で動作開始時の初期設定は、タイムア
ウトカウンタ30のリセツト、シフトレジスタ
33のセツト、優先順位カウンタ(マスタ、ス
レーブ)32へ優先順位初期値をロードするこ
とにより行う。この優先順位初期値は端末番号
などの各装置により異なる値を用いる。
送信の優先順位の変更 各通信装置1の送信順位の変更は、通信装置
1が正常/異常パケツト受信表示入力19から
正常なパケツト信号(自装置が送信した信号を
含む。)を受信した場合に優先順位カウンタの
うち、優先順位を表するマスタカウンタ32−
1を更新(カウントダウン)する。この優先順
位カウンタ(マスタ、スレーブ)32を循環形
とし、その最大値を全通信装置数以上の値とす
ることにより、最優先順位を有する通信装置が
順次入れ替り、通信装置に接続する端末の優先
権が平均化される。
優先順位に従つての送信 受信信号終了表示入力20の信号により優先
順位、すなわち割り当てられたタイムスロツト
の順位を表す優先順位カウンタ(マスタ)32
−1の値が送信まで待つべきタイスロツト数を
表わす優先順位カウンタ(スレーブ)32−2
にロードされる。優先順位カウンタ(スレー
ブ)32−2は受信終了表示入力20の信号に
同期して動作を開始するタイムスロツト発振器
31の出力によりカウンタ値をダウンし、その
値が零となると(優先順位が廻つてきたことに
相当する。)信号を出力し、OR回路36を通
りAND回路38に信号が入力される。一方、
タイムスロツト発振器31の周期でラツチ回路
37に与えられた搬送波検知表示入力21も
AND回路38に入力する。この場合、AND回
路38に出力が現われるのは、通信装置に優先
順位が廻つてきて、そのタイムスロツトにおい
て搬送波を検知していない場合である。即ち、
最優先順位でない通信装置では、そのタイムス
ロツト以前の優先順位を有する通信装置が送信
を開始しなかつたため優先順位が来たわけであ
り、送信権の飛び越しに相当する。従つて、
AND回路38の出力を送信開始指令として送
信制御出力22に出力することで優先順位に従
つた送信が可能となる。
ポーリング動作異常時(信号衝突)の再初期
設定 ポーリング動作が異常になる場合として、既
に複数の通信装置が動作している所へ新たな通
信装置が動作を開始した時や、何らかの原因で
複数の通信装置の優先順位カウンタ(マスタ)
32−1の値が等しくなつた時である。この結
果、ポーリングモード中において同じタイムス
ロツトに複数の通信装置が送信を開始し信号の
衝突が連続して発生する。これを回避するため
2回以上連続して衝突(受信信号異常)が起る
と、正常/異常パケツト受信表示入力19をシ
フトレジスタ33に入力し、連続した信号衝突
をAND回路34で検出する。このAND回路3
4は受信信号終了表示入力20からも入力する
ことにより連続した異常パケツト信号を受信す
ると出力を出す。この出力は、優先順位カウン
タ(マスタ、スレーブ)32に優先順位初期値
入力23の値をロードする指令を出す。この動
作がすべての通信装置1で行なわれることによ
り伝送系全体の再初期設定が可能となる。ここ
で、再初期設定は2回以上連続して異常パケツ
トを受信した場合にのみ行い、1回の場合には
行わない理由は、CSMAモードで生じる衝突
により再初期設定を起させないためである。
第7図は本発明の通信装置を用いた通信のタイ
ムチヤートを示す。
第7図において、端末(1)、(2)、(3)、(4)は動作中
で、端末(3)は休止中であるとする。各端末(通信
装置)の優先順位カウンタの値は端末(1)が正常に
送信終了すなわちAの時点で端末(1)ではマスタ=
3、スレーブ=3、端末(2)ではマスタ=0、スレ
ーブ=0、端末(3)ではスマタ、スレーブ共に不
定、端末(4)ではマスタ=2、スレーブ=2であ
り、さらに端末(1)が正常に送信終了時(Aの時
点)に、端末(2)だけ送信データが有るものとす
る。なお、第5図に示しているように受信終了時
には優先順位カウンタのマスタ値がスレーブに書
き込まれることから、受信終了時にはマスタ値と
スレーブの値が等しくなる。
Aの時点では、端末(2)は優先順位カウンタ(ス
レーブ)=0であり(この値“0”は送信できる
権利が廻つてきたことを示す)かつ伝送路から搬
送波を検知しないのでパケツトを送信する。
端末(2)が正常送信終了後すなわちBの時点に、
動作中の各端末の優先カウンタ(マスタおよびス
レーブ)は“1”逓減する(優先カウンタは循環
形で、本実施例では通信装置数の状態(4)を循環す
るから“0”の次は“3”になる)。すなわち、
カウンタは動作中の端末(1)でマスタ=2、スレー
ブ=2、動作中の端末(2)でマスタ=3、スレーブ
=3、休止中の端末(3)でマスタ、スレーブ共に不
定、動作中の端末(4)でマスタ=1、スレーブ=1
となる。
Bの時点から最初のタイムスロツト時間経過後
すなわちCの時点でも伝送路から搬送波を検知し
ないので、動作中の各端末の優先カウンタ(スレ
ーブ)は“1”逓減する。すなわち、動作中の端
末(1)でマスタ=2、スレーブ=1、動作中の端末
(2)でマスタ=3、スレーブ=2、休止中の端末(3)
でマスタ、スレーブ共に不定、動作中の端末(4)で
マスタ=1、スレーブ=0となる。このCの時点
で送信データを持つ端末(4)は、伝送路から搬送波
を検知せず優先順位カウンタ(スレーブ)が
“0”なのでパケツトを送信する。
端末(4)が正常送信終了後すなわちDの時点で動
作中の各端末の優先カウンタ(マスタ、スレー
ブ)は“1”に逓減する。すなわち、動作中の端
末(1)でマスタ=1、スレーブ=1、動作中の端末
(2)でマスタ=2、スレーブ=2、休止中の端末(3)
でマスタ、スレーブ共に不定、動作中の端末(4)で
マスタ=0、スレーブ=0となる。
以後、4タイムスロツト時間には伝送路から搬
送波を検知しない(動作中の各端末に送信データ
が無い)とEの時点で、動作中の各端末の優先カ
ウンタ(スレーブ)は“3”逓減する。この4タ
イムスロツト時間(D−Eの間)に伝送路から搬
送波を検知しないので、動作中の各端末のタイム
アウトカウンタがタイムアウトすることにより送
信データのある端末は伝送路から搬送波を検知し
なければいつでも送信できることになる。よつ
て、ポーリングモードが終了し、この状態では動
作中の各端末がCSMAモードで動作することに
なる。
このタイムアウト後に例えば端末(3)が動作を開
始し、端末(3)の優先順位カウンタの値がマスタ=
2、スレーブ=2とする。端末(3)は動作を開始し
てから4タイムスロツト時間に伝送路から搬送波
を検知しないと、タイムアウトカウンタがタイム
アウトすることになり伝送路から搬送波を検知し
なければいつでも送信できることになる。よつ
て、端末(3)もCSMAモードで動作することにな
る。
そして、端末(2)と(3)が伝送路から搬送波を検知
せずと判断してほぼ同時(両端末間の伝播遅延時
間差以内)に送信を開始すると(Fの時点)、パ
ケツトの衝突が発生する。各端末は異常パケツト
受信と受信終了を検知する。この結果、異常検知
カウンタ(第5図ではシフトレジスタで構成)が
“1”になる。さらに、優先順位カウンタの値は、
異常パケツト受信ではマスタの値は変更しないこ
とにより、端末(1)ではマスタ=1、スレーブ=
1、端末(2)ではマスタ=2、スレーブ=2、端末
(3)ではマスタ=2、スレーブ=2、端末(4)ではマ
スタ=0、スレーブ=0となる。
この状態では端末(1)と(4)には送信データが無い
とすると、異常パケツト受信終了(Gの時点)
後、2タイムスロツト経過するまで伝送路から搬
送波を検知しないと、各端末の優先カウンタ(ス
レーブ)は“2”逓減する。すなわち、端末(1)で
マスタ=1、スレーブ=3、端末(2)でマスタ=
2、スレーブ=0、端末(3)でマスタ=2、スレー
ブ=0、端末(4)でマスタ=0、スレーブ=2とな
る。
よつて、端末(2)と(3)が伝送路から搬送波を検知
せず、かつ優先カウンタ(スレーブ)=0から送
信できると判断して送信する(Hの時点)と再び
衝突する。これは、端末(2)と(3)の優先順位カウン
タの値が一致したことを起因し、このままだと永
久に衝突が繰り返されることになる。
この連続衝突の結果、異常検知カウンタが
“2”になり、これにより各端末の優先順位カウ
ンタ(マスタ、スレーブ)値を初期値(各端末で
異る値)に設定する。すなわち、本実施例では、
端末(1)でマスタ=0、スレーブ=0、端末(2)でマ
スタ=1、スレーブ=1、端末(3)でマスタ=2、
スレーブ=2、端末(4)でマスタ=3、スレーブ=
3となり、端末の優先順位(送信順序)が正常化
できポーリングモードになる。
連続衝突後端末(1)に送信データが無いと、1タ
イムスロツト経過しても伝送路から搬送波を検知
しない。この時点で各端末の優先順位カウンタ
(スレーブ)は“1”逓減する。すなわち、端末
(1)でマスタ=0、スレーブ=3、端末(2)でマスタ
=1、スレーブ=0、端末(3)でマスタ=2、スレ
ーブ=1、端末(4)でマスタ=3、スレーブ=2と
なる。端末(2)には送信データが有り、伝送路から
搬送波を検知せず優先順位カウンタ(スレーブ)
=0なので端末(2)から前に衝突したパケツトを再
送信する。
端末(2)が正常送信終了後に、動作中の各端末の
優先カウンタ(マスタ、スレーブ)は“1”逓減
する。すなわち、端末(1)でマスタ=3、スレーブ
=3、端末(2)でマスタ=0、スレーブ=0、端末
(3)でマスタ=1、スレーブ=1、端末(4)でマスタ
=2、スレーブ=2となる。
この端末(2)が正常送信終了後に最初のタイムス
ロツト時間経過後(Jの時点)でも伝送路から搬
送波を検知しないので、動作中の各端末の優先カ
ウンタ(スレーブ)は“1”逓減する。すなわ
ち、端末(1)でマスタ=3、スレーブ=2、端末(2)
でマスタ=0、スレーブ=3、端末(3)でマスタ=
1、スレーブ=0、端末(4)でマスタ=2、スレー
ブ=1となる。端末(3)には送信データが有り、伝
送路から搬送波を検知せず優先順位カウンタ(ス
レーブ)=0なので端末(3)から前に衝突したパケ
ツトを再送信する。
端末(3)が正常送信終了後に、動作中の各端末の
優先カウンタ(マスタ、スレーブ)は“1”逓減
する。すなわち、端末(1)でマスタ=2、スレーブ
=2、端末(2)でマスタ=3、スレーブ=3、端末
(3)でマスタ=0、スレーブ=0、端末(4)でマスタ
=1、スレーブ=1となる。
この端末(3)が正常送信終了後の2タイムスロツ
ト時間経過後でも伝送路から搬送波を検知しない
ので、動作中の各端末の優先カウンタ(スレー
ブ)は“2”逓減する。すなわち、端末(1)でマス
タ=2、スレーブ=0、端末(2)でマスタ=3、ス
レーブ=1、端末(3)でマスタ=0、スレーブ=
2、端末(4)でマスタ=1、スレーブ=3となる。
端末(1)には送信データが有り、伝送路から搬送波
を検知せず優先順位カウンタ(スレーブ)=0な
ので端末(1)からパケツトを送信する。
上記に示したように、端末の送信順序は正常パ
ケツト受信によつて巡回(ポーリング)し、異常
パケツト受信ではその巡回が停止する。送信のタ
イムスロツトが巡回してきた時に送信データが無
いと送信データある端末まで飛び越して送信す
る。その次の送信は飛び越した端末のつぎの端末
から巡回する。また、送信のタイムスロツトが一
巡しても送信パケツトが無い場合はCSMAモー
ドになる。
第8図、第9図、第10図は第4図及び第5図
に示した通信装置の動作をフローチヤートで示し
たものである。
第8図は初期設定及び送受信処理の切替のフロ
ーチヤートを示している。
第9図は送信処理のフローチヤートを示してお
り、伝送路上に信号が無い時間がタイムアウトす
るとCSMAモードで送信し、優先順位カウンタ
(スレーブ)が通信可の信号を出すとポーリング
モードで送信することを示している。
第10図は受信処理のフローチヤートを示して
いる。
受信信号の処理は従来の宛先付のパケツト信号
受信処理(CSMA)と同じである。その処理の
後、受信データが正常終了状態であるか否かを調
べ(通常の検査は、デリミタ符号、パケツト長、
フレームチエツクコード、伝送符号の符号変換則
違反、CSMA/CDではジヤミング信号等を調べ
る。)、正常ならばポーリングモードとし優先順位
カウンタ(マスタ)を更新する。受信データが異
常終了で、かつ連続して生じたときは優先順位カ
ウンタを再初期設定する。この機能を利用して再
初期設定した場合に、監視用通信装置の優先順位
を最高位におくと異常時にすぐ監視割込みができ
るので便利である。また、通信装置異常により、
自通信装置からの送信信号が3回以上連続して衝
突した場合には、自通信装置の異常として装置の
動作を停止する。これにより衝突の無限ループの
発生が避けられる。
第11図は連続パケツト伝送用付加回路を示す
もので、この回路を第5図のA点及びB点間に挿
入するとパケツト信号の連続伝送が可能となる。
図中、39は遅延回路、40はAND回路であ
る。この回路の動作は、正常パケツト信号送信に
続いて遅延回路39の遅延時間以内にパケツト信
号を伝送すると、AND回路40の働きにより、
優先順位カウンタ(マスタ)32−1への更新出
力を除去することにある。このように連続してパ
ケツト伝送を行つても優先順位カウンタ(マス
タ)32−1が変化しないので優先順位になつて
いる通信装置では連続のパケツト伝送が可能とな
る。
以上の説明はCSMAモードの例を示したが、
これに衝突検出機能を付けたCSMA/CDを用い
ても送信制御部を変更せずに使用でき、CSMA/
CDを用いると信号衝突後の処理が早くなる利点
がある。しかし伝送パケツト量が多くなつた場合
には、常時ポーリングモードとなるため、
CSMAとCSMA/CDのいずれを用いても伝送効
率には大きな差は生じない。
また、上記説明では伝送路としてパスを用いた
場合を述べたが、スター(光スター、衛生通信)
の場合にも適用可能で、この場合には第4図の送
信出力16を光送信機に接続し、受信入力10及
び13を光受信機に接続すればよい。
また、上記説明では、動作を開始した通信装置
からは送信できるとしているが、これを一定時間
受信処理のみを行わせるようにすると、その時間
内に動作を開始した通信装置をまとめて再初期設
定でき、再初期設定動作の回数が減少できる。
以上説明したように本発明はポーリング動作を
導入しても、通信手続や回路構成が複雑にならな
い利点があり、しかも従来問題とされていた高ト
ラフイツク時における衝突の回避を可能とした利
点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はバス伝送路を用いたマルチアクセス通
信方式の構成図、第2図は従来のマルチアクセス
通信装置を用いた通信のタイムチヤート、第3図
は端末数が4の場合のMSAP方式の例を示す図、
第4図は本発明のマルチアクセス通信装置の一実
施例の構成を示すブロツク図、第5図は第4図に
示した送信制御部5の詳細な構成を示す一実施例
の構成図、第6図は本発明の送信制御における2
モードの切替を示す説明図、第7図は本発明の通
信装置を用いた通信のタイムチヤート、第8図は
初期設定及び送受信処理の切替えのフローチヤー
ト、第9図は送信処理のフローチヤート、第10
図は受信処理のフローチヤート、第11図は連続
パケツト伝送用付加回路を示す図である。 1……通信装置、2……パケツト受信部、3…
…搬送波検知部、4……パケツト送信部、5……
通信制御部、30……タイムアウトカウンタ、3
1……タイムスロツト発振器、32……優先順位
カウンタ、33……シフトレジスタ、34,3
8,40……AND回路、35,36……OR回
路、39……遅延回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の通信装置とそれらを結ぶ共通の伝送路
    とにより構成したパケツト信号伝送のマルチアク
    セス通信装置において、前記通信装置は前記共通
    の伝送路で結ばれた全ての通信装置の数以上の周
    期〔N〕を有し、正常パケツト受信毎に更新され
    る第1のカウンタと、前記第1のカウンタと同じ
    周期を持ちパケツト受信後パケツトを送信するま
    でのタイムスロツト数を表わす第2のカウンタ
    と、前記〔N〕と前記伝送路の最大往復遅延時間
    以上の値〔t〕とを掛けた時間〔N×t〕をタイ
    ムアウト値とする第3のカウンタを具備し、第1
    のカウンタの値Cを第2のカウンタにロードし、
    第2のカウンタをt毎に更新し、パケツト信号検
    出後〔N×t〕時間の経過時点で次のパケツト信
    号を検出せず、かつ、送信すべきパケツトを有す
    る時にはパケツトを送信し、又第3のカウンタが
    タイムアウトになつた後で、送信すべきパケツト
    を有する時には搬送波検知多元接続手順CSMA
    又は衝突検出付き搬送波検知多元接続手順
    CSMA/CDでパケツト通信を行い、さらに、受
    信パケツト信号が自装置宛の場合には取り込み、
    2回以上連続して異常パケツト信号を受信した場
    合に前記第1のカウンタを各マルチアクセス通信
    装置で異なる値に設定するようにしたことを特徴
    とするマルチアクセス通信装置。
JP21696282A 1982-12-13 1982-12-13 マルチアクセス通信装置 Granted JPS59107666A (ja)

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