JP3261589B2 - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

Info

Publication number
JP3261589B2
JP3261589B2 JP21896095A JP21896095A JP3261589B2 JP 3261589 B2 JP3261589 B2 JP 3261589B2 JP 21896095 A JP21896095 A JP 21896095A JP 21896095 A JP21896095 A JP 21896095A JP 3261589 B2 JP3261589 B2 JP 3261589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
carrier
transmission
communication control
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21896095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0964935A (ja
Inventor
健一 成川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP21896095A priority Critical patent/JP3261589B2/ja
Publication of JPH0964935A publication Critical patent/JPH0964935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3261589B2 publication Critical patent/JP3261589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つのチャネルを複数
の通信局が共用する通信システムにおける通信制御装置
の改良に関するものである。さらに詳しくは、チャネル
で通信フレームの衝突が起こる確率を低減した通信制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、1つのチャネルに複数の通信
局が信号を送信する、いわゆるマルチアクセス通信を行
う無線回路では、複数の通信局からの信号を1つのチャ
ネルが同時に受信してしまう現象(この現象をフレーム
衝突とする)が起こることがある。フレーム衝突を低減
するための通信制御装置として、各通信局は、使用すべ
きチャネルに他局の送信を示すキャリアが出ていないこ
とを確認してから開始するCSMA(Carrier
Sense Multiple Access)方式の通
信制御装置がある。チャネルに他局の送信を示すキャリ
アが出ているかどうかを検出することをキャリアセンス
という。
【0003】さらに、無線通信においては特に、通信局
は、上述したキャリアセンスにより他局の送信が終了し
たことを確認した後も、一定時間を限度とし長さがラン
ダムに決められるランダム時間を設定し、設定したラン
ダム時間の間、キャリアセンスを継続し、ランダム時間
の間にキャリアが検出されなければ送信を開始するラン
ダム遅延CSMA方式の通信制御装置がある。チャネル
に送信する通信局の数が多く、チャネルが高負荷になっ
ている状態では、フレーム衝突が起こる確率が高くな
る。従来におけるランダム遅延CSMA方式の通信制御
装置では、どの長さのランダム時間も一定の確率で設定
されていた。このため、チャネルが高負荷になっている
状態のときに、設定されたランダム時間が偶然短かけれ
ばフレーム衝突が起こる確率が高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した問題
点を解決するためになされたものであり、ランダム遅延
CSMA方式の通信制御装置で設定されるランダム時間
を、長いランダム時間ほど高い確率で設定されるように
したことによって、チャネルが高負荷になっている状態
でフレーム衝突が起こる確率を低減できる通信制御装置
を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は次のとおりの構
成になった通信制御装置である。 (1)1つのチャネルを複数の通信局が共用し、各通信
局は、チャネルにキャリアが出ていないことを確認する
ことにより他局の送信終了を検出し、送信終了の検出後
に一定時間を限度とし長さがランダムに決められるラン
ダム時間を設定し、このランダム時間の間、チャネルに
おけるキャリアの有無を監視し、監視の結果キャリアが
無いときは送信を開始するランダム遅延CSMA方式の
通信制御装置において、チャネルに対してキャリアセン
スを行い、チャネルが空いているかどうかを示すキャリ
アセンス信号を出力する送受信回路と、この送受信回路
がキャリア無しのキャリアセンス信号を出力し、後述す
るタイマ回路がタイムアウト信号を出力すると送信動作
を開始する通信制御部と、前記送受信回路からのキャリ
アセンス信号がキャリア無しになる毎に設定値が設定さ
れ、設定値に基づく時間だけ計数したところでタイムア
ウト信号を発生し、この設定値は大きな値ほど高い確率
で設定されるタイマ回路と、を有することを特徴とする
通信制御装置。 (2)長さがtdのランダム時間が設定される確率は、
2td/Tm2(ただし、Tmは前記一定時間,0≦td≦
Tm)で与えられることを特徴とする(1)記載の通信
制御装置
【0006】
【作用】このような本発明では、他局の送信終了を検出
し、検出後に一定時間を限度とし長いランダム時間ほど
高い確率で発生するランダム時間を設定する。設定した
ランダム時間の間、チャネルにおけるキャリアの有無を
監視し、監視の結果キャリアが無いときは送信を開始す
る。長さがtdのランダム時間が設定される確率は2td
/Tm2で与える。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を説明
する。
【実施例】図1は本発明にかかる通信制御装置の構成例
を示した図である。図1において、1はチャネル(図示
せず)に対して電波の送受信を行う送受信回路(以下、
RF回路とする)、2は通信制御部、3はRF回路1か
ら必要な信号を入力した後、設定された時間を計数し、
計数が終了したときにタイムアウト信号を通信制御部2
に出力するタイマ回路である。これらRF回路1、通信
制御部2、タイマ回路3は互いにデータラインで接続さ
れている。図1に示す装置が1つの通信局をなしてい
て、複数の通信局が1つのチャネルを共用している。
【0008】RF回路1は、使用すべきチャネルから電
波を受信することで、キャリアセンスを行う。そして、
使用すべきチャネルが空いているか否かを示すキャリア
センス信号を通信制御部2とタイマ回路3に出力する。
また、RF回路1は通信制御部2からの指示により送信
動作を行う。通信制御部2は、通信局の本体装置(図示
せず)から送信データを入力した後、RF回路1からの
キャリアセンス信号、及び、タイマ回路3からのタイム
アウト信号に基づいて送信動作を開始するとともに、R
F回路1がチャネルから受信したデータを本体装置に出
力する。タイマ回路3は、他局の送信が終了したことを
確認した後もキャリアセンスを継続するために設けられ
たタイマ回路であり、RF回路1からのキャリアセンス
信号がオフ(キャリア無し)に変化すると、自身で設定
値を発生し起動する。タイマ回路3は、起動されると、
設定値に基づく時間だけ計数をしたところでタイムアウ
ト信号を発生する。なお、キャリアセンス信号がオン
(キャリア有り)になるとタイマ回路3はリセットされ
る。タイマ回路3の設定値は、キャリアセンス信号がオ
フになる毎に設定され、最大設定時間Tmを上限値と
し、値はランダムに決められ、Tmに近い値ほど高い確
率で設定される(大きな値ほど高い確率で設定され
る)。タイマ回路3の設定値がランダム時間になる。
【0009】図2はタイマ回路3の具体的構成例を示し
た図である。図2において、31はフリーランカウンタ
で、どの値のカウントも一様の確率で発生するランダム
値を出力する。32はフリーランカウンタのカウントに
対して開平演算を行う開平回路、33は最大値が設定さ
れる最大値設定レジスタ、34は開平回路32で求めた
値に最大値設定レジスタに設定された最大値を乗じる乗
算回路である。35はタイマであり、乗算回路34の乗
算値が設定され、起動されると、設定値に基づく時間だ
け計数をしたところでタイムアウト信号を発生する。タ
イマ35はキャリアセンス信号がオフになると起動さ
れ、オンになるとリセットされる。最大値設定レジスタ
33に最大値を設定しておくのは、フリーランカウンタ
31が最大値をとったときに開平回路32で開平した値
をタイマ35の設定値の最大値と合わせるためである。
フリーランカウンタ31のカウントを開平回路32で開
平することにより、大きな値ほど高い確率でタイマ35
に設定される。
【0010】図1の通信制御装置の動作を説明する。図
3は動作手順を示したフローチャートである。図3のフ
ローチャートのステップ順に従って説明する。 (S1)本体装置より通信制御部2に送信要求が発生す
ると、通信制御部2の指令によりRF回路1はキャリア
センスを行い、他局の送信が有るかどうかを判断する。
他局の送信が無いときは送信を開始する。 (S2)他局の送信が有るときは、キャリアセンスを続
け、他局の送信が終了したかどうかを判断する。他局の
送信が終了しないときはさらにキャリアセンスを続け
る。 (S3)他局の送信が終了したときは、キャリアが検出
されなくなるので、キャリアセンス信号がオフに変化す
る。これによって、タイマ回路3は、ランダム時間を自
身で設定する。このランダム時間は、最大設定時間Tm
を上限値とし、長さがランダムに決められ、Tmに近い
値ほど高い確率で発生する時間である。 (S4)タイマ回路3が起動し、キャリアセンスが継続
する。 (S5)キャリアセンスを行い、他局の送信が有るかど
うかを判断する。他局の送信が有るときは処理S2へ戻
り、他局の送信の終了を監視する。 (S6)他局の送信が無いときは、タイマ回路3がタイ
ムアウトしたかどうかを判断する。タイムアウトしたと
きは通信局は送信を開始する。タイムアウトしていない
ときは処理S5へ戻り他局の送信が有るかどうかを監視
する。このような手順を経て送信を開始する。
【0011】ここで、タイマ回路3に設定するランダム
時間について説明する。ランダム遅延CSMA方式の通
信制御装置では、他局の送信が終了したことを確認した
後もキャリアセンスを継続するために、0〜Tmの範囲
で長さがランダムに決められるランダム時間を設けてい
た。従来におけるランダム遅延CSMA方式の通信制御
装置では、長さtdのランダム時間が発生する確率P1は
次式で与えられる。 P1=1/Tm (0≦td≦Tmのとき) =0 (td<0,td>Tmのとき) … 式に示すように、確率P1を与える式は、tdが含まれ
ていなくて定数になっているため、どの長さのランダム
時間も一様の確率で発生する。これに対して本発明にか
かるランダム遅延CSMA方式の通信制御装置では、長
さtdのランダム時間が発生する確率P2は次式で与えら
れる。 P2=2td/Tm2 (0≦td≦Tmのとき) =0 (td<0,td>Tmのとき) … 式に示すように、確率P2はtdに比例しているため、
長いランダム時間ほど高い確率で発生する。
【0012】図4はランダム時間とその発生確率の関係
を示したグラフである。図4で、A1は式を表したグ
ラフ、A2は式を表したグラフである。図4に示すよ
うに、従来例ではどの長さのランダム時間も発生確率が
同じである。これに対して、本発明にかかる装置ではラ
ンダム時間の長さtdが長くなるほど発生確率が高くな
る。
【0013】図5はチャネルを共用する通信局の数とフ
レームの衝突確率の関係を示したグラフである。図5に
おいて、B1は従来例の衝突確率を示したグラフ、B2
は本発明にかかる装置の衝突確率を示したグラフであ
る。図5に示すように、通信局の数が多い高負荷の状態
では、本発明にかかる装置は従来例に比べてフレームの
衝突確率が低くなる。
【0014】なお、長さtdのランダム時間が発生する
確率は式に限定されることなく、長さtdが大きくな
るほど発生確率が高くなる式、例えば、tdを変数とす
る1次式、2次式等の増加関数であってもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ランダム遅延CSMA
方式の通信制御装置で設定されるランダム時間は、長い
ランダム時間ほど高い確率で発生する。このため、十分
に長い時間をとって他局の送信が無いことを確認してか
ら自局の送信を開始することが多くなる。これによっ
て、チャネルが高負荷になっている状態でフレーム衝突
が起こる確率を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる通信制御装置の構成例を示した
図である。
【図2】タイマ回路の具体的構成例を示した図である。
【図3】図1の装置の動作手順を示したフローチャート
である。
【図4】ランダム時間とその発生確率の関係を示したグ
ラフである。
【図5】チャネルを共用する通信局の数とフレームの衝
突確率の関係を示したグラフである。
【符号の説明】
1 RF回路 2 通信制御部 3 タイマ回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのチャネルを複数の通信局が共用
    し、各通信局は、チャネルにキャリアが出ていないこと
    を確認することにより他局の送信終了を検出し、送信終
    了の検出後に一定時間を限度とし長さがランダムに決め
    られるランダム時間を設定し、このランダム時間の間、
    チャネルにおけるキャリアの有無を監視し、監視の結果
    キャリアが無いときは送信を開始するランダム遅延CS
    MA方式の通信制御装置において、チャネルに対してキャリアセンスを行い、チャネルが空
    いているかどうかを示すキャリアセンス信号を出力する
    送受信回路と、 この送受信回路がキャリア無しのキャリアセンス信号を
    出力し、後述するタイマ回路がタイムアウト信号を出力
    すると送信動作を開始する通信制御部と、 前記送受信回路からのキャリアセンス信号がキャリア無
    しになる毎に設定値が設定され、設定値に基づく時間だ
    け計数したところでタイムアウト信号を発生し、この設
    定値は大きな値ほど高い確率で設定されるタイマ回路
    と、 を有することを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 長さがtdのランダム時間が設定される
    確率は、2td/Tm2(ただし、Tmは前記一定時間,0
    ≦td≦Tm)で与えられることを特徴とする請求項1記
    載の通信制御装置
JP21896095A 1995-08-28 1995-08-28 通信制御装置 Expired - Fee Related JP3261589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21896095A JP3261589B2 (ja) 1995-08-28 1995-08-28 通信制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21896095A JP3261589B2 (ja) 1995-08-28 1995-08-28 通信制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0964935A JPH0964935A (ja) 1997-03-07
JP3261589B2 true JP3261589B2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=16728051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21896095A Expired - Fee Related JP3261589B2 (ja) 1995-08-28 1995-08-28 通信制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3261589B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010046952A (ko) * 1999-11-16 2001-06-15 배동만 제밍 방지 무선 송수신 방법
US8689026B2 (en) 2008-05-20 2014-04-01 Intel Corporation Enhancing power efficiency in a wireless internet card

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0964935A (ja) 1997-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0475682B1 (en) Local area network having a wireless transmission link
US5640390A (en) Wireless communication network system
JPH0411057B2 (ja)
JPS60501484A (ja) 通信ネツトワ−ク内での伝送の衝突に続く伝送遅延を減少するための方法及び装置
US5430843A (en) Data transmission system and method for transmitting data having real-time and non-real-time characteristics
JPH09200212A (ja) ローカル・エリア・ネットワークlan端末及び端末間の衝突回避方法
JP3261589B2 (ja) 通信制御装置
US7539206B2 (en) Communication apparatus and method for supporting carrier sense multiple access/collision detection
US5812766A (en) Protocol conversion system
JP2715938B2 (ja) 無線通信ネットワークの端末装置
US6766384B2 (en) Method for avoiding data collision in half-duplex mode using direct memory access logic
KR100259363B1 (ko) 근거리통신망 제어장치 및 방법
JPH07264204A (ja) 通信システム
JP2985180B2 (ja) 無線通信装置
JPH0153820B2 (ja)
JPH06232879A (ja) トークン検出制御ネットワーク
JPH07264203A (ja) 通信制御装置
CN116709580A (zh) 控制多链路设备传输数据的方法、装置、设备及存储介质
JP2692255B2 (ja) マルチドロップ通信方式
JPH05304530A (ja) バス型lan
JPH0457146B2 (ja)
JP2009005074A (ja) 無線通信ネットワーク
JPH06311165A (ja) 伝送装置
JPH08139734A (ja) スペクトラム拡散無線通信システム
JP2001086121A (ja) データ通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees