JPH05304530A - バス型lan - Google Patents

バス型lan

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JPH05304530A
JPH05304530A JP4049041A JP4904192A JPH05304530A JP H05304530 A JPH05304530 A JP H05304530A JP 4049041 A JP4049041 A JP 4049041A JP 4904192 A JP4904192 A JP 4904192A JP H05304530 A JPH05304530 A JP H05304530A
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JP
Japan
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signal
access control
token passing
input
csma
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JP4049041A
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English (en)
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Toshiki Kawamura
俊樹 河村
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高負荷時にはトークンパッシングアクセス制御
手順で、低負荷時にはCSMA/CDアクセス制御手順
で端末装置間の通信を行うことを可能とする。 【構成】各端末装置中にトークンパッシング選択信号の
受信時にイネーブル信号31を出力しトークンパッシン
グアクセス制御手順実行部2を動作させ、ブロードキャ
ストフレームを受信時にイネーブル信号32を出力しC
SMA/CDアクセス制御手順実行部1を動作させるモ
ード切替制御部3を設ける。CSMA/CDモードで高
負荷状態となったことを検出する第1のカウンタ12
と、トークンパッシングモードで通信中に低負荷状態と
なったことを検出する第2のカウンタ22を設ける。こ
れらカウンタにより低負荷状態と高負荷状態を検出させ
低負荷時にはブロッドキャストフレームを、また、高負
荷時にはトークンパッシング選択信号を送信制御部4を
介してLAN用バス5に出力させ適切な通信モードに切
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバス型LAN(ローカル
エリアネットワーク)に関し、特にトークンパッシング
方式とキャリヤ検知多重アクセス/衝突検出方式の2種
類のアクセス制御手順を必要に応じて切替えて相互間の
通信を行うバス型LANに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LANは、1種類のアクセス制御
手順のみを有しており、特に、バス型LANにおいて
は、CSMA/CD(キャリア検知多重アクセス/衝突
検出)アクセス制御手順あるいはトークンパッシングア
クセス制御手順の何れかの制御手順を使用しているもの
が多い。
【0003】図3は本発明および従来の端末装置をLA
N用バス5で接続した状態を示すバス型LANの説明図
である。
【0004】CSMA/CDアクセス制御手順を使用し
たLANにおいては、LAN用バス5に接続された複数
台の端末装置50〜Nのそれぞれは、LAN用バス5上
のキャリアの有無、すなわち、他の端末装置の何れかが
フレームを送信しているか否か、を検出する。もしキャ
リアを検出したときはビジイすなわちLAN用バス5が
使用中であると判断し、LAN用バス5上のキャリアが
検出されなくなる(アイドル状態)なるまで待機し、ア
イドル状態になったとき、制御状態のみまたはデータを
含み、始まりと終りの識別子を宛先と送信元アドレスを
もつフレームをLAN用バス5に送出する。
【0005】LAN用バス5上をフレームが伝搬してい
く時間(伝搬遅延時間)が存在するので、アイドル状態
を検出した端末装置の内の1つが上のようなフレームを
送出したとき、他の端末装置からもフレームを送出しフ
レームが衝突する場合を生ずる。そこで、フレームを送
出する端末装置は、衝突の有無を監視し、衝突検出時
は、ジャミング信号を予め定められた一定時間送出し、
衝突を他のステーショに連絡したのち通信を中断する。
次いで、LANを構成する端末装置それぞれに予め与え
られている互いに異なる待ち時間経過後に、LAN用バ
ス5の監視状態から再びフレームの送信を行う。
【0006】また、トークンパッシングアクセス手順を
用いたLAN用装置においては、図3のようにLAN用
バス5に接続された複数の端末装置50〜Nを特定の順
序、たとえば端末装置50から始まりNまでの端末装置
をこの順序で送信権を得ると送信要求が存在する端末装
置は巡回して来たトークンを捕獲し、データを含むフレ
ームを送出してから、トークンを送出し、下流の端末に
送信権を渡す。トークンが一定時間以上巡回しなくなっ
たことを検出すると、通常端末装置50〜Nの内の一つ
がLAN用バス5上の残存フレームを消去し、新たに上
述したトークンを発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】今、図3に示すN台の
端末装置50からNまでに伝送されるまでの信号の伝搬
遅延時間をτとすれば隣接局間の平均伝搬遅延時間はτ
/(N−1)となる。トークンフレームの保留時間をτ
T とし、各局の平均局内遅延時間をτD (CSM/CD
アクセス制御手順の場合はτD ≒キャリア検出遅延時
間、トークンパッシングアクセス制御手順の場合はτD
≒トークン検出遅延時間+トークン送出遅延時間)とす
る。各端末装置からの呼の生起は、平均生起呼数密度λ
の準ランダム生起とし、平均保留時間をhとする。
【0008】任意の局が呼の送信を完了してから次に任
意の局に呼の生起するまでの間隔が1/Nλであるよう
な状態を低負荷状態と称する。また、N個の局全てに送
信要求があり、かつ、呼の送信終了(CSMA/CDの
場合はリトライタイムアウト時も含む)と同時に次の呼
が生起するような状態を高負荷状態と称する。
【0009】以下にCMA/CDアクセス制御手順とト
ークンパッシング制御手順の各制御手順のそれぞれの制
御手順でデータの伝送を行う場合と高負荷状態での有効
フレーム平均送信待ち時間をそれぞれ説明する。
【0010】まず、CSMA/CDアクセス制御手順に
より通信を行う場合には、低負荷状態のときの有効フレ
ーム平均送信待ち時間WLCは、平均生起間隔が1/Nλ
であるから、送信要求の生じた端末装置はキャリアの有
無を識別するために必要な端末内遅延時間τD のみとな
る、すなわち、WLC=τD ≒(τD 〈〈1/Nλ)とな
る。
【0011】高負荷状態での有効フレーム平均待ち時間
LCは上述した仮定に従うと、有効なフレームの送信状
態はないので WHC=∞となる。
【0012】上述の説明から明らかなようにCSMA/
CDアクセス制御手順を用いたバス型LANでは低負荷
状態では負荷フレーム平均待ち時間は殆んど0で、即時
にフレームの送出を開始することができるが、高負荷状
態においてはフレームの衝突/再送を繰り返し、有効フ
レーム平均待ち時間が急激に増大して、フレームの転送
が不能となるという欠点を有している。
【0013】図4は高負荷状態におけるトークンパッシ
ングアクセス制御手順による通信動作を示す説明図であ
り、図5は低負荷状態におけるトークンパッシングアク
セス制御手順による通信動作を示す説明図である。
【0014】トークンパッシングアクセス制御手順を用
い図3に示された構成のLANにおいて、高負荷状態お
よび低負荷状態における有効フレーム平均送信待ち時間
をそれぞれWHTおよびWLTとする。
【0015】高負荷状態ではN台の端末装置50〜Nは
すべて同じ待ち時間であり、τT をトークンフレームの
平均保留時間、τD を平均端末装置内遅延時間(≒トー
クン検出遅延時間+トークン送出遅延時間)、hをフレ
ームの平均保留時間とすると、WHT=(N−1)・(h
+τT )+2τ+NτD となる。
【0016】図5に示すように、低負荷状態では、端末
装置51が送信したトークンフレームに引続くトークン
フレーム群(以下、単にトークンフレーム群と呼ぶ)
が、2τ+N・(τT +τD )毎に伝送路図3のLAN
用バスTを伝搬している。この状態において呼が生起す
ると、トークンフレーム群と次のトークンフレーム群の
間のどの時刻に生起するかを示す平均生起時刻tM は、
【0017】
【0018】となる。
【0019】ここで、
【0020】
【0021】とおき、
【0022】
【0023】と近似すれば
【0024】
【0025】となるので、
【0026】
【0027】となり、任意の端末装置Iにおける平均ト
ークン獲得待ち時間WI は、 WI =(トークンフレーム群の1サイクル時間)−(呼
の平均生起時刻) =2τ+N(τT −τD )−tM =τ+N/2(τT +τD ) となる。これを全端末装置について平均すると平均送信
待ち時間WLTは、
【0028】
【0029】となる。
【0030】従って、トークンパッシングアクセス制御
手順を用いるLANにおいては、高負荷状態では有効フ
レーム平均待ち時間は有限な値WHTをもち、平均してW
HT時間後には端末装置からデータを送信することができ
るが、低負荷状態でもWLTなる有効フレーム平均待ち時
間を要するため、低負荷状態においてはCSM/CDア
クセス制御手順を用いるLANのように上述した待ち時
間を短かくすることができないと言う欠点を有する。
【0031】本発明の目的は高負荷時にはトークンパッ
シングアクセス制御手順によるデータの伝送を行い、低
負荷時にはCSM/CDアクセス制御手順を用いたデー
タ伝送を行い従来よりも有効平均待ち時間を短かくし効
率良くデータの伝送を行うことのできるバス型LANを
提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明のバス型LAN
は、共通の伝送線路に接続された複数の端末装置で構成
されこれら端末装置間で前記伝送線路を介して相互にデ
ータの通信を行うバス型LANにおいて、前記すべての
端末装置が、前記伝送線路からブロードキャストフレー
ムを受信すると第1のイネーブル信号とともにCSMA
/CDモード信号を生成して出力しトークンパッシング
選択信号を受信すると第2のイネーブル信号とともにト
ークンパッシングモード信号を生成し出力するモード切
替手段と、前記第1にイネーブル信号が入力されている
ときのみ動作し送信すべく入力された信号をCSMA/
CDアクセス制御手順に従った信号に変換し出力すると
ともに前記伝送線路上のキャリヤの衝突を検知したとき
衝突検出パルスを出力するCSMA/CDアクセス制御
手順実行手段と、前記衝突検出パルス数をカウントし予
め定められた第1の値に前記カウンタ値が達すると第1
の起動信号を生成し出力する第1のカウンタと、前記第
1の起動信号を受信すると前記トークンパッシング選択
信号を出力する切替信号生成部と、前記第2のイネーブ
ル信号が入力されているときのみ動作し送信すべく入力
された信号をトークンパッシングアクセス制御手順に従
った信号に変換し出力するとともにトークンフレームの
送出ごとにインジケータパルスを出力するトークンパッ
シングアクセス制御手順実行手段と、前記インジケータ
パルスが入力されるごとに起動し予め設定された時間経
過するとタイムアウトし前記タイムアウトが行われるま
でに新たにインジケータパルスを受信するとアイドル検
出パルスを出力し前記タイムアウト後に前記インジケー
タパルスを受信すると再起動するとともにクリア信号を
出力するトークンタイマと、前記アイドル検出パルスの
パルス数をカウントしこのカウント数が予め定められた
第2の値に達すると第2の起動信号を出力する第2のカ
ウンタと、前記第2の起動信号が入力されると前記ブロ
ードキャストフレームを生成して出力するブロードキャ
ストフレーム生成部と、前記トークンパッシング選択信
号とブロードキャスト信号を受信するとそのまま前記伝
送線路に出力し前記トークンパッシングモード信号を受
信すると入力を前記トークンパッシングアクセス制御手
順実行手段と出力側に接続し入力された信号を前記伝送
線路に送出し前記CSMA/CDモード信号を受信する
と入力を前記CSMA/CDアクセス制御手順実行手段
の出力に接続し入力信号を前記伝送線路に送出する送信
制御部とを備えて構成されている。
【0033】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0034】図1は、本発明のバス型LANに用いる端
末装置の一実施例を示すブロック図であり、図2は本発
明のバス型LANに用いる端末装置の別の実施例を示す
ブロック図である。説明の前提を以下に示す。
【0035】ネットワーク立上げ時は、CSMA/CD
モードで動作するものとする。
【0036】すべて、定常状態、即ち、非活性局は無い
ものとして説明する。
【0037】図1に示した端末装置は、すでに図3に示
した端末装置50〜Nとして使用されるもので、これら
端末装置間を接続する伝搬路であるLAN用バス5に電
気的に結合する分岐器60と、LAN用バス5に対して
CSMA/CDまたはトークンパッシングアクセス制御
手順の何れかに入力を切替える送信の制御を行う送信制
御部4と、送信制御部4と分岐器60とを接続するライ
ンドライバ8と、図示されていない端末装置内の他の部
分から出力される送信信号に従いCSMA/CDアクセ
ス制御手順を実行し送信制御部4へ出力するCSMA/
CDアクセス制御手順実行部1と、LAN用バス5上の
キャリアの衝突を監視し衝突を生ずるごとに衝突信号を
生成し、CSMA/CDアクセス制御手順実行部1に送
出する衝突検出部6と、CSMA/CDアクセス制御手
順実行部1から出力される衝突検出パルス101のパル
ス数をカウントし、カウント値が予め定められた値Cに
達すると第1の起動信号を出力する第1のカウンタ12
と、第1のカウンタ12の出力側に接続され、第1の起
動信号を受信すると通常のジャム信号より長い接続時間
をもつジャム信号であるトークンパッシング切替信号を
送信制御部4に出力する切替信号生成部11と、トーク
ンパッシングアクセス制御手順を実行し送信制御部4に
出力するトークンパッシング制御手順実行部2と、分岐
器60を介してLAN用バス5中の信号を受信し、トー
クンパッシングアクセス制御手順実行部2と後述する受
信バッファ9へ出力するバッファアンプ7と、トークン
パッシングアクセス制御手順実行部2より出力されるイ
ンジケータパルス201を受信するトークンタイマ24
と、トークンタイマ24の出力側に接続されトークンタ
イマ24が出力するアイドル検出パルス241を受信す
ると第2の起動信号を出力する第2のカウンタ22と、
第2の起動信号を受信するとCSMA/CDアクセス制
御手順への切替を指定するブロードキャストフレームを
生成し送信制御部4に出力するブロードキャストフレー
ム生成部21と、イネーブル信号31をCSMA/CD
アクセス制御手順実行部1へまたイネーブル信号32を
トークンパッシングアクセス制御手順実行部4へ交互に
入力に従って出力するモード切替制御部3と、トークン
パッシング選択信号をバッファアンプ7を介して受信す
るとトークンパッシング切替信号131をモード切替制
御部3へ出力する切替信号検出部13と、前述したブロ
ードキャストフレームをバッファアンプ7を介して受信
するとブロードキャストフレーム検出信号231をモー
ド切替制御部3に出力する切替通知検出部23と、バッ
ファアンプ7を介して受信した信号を端末装置の図示さ
れていない部分へ出力する受信バッファ9および端末装
置の図示されていない部分からの出力を入力とし入力さ
れた信号をラインドライバ8とCSMA/CDアクセス
制御手順実行部1とトークンパッシングアクセス制御手
順実行部2とに出力する送信バッファ10とから構成さ
れている。
【0038】CSMA/CDアクセス制御手順実行部1
は送信バッファ10を介して端末装置の図示されていな
い部分から出力される信号をCSMA/CDアクセス制
御手順に従った送信信号に変換して送信制御部4に出力
するが、上述した送信信号はモード切替制御部3からイ
ネーブル信号31が出力されこのアクセス制御手順実行
部1に加えられているときのみ出力される。またCSM
A/CDアクセス制御手順実行部1はイネーブル信号3
1を受信しているときのみ衝突信号をも入力とし、送信
信号を送信制御部4へ出力中に衝突信号を受信すると、
前述した衝突検出パルス101を第1のカウンタ12に
出力する。
【0039】トークンパッシングアクセス制御手順実行
部2はイネーブル信号32を受信しているときのみ以下
の動作を行う。すなわち、送信バッファ10を介して出
力される信号をトークンパッシングアクセス制御手順に
従った処理を行った送信信号に変換し送信制御部4に出
力するとともに、トークンフレームの送出を終了するご
とにインジケータパルス201をトークンタイマ24に
出力する。
【0040】トークンタイマ24はインジケータパルス
201を受信すると起動し、予め定められた時間、すな
わち、他の端末装置に対して送信要求がない場合のトー
クンフレーム送信間隔に相当する時間より僅かに長い時
間、動作し、その間に新たなインジケータパルス201
が入力されないとタイムアウト行う。また上述したタイ
ムアウトが行われない内に新たなインジケータパルス2
01が入力されると、アイドル検出パルス241を出力
すると共に再起動を行う。
【0041】また、トークンタイマ24がタイムアウト
した後にインジケータパルス201が入力されると、ト
ークンタイマ24は再起動するとともに第2のカウンタ
22のカウンタ値をリセットする。
【0042】第2のカウンタ22はアイドル検出パルス
241のパルス数をカウントし予め定められた値Dに達
すると第2の起動信号をブロードキャストフレーム生成
部21に出力する。
【0043】なお上述のCとDの値は適切な値となるよ
うに予め定めておく。
【0044】先述したように図1に示された端末装置が
LAN用バス5で互いに接続されておりCSMA/CD
アクセス制御手順で端末装置間のデータ伝送が行われて
いるとき、衝突検出部6によりキャリアの衝突を検出す
ると、この検出が行われるごとに衝突検出信号がCSM
A/CDアクセス制御手順実行部1に出力される。CS
MA/CDアクセス制御手順実行制御部1は上述した衝
突検出信号を受信するごとに、衝突検出パルス101を
第1のカウンタ12に出力する。
【0045】第1のカウンタ12は、この衝突検出パル
ス101の数をカウントし、予め定められた値Cに達す
ると、先述した第1の起動信号を切替信号生成部11に
出力する。
【0046】切替信号生成部11は第1の起動信号を受
信するとトークンパッシング選択信号を送信制御部4に
出力する。送信制御部4はこの入力されたトークンパッ
シング選択信号をラインドライバ8と分岐器60を介し
てLAN用バス5に出力する。
【0047】図1に示された各構成要素をもちLAN用
バス5に接続されているすべての端末装置(トークンパ
ッシング選択信号を出力した端末装置を含む)は、それ
ぞれの端末装置内の切替信号検出部13で上述したトー
クンパッシング選択信号を検出し、トークンパッシング
切替信号131をモード切替部3へ出力する。
【0048】モード切替制御部3は、このトークンパッ
シング切替信号131を受信すると今まで送出していた
イネーブル信号31の送出を中止し、イネーブル信号3
2を出力してトークンパッシングアクセス制御手順実行
部2を動作状態とさせ、それまで動作させていたCSM
A/CDアクセス制御手順実行部1の動作を中断させ
る。また、モード切替制御部3は送信制御部4にCSM
A/CDモード信号を送り、送信制御部4の入力をCS
MA/CDアクセス制御手順実行部1からの入力からト
ークンパッシングアクセス制御手順実行部2からの入力
に切替える。
【0049】このようにして、CSMA/CDアクセス
制御手順により端末装置間のデータの伝送を行っている
場合にキャリアの衝突回数が予め設定してある回数Cに
達するとトークンパッシングアクセス制御手順によるデ
ータ伝送に切替えて以後のデータ伝送を行う。
【0050】上述したようにトークンパッシングアクセ
ス制御手順によるデータ伝送を行っているとき、トーク
ンパッシングアクセス制御手順実行部2がトークンフレ
ームの送出を終了するごとにインジケータパルス201
を出力する。上述したようにトークンタイマ24がこの
インジケータパルス201により起動されタイムアウト
しないうちに新たなインジケータパルス201を受信す
ると、アイドル検出パルス241を出力するとともにこ
のインジケータパルス201によってトークンタイマ2
4の再起動が行われる。
【0051】また、インジケータパルスの出力間隔がト
ークンタイマのタイムアウト時間より長いとアイドル検
出パルス241は出力されずトークンタイマの再起動が
行われ第2のカウンタのカウンタ値がリセットされる。
トークンタイマ24からアイドル検出パルス241が続
いて出力され第2のカウンタ22によるカウント値が予
め定められた値Dに達する。すなわち、アイドル状態が
引続いてD回生ずると、第2のカウンタ22から第2の
起動信号がブロードキャストフレーム生成部21に出力
される。
【0052】ブロードキャストフレーム生成部21は第
2の起動信号を受信するとブロードキャストフレームを
生成し、送信制御部4に出力する。
【0053】送信制御部4は入力されたブロードキャス
トフレームを送信権を獲得したときラインドライバ8お
よび分岐器60を介してLAN用バス5に送出する。
【0054】このブロードキャストフレームは、このブ
ロードキャストフレームを送出した端末装置を含むLA
N用バス5に接続されているすべての端末装置がもつ切
替通知検出部23により検出される。
【0055】切替通知検出部23はブロードキャストフ
レームを検出すると、ブロードキャストフレーム検出信
号231をモード切替制御部3に出力する。
【0056】モード切替制御部3はブロードキャストフ
レーム検出信号231を受信すると、イネーブル信号3
2の出力を中止し、トークンパッシングアクセス制御手
順実行部2の動作を中断させ、イネーブル信号31を出
力し、CSMA/CDアクセス制御手順実行部1を動作
状態とすると共に、モード制御部4は送信制御部4にト
ークンパッシングモード信号を送出し、送信制御部4の
入力をトークンパッシングアクセス制御手順実行部2A
の出力側からCSMA/CDアクセス制御手順実行部1
の出力側に切替える。
【0057】このようにして、トークンパッシングアク
セス制御手順により端末装置相互間のデータ伝送を行っ
ているとき、アイドル状態が引き続き先述したD回繰え
返されるとCSMA/CDアクセス制御手順によるデー
タ伝送に切替える。
【0058】図2にブロック図として示されている本発
明の別の実施例の端末装置は図1での構成と以下の点が
異なる以外はすべて図に示した構成の端末装置と同じで
あるので、以下に図1に示した端末装置と異なる部分に
ついてのみ説明を行う。
【0059】図2において第2のカウンタ22から出力
される第2の起動信号はCSMA選択信号生成部21A
に入力される。CSMA選択信号生成部21Aは第2の
起動信号を受信するとCSMA選択信号を送信制御部4
1に出力する。送信制御部41は図1で説明したブロー
ドキャストフレームの代りにCSMA選択信号を入力と
し、この端末装置に送信権が移ったときCSMA選択信
号を次の送信機をもつ端末装置と自身の端末装置に出力
する。モード切替制御部3の代りに3Aを入力としトー
クンパッシングアクセス制御手順実行部2の代りに2A
を入力としている以外送信制御部41のその他の動作は
図1に示した送信制御部4と同じである。
【0060】トークンパッシングアクセス制御手順実行
部2Aは自端末装置宛のCSMA選択信号を受信したと
きは、次の送信権をもつ端末装置に対してCSMA選択
信号を送信制御部41を介してLAN用バス5に出力す
る以外は図1に示されているトークンパッシングアクセ
ス制御手順実行部2と同じ動作を行う。CSMA選択信
号検出部23Aはバッファアンプ7の出力を入力とし、
自端末装置宛のCSMA選択信号を検知したときCSM
A切替信号231Aをモード切替制御部3Aに出力す
る。
【0061】モード切替制御部3Aは図1に示したモー
ド切替制御部3でブロードキャストフレーム検査信号2
31を受信する代りにCSMA切替信号231Aを受信
し、CSMA切替信号231Aを受信したときイネーブ
ル信号32の出力を中止しイネーブル信号31を出力す
ると共に送信制御部41に対してトークンパッシングモ
ード信号を出力する。これ以外のモード切替制御部3A
の動作は図1で説明したモード切替制御部3と同じであ
る。
【0062】トークンパッシングアクセス制御手順実行
部2Aはバッファアンプ7を介して自端末装置宛のCS
MA選択信号を受信したとき送信制御部41を介して次
の送信権を持つ端末装置宛にCSMA選択信号を送出す
る以外は図1で説明したトークンパッシングアクセス制
御手順実行部2と同じ動作を行う。
【0063】従って、図2に示した端末装置を複数台L
AN用バス5に接続したバス型LANにおいても、図1
に示した端末装置を複数台LAN用バス5に接続したバ
ス型LANと同様な動作を行うことできることは明らか
である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明のLANを用
いることによりLAN用バスに接続される各端末装置に
おいて低負荷時には、ほぼ送信持ち時間なしでデータの
送信を行うことのできるCSMA/CDアクセス制御手
順によりデータの送信を行い、キャリアの衝突回数を第
1のカウンタでカウントして、予め定めた値にこのカウ
ント値が達するとトークンパッシングアクセス制御手順
によるデータの送信に切り替え、トークンパッシングア
クセス制御手順でデータの送信を行っているとき第2の
カウンタでカウントされるアイドルフレームの回数が予
め定められた値に達するとCSMA/CDアクセス制御
手順によるデータの送信に切替えることができるため、
送信データの持ち時間を従来のこの種のLANより小と
して効率よくデータの送信を行うことできるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバス型LANを構成する端末装置の一
実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明のバス型LANを構成する端末装置の別
の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明および従来のこの種のバス型LANの端
末装置とLAN用バスとの接続状態を示す説明図であ
る。
【図4】トークンパッシングアクセス制御手順で端末装
置間の通信を高負荷状態で行っているときの動作を示す
説明図である。
【図5】トークンパッシングアクセス制御手順で端末装
置間の通信を低負荷状態で行っているときの動作を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 CSMA/CDアクセス制御手順実行部 2 トークンパッシングアクセス制御手順実行部 3 モード切替制御部 4 送信制御部 5 LAN用バス 6 衝突検出部 11 切替信号生成部 12 第1のカウンタ 13 切替信号検出部 21 ブロードキャストフレーム生成部 22 第2のカウンタ 23 切替通知検出部 24 トークンタイマ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の伝送線路に接続された複数の端末
    装置で構成されこれら端末装置間で前記伝送線路を介し
    て相互にデータの通信を行うバス型LANにおいて、前
    記すべての端末装置が、前記伝送線路からブロードキャ
    ストフレームを受信すると第1のイネーブル信号ととも
    にCSMA/CDモード信号を生成して出力しトークン
    パッシング選択信号を受信すると第2のイネーブル信号
    とともにトークンパッシングモード信号を生成し出力す
    るモード切替手段と、前記第1のイネーブル信号が入力
    されているときのみ動作し送信すべく入力された信号を
    CSMA/CDアクセス制御手順に従った信号に変換し
    出力するとともに前記伝送線路上のキャリヤの衝突を検
    知したとき衝突検出パルスを出力するCSMA/CDア
    クセス制御手順実行手段と、前記衝突検出パルス数をカ
    ウントし予め定められた第1の値に前記カウンタ値が達
    すると第1の起動信号を生成し出力する第1のカウンタ
    と、前記第1の起動信号を受信すると前記トークンパッ
    シング選択信号を出力する切替信号生成部と、前記第2
    のイネーブル信号が入力されているときのみ動作し送信
    すべく入力された信号をトークンパッシングアクセス制
    御手順に従った信号に変換し出力するとともにトークン
    フレームの送出ごとにインジケータパルスを出力するト
    ークンパッシングアクセス制御手順実行手段と、前記イ
    ンジケータパルスが入力されるごとに起動し予め設定さ
    れた時間経過するとタイムアウトし前記タイムアウトが
    行われるまでに新たにインジケータパルスを受信すると
    アイドル検出パルスを出力し前記タイムアウト後に前記
    インジケータパルスを受信すると再起動するとともにク
    リア信号を出力するトークンタイマと、前記アイドル検
    出パルスのパルス数をカウントしこのカウント数が予め
    定められた第2の値に達すると第2の起動信号を出力す
    る第2のカウンタと、前記第2の起動信号が入力される
    と前記ブロードキャストフレームを生成して出力するブ
    ロードキャストフレーム生成部と、前記トークンパッシ
    ング選択信号とブロードキャスト信号を受信するとその
    まま前記伝送線路に出力し前記トークンパッシングモー
    ド信号を受信すると入力を前記トークンパッシングアク
    セス制御手順実行手段と出力側に接続し入力された信号
    を前記伝送線路に送出し前記CSMA/CDモード信号
    を受信すると入力を前記CSMA/CDアクセス制御手
    順実行手段の出力に接続し入力信号を前記伝送線路に送
    出する送信制御部とを備えることを特徴とするバス型L
    AN。
  2. 【請求項2】 共通の伝送線路に接続された複数の端末
    装置で構成されこれら端末装置間で前記伝送線路を介し
    て相互にデータの通信を行うバス型LANにおいて、前
    記すべての端末装置が、前記伝送線路からCSMA選択
    信号を受信すると第1のイネーブル信号とともにCSM
    A/CDモード信号を生成して出力しトークンパッシン
    グ選択信号を受信すると第2のイネーブル信号とともに
    トークンパッシングモード信号を生成し出力するモード
    切替手段と、前記第1のイネーブル信号が入力されてい
    るときのみ動作し送信すべく入力された信号をCSMA
    /CDアクセス制御手順に従った信号に変換し出力する
    とともに前記伝送線路上のキャリヤの衝突を検知したと
    き衝突検出パルスを出力するCSMA/CDアクセス制
    御手順実行手段と、前記衝突検出パルス数をカウントし
    予め定められた第1の値に前記カウント値が達すると第
    1の起動信号を生成し出力する第1のカウンタと、前記
    第1の起動信号を受信すると前記トークンパッシング選
    択信号を出力する切替信号生成部と、前記第2のイネー
    ブル信号が入力されているときのみ動作し送信すべく入
    力された信号とをトークンパッシングアクセス制御手順
    に従った信号に変換し出力し自端末装置および他端末装
    置から出力された前記CSMA選択信号を前記伝送線路
    から受信すると次の送信権を持つ端末装置宛の前記CS
    MA選択信号を出力するとともにトークンフレームの送
    出ごとにインジケータパルスを出力するトークンパッシ
    ングアクセス制御手順実行手段と、前記インジケータパ
    ルスが入力されるごとに起動し予め設定された時間経過
    するとタイムアウトし前記タイムアウトが行われるまで
    に新たにインジケータパルスを受信するとアイドル検出
    パルスを出力し前記タイムアウト後に前記インジケータ
    パルスを受信すると再起動するとともにクリア信号を出
    力するトークンタイマと、前記アイドル検出パルスのパ
    ルス数をカウントしこのカウント数が予め定められた第
    2の値に達すると第2の起動信号を出力する第2のカウ
    ンタと、前記第2の起動信号が入力されると前記CSM
    A選択信号を生成して出力するCSMA選択信号生成部
    と、前記トークンパッシング選択信号とCSMA選択信
    号を受信するとそのまま前記伝送線路に出力し前記トー
    クンパッシングモード信号を受信すると入力を前記トー
    クンパッシングアクセス制御手順実行手段の出力側に接
    続し入力された信号を前記伝送線路に送出し前記CSM
    A/CDモード信号を受信すると入力を前記CSMA/
    CDアクセス制御手順実行手段の出力に接続し入力信号
    を前記伝送線路に送出する送信制御部とを備えることを
    特徴とするバス型LAN。
JP4049041A 1992-03-06 1992-03-06 バス型lan Withdrawn JPH05304530A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7821964B2 (en) 2003-11-07 2010-10-26 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for network coordination
US8213301B2 (en) 2003-11-07 2012-07-03 Sharp Laboratories Of America, Inc. Systems and methods for network channel characteristic measurement and network management

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