JPH0152245B2 - - Google Patents

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JPH0152245B2
JPH0152245B2 JP29253485A JP29253485A JPH0152245B2 JP H0152245 B2 JPH0152245 B2 JP H0152245B2 JP 29253485 A JP29253485 A JP 29253485A JP 29253485 A JP29253485 A JP 29253485A JP H0152245 B2 JPH0152245 B2 JP H0152245B2
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JP
Japan
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coil
wrapping paper
main body
support arm
mounting frame
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JP29253485A
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Inventor
Yoshio Yagi
Shoichiro Myazaki
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPS62158623A publication Critical patent/JPS62158623A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、薄鋼板等の円筒物(以下コイルとい
う)の出荷梱包における包装紙の折り込み作業
を、自動化省力化する円筒物端面包装装置に関す
るものである。
(従来の技術) コイルの包装紙の端面折り込み技術が従来から
各種提案されている。例えば特公昭52−19149号
公報は、コイル等の包装紙耳部を円周方向の複数
個の点において挾持し、コイル端面の中心方向に
寄せると共に、装置全体をコイル端面方向に移動
させることが提起されている。
又特開昭52−49189号公報は、先端に夫々凹凸
ローラーを取り付けた長い腕により、コイル包装
紙の耳部を内側と外側から包装紙の一番奥の点で
掴み、内外ローラー間で包装紙を掴んで、コイル
端面の中心方向に寄せると、内外ローラーと包装
紙の間に辷りが発生し、ひだが形成されることが
提起されている。
更に特開昭57−68315号公報は、コイル包装紙
の耳部のコイル円周方向外面に押板をセツトし、
押板の中間位置で耳部内面にひだ形成杆を接して
セツトして、押板の求心的滑動とひだ形成杆の連
動によつて、等間隔にラジアル方向のひだを形成
することを提案している。
本出願人らはさきに、特願昭59−272089号明細
書において、コイル包装紙の耳部に張力を与えな
がらコイル端面にひだを形成する装置を提案し
た。第14図は従来例の模式図であるが、包装紙
61の耳部をつかみ装置70で挾持しa、コイル
孔に指向して求心状に支持アームを移動するb。
このときつかみ部の水平折りぐせRが残り、折り
たゝみ終了時につかみを解放すると、cに示すよ
うに、包装紙の逆折れが発生し、包装紙折込み端
を完全にコイル孔に装入できなくなる難点があ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は本体取付フレームを極低摩擦スライド
機構を介して移動機台上に載置し、且つねじ機構
とカウンターバランス用流体圧シリンダーよりな
る円筒物軸心方向位置調整駆動機構に接続し、コ
イル包装紙の耳部を円周方向の複数個の点におい
て挾持し、前記カウンターバランス用液体圧シリ
ンダーに、本体取付フレームが被包装コイルの端
面から離れる方向に圧力をかけ、前記複数個の掴
み装置の支持アームを同時にコイル端面の中心方
向に寄せることにより、包装紙耳部に発生する張
力により、包装紙を拘束し、かつ装置全体が自動
的にコイル端面側に引き寄せられるようにして、
コイル端面にひだを規則正しく発生させる円筒物
端面包装装置において、折たゝみ終了時の包装紙
に逆折れの発生を防止する装置を提起するもので
ある。
(問題点を解決するための手段、作用) 本発明者らの経験によれば、円筒物の端面包装
装置において、ひだを規則正しく発生させて、整
然と折畳むためには、折畳過程において、包装紙
耳部自由端の拘束率をできるだけ大きくすること
が必要であるという知見を得ている。
即ち、本発明は固定機台にコイル軸心方向に位
置調整可能な移動機台を載置し、移動機台に本体
取付フレームを極低摩擦スライド機構を介して載
置し、且つねじ機構とカウンターバランス用流体
圧シリンダーよりなるコイル軸心方向位置調整駆
動機構に接続し、該フレームに昇降装置を介して
筒体を垂直方向に昇降自在に設け、該筒体に複数
個の支持ローラー及び回動駆動源を介して回動筒
を嵌装し、該回動筒に1個の支持アーム取付デイ
スクを取り付ける。
支持アームの取付方法の一実施例として、前記
デイスクの半径方向に複数個の放射状の長方形の
開孔を等間隔に穿設し、各開孔に摺動自在に支持
アーム基部を装着して、該デイスク面に沿つて支
持アームをコイル軸心方向に移動させる駆動源を
設け、支持アームを被包装コイルの端面に指向さ
せる。
各支持アームの先端に上部、下部部材からなる
包装紙耳部掴み装置を設け、前記上部部材に連結
して押え板を回動可能に設けて、コイル等の包装
紙耳部を円周方向の複数個の点において挾持し、
本体取付フレームのコイル軸心方向位置調整機構
カウンターバランス用流体圧シリンダーに、該フ
レームを被包装コイル端面から離れる方向に圧力
をかけた状態で、各支持アームをコイル端面中心
軸線方向に向かつて絞り込むように移動させる
と、包装紙耳部自由端は、張力によつて拘束され
た状態でコイル端面に向つて折り曲げられる。
本体取付フレームは、極低摩擦スライド機構を
介して移動機台上に載置されており、本体取付フ
レームと移動機台間の摩擦は非常に小さいので
(1/1000〜2/1000)、包装紙耳部自由端に発生する
比較的小さな張力によつて、本体取付フレーム全
体がコイル端面方向にひき寄せられ、その間に包
装紙耳部自由端は張力によつて拘束され、ひだは
規則正しく発生するのである。
以下、本発明を図面について詳述する。
本発明の円筒物端面包装装置は、第1図に示す
ように、コイル置台62に載置した被包装コイル
60の両端面に相対して設けられるが、以下説明
の便宜上一方の装置のみについて説明する。
第1図に示す如く、被包装コイルの一端面側の
床面上の固定機台10上に、移動機台12をコイ
ル軸心方向に移動可能に設ける。
移動機台12は、モーター13、駆動スクリユ
ー6−1、スクリユーブラケツト6−2、軸受1
4、摺動ブラケツト15、ガイドレール11を介
して、コイル寸法に対して包装紙耳部挾持装置の
初期位置を設定するために、コイル端面方向に水
平移動可能である。
更に移動機台12上には、第1図及び第2図に
示すように、後述する極低摩擦スライド機構を介
して本体取付フレーム20を載置する。
本体取付フレーム20は、モーター16、継手
4−1、軸受4−2及び4−3、駆動ねじ5、ね
じ付摺動ブラケツト7−1、ガイドレール7−
2、ブラケツト7−3及び第5図に示す流体圧シ
リンダー17を介して、水平方向に位置調節可能
とする。
昇降フレーム21は昇降用流体圧シリンダー2
2、その架台23、昇降フレームガイド24及び
流体圧シリンダーピストンロツド取付具25を介
して、本体取付フレーム20に昇降可能に取付け
られる。
昇降フレーム21の円筒物端面側に、筒体26
を、その軸心をコイル軸心方向に合せてその一端
を固定し、他端の外周に複数個の支持ローラー2
7−1、ブラケツト26−1、可撓接手26−2
及び筒体26の軸心を中心として、回動させるた
めの1個の流体圧シリンダー28を介して回動筒
27を嵌装し、該回動筒27に複数個の包装紙の
掴み装置70、押え板52、これらの支持アーム
50、アーム50の基部を、第2図乃至第5図に
示す如く、半径方向に拡縮可能に取付けた1個の
デイスク40及び複数個のアーム50の基部をデ
イスク面内で半径方向に同時に拡縮するための駆
動機構一式を取り付ける。
第1図及び第2図において、7−1はねじ付摺
動ブラケツトで、駆動軸5のねじと噛合し、ガイ
ドレール7−2上を摺動する。8はボールガイ
ド、9は固定ガイド、4−1はカツプリング、4
−2及び4−3は夫々軸受を示す。
流体圧シリンダ(以下シリンダという)17
は、包装紙折畳終了後本体取付フレーム20を、
モーター16により右方向に動かして、初期位置
に復帰させる場合は、カウンターバランスP1の
役目を果し、包装紙折畳中は包装紙に所要の張力
を与える背圧P2の役目を果す。
本体取付フレーム20のコイル軸心方向初期位
置の設定が終了すると、モーター16を逆転し
て、ねじ付摺動ブラケツト7−1は、第1図に示
す位置まで戻し、包装紙耳部折畳過程で、包装紙
に発生する張力で、本体取付フレーム20が、コ
イル端面方向に容易に動けるようにする。
第2図に示す如く、回動筒27は複数個の支持
ローラー27−1、ブラケツト26−1、自在ジ
ヨイント26−2及び流体圧シリンダー28を介
して、筒体26の周りに回動可能に取り付けられ
る。
第2図乃至第5図は、本発明の支持アーム50
をデイスク40への取付方法の一実施例について
の詳細を示す。
本発明の支持アーム取付デイスク40には、第
3図乃至第5図に示す如く、半径方向に複数個の
長方形の孔49を設け、この孔のふちに案内レー
ル48を設けて、その上を案内ローラー46を介
して、支持アーム50の基部をデイスクの半径方
向に摺動させる。
第1図、第2図及び第3図に示す如く、モータ
ー29の駆動により、チエーン45及び傘歯車4
2を介してアーム開閉ねじ41が回転する。支持
アーム取付デイスクには、第2図及び第4図に示
す如く、巾がW、長さが取付デイスクの半径の約
1/2程度の開孔部49を半径方向に放射状に設け
る。この例では、20゜間隔で、18箇所設けている
が、必ずしも限定されない。
この各々の開孔部には、第3図、第4図及び第
5図に示す如く、案内ローラー46−1乃至6、
46−1′乃至6′及び案内レール48−1、乃至
2、を取り付ける。
支持アーム開閉ローラー箱44には、上記の各
案内ローラーが収納されている他に、めねじ箱4
7が直結されており、これに噛み合うアーム開閉
ねじ41の回転によつて支持アーム50は、案内
ローラー46及び案内レール48によつて、取付
デイスク40の面に沿つて半径方向に拡大収縮す
る。
支持アーム50の先端には、第6図乃至第9図
に示すように、包装紙掴み装置70及び押え板5
2が取り付けられており、包装紙耳部を円周方向
の複数個の点で掴み、本体取付フレーム20を極
低摩擦スライド機構を介して、移動機台上に支持
した状態で、モーター29を駆動して複数個の支
持アーム50を、同時にコイル端面中心軸線方向
に絞り込むように寄せる。
これにより、本体取付フレーム20を、コイル
端面方向に引き寄せると共に、コイル端面に垂直
方向に襞を発生させ、シリンダー71により、包
装紙の掴みを解放し、更に押え板52で襞を押
え、第2図の流体圧シリンダー28により、支持
アーム50の取付デイスク40を取り付けた回動
筒27を回動させて襞を倒すものである。
第6図乃至第8図は、支持アーム50の先端に
設けられた包装紙掴み装置70の詳細を示す。
これ等の図において、挾持装置上部部材53及
び下部部材54は、包装紙の逆折れ防止のため、
コイルの軸心に対し折畳方向に適当な傾斜角度
(第8図−2ではβ≒45゜であるが、包装紙引張強
度の大きいものはβ>45゜)で、包装紙耳部をそ
の端から若干内側の点で挾持し、包装紙自由端が
保持されるスペースを広くしてある。
又、挾持装置上部及び下部部材は、コイル端面
円周方向に適当な曲率(第8図−1図及び第8図
−2図では約30〜50mmを与えて、折畳時に襞を発
生し易くしている。上部部材53はシリンダー7
6、ラツク59及びピニオン55を介して、回動
自在に軸支58される。
本発明における上部部材3と下部部材54の包
装紙耳部のつかみ面は、コイル軸とコイル端面と
の中間角度の傾斜が与えられている。即ち下部部
材54は傾斜角βが形成され、上部部材53はこ
れに当接するように設計される。傾斜角βは20〜
80゜、好ましくは45゜とする。
実験によると、前記上部、下部部材のつかみ面
は第8図−1に示すように、曲率Rを形成して、
下部部材54を凹面に、上部得材53を凸面にす
ると、ひだ形成に好都合なことが確認されてい
る。
包装紙耳部を掴み易くするために、第9図に示
す如く支持アーム50の先端は、コイルの軸心に
対して傾斜させ(α≒45゜)、挾持装置70を開い
た状態で、包装紙耳部に装入した後、上部部材を
回動させて下部部材との間で包装紙を挾持するよ
うにしている。
第9図において、シリンダー71は案内ガイド
72、リンク機構73、支点74、掴み装置下部
部材取付アーム54−2を介して、挾持装置下部
部材の押し付け及び解放を行う。
又押え板52は上部部材53とヒンジ77を介
して連結され、シリンダー51のロツドと軸支5
7されており、コイル端面を押える作用をする。
上部部材53及び下部部材54は、包装紙耳部
掴み位置補正時に、包装紙を挾持した状態で若干
滑らせる必要があるので、適当な摩擦係数の材量
を選択しなければならない。例えば、MCナイロ
ンの如き材料がよい。
第1図及び第2図に示す如く、回動筒27は筒
体26の外周にブラケツト26−1、可撓接手2
6−2、流体圧シリンダー28及び支持ローラー
27−1を介して、回動可能に嵌装される。
次に第1図及び第2図の記号75で示す極低摩
擦スライド機構について説明する。
極低摩擦スライド機構としては、摩擦係数が1/
1000〜2/1000程度となるような機構でであつて、
第10図〜12図に示すエアベアリング方式が適
当であるが、公知のホールスライドユニツト又は
電磁リフト方式でもよい。
第10図乃至第12図は、本発明の一実施例と
してエアベアリング機構を示す。図において、7
5は公知のエアベアリング、8はボールガイド、
9は固定ガイド、90は本体支持機枠を示す。
第10図に示す如くエアベアリング75は、た
わみ膜95に空気供給口Pを有し、小孔93が設
けられる。直径Dで囲まれた面積と、たわみ膜に
ためこまれる空気圧の積により支持能力Wが決定
される。
第11図に示す如くエアベアリングを作動させ
ると、本体取付フレーム20は、ボールガイド8
を介して容易に浮上し、移動機台12と本体支持
機枠90との間にすき間tが形成される。
第12図は、エアベアリング作動停止時を示し
ている。本発明を構成する基本的な作動は、先ず
極低摩擦スライド機構(一実施例としてエアベア
リング)により、本体取付フレーム20を支持し
た状態で、第1図のモーター29を起動して、コ
イル包装紙耳部を、その円周上において挾持した
掴み装置を取り付けた複数個の支持アーム50
を、デイスク40の面上で半径方向に放射状に設
けられた案内レールに沿つて、コイル外周方向か
ら軸心方向に絞り込むように、摺動させることで
ある。
その移動量Δxに対し、本体取付フレーム20
は、包装紙耳部に発生する張力を介して、移動機
台上でΔyだけ、コイル端面側に引き寄せられる。
この場合シリンダー17には包装紙に適した背
圧P2が与えられ、且つ、その背圧P2は支持ア
ームの求心運動に伴い、本体取付フレーム20
を、コイル端面側に引き寄せる水平分力の変動に
対し、図示しない公知の制御回路を介して自動的
に調整される。
従つて複数個の支持アーム50のデイスク40
の面上における半径方向の求心運動の全過程にお
いて、包装紙耳部は常に適当な張力で拘束された
状態で、コイル端面中心方向に寄せられ、その過
程においてコイル端面に垂直方向に襞が規則正し
く発生する。
包装紙の種類が変つた場合には、第1図の流体
圧シリンダー17の背圧P2を適当に変えればよ
い。
包装紙折込端をコイル孔に装入した後の固定方
法については、テープ貼り内周当金装入等公知の
技術で可能である。
本発明の端面包装装置の構成は上述の通りであ
るが、次に本発明の作動要領を説明する。
コイル60(外径D、内径d及び巾Bとする)
に、その巾Bより広い巾の包装紙を捲き付けて、
その端部をコイル端面から突出させ、突出部の長
さをコイルの肉厚1/2(D−d)より大きく形
成して、コイル置台62上に載置する。
先ず、エアベアリング75を作動させ本体取付
フレーム20を移動機台12上に支持する。次
に、第1図に示す昇降装置22によりコイル60
と、端面包装装置の回動筒27とを芯合せる。
次に、第1図及び第2図に示すモーター13
で、移動機台12を被包装コイルの巾B及び外径
Dに適した初期位置まで移動させる。此の場合、
移動ストロークは、支持アーム50に取り付けら
れたコイル端面検出器により、自動的に設定され
る。
ついで第1図及び第9図に示す包装紙端部挾持
装置70を開いた状態で、複数個の支持アーム5
0を取付デイスク40の面上で、その中央部に収
縮させた状態で、第1図に示すシリンダー17に
圧力P1をかけて、本体取付フレーム20を、第
1図の左方向にそのストローク限まで移動させ
る。包装紙耳部の垂れ下りが特に大きい場合に
は、耳部内側に適当な圧力で空気を吹き付ける
と、支持アーム50を装入し易くなる。
つぎに、シリンダー17の圧力P1をカウンタ
ーバランス圧として、第1図及び第2図に示すモ
ーター16により、本体取付フレーム20を第1
図の右方向に動かすと同時に、モーター29によ
り支持アーム50をモーター16に連動させて、
デイスク40の面に沿つて外周方向に動かし、折
畳開始位置まで移動させる。(第1図の位置) 更に、第9図に示すシリンダー76を作動させ
て、ラツク59及びピニオン55を介して、包装
紙耳部の端を挾持装置70で円周方向の複数個の
点で挾持する。この場合、包装紙耳部には若干の
垂れ下りがあるので、円周方向の掴み位置が若干
異なる。
従つて、一旦挾持した後モーター16により本
体取付フレーム20を、コイル端面から離れる方
向に少し動かして、包装紙耳部円周方向の掴み位
置の補正を行う。かくして、折畳開始位置の設定
を終る。
本体取付フレーム20のコイル軸心方向の位置
調節が終ると、ねじ付ブラケツト7−1は第1図
に示す位置まで戻す。
次に、第1図に示すシリンダー17に、包装紙
の種類及び被包装コイルの外形寸法に応じて、適
当な背圧P2が維持されるようにして、第1図に
示すモーター29を駆動し、チエーン45及び第
3図〜第5図に示す傘歯車42、アーム開閉ねじ
41、支持アーム開閉案内ローラー箱44及びめ
ねじ箱47を介して、支持アーム50を取付デイ
スク40の面上で、半径方向に放射状に設けられ
た案内レール48に沿つて、コイル外周方向から
軸心方向に絞り込むように摺動させる。
移動に伴い包装紙耳部61には張力が発生す
る。一方本体取付フレーム20は、移動機台12
上にエアベアリング75を介して載置されている
ので、上記張力により、本体取付フレーム20
は、移動機台12上を、第1図の左方向に引き寄
せられる。
即ち包装紙耳部自由端は、折畳全過程において
張力で拘束された状態で、コイル端面に向つて連
続的に引き寄せられる。この間に、コイル端面に
垂直方向に包装紙の襞が整然と発生する。
即ち第8図に示すように、本発明におけるつか
み装置70の上部部材と下部部材は約45゜に傾斜
角が与えられているので、支持アーム50の求心
移動に伴い、つかみ装置70は包装紙61の耳部
の折りたゝみ傾斜に順応して、つかみを解放した
ときに包装紙の逆折れを生ずることがない。従つ
て第13図cにみるように包装紙61の端部は端
面に沿つている。
更につかみ装置20のつかみ面に、第8図−2
に示す如き曲率Rを設けるときは、ひだの形成が
容易である。
次に、包装紙耳部が第1図において、軌跡
OQRを辿つてθ≒90゜まで折たたまれると、包装
紙挾持装置70の下部部材を流体圧シリンダー7
1、案内ガイド72及びインク機構73を介し
て、下部掴み部材取付アーム54−2を支点74
を中心にして、左回りに若干回動して包装紙の掴
みを解放する。
つづいて、支持アーム50を更にコイル軸心方
向に若干寄せて、シリンダー51により押え板5
2をコイル端面に押し付けて、回動筒27を流体
圧シリンダー28及び可撓接手26−2を介し
て、コイル端面に沿つて、20゜〜30゜回動させてひ
だを倒す。
次に、支持アーム50をコイル端面外周方向に
僅かに逃がした後、テープ貼り又は内周当金装入
等により、包装紙折込端の固定を行なう。
かくて内周当金装入ヘツド30を元の位置に戻
し、つかみ装置70を開にして、押え板52の操
作用流体圧シリンダー51を解放して、支持アー
ム50を最初の位置に戻し、シリンダー17に適
当な背圧P1をかけて、モーター16により、本
体取付フレーム20を最初の位置に戻して次のコ
イルを待つ。
(発明の効果) 本発明は、本体取付フレームを極低摩擦スライ
ド機構及びねじ機構とカウンターバランス用流体
圧シリンダーよりなるコイル軸心方向位置調整機
構を介して、移動機台上に載置し、包装紙の耳部
の自由端を、円周方向の複数個の点で挾持し、前
記コイル軸心方向位置調整機構のカウンターバラ
ンス用流体圧シリンダーに、包装紙の種類及び被
包装コイルの外径寸法範囲に適した背圧P2をか
けた状態で、挾持装置支持アームをコイル軸心方
向に寄せることにより、包装紙耳部に発生する張
力により、本体取付フレームがコイル端面方向に
寄せられるので、包装紙耳部自由端は、折畳作業
全過程を通じて、常に適切な張力により拘束さ
れ、且つ、従来から困難であつた折畳工程中の本
体取付フレームのコイル軸心方向の調整機構を不
要とするので、包装紙の種類及び被包装コイルの
外形寸法が、広範囲に変動する場合においても、
比較的簡単な機構と制御により、整然としたひだ
の形成を可能とし、美麗な包装荷姿を保証するも
のである。
更に包装紙耳部のつかみ角度を設けたので、つ
かみ部の折りぐせがなく、つかみ解放時の包装紙
の逆折れを防止しうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体側面図、第2図−1は本
発明の支持アーム取付デイスクの正面図、第2図
−2は第2図−1のA部の部分拡大図、第2図−
3は第2図−1のB部の部分拡大図、第3図は第
1図C部の部分側面図、第4図は第1図X−X矢
視図及び第2図Y−Y矢視図、第5図は第4図の
平面図、第6図は本発明の掴み装置の側面図、第
7図は第6図の部分正面図、第8図−1、第8図
−2は第6図の部分説明図、第9図は第6図の作
用の説明図、第10図はエアベアリングの説明
図、第11,12図は本発明のエアベアリングの
適用説明図、第13図は本発明の作用の説明図、
第14図は従来例の説明図である。 10:固定機台、12:移動機台、20:本体
取付フレーム、21:昇降フレーム、26:筒
体、27:回動筒、40:支持アーム取付デイス
ク、50:支持アーム、60:被包装コイル、6
1:コイル包装紙耳部、70:掴み装置、75:
エアベアリング、80:装入ヘツド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固定機台に移動機台を載置し、移動機台に本
    体取付フレームを極低摩擦スライド機構を介して
    載置し、水平方向に位置調整可能に設けて位置調
    整駆動機構に接続し、前記本体取付フレームに筒
    体を設けて、垂直方向に昇降自在にし、該筒体に
    回動駆動源を有する回動筒を嵌装し、該回動筒に
    デイスクを設けて、該デイスクの半径方向に複数
    個の放射状の長方形の開孔を等間隔に穿設し、各
    開孔に摺動自在に支持アーム基部を装着して支持
    アーム駆動源を設け、支持アームの先端に上部、
    下部部材からなる包装紙耳部掴み装置を設け、前
    記下部部材のコイル端面側の肉厚を厚くしてコイ
    ル中心側との間に傾斜角βを形成し、前記上部部
    材に連結して押え板を回動可能に設けて、支持ア
    ームを円筒物端面中心軸線方向へ移動させること
    により、包装紙耳部自由端を張力で拘束しながら
    ひだを形成するようにしたことを特徴とする円筒
    物端面包装装置。
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