JPH0151435B2 - - Google Patents
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- JPH0151435B2 JPH0151435B2 JP58169714A JP16971483A JPH0151435B2 JP H0151435 B2 JPH0151435 B2 JP H0151435B2 JP 58169714 A JP58169714 A JP 58169714A JP 16971483 A JP16971483 A JP 16971483A JP H0151435 B2 JPH0151435 B2 JP H0151435B2
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- 230000018199 S phase Effects 0.000 description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
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- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 2
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- Elevator Control (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Stopping Of Electric Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は巻胴式交流エレベータの制御装置に
関し、特に上昇運転時の起動から一定速にかけて
電動機を三相励磁させ、つ下降運転時の起動から
一定速にかけて電動機を単相励磁する方式の交流
エレベータの制御装置に関するものである。
関し、特に上昇運転時の起動から一定速にかけて
電動機を三相励磁させ、つ下降運転時の起動から
一定速にかけて電動機を単相励磁する方式の交流
エレベータの制御装置に関するものである。
第1図は従来のつるべ式交流エレベータ制御装
置を示すものである。同図において、1は巻上
機、2は巻上機1に綱車部分に巻掛けされた主
索、3は主索2の一端に連結されたかご、4は主
索2の他端に連結された釣合おもり、5は上記巻
上機1に軸6を介して結合された電動機、7は軸
6に結合された電磁ブレーキで、電磁コイル7a
を備え、この電磁コイル7aが消勢されていると
き電磁ブレーキ7が制動力を発生し、電磁コイル
7aが直流電源8により励磁されたとき電磁ブレ
ーキ7の制動力を解放するようになつている。9
R,9S,9Tは三相交流電源が接続されるエレ
ベータ制御回路の電源端子であり、この電源端子
9R,9Sと電動機5とを結ぶR,S相の各ライ
ン上には上昇方向接触器11a,11bがそれぞ
れ直列に接続され、この両接触器11a,11b
が閉成されたとき電動機5を正回転方向に駆動し
てかご3を上昇運転させるものである。11cは
上記上昇方向接触器11a,11bと同期して開
閉され、上記電磁コイル7aと直流電源8と結ぶ
回路に直列に接続された上昇方向ブレーキ接点で
ある。また、12a,12bは下降方向接触器
で、それぞれの一端はR及びS相の電源端子9
R,9Sに接続され、さらに接触器12aの他端
は上記上昇方向接触器11bの電動機接続側に、
接触器12bの他端は上記上昇方向接触器11a
の電動機接続側にそれぞれ接続され、この下降方
向接触器12a,12bが閉成されたとき電動機
5を逆回転方向に駆動してかご3を下降運転させ
るものである。12cは上記下降方向接触器12
a,12bと同期して開閉され、上記上昇方向ブ
レーキ接点11cと並列に接続した下降方向ブレ
ーキ接点である。13a,13bは上記上昇及び
下降方向接触器と電動機5とを結ぶR,S相のラ
インそれぞれ直列に接続した双方向性サイリスタ
からなる制御整流素子14a,14b,14cは
電動機5側のR,S,T相の各ラインに直列に接
続した電動機駆動用の接触器で、電動機への交流
電力をON−OFFするものである。16は電動機
5に制動トルクを発生させるための整流回路で、
その交流入力端は制動用接触器15a,15bを
介して上記制御整流素子13a,13bと駆動用
接触器14a,14bとの接続点に接続され、そ
して直流出力端は駆動用接触器14b,14cと
電動機5との接続点に接続されている。
置を示すものである。同図において、1は巻上
機、2は巻上機1に綱車部分に巻掛けされた主
索、3は主索2の一端に連結されたかご、4は主
索2の他端に連結された釣合おもり、5は上記巻
上機1に軸6を介して結合された電動機、7は軸
6に結合された電磁ブレーキで、電磁コイル7a
を備え、この電磁コイル7aが消勢されていると
き電磁ブレーキ7が制動力を発生し、電磁コイル
7aが直流電源8により励磁されたとき電磁ブレ
ーキ7の制動力を解放するようになつている。9
R,9S,9Tは三相交流電源が接続されるエレ
ベータ制御回路の電源端子であり、この電源端子
9R,9Sと電動機5とを結ぶR,S相の各ライ
ン上には上昇方向接触器11a,11bがそれぞ
れ直列に接続され、この両接触器11a,11b
が閉成されたとき電動機5を正回転方向に駆動し
てかご3を上昇運転させるものである。11cは
上記上昇方向接触器11a,11bと同期して開
閉され、上記電磁コイル7aと直流電源8と結ぶ
回路に直列に接続された上昇方向ブレーキ接点で
ある。また、12a,12bは下降方向接触器
で、それぞれの一端はR及びS相の電源端子9
R,9Sに接続され、さらに接触器12aの他端
は上記上昇方向接触器11bの電動機接続側に、
接触器12bの他端は上記上昇方向接触器11a
の電動機接続側にそれぞれ接続され、この下降方
向接触器12a,12bが閉成されたとき電動機
5を逆回転方向に駆動してかご3を下降運転させ
るものである。12cは上記下降方向接触器12
a,12bと同期して開閉され、上記上昇方向ブ
レーキ接点11cと並列に接続した下降方向ブレ
ーキ接点である。13a,13bは上記上昇及び
下降方向接触器と電動機5とを結ぶR,S相のラ
インそれぞれ直列に接続した双方向性サイリスタ
からなる制御整流素子14a,14b,14cは
電動機5側のR,S,T相の各ラインに直列に接
続した電動機駆動用の接触器で、電動機への交流
電力をON−OFFするものである。16は電動機
5に制動トルクを発生させるための整流回路で、
その交流入力端は制動用接触器15a,15bを
介して上記制御整流素子13a,13bと駆動用
接触器14a,14bとの接続点に接続され、そ
して直流出力端は駆動用接触器14b,14cと
電動機5との接続点に接続されている。
上記制動用接触器15a,15bは上記駆動用
接触器14a〜14cが開放されているとき閉成
し、また、駆動用接触器14a〜14cが閉成さ
れているとき開放されるものである。
接触器14a〜14cが開放されているとき閉成
し、また、駆動用接触器14a〜14cが閉成さ
れているとき開放されるものである。
上記構成のつるべ式交流エレベータの制御装置
におて、上昇運転時は、上昇方向接触器11a,
11b及び駆動用接触器14a〜14cがそれぞ
れ閉成され、かつ制御整流素子13a,13bが
共に点弧制御状態におかれるとともに、上昇方向
ブレーキ接点11cが閉成して電磁ブレーキ7を
解放する。かかる状態において制御整流素子13
a,13bのゲートが上昇方向速度指令信号によ
り徐々に開かれることで電動機5への三相電力が
徐々に上昇すると、電動機5は起動加速され、や
がて制御整流素子13a,13bがフルフアイア
になると、かご3は一定速で上昇運転されること
になる。そして目的階の手前所定距離までかご3
が上昇すると、駆動用接触器14a〜14bが開
放され、同時に制動用接触器15a,15bが閉
成され、これにより整流回路16を介して電動機
5に直流を供給し、電動機5に制動トルクを発生
させる。この制動トルクは制御整流素子13a,
13bによつて制御され、かご3を滑らかに減速
させる。かご3が着床点まで上昇すると、上昇方
向接触器11a,11b及び制動用接触器15
a,15bがそれぞれ開放され、電動機5は停止
すると共に、ブレーキ接点11cが開放し、コイ
ル7aが消勢することで電磁ブレーキ7が動作さ
せてブレーキをかけ巻上機1を介してかご3を定
点に保持させる。
におて、上昇運転時は、上昇方向接触器11a,
11b及び駆動用接触器14a〜14cがそれぞ
れ閉成され、かつ制御整流素子13a,13bが
共に点弧制御状態におかれるとともに、上昇方向
ブレーキ接点11cが閉成して電磁ブレーキ7を
解放する。かかる状態において制御整流素子13
a,13bのゲートが上昇方向速度指令信号によ
り徐々に開かれることで電動機5への三相電力が
徐々に上昇すると、電動機5は起動加速され、や
がて制御整流素子13a,13bがフルフアイア
になると、かご3は一定速で上昇運転されること
になる。そして目的階の手前所定距離までかご3
が上昇すると、駆動用接触器14a〜14bが開
放され、同時に制動用接触器15a,15bが閉
成され、これにより整流回路16を介して電動機
5に直流を供給し、電動機5に制動トルクを発生
させる。この制動トルクは制御整流素子13a,
13bによつて制御され、かご3を滑らかに減速
させる。かご3が着床点まで上昇すると、上昇方
向接触器11a,11b及び制動用接触器15
a,15bがそれぞれ開放され、電動機5は停止
すると共に、ブレーキ接点11cが開放し、コイ
ル7aが消勢することで電磁ブレーキ7が動作さ
せてブレーキをかけ巻上機1を介してかご3を定
点に保持させる。
また、下降運転時は、下降方向接触12a,1
2bが閉成して電動機5に対する三相交流の2相
(R,S相)を逆極性に切換え、かつ下降方向ブ
レーキ接点12cを閉じて電磁ブレーキ7を解放
する。以下、上昇運転と同様にして制御すること
によりかご3を定点まで下降運転させるのであ
る。
2bが閉成して電動機5に対する三相交流の2相
(R,S相)を逆極性に切換え、かつ下降方向ブ
レーキ接点12cを閉じて電磁ブレーキ7を解放
する。以下、上昇運転と同様にして制御すること
によりかご3を定点まで下降運転させるのであ
る。
しかるに、上記つるべ式エレベータの場合、電
動機5が無励磁にあるとき、電磁ブレーキを開放
すると、かご内負荷の多少によつて電動機の回転
する方向が変る。従つて、上昇方向運転のときは
電動機が上昇方向に、下降方向運転時は電動機が
下降方向に回転するよう接触器11a,11bと
接触器12a,12bへ切替えなければならな
い。
動機5が無励磁にあるとき、電磁ブレーキを開放
すると、かご内負荷の多少によつて電動機の回転
する方向が変る。従つて、上昇方向運転のときは
電動機が上昇方向に、下降方向運転時は電動機が
下降方向に回転するよう接触器11a,11bと
接触器12a,12bへ切替えなければならな
い。
一方、巻胴式エレベータの場合は、巻ドラムに
よる主索の巻取り又は繰出しによりかごを上昇さ
せる関係上、かご内負荷に関係なく、電動機が無
励磁のときブレーキを開放すれば、かをは必らず
下降方向へ動きだす。このため、上昇運転時、そ
の起動から一定速になるまでの間は、電動機を三
層励磁し、そして下降運転時、その起動から一定
速になるまでは電動機を単相励磁し、これにより
電動機に下降方向への加速トルクから回生制動ト
ルクまで発生させる方式が考えられ、既に本出願
人によつて提案されている。
よる主索の巻取り又は繰出しによりかごを上昇さ
せる関係上、かご内負荷に関係なく、電動機が無
励磁のときブレーキを開放すれば、かをは必らず
下降方向へ動きだす。このため、上昇運転時、そ
の起動から一定速になるまでの間は、電動機を三
層励磁し、そして下降運転時、その起動から一定
速になるまでは電動機を単相励磁し、これにより
電動機に下降方向への加速トルクから回生制動ト
ルクまで発生させる方式が考えられ、既に本出願
人によつて提案されている。
しかし、巻胴式エレベータにおいて、下降方向
の競動時から一定速にかけて、電動機を単相励
磁、即ち主接触器(第2図の符号21aに相当)
を開放し、又はサイリスタ(第2図の符号13a
に相当)をカツトオフし、制動時は、三相電源の
S,T相で制動をかけると、下降運転時は常に
S,T相のみしか使用されず、このため、ほぼ平
衡状態におかれる三相交流としては、S,T相の
みに電流が流れ、電源から見たとき負荷が偏り、
異常発熱の原因となるほか、電源に対する不平衡
率が生じてしまう欠点があつた。
の競動時から一定速にかけて、電動機を単相励
磁、即ち主接触器(第2図の符号21aに相当)
を開放し、又はサイリスタ(第2図の符号13a
に相当)をカツトオフし、制動時は、三相電源の
S,T相で制動をかけると、下降運転時は常に
S,T相のみしか使用されず、このため、ほぼ平
衡状態におかれる三相交流としては、S,T相の
みに電流が流れ、電源から見たとき負荷が偏り、
異常発熱の原因となるほか、電源に対する不平衡
率が生じてしまう欠点があつた。
この発明は上記従来の欠点を解決したもので、
上昇運転時の起動から一定速にかけて電動機を三
相励磁させ、かつ下降運転時の起動から一定速に
かけて電動機を単相励磁する方式の巻胴式エレベ
ータにおいて、単相運転時に不導通にした相を直
流制動に使用できるようにし、これにより電源に
対する負荷のアンバランスをなくし電源の不平衡
率を減少させるようにした交流エレベータの制御
装置を提供することを目的とするものである。
上昇運転時の起動から一定速にかけて電動機を三
相励磁させ、かつ下降運転時の起動から一定速に
かけて電動機を単相励磁する方式の巻胴式エレベ
ータにおいて、単相運転時に不導通にした相を直
流制動に使用できるようにし、これにより電源に
対する負荷のアンバランスをなくし電源の不平衡
率を減少させるようにした交流エレベータの制御
装置を提供することを目的とするものである。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第2図はこの発明の交流エレベータ制御装置の
一例を示すもので、図中、第1図と同一符号は同
一又は相当部分を表わし、20は巻胴式の巻上機
であり、この巻上機20には主索2が巻回され、
主索2を巻上機20に巻取り、又は繰出すことで
主索2の吊下端に結合したかご3を昇降させるよ
うになつている。また、21a,21b及び20
cは、電動機5側において制御整流素子13a,
13bを接続したR,S相及び制御整流素子のな
いT相のラインに直列に接続した電動機用の主接
触器であり、22は電磁コイル7aと直流電源8
とを結ぶ回路に直列に接続されたブレーキ接点で
ある。また、上記電動機5に減速のための制動ト
ルクを生じさせる整流回路16の交流入力端は制
動用接触器23a,23bを介て上記制御整流素
子13bと主接触器21bとの接続点と、電源端
子9Tと主接触器21cとの接続点間に接続さ
れ、さらに整流回路16の直流出力端は接触器2
4a,24bを介して主接触器21b及び21c
と電動機5との接続点にそれぞれ接続されてい
る。
一例を示すもので、図中、第1図と同一符号は同
一又は相当部分を表わし、20は巻胴式の巻上機
であり、この巻上機20には主索2が巻回され、
主索2を巻上機20に巻取り、又は繰出すことで
主索2の吊下端に結合したかご3を昇降させるよ
うになつている。また、21a,21b及び20
cは、電動機5側において制御整流素子13a,
13bを接続したR,S相及び制御整流素子のな
いT相のラインに直列に接続した電動機用の主接
触器であり、22は電磁コイル7aと直流電源8
とを結ぶ回路に直列に接続されたブレーキ接点で
ある。また、上記電動機5に減速のための制動ト
ルクを生じさせる整流回路16の交流入力端は制
動用接触器23a,23bを介て上記制御整流素
子13bと主接触器21bとの接続点と、電源端
子9Tと主接触器21cとの接続点間に接続さ
れ、さらに整流回路16の直流出力端は接触器2
4a,24bを介して主接触器21b及び21c
と電動機5との接続点にそれぞれ接続されてい
る。
上記接触器23a,23b,24a,24bは
上記主接触器21a〜21cと択一的に開閉され
るものであり、さらに上記制御整流素子13bは
下降方向の単相運転時にカツトオフされ、さらに
減速時導通されるものである。
上記主接触器21a〜21cと択一的に開閉され
るものであり、さらに上記制御整流素子13bは
下降方向の単相運転時にカツトオフされ、さらに
減速時導通されるものである。
次に上記のように構成された本実施例の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
エレベータの上昇運転時は、主接触21a〜2
1cが閉成され、かつ制御整流素子13a,13
bが共に点弧制御状態におかれ、さらにブレーキ
接点22が閉成し電磁ブレーキ7を解放する。か
かる状態において、制御整流素子13a,13b
のゲートを速度指令信号により制御し、電動機5
に供給される三相交流電力を徐々に増大させる
と、電動機5は加速され、速度指令パターンに沿
つて速度でかご3を上昇させるとともに、制御整
流素子13a,13bがほぼフルフアイアになる
と、かご3は一定速で上昇運転されることにな
る。そして、かごが目的階の手前所定距離まで上
昇すると、制御整流素子13aをカツトオフし、
主接触器21a〜21cを開放し、制動用接触器
23a,23b及び接触器24a,24bを閉成
する。これにより整流回路16を介して電動機5
に直流を供給し、電動機5に制動トルクを発生さ
せてるとともに、制御整流素子13bの導通角を
制御することで減速させ、かご3を定点へ滑らか
に着床させ停止させる。これと同時にブレーキ接
点22を開くことでコイル7aを消勢し、電磁ブ
レーキ7を動作させてブレーキをかけ、かご3を
定点に保持させる。
1cが閉成され、かつ制御整流素子13a,13
bが共に点弧制御状態におかれ、さらにブレーキ
接点22が閉成し電磁ブレーキ7を解放する。か
かる状態において、制御整流素子13a,13b
のゲートを速度指令信号により制御し、電動機5
に供給される三相交流電力を徐々に増大させる
と、電動機5は加速され、速度指令パターンに沿
つて速度でかご3を上昇させるとともに、制御整
流素子13a,13bがほぼフルフアイアになる
と、かご3は一定速で上昇運転されることにな
る。そして、かごが目的階の手前所定距離まで上
昇すると、制御整流素子13aをカツトオフし、
主接触器21a〜21cを開放し、制動用接触器
23a,23b及び接触器24a,24bを閉成
する。これにより整流回路16を介して電動機5
に直流を供給し、電動機5に制動トルクを発生さ
せてるとともに、制御整流素子13bの導通角を
制御することで減速させ、かご3を定点へ滑らか
に着床させ停止させる。これと同時にブレーキ接
点22を開くことでコイル7aを消勢し、電磁ブ
レーキ7を動作させてブレーキをかけ、かご3を
定点に保持させる。
次にエレベータを下降運転させる場合について
述べる。この下降運転時は、まず、制御整流素子
13bのみをカツトオフし、主接触器21a〜2
1c及びブレーキ接点22を閉成し、ブレーキ接
点22の閉成により電磁ブレーキ7を解放すると
ともに、制御整流素子13aを点弧制御して電動
機5を単相励磁する。これに伴い電動機5が起動
され、かご3は下降を開始するとともに、その下
降速度はかご自重及びかご内負荷に応じて上昇し
ていく。かご下降速度が一定速に達すると、主接
触器21a〜21cとが開放し、接触器23a,
23b,24a,24bが閉成するとともに制御
整流素子13bが導通され、整流回路16の直流
電流を電動機5に供給する。そして制御整流素子
13bを制御することでかご下降速度が一定とな
るように電動機5に制動トルクを発生させる。ま
た、かご3が目的階の手前所定距離まで下降する
と、制御整流素子13bに減速指令を与えて電動
機5に直流制動をかけ、かご3を定点へ滑らかに
着床させる。これと同時にブレーキ接点22が開
き、ブレーキ7を動作させて巻上機1にブレーキ
をかけ、かごを定点に保持させる。
述べる。この下降運転時は、まず、制御整流素子
13bのみをカツトオフし、主接触器21a〜2
1c及びブレーキ接点22を閉成し、ブレーキ接
点22の閉成により電磁ブレーキ7を解放すると
ともに、制御整流素子13aを点弧制御して電動
機5を単相励磁する。これに伴い電動機5が起動
され、かご3は下降を開始するとともに、その下
降速度はかご自重及びかご内負荷に応じて上昇し
ていく。かご下降速度が一定速に達すると、主接
触器21a〜21cとが開放し、接触器23a,
23b,24a,24bが閉成するとともに制御
整流素子13bが導通され、整流回路16の直流
電流を電動機5に供給する。そして制御整流素子
13bを制御することでかご下降速度が一定とな
るように電動機5に制動トルクを発生させる。ま
た、かご3が目的階の手前所定距離まで下降する
と、制御整流素子13bに減速指令を与えて電動
機5に直流制動をかけ、かご3を定点へ滑らかに
着床させる。これと同時にブレーキ接点22が開
き、ブレーキ7を動作させて巻上機1にブレーキ
をかけ、かごを定点に保持させる。
上記のような本実施例にあつては、下降運転
時、起動から一定速にかけて、制御整流素子13
bのカツトオフより三相交流のRとT相を利用し
て電動機5を単相運転させ、そして一定速に達し
た後の減速時等は制御整流素子13aをカツトオ
フし、制御整流素子13bを導通させ、SとT相
を利用して電動機5に電力を供給するようにした
ので、電源にとつては負荷の偏りが少なくなり、
電源に対する不平衡率を減少でき、負荷の偏りに
よる制御素子等の異常発熱も防止できるのであ
る。
時、起動から一定速にかけて、制御整流素子13
bのカツトオフより三相交流のRとT相を利用し
て電動機5を単相運転させ、そして一定速に達し
た後の減速時等は制御整流素子13aをカツトオ
フし、制御整流素子13bを導通させ、SとT相
を利用して電動機5に電力を供給するようにした
ので、電源にとつては負荷の偏りが少なくなり、
電源に対する不平衡率を減少でき、負荷の偏りに
よる制御素子等の異常発熱も防止できるのであ
る。
なお、上記実施例では、下降運転時に通電しな
い相を使用して制動する切換手段として制御整流
素子を利用したが、主接触器21a,21bを用
いても同様にできる。また、不導通した相を使う
ものに限らず、他の相を併せて利用することも可
能である。
い相を使用して制動する切換手段として制御整流
素子を利用したが、主接触器21a,21bを用
いても同様にできる。また、不導通した相を使う
ものに限らず、他の相を併せて利用することも可
能である。
以上説明した通りこの発明は、巻胴式エレベー
タにおいて、下降運転時の起動から一定速にかけ
て三相のうちの一相を不導通にし単相運転し、そ
して減速時は少なくとも上記不導通にした相を使
つて直流制動するようにしたので、三相電源に対
する不平衡率を減少させることができる。
タにおいて、下降運転時の起動から一定速にかけ
て三相のうちの一相を不導通にし単相運転し、そ
して減速時は少なくとも上記不導通にした相を使
つて直流制動するようにしたので、三相電源に対
する不平衡率を減少させることができる。
第1図は従来の交流エレベータ制御装置を示す
電気回路接続図、第2図はこの発明の交流エレベ
ータ制御装置の一実施例を示す電気回路接続図で
ある。 図において、3はかご、5は電動機、7は電磁
ブレーキ、9R,9S,9Tは三相交流電源端
子、13a,13bは制御整流素子、16は整流
回路、21a,21b,21cは主接触器、22
はブレーキ接点23a,23bは制動用接触器、
24a,24bは接触器である。なお、図中同一
符号は同一又は相当部分を示す。
電気回路接続図、第2図はこの発明の交流エレベ
ータ制御装置の一実施例を示す電気回路接続図で
ある。 図において、3はかご、5は電動機、7は電磁
ブレーキ、9R,9S,9Tは三相交流電源端
子、13a,13bは制御整流素子、16は整流
回路、21a,21b,21cは主接触器、22
はブレーキ接点23a,23bは制動用接触器、
24a,24bは接触器である。なお、図中同一
符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上昇運転時起動から一定速にかけて電動機を
三相励磁し、下降運転時起動から一定速にかけて
三相のうち一相を不導通にして電動機を単相励磁
するようにした巻胴式エレベータにおいて、上記
下降運転時の減速時、少なくとも上記不導通にし
た相から整流回路を通して上記電動機に直流電力
を供給し直流制御する切換手段を設けたことを特
徴とする交流エレベータの制御装置。 2 上記切換手段が電動機の三相交流電源ライン
に接続した制御整流素子及び接触器のいずれか一
方もしくは両方から構成されていることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の交流エレベータ
の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58169714A JPS6061476A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 交流エレベ−タの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58169714A JPS6061476A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 交流エレベ−タの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6061476A JPS6061476A (ja) | 1985-04-09 |
JPH0151435B2 true JPH0151435B2 (ja) | 1989-11-02 |
Family
ID=15891500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58169714A Granted JPS6061476A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 交流エレベ−タの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6061476A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2623723B2 (ja) * | 1988-07-14 | 1997-06-25 | スズキ株式会社 | 内燃機関の混合気供給装置 |
-
1983
- 1983-09-14 JP JP58169714A patent/JPS6061476A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6061476A (ja) | 1985-04-09 |
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