JPH01502270A - アンホテリシンb/硫酸コレステロール組成物およびその製造方法 - Google Patents
アンホテリシンb/硫酸コレステロール組成物およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH01502270A JPH01502270A JP63502859A JP50285988A JPH01502270A JP H01502270 A JPH01502270 A JP H01502270A JP 63502859 A JP63502859 A JP 63502859A JP 50285988 A JP50285988 A JP 50285988A JP H01502270 A JPH01502270 A JP H01502270A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amphotericin
- cholesterol sulfate
- amb
- suspension
- particle size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/06—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
- A61K47/28—Steroids, e.g. cholesterol, bile acids or glycyrrhetinic acid
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0019—Injectable compositions; Intramuscular, intravenous, arterial, subcutaneous administration; Compositions to be administered through the skin in an invasive manner
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/48—Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
- A61K9/50—Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
- A61K9/51—Nanocapsules; Nanoparticles
- A61K9/5107—Excipients; Inactive ingredients
- A61K9/5123—Organic compounds, e.g. fats, sugars
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
- Oncology (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
アンホーリシンBIM コレステロール およびその制御1里
1・主里坐立互
本発明は、真菌感染症治療用のアンホテリシンB組成物に関し、特に、高いLD
、。(50%致死量)と治療効力とを有するアンホテリシンB組成物に関する。
2、皇皿ヱ藍
1、 HO12,R,W、+ in F、E、 Hahni、 Antibio
tics、 vol、 2+Springer−Verlag、 N、Y、 (
1979)。
2、 Trembley、 C,ら+ Antimicrob Agents
and Chea+oth。
’!6(2):170 (1984)。
3、 Mehta、 R,T、ら+ Infection and Immun
ity+ 47(2):429(1985) 。
4、 Lopez−Berestein、 G、ら、 Cancer Drug
Delivery+ 1(1):37 (1983)。
5、 New、 R,R,C,ら、 J Antigeicrob Che+*
oth、 8:371 (1981)。
6、 Graybill、 J、R,ら、 J Infect Dis、 14
5:5(1982)。
7、 Lopez−Berestein、 G、、 J Infect Dis
、 150(2):278(1984)。
8、Trembley、 c、ら、Invest Opthalmol、 26
:711 (1985)。
9、 Lopez−Berestein、 G、ら、 J Infect Di
s、 151(4)ニア04(1985)。
10、 Juliano、 R,ら、 Biology of the Ce1
1.4(39) (1983)。
11、 Mehta、 R,ら、 Bioches Biophys Acta
、 770:230 (1984)。
12、 Hopfer、 R,L、ら* Antimicrob Agents
and Chemoth、 25(3):3B? (1984)。
13、Brockerhoff、B、ら+ Biochii*ica biph
ysica Acta 691:227 (1982)。
14、 Crone、 L、 M、ら+ Biochimica Biophy
sica Acta 769:141(1984) 。
15、Remington’s Pharmaceutical 5cienc
es、Gennaro、A、R。
NIL Mack Publishing Company (1985)、L
31Bγλ景
アンホテリシンB (A!IB)は、前動な抗真菌剤であり、現在。
最も重い全身性真菌感染症用に選択される薬剤である(参照文献1)、この薬剤
は、ヒト用に、AMBおよびデオキシコール酸塩の凍結乾燥粉末〔[フンギシン
(Fungizone) J ]として、現在入手することができる。この薬剤
は、真菌膜の主要なステロール成分であるエルゴステロールと強く結合し、真菌
膜に孔を形成し、その孔から溶質分子を漏洩させる。また。
この薬剤は、はとんどの補乳類の細胞膜中に存在するステロールであるコレステ
ロールに対しても強い結合親和性を有するので、宿主細胞を破壊させ得る。
AMBを、遊離の形態で(すなわち、再形成されたAMB/デオキシコール酸塩
複合体として)投与すると、赤血球細胞の破壊による副作用が最初に認められ、
続いて一層強い心臓毒性、CNSおよび骨髄への副作用が起こる。身体がこの薬
剤を除去しようとすることが原因の腎臓毒性も存在する。
AMBの毒性が、リポソームに結合した形のこの薬剤を投与することによって減
少させ得ることは、いくつもの研究により示されている(文献2〜12)。この
薬剤をリポソームの形で投与すると、一般に、この薬剤のLD、。は、遊離の薬
剤の約2〜3■/kg体重から約8〜15■/kgまで増大する。しかし。
リポソーム形製剤の制限は、アンホテリシンB/リポソーム粒子を水性媒体中で
貯蔵した場合に、明らかに粒径が不安定なことである。約200〜300nmの
初期粒径分布を有するAMB含有リポソームは、一般に、水性媒体中での長期間
にわたる貯蔵中に、数ミクロンまでの大きなリポソーム構造を自然に形成する。
約1〜2ミクロンより大きい粒径を有するリポソームは、非経口的に、すなわち
血液中に投与すると、一般に。
小さなリポソームより毒性が大きい、血流中の大きなリポソームの毒性は、肺胞
毛細血管のリポソームによる閉鎖に、一部関連がある。また、比較的大きなリポ
ソームは肝臓に対してより大きな毒性があるという指摘があり、これは恐らく網
内細胞中へのリポソームの蓄積が原因であろう0本願の譲受人が共存する米国特
許出願第781 、395号(1985年9月27日出願)「アンホテリシンB
リポソーム組成物」には、上記の粒径成長の問題を大部分克服したA?IBリポ
ソームを調製し、貯蔵する新規な方法が開示されている。
AMBを、コレステロールのポリエチレン誘導体(PEG−コレステロール)と
複合させることによって形成したアンホテリシンB組成物も提案されている(国
際特許出!!1IUs84100855) 。
この製剤は、AMBのLDs。を、フンギシンの3.8■/kgから。
マウスでの10.0■/聡まで増加させ、また細胞培養物における細胞毒性も低
下した。PEG−コレステロールと複合しているAMBは、どのようにインビボ
で真菌感染症に対する治療効果を与えるのか、あるいはこの複合体が粒径安定形
で貯蔵し得るかどうかは知られていない。
4・1里坐!1
本発明の目的は、従来技術で報告されたA?lB製剤より充分に高いLD、。値
を有し、かつインビボで真菌感染症を治療するのに著しく有効なAMB組成物を
提供することにある。
本発明の他の目的は、有意な粒径変化なしで数日間、懸濁形態で貯蔵可能であり
、かつ凍結乾燥調製物として長期間貯蔵可能なAMB製剤を提供することにある
。
本発明のさらに他の目的は、真菌感染症をAMBで治療するための改良法を提供
することにある。
本発明には、 AMBおよび硫酸コレステロールの粒子を、 AMB:硫酸コレ
ステロールのモル比が約l:1〜1:4で含有するAMB組成物が含まれる。該
組成物を水性媒体中、懸濁形態で調製する際、これら粒子は約100〜400n
mの間の粒径が好ましい、浸透膨潤および溶質捕捉の研究によると、これらの粒
子は非リポソーム的であることを示している。好ましい組成物は、AMBおよび
硫酸コレステロールを約1:1のモル比で含有しているが、数日間にわたって溶
液形態で貯蔵しても。
粒径がほとんど変化しないことを示している。
本発明のある局面によれば、この組成物は9モル比が1:1〜1:4の間のアン
ホテリシンB/硫酸コレステロール粒子の水性懸濁液を1粒径が主として約10
0〜200nmの間にあり、光学的に透明に分散させることによって形成される
。得られた懸濁液は9次いで、ラクトースのような凍結防止剤の存在下で、実質
的な粒子径の増加が起こる前に凍結乾燥する。
水性媒体中で再形成した後1粒子径は、主として200〜300nimの範囲内
にある。
本発明の組成物は、マウスにおいて、同じ動物モデル系におけるフンギシンの約
3.2■/kgというLD、。に比べて、15■/kgより大きなLD、。を有
し、1:1配合比の組成物は、30〜40■/kgより大きなLD、。を有する
。本発明のAMB/硫酸コレステロール組成物の治療効力は、全Al’lB投与
レベルに依存するが、インビボで真菌感染症を治療する際に、遊離のAMBにつ
いて観察される治療効力と同等またはそれ以上である。
また9本発明には、従来達成されていたよりも実質的に毒性が小さく、かつ治療
効力が大きな、AMBによる真菌症の治療方法が含まれる。本発明の方法には、
AMB/硫酸コレステロールの上記のタイプの水性粒子懸濁液を処方し、該懸濁
液の治療上有効な量を投与する方法が含まれる。
本発明の上記および他の目的は、以下の本発明の詳細な説明によって充分に明ら
かになる。
丞1Bλ匣皇11咀
第1A図〜第1C図は、 Candida albicansで全身的に悪染さ
せ1次いでAMBを一度に注射投与して治療した動物の生存率を、感染後の日数
の関数として表したグラフである。第1A図、第1B図、および第1C図は、そ
れぞれAMBを、0.5mg/kh/does、 0.125 [/kg/do
es、および0.031 rirg/kg/does投与した場合である
l旦■毘糧星脱ユ
1、拉王皿底lΩ調星
A0粒子懸濁液
本発明のAMB/硫酸コレステロールの粒子懸濁液を調製するために、AIIB
と硫酸コレステロールを、Al’lB:硫酸コレステロールの選択されたモル比
の約l:1〜1:4の間で、乾燥形態または溶液形態で混合する。好ましい方法
では、この2次分を、乾燥形態でかつ選択されたモル比で混合して9次いで適切
な溶媒、好ましくはメタノールのようなアルコールに溶解する。メタノール中に
おけるAMBおよび硫酸コレステロールは9合計モル濃度が50μ5ole/d
であり、へhB:硫酸コレステロールのモル比が1=1と1:4との間であるの
が適切である0例えば、1:1配合の製剤は、A?IBおよび硫酸コレステロー
ルが共に、25μmole/mで存在することになる。
凍結防止剤を、好ましくは約5〜15%の間の最終濃度で。
上記IMB/硫酸コレステロール溶液に添加してもよい、この凍結防止剤は、後
の処理工程で、2つの目的に役立つものである。第1に、凍結防止剤は、混合物
中の溶媒が除去される際に、AMBおよび硫酸コレステロールの成分が、その上
に形成可能な結晶性で水溶性の充填剤(bulking agent)を与える
。
すなわち、凍結防止剤の乾燥結晶が、溶媒が除去される際に形成された脂質膜の
表面積を増大させ、その結果、水性媒体が乾燥混合物に添加される際に9粒子の
水和が容易になる。
第2に、水和された粒子を、下記のように凍結乾燥状態で貯蔵すると、凍結防止
剤が、凍結の際に起こり得る粒子の損傷を低減し、その結果、再水和された粒子
の粒径の増加を低下させる。適切な凍結防止剤は、トレハロース、ラクトース。
マルトース、セロビオース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビト
ール、ラフィノース、ミオ−イノシトール、およびグリセロールのような炭水化
物である(参照文献14)、マルトデキストリン、塩類などのような各種の他の
水溶性充填剤は1粒子処理方法が凍結工程を含まない場合9例えば粒子が貯蔵の
ために噴霧乾燥される場合には、凍結防止剤の代わりに用いることができる。
A)IB/硫酸コレステロールの脂質溶液は、乾燥されて脂質膜になる。今説明
したように、この膜は、好ましくは充填剤を含有する溶液から形成され、脂質混
合物で被覆された充填剤の乾燥粒子を与える。溶媒の除去は、fIi圧蒸発、ま
たは窒素のような不活性ガスの気流中で行われる。乾燥脂質膜は。
不活性ガス中で貯蔵してもよいが、4°Cまたはそれ以下の温度が好ましい。
水性粒子懸濁液は、水性媒体を乾燥脂質混合物に添加することにより形成される
。実施例1に用いた。10mM)リス−塩酸、 0.1mM EDTA、 pF
I 7.4を含有する媒体が適切である。添加される媒体の量は、AMHの最終
濃度が好ましくは約25〜100μmole/dの間になるような量で充分であ
る。
まず、上記脂質物質を、スパチュラまたは機械的な撹拌によって、あらかた懸濁
させて、脂質の固まりを水性媒体中に分離させてスラリー状混合物を形成させる
。得られた材料は。
超音波処理、均質化処理、フレンチプレスなどで高いエネルギーを与えることに
よって1粒子系が微細になるまで分散させる。この分散処理は、所望の粒径、好
ましくは0.1〜1ミクロンの間の粒径が得られるまで行う、懸濁液は9分散処
理中加温してもよいが、不活性雰囲気下に保持すべきである。
実施例1に記載した方法では、懸濁液は、45°Cで超音波処理を行い、光学的
に透明にする。最終的な粒径は0.1〜0.2ミクロンの間であった。ここで、
1moleのAMBあたり約1m。1eを超えない硫酸コレステロールを含有す
る製剤は、超音波処理しても光学的な透明性が得られず1粒子を分散するには。
少なくとも化学量論的な量の硫酸コレステロールが必要であることを示している
ことが注目される。
粒子懸濁液は、モレキュラーシーブクロマトグラフィまたは透析などによって処
理し、yM跡量の混和していないAMBを除去する。実施例1に示す透析条件が
適切である。分散された粒子懸濁液中のA?IBの最終濃度は、懸濁液の一部を
メタノールで稀釈し9分光光度計を用いて406nmの波長でAMHについて測
定することによって決定することができる0分散液調製の各工程における代表的
なAMB濃度を、以下の実施例1の表1に示す。
B、乾燥粒子懸濁液
本発明のある局面に従って3本発明のAMB/硫酸コレステロール粒子は、乾燥
形態で長期間貯蔵することができ、再水和する際に粒径が著しく増大しないこと
が見い出された。
乾燥粒子製剤は、乾燥凍結または噴霧乾燥によって調製することができる。両方
法ともに、乾燥工程は、A?lB/硫酸コレステロール粒子の粒径が実質的に増
大する前に行われる。
凍結乾燥法では、小さな粒子の懸濁液が2.速に凍結され、実施例1に記載して
いるように、好ましくは20°Cまたはそれ以下の貯蔵温度で凍結乾燥される0
粒径に対する凍結乾燥の影響は、AMB:硫酸コレステロールのモル比が1=1
〜1:4の間にある4つの製剤の各々について、実施例2の表2に示されている
。各々の場合について、平均粒径は、凍結乾燥前の約100〜200nmから、
!結乾燥して水で再水和した後の200〜300nmの間に増大した。凍結乾燥
の前後の粒子の安定性については、以下の第n節で考察する。
噴霧乾燥では1粒子懸濁液は従来の装置で乾燥される。これらの装置では、乾燥
すべき粒子が、エアロゾル化懸濁液の形態で、加熱された空気または不活性ガス
の気流中に噴霧されてプレートコレクターの方に運ばれ、乾燥リポソームが収集
される。噴霧乾燥装置の一例は、ブチ(Buchi)190ミニ噴霧乾燥機であ
る。
乾燥温度は、少なくとも約37°Cであり、好ましくは約40〜50℃の間であ
る。収集チャンバーの温度は、一般的には加熱空気の温度より低く、典型的には
約37℃である。乾燥された粒子は、収集され、不活性雰囲気下にて、脱水形態
で貯蔵される。
■、煎3J○
【注
この節では1粒子のモル組成、懸濁媒体、および貯蔵時間に関する各種条件下に
おける。AMB:硫酸コレステロール粒子の懸濁液の粒径安定性について調べる
。
最初の試験は実施例3に報告したが、A?lB:硫酸コレステロールのモル比が
、1:1,1:2,1:3.および1:4のAMB :硫酸コレステロール粒子
を調製し、透析直後に4°Cで8日間貯蔵した。結果を実施例3の表3に示す0
モル比が1:1の製剤は、8日間の試験期間にわたって実質的に安定であったが
、他の製剤は、硫酸コレステロールのモル比が増加するにつれて9次第により大
きな粒径のものが増加することを示した。
同様の4つの製剤を凍結乾燥して再水和した後の粒径安定性を同様に試験して実
施例3に示した。8日間の試験による粒径安定性のデータを表3に示す、興味深
いことに、この4つの製剤には粒径安定性にほとんど差がなかった。そして。
各製剤の平均粒径は、8日間の試験期間で、せいぜい約2倍に増加しただけであ
る。表2および表4の結果を組み合わせると、(a)凍結乾燥されたA?IB/
硫酸コレステロール粒子は。
平均粒径と粒径分布とがほとんど増大することなく再形成し得ること、および(
b)再形成された懸濁液中の粒子は、溶液中で数日間貯蔵した場合、比較的安定
であることが示される。
本発明の粒子の粒径特性に対する生理食塩水および血漿の影響を調べて実施例4
に示した。最初の試験では、上記の4つの透析後のA PIB / g酸コレス
テロール製剤を、0.9%の食塩水で稀釈し、直ちに粒径を測定した0表5の最
上段に示したように、1:1e合の製剤はほとんど凝集しなかったが。
すべての粒子が大きな粒径増加を示した。凍結乾燥後の粒子について同様の試験
を行い、結果を、実施例4の表6の最上段に示した0表5および表6のデータを
比較すると、1:1e合の製剤は、透析後よりも凍結乾燥後の方が9食塩水中で
。
粒径が著しく安定であることを示している。硫酸コレステロールのモル比が大き
な他の3つの製剤は、凍結乾燥の前後に。
食塩水中で大きな粒径増加を示した。
第2の試験は、血漿中におけるA?lB/硫酸コレステロール粒子の粒径と9次
いで血漿媒体を懸濁緩衝剤で稀釈した場合後に、10%ラクトースを含有する懸
濁緩衝液で稀釈した。粒径の測定は、稀釈直後に、および稀釈してから20分後
に行った、これらの結果を、実施例4の表5および表6の下方の2段に示す。こ
れらのデータを要約すると、血漿は、すべての製剤において粒径を増加させた。
最小の粒径増加は、1:1配合の製剤に認められた。その粒径は1ミクロン(1
000nm)より小さかった。血漿との接触によって生じた粒径増加は。
1:4配合の製剤以外の全ての製剤について、少なくとも部分的に可逆的であっ
た。このことは、懸濁媒体中の稀釈形態で20分間保持した後に9粒径が著しく
低下することによって示された。凍結乾燥の前後における粒子の粒径の挙動には
。
はとんど差がなかった。
上記のデータは2本発明のAMB/g酸コレステロール製剤が、乾燥形態で長期
間貯蔵することができ、再水和時に粒径が著しく増加しないか、あるいは血漿中
における粒径安定性が著しく変化しないことを示している。これらの乾燥粒子に
観察された1つの重要な利点は、緩衝剤中で貯蔵した場合に。
粒径安定性が著しく大きかったということである。調べたAMB :硫酸コレス
テロールのモル比の範囲内では、1:1配合の製剤が1種々の試験条件下で、最
貰の粒径安定性と最小の平均粒径とを示した。
■、豆三隻性
硫酸コレステロールは9時間を延長して(数時間)超音波処理することによって
、脂質の小胞またはリポソームを形成し得ることが報告されている(参照文献1
3)。それゆえに。
本発明のAMB/硫酸コレステロール粒子がリポソーム状形態であるかどうかを
決定することは興味深いことである。これらの試験には、l:4配合のAMB/
硫酸コレステロール製剤を選んだ。その理由は、硫酸コレステロールの比率が比
較的高い方がリポソーム構造を形成しやすいからである。
リポソームの1つの特徴は、水溶液溶質分子を包み込むことが可能な連続した脂
質二重層である。糖類などの標識溶質のような多くの水溶性分子は、標識溶質を
含有する水溶性媒体中でリポソーム脂質を(分散させながら)調製することによ
って、リポソーム中に容易に包み込まれる。また、糖類のような小さな標識分子
は1.脂質二重層の膜を徐々に通過する傾向がある。このことは、溶質が、包み
こまれた水性領域と。
バルク相の水性領域との間で、数時間から数日間の溶質交換期間にわたって平衡
化することで示される。
A?lB/硫酸コレステロール(1: 4)粒子がスクロースを包み込む能力を
試験するために、!40スクロースを含有する媒体中に分散させて粒子を調製し
た。光学的な透明度が得られるまで超音波処理をした後、AMB/硫酸コレステ
ロール粒子の粒径範囲にある粒子を排除する物質ふるい分はカラムを用いた分子
ふるいクロマトグラフィによって9粒子を懸濁媒体から分離した。試験の詳細は
実施例5に記載する。簡単に述べると、95%のAMBが、ボイドボリューム中
に溶出した粒子と結合していたが、放射能が全く検出できないピークは。
これらの粒子に関連していた。
この試験によれば、上記の粒子は、包み込んだ(リポソーム状)構造を形成しな
いか、あるいは非常に漏洩しやすい構造を形成しているようである。後者の説明
は可能性が低い。
その理由は、(a)コレステロールは、小さな水溶性透過物のリポソーム透過性
を低下させ、および(b)従来報告されている純粋なコレステロール誘導体リポ
ソーム(参照文献13)は、透過性が非常に小さいからである。ヘミコハク酸コ
レステロールリポソームに関する研究でも、各種の小さな水溶性分子の安定した
包み込みが示されている(国際特許!11WO85105030) 。
リポソームの他の特徴は1等張性リポソームが低張性媒体に注入されると膨潤す
るという性質である。このように、リポソームは、二重層膜を通過する溶質の勾
配に応じて、小さな浸透圧計のような作用をする0等張性リポソームの膨潤現象
は2種々のコレステロール誘導体(コレステロール−PEG。
硫酸コレステロール(参照文献13)、およびヘミコハク酸コレステロールリポ
ソーム(国際特許1i!!WO35105030)を含む)で調製したリポソー
ムについて観察されている。コレステロール誘導体リポソームは、従来のリン脂
質成分から形成されたリポソームはどに理想的な浸透圧計のような挙動は示さな
いが、徐々に稀釈媒体に注入すると予想どおりの吸光度の上昇を示す。
上記(1:1.1:2.1:3.および1:4のモル比)の4つのA?IB/コ
レステロール粒子組成物を、それぞれ10%ラクトース中で調製した。透析前後
の粒子について、稀釈直後の粒径と、稀釈してから20分後の粒径とを比較して
、蒸留水中の浸透膨潤特性とを試験した。これらの結果を実施例6の表7に示す
。いずれの粒子製剤にも膨潤は観察されなかった。この試験は1本発明のAMB
/硫酸コレステロール粒子が閉鎖された小胞構造を形成しないという上記の包み
込みに関する試験から得た知見を裏付けている。
■、主!上皇里盈
AMBは、コクシジオイデス症、クリプトコックス症、全身性モニリア症、ヒス
トプラズマ症、アスペルギルス症、ロードブトルーラ症、スポロトリクス症、フ
ィコミコーシス症。
およびプラストミセス症を含む各種の全身性真菌感染症を治療するのに有用であ
り、 Leishmania属のいくつかの種の菌に対しても有効である(参照
文献15)、この薬剤は、現在入手し得る遊離形態では9強い副作用があるので
、一般的には。
進行性であり、致命的になる可能性がある全身性の真菌感染症の患者にのみ投与
される。また、この患者は、腎臓機能を常時モニターするため、この薬剤で治療
中は入院していなければならない。
この節では9本発明の製剤中におけるAMHの毒性が低減し。
かつ効力が向上したことと、これに基づき薬剤として使用可能なより広範囲の用
途、特に癌の化学療法、免疫抑制薬剤。
または放射線治療を受けている患者のような、免疫欠乏状態または免疫無防備状
態の患者における日和見的真菌感染症を予防する用途とについて説明する。
A、AMB/硫酸コレステロールの毒性本発明の重要な特徴によって、ここに記
載されたAMB :硫酸コレステロール組成物が、遊離のAMB (フンギシン
)よりも著しく毒性が低いことが、はるかに高いLD、。値を有することで裏付
けられて見い出された。さらに、この組成物は、報告されたLD、。値との比較
から判断して、従来技術の項で述べられたリポソーム形または脂質複合体形のA
IIBよりも毒性が著しく小さい0本発明の組成物のLD、。値を測定する毒性
試験は実施例7に詳述されている。最初の試験では、フンギシンと1:4配合の
AMB/硫酸コレステロール粒子との致死毒性を調べた0表8に示すデータによ
れば、遊離AMB (フンギシン)の組成物のLDs。は、1〜4■/kg動物
体重の間である。
この値は、AMB/[酸コレステロール組成物では、15〜25■/kgの間に
増大する。このLD、。値は、従来技術の項に記載されたリポソーム形または脂
質複合体形のAMB製剤について以前に報告された値より実質的に高い値である
。
追加の試験(実施例8に示されている)では、上記の4つの異なるモル比のAM
B製剤の致死毒性を、 40■/kgまでの投与量で調べた。この実施例に示し
たように、AMB/CH30,の・製剤は、40■/kgまでのLD、。値を示
した。これらのデータは。
他の3つの製剤のLD、。が、20■/kgより小さく、少なくとも1:4の配
合の製剤は15〜20■/kgの間であることを示している。
また1本発明の組成物は、硫酸コレステロールが、広く動物内に見い出される天
然のコレステロール成分であるという利点を有している。このコレステロール化
合物については。
全く毒性は知られておらず1体内でコレステロールスルファターゼによって代謝
される。
最後に、毒性は1粒径が大きくなるにつれて増大すると予想されるので、注射す
ることが可能な安定で比較的小さな粒子が毒性の減少に寄与する。
(以下余白)
B、効力
このAMB/硫酸コレステロール組成物の他の重要な特徴は。
全身性真菌感染症を治療する際の著しく増強された薬剤効力である。この発明を
支持する目的で行った効力の試験が実施例9に詳述されている。この実施例では
、静脈注射によって。
C,albicansに感染させた動物を、0.3〜0.9■/kg (体重)
の投与量のFungizone、または0.3〜2.0 mg/kg (体重)
の投与量のAIIB/硫酸コレステロール(配合1:4)で治療した。
薬剤の効力を、薬剤を投与してから25日後の生存率で測定した0表11に示す
データにより、AMB/[酸コレステロール組成物を用いると、0.3〜0.9
■/kgの各投与レベルにおいて。
有意に高い生存率が得られることが示される。2.0■/kgの投与では1本発
明の製剤で治療された動物がすべて生存した。
第2の効力試験では(実施例9に記載されている)、C。
albicansを感染させたマウスに0.031.0.125および0.5■
/眩の投与レベルで、各動物に、感染させた日に2回、およびその翌日に2回投
与した場合の生存率(%)を比較した。そのデータを第1A図〜第1C図にグラ
フとして示す。丸印は対照、四角印は遊離のAMB、三角印はA?!B/CHS
O,(1: 4 ) 。
そしてダイヤモンド印はAMB/CH30a(1: 1 )を示し、各々上記の
3種の異なるレベルで投与した。2種の低レベルでの投与(第1B図および第1
C図)においては、2種のAMB/CH3O4製剤は、遊離のA?IBと同等の
治療効力を示した。最高CH30,製剤は、遊離のA?IBまたは1:4配合の
IMB/硫酸コレステロール製剤が60〜80%の生存率であるのに比べて、1
00%の生存率を示した。
本発明は、脱水されたA?lB組成物を提供する。この脱水されたAMB組成物
は、長期間貯蔵後に再水和した際に、約1ミクロン未満の選択された粒径範囲を
有するAMB粒子の懸濁液を形成する0粒子は、無水で不活性な環境下に貯蔵で
きるので、毒性;および気体/液体界面での酸化反応および機械的損傷に関連す
る脂質および薬物の分解の問題が最少となる。
非経口用途2例えば、静脈投与用には、この組成物は、上記方法で製造し得るよ
うな約0.1〜0.4 ミクロンの粒径のAMBリポソームで製造するのが好ま
しい、このA?lB/脂質組成物は、典型的には約50〜200■/dの選択さ
れたAIIBfi度に水和され、そして、1〜5■AMB/kg (体重)の濃
度で投与される。投与は、IVB/CHSO,粒子が実質的に粒径を増大する前
に行われる。
筋肉内注射する場合には、薬剤を注射部位から徐々に放出するために9組成物は
、より高濃度に再水和するのが好ましく、このようにして組成物を注射部位に、
好都合に局在させることができる。
上記のことから9本発明のいかに種々の目的および特徴が達成されるかがわかる
。この発明は、従来の遊離のA?lBもしくはAMB脂質製剤に比べて毒性が実
質的に低く、そして、遊離のAMBを含む報告された従来のAMB製剤と少なく
とも同等の薬物の効力を有するAMB組成物を提供する。この薬物は。
増強された治療指数、特に減少した毒性に関する上記指数によって、この薬剤の
用途が一層拡大される。例えば、免疫無防備状態の患者の予防治療、および全身
性活性真菌感染症の治療におけるより大きな治療が効果が付与される。
この組成物は、容易に調製され、そして、硫酸コレステロール成分は、精製され
た状態で比較的安価であり、非経口投与の場合は、そのままで利用される。この
製剤は、乾燥状態で容易に貯蔵され得、再水和すると9選択された小粒径を有す
る粒子懸濁液が得られる。
次の実施例は、AMB/硫酸コレステロール組成物の製法。
特徴および用途を例示している。これらの実施例は本発明の範囲を限定するもの
ではない。
見料
C)IsO,(コレステロール3−サルフェート、ナトリウム塩)は、 Sig
IIla Cheraical Co、、 St、 Louis、 MO)から
:AnBCアンホテリシンB、1型)は、 E、R,5quibb & 5on
s+ Inc、ら寄贈された(Batch &2O−914−5978−001
)。他のすべての材料は。
、試薬グレードのものであるがまたは市販のものよりも優れたものである。
1隻±1
A?IB/CHSO,虻 のh制
乾燥粉末形態のA?lBおよびCH30,を計量し、下記表1に示す4種のA!
’IB 、硫酸コレステロールのモル比のうちの1つを調製するように混合した
。添加したA?lBおよび硫酸コレステロールの量は1粒子懸濁物中に、約50
μll1ole/−のAMBおよび硫酸コレステロールの最終濃度を形成するの
に充分な量である。
乾燥メタノールをA?IB/硫酸コレステロール粉末に加えて。
AMBの最終濃度を0.2〜0.6■/dとし、得られた懸濁物を。
粉末全部が溶解するまで撹拌した。この溶液にラクトースを加えて、最終水性生
成物中に10%(w/v)のラクトースを含有する溶液を調製した。得られた溶
液を減圧乾燥し、親油性AMB/g酸コレステロールフィルムで被覆された乾燥
ラクトース粒子を得た。
1011Mトリス−塩酸、 0.1mM EDTAを含有する緩衝懸濁液pH7
,4゜67a+Osm、を上記乾燥混合物に、AlIBと硫酸コレステロールと
の合計の最終濃度が50μmole/dになるのに充分な量で添加した。この懸
濁物を、ウルトラソニック リキッド プロセンサー(Llltrasonic
s Liquid Processor)(Heat Ultrasonics
。
Inc、、 Farmingdale+ NY )モデルW−800,プローブ
ソニケーターで懸濁液が光学的に透明になるまで超音波処理した。(この処理
は、懸濁液を湯浴で45°Cに加温すれば容易に行なわれる)、超音波処理は窒
素ガス雰囲気下で行なった。
超音波処理したAlIB/CHSO,粒子を、 6000〜8000(7)分子
量カットオフの透析チューブを用いて透析して痕跡量の取り込まれていないAM
Bを除去した。得られた物質を、lOmM)リス−塩酸、 O,bnM EDT
A、 10%(w/v)ラクトース含有の緩衝液(pH7,4) (30011
10SR+)に対して透析した。透明な懸濁液を、ドライアイス/イソプロパツ
ール混合物中で急速に凍結し、−夜一25°Cの貯蔵温度で凍結乾燥し、さらに
2時間25°Cで乾燥した(15SRC−X LyophiltzerHVir
tis、 Gardiner+ NY) *凍結乾燥した試料に、同容量の水を
加えてゆるやかに撹拌することによって再形成した。次の表1は1種々の調製工
程における4種の組成物のAMBの濃度を示す。
表I A?IBの濃度(■/d)
1 : 1 23.10 20.66 24.20 21.521 : 2 1
5.40 10.80 16.46 15.191 : 3 11.55 11
.02 12.19 11.601 : 4 9.24 9.49 10.12
8.79斐施班l
−に・−る の≦
N1coa+pモデル200サイザー(Nicomp In5trutrren
ts Inc、。
Goleta、 CA)を用い、動的レーザー光分散法(dynamic la
ser−1ight scattering)によって測定した。この測定用で
は、 10mM)リス/塩酸、 0.1 mM EDTA、10!(W/V)ラ
クトースを含有する緩衝液(pH7,4)を用い、典型的には、試料を0.3
p mole/dに希釈した。実施例1で得た4種の組成物の平均粒径と標準偏
差(S、D、)とを下記表2に示す。表かられかるように、4種の組成物はすべ
て、凍結乾燥前は約130〜180 ra+の平均粒径を有し、そして凍結乾燥
後は約210〜280 nmの平均粒径を有する。
表2
粒径(平均値±S、D、(n園))
1:1138±54 268±137
1:2 14B±66 211±1051:3 172±89 265±147
1:4 138±61 274±151災五貫主
r′を したときのt に・する≦
実施例1による4種の試料は、 AMBと硫酸コレステロールとの合計の濃度が
約50μmole/ xrflであり、これらを8日間まで4°Cにて保持した
。0,2.6および8日目に、各?A濁液の一部を採取し、約0.3μmole
/ wlに希釈し、実施例2と同様にして粒径分布を調べた。その結果を次の表
2に示す、l:1配合の組成物は1粒径変化については安定であるが、硫酸コレ
ステロールのモル比が高い組成物は、貯蔵によって安定性が次第に低下する。
(以下余白)
表3
0138立54 148−!:66 172±89 138±612193±9
8 336±194 527±299 334±1926161±82 462
±265679±377 823±4818179出95 512±29696
8±551 1034±587実施例1で行ったのと同様に、凍結乾燥し、蒸留
水で再生した後の同一組成物について同様に安定性試験を行った。結果を表4に
示す、この結果から次のことがわかる: (a) 4種の組成物の各々について
、8日間にわたる試験により、比較的小さなサイズの粒子が増加していること、
および(b)粒径変化に対する。硫酸コレステロールのモル量の影響はほとんど
ない。
表4
0268±137211±105265±147 279±1512304±1
53331±177541±293 554±3036340±171 418
″:224 515±283 478出2428371±188436出228
570±314 487±258亥】l糺り
一 に・ る F!a および 將のヅ実施例1で得られた4種の試料を、0.
9%(W/V)の生理食塩水で希釈して約0.3μ+nole/+ml とし、
実施例2と同様Gこしてそれぞれの粒径を測定した。この結果を下記表5の量上
夕1jに示す。各製剤について、生理食塩水により、平均粒径力(10倍を越え
て増大した。1:1配合組成物の粒径の成長番よ、硫酸コレステロール量が多い
その他の3種の組成物よりも有意に少なかった。
4種の試料をまた。ヒト血漿で1:1(Vハ)に希釈し、続いて(ヒト血漿と接
触してから数分以内に) 、 10mM ) ’Jス/塩酸、 0.I III
M EDTA、10%ラクトース(W/V)を含有する緩衝液後に行った。デー
タによって2次のことが示された。つまり。
1:1の配合製剤が、血漿と接触した際に粒径変化につし)では最も鈍感であり
、また希釈媒質中で20分間保持することに゛より、すべての製剤において粒径
がいくらか小さくなった。
表5
生理食塩水=よる希釈 3328立199013209:8288 6789″
:427611072±6618血’5トノ混合、 p、 728”= 334
1200: 628 4017立1951 1942+1043濁緩衝液によ
る希釈
20分経過後 358−= 169 823= 457 1745±1007
1667と942実施例1と同様に、凍結乾燥して蒸留水で再水和した後のA?
IB /硫酸コレステロール粒子について、0.9%生理食塩水または血漿を混
合した後、同様の粒径測定を行った。結果を下記の表6に示す、凍結乾燥前の粒
子について観察されたのと同様の粒径変化(表5のデータ参照)が観察された。
表6
生理食塩水による希釈 1738立1007 8405±5549 13158
±8625 9816立6265血漿との混合、懸濁 955±446 103
0立550 1766±976 2467″:123311医l
−のカプセル 。
AMB /硫酸コレステロール粒子の、放射能標識マーカーを包みこむ性能を試
験した。乾燥AMB /硫酸コレステロール混合物を懸濁させるのに使用するト
リス緩衝媒体が1μCiのl 4(−スクロースを含有すること以外、実施例1
と同様にしてCll5O,/A?IBが4:1のモル此の配合粒子を調製した。
この懸濁液を。
105M トリス/塩酸、 0.1 mM EDTA、10%(w/v) ラク
トース含有の緩衝液(pH7,4)により、平衡化させたセファデックスG50
ゲル排除カラムにかけ9次いで同じ緩衝液で溶出した。粒子はボイドボリューム
で溶出し、それは2B0 nmの紫外線吸収によってモニターされた。試料を収
集し9通常のシンチレーション計数法で、放射能を測定した。AMBの95%が
粒子ピーク内にあったが、この領域に、14C−スクロースの検知し得るピーク
は見い出されなかった。
(以下余白)
亥lIΔ団
授111牡り乞に狡
AMBと硫酸コレステロールとのモル比の異なる4種のCH30a/A?IB製
剤を、実施例1と同様にして調製した(10%のラクトースを含有する通常の?
A濁媒体中に調製)。これらの試料を。
下記表7では透析後(P、D、 )懸濁液と呼んでいる。各試料の一部(10%
ラクトース含有)を凍結乾燥し、蒸留水で再生して得られた試料を下記の表では
凍結乾燥および再生試料(L、R,)と呼んでいる。
P、D、およびり、R,の各試料を蒸留水で希釈し、 Q、3 μa+ole1
0+1の濃度とし、低張の媒体で希釈直後、および希釈してから20分後の粒□
子の粒径分布を、実施例2と同様にして測定した。
結果を下記の表7に示す。表から明らかなように、20分間のインキュベーショ
ンの時間にわたり、明確な膨潤現象は見られなかった。このことは、試験された
何れの試料についても。
平均粒径が増加することによって裏付けられる。
(以下余白)
表7
亥11]−
叶ハ;゛の ・(LDo)
異系交配した雄のスイス/ウェブスター系マウスをSimonsenJabs、
Inc、から入手した。この動物の処理日の体重は約15〜45gで4〜8週
令であった。動物は、試験前の少な(とも3日間は隔離し、隔離期間中健康であ
ったマウスだけを使用した。動物には、餌と水とを不断給餌した。
第1の試験では、動物の群を、滅菌生理食塩水に懸濁させたフンギシン(Fun
gizone; 5quibb )または実施例1と同様にして調製した1:4
の配合割合のAMB /硫酸コレステロール組成物で処理した。各々の場合にお
いて、 A?IB 濃度は9選択された投与量のAlIB (表8に示す)が最
終容量0.2dで投与できるように調整された。4〜8匹の動物を各投与量の群
に用いた。試験物質は2尾の側方の動脈を介して、−回の静脈注射で投与した。
各投与量は約1.5分で投与した。
毒性の徴候があるか否か、および死亡したかについて、動物を処理した日は少な
くとも3回(処理してから1.2および4時間後に)観察した。5日間のうちの
残りの観察期間では、毎日朝と午後とに動物を調べた。試験結果を表8に示す。
この表では、5日目の生存数:処理された動物の合計数、が示されている。−フ
ンキシンのLD、。値は9通常の方法で算出され、その値は3.2■/kgであ
る。A?lB /硫酸コレステロール組成物のLD、、値は15〜20■/kg
である。
表8
CHSO4/AMB (4:1)
第2の毒性試験では、実施例1で得られた4種のAMB /硫酸コレステロール
製剤のうちのひとつの2抛g/kgの投与量でマウスを処理した。薬物の投与法
と動物のモニター法は上記と同様である。結果を下記の表9に示す、この表では
、1:1の配合割合の製剤は、20■/kgより高いLD、。値を有することが
示される。
表9
第3の毒性試験は、 Charles River Laboratory(W
ilmington。
MA)から入手した雄のCrL : CD−1(ICR) BRマウス(1B
〜20g)を用いて、独立した実験室で行った。AMB :硫酸コレステロール
のモル比が1:4または1:1のAMB/CH30,製剤を上記と同様にして調
製した。フンキシンTMと遊離のAMBとを1発熱因子を含有しない水で可溶化
し、室温で10分間超音波処理をした。全薬物製剤を、適当な希釈用緩衝液で所
望の濃度に希釈した。
感染していないマウスに、 A?lB組成物のひとつの単一投与量を、ゆっくり
と一度に静脈注射した。 AMB/CHSO,硫酸コレステロール製剤の投与量
は、 30.15.7.5 、3.75.1.88および0.94■A?IB/
kg体重であった。またフンキシン丁”および遊離(7)IMB(7)投与量は
、8.4.2,1,0.5および0.25mgAhB/kg体重であった。死亡
率を、処理に続く5日間の間記録が、各製剤の50%致死量(LDs。)を標準
的な方法で計算した。その結果を表10に示す0表かられかるように、l:1お
よび1:4の配合(7)AMB/CH30,製剤ノLDsaは、遊離(7) A
MBもしくはフンキシン丁にのLD、。よりも数倍高い値である。1:1の割合
で配合LJ:A?IB/CH30,製剤ハ、 30mg/kg製剤比ルLD、。
値を示す。
表10
遊離のA?lB 4.9(3,7,6,5)フンキシン 4.3(3,1,6,
0)AMB/CHSOa(4:1) 16.1(10,9,23,8)AMB/
C)IsO,(1: 1) >30より最近、1:4および1:1の割合で配合
されたAMB/CHSO。
製剤の毒性が、他の研究所で試験された。そこでは、 40■A、?I B /
kg体重までを一度に注射して試験した。この試験により。
1:1配合(7)AMB/CH30,製剤OLD、、値が40w: / kgよ
り大きいことがわかった。
1旌■主
AMB 硫 コレステロール畔 のt
20〜25gのCrl:CFW(SW)BRマウスを、 Charles Ri
ver BreedingLaboratoriesから入手し、餌と水を不断
給餌した。カンジダアルヒカンス(j= 紅u並且)菌株30を、5DA(サボ
ロードーデキトロースー寒天)上にて、35℃で18時間増殖させ、菌体を集め
、滅菌してパイロジエンを含まない生理食塩水で希釈し、 0.2 d容量の単
位を形成する約7X10”個のコロニー混合物0.2 dずつを注射した。上記
真菌を感染させて2日後に、動物にフンキシンもしくは実施例1と同様にして調
製したA?IB /硫酸コレステロール(1:4)を2段階的に投与量を変えて
注射した。A?IB製剤は、各動物が尾の静脈を通じて静脈注射される全容量が
、all!となるようにその濃度が調整された。投与されたA?IBの量は、薬
物(mg) /動物の体重(kg)によって表され9表10の左側に示しである
。動物は薬物投与後25日間観察した。試験動物の総数に対する25日目の生存
数を、2種のAlIB製剤、および対照の緩衝液について表11に示す。
(以下余白)
表11
薬物投与25日目の生存数/注射した動物の総数役亙l 遊311■ 健逓〃T
l→d丸皿0.0mg/kg O/11
0.30g/kg 2/10 5/10 −0、6+g/kg 1/10 9/
10 −0、9mg/kg 3/10 9/10 −2.0+eg/kg 10
/10 −
第2の研究では、18〜20gの雄のCrl:CD−1(ICR)BRマウスに
、 0.1 dのC,albicans(10’個の細胞/動物)を感染させ。
1グループ当り10匹の動物の治療グループに分けた。遊離のAMBと、1:1
および1:4に配合したA?lB/CH30,製剤トラ。
実施例7および実施例1と同様にして調製した。感染させたマウスに、各薬物製
剤の投与を、感染させた日に2回とさらに次の日に2回の合計4回、静脈ルート
で行なった。各試験グループに対する単一投与AMBレベルは、 0.5 、0
.125および0.031■ A?IB/kg体重/回であった。対照のグルー
プは希釈緩衝液だけを投与した。感染させてから30日間、マウスが死亡するか
否かを観察した。50%保護投与量(PDs。)を、生存数データから通常の方
法により算出した。
表12に、2種のAWB/CHSO,製剤と遊離のAMBとについて得たPD、
。のデータをまとめて示す、 AMB/CH3O4製剤は両者とも。
真菌感染症の治療に、遊離AMBと同等に有効であった。
表12
遊離のAMB 0.25(0,11,0,55)A門B/CHSO,(4:1)
0.25(0,14,0,45)AMB/CHSOa(1:1) 0.22(
0,16,0,29)上記の試験から作成した生存曲線を、上記で考察したよう
に、第1A〜IC図に示す。これらの曲線により2次のことが示される。つまり
、特に、1:1に配合したA?IB/CH30,製剤により、遊glA?lHに
より達成される治療効力よりも高い治本発明は、特定の実施例、用途および調製
法について記載され説明されているが、この発明の範囲から逸脱することなく種
々の変更および改変が行なわれ得ることは明らかである。
0.125 rr+c3/kB
る粂稜のθ孜
薄粂後の 四挾
持表平1−502270 (11)
Claims (10)
- 1.アンホテリシンBの粒子を含有するアンホテリシンBの組成物であって,該 アンホテリシンBの粒子は,アンホテリシンBと硫酸コレステロールとのモル比 が約1:1から1:4の間の割合で硫酸コレステロールを含む。
- 2.前記粒子が,水性媒体中に懸濁しており,主として約100〜400nmの 間の範囲の粒径を有する,請求の範囲第1項に記載の組成物。
- 3.次の工程により製造される請求の範囲第2項に記載の組成物: (a)アンホテリシンBおよび硫酸コレステロールの1:1から1:4の間のモ ル比の水性懸濁液を分散させて,光学的に透明にする工程, (b)該懸濁液を,該懸濁液中の粒子径が実質的に増大する前に,凍結保護物質 の存在下で凍結乾燥する工程,および(c)凍結乾燥された物質を水性媒体で再 生する工程。
- 4.アンホテリシンBと硫酸コレステロールとのモル比が約1:1である請求の 範囲第1項に記載の組成物。
- 5.真菌感染症を治療するためにアンホテリシンBを投与する方法であって,次 の工程を包含する方法:アンホテリシンBと硫酸コレステロールとを約1:1か ら1:4の間のモル比で,水性粒子懸濁液として製剤化する工程,および 該懸濁液を,治療するのに有効な量で投与する工程。
- 6.前記アンホテリシンB/硫酸コレステロールの懸濁粒子が,主として約10 0〜400nmの間の粒径を有する請求の範囲第5項に記載の方法。
- 7.前記製剤化法が次の工程を包含する請求の範囲第6項に記載の方法: (a)アンホテリシンBと硫酸コレステロールとのモル比が1:1から1:4の 間である,アンホテリシンBと硫酸コレステロールとの水性懸濁液を分散させて ,光学的に透明にする工程, (b)該懸濁液を,該懸濁液中の粒子径が実質的に増大する前に,凍結保護物質 の存在下で凍結乾燥する工程,および(C)凍結乾燥された物質を水性媒体で再 生する工程。
- 8.アンホテリシンBと硫酸コレステロールとのモル比が約1:1である請求の 範囲第5項に記載の方法。
- 9.LD50が約15mg/kgより大きく,水性媒体中で約100〜400n mの粒径に再生することのできる形態のアンホテリシンBを調製する方法であっ て,次の工程を包含する:(a)アンホテリシンBおよび硫酸コレステロールの 1:1から1:4の間のモル比の水性懸濁液を分散させて,光学的に透明にする 工程,および (b)該懸濁液を,該懸濁液中の粒子径が実質的に増大する前に,凍結保護物質 の存在下で凍結乾燥する工程。
- 10.前記懸濁液中のアンホテリシンBとコレステロールとのモル比が,約1: 1である請求の範囲第1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/019,575 US4822777A (en) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | Amphotericin B/cholesterol sulfate composition |
US19575 | 1987-02-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01502270A true JPH01502270A (ja) | 1989-08-10 |
JPH0610134B2 JPH0610134B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=21793937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63502859A Expired - Fee Related JPH0610134B2 (ja) | 1987-02-27 | 1988-02-26 | アンホテリシンb/硫酸コレステロール組成物およびその製造方法 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4822777A (ja) |
EP (1) | EP0303683B1 (ja) |
JP (1) | JPH0610134B2 (ja) |
AT (1) | ATE88348T1 (ja) |
AU (1) | AU599779B2 (ja) |
CA (1) | CA1336890C (ja) |
DE (1) | DE3880397T2 (ja) |
DK (1) | DK174871B1 (ja) |
FI (1) | FI884889A0 (ja) |
HK (1) | HK80596A (ja) |
NO (1) | NO884741L (ja) |
WO (1) | WO1988006450A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992008467A1 (en) * | 1990-11-16 | 1992-05-29 | Nippon Shinyaku Co., Ltd. | Dispersion preparation |
JP2020508350A (ja) * | 2017-02-21 | 2020-03-19 | アイシーオー セラピューティクス インコーポレイテッド | アンホテリシンbの固体経口製剤 |
Families Citing this family (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0825869B2 (ja) * | 1987-02-09 | 1996-03-13 | 株式会社ビタミン研究所 | 抗腫瘍剤包埋リポソ−ム製剤 |
US5032582A (en) * | 1987-02-27 | 1991-07-16 | Liposome Technology, Inc. | Method for treating fungal infections with amphotericin B/cholesterol sulfate composition |
US6406713B1 (en) | 1987-03-05 | 2002-06-18 | The Liposome Company, Inc. | Methods of preparing low-toxicity drug-lipid complexes |
US5616334A (en) * | 1987-03-05 | 1997-04-01 | The Liposome Company, Inc. | Low toxicity drug-lipid systems |
US5194266A (en) * | 1989-08-08 | 1993-03-16 | Liposome Technology, Inc. | Amphotericin B/cholesterol sulfate composition and method |
WO1993003737A1 (en) * | 1991-08-14 | 1993-03-04 | Liposome Technology, Inc. | Hiv-treatment method with low-toxicity amphotericin b |
US5264220A (en) * | 1991-11-12 | 1993-11-23 | Long David M Jr | Method of extending the vascular dwell-time of particulate therapeutic and particulate diagnostic agents |
AU5171293A (en) * | 1992-10-14 | 1994-05-09 | Regents Of The University Of Colorado, The | Ion-pairing of drugs for improved efficacy and delivery |
IT1283149B1 (it) * | 1996-07-12 | 1998-04-07 | Prodotti Antibiotici Spa | Complessi di n'-dimetilaminoacetilpartricina a dimetilaminoetilamide, o suoi sali, e colesterol 3-solfato |
US6613352B2 (en) | 1999-04-13 | 2003-09-02 | Universite De Montreal | Low-rigidity liposomal formulation |
US8404217B2 (en) | 2000-05-10 | 2013-03-26 | Novartis Ag | Formulation for pulmonary administration of antifungal agents, and associated methods of manufacture and use |
CA2432319A1 (en) | 2000-12-21 | 2002-07-18 | Nektar Therapeutics | Pulmonary delivery of polyene antifungal agents |
TWI332943B (en) * | 2001-07-10 | 2010-11-11 | Synta Pharmaceuticals Corp | Taxol enhancer compounds |
TWI252847B (en) * | 2001-07-10 | 2006-04-11 | Synta Pharmaceuticals Corp | Synthesis of taxol enhancers |
TWI297335B (en) | 2001-07-10 | 2008-06-01 | Synta Pharmaceuticals Corp | Taxol enhancer compounds |
TWI330079B (en) * | 2003-01-15 | 2010-09-11 | Synta Pharmaceuticals Corp | Treatment for cancers |
TWI249408B (en) * | 2003-12-10 | 2006-02-21 | Ind Tech Res Inst | New antifungal formulation and manufacturing method thereof |
CA2570698C (en) * | 2004-06-23 | 2013-11-19 | Synta Pharmaceuticals Corp. | Bis(thio-hydrazide amide) salts for treatment of cancers |
MX2007012688A (es) * | 2005-04-15 | 2008-03-14 | Synta Pharmaceuticals Corp | Terapia de combinacion para el cancer con compuestos de bis(tiohidrazida) amida. |
MX2008002152A (es) * | 2005-08-16 | 2008-04-19 | Synta Pharmaceuticals Corp | Formulacion de bis(tio-hidrazida amida. |
TW201422598A (zh) | 2006-08-21 | 2014-06-16 | Synta Pharmaceuticals Corp | 用於治療增生性疾病的化合物 |
AU2007290490B2 (en) * | 2006-08-31 | 2011-09-08 | Synta Pharmaceuticals Corp. | Combination with bis(thiohydrazide amides) for treating cancer |
US7645904B2 (en) * | 2006-09-15 | 2010-01-12 | Synta Pharmaceuticals Corp. | Purification of bis(thiohydrazide amides) |
US20100068251A1 (en) * | 2006-10-10 | 2010-03-18 | Jina Pharmaceuticals, Inc. | Aqueous Systems For The Preparation Of Lipid Based Pharmaceutical Compounds; Compositions, Methods, And Uses Thereof |
DE102015102210A1 (de) | 2015-02-16 | 2016-08-18 | Heraeus Medical Gmbh | Antimykotischer polymerisierbarer Knochenzement und ein Verfahren zu seiner Herstellung |
CN110305926B (zh) * | 2019-05-27 | 2021-02-26 | 浙江工业大学 | 一种基于两性霉素b代谢途径的发酵方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4002741A (en) * | 1974-04-24 | 1977-01-11 | Valter Osvaldovich Kulbakh | Meglumine complex fungicidal polyene macrolide antibiotic compositions and treatment method |
US4468513A (en) * | 1980-09-22 | 1984-08-28 | Eli Lilly And Company | 2'-N-Acylated and 2'-N-alkylated derivatives of 4-O-substituted-2-deoxystreptamine aminoglycosides |
PT78628B (en) * | 1984-05-02 | 1986-06-18 | Liposome Co Inc | Pharmaceutical composition with reduced toxicity |
US4707470A (en) * | 1985-05-17 | 1987-11-17 | Smithkline Beckman Corporation | Polyene antibiotic emulsion formulation |
-
1987
- 1987-02-27 US US07/019,575 patent/US4822777A/en not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-02-26 WO PCT/US1988/000599 patent/WO1988006450A1/en active IP Right Grant
- 1988-02-26 EP EP88902717A patent/EP0303683B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-02-26 JP JP63502859A patent/JPH0610134B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1988-02-26 AT AT88902717T patent/ATE88348T1/de not_active IP Right Cessation
- 1988-02-26 DE DE8888902717T patent/DE3880397T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-02-26 AU AU14826/88A patent/AU599779B2/en not_active Ceased
- 1988-02-29 CA CA000560142A patent/CA1336890C/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-10-21 FI FI884889A patent/FI884889A0/fi not_active Application Discontinuation
- 1988-10-25 NO NO884741A patent/NO884741L/no unknown
- 1988-10-27 DK DK198805983A patent/DK174871B1/da not_active IP Right Cessation
-
1996
- 1996-05-09 HK HK80596A patent/HK80596A/xx not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992008467A1 (en) * | 1990-11-16 | 1992-05-29 | Nippon Shinyaku Co., Ltd. | Dispersion preparation |
JP2020508350A (ja) * | 2017-02-21 | 2020-03-19 | アイシーオー セラピューティクス インコーポレイテッド | アンホテリシンbの固体経口製剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU1482688A (en) | 1988-09-26 |
AU599779B2 (en) | 1990-07-26 |
EP0303683A4 (en) | 1989-12-28 |
ATE88348T1 (de) | 1993-05-15 |
NO884741D0 (no) | 1988-10-25 |
HK80596A (en) | 1996-05-17 |
CA1336890C (en) | 1995-09-05 |
FI884889A (fi) | 1988-10-21 |
JPH0610134B2 (ja) | 1994-02-09 |
DK598388A (da) | 1988-10-27 |
DK598388D0 (da) | 1988-10-27 |
EP0303683B1 (en) | 1993-04-21 |
US4822777A (en) | 1989-04-18 |
DE3880397D1 (de) | 1993-05-27 |
FI884889A0 (fi) | 1988-10-21 |
WO1988006450A1 (en) | 1988-09-07 |
NO884741L (no) | 1988-10-25 |
EP0303683A1 (en) | 1989-02-22 |
DK174871B1 (da) | 2004-01-12 |
DE3880397T2 (de) | 1993-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01502270A (ja) | アンホテリシンb/硫酸コレステロール組成物およびその製造方法 | |
US5194266A (en) | Amphotericin B/cholesterol sulfate composition and method | |
EP0437479B1 (en) | Method of making liposomes with improved stability during drying | |
US5032582A (en) | Method for treating fungal infections with amphotericin B/cholesterol sulfate composition | |
JP4555569B2 (ja) | 増強された血中安定性を有する脂質キャリア組成物 | |
JP2958774B2 (ja) | アンホテリシンbリポソームの改良調整法 | |
Maruyama et al. | Enhanced delivery of doxorubicin to tumor by long-circulating thermosensitive liposomes and local hyperthermia | |
US5874104A (en) | Treatment of systemic fungal infections with phospholipid particles encapsulating polyene antibiotics | |
KR890004689B1 (ko) | 인지질 및 미셀 입자 중에서 피포시킨 안트라사이클린 항악성종양제 | |
EP1531800B1 (en) | Stealth lipid nanocapsules, methods for the preparation thereof and use thereof as a carrier for active principle(s) | |
JP2001510451A (ja) | 弱塩基性薬物を担持するイオン運搬体―中介リポゾーム | |
JP2008534525A (ja) | リン脂質のポリエチレングリコール誘導体に包み込まれたアンスラサイクリン系抗腫瘍抗生物質のナノミセル製剤 | |
JP2798302B2 (ja) | リポソームおよび脂質複合体組成物の調製 | |
US20110020428A1 (en) | Gel-stabilized liposome compositions, methods for their preparation and uses thereof | |
Sirisha et al. | Liposomes-the potential drug carriers | |
WO1992002208A1 (en) | Stable doxorubicin/liposome composition | |
Nagarathna et al. | Asian Journal of Research in Biological and Pharmaceutical Sciences | |
Keshavshetti et al. | FABRICATION AND CHARACTERIZATION OF CICLOPIROX OLAMINE LOADED NONIONIC SURFACTANT BASED NIOSOMES FOR TOPICAL DELIVERY | |
KR20050020988A (ko) | 스텔스 지질 나노캡슐, 이의 제조 방법, 및 유효성분(들)을 위한 담체로서 이의 용도 | |
JP2002518322A (ja) | ブスルファンのリポソーム製剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |