JPH01501837A - 家禽飼育用の飼育舎 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 家禽飼育用の飼育舎 本発明は主クレームの上位概念による飼育舎に関するものである。

この様な飼育舎は広く用いられている。階層状に設けられた各飼育棚の下に循環 する排泄物搬送ベルトがあって、その作業ベルト、即ち上部ベルトは排泄物を収 容し、これを飼育棚の外へ出したのち、方向を変える。従って戻りベルトは作業 ベルトの下方を通って飼育舎の中へ戻ってくる。

この周知の設備は下部ベルトの復帰のために、階層状に設けられた飼育棚の空間 内に場所が必要であるという短所がある。ドイツ特許公開第３４４６６６５号公 報は戻りベルトの完全な復帰を確保するためには相当な空間が不可欠であること を示している。本来の作業ベルトが損傷すると、排泄物は担持ローラーをっなっ て戻りベルトの上面に落ちるため、方向転換ローラーのところで排泄物がせき止 められることがある。方向転換ローラーのところで排泄物がせき止められると、 方向転換ローラーの周囲を拡大し、しかも方向転換ローラーの全長にわたって見 た場合、ベルトの走行精度が相当損なわれる。ベルトが導溝内で正確に走行しな いと、ベルトとベルト導溝は更に損なわれるため損傷が広がる。

戻りベルトは「排泄物側」が下方に向かいて飼育棚を通過するから、排泄物かき 落し機が正常に作動しなかった場合は、戻りベルトに付着している排泄物が飼育 棚の下にいる家畜の上に落下する。

個々の飼育棚に設けられた給水ニップルは完全に密ではないから、公知の設備で は作業ベルトと戻りベルトの間や、更に方向転換ローラーと作業ローラーに水が たまるのを避けることはできない、これは駆動能率を低下させ、付着したほこり などによるベルトの汚れを助長する。

本発明は、飼育舎全体の高さが同じでも、個々の飼育棚内の空間を高くする、即 ち家畜にもっと多く上方の空間を用意し、かつ排泄物搬送ベルトの駆動が問題な く行なわれるように、戻りベルトの復帰を設定することを課題としている。

本発明にもとづく課題は主クレームの特徴部分によって解決される。換言すれば 、本発明によって階層状に配置された排泄物搬送ベルトの戻りベルト復帰は飼育 棚の内部で行なわれるのではなく、飼育棚の上か下で一つにまとめられてから再 び飼育舎の搬入側へ導入するように提案されている。即ち排泄物搬送ベルトは飼 育舎全体をとり巻いている。

こうすることによって今まで戻りベルトの復帰に必要だった空間を個々の飼育棚 内で家畜に提供することができるから、施行規則によって要求される比較的高い 頭上空間が、設備全体の高さをあげずに飼育舎内で確保される。

本来の排泄物搬送ベルトが損傷した際、排泄物は戻りベルト上には落ちず、その 下にある排泄物搬送ベルトの上へ落ちるから、方向転換ローラーや駆動ローラー の領域に堆積することはない、給水装置からベルトの上へしたたる水は飼育舎内 の乾燥空気によって乾燥される。乾燥空気は飼育舎の大きな空気を通過すること ができるし、今までのように水が作業ベルトと戻りベルトの間の比較的小さい空 間にたまることはない。

米国特許第３３８５２６６号公報には飼育棚の下部に排泄物搬送ベルトが配置さ れた家禽飼育用の飼育舎が記載されている。更に排泄物搬送ベルトの下に乾燥空 気導通用の乾燥ダクトがある８乾燥空気は通風機を介して飼育舎内部から吸い込 まれ排泄物上に導かれる 上記の公知の装置は、飼育棚の下の排泄物搬送ベルトがエンドレスベルトから成 るように作動する。クラフト紙から成るベルトは予備ローラーによって運ばれ、 方向転換ローラーを介して集取装置に送られる。ベルトはその上にある乾燥され た排泄物と一緒に包装され、積み込みの準備がされる。

この公知の装置に対して、本願はできるだけ僅かな設備投資で排泄物の乾燥と搬 出を行なう方法をあみだすことを課題としている。この場合飼育舎全体はできる だけ低くし、管理費はできるだけ安くする必要がある。

この課題はクレーム３の概念によって解決される。

換言すれば、同種の設備とは対照的に、各飼育棚用にエンドレスに回転するコン ベア・ベルトが提案される。コンベア・ベルトは飼育棚を通過したのち乾燥ダク トへ導かれるが、コンベア・ベルト上の排泄物は下側に密着し、特に方向転換ロ ーラーによって下側に押圧されるように導かれる。乾燥ダクトの中に導入された 乾燥空気は、同種の装置とは異なり、乾燥ダクトの中で排泄物をのせたコンベア ・ベルトと直接接触し、排泄物がそこで乾燥されるようになっている。排泄物は 非常に薄い層になって排泄物搬送ベルトに付着しているし、乾燥ダクトの内部で 排泄物搬送ベルトから落ちた排泄物の微粒子は乾燥ダクトの内部に設けられた排 泄物搬送装置に回収され運び出される。

本発明の実施例を次に図面によって説明する。

第１図　階層状に配置された飼育棚の断面図第２図　ベルト誘導の概要国 第３図　本発明の飼育棚の上部に設けられた乾燥ダクトを有する排泄物集取、乾 燥装置の概要斜視図 第４図　乾燥装置が飼育棚の下にとりつけられた配置図 第１図には四つの階層状に設けられた二重構造の飼育棚が２３ａ〜２３ｄで示さ れていて、各飼育棚には集卵ベルト３１．３２がとりつけられている。３４と３ ５は飼料入れである。各飼育棚の下には排泄物搬送ベルト２２゜２２ａ、２２ｂ 、２２（が配備され、誘導ローラー３６を介して誘導されている。各飼育棚を仕 切っている隔壁３７には給水ニップルの開口３８がある。

第２図は飼育舎全体２１を示し、排泄物搬送ベルト２２゜２２ａ、２２ｂ、２２ ｃはそれぞれ作業ベルト２４と戻りベルト２５を有する。排泄物搬送ベルト２２ ．２２ａ。

２２ｂ、２２ｃは水平方向に並べて設けられた飼育棚２３ａ〜２３ｄの下を通っ ている。飼育棚２３の外には作業ベルト２４の上側にある排泄物除去装置２６が 備えられ、各作業ベルト２４は押さえローラー２８と共に作動する牽引ローラー ２７に導かれ、各ベルトは第２図で示されている実施例では、飼育舎の搬出側Ｂ で上方へ向きを変え、戻りベルト２７として飼育舎の搬入１１Ａに戻る。方向転 換ローラーと誘導ローラーは第２図に示されている。

搬入側Ａの領域には、ベルトをそれぞれの飼育棚２３の水平面に再び正しく導く 方向転換ローラー２９．３０が図示されている。排泄物除去装置２６の下には作 業ベルト２４からはぎ取られた排泄物を運び去るためのスクリュー・コンベア３ つが設けられている６第３図では四層に配置された飼育棚が１．２，３．４で表 示されている。これは公知の様式なので詳細に説明する必要はないであろう、各 飼育棚の下方には排泄物搬送ベル）５，６，７．８が設けられている。排泄物は 飼育棚の格子状の床から排泄物搬送ベルトに落ちる。特に図示されてはいないが 、排泄物搬送ベルトは動力によって、例えば方向転換ローラー９を介して、排泄 物の量に応じ、ゆっくり間欠的に駆動される。排泄物をのせた排泄物搬送ベルト ５〜８は飼育棚の端末でそれぞれの方向転換ローラー１０を介してプレスローラ ー１１に導かれ、排泄物搬送ベルトの上側にある排泄物の層はベルトにしつかり 押圧される。排泄物搬送ベルト５，６，７．８をまとめて通過させることによっ てベルト上の排泄物は押しひろげられる。これらのベルトは垂直に上方へ送られ 乾燥ダクト１２を通ってもとに戻る。誘導ローラー又はその他のの装置が設けら れることによってベルトは乾燥ダクトの中で再び間隔をとって導かれる。乾燥ダ クト１２は送風機１４を備え、図の実施例では飼育棚の長手方向をほぼ中央部に 向かって見た場合、送風機は乾燥ダクトに設けられ通風機として形成されている 。乾燥ダクトの前面は開いているので、吸気口１５゜１６として機能し、飼育舎 から比較的暖かい空気を乾燥ダクトを通して吸い込み、送風機１４を通して排気 している。その際吸い込まれた空気は排泄物搬送ベルト上の排泄物の層を通過す る。排泄物搬送ベルトはゆっくり循環し、乾燥ダクトも相応して長く作られてい るから、ベルト上の排泄物は完全に乾燥される。乾燥ダクト１２を通って導かれ るベルトの下部には排泄物搬送装置１７があり、これは排泄物搬送ベルトの移動 方向に平行して設けられ、上部のベルトは乾燥ダクトの中にある。これにひきか え戻ってゆく下部のベルトは乾燥ダクトの外に設けることが可能である。排泄物 搬送ベルトから落ちた排泄物は排泄物搬送装置１７に達し、端末に運ばれて、排 泄物搬送ベルト５の戻りベルトの中に形成された槽に至る。この槽には乾燥排泄 物用の搬送スパイラルを取りつけることができる。

排泄物搬送ベルト６から落ちた排泄物は、排泄物搬送ベルト７の戻り槽に達し搬 送スパイラル１８によって排除される。搬送スパイラルを設置することは、必ず しも必要ではなく、槽内で搬送ベルトを僅かに傾斜させるだけで、或はこすり取 り機によって排泄物を自動的に運び出すことができ、図示されていないが理想的 な排除装置が達成される。

第４図に示された実施例では、基本的には同様に形成され、乾燥ダクト１２ａが 飼育棚の下部にあり、それぞれの排泄物搬送ベルトは飼育舎から垂直に下方へ導 かれ、乾燥した温風を送る送風装置を備えた乾燥ダクト１２ａに達する。

第４図の実施例においては、ベルトの下部にかき落とし１１１９を付設すること ができる。第４図では排泄物搬送スパイラルは２０で表示されている。

国　Ｉ！ｉ！ｉ１１　審　斡　失

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．縦方向に重ねて設けられた複数個の飼育棚と、各飼育棚の下部に設けられ循 環駆動される排泄物搬送ベルトと、各排泄物搬送ベルトの上部にある排泄物の除 去装置を有する家禽飼育用飼育舎において、各排泄物搬送ベルト（２２，２２ａ ，２２ｂ，２２ｃ）の戻りベルト（２５）が、かき取り装置（２６）と接続し、 重ねて設けられた飼育棚（２３）の上部又は下部でまとまって復帰することを特 徴とする飼育舎。 ２．各排泄物搬送ベルト（２２）の除去装置（２６）に接続して押さえローラー （２８）を有する牽引ローラー（２７）があり、排泄物搬送ベルト（２２，２２ ａ，２２ｂ，２２ｃ）の方向転換が搬入側の領域で簡単な方向転換ローラー（２ ９，３０）を介して行なわれることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の飼育 舎。 ３．飼育舎の空間から排泄物の上へ乾燥空気を送る通風機を有する飼育舎におい て、 ａ）排泄物搬送ベルト（５，６，７，８）が循環するコンベア・ベルトとして形 成され、 ｂ）排泄物搬送ベルト（５，６，７，８）は方向転換して乾燥ダクト（１２，１ ２ａ）を通って導かれ、その際ベルトの排泄物側は乾燥ダクト（１２，１２ａ） の内部で下方に向いていて、 ｃ）乾燥ダクト（１２，１２ａ）は少なくともその両端面に飼育舎の内部に向け られた吸気口（１５，１６）を備え、送風機（１４）は乾燥ダクト（１２，１２ ａ）に接続し、 ｄ）乾燥ダクト（１２，１２ａ）の中にして排泄物を搬送する戻りベルトの下部 に、排泄物搬送戻りベルトから落ちる乾燥した排泄物を乾燥ダクトから運び出す 排泄物搬送装置（１７，２０）が備えられている ことを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載の飼育舎。 ４．ａ）乾燥ダクト（１２）が飼育棚（１，２，３，４）の上部に配置され ｂ）排泄物をのせた排泄物搬送ベルトの戻りベルトの排泄物の層は、ベルトより も早く循環するプレスローラー（１１）を介してベルトの上に押圧され、ベルト は垂直方向に上へ向きを変え ｃ）プレスローラー（１１）は同時に排泄物搬送ベルトの方向転換ローラーとし て形成されていることを特徴とする請求の範囲第３項に記載の飼育舎。 ５．プレスローラー（１１）は比較的大きい直径を有することを特徴とする上記 のいずれか一つ又はいくつかの請求の範囲に記載の飼育舎。 ６．排泄物搬送装置（１７）は乾燥ダクト（１２）の内部に、循環コンベア・ベ ルトによって形成され、そのうち上部戻りベルトだけは乾燥ダクトを通過し、下 部もどりベルトは乾燥ダクトの下方でもとに戻ることを特徴とする請求の範囲第 ３項に記載の飼育舎。 ７．乾燥ダクトは飼育舎の下部に設けられ、排泄物をのせた戻りベルトは方向転 換ローラーを経て下方へ乾燥ダクト内へ導かれることを特徴とする請求の範囲第 ３項に記載の飼育舎。 ８．複数個の飼育棚が垂直方向に重なって設けられ、すべての排泄物搬送戻りベ ルトは垂直方向に向きを変え、乾燥ダクト（１２，１２ａ）を通って導かれるこ とを特徴とする上記のいずれか一つ又はいくつかの請求の範囲に記載の飼育舎。 ９．一本又は数本の排泄物搬送ベルト（５，６，７，８）の駆動が間欠的に行な われることを特徴とする上記のいずれか一つ又はいくつかの請求の範囲に記載の 飼育舎。 １０．乾燥ダクト（１２ａ）の内部の排泄物ベルトの下側に乾燥排泄物のための 搬送スパイラル（２０）が乾燥ダクトの端に設けられていることを特徴とする請 求の範囲第３項及び第９項に記載の飼育舎。 １１．乾燥ダクト（１２ａ）の内部の各排泄物ベルトの排泄物側にかき落とし機 （１９）が備えられていることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の飼育舎。