JPH01501323A - 被覆液 - Google Patents
被覆液Info
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- JPH01501323A JPH01501323A JP62505926A JP50592687A JPH01501323A JP H01501323 A JPH01501323 A JP H01501323A JP 62505926 A JP62505926 A JP 62505926A JP 50592687 A JP50592687 A JP 50592687A JP H01501323 A JPH01501323 A JP H01501323A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
被 覆 液
、光j」Lll一
本発明は、被覆液の組成、調整方法、該被覆液を用いて基体上にカドミウムスズ
酸塩層を生成せしめる方法に関する。
カドミウムスズ酸塩層は高導電性、高赤外反射特性、可視スペクトル低吸収性を
示すことが知られている。
カドミウムスズ酸塩層はその特性により、例えば高温にさらされる窓、建造物の
窓、電子レンジのドア、ソーラコレクターパネル等の層として最適である。
従来、カドミウムスズ酸塩層は高周波霧化法により基体に被覆されていた。この
方法は要求される厚さの薄膜を形成するまでかなりの時間を要し、通常、高価な
製造設備が必要である。大型または多数の基体を被覆する場合は明らかに非経済
的である。
基体上にカドラミラムスズ酸塩層を形成する代替法が提寡されている。この方法
では、生成添加剤として他の塩を添加したカドミウムとスズ塩の水溶液を加熱し
たガラス上に噴霧する* CdSn0.またはCd、5nOa だけでなく C
dOやSnO□が生成する可能性があるため、このガラスの温度(通常600〜
700℃の範囲)は重要なポイントとなる。この方法では、該被覆液の化学組成
を有する均一な層を形成することはできない。
米国特許第4.229,491号に更に別の方法が記載されている。同特許に記
載されている方法では、ガラスを室温で被覆液に浸漬する。その後、ガラス板を
一定の速度で引きあげ、高温まで加熱して透明なカドミウムスズ酸塩層を形成す
る。この方法では、完全に均一なカドミウムスズ酸塩層を形成でき、板状だけで
なく円筒やその他任意の形状のガラスでも経済的に被覆できるといわれている。
同特許は、カドミウムおよびズズ塩から形成される加水分解可能な錯体を含むア
ルコール溶液の浸漬液としての利用を記載している。これらの錯体は、カドミウ
ム (低級アルキル)カルボン酸塩、例えば酢酸カドミウムとスズアルコキシド
、例えばスズテトラ−n−ブチラードより形成される。好ましいCd r Sn
比は1:1から2:1である。同浸漬液の添加物としてアセチルアセトンが記載
されているが、生成に対する影響については示されていない。
米国特許第4.229,491号に記載されている系の詳細な研究で、スズアル
コキシドと酢酸カドミウムのアルコール溶液は、アセチルアセトンのみの存在下
では不安定で、沈澱することが示されている。この様な溶液では、確実なカドミ
ウムスズ酸塩被膜を形成することはできない、この方法で形成された被膜は簡単
に重度のひび割れを引き起こし、その結果被覆した基体よりはがれやすい。
l1立1立
この種の被覆液の挙動は、アンモニアあるいはアミンの存在下で安定化しうろこ
とが知られている。該溶液の安定性は、ベータジケトン錯化剤とアンモニアまた
はアミンを添加すれば、希釈しても影響を受けず、スズやカドミウムの相対濃度
にも影響されない。
従って、本発明は
fa)カドミウム化合物溶液
(blスズ化合物溶液
(clベータジケトン錯化剤
およびldlアンモニアまたはアミン、およびこれらの反応生成物
の混合物よりなる組成を有する被lI!液を提供するものである。
通常、該被覆液は明るい黄色である。
カドミウム化合物およびスズ化合物の溶媒は、好ましくは、無水メタノール、エ
タノール、n−プロノぐノール、n−ブタノール、テトラヒドロフラン、および
テトラヒドロフランのようなエーテル、1.2−ジメチオキシエタン、2−メト
キシエチルエーテル等のエーテル、およびハロゲン化炭水化物溶媒、またはこれ
らの組合せおよび混合物である。
好ましいカドミウム化合物の例は、例えばカドミウムカルボン酸塩のようなカド
ミウム塩である。一般的には、ギ酸カドミウム塩、酢酸カドミウム塩、プロピオ
ン酸カドミウム塩、ブタノール酸カドミウム塩、または、直鎖もしくは分岐長鎖
カルボン酸塩が用(1られる。
二価または四価のどちらの原子価のスズ化合物も使用することができる。これら
の化合物には、スズ(n)およびスズ(IV)アルコキシド、スズ(II)およ
びスズ(IV)カルボン酸塩、これらの組合せ、およびスズ(n)およびスズ(
IV)アコキシドおよびカルボン酸塩誘導体の混合物を含む、このようなスズ化
合物の例としては、Sn(OR)g、5n(OR’)4. 5n(OOCR”)
z。
5n(OOCR”’)n+ 5n(OR)z−++(OOCR)x。
5n(OR’)m−−(OOCR)mがあげられ、式中、RおよびR+は炭素数
1から15、好ましくは1から8のアルキル基、Xは1または2または3.RI
+およびR11+ は、炭素数1から20、好ましくは1から8のアルキル基を
表わす。
本発明におけるカドミウムスズ酸塩被膜形成に使用されるスズ化合物の更な゛る
例は、有機スズアルコキシド、有機カルボン酸スズ、および下記式で表わされる
有機スズアルコキシドおよびを機スズカルボン酸塩誘導体の混合物である。
’Rx5n(OR)a−x、’RySrl(OOCR’)g−y+ ’Rx5n
(OR)r(OOCR’)上記式において、IRは炭素数1からIO1好ましく
は1から6のを機基を、x、y、zはx+y+z=4となるような数(11,2
,3を表わし、RおよびR1は前パラグラフで定義した通りである Ill有機
基は炭素と水素だけで構成されるか、または他の元素を有するアルキル基または
了り−ル蟇を表わす、′Rアルキル鎖基は、直鎖または分岐でもよい。
これらのスズ化合物の特別な例は、スズテトラ−n−ブトキシド、メチルスズド
1−n−ブトキシド、スズトリーn−ブトキシドモノアセテート、スズジ−n−
ブトキシドジアセテート、メチルスズトリアセテート、およびこれらの組合せで
ある。
溶液中には、アンモニアまたはアミンが、遊離状態で存在するか、または化学結
合した状態で例えば該成分の一種または二種とともに錯体を形成して存在するこ
とが可能である0例えば、一部または全量のアンモニアを例えばカドミウムアミ
ンカルボン酸塩のようなカドミウムを含有するアミン錯体の形で添加してもよい
。
本発明の実施に使用される好ましいアミンは、窒素原子が1以上の酸素または窒
素原子を含む飽和または不飽和複素環式環系の一部であるか、または、窒素原子
が1以上の直鎖または分岐アルキル基またはアルケニル基、またはシクロアルキ
ル基または芳香族環に結合した一級、二級もしくは三級アミンである。上記の基
は、例えば1以上のヒドロキシ、ケト、アミノ、カルボン酸またはエステル基で
置換されていてもよい。
ヒドラジン誘導体のように、二つの窒素が結合した他の化合物も有用である。こ
れらアミンの代表的な例は、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン
、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノエタノールアミン、
ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、ピペラジン、ピロリ
ドン、アニリン、1.4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタン、またはこれ
らの混合物である。
本発明に用いられる典型的なベータジケトン錯化剤は、アセチルアセトン、1−
フェニルブタン−1,3−ジオン、1,3−ジフェニルプロパン−1,3−ジオ
ン、2、2.6.6−テトラメチルへブタン−3,5−ジオン、Ll、1−トリ
フルオロペンタン−2,4−ジオン、1,1、1.5.5.5−へキサフルオロ
ペンクン−2,4−ジオン、1.1.1.5.5.6.6.6−オクタフルオロ
ヘキサン−2,4−ジオン、1.1.1.5.5.6.6.7.7.7−デカフ
ルオロへブタン−2,4−ジオン、エチルアセトアセテート、および他のアセト
酢酸エステルである。
本発明は、また、ベータジケトン錯化剤およびアンモニアまたはアミン存在下に
おいてカドミウム化合物とスズ化合物を含有する溶液を反応させることにより構
成される被覆液の生成法を含む。
錯化剤とスズ化合物中のスズの分子比は、好ましくは、Q、3:1以上、更に好
ましくは0.3:1から4.0:1、最も好ましくはO,S:tから2:1であ
る。アンモニアあるいはアミンとスズ化合物中のスズの分子比は、好ましくは6
. O: 1以内、更に好ましくは0.8;1からto:iである。
スズ(例えば、スズアルコキシド)とカドミウム(例えば、酢酸カドミウム)を
含有する溶液の安定性に対するアンモニア濃度の影響は、複雑で完全には解明さ
れていない、アンモニアが飽和した溶液は通常安定しているが、時として沈澱が
生じ、この原因は解明されていない、一般的に、過剰(飽和状態)のアンモニア
を含有する被覆液を用いて形成された被膜では、抵抗値は増加しない可能性があ
る。スズ化合物中のスズに対するアンモニアの分子比が0.8以下の場合、溶液
は不安定となり錯化剤の存在下であっても反応物が不溶性沈澱を形成する場合が
ある。しかし、許容できる品質の被膜は、この場合でも形成できる。アンモニア
のスズに対する分子比を変えた被覆液の反応を以下に示す。
(i ) NH21Sn比が0.3以下の場合、被覆液は大量の注量安定してい
る。
(ii ) NOx/Sn比が0.3から0.8の場合、沈澱が現れるまで室温
(15〜25℃)で約3〜4日間安定している。このような被膜組成(沈澱形成
前)で誘導される被膜は品質がばらつくが、通常ひび割れがなく許容できるもの
である。
(ii) NOx/Sn比が0.8から4.0の場合、該被覆液は無期限に安定
しており、このような被覆液より得られる被膜は最高品質の薄膜を与える。
(iv )被覆液はアンモニアで飽和している場合、通常安定していて、これを
用いた薄膜はひび割れしないが、上記(iii )の被膜に比べて抵抗値が高い
。
−i的に、カドミウム化合物中のカドミウムとスズ化合物中のスズの分子比は、
0.01 : 1から10:1である。好ましい比率は約2:1である。しかし
、被膜中のカドミウムとスズの比は、金属オキシド前駆物質の沈澱に影響を与え
る溶液中の移流水の量、錯化剤およびアミンの種類と量によって変わる。
本発明は、また、基体上にカドミウムスズは塩層を生成する方法を含む、この方
法は、実質的に湿度ゼロの雰囲気中での基体への上記被覆液の被膜形成、被覆組
成の加水分解可能な成分の加水分解、およびカドミウムスズ酸塩の形成に十分な
温度への加熱より構成される。
この目的のための温度は通常650℃以下であり、より好ましくは450から6
50℃、最も好ましくは約600℃である。これらの温度で多結晶性薄膜が形成
されるが、これ以上で750℃までの温度は、ソーダ石炭石英ガラスより耐火性
の高い物質を被覆する場合に用いられる。
加熱処理開始温度と昇温速度は変化させることができる。
得られたカドミウムスズ酸塩被膜は、次に真空下で焼きなまし、その電気抵抗率
を低下させる。典型的な焼きなまし温度は約400℃で、約1時間以内この処理
を行う、他の方法としては、カドミウムスズ酸塩被膜を還元または無酸素雰囲気
中であらかじめ規定された時間、大気圧で処理することもできる。
カドミウムスズ酸塩層が形成される基体は多岐にわたる0例えば、板ガラスまた
は円筒ガラス管、すりガラス(例えば1〜3鶴)、中空または中空でないシリカ
粒子(例えば、100〜200μm)、アルミナ粒子(例えば100〜200μ
m)、および主成分としてカオリナイトA l asimo+a(0)1)s−
モンモリロナイトxy ac、 (Aj!ySi4−? O+o)(oH)t
[本式においてXは通常Na、Mg 、またはAIを表わす〕およびイライトに
y(A I FeMgaMg)(^1ySit−r) (he(OH)nで表わ
される1つ以上の鉱物を含有する粘土物質に層を形成できる。ガラスの種類は重
要要因でなく、加熱処理中にゆがまない種類であれば使用できる。このようなガ
ラスの例として、アルカリシリカガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミノケイ酸ガ
ラス、アルミノホウケイ酸ガラス、および溶融シリカガラスがあげられる。
上記組成の被膜を基体に形成する工程は、浸漬被覆、スフレイ被覆、スピン被覆
またはロール被覆によす行ねれる。しかし、被fful成は基体に溶液を被覆す
るいかなる商業的方法にも通用できるので、応用の方法は限定されない。
被覆組成を種々の基体に被覆する研究により、被覆組成はシリコンにカドミウム
スズ酸塩層を被覆する際に使用できることが示された。特に、本発明によるカド
ミウムスズ酸塩層の被覆液と生成法は、光電池や、例えばガラス等の基体上に被
覆して導電表面とするようにアモルファスシリコンから太陽電池を製造するのに
用いる層として利用できる。
更に好ましくは、本発明によれば、シリコンの加工表面(単結晶、多結晶性、ア
モルファスシリコン)にカドミウムスズ酸塩を被覆できることが実験により示さ
れている。これらの光起電力装置の実験は、被覆されていない光起電力装置と比
較して開路電圧および短絡減成を改善することを示している。
従って、本明細書において用いられる“基体゛とは、カドミウムスズ酸塩被膜を
支持可能な支持体を意味し、ガラス等の板状材のみならず、シリコンやセラミッ
クまたは太陽電池装置の層構造に使用される他の材質等の支持体をも含む。
本発明は、更に下記の実施例1から14により詳細に説明されるが、これらに限
定されるものではない。
−大」L燃」−二二一
表1および2に記載される材料を、記載する割合(表の注参照)で含有するよう
に(アルコール)溶液を調整した。該溶液は、下記手順に従って顕微鏡用スライ
ド上のカドミウムスズ酸塩被膜の被覆に用いられた。
基体を室温(20〜25℃)で該溶液に浸漬し、その後、2.0〜3.0 cs
への範囲で、等速度で、溶剤蒸気で飽した常圧の乾燥窒素またはアルゴンを含有
する防湿チャンバー中に引きあげた。浸漬後、スライド上のy4tBIを防湿チ
ャンバーより別の容器に移し、相対温度約10〜30%の静止またはゆるやかに
流れる湿潤空気、またはゆるやかに流れる乾燥アンモニアに2〜5分さらして硬
化させた。スライドの密閉に用いた防湿チャンバーは、浸漬−被覆容器から簡単
にはずして加水分解容器に取付けられるように構成、設計した。
加水分解を防ぐために、被覆液は、大気中の湿気より隔絶しなければならず、こ
の為、塗布後攻薄膜の処理は溶剤の入っている容器と隔絶された容器中または湿
度忌受性被覆液を保護するロック装置を有する同一の容器中で行った。
加水分解処理後、該薄膜を100℃で乾燥し、20〜30分間空気中で420℃
ないし600℃に加熱し、その後室温まで冷却した。
表の結果が示すように、アセチルアセトンまたはアンモニアが溶液中に存在しな
い時(表1.実施例3)回収された反応物の20%(w/w)以内で沈澱する。
アセチルアセトンまたはアンモニアのみでは、この沈澱を阻止できず、両者が存
在する場合にのみ溶液の挙動を安定化させ、透明レモンイエローが発色する。ア
ミン類は沈澱を阻止または遅延させるが、トリードブチルアミンのような長鎖ア
ルキルアミンは該溶液のレオロジーに影響を与え、層形成不良の原因となりうろ
ことが分っている。
更に、表の結果は、溶液中のアンモニアまたはアミンの存在が均一な薄膜の形成
には不可欠で、さもなければ加水分解後、重度のひび割れのはいった薄膜が形成
され、該薄膜は使用不能になってしまうことを示している。劣悪な被膜は接着性
が低り、PJ単にガラス表面からはがれてしまう。
表2の結果は、アンモニア存在下、十分なアセチルアセトンを添加しない場合の
効果を示す、その結果より、沈澱が生ずることがわかる。加水分解および1膜を
約600℃に加熱後、透明で強いライトイエローのカドミウムスズ酸塩(Cdt
SnOa>層が形成される。一般的に、厚さ0.2〜0.3μ−〇Fjllll
では電気抵抗は、500〜1 、500オーム/スクエアである0次処理工程ま
たは減圧下30〜40分間にわたる層の焼きなまし処理(400℃/ 10−
’ 〜10− ’ torr)で、電気抵抗は80〜400オーム/スクエアま
で低下する。
別の方法としては、還元雰囲気または無酸素アルゴン中、300〜400℃に加
熱する方法でも良い結果が得られる。
通常、スズ有機金属出発化合物は、例えば5n(0″Ba)a(NHs) +、
a〜1.2Sのように構造中にアンモニアを有している。この材料は白色固体
状を呈し、分光光学的手法を用いた研究が数多くなされているにもかかわらず、
正確な結合様式は不明である。上記したとおり、Sn”およびSnI?より被覆
組成が構成されるように他のスズ出発化合物を含有してもよいが、カドミウムス
ズ酸塩被覆組成を作製するための好ましい組成より構成される被覆液を調整する
好ましい方法は、メタノール中無水酢酸カドミウムをアセチルアセトン含有のエ
タノール中スズテトラーn−ブトキシドアンモニア塩と混合すに代る方法として
、無水酢酸カドミウム、スズテトラ−n−ブトキシド、アセチルアセトンをアル
コール中で混合し、直ちにアンモニアまたはアミンと反応させる方法も良好な結
果を与える。
上記したように、アンモニアを添加する他の方法としてはカドミウムビスまたは
テトラアミンジカルボン酸錯体を使用する方法である。上記錯体を用いた場合、
アンモニア量が正確かつ容易にコントロールできる。
表1、実施例5の結果は、NHx F Sn比が2.0:1の場合薄膜のCd
s Sn比が2.4:1となったことを示している。
】L施」し影
本発明の被膜を光起電力装置に被覆し、効果をテストした。
前面を表面加工し、表面抵抗20オーム/スクエアまで拡散処理をし、裏面を銀
アルミニウムペーストでスクリーン印刷した直径75mのウェハーは、B、P、
ソーラー(100P−タイプの無条件出発物質)より入手した。
各ウェハーを3または4つの細片に分割した。各細片をテフロン容器中の希釈フ
ッ化水素酸(5〜lO%)に浸漬した。ヒートガンを用いて空気中で乾燥した後
、細片を窒素雰囲気中で冷却し、表2.実施例7の記載に従って調整される溶液
に3〜40/Sの速度で浸漬した。その後、細片を前記したように加熱、焼きな
ましした0通常、最終減圧焼きなまし処理までに細片に二回目の浸漬、加熱処理
を行なった。
被覆されたウェハーから2−片を切断し、浸漬していないウェハーから切断した
2−のサンプルと比較した。被覆サンプルでは、開路電圧が20−ν上昇し短絡
電流が28−p/clI上昇し、同じ被覆係数(フィルファクター)では表面金
属被覆が4%少ないことを示した。
これらの結果は、本発明に従って被覆されたカドミウムスズ酸塩層の実用性を示
すものである。
lid主
2−エチルヘキサン酸第−スズ(0,1g 、0.2++so l )をスズテ
トラ−〇−ブトキシドアンモニア塩(3,4g、7.9−−of) 、酢酸カド
ミウム(3,7g 、 16.2sso 1 ) 、アセチルアセトン(0,4
g 、4.1sso j! )を含有する無水メタノール(30cd )溶液に
添加した。透明な安定した黄色の溶液が形成された。前記したように浸漬、焼成
後電気抵抗値1〜5キロオーム/スクエアを示す均一で強固な透明層が形成され
た。
1皇豆上土
酢酸カドミウム(10,8g、 46.8−講o1)を無水メタノール(60c
d )に溶解し、1.1.1.5.5.5−ヘキサフルオロペンタン−2,4−
ジオン(2,4g 、 11.7sso l )存在下無水エタノール(12c
j)に溶解したスズテトラ−n−ブトキシドアンモニア錯化合物(10,0g、
23.4sso 1 )に添加した。透明な安定した黄色の溶液が形成された。
前記したように浸漬、焼成後、電気抵抗値1〜2キロオーム/スクエアを示す均
一で強固な透明層が形成された。
遺」L±11
酢酸カドミウム(4,60g−20gmo 1 )を2−エチルヘキサン酸スズ
(n ) (4,05g、 10mmo 12 )−アセチルアセトン(0,5
g、 5gmol)およびジエチルアミン(3,07g。
4.4d、42ssoJ’)を含む無水メタノール(30cd) ニた。前記し
たように浸漬、焼成後、電気抵抗値7〜10キロオーム/スクエアを示す層が形
成された。減圧焼きなましにより該抵抗値は約400オーム/スクエアまで減少
したが、長時間大気にさらすことは、導電特性に悪影響を与えた。
m上1
酢酸カドミウム (3,02g −3,1−mo 1 )を酢酸スズ(N )
(2,33g、 6.6s+so &’ ) 、アセチルアセトン(0,33g
。
3.3+uso i’ ) およびジエチルアミン(2,1g 、3 CjA、
28.7m1Io j! )を含有する無水メタノール(15cj)に添加した
。i3明な黄色の安定した溶液が形成された。前記したように浸漬、焼成後、電
気抵抗値1〜1.5キロオーム/スクエアを示す黄色の層が形成された。
スJulユ」−
酢酸カドミウム(3,15g、13.7sso II )を酢酸スズ(■)トリ
ーn−ブトキシドモノアセテート(2,72g、 6.9mmol)、アセチル
アセトン(0,35g、 3.45mmo 1 )およびジエチルアミン(2,
2g、 3.ld、30−顧o1)を含む無水メタノール(15cd)に添加し
た。透明な黄色の安定した溶液が形成された。前記したように浸漬、焼成後、電
気抵抗値約1キロオーム/スクエアを示す黄色の層が形成された。
1L施11−虹
n−フ゛チルアミン(0,28g、3.8111101 )をスズテトラフ゛ト
キシド(1,55g、 3.8+amo l )、アセチルアセトン(0,19
g、 1.9su+o l )および酢酸カドミウム(1,75g、7.6m+
+o 1 )を含有する無水メタノール(15cj)に添加した。室温で放置後
、透明な黄色の安定した溶液が形成された。
前記したように浸漬、焼成後、電気抵抗値1〜2キロオーム/スクエアを示す層
が形成された。該浸漬液に一〇−ブチルアミン(2,47g、33.8mvro
l )を更に添加しても溶液安定性に悪影響はなかった。更にアミンを添加し
た溶液を用いて生成された薄膜は、通常わずかに高めの抵抗値を示した。
ll亘上上
ジ−n−ブチルスズジ−n−ブトキシド(10,4g、 27.4園−07り、
アセチルアセトン(1,4g 、13.7m++o 1. )およびジエチルア
ミン(1,0g 、1.4 d、13.2wrwlo 1 ) を含有するエタ
ノール溶液(15cj)を酢酸カドミウム(12,6g、 54.9sso 1
)を含有するメタノール溶液(45c+り と混合した。
安定した黄色の溶液が形成された。前記したように浸漬、焼成後、電気抵抗値4
〜5キロオーム/スクエアを示すわずかにくもりのかかった透明層が形成された
11五工上
スズテトラ−n−ブトキシドアンモニア錯化合物(8,2g −]、9.2++
so 1 )およびアセ千Jレアセトン(0,96g、9゜6g1mo l )
を含をするエタノール溶液(10aJ)をブタン酸カドミウム(11,0g、
38.3m蒙o1)を含有するn−ブタノール’1M ’I! (12ad )
と混合した0反応液をメタノール(32cd )で更に希釈し、淡黄色の78
液を形成させた。
前記したように浸漬、焼成後、電気抵抗値5〜10キロオーム/スクエアを示す
強固な透明層が形成された。
】」虹m
スズテトラ−n−ブトキシドアンモニア錯化合物(6,5g、15.2m5o
e )およびアセチルアセトン(0,8g 、 7゜51Iso j! )を含
むエタノール溶液(9−)とプロパンはカドミウム(7,9g 、 30.4m
s+o 1 )を含有するメタノール溶液(28cd ) とを混合した。前記
したように浸漬、焼成後、電気抵抗値2〜5キロオーム/スクエアを示す強固な
透明層が形成された。
1隻豆±1
薄膜のカドミウム/スズ比は、溶液中成分濃度を調整するだけで、大きな範囲で
変更可能である。従って、スズテトラ−n−ブトキシドアンモニア塩(11,4
g、26.6wr−o 1 ) とアセチルアセトン(1,7g 、 16.9
m++o l ) とをメタノール(29d、23.7g)に溶解し、重量36
.8gの溶液を得た。別の容器に酢酸カドミウム(20,0g 、86.8易請
of)を含有するメタノール溶液(98−177,2g)を調整し、総重量97
.2gの溶液を得た。
シリンジ (注射器)を用いて該スズ溶液を4〜5gそれぞれ分取し、あらかじ
め窒素置換し、5uba (商標名)と呼ばれるシールでキャンプした5つのビ
ンに正確に計り取る。同様に、生成される5種の浸漬被覆液のカドミウム/スズ
比が、0.3〜10.0の範囲で各々異なるように、シリンジ(注射器)を用い
て、該酢酸カドミウム溶液を5つのビンに注入した0表3に結果を示す。
カドミウムの濃度が高い場合に生じる溶液のCd/S。
比の値が食い違う原因は、残念ながら明らかではない。
しかし、本実験は、カドミウム/スズ比が0.2〜10.0の範囲において、高
接着性を示す薄膜が形成できることを示した。上記実験に用いたいずれの酢酸カ
ドミウム濃度においても、溶液は安定している。
IL五上主
スズテトラ−n−ブトキシドアンモニア錯化合物(8,5g −19,9*so
l )およびアセチルアセトン(1,0g 、9.9mw1o l )を含有
するエタノール溶液(100cd)を酢酸カドミウム溶液(9,2g、39,9
vrmo 1 )を含有するメタノール溶液(250cd )と混合した。常時
攪拌しながら、該混合溶液にシリカ粒子混合物(70g、100〜200μs)
を添加した。約10分間室温で放置した後、溶媒を減圧除去し、粒子を更に空気
中100℃で10〜20時間乾燥した。
600℃で約10時間加熱を行い、カドミウムスズ酸塩で被覆されたシリカ粒子
を得た。
11■1エ
スズテトラートブトキシド(2,1g 、 5.1m−01)およびアセチルア
セトン(0,3,、3,Q■so j )を含有するエタノール溶液(3−)と
、ビス−アミン酢酸カドミウム(0,7g 、2.6m5o l )および酢酸
カドミウム(1,8g、7.8+wso 1 )を含有するメタノール溶液(1
8cj) とを、溶液中Cd/Sn分子比が2.0以下、Nus/Sn分子比が
1.0以下になるように混合した。前記したように浸漬、焼成後、電気抵抗値1
〜1.5キロオーム/スクエアを示す均一で強固な透明層が形成された。
l立11上
スズテトラ−n−ブトキシド(2,6g + 6.3s+so l )およびア
セチルアセトン(0,3g −3,0s+so 11 )を含有するエタノール
溶液(3d)と、テトラ−アミン酢酸カドミウム(2,8g 、 9.4+s+
so 1 )および酢酸カドミウム(0,7g −3、Ommo & )を含有
するメタノール溶液(16csl) とを、溶液中Cd/Sn分子比が2.0以
下、NHs/Sn分子比が6.0以下に如何になるように混合した。前記したよ
うに浸漬、焼成後、電気抵抗値0.8〜2.0キロオーム/スクエアを示す均一
で強固な透明層が形成された。
IL亘主1
1ズテトラ−n−ブトキシド(2,5g 、6.0gmo j )およびアセチ
ルアセトン(0,3g 、3.0mmo 1 )を含有するエタノール溶液(3
−)と、テトラ−アミン酢酸カドミウム(3,6g−12,0mmof )を含
有するメタノール溶液(20−)とを、溶液中Cd/Sn分子比が2.0以下、
NHs/Sn分子比が8.0以下になるように混合した。温気を隔絶するよう厳
重に注意する必要がある。さもなければ、不溶性カドミウム水酸化物が簡単に形
成されてしまう。
微量の水溶性物質は、窒素雰囲気中でセライトで濾過除去できる。溶液は、3日
間かかって濃黄色を呈した。
前記したように浸漬、焼成後、電気抵抗値2〜9キロオーム/スクエアを示す均
一で強固な透明層が形成された。
表1−−−Zステ上ラエn−ブトキシド(アンモニ判び カドミウムアルコール
?ゞ のン1ム 7表1の注釈
tdl 炭素、水素の元素分析、赤外、マススペクトル分析、+l−113C−
1” ”Sn −NMR分析より同定された化合物。
(′b) アセチルアセトン。
fcl ?g液液中分子比計算値
+dl 走査型電子顕微鏡(エネルギー分散法)により決定された薄膜の原子比
。
tel 混合後約1〜2時間で沈澱形成、少量のアセチルアセトン添加;7日後
白色固体出現;2ケ月後ジエチルアミンを添加、白色沈澱溶解(Sn /アミン
−0,5)。
ffl 混合後4時間口に“くもり”が生じた。 Et、N11(32,6m+
mo j! )を添加し、40℃に加熱後?8液は透明になった。
(沿 ロ、d、−未決定
fhl アセチルアセトン非存在下;14日間溶液放置;回収物の20%−tが
沈澱。
fit 混合後lO〜20分目にスライドを浸γ1;重度にひび割れた薄膜形成
。
fil 混合後2〜3時間目にEtzNH(22,9mmo J )を添加、溶
液は透明淡黄色に変化、溶液は沈澱を形成せず安定。
(ト)l EtJH添加直後にスライドを浸漬:透明な黄色の均一な薄膜が形成
。
ill NH*/Sn −3,0、Cd/Sn = 2.0になるように溶液に
Cd (NL) z (OOCCIIs) z (3,16g、11.92am
o 1 )を添加した。
2 アンモニア 、スズナトー−n−ブトキシおよびカドミウムアルコールン″
のム カ
1」し■Jし民
1111 炭素、水素、窒素の元素分析、IH−1”’S−NMR分析を行った
化合物、正確な構造は不明。
山) 表1参照。
tel アセチルアセトン非存在下、混合後10〜15時間で沈澱形成。
tdl fi合後2日目にスライドを浸漬。
tel 混合後4日目に沈澱が増加したために比は不明。
ifl 混合後4日目にスライドを浸漬。
(リ 混合後7日目に沈澱量が増加、固体はアセチルアセトンを添加しても溶解
せず。
fhl 窒素雰囲気中で溶液を濾過、混合後7日目にスライドを浸漬。
ffl アンモニア (Sn/NH!=約1.0)およびアセチルアセトン(ア
セチルアセトン/ Sn ” 0.5〜0.36)の存在下で溶液は安定(沈澱
形成せず)。
01 X線回折法により固定したCdSnO4;少量のCdO存在、Cd/Sn
” 2.0であるが、おそらく不定水の存在により2.0〜2.7の範囲で変
化する;600℃に加熱後面積抵抗は500〜1500オーム/スクエアを示す
。
3 ゛ カドミウム 化 での
カドミウムスズr ・ ノ 六
Cd/Sn’溶液 0.3 0.4 2.9 4.5 7.6Cd/Sn’被膜
0.3 0.5 3.1 6.8 9.4“1 濃度と添加量より算出
“ゝ” 表1注釈fdl参照
当業者であれば、ここに記載された本発明が、特に記述した以外にも変更、変形
される余地があることが理解できよう、本発明は、その精神と範囲から逸脱しな
い限りにおいてそのような変更、変形を包含することは当然である。
(以下余白)
国際調査報告
I+電+内・1・−1Iム・−I4電11−−−、PCT/AU8710032
4N堂【ズ■フΣD打りせ込’:TOQL SF3にΣ史フコごl
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 本発明の特許請求の範囲は以下の通りである。 1.(a)カドミウム化合物溶液 (b)スズ化合物溶液 (c)ベータージケトン錯化剤 および(d)アンモニアまたはアミン、およびこれらの反応生成物 の混合物よりなる組成を有する被覆液。 2.カドミウムがカドミウム塩である特許請求の範囲第1項記載の被覆液。 3.カドミウム塩がカルボン酸カドミウム塩である特許請求の範囲第2項記載の 被覆液。 4.カドミウム塩がギ酸カドミウム塩、酢酸カドミウム塩、プロピオン酸カドミ ウム壇、ブタン酸カドミウム塩、または直鎖もしくは分岐長鎖カルボン酸塩であ る特許請求の範囲第1項記載の被覆液。 5.スズ化合物がスズ(II)およびスズ(IV)アルコキシド、スズ(II) およびスズ(IV)カルボン酸塩、およびこれらの混合物から選択される特許請 求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載の被覆液。 6.スズ化合物が、Sn(OR)2、Sn(OR1)4、Sn(OOCR11) 2、Sn(OOCR111)4、Sn(OR)2−x(OOCR)xおよびSn (OR1)4−x(OOCR)xから選択される特許請求の範囲第1項から第5 項のいずれかに記載の被覆液。 本式においてRおよびR1は炭素数1〜15のアルキル基、Xは1または2また は3、R11およびR111は炭素数1〜20のアルキル基。 7.R、RI、R111およびR111が炭素数1〜8のアルキル基である特許 請求の範囲第6項記載の被覆液。 8.スズ化合物が、式1RxSn(OR)4−x、1RySn(OOCR1)4 −yおよび1RxSn(OR)y(OOCR1)2で表される有機スズアルコキ シド、有機カルボン酸スズ、混合有機カルボン酸スズアルコキシド誘導体より選 択される特許請求の範囲第1項から第5項のいずれかに記載の被覆液。 本式において、1Rは炭素数1〜10の有機基を、x,y,Zはx+y+z=4 となるような数値1,2,3を、RとR1は炭素数1〜15のアルキル基。 9.スズ化合物がスズテトラ−n−ブトキシド、スズトリ−n−ブトキシドモノ アセテート、または酢酸スズ(IV)である特許請求の範囲第7項記載の被覆液 。 10.アンモニアおよび/またはアミンが遊離状態で存在する特許請求の範囲第 1項から第9項のいずれかに記載の被覆液。 11.アンモニアおよび/またはアミンが化学結合した状態で存在する特許請求 の範囲第1項から第9項のいずれかに記載の被覆液。 12.アンモニアが、カドミウムを含有するアミン錯体で、アミンがカドミウム を含有するアミン錯体である特許請求の範囲第11項記載の被覆液。 13.カドミウム含有アミン錯体がビス−またはテトラーアミンカドミウムカル ボン酸塩である特許請求の範囲第12項記載の被覆液。 14.カドミウム含有アミン錯体カドミウムアミンカルボン酸塩である特許請求 の範囲第12項記載の被覆液。 15.ベータジケトン錯化剤が、アセチルアセトン、1−フェニルブタン−1, 3−ジオン、1,3−ジフェニルプロパン−1,3−ジオン、2,2,6,6− テトラーメチルヘブタン−3,5−ジオン、1,1,1−トリフルオロベンタン −2,4−ジオン、1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロベンタン−2,4 −ジオン、1,1,1,5,5,6,6,6−オクタフルオロヘキサン−2,4 −ジオン、および1,1,1,5,5,6,6,7,7,7−デカフルオロヘブ タン−2,4−ジオン、エチルアセトアセテートおよびアセト酢酸のエステルよ り選択される特許請求の範囲第1項から第14項のいずれかに記載の被覆液。 16.アミンが、窒素原子が1以上の酸素または窒素原子を含有する飽和または 不飽和複素環式環系の−部であるか、または、窒素原子が1以上の直鎖または分 岐アルキル基またはアルケニル基、シクロアルキル基または芳香族環に結合した 一級,二級もしくは三級アミンである特許請求の範囲第1項から第15項のいず れかに記載の被覆液。 17.1以上の上記基が、ケト、アミノ、カルボン酸、またはエステル基で置換 された特許請求の範囲第16項記載の被覆液。 18.アミンが、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルア ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノー ルアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、ピペラジン、ピロリドン、ピリ ジン、アニリン、1,4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタン、またはこれ らの混合物である特許請求の範囲第16項記載の被覆液。 19.ベータジケトン錯化剤およびアンモニアまたはアミンの存在下において、 カドミウム化合物およびスズ化合物を含有する溶液を反応させることにより構成 される被覆液の生成方法。 20.錯化剤とスズ化合物中のスズの分子比が、最低0.3:1である特許請求 の範囲第19項記載の方法。 21.錯化剤とスズ化合物中のスズの分子比が、0.3:1から4:1である特 許請求の範囲第19項または第20項記載の方法。 22.錯化剤とスズ化合物中のスズの分子比が0.5:1から2:1である特許 請求の範囲第19項から第21項のいずれかに記載の方法。 23.アンモニアまたはアミンとスズ化合物中のスズの分子比が、6:1以内で ある特許請求の範囲第19項から第22項のいずれかに記載の方法。 24.アンモニアまたはアミンとスズ加合物中のスズの分子比が0.8:1から 4:1である特許請求の範囲第19項から第22項のいずれかに記載の方法。 25.カドミウム化合物中のカドミウムとスズ加合物中のスズの分子比が0.0 1:1から10:1である特許請求の範囲第19項から第24項のいずれかに記 載の方法。 26.カドミウム化合物中のカドミウムとスズ化合物中のスズの分子比が、約2 .0:1である特許請求の範囲第19項から第24項のいずれかに記載の方法。 27.(1)実質的に湿度ゼロの雰囲気中で、基体に特許請求の範囲第1項から 第18項のいずれかに記載の被覆液の被覆、 (2)被覆組成の加水分解可能な成分の加水分解、(3)カドミウムスズ酸塩被 覆形成に十分な温度への被覆の加熱、 の工程より構成される基体にカドミウムスズ酸塩被覆を生成する方法。 28.被覆組成中に基体を浸漬することにより被覆組成を基体に被覆する特許請 求の範囲第27項に記載の方法。 29.被覆組成を基体にスピン被覆法によって被覆する特許請求の範囲第27項 記載の方法。 30.被覆組成を基体にロール被覆法によって被覆する特許請求の範囲第27項 記載の方法。 31.被覆組成を基体にスプレー法によって被覆する特許請求の範囲第27項に 記載の方法。 32.基体が最高600℃まで加熱される特許請求の範囲第27項から第31項 のいずれかに記載の方法。 33.基体が450〜650℃に加熱される特許請求の範囲第27項から第31 項のいずれかに記載の方法。 34.被覆組成の加水分解後、基体と被膜を約100℃で乾燥する特許請求の範 囲第27項記載の方法。 35.カドミウムスズ酸塩を焼きなましする工程を更に含む特許請求の範囲第2 7項から第34項のいずれかに記載の方法。 36.カドミウムスズ酸塩被膜が約400℃、10−1〜10−6Torrの真 空下において最高1時間焼きなましされる特許請求の範囲第35項記載の方法。 37.カドミウムスズ酸塩を常圧下において還元または無酸素雰囲気下で加熱処 理する工程を更に含む特許請求の範囲第27項から第34項のいずれかに記載の 方法。
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