JPH01500589A - 薬剤組成物 - Google Patents

薬剤組成物

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JPH01500589A JP62502136A JP50213687A JPH01500589A JP H01500589 A JPH01500589 A JP H01500589A JP 62502136 A JP62502136 A JP 62502136A JP 50213687 A JP50213687 A JP 50213687A JP H01500589 A JPH01500589 A JP H01500589A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 薬剤組成物 本発明は一般に、生物学的活性形の蛋白質系材料の経口投与用組成物、その製法 およびその製造用の装置に関する。更に詳しくは1本発明はインシュリンの経口 投与による糖尿病治療のための組成物に関する。 多くの薬剤、医薬および療法は、非経口投与されていた。何故なら、それらは胃 および胃腸管内で分解するか或いは適切に吸収されず、従って経口投与できない からである。例えば以下に詳しく論じるように、インシュリンは糖尿症をわずら う多(の患者に皮下注射により投与される。 糖尿症は炭水化物、脂肪および蛋白質代謝に影響する慢性の疾病である。それは 、欠陥のある又は不完全なインシュリン分泌反応から生じる過血糖症および糖尿 により特徴づけられる。 その疾病には二つの主な変形が存在する。糖尿病と診断された患者の数は米国内 だけで一千万人と推定され、この数は1年当り6%の割合で増加していると思わ れる。 全ての自然発生的糖尿病の約lO%に見られる一つの変形は、インシュリン依存 性糖尿症(“IDDM”)又は若年性初期糖尿病と呼ばれる。この変形は初めに 若者にしばしば顕われ、そして膵臓のベータ細胞によるインシュリン分泌機能が 進行的に失われることを特徴とし、従って炭水化物代謝の維持に外からのインシ ュリンに進行的に“依存性”を示すことを特徴とする。(この特徴は、元来膵臓 疾病に不調がある。自然発生的でない、或いは“二次的な”糖尿病患者にも表わ れる。)第二の自然発生的糖尿症は、非インシユリン依存性糖尿症(“NIDD M”)又は成人初期糖尿症と呼ばれ、自然発生的糖尿住人口の残りを占める。 遺伝的および環境上の背景又は糖尿病の初期の年令に関係な(、全ての糖尿病は 共通してインシュリンの明らかな欠乏又は適切でないインシュリン機能を有する 。血液から筋肉および脂肪組織へのグルコースの輸送はインシュリンに依存する ので、糖尿病患者はグルコースを適切に利用する能力に欠けている。 更に、糖原分解は通常インシュリンにより阻止されるので、糖原分解が糖尿病患 者においては高められる。正常な代謝作用のこれらの両者の“障害”のため、腎 グルコース再吸収容量を超えそして糖尿が生じるまで血液中にグルコースが蓄積 する(過血糖症)ことになる。従って糖尿病患者の主なエネルギー源は、脂肪組 織に貯蔵されたトリグリセリドから誘導された脂肪酸となる。 肝臓においては、脂肪酸は酸化されてケトン体となり、該ケトン体は循環されそ して組織によりエネルギー源として使用される。IDDM患者においてそして時 々NIDDM患者において、ケトン体の形成速度はその利用速度を越えることが あり、モしてケト−ジスが代謝性アシド−ジスと共に起り得る。組織はグルコー スに飢えているように見えるので、蛋白質の食餌および組織源が糖原分解による ブドウ糖産出に使用される。グリコーゲン、トリグリセリドおよび蛋白質の合成 のような同化過程が、糖尿分解、糖質新生および脂肪の5動化を含む異化作用活 性のための犠牲となる。従って、本来“単純”なインシュリン欠乏であった糖尿 病状態が、身体のほぼ全ての器官および組織に長期間の病理的効果を有する広範 囲の代謝障害となる。事実、糖尿病状態は、心筋梗塞、腎不全、脳血管性疾病、 アテローム性動脈硬化心臓疾病、および全身感染により引き起こされる死亡に対 して寄与する主なものの一つである。 糖尿病疾病の過血糖症および糖尿の状態は、食匣療法、体重の制御、および物理 的活動の調整によって治療し得る。幾人かの糖尿病患者、特にNIDDMを患う 患者においては、過血糖症および糖尿の状態は、スルホニルウレア、スルホンア ミド、ビグアニドおよびその他の化合物の誘導体のような抗過血糖剤を経口投与 することにより管理できる。しかしながら、IDDMおよび進行したNIDDM を患う糖尿病患者については、治療法は外からのインシュリンの投与に焦点が合 わされている。 インシュリンは、膵臓に位置するランゲルハンス小島で生成されるポリペプチド である。インシュリン分子は初めは単一ポリペプチド鎖として合成されるが、そ の活性形は二つのアミノ酸鎖が二つのシスティンジスルフィド結合で結合された ものから成るように加工される。二つの鎖の一方は、第3のジスルフィド結合の 結果、その端を折り返されている。分子全体で分子量5,734を有し、生物学 的活性構造を維持するために、ジスルフィド結合に依存する。 過去においては外からのインシュリンは主として牛および豚源から誘導していた が、最近は組換えDNA技術の結果、“人間”の形体で得られるようになった。 組換え源から誘導された“人間”インシュリンを入手できることは、動物源から 誘導されたインシュリンに不耐性の糖尿病患者に非常に有益であることが示され た。 それにもかかわらず、インシュリン療法に関する最も重大な問題はインシュリン の源に関するのではなく、むしろ体内へのそれの導入方法に関する。インシュリ ンの最も一般的な投与方法は、皮下注入である。この方法は不便で、苦痛であり 、そして病気の苦痛を激化させることがある。インシュリンの皮下注入は周辺の 組織に比較的高いインシュリンレベルを生じさせ、そして外からのインシュリン 活性の主要部位である肝臓を循環するインシュリンが比較的低レベルとなる。周 辺組織での高レベルのインシュリンは、血管病変(例えば血管収縮および透過性 の変化)および周辺組織に病的影響、例えば糖尿網膜症、を伴う。皮下投与され たインシュリンの周辺の循環組織に及ぼす“湿潤(swamping)”効果は 、肝臓に循環するインシュリンの量を減少させ得るーその結果、再び所望のイモ 謝効果を達成するために、投与量を増加することが必要となる。これらの種々の 理由のため、インシュリンの投与方法としての注入の代替法が長い間探究された 。 インシュリン注入の代替法として、幾人かの研究者は、生薬によるインシュリン の直腸内投与に努力を向けた。 プラン(Brahn)による米国特許第2.3 73.625号には、乳酸又はクエン酸のような弱有機酸を界面活性剤と組合せ て含有するインシュリン坐薬が開示されている。 サポニン、とうもろこし油、ポリオキシエチレン−9−ラウリル−アルコールお よびポリオキシエチレンラウリル−エーテル等の種々の成分を利用したインシュ リン坐薬もまた当業界で知られている。インシュリンはまた、アクリル酸−ベー ス水溶性ゲルおよび界面活性剤を含む軟質ゲルカプセルにカプセル化された。イ ンシュリンの直腸内投与法は有望の兆しを示したが、生物有効性テストの結果は 矛盾があり、その方法は不便である。 イシダ等によるChem、 Pharm、 Bull、 、 29巻、810頁 、は、インシュリンを口の頬粘膜を経て投与する方法を開示している。インシュ リンは、頬粘膜へ投与する前に、ココア脂肪ベースおよび界面活性剤と混合され た。犬への実験で、このようにして投与したインシュリンの生物有効性は低いこ とが例証された。 他の研究者は、インシュリンの肺臓内投与に努力を指向した。ライグレー(Wi gley)等による“糖尿病”、第20巻、552頁(1971年)は、インシ ュリン噴露器により、直径2μmの粒状で5000/ml投与することを開示し ている。30U/Kg (体重)(全生物有効性がほぼ7ないし16%)の投与 後、低血糖症反応が観察された。ヨシダ等によるJ、Pharm、Sci、68 巻、670頁(1979年)には、フルオロエタンに溶解されたラクトースおよ びアセチルグリセリンモノステアレートと組合せてインシュリンを肺臓内導入す ることが開示されている。このエアーゾルは、ラビットに2.5U/Kg(体重 )の量で投与した場合、低血糖症反応を引き起こした。 有望の兆しを示した他のインシュリン投与法は、インシュリンの鼻内投与である 。ヒライ等によるInt、J、Pharm、、 9巻。 165頁(1981年)には、インシュリンをナトリウムグリココレート溶液の ような界面活性剤と組合せて鼻内投与することが開示されている。ナガイ等によ るジャーナル オブ コンドロールド リリース(Journal of Co ntrolled Re1ease ) 、1巻、15頁(1984年)には、 犬にインシュリンを鼻内投与した場合、インシュリンの高い生物有効性が開示さ れている。この方法においては、結晶性インシュリンを0.INのMCI溶液に 溶解し、それに界面活性剤を添加した。次に該溶液を、0.0INのNaHCl 溶液の添加によりpH7,4に調節し、そして凍結乾燥した。次に該溶液を、鼻 内投与前に結晶性セルロースと混合した。 インシュリン投与の代替法の探究で最も注目されたのはインシュリンの経口投与 である。インシュリンの経口投与方法は、安全性、便利さ、および心地良さの理 由で非常に望ましく、そしてインシュリンの注入を含む方法の多くの欠点を回避 するであろう。インシュリンの経口投与法が明らかに望ましいにかかわらず、二 つの主な難点が経口インシュリン療法を成立させる試みの成功を制限した。 経口インシュリン療法を成立させる際の第1の主な難点は、インシュリンポリペ プチドが胃腸管内でトリプシン、キモトリプシンおよびその他の漠散性酵素のと つな酵素により不活性化されることである。インシュリンポリペプチドは比較的 簡単なポリペプチドで、二つのジスルフィド結合を有するために、胃及び胃腸管 の苛酷な条件下で容易に分解する。 インシュリンの経口投与の第2の難点は、ポリペプチドの胃および胃腸管内での 分解が回避されたとしても、胃腸膜を通して僅かしかそして一定した量で吸収さ れない。生物学的有効性が低いため、低血糖症効果を確実にするためには多量の 経口投与量を与えなければならない。種々の量のインシュリンが有効とされるた め、経口投与法の利点よりも、インシュリンの過少又は過剰投与量はインシュリ ンを全(与えないよりも健康上危険であるという事実の方が重要であり得る。 経口インシュリン投与固有の難点を克服するために、いくつかの方法がなされた 。これらの方法のい(つかは、インシュリン機能の不活性化の原因となる漠散性 胃腸酵素を不活性化するか、或いはかかる酵素による不活性化に対して耐性のあ るインシュリン類似物を提供する試みが含まれる。シチリ (Sichiri) 等による“糖尿病” (日本糖尿病刊行物)1.18: 619 、1975年 には、ラビットに150 IU/Kg (体重)の割合で投与した場合に低血糖 症反応を引き起すインシュリン類似物(ベーターナフチルーアゾーポリステアリ イレーインシュリン)が開示されている。他の研究者は、トリエチルアミン)( CL並びに界面活性剤を添加することによりインシュリンのアルキル化合物を作 ることを試みた。テンプ(−)による、アメリカ糖尿病患者総会(Americ an Diabetic 5ociety Meeting ) 、 1983 年5月、テキサス州サンアントニオ、での経口提案がある。 胃腸管内での漠敗性酵素の不活性化によりインシュリン分解を防ぐ試みは幾分成 功した。ダンフォース(Danforth)等による内分泌学、65巻、118 頁(1959年)には、イソプロピル フルオロホスフェート(トリプシンおよ びキモトリプシンの阻止剤)およびインドール−3−アセテート(肝臓内に見出 される“インシュリナーゼ“として知られる酵素の阻止剤)と共に経口投与する インシュリン組成物が開示されている。該組成物は、ラットに経口投与した場合 、低血糖症効果を引き起すことが見出された。他の研究者は、インシュリンを膵 臓不活性化剤と共に経口投与した後、穏やかな(インシュリンの生物学的有効性 の3%と同等)低血糖症反応を開示した〔ラスコースキイ(Laskowski )等、サイエンス、127巻、tiis頁(1958年)〕、他の研究者は、イ ンシュリンの経口投与が、胃内でのペプシンによるインシュリンネ活性化の結果 および腸膜を通過しての吸収が乏しいために、生物学的活性が低(なることを見 出した〔クレーン(Crane )等による“糖尿病”、17巻、625頁(1 968年)〕。 研究者等は、インシュリンを界面活性剤と共に投与することにより、経口投与さ れたインシュリンの生物学的有効性を増大させることをも試みた。ポリエチレン グリコール−1000モノアセチルエーテルおよびラウリル硫酸ナトリウムのよ うな界面活性剤とトリエチルアミンMCIとの併用は、ある程度インシュリンの 生物学的有効性を増大する能力があることが示された;但し、経口投与された3 5単位のインシュリンは血糖レベルについて静脈内投与されたインシュリンのわ ずか4単位と同等の効果を有するにすぎなかった[トライトウ(Touitou )等によるJ。 Pharm、 Pharmacol、、 32巻、 108頁(1980年)〕 。 努力は、インシュリンをエマルジョン系と組合せて経口投与することにも向けら れた。研究者の一つのグループ(シチリ等1.Acta Diabet、 La t、、15巻、175頁(197111年))は、水/油/水エマルジョン系を 添加したインシュリンをラットに投与することにより、低血糖効果が観察された ことを開示した。250 IU 7kg (体重)の投与量は、筋肉的投与され たl0IU/kg投与量と同等の効果を生じることが報告された。インシュリン はまた、脂溶性ビタミンを用いて他のエマルジョンにより投与されたが、犬のよ うな動物での低血糖効果は穏やかで、投与量に敏感でない。 経口投与されたインシュリンの生物学的有効性を増大させるために向けられた最 も有望な努力のい(つかは、マイクロカプセル化されたインシュリン材料に対す る努力である。インシュリンはアクリル酸エステル中にマイクロカプセル化され (シチリ等、Acta Diabet、 Lat、、15巻、175頁(197 8年))、そして高分子ポリマーの使用も開示された。他の研究者は、インシュ リンを種々の脂質組成物からなる細胞内脂肪粒子内にマイクロカプセル化した。 細胞内脂肪粒子を含むインシュリンは、ホスホチジルコリン、コレステロールお よびステアリルアミン;シミリストイル ホスファチジルコリン;シミリストイ ル ホスファチジルコリンおよびコレステロールのような組成物、並びにレシチ ンおよびコレステロールおよびその他の材料を用いて形成された。 ドブレ(Dobre)等によるRev、 Roumanian Med、−En cdocrina122巻、253頁(1984年)には、経口投与用にインシ ュリンを細胞内脂肪粒子内へ捕える方法が開示されている。下記を含む、細胞内 脂肪粒子を構成するための材料が開示されている:卵黄ホスファチジルコリン、 コレステロール、ステアリルアミン、およびジパルミトイルホスファチジルコリ ン。しかしながら、細胞内脂肪粒子コーチングでさえも、封入されたインシュリ ンを、胃内に見られる塩酸および胃腸管内に見られるペプシン、トリプシンおよ びキモトリプシンのような酵素の分解作用から完全に保護することはできなかっ た。 ヨシダ等による欧州特許出願第140,085号は、リン脂質の水溶液又は水性 懸濁液の形体にある内部水性相から構成される脂質小胞を含む脂質小胞製剤を含 むインシュリンを開示している。 本発明は、経口摂取された場合に薬学的に有効量の蛋白質系化合物を与えるのに 適合した組成物を提供する。驚くべきことに、胃腸管内で分解され易くそして胃 腸管を通じて体内に首尾よく吸収される能力のない薬剤が、薬学的に有効な量で 体内に吸収されるように被覆できることが見出された。 改良された組成物は下記を含む:(a)薬剤;および(b)脂質コーチング材: そして(c)腸溶皮材料を含んでもよい。該薬剤は、脂質コーチング材を含む内 部コーチングと腸溶皮コーチング材を含む外部コーチングとにより被覆されてい る。該組成物は脂肪分解(lipolytic)酵素を含んでもあるいは該酵素 と共に投与してもよい。該組成物は更に水溶性コーチング材、結合材、界面活性 材料、乳化剤、安定剤、殺菌剤、および酵素阻止剤を含んでもよい。 本発明の別の態様において、改良された組成物は、(a)薬剤:(b)脂肪蛋白 質材料;および(c)脂質コーチングを含み、そして (d)水溶性コーチング および(e)腸溶皮材料を含んでもよい。該薬剤は該脂肪蛋白質に結合され、そ して得られた生成物は水溶性コーチングで被覆されそして次に脂質内部コーチン グで被覆されていてもよく、該内部コーチングは外部腸溶皮コーチングで被覆さ れていてもよい。該組成物は脂肪分解酵素を含んでもよ(;或は該酵素と共に投 与することができる。該組成物は更に結合材、界面活性材料、乳化剤、安定剤、 殺菌剤および酵素阻止剤を含んでもよい。 本発明の一態様において、インシュリンは乳化剤/可溶化剤、界面活性剤、酵素 阻止剤、消泡剤および殺菌剤を含む組成物と混合される。該混合物は次に、ポリ エチレンゲルコール脂肪酸エステルを含む脂質コーチングで被覆される。該材料 は次に腸溶皮で更に被覆され、次に硬質ゲルカプセル又は錠剤中に入れられるか 、或いはカプセル又は錠剤に入れられそして次に被覆される。各錠剤又はカプセ ルは250mgの重さであり、そして豚の結晶性インシュリンを16国際単位含 む。 本発明の別の態様において、インシュリンは、脂質;アミノ酸;結合剤:酵素阻 止剤:消泡剤;および水溶性材料の少な(とも1種を含む組成物と混合される。 該混合物は次に、トリグリセリド、リン脂質およびコレステロールを含む脂質コ ーチングで被覆される。得られた生成物は次にゲルカプセル内に入れられ、そし て腸溶皮で被覆される。 本発明の更に別の態様において、経口インシュリン配合物は約2.00mmの大 きさの粒状物からなる。好ましくはクエン酸粒子を重炭酸ナトリウムで被覆して 粒子を形成し、それを次に脂質で被覆する。得られた粒子を経口インシュリン配 合物で被覆し、そして次に腸溶皮溶液で被覆する。 更に別の態様において、脂質コーチング層および次に腸溶皮で被覆されたインシ ュリン粒子を、リパーゼおよび胆汁酸塩の腸溶皮被覆粒子と共にカプセルに入れ る。好ましくは、重炭酸ナトリウムおよびクエン酸もまた該カプセルに加える。 上記組成物を製造するための装置は、室を有する容器を含む。該室の底部には、 穴をあけた回転円板、空気流動(エアーフロー)手段および細断機がある。該室 の底部の上にノズルが位置する。組成物を生成するために、粒子を該室の底部に 置き、そして細断機で細断する。空気流動手段は粒子を該室内に浮遊させる。薬 剤をノズルから噴霧して、該薬剤を該粒子と結合させる。薬剤が粒子と結合した 後、結合粒子を次に、ノズルから噴霧された脂質コーチング材で被覆する。脂質 コーチングを適用した後、腸溶皮を適用することができる。 第1図は、ジェットミルの断面略図を示す。 第2図は、第1図のジェットミルの断面図を示す。 第3図は、スビルーアーフロ−(Spir−A−Flow)の断面略図を示す。 第4図は、例1の組成物のクロマトグラフである。 第5図は、例1の組成物の顕微鏡写真である。 第6図は、例1の組成物の顕微鏡写真である。 第7図は、二頭の豚の静脈血清糖レベルの比較であり、一方は例1の組成物を与 えられ、そして他方はアクトラビッド(Actrapid)を与えられている。 例1の組成物を与えられた豚の静脈血清糖レベルは“O”で表わされ、そしてア クトラビッドを与えられた豚の静脈血清糖レベルは“X”で表わされる。 X軸は分であり、そしてy軸は血清グルコースのミリモルである。 第8図は、例1の経口インシュリンであるタング−シン(Tang−Shin) インシュリンと、試験1−Dの試験に準拠するノボ(NOVO)インシュリンと の比較である。 第9図は、例1の経口インシュリンと試験1−Hに準拠する通常に注入されたイ ンシュリンとの比較である。 第10図は、例1の経口インシュリンと試験2−Bに準拠する例2の経口インシ ュリンとの比較である。 第11図は、例1の経口インシュリンと試験2−Bに準拠する例2の経口インシ ュリンとの比較を示す。 第12図は、例6の血液グルコースレベルに対する影響を示す。 第13図は、注入可能なインシュリンと例6との比較を示す。 第14図は、注入可能なインシュリンと例6との比較を示す。 第15図は、注入可能なインシュリンと例6との比較を示す。 第16図は、例6の血液グルコースレベルに対する影響を示す。 第17図は、例6の血液グルコースレベルに対する影響を示す。 第18図は、例6の血液グルコースレベルに対する影響を示す。 第19図は、注入可能なインシュリンと例6との比較を示す。 第20図は、注入可能なインシュリンと例6との比較を示す。 第21図は、注入可能なインシュリンと例6との比較を示す。 第22図は、例7の経口インシュリンと通常の注入可能なインシュリンとの比較 を示す。 第23図は、CF造粒機の断面略図を示す。 第24図は、例12の経口インシュリン粒状物の略図である。 第25図は、例12のインシュリン配合物を投与された犬の血液内のインシュリ ンレベルを示す。 第26図は、例12の経口インシュリン粒状物が犬の血糖レベルに及ぼす影響を 示す。 第27図は、例12の経口インシュリンが犬の血漿グルコースレベルに及ぼす影 響を示す。 第28図は、例11の経口インシュリン配合物と例12の経口インシュリン配合 物との血糖に及ぼす影響を示す。 第29図は、例13の経口インシュリン配合物が血糖に及ぼす影響を示す。 本発明は、生物学的活性形の選択された蛋白質系化合物材料を経口投与するのに 適合した組成物を提供する。前に論じたように、多くの薬剤、薬物および治療法 は経口投与できなかった。何故なら、それらは胃および/又は胃腸管内で分解さ れるか成るいは十分に吸収されなかったからである。これらの薬剤の例には特に 次のものが含まれる:インシュリンー糖尿病治療用;ウロキナーゼ(uroki nase)−血栓症治療用;因子(Factor)■−血友病治療用;ロイプロ リド (leuprolid )−腸(prost−rate)ガン治療用;ガ ングリオシド(gangliocides)−神経伝達改善用;ビンクロスチン (vincrostine)−ガン治療用:ベロマイエイン(belomyei n)−ガン治療用;アドリアマイシン (adria−mycin)−ガン治療 用;リドカイン(lidocaine)−心臓不整脈治療用;およびセファロス ポリジン(cephalosporidines)−感染治療用。他の薬剤及び 薬物は、経口投与され、た場合、あまり吸収されない、例えばゲンタミシン(g entamicin)、エリスロマイシン (erythromycin) 、 プレチリウム トシレート(bretyliumtosylate) 、セチェ ダイル(cetiedile )、シフランデレート(cyclandelat e)、およびクロラムフェニコール(chlorampheni−col)であ る。 殆んどの患者に対してこれらの薬剤の経口投与はより便利であり、そして超人か に対してより治療効果があるであろう。本発明は、以前非経口投与しなければな らなかった蛋白質系化合物を薬学的に有効な量で経口投与できる組成物を提供す る。 このために、本発明の一態様において、該組成物は固体の乳化剤および界面活性 剤から本質的に成る粒子を含み、この粒子に選ばれた生物学的に活性な蛋白質系 材料が該粒子の表面に結合剤によって結合されている。次に脂質コーチングが該 粒子および蛋白質系材料上に適用される。該粒子は平均直径約1ミクロンないし 約坏ミリメートルを有することができるが、好ましくは該粒子は平均直径約1な いし約100ミクロンを有する。脂質コーチングは、好ましくは該粒子および蛋 白質系材料上に約0.05ないし1.0ミクロンの厚さで被覆する。該脂質コー チングは腸溶皮層で被覆することができる。 本発明の別の態様において、蛋白質系材料は脂肪蛋白質粒子に結合されている。 該粒子は平均直径1ミクロンないし坏ミリメートルを有することができるが、好 ましくは該粒子は平均直径工ないし100ミクロンを有する。該粒子は次に水溶 性材料で被覆され、そして得られた生成物は脂質コーチングで被覆される。該脂 質コーチングは好ましくは厚さ約0.1ないし約0.3ミクロンを有する。得ら れた生成物をゲルカプセル内に入れ、そして次に腸溶皮で厚さ約0.1ミクロン ないし約0.3ミクロンに被覆することができる。 別の態様において、蛋白質材料は粒状物上に被覆される。該粒状物はクエン酸の 粒子(好ましくはloo〜150グラムの太きさ)上に重炭酸ナトリウムおよび 所望により少量の澱粉を被覆することにより形成される。蛋白質系材料を含む配 合物を次に該粒状物上に被覆する。得られた生成物を次に腸溶皮で被覆する。得 られた粒状物は好ましくは2.0mm未満の大きさを有する。生理学的には、2 .0011!1未満の粒サイズが急速に十二指腸内に入れることができる。粒状 物を大きいゲルカプセルではなく小さい硬質ゲルカプセルに入れることにより、 腸内吸収も増大する。重炭酸ナトリウムおよびクエン酸を、粒状物の製造におい て或いは配合物と共に粉末として使用すると、該カプセル又は粒状物の急速な破 裂および開口が促進され、従って蛋白質系材料が十二指腸内で放出される。勿論 、例えば、クエン酸ナトリウムおよびその他の重炭酸塩(例えば重炭酸カリウム )のような他の化合物をこの破裂効果を促進するために使用できる。 腸溶皮は、組成物が胃内で分解されることなく腸管に入るのを確実にする。腸管 内で腸溶皮は溶解する。脂質コーチングは、組成物が使用者のリンパ管系へ入る のを確実にする。このために、脂質コーチングは組成物に絨毛(villae)  (腸膜内のリンパ管系の末端開口部)との親和性を付与する。薬剤が脂肪蛋白 質粒子に結合されると、これらの粒子は該薬剤の組織への吸収を増大させる。脂 肪蛋白質は細胞膜を容易に浸透し、従って該薬剤を使用者の組織に運ぶベヒクル となることが見出された。 この時、薬剤がインシュリンであると、脂肪分解酵素も投与すべきであると思わ れる。脂肪分解酵素は組成物と組合せるか、或いは別個の錠剤又はカプセルの形 で投与することができる。脂肪分解酵素は、脂質被覆材料が絨毛内に吸収される のを高める。 本発明の組成物の好ましい成分を以下に示す。 !豆!及旦上 本発明で有用な生物学的活性の蛋白質系材料又は薬剤は、胃腸管内で分解され易 い薬剤又は胃腸管から体内に十分に吸収されない薬剤を含み得るが、これらに限 定されない。これらの薬剤には動物又は組換え源からのインシュリン、並びに特 に以下のものを含むその他の薬剤が含まれる:ウロキナーゼ(uroki−na se)、因子I[1(Factor III) 、 ロイプロリド(leupr olid) 、ガングリオシド(gangliocides)、ビンクリスチン (vineristine) 、ベロマイエイン(belomyein)、リド カイン(lidocaine) 、セファロスポリジン (cephalosp oridines)、ゲンタミシン(gentamicin)、プレチリウム  トシレート(bretylium tosylate)、セタイダイル(cet eidile)、シフランデレート(cyclandeiate)、エリスロマ イシン(erythromycin)、クロラムフェニコール (chlora mphe−nicol)、アドリアマイシン(adriamycin)、および ストレプトキナーゼ(streptokinase)。 五!二二±之l這 本発明で有用な脂質コーチング材には、小腸の絨毛(villae)により引き 寄せられそしてそれに引き寄せられる、チクロミクロン(chyclomicr on)様の物質が含まれる。かかる物質には次のものが含まれるが、それらに限 定されない:ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセロホスファチド、 ホスファチジイレホスフェート、卵黄レシチン、オレイン酸、ステアリン酸、パ ルミチン酸エステル、コレステロール、モノ−、ジー、およびトリーグリセリド 、コレステロールエステル、卵黄レシチン含有5〜20%ホスファチジン酸、リ ノール酸、リルン酸、ラウリン酸、ホスファチジイレ ホスフェート、グリセリ ン、大豆油、ごま種油、およびスロメタン(thromethan)。これらの 脂質コーチング材は薬剤の表面上に被覆された後、薬剤を封入するばかりでな( 、かかる薬剤粒子の絨毛、即ち脇腹でのリンパ管の末端開口部、に対する“親和 性”および絨毛への吸収”を増大させ、従って薬剤はリンパ系に吸収される。 十分に機能することが見出された脂質コーチング組成物は次の通りである: モノ−、ジー、およびトリーグリセリドの形体であり得る脂質80〜90%; リン脂質6〜9%; コレステロール−エステル2%および遊離コレステロール1%;および 遊離脂肪酸(NEFA) 1%未満。 低分子量蛋白質/アミノ酸約2%を添加してもよい。 上記のコレステロール−エステルは下記の通りである:コレステロールーリノー ル酸エステルとして30%;コレステロール−オレイン酸エステルとして20% ;およびコレステロール−パルミチン酸エステルとして22%。 l預己U生魁 本発明で有用な腸溶皮材料には、胃内での分解に耐性であるが腸管の条件では分 解して被覆された材料を露出するコーチング材が含まれる。かかる腸溶皮材料に は下記の成分の一つ又は組合せたものが含まれるが、これらに限定されない:ヒ ドロキシプロピルメチルセルロース フタレート、ポリエチレングリコール−6 000、およびセラック。それらはジクロロメタン、エタノールおよび水、セル ロース フタレート、又はポリビニルアセテート フタレートを含む溶媒中に溶 解してもよい。 インシュリンを被覆するのに好ましい腸溶皮材料は、4.5重量部のヒドロキシ メチルセルロース、0.5重量部のセラック、0.5重量部のポリエチレングリ コール−6000を含む。この材料を47.3部のジクロロメタンと37.8部 のエタノール中に溶解する。次に腸溶皮材料を水で希釈して最適濃度とし、そし て本発明の組成物に塗布する。 i肌l旦亘五1 本発明で有用な脂肪蛋白質材料は、結合して低密度脂肪蛋白質を形成することが できる脂質および蛋白質を含む。好ましくは、低密度脂肪蛋白質は人間の低密度 脂肪蛋白質側面を模倣したものである。 脂質成分にはコレステロール、オレイン酸、ステアリン酸、ラウリル硫酸ナトリ ウム、レシチン、ラウリル硫酸ナトリウムとレシチン、ホスファチド、バルミチ ン酸およびホスファチドホスフェートコリンが含まれるが、これらに限定されな い。 蛋白質成分にはあらゆるアミノ酸又は低分子量蛋白質が含まれるが、これらに限 定されない。最も好ましいアミノ酸にはアルギニン、リジン、ヒスチジンおよび アスパラギン酸が含まれ、そして最も好ましい蛋白質としてはアルブミンおよび グロブリンが含まれる。 好ましくは、脂質は低分子量蛋白質又はアミノ酸と、分子量で1=1ないし約3 :1の割合で結合される。好ましい態様においては、脂質と蛋白質はl:1の割 合で結合されている。 コレステロールエステル(46%)、遊離コレステロール(14%)、リン脂質 (25%)、脂肪(14%)、および NEFA (FFA)約1%からなる脂 質組成物が20〜25重量%のアミノ酸と結合された場合、申し分なく作用する ことが見出された。 溶付コーチング 車・ 本発明で有用な水溶性コーチング材料には、親水性コーチングを与える化合物が 含まれ、次のものが含まれるが、それらに限定されないニジクロロメタン、エタ ノールおよび水、セルロースフタレート、およびポリビニルアセテートフタレー ト中に溶解した、ヒドロキシプロピルメチルセルワースフタレート、ポリエチレ ングリコール−6000、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプ ロピルセルロース、結晶性セルロースおよびセラック。蛋白質系材料が脂肪蛋白 質に結合され、そして水溶性コーチングで被覆される場合には、好ましくは該材 料は約0.05ないし約0.5ミクロンの厚さを有するコーチングで被覆する。 区念旦五 本発明で有用な結合材料は、ペプチドを脂質又は脂肪蛋白質に結合する化合物で ある。これらには、微結晶性セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース 、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メ チルヒドロキシプロピルセルロースゼラチン、ポビドン (povidone)  。 およびポリエチレングリコール脂肪酸エステル群が含まれるが、これらに限定さ れない。 胆坊玉ljl二 本発明で有用な脂肪分解酵素は、脂質が絨毛へ吸収されるのを促進する酵素であ る。これらの酵素には、特に膵臓リパーゼを含めたリパーゼ、アミラーゼ、プロ テアーゼ、および胆汁酸塩が含まれる。脂肪酸および脂質の腸吸収は、・胆汁酸 塩の存在下で膵臓リパーゼにより高められそして促進される。従って、蛋白質系 材料が胆汁酸塩の存在下で脂肪蛋白質膵臓リパーゼで被覆されると、蛋白質系材 料の吸収が増加するであろう。必要に応じて、脂肪分解酵素を組成物と組合わせ るか或いは別個の錠剤又はカプセルとして投与してもよい。薬剤がインシュリン の場合に満足に作用することが見出された脂肪分解酵素混合物には、膵臓リパー ゼ、アミラーゼ、プロテアーゼおよび胆汁酸塩が含まれる。 五11 蛋白質系材料が脂肪蛋白質に結合される場合には、充填剤を使用し得る。充填剤 は物理的結合剤として使用しても或いはかかる結合剤として使用されなくてもよ い。充填剤にはアラビアゴム、結晶性セルロース、ヒドロキシプロピルセルロー ス、およびヒドロキシプロピルメチルセルロースが含まれるが、これらに限定さ れない。 1皿孟ユ且上 本発明に有用な界面活性材料は、絨毛への吸収をより促す化合物を含み、カチオ ン性、アニオン性又は非イオン性界面活性剤、例えばラウリル硫酸ナトリウム、 ステアリルアミン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレンアルキルエス テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエステル、脂肪酸モノグリセリド、 ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミン、およびポリエチ レングリコール脂肪酸エステルが含まれるが、これらに限定されない。 瓦化別 本発明で有用な乳化剤には、盃2 ヴイボでエマルジョンを生成する化合物が含 まれ、下記の物質又は該物質の組合せが含まれるが、それらに限定されない:コ レステロール、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸、バルミ チン酸ナトリウム、オレイン酸、オレイン酸ナトリウム、グリセリルモノステア レート、ポリエチレン50ステアレート、ポリオキシ40ステアレート、ポリソ ルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80 、プロピレングリコールジアセテートおよび、プロピレングリコールモノステア レート。 乳化剤はまた、人間の血漿に見られる“低密度脂肪蛋白質”に似たものとなる化 学物質および成分を含み、例えばアルギニンHCI 、アラビアゴム、コレステ ロール、コレステロールエステル、リン脂質、および脂肪酸を含む。 斉lおよび 素β 斉1 本発明で有用な安定剤および酵素阻止剤は分解哨乳類酵素、例えばベブチターゼ 、プロテアーゼ、ホスホリラーゼ、グルタチオン−インシュリン−トランスヒド ロゲナーゼ、およびインシュリン分解酵素、即ちインシュリナーゼの作用を不活 性化又は阻止することができる化合物である。安定剤化合物にはステアリルアミ ン、ステアリルアルコール、クエン酸、乳酸、トリエチルアミンHCIピロホス フェート、トリエタノールアミン、オボムコイド、エチレンジアミンテトラアセ テート、ヨードアセトアミド、フェニルヒドラジン、ヒドロキシルアミンおよび 8−ヒドロキノリンが含まれるが、これらに限定されない。 秋xμ 本発明で有用な殺菌剤は、微生物の混入、および薬剤化合物およびそれに結合し た結合剤、コーチングおよび添加剤の微生物分解を防止することができる化合物 である。殺菌剤を選ぶ際には、膣剤の微生物活性を、薬剤組成物の他の化合物と の適合性並びに処理すべき生物に対するその殺菌剤固有の毒性と釣り合せなけれ ばならない。これらの要件を一般に満す殺菌性化合物にはメチルパラベン、エチ ルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、フェノール、デヒドロ酢酸、 フェニルエチルアルコール、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、チモール、チメ ロザール、デヒドロ酢酸ナトリウム、ベンジルアルコール、ブチルパラベン、ク レゾール、p−クロロ−m−クレゾール、クロロブタノール、酢酸フェニル水銀 、ホウ酸フェニル水銀、硝酸フェニル水銀およびベンジルアルコニウムクロリド が含まれるが、これらに限定されない。 本発明は、下記の例を参照すると一層良(理解されるであろう。 一亘−−一二一 この例では、インシュリンの経口投与に適する組成物を本発明に従って製造する 。平均直径はぼ50ミクロンを有する粒子をコレステロール、ラウリル硫酸ナト リウム、および抗菌性防腐剤としてのメチルおよびプロピルパラベン(pH6) の混合物から製造した。この粒子は、日本国、東京、フロイント インターナシ ョナル社(Freund International Ltd、)から入手で きるジェット・ミル(Jet Mill)を使用することにより製造した。 第1および2図は、ジェット・ミルlOを図解して示している。製造されるべき 粒子を振動供給装置により送込室に送る。 この送込室中の粒子を空気ノズル13を通る気流によって微粉砕室12内に運ぶ 。懸濁している粒子を運ぶ気流に対抗して、空気ノズル14を通してカウンター 気流を適用する。これらの気流は、矢印によって示されている。これにより、円 形微粉砕室12内で粒子の微粉砕作用が起こる。ノズルを通る気流はこの室内で の微粉砕作用を調整するように調節される0粒子は所望直径大まで微粉砕されて から、微粉砕室の中央の排気口15へ運び出される。分離器6は、粉砕した粒子 を、空気は排気管の口8を通して排出されるけれども粒子は集塵びん7中に堆積 させられるように、管理する。 次に、結晶性の単−成分豚インシュリン[デンマーク国、ベイガーベヤード、ノ ボ(NOVO)から得た]を8重量%のヒドロキシ−プロピルセルロースおよび 0.005Mのラウリル硫酸ナトリウム、0.005MのトリエチルアミンHC Iおよび0.005Mのクエン酸より成る溶液を用いてこの粒子に結合させた。 その表面にインシュリンを結合させた粒子を、次に、6重量%のポリエチレング リコールモノステアレート[日本国、東京、花王(KAO)から得たエマノン( EMANON) −3199] より成る溶液で被覆して、はぼ0.1ミクロン の厚さの脂質コーチングを形成させる。次に47,3容量部のジクロロメタンお よび37.8容量部のエタノールより成る溶液に4.5W/W%のヒドロキシメ チルセルロースフタレート(RPC−55) 、0.5 W/W%のセラック[ 日本国、シンエラ・ケミカル(Shin−Etsu Chemical)]およ び0.5W/W%のポリエチレングリコール−6000[日本国、シンク・ヤク ヒン(ShinWhaYakuhin) ]を溶解させることによって、腸溶皮 溶液を製造した。次いでこの溶液を水で希釈して、脂質被覆粒子を次に、はぼ0 .1ミクロンの厚さの腸溶皮で被覆するように、最適濃度にする。次いで250 mgの腸溶皮被覆粒子を手で硬質ゼラチンカプセル内に詰めた。 この組成物は、改造された“フロイント(Freund)”スビール3P[日本 国、東京、フロイント・インターナショナル(Freund Internat ional)から入手可能]を使用して製造した。 標準のスビールーアーフロー(Spir−A−Flow)は、次のように改造さ れた。ローター内のメツシュ穴が大きすぎることがわかった。従って、2つのメ ツシュ環を追加した。これらのメツシュ環も、粒子が通りぬけて落ちないように 方向をつけた。 スビールーアーフロ−(Spir−A−Flow)もポンプで送られる空気が乾 燥され、すべての油が粒状除去されるように改造された。空気は絶対湿度20% まで乾燥させた。気流圧も毎分920リツトルまで増加させ、この気流を、それ が底を通って吹き上がるように方向づけだ。 さらに、底面の1つの空気送込口の代りに、4つの口を使用した。これらの口は 、底面で06.90’ 、180°および270°に方向づけだ。バッグフィル ターおよびパルシングフィルターもまた、その長さの%に切った。 その上、容器の底にある1つのノズルの代りに、3つのノズルを容器の底で方向 づけだ。第4の被覆用ノズルも容器の頂部に位置を定めた。底のノズルは結合の ために使用し、頂部のノズルは被覆に使用した。 第3図は、スビールーアーフロ−(Spir−A−Flow)装置2oを具体的 に示している。簡単にいえば、スピールーアーフロー(Spir−A−Flow )装置20は、次のように機能する。粒子を回転ディスク22の上に置く。この 回転ディスク22にはメツシュ穴31特表平1−500589(11) がある。チョッパー29と撹拌機21とはディスク22と共働して、粒子を与え られた大きさにする。次に気流を出して粒子を容器26内に懸濁させる。スリッ ト空気と流体空気の2つの型の気流を発生させる。スリット気流は口33を通っ て入るが、−力流体空気は口32を通って入る。懸濁した粒子は、次に下方のノ ズル27から噴霧される結合溶液により被覆されることができる。下方のノズル 27は一つだけが改造スビールーアーフロー(Spir−A−Flow) 20 中に示されているけれども、3つの下方の噴霧ノズル27を使用した。粒子は被 覆されるとともにディスク22に落ちてもどる。一旦粒子がすべて結合剤で被覆 されたら、気流を増大させ、被覆された粒子を再被覆することができ、これをく り返すことができる。本明細書中で後に論する通り、粒子はまた上方のノズル2 8から噴霧される溶液により被覆することもできる。 粉末状粒子の結合および被覆における(り返し運動のため、粒子は、十分に混合 され、湿潤され、混練され、そして非常に有効に混転されて、極めて迅速に高品 質の顆粒に変わる。ディスクの有孔部を通る熱気流がこの顆粒を能率的にそして 有効に乾燥させる。もし、微粉状の物質が発生して頂部まで上がるならば、この 微粉をバッグフィルター24によって集める。エアジェツト清浄可ノズル25は 、フィルターによって集められた微粉状物質を必要に応じて底のディスク22に 吹きもどすために使用される。 回転ディスク22およびチョッパー29は、組合わさって、高いい機械的強度、 高い嵩密度および狭い粒子サイズ分布の、球状でなめらかな面を有する粒子を形 成する。この例の組成物を製造するために、固体の乳濁液−可溶化剤、界面活性 剤、抗菌性防腐剤を、送込口を通じて容器内に入れた。粉末原料が容器内に入れ られたとき、ゆるい気流が、回転ディスクの有孔部および、回転ディスクと室( 容器)の内壁との間の円周方向の間隙を通って吹き上げられた。空気の流れが、 原料がこの間隙および有孔部を通って落下するのを妨げる。 回転ディスク22、撹拌機21、およびチョッパー29は、原料が挿入された後 に始動させた。例1の組成物を製造するために、ロークーは(従って有孔ディス クは)毎分300回転の速度(r、p、m、)で回転させ、チョッパーは2,0 00 r、p、m、で、そして撹拌機は500 r、p、m、で回転させた。温 度32ないし35℃で気流は、流速毎分8ないし10リツトルでローター内の開 口部を通過しく“流体空気”)、フないし8リットル/分でローターと壁との間 のスリットを通過する(“スリット空気”)。結合した粒子は30分間乾燥させ た。 結晶性インシュリン(ノボの単−成分豚結晶性インシュリンバッチ番号8331 15、ロット番号69195−01 )を、ヒドロキシ−プロピルセルロース、 ラウリル硫酸ナトリウム、クエン酸、およびトリエチルアミンMCI、pH2, 0を含有する溶液に完全に溶解させた。 粒子が“スリット空気”および“流体空気”によって被覆ならびに結合装置の壁 内で吹き上げられている間に、結合溶液を微細な霧として、噴霧気圧3.0 k g/M”、空気の流速10リットル/分で、2重噴霧ノズルから噴霧した。 次に、インシュリン結合した固体乳化粒子を、ポリエチレングリコール脂肪酸エ ステル類[日本国、花王石鹸(KAO5EKK −EN) :エマノン(EMA NON) 3199.ロット番号12744 y ]の溶液より成る脂質皮膜で 、噴霧気流速10リツトル/分および噴霧気圧3.0 kg/M”で被覆した。 次に上で被覆したインシュリン−結合固体乳化粒子を硬質ゲルカプセル内に入れ 、これらのカプセルを次に腸溶皮被覆した。 こうして得られる各350mgカプセルは、次のものを含 有した: (350mgカプセル) −6,76Xl0−’M −1,377x 10−’M −1,543X 10−”Gm インシュリン[ノボ(NOVO) ] −8単位クエン酸は、インシュリン安定 化剤およびpH調整剤と同様、インシュリンネ活性化酵素の阻害剤として使用さ れる。 トリエチルアミンHCIは、インシュリン安定化剤としてモして消泡剤として、 使用される。 仄秩−上二五 この試験では例1の経口用インシュリン組成物を、アクトリピッド(Actri pid)静脈内用インシュリン溶液〔ノボ(NOVO) ]の試料と化学的に比 較した。例1に従って製造したノボ(NOVO)単−成分豚の結晶性インシュリ ン8国際単位(1,Ll、 )を含有する経口用インシュリン組成物lカプセル を、5分間ウルトラソニファー(ultrasonifer)を用いる音波発生 によって、水に溶解させた。この溶液の半分(%) −−41,U、の経口用イ ンシュリン組成物を含有するm−を、逆相(reversephase)クロマ トグラフィーを用いて分析した。4 1.U、のノボ(NOVO)アクトリピッ ドインシュリンも1.逆相クロマトグラフィーを用いて分析した。この結果は、 両方の試料が同一量の化学的に当量のインシュリンを含有することを示した。( 第4図参照)。 区1−土二1 この試験では、走査電子顕微鏡を用いて、例1の経口用インシュリン組成物の顕 微鏡写真を写した。粒子の腸溶皮および脂質コーチングを、水中のジクロロメタ ン47.3容量部およびエタノール37.8容量部より成る溶媒により除去した 。500X倍率での粒子の顕微鏡写真は、比較的大きなコレステロールおよびラ ウリル硫酸ナトリウム材料の粒子(平均直径約50ミクロン)に付着した比較的 小さなインシュリンおよびヒドロキシプロピルセルロース結合剤材料の粒子(平 均直径約5ないし10ミクロン)を示した。(第5図参照) 、 3000xの 倍率では、棒の形のインシュリン結晶が、ヒドロキシプロピルセルロース粒子内 に含浸されて見える。(第6図参照)。 区腋−上二旦 この試験では、例1の経口用インシュリン組成物を生物検査において、アクトリ ピッド静脈内用インシュリン溶液[ノボ(NOVO) ] と比較した。2匹の ヨークシャー豚を一晩絶食させ、一方の豚には8 1.U、のアクトリピッドイ ンシュリンを静脈内投与した。もう一方の豚には50m1の水に溶解させた例1 の経口用インシュリン81.U、を15分かけて静脈内注入した。その対の豚か ら血液をとり、血清糖レベルを測定した。例1の組成物に対する低血糖作用の期 間は、アクトリピッドインシュリンの低血糖作用の期間よりもいくらか長いけれ ども、この2匹の豚の静脈血清糖レベルはおおざっばには同程度減少した。(第 7図参照)。 試M−一り二旦 この試験では、例1の経口用インシュリン組成物を静脈内の兎による生物検査に おいて、ノボ(NOVO)単−成分豚結晶性インシュリンおよび適音の注射用イ ンシュリン−40[トン−シン・ファーマシニーティカル社 (Tang−Sh in Pharmaceutical・CO,)] と比較した。各々体重1. 8 Kgの3匹の白兎を一晩絶食させ、各々41.U、のノボ(N0VO)イン シュリン、トン−シン(Tong−Shin)インシュリン−40、または例1 の経口用インシュリン組成物より成る乳濁液のいずれかを10分かけて静脈内注 入することにより処置した。インシュリン注入の30分前および注入完了後0, 15.30.45.60.75.9oおよび105分でこれらの兎の各々の耳の 静脈から静脈血試料を集めた。 3つの形のインシュリンは各々、注入の開始の30分以内に起こる低血糖作用の 初期についてはほぼ同じ低血糖効果を示した。ノボ(NOVO)インシュリンの ピークの低血糖効果の時間は注入の完了後30分以内であると決定されたが、ト ン−シン(Tong−Shin)インシュリン−40については、それは60分 であった0例1の経口用インシュリン組成物の乳濁液は、ノボ(NOVO)イン シュリンとトン−シン(Tong−Shin)インシュリンとの中間でその低血 糖活性のピークに行き当たった。、(第8図参照)。 仄挾−に上 この試験では、例1の経口用インシュリン組成物を2人の健康な男性志願者に経 口的に投与した。経口用インシュリンの投与は、当量の注射用インシュリン[ト ン−シン(Tang−Shin) ]の皮下注射によりひき起こされるものに匹 敵する低血糖効果をひき起こした。 2人の健康な男性志願者(年令37オおよび38才、体重52および54kg) が、この研究に関係した。各被検者はこの研究中に例1の経口用インシュリン組 成物161.U、の投与を受けた。例1の経口用インシュリン組成物とともに、 各々の関係者は、2カプセルの脂肪分解酵素を受けた。各カプセルは350Bの カブセ膵臓リパーゼ 1,000単位 アミラーゼ 7.500単位 プロテアーゼ 7.500単位 および 胆汁酸塩 40mg より成り、“賦形薬”としてとうもろこしでん粉を使用していた。 酵素カプセルは次のようにして製造した:膵臓リパーゼは0.1ないし0.3ミ クロンの厚さのヒドロキシプロピルセルロースコーチングで被覆し、そして例1 のコーチングで腸溶皮被覆した。次に、アミラーゼおよびプロテアーゼを加えた 。次いで、こうして得られた組成物を0.1ミクロンのヒドロキシプロピルセル ロースで被覆した。o、1ミクロンのヒドロキシプロピルセルロースで被覆した 胆汁酸塩をその後、膵臓リパーゼから得た生成物とともに硬質ゲルカプセルに加 えた。 試験の日焼午前7:30に、各関係者は目玉焼き卵2個、ベーコン2枚、焼いた 黒パン2きれ、茶さじ1杯のバター、およびブラックコーヒー1杯の標準的な朝 食を全部食べた0例1のインシュリン組成物を開被検者に午前10:00に経口 投与した。経口用インシュリンは161.U、のノボ(NOVO)結晶性単−成 分豚インシュリンを含むカプセルで投与した。12:00に開被検者は、ビーフ ステーキ180gm 、油および酢のドレッシングをかけたかんたんに料理した グリーンサラダ、黒パン1きれおよびブラックコーヒーより成る標準昼食をたい らげな。 血液試料を10:00.13 : 00および16:00に被検者から集め血中 グルコースレベルについて分析した。試料は経口用インシュリン組成物は、3時 間後には開被検者に強い低血糖効果を示すが、6時間後には血中グルコースレベ ルが彼らの処置前のレベルにもどったことを示した。 インシュリンの投与の3時間後には、血中グルコースレベルは両方の被検者につ いて劇的に落ちた。10 : 45頃には、第一の被検者が視界がぼやけること 、集中することができないこと、および吐気がすること、を訴え始めた。11: 20までに、同じ被検者が、腕および脚の痙♀および震λ、および冷汗が出るこ と、を訴え始めた。第二の被検者もだいたい同じような症状を訴えたが、それほ ど強くはなかった。11:3.Oに、開被検者に、250 mlの純粋なオレン ジジュースを与え、第一の被検者はさらに250 mlのアルコール分のない飲 み物を飲んだ。 1週間後に両志願者は、同じ時間に標準朝食(すなわち、試験の第1日にとった 朝食)をとった。10:00に、開被検者は、161、Ll、のトン−シン(T ong−Shin)の通常の注射用インシュリン−40の皮下注射を受けた。  10:30頃に、開被検者は2時間はど続く低血糖反応を経験し始めた。開被検 者は、11:20に、純粋オレンジジュースを供され、12:OQには標準昼食 を供された。 10:00.13:00および16:00に測定した血中グルコースレベルは、 注射されたインシュリンが投与後3時間はどでピークの低血糖効果を生じること 、および例1の経口用インシュリン組成物と同様、この効果は投与後6時間まで に消失することを示した。(第9図参照) 区鼠−土二上 この試験では、例1の経口用インシュリン組成物をインシュリン依存糖尿病(I DDM)にかかっている5人の個体および非−インシュリン依存糖尿病(NID DM)にかかつている5人の個体に投与した。IDDMの患者は、試験の前に最 低3日間入院して世話をうけ、彼らの血糖レベルを適当な病院治療食と一連の通 常のインシュリントン−シン(Tong−Shin)の皮下注射とによって調整 した。NIDDM患者は、病院治療食およびクロロプロパミド[ニューヨーク州 、ニューヨーク市、ファイザー・ラボラトリーズ・ディヴイジョン(Pfize r LaboratoriesDivision)により製造されたジアビナー ゼ(Diabinase) ]のような経口用低血糖剤の経口投与により調節さ れた血糖レベルを有していた。 試験の第1日の朝、各々の患者は通常の朝食を平らげたが、経口用低血糖剤およ びインシュリンの皮下注射は患者に与えるのをさし控えた0代わりに、患者は、 適当な投与量の例1の経口用インシュリン組成物および試験1−Eで述べた脂肪 分解酵素組成物2カプセル、の経口投与を受けた。血液試料は、経口用インシュ リン組成物の投与1前および、投与後2時間および4時間で各個体から取った。 次に、これらの試料を血中グルコースレベルについて測定した。標準化された病 院昼食が、経口用インシュリン組成物の投与の2時間後に各々の患者に供された 。 試験の結果を表1に示す。 表 1 平均日必要量 A IDDM 男 49 40 80 0B IDDき1 男 59 60 1 45 0CIDDM 男 54 30 30 0D IDDM 男 48 90  110 0E IDDM 女 44 40 70 0F NIDDM 女 4 1 0 0 250G NIDD14 女 57 0 0 250HNIDDM  男 52 0 0 250I NIDDM 男 63 0 0 250J N IDDlil 女 65 0 0 375表 1 (つづき) 平均日必要量 A 24 252 103 140 B 32 227 153 220 C32201137177 D 32 199 140 197 E 32 203 163 212 F 32 290 170 ’117 G 32 276 201 109 H241g9 188 132 J 32 241 171 120 表1に示された通り、すべての患者の血中グルコースレベルは経口用12919 ン組成物の投与と2時間後との間にかなり落ちた。しかしIDDM患者のグルコ ースレベルは2時間と4時間との間で再び急に上がり5人の患者のうち3人では 処置前のレベルとほぼ等しくなるかまたはそれを越えた。一方、NIDDMにか かっている患者の血中グルコースレベルは、5人の患者のうちの4人で、2時間 と4時間の間に減少し続けた。5番目の患者では、血中グルコースレベルは2時 間と4時間との間で上昇したが、処置前のレベルには近づかなかった。 丑−−1 この例では、長期作用性経口用インシュリン組成物を例1の一般的な方法に従っ て製造した。コレステロール、ラウリル硫酸ナトリウムおよび、メチルおよびプ ロピルパラベンより成る粒子を製造して、ヒドロキシプロピルセルロース(水6 00m1中のヒドロキシプロピルセルロース40gm ; 6.07%溶液)、 ラウリル硫酸ナトリウム、トリエチルアミンHCI 、およびクエン酸、で結合 させたノボ(NOVO)単−成分豚インシュリンより成る粒子で被覆した。次に 、その表面にインシュリンが結合しているこれらの粒子を、ポリエチレングリコ ールモノステアレートで被覆して例1の組成物のほぼ0.1ミクロンの厚さのコ ーチングと対照的に、はぼ0.3ミクロンの厚さの脂質コーチングをこの粒子の まわりに形成させた。次にこの粒子をほぼ0.1ミクロンのコーチングの厚さの 例1の組成物に使用したと同じ物質より成る腸溶皮で被覆した。 区且又二A この試験では、例2の長期作用性経口用インシュリン組成物をIDDMにかかっ ている3人の被検者およびNIDDMにかかっている3人の被検者(試験1−F からの被検者A、D、E、G、工およびJ)に投与した。この研究の朝、被検者 は各々通常の朝食を摂ったが、被検者らは、彼らの普通の治療の一部である経口 用低血糖剤および皮下インシュリン注射を受けなかった0代わりに、彼らは経口 的に投与される用量の例2の組成物および試験1−Eで述べた脂肪分解酵素組成 物2カプセルで治療された。血液試料を、経口用インシュリン組成物の投与時お よびその後のいろいろな時間にとった。インシュリン組成物の投与の4時間後に 標準的な病院昼食が被検者らに供された。 種々の試料の血中グルコースレベルの分析は、例2の組成物が例1の組成物より もさらに延長された低血糖効果を生むことを示す。より厚い脂質コーチングおよ び腸溶皮をもつこの組成物は、4ないし6時間後にピークの低血糖効果を生じ、 効果は7時間まで継続したが、これはこの研究の全期間であった。 (表2参照) 表−−l 平均の日必要量 A IDDM 男 49 32 D IDDM 男 48 40 E IDDM 女 4448 G NIDDM 女 5732 I NIDDM 男 63 24 J NIDDM 女 6532 1−一旦ユユゴ1) 平均の日必要量 A 274 240 −−− 145 126 132D 277 230 − −− 135 −−− 168E 285 184 −−− 126 118  126G 301 306 −−− 109 112 200I 270 13 0 −−− 114 129 −−−J 252 135 122 −−− 1 40区−に旦 この試験では、例1の経口用インシュリン組成物と例2の長期作用性経口用イン シュリン組成物とに関する比較試験を行なった。3人のIDDM患者および3人 のNIDDM患者に試験1−Eで述べた脂肪分解酵素2カプセルとともに、−日 おきに例1の組成物または例2の組成物のどちらかを投与した。各々の経ロ用イ ンシェリン用量のために2カプセルを与えた。各被検者は一晩絶食し、朝食を供 されず、そして、彼らの通常の抗糖尿病治療薬も拒絶された。各被検者の血中グ ルコースレベルをこの経口用組成物の投与時およびその後の種々の時間に試験し た。 例1および2の組成物のIDDM被検者への投与の結果は例1の組成物が投与の 2時間以内に強い低血糖効果を生じたが、血中グルコースレベルは4時間後には ほぼそのベースラインレベルにもどったことを示す。しかしながら例2の組成物 は、もっと漸進的な効果を示し、4ないし6時間後までそのピークの低血糖効果 を生じなかった。しかしながら、7時間後でさえ、これらは著しい低血糖効果を 生じた。 NIDDM被検者への投与の結果は、2つの組成物の間の差がこればとはっきり していないことを示している。例2の組成物は、例1の組成物よりもより長期の 作用を有することができるけれども、両組成物に対するピーク低血糖作用は約4 時間後に起こるように思われる。両組成物は、IDDM被検者よりもNIDDM 被検者においてより長期間の“血糖正常”状態を生じた。 IDDM患者における例1の組成物の比較的短期間の低血糖効果はこの組成物中 のインシュリンが例2の組成物のインシュリンよりもより速い速度で開放される が、それはまた、IDDM患者においてしばしば見出される抗−インシュリン抗 体の存在のためにIDDM患者においてより速い速度で不活化される、という事 実によるであろうことが示唆される。(第10および11図参照) 匠−−ユ この例では、代替の長期作用性経口用インシュリン組成物を例1の基本法に従っ て製造した。平均直径約50ミクロンを有する粒子をコレステロール、ラウリル 硫酸ナトリウム、およびメチルおよびプロピルパラベンの混合物から製造した。 次にノボ(NOVO)結晶性単一成分インシュリンをヒドロキシプロピルセルロ ース、ラウリル硫酸ナトリウム、トリエチルアミンHCI 、およびクエン酸よ り成る結合剤で粒子に結合させた。インシュリンをその表面に結合させた粒子を 、次に、各々0.15ミクロンの厚さのポリエチレングリコールモノステアレー トコーチングで2回被覆した。次に2重の脂質コーチングをもつこの粒子を例1 の組成物に従って、厚さ0.1ミクロンの腸溶皮で被覆した。 沢−扶旦二A この試験では1例3の長期作用性インシュリン組成物をIDDMにかかっている 3人の被検者に投与した。処置は、被検者を一晩絶食させ、彼らの通常の低血糖 治療を行なわない臨床試験1においてたどられた一般的なプロトコルに従った。 被検者らは標準的な病院の朝食を摂り、経口用量の例3のインシュリン組成物お よび試験1−Eで述べた脂肪分解酵素組成物2カプセルを投与された。被検者ら は、例3の経口用インシュリン組成物の投与の3時間後に標準的な病院の昼食を 摂った。 被検者の血中グルコースレベルは、経口用インシュリンの投与後の種々の時間に 被検者から集めた静脈血試料から測定した。表3に示されているデータは、ピー クの低血糖効果が4時間と6時間との間で起こるが、低血糖活性が9時間は続く 、長期の低血糖効果を示した。 NIDDMにかかっている1人の被検者はまた、例3の組成物および試験1−E で述べた脂肪分解酵素を用いて処置された。 この被検者は試験の期間中と同様に試験前に一晩絶食した。このNIDDM被検 者は午前10:00に処置され、彼女の血中グルコースレベルは5時間半の試験 期間中ずっと落ち続けた。 表−−1 平均日必要量 CIDDM 男 54 32 K IDDM 女 2032 L IDDM 男 31 32 M NIDDM 女 5848 表−一」LLλ乏皇) 平均日必要量 C191−−−208144−−−163K 291 138 26g −−− 193L 180 181 149 176 −−−M 389 −−− 24 1 159 −−− −−−丑一−A この例では、例1の経口用インシュリン組成物の組成に類似した組成を有する経 口用インシュリンを製造した。例1の組成物を、脂質コーチングを変えることに より変化させた。脂質コーチングをポリエチレングリコールモノステアレート、 に加えて、ホスホチジルホスフェート(最終濃度0. o4ex 10−”g+ nにするのに十分な量)、リン脂質(最終濃度0.046 X 10−”gmに するのに十分な量)、およびコレステロール(最終濃度2.628 xlo−4 モルにするのに十分な量)を脂質コーチング物質に加えるように変えた。この脂 質コーチングをインシュリンおよび粒子上に厚さ0.3ミクロンで被覆した。次 に経口用インシュリン生成物240 mgを硬質ゲルカプセル内に手で詰めた。 このゲルカプセルを例1の腸溶皮で被覆した。 丑−一1 この例では、例3の経口用インシュリン組成物に類似した経口用インシュリンを 製造した。この経口用インシュリンは、例3のコレステロールを、コレステロー ル−アルギニンHCIの組み合わせ物で1き換える程度まで改質される。 コレ ステロール−アルギニンHCIは生体内で低密度の脂肪蛋白質を真似る組成物を 与える。また、脂質コーチング材料も変えた。この組成物を厚さ0.15ミクロ ンの例4のコーチングと類似の脂質コーチングで被覆した後、第二の脂質コーチ ングを施す、この第二の脂質コーチングには、オレイン酸く最終濃度8.776  xlO−”モルとするのに十分な量)、およびトロメタン(最終濃度8.76 4 X10−8モルとするのに十分な量)を液体塗膜の“加硫剤”または“可塑 剤”として含む。 簡単に言えば、この例の経口用インシュリンは基剤としての“低密度脂肪蛋白質 一様”固体乳化剤より成る。ノボ単−成分結晶性豚インシュリンはこの乳化剤に 結合させられ、この結果生ずる生成物を0.1ミクロンの厚さのヒドロキシプロ ピルメチルセルロース水溶性コーチングで被覆し、次にこれを脂質コーチング材 料で2回被覆して最終膜厚を0.3ミクロン(脂質コーチング1層あたり0.1 5ミクロン)とし、“安定化剤トロメタン”を加え、そして次にこの生成物を手 で硬質ゲルカプセルに(各カプセルが240 mgの組成物を含有するように) 詰めた。次にこのカプセルを例1の腸溶皮材料で被覆した。水溶性コーチングに より、インシュリン−コレステロールアルギニンHCIは脂質コーチングで被覆 されることができる。 区牧−五二A インシュリンの生物学的利用能およびその相当する例4および例Sの経口用イン シュリン製剤の低血糖効果をIDDMおよびNIDDM患者群で研究した。例4 の経口用インシュリンはまた2人の正常な健康な男性志願者についても研究され た。 5−Aに述べるすべての試験において、被検者は、各用量の経口用インシュリン とともに、試験1−Hの脂肪分解酵素2カプセルを受けた。 この研究の前の少なくとも12または24時間は、その患者の通常の抗糖尿病治 療薬を被検者に与えるのをひかえた。−晩の絶食および研究の全期間を通じての 絶食の後で、例4または例5の経口用インシュリン製剤を経口投与した。 静脈試料採取用カテーテルを静脈内、通常は肘前の静脈に入れ血液試料を薬の投 与後O11,0,1,5,2,0,2,5,3,0,4,0および/または5. 0時間でひき出した。血清グルコースをギルフォード(Gilford) x  400で測定し、血清インシュリンを免疫−酵素性O−フェニレンジアミン ( Immuno−Enzymatic O−Phenylendiamine)  (OPD)法およびワコー(WAKO) (日本)のインシュリン−B試験具( Insulin−B testKit)を用いることにより分析した。すべての 分析は重複して行なわれた。 上に述べたように、2人の健康な男性志願者(年令38才および31才)がこの 研究に関係した。一方の被検者は例4の経口用インシュリンを2週間の期間に2 回、すなわち、各週に1回、1kgあたり0.20および0.271.U、の経 口用インシュリンを受けた。この被検者の血清グルコースレベルはベースライン 平均111・Omg/diから、薬の投与時から3時間で平均80.5B/di まで減少した。血清インシュリンレベルは、両方の場合に薬の摂取後1.5時間 で起こる1mlあたり20マイクロ−Uのピークに達した。経口用インシュリン の投与後45分でこの被検者は視界がぼやけること、冷発汗、被刺激性、および 集中不能を訴λた。 第二の志願者は101.U、の通常の注射用インシュリン−40[韓国、ソウル 市のトン−シン・ファーマシューティカル社(Tong−Shin Pharm 、 Co、)製]を皮下に受けた。通常のインシュリンの注射後72分で、典型 的なインシュリン誘発ショック症状が観察され、血清グルコースはその時点で4 7mg/diであった。彼は、グラス1杯の新鮮なオレンジジニースを与えられ 、血清グルコースレベルは1時間以内に約11511Ig/diまで上昇した。 5人のIDDM患者は、試験5−Aの研究の全3相を完了した。すなわち彼らは 最初の週に通常の注射用インシュリン−40[韓国、ソウル市のトン−シン・フ ァーマシューティカル社(Tang−Shin Pharm、 Co、)製]  101.U、の皮下注射を受け;彼らは1週間後に例4の1回の単一経口投与( 0,5441,U、/kg平均用量)を受け;そして次の週に彼らは6時間間隔 で与えられる例4の9回の連続投与(平均用量は0.5441.肌/kgであっ た)を受けた。 経口用インシュリン例4は、全体で8人のIDDM患者(10試験)(2人は研 究をくり返した)および7人のNIDDM患者(11試験)(4人の患者は研究 を(り返した)に与えられた。 7人のIDDM患者は、例5の経口用インシュリン製剤の単一用量の経口投与後 に研究を完了した。 これらの研究は、例4の経口用インシュリンは、明らかに、通常のインシュリン のそれと比較して、作用の開始期は遅いがIDDM患者とNIDDM患者との両 方においてより長期間の“低血糖”作用を示すことを証明した。組成物例4のイ ンシュリンの生物学的利用能は、通常のインシュリンのそれの約3倍であったが ;しかしながら、インシュリンの用量を調整することによって、それはだいたい 同じとなった。 (表4参照) これらの研究は、また、例5のインシュリン組成物が通常のインシュリンの皮下 注射後に観察されるものに全体に類似している低血糖症の全期間を有すると同様 に低血糖症の開始を生むことをも証明した。インシュリンの生物学的利用能は、 例5の経口摂取に対して、例4の経口摂取よりも大きい。 −−A 経口用例4および5の後、対、通常のインシュリン皮下注射後、のインシュリン の生物学的利用能および低血糖効果例4 経口1回目投与 0.544 221 95.0 5.0 4.7 27.02 例4 経口9回目投与 0.556 250 7g、5 5.0 3.6 37.78 例4 例4 例5 0.649 237 98.9 3.02.559.08経ロ1回目−絶 食 例5 0.41B5 192108 5.05.329.50経ロ1回目−食後 表一土ユ2二11 例4 7.8 57.9 1.5 ?、260.01 935.7経ロ1回目投 与 65.2@3.0゜ 例4 64.0121.0 1.0 g、272.431071.111経口9 回目投与 例4 例5 13.91g5.0 2.0 ?、876.381229.4経ロ1回目 −絶食 例5 経口1回目−食後 Co=血清グルコースの基線値; Cm1n=グルコースの最小値;Tc−m1 n=最小グルコースレベルをし察する時間;T、。。=g;血清グルコース、が 100 mg/diに達する時間; dC/dT =血清グルコースレベルにお ける減少の速度。Io”血清インシュリンの基線値; Imax=インシュリン の最大値: Tl−+aax =最大血清インシュリンレベルに達するための時 間;Tl−0=血清インシユリンレベルの基線値に達するための時間、dI/d T=血清インシュリンレベルの上昇の速度、 AUG = (研究)時間にわた る血清インシュリンレベル曲線の下の面積。(0血清インシユリンレベルにおけ る二重ピーク)。 皿−−1 例5の組成物をインシュリン(ノボ単一成分)を、例1に記載したようなコレス テロール−ラウリル硫酸ナトリウム粒子と結合させることによって製造した。イ ンシュリン−結合した固体乳化粒子を、次に、ポリエチレングリコール脂肪酸エ ステル類および5%ホスファチド酸を含む卵黄レシチン(350mgのカプセル 剤の最終生成物が0.309 X 10−2gmを含有するために十分な量)を 含有するコーチング溶液で被覆した。エタノールに溶解させた5%のホスファチ ド酸を含有する卵黄レシチンを使用した。[ミズーリ州、セントルイス市、シグ マケミカル(SIGMA−CHEMICAL) ] 区組一旦 IDDMおよびNIDDM患者群における管理された研究は韓国において韓国の 研究チームおよび合衆国の研究チームにより実施された。患者は、例6の組成物 の単一経口用量を与えられた。韓国研究チームの血液試験は、韓国において分析 され、そして合衆国研究チームの試験と同じ合衆国の研究所で分析された。患者 のうちの何人かはまた、−日おきに通常の注射用インシュリン(トン−シン)を 101.U、与えられた。各患者は研究中と前夜は絶食した。その他の形の糖尿 病治療はすべて、患者に与えることをひかえられた。血清試料は、血清グリコ− スレベルについて分析された。結果(第12−21図参照)は、例6の組成物が IDDM患者とNIDDM患者との両方において経口的に活性なインシュリンで あることを示している。さらに、これらの結果は両方の研究所が同じ結果を得た ことを示している。 第12−21図に言及すれば、実線は韓国の研究チームにより実施された試験で あり、破線は、合衆国研究チームにより実施された試験である。y軸は時間(時 間)であり、y軸は血中グルコースmg/diである。第9図は例6の6カプセ ルを与えた46オの女性の結果を示している。第10図では被検者(38才のN IDDMの男性)は、Xとして表わした通常の注射用インシュリンlO単位を与 えられ、次に6カプセル(24単位)の例6を与えられた。 第11図では47オのIDDM男性被検者が([])で表示される注射用インシ ュリンlO単位を与えられ、2日目に6カプセル(24単位)の例6(x)を与 えられた。第11図では、45才のIDDMの男性被検者が10単位の注射用イ ンシュリン([])を与えられ2日目に8カプセル(32単位)の例6(X)を 与えられた。 第12図では、47オのNIDDM女性が6カプセル、すなわち、24単位の例 6を与えられた。第13図では、IDDMが14カプセル、56単位の例6を与 λられた。第14図ではIDDMが12カプセル、48単位の例6を与えられた 。第15図では、38才の男性IDDMが10単位の注射用インシュリン([] )を与えられ、2日目に10カプセル、40単位の例6 (x)、を与えられた 。 第16図では47オの男性IDDMが10単位の通常注射用インシュリン([] )を与えられ、2日目に8カプセル(32単位)の例6(x)を与えられた。第 17図では、49才の男性IDDMが10単位の通常の注射用インシュリン([ ])および22日に6カプセル(24単位)の例6(X)を与えられた。 すべての被検者は、各々の用量の例6の組成物とともに2カプセルの試験1−H の脂肪分解酵素を受けた。 瓢−−ユ 例7の組成物を製造するためにコレステロール[スイス国、フル力・ニー・ジー (Fuluka、 A、 G、 )]および]L−アルギニンHCI [日本国 、ワコー・ジュンヤク(Wako JurrYaku ) ; KWJ3778 ]を2対1の比率で、容器中で完全にまぜ合わせた。アカシア・ゴム[日本国、 ヤクリーカガク(Yakuri−Kagaku) :AOOI =03]を賦形 薬として使用した。 脂質(コレステロール)およびアミノ酸(L−アルギニンMCI )をインシュ リン(ノボ単−成分豚結晶性インシュリン)を含有するヒドロキシプロピルセル ロースを用いて結合させた。インシュリン−不活性化酵素の阻害剤として、そし てpH調整剤として、クエン酸を使用した。トリエチルアミンMCIを消泡剤と 同様に、インシュリン−安定化剤として使用した。 インシュリンを粒子に結合させる方法は、噴霧気−流速を12リットル/分に設 定し、噴霧気圧2.5 Kg/M”で例1におけるものと同じであった。 結晶性インシュリンで結合させた脂質およびアミノ酸粒子は、ヒドロキシプロピ ルメチルセルロース[日本国、信越化学(Shin−Etsu−Kagaku)  ]より成る水溶性膜で被覆された。上記の、水溶性膜で被覆されたインシェリ ンー結合脂質−アミノ酸粒子を、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、5 %のホスファチド酸を含有する卵黄レシチン、およびオレイン酸[セントルイス 市、シグマ・ケミカル(Sigma Chem、)]より成る脂質コーチングで 被覆した。トロメタミンを加硫剤として使用した。 こうして得られる組成物を、硬質ゲルカプセル中に入れ、例1におけるように、 腸溶皮で被覆した。 こうして得た240Bのカプセルは各々次のものを含有した:コレステロール  −2,011X 10−’Mラウリル硫酸ナトリウム −7,982X 10− ’MアルギニンHCI −2,575x 10−’MトリエチルアミンMCI  −2,060x 10−’Mクエン酸 −6,563x 10−”Mオレイン酸  −1,901x 10−”Mヒドロキシプロピルセルロース−L −0,73 3X 10−”Gmヒドロキシプロピルメチルセルロース −0,458X 1 10−2G卵黄レシチン(5%ホスファチド酸) −0,299X 110−2 Gインシユリン(ノボ) −8単位 メチルパラベン −5,780X 10−’Mプロピルパラベン −1,245 X 10−’Mシリカゲル −0,458X 10−”GM例7の組成物は、ヒ トにおける通常のインシュリンの皮下注射と類似した活性を生じる。 例7に従って製造される組成物に対して下記の範囲を使用することができると考 えられる。得られる240mgのカプセルはそれぞれ、次のものより成ることが できる:コレステロール −(1,609ないし2.413) X 10”’M ラウリル硫酸ナトリウム −(5,587ないし9.978) x 10−’M アルギニン HCI −(1,931ないし3.219) x lo−’Mトリ エチルアミンMCI −(1,545ないし2.575) X 10−’Mクエ ン酸 −(4,266ないし8.360) X 1[1−”Mオレイン酸 −( 1,426ないし2.376) X 10−’Mトロエタミン −(1,331 ないし2.56111) X 10−2Mアカシア・ゴム −(1,825ない し2.576) X 10−”Gmヒドロキシプロピルセルロース−し −(0,115ないし0.29幻X 10−”Gmヒドロキシプロピルメチルセ ルロース −(0,275ないし0.641) X 110−2Gノボ単−成分豚結晶性イ ンシュリンまたは他のインシュリンは、各カプセルに4ないし40国際単位/カ プセルのインシュリンを含有させるように加えた。 0°0メチルパラベン(3,179ないし7.803) X 10−6M、プロ ピルパラベン(0,809ないし1.681) X 10−’Mおよびシリカゲ ル(0,275ないし0.641) X 10−”Gmを最終的な粉状の被覆さ れた経口用インシュリン粒子に加えてもよい。 最終的な被覆された経口用インシュリン粉末を硬質ゲルカプセル、軟質ゲルカプ セル内に入れるか、または固(プレスした錠剤の形にすることができる。これら の形を腸溶皮被覆するこ組成物を例7の処方に従って製造したが、しかしながら 、こうして得られる処方物は次のように改質した:上記含有カプセルの240m gは各々、次のものより成るであろう: コレステロール −2,413X 10−’Mラウリル硫酸ナトリウム −8, 081X 10−’MアルギニンHCI −2,592X 10−’Mトリエチ ルアミンHCI −2,073X 10−’!11クエン酸 −3,024x  10−”!11オレイン酸 −2,376x 10−’Mトロエタミン −8, 764x 10−’Mアカシア・ゴム −2,119X 10−”Gmヒドロキ シプロピルセルロース−L −0,737X 110−2Gヒドロキシプロピル メチル セルロース −〇、 461 X 10−”G。 インシュリン(ノボ) −8単位 メチルパラベン −5,815x 10−’Mプロピルパラベン −1,153 x 10−’Mシリカゲル −0,461X 110−2G区銑−−上 7人のインシュリン−依存糖尿病(IDDM)患者[男性6人および女性1人、 年令24ないし47オ(平均34.4才)、体重各々48kgないし68kg  (平均5L6kg) ]は、−晩の絶食およびこの研究中を通しての絶食の後で 、例7の経口用インシュリン処方物32ないし48(平均42.6)国際単位、 を経口的に摂取した。 5人の男性IDDM患者には、通常の注射用インシュリン(トン−シン) 0. 172IU/kgを一晩の絶食および別の5人の男性IDDM患者での研究中を 通しての絶食後に、皮下に投与したところ、血清グルコースレベルの低下におけ る例7の経口用インシュリン処方物の総合効果は、通常の注射用−インシュリン のそれに類似している(第22図参照)。 通常インシュリン 0.172 27194.5 4.0 2.1 59.16 CO=グルコースの基線値; Cm1n =観察されたグルコースの最小値;Tc−win =最小グルコース レベルを観察する時間;T+oo =100 mg/diに達するまでの時間; dC/clT=低血糖作用の速度 2人のIDDM患者において、例7の経口用インシュリン処方物の経口投与(0 ,63IU/kg )後に、インシュリンの生物学的利用能(血清中のインシュ リンレベル)を測定した。 0、172ILI/kgの通常インシュリンの5人のIDDM患者における皮下 注射に比べて、インシュリンの“薬物動態および生物学的利用能”は次の通りで ある: 通常インシュリン 0.172 8.0 20.3 1.5 4.8 38.2 9 305.3経口用インシュリン 0.630 14.0 136.4 2. 5 5.5 86.22 1,426.8型0914 ■。=血清インシュリンの基線値: I□8=インシュリンの最大値; T□−1,工=血清インシュリンの最大値を観察する時間二Tl−0=血清イン シュリンの基線値に達するまでの時間:6′/6ア=血清インシユリンの上昇速 度(吸収速度);AUC=研究期間にわたる血清インシュリンレベルの曲線の下 の面積 試験8の各被検者は、各々の用量の経口用インシュリンとともに試験1−Eで述 べた脂肪分解酵素組成物2カプセルを与えられた。 臨床研究は、例7の経口用インシュリン処方物は、0.630IU/kgのイン シュリンの経口による1回の投与で、もう一つのインシュリン−依存糖尿病患者 群における通常の注射用インシュリン(トン−シン)の、インシュリン0.17 2 IU/kgの皮下投与後の効果と同一の、糖尿病患者における“低血糖”  (または血清グルコースを低下させる効果)効果をひき起したことを証明した。 我々が研究した7人のインシュリン−依存糖尿病患者のうちの4人は、インシュ リン−ショックを経験し、砂糖水および新鮮なオレンジジュースの経口摂取によ り矯正された。 しかしながら、通常の注射用インシュリン(トン−シン)0.172 IU/k gの皮下注射に比べ、0.630 IU/kgの例7の経口用インシュリン処方 物後の薬物動態および生物学的利用能データは、インシュリン吸収速度は、経口 用インシュリン後が通常のインシュリンの注射後の2倍より大きいことを示した 。経口用インシュリン(0,630IU/kg )後のインシュリンの生物学的 利用能(AUG)は、通常のインシュリン(0,172IU/kg )の皮下注 射後のAUGのほとんど4.7倍である。経口用インシュリン後に投与されたイ ンシュリン投与量を調整した後のAUGは、2.264.8 /IUであり、通 常インシュリンの皮下注射後にはそれは1.775.0/IUである。例7の経 口用インシュリン処方物の生物学的利用能は与えられたインシュリン投与量あた りで、通常の注射用インシュリンの生物学的利用能と等しいか、またはそれより 大きい。 糖尿病患者において血清グルコースレベルを低下させる際の例7の経口用インシ ュリン処方物の効果および例7の経口用インシュリン処方物の経口投与後の糖尿 病患者におけるインシュリンの生物学的利用能は、優れており、インシュリン− 依存糖尿病患者における皮下注射された通常の注射用インシュリンのそれと類似 している。 丑−一旦 この例において、脂肪分解酵素が脂質であり、そして腸溶被膜を有し、−個のカ プセルまたは錠剤中に経口インシュリン製剤と組合せることができる。 A、膵リパーゼ 膵リパーゼ粒子は下記のようにして調整する。下記の諸成分を前述した改良型S pir−A−Flow に装入する。 メチルパラベン 12.Og Shigma (32F−0511)これらの成 分はSpir−A−Flowのディスク上に置き、約30〜32℃の範囲の温度 でローターを300回転/分(rpm)で、撹拌機を50Orpmで、そしてチ ョッパーを2,000 rpmで回転させながら乾燥させる。諸成分の細かい乾 燥粒子がこれにより、生成され約30〜32℃の温度に加熱されている空気によ り基部の底から吹き出される。加熱された空気はローターと容器壁間に作り出さ れているスリットを通過して(スリット エアー)およびローター ディスク上 の細かいメツシュ状開口部を通して(流体エアー)吹き出させる。スリットエア ーおよび流体エアーの両方は100〜450mmHzOの範囲の空気圧を有する 。成分の細粒をこのスリット エアー及び流体エアーによりSpir−A−Fl owの容器内に懸濁させる。この成分粒子を次いで下記の被覆溶液で被粒子を被 覆溶液で被覆するためには、被覆溶液を容器内に懸濁されている成分粒土に、1 0m1/分の速度で%1.0〜5.0kg/M”の加圧下に、120分間、噴霧 する(スプレーノズルは交互に20〜40秒間スイッチオンにし、そして60〜 90秒間スイッチオフにする)。 この結果、HPMC−L膜の薄層で被覆されており、従って遮蔽されている膵リ パーゼ粒が得られる。この被膜は水溶性である。 これらのHPMC−L膜で被覆された膵リパーゼ粒を次いで、下記の腸溶被覆溶 液を用いて腸溶被覆する: 日本(191184) ポリエチレンクリコール−60000,5% Kao 5ekken、日本ジク ロロメタン 47.3% エタノール 37.8% 水 9.4% 上記の腸溶被覆溶液は約5.2〜5.6のpHを有する。 別法として、粒の被覆に、EUDRAGITllL−100−55(またはL− 100)あるいはEUDRAGIT”−L−30−D−55と称される市販紙の アクリル系樹脂を使用することもできる。 イソプロピルアルコール 502 部 ポリエチレンクリコール−60006部 Kao 5ekken、日本または ポリエチレンクリコール−600030部 Kao 5ekken、日本水 8 98部 シリコーンエフルジョン 2 部 粒子は上記に第一に記載した腸溶被覆溶液を使用し、容器内に、再び懸濁されて いるHPMC−L被覆粒上に、10m1/分の速度および2.5 kg/M2の 圧力で、3〜4時間、噴霧することにより腸溶被覆する。スプレィノズルは20 〜40秒間スイッチオンにし、そして60〜120秒間スイッチオフにする。 生成した生成物は「胃液」中でそして「−二指腸液」中で所望の溶解時間を有す る。 B、且−辻一ユ 胆汁塩粒子はSpLr−A−Flowを用いて、胆汁塩およびアビセルを前記の 膵リパーゼの被覆に用いられた被覆溶液および上記の初めの方の腸溶被覆溶液で 被覆することにより生成する。胆汁塩およびアビセルは前記Aに記載されている ようにして被覆する。使用された胆汁塩およびアビセルは下記のとおりである: 胆汁塩 406.6g Dilco (714720)経口インシュリン製剤は 下記のとおりにして調整する。 5pir−、A−Flowで下記の成分を混合する。 アルギニンHC1110,2g Furuka、スイス国アラビア・ゴム 24 .0g グリセリン 31.2g ラウリル硫酸ナトリウム 48.0g これらの成分はSpir−A−Flowの容器内で充分に混合し、次いで乾燥さ せる。 Spir−A−Flowでは次のパラメーターを用いる:ローターは3 50r四にセットする;撹拌機は500にセットする:チョッパーは2,000  rpmにセットする;スリットエアー圧は100〜300 mmHzoであり ;流体エアー圧は100〜350 mm H2Oであり、空気は24〜約31℃ の生成物温度にし、そして成分はSpir−A−Flowでこれらのパラメータ ーにおいて、大体30分間混合しそして乾燥させる。次いで容器内の空気中に懸 濁されている、充分に混合され、乾燥されている成分を下記の結合溶液で結合さ せる。 トリメチルアミン 0.8150g Wako Kagaku、日本水 220 m1 溶液のpHはほぼ2.0〜約3.5である。 上記で生成された粒子を被覆するために、この結合溶液をSpir−A−Flo wの頂上部に位置する(第3図の28参照)スプレィノズルから噴霧する。結合 溶液をシリング−中に入れ、次いで噴霧処理の前および処理中、水冷ビーカー中 にしづめて冷却させる。結合溶液を空気懸濁されている細粒上に、10〜14m 1/分の速度、1.0〜2.0kg/M”の空気圧および15〜25L/分の空 気容積で、はぼ2時間、全部の結合溶液が使用されるまで、被覆する。スプレィ ノズルは交互に、20〜40秒間スイッチオンにそして30〜90秒間オフに切 り変える。この処理の全体を通して、生成物温度は、粒子の懸濁に用いられる空 気をこの温度に維持することにより、はぼ25〜約32℃に保持する。結晶イン シュリンを含有する生成した粒子は次いで直ちに、はぼ24℃の温度を有する水 に溶解し、インシュリンが結合している細粒のエマルジョンを生成する。エマル ジョンはほぼ4.2〜約5.4のpHを有する。 その後直ちに、エマルジョン中に含まれているインシュリン結合粒子を次いで、 下記のとおりに生成させた脂質波F!溶液で被覆する。下記の成分よりなる脂質 被覆溶液をインシュリン結合粒子上に噴霧する。 卵黄レシチン 24.Og Sigma、 St、 Louts水 200m1 の最終容量まで加える 生成した溶液はほぼ5.5〜約6.5のpHを有する。 この脂質被覆溶液はまた、容器の頂上部に位置するスプレィノズル28から噴霧 する。Spir−A−Flowのパラメータは次のとおりである二ローターは2 50〜30Orpmにセットする;撹拌機は500にセットする:チョッパーは 2.500〜3.00Orpmにセットする。スプレィノズルおよびその噴霧速 度は1.2〜1.5kg、Q12の空気圧、15〜20工/分の空気容積で12 .0ml/分にセットし、生成物温度はほぼ30〜約34℃にする。また、生成 物温度は容器に流入する空気が所望の温度を有するように、5pir−A−Fl 囲の熱調節機をセットすることにより保持する。脂質被覆溶液は60分間o*i する。スプレィノズルは交互に、20秒間スイッチオンにし、そして60〜90 秒間オフに切り変える。 生成した脂質被覆粒子は次いで、再被覆用脂質被覆溶液で再被覆する。再被覆用 脂質被覆溶液は次の成分を含有する。 オレイン酸 7.5g Junset−日本この再被覆用脂質溶液はSpir− A−Flowの横側から、12m1/分の噴霧速度、1.0〜1.5kg/M2 の空気圧および15〜202/分の空気容積で噴霧する。ローターは300〜3 50rpmにセットし、撹拌機は500にセットし、チョッパーは3.000〜 3.50Orpmにセットし、そして生成物の温度はほぼ31〜約35℃に保持 する。スプレィノズルは交互に、20〜40秒間スイッチオンにし、そして60 〜90秒間オフに切り換える。 所望により、トロメタモルは再被覆用脂質溶液から省略できる。しかしながらト ロメタモルを省略した場合に、乾燥時間が増加し、粒子の「過度の脂性湿潤」を 防止するために厳重な注意が必要である。トロメタモル(トロメタモル)は米国 薬局方およびヨーロッパ薬局方に記載されている。 再被覆脂質溶液工程の後に、被覆され、乾燥された粒子は硬質カプセルに装入す るかまたは錠剤形に圧縮する。この経口インシュリン結合被覆粒子は単独でまた は前述のリパーゼおよび胆汁塩の腸溶被覆粒子と混合してカプセルまたは錠剤の 形にすることができる。生成したカプセルまたは錠剤は腸溶被覆することができ る。 別法として、脂質被覆された経口インシュリン結合粒子はそれら自体な腸溶被覆 することもできる。この脂質被覆された経口インシュリン粒子の被覆用の腸溶被 覆溶液は下記の成分を含ポリエチレンークリコール−600030部タルク ( 粉末) 70部 シリコーンエマルジョン 2部 水 898部 生成した溶液はほぼ5.5〜約6.5のpHを有する。 腸溶被覆され、脂質被覆された経口インシュリン粒子を生成するために、この腸 溶被覆溶液をSpir−A−Flow の容器の頂上部に位置するスプレィノズ ル28から、はぼ500gの脂質被覆績゛合した経口インシュリン粒子に対し、 1 g/kg/分の噴霧速度で噴霧する。粒子は交互に5秒間の噴霧と5秒間の 乾燥を行ない、所望の厚さの腸溶被覆を達成する。 施用されるべき腸溶被覆溶液の量(rQJ)を乾燥ラッカー物質%(腸溶被覆溶 液)で決定するために、被覆される粒子の表面積(mm”単位、SA)を乾燥ラ ッカーのmg(L)/所望のcm” (mg/cm”単位、被覆物の厚さ)と掛 算し、この数値を経口インシュリン結合粒子の重量(mg単位、W)で割算する 。従って、乾燥ラッカー物質%rQJは次式により計算される:Q= (SAx L)/W 好ましくは、経口インシュリンの腸溶被覆された粒子はほぼ0.1〜約0.8m mの径を有する(従って、表面積はほぼ0.314〜約2.04mm”の範囲に ある)、約450gの重量の経口インシュリン粒子上にほぼ120〜約150m 1の前記腸溶被覆溶液を噴霧することにより、生成した被覆粒子は約1.2のp )lを有する溶液(胃液)中に少な(とも10分間入れても溶解しない;しかし ならがら、この被覆粒子はほぼ6.8のpHを有する溶液(−二指腸液)中で3 0秒以内に溶解し、分散する。従って経口インシュリン粒子用の理念的な腸溶被 覆が達成される。 D、やロインシュリンr リパーゼ/日汁土せカプセルこの例では、経口インシ ュリン被覆粒、被覆リパーゼおよび被覆胆汁塩を含有するカプセルを調製する。 この目的のために、それぞれ#1−サイズの硬質ゲルカプセルに、腸溶被覆した 経ロインシニリン粒(Cで前述したとおりに調製)、腸溶被覆したリパーゼ粒( Aで前述したとおりに調製)および腸溶被覆した胆汁塩粒(Bで前述したとおり に調製)を相互に混合し、下記の割合で、硬質ゲルカプセル中に装入する:経口 インシュリン 200口g (12IUS )膵リパーゼ 28mg (1,0 00)単位胆汁塩 25mg 重炭酸ナトリウム(オーブン乾燥) 50mgおよび 充填剤としてクエン酸 50mg 重炭酸ナトリウムおよびクエン酸は破裂効果を提供し、硬質ゲルカプセルを胃内 で開放させ、1mmより小さいサイズで、経口インシュリン、リパーゼおよび胆 汁塩の各腸溶被覆粒を放出させる。それらのサイズおよび組成により、これらの 粒子は幽門を迅速に通過して、十二指腸に移行する。重炭酸ナトリウムおよびク エン酸はまた、腸内pHをアルカリ性方向に調整する機能を果たし、そして胆汁 塩の存在における膵リパーゼの活性を増大させる。 E、Cの経口インシュリン製剤対りの経ロインシュリン斉1の ケ床・ 6人の糖尿病患者(インシュリン依存患者3名とインシニリン非依存患者3名; 男性5名と女性1名)において、Cの経口インシュリン製剤を脂質分解酵素の4 個のカプセル(このカプセルはそれぞれリパーゼ1000単位および胆汁塩25 mgを含有する)とともに与えた場合と、Dの経口インシュリン製剤、すなわち Aの被覆リパーゼ、Bの被覆胆汁塩、重炭酸ナトリウムおよびクエン酸を組合せ て硬質ゲルカプセルに入れたCの経口インシュリン製剤を与えた場合とを比較試 験した。 各患者には別々の日に各製剤を投与する。この目的のために、各患者には試験の 第−5目に、リパーゼ4000単位および胆汁塩100mgを含有するカプセル 4個とともに、経口インシュリン48単位を投与し、試験の第二日月に、経口イ ンシュリン48IUとリパーゼ4000単位と胆汁塩100mgを含有するカプ セル4個を投与した。試験の三日月および四日目に、これを繰返した。 一般に、脂質分解酵素カプセルは別にあるいは経口インシュリン(48IU)カ プセルとともに与えるかまたは脂質分解酵素が経口インシュリンと同一のカプセ ル中に含まれていて、組合せカプセルとして与えられたが、血糖に対する総合的 効果および経口インシュリンの血糖低下作用/効果は同一であった。 F、経口インシュリン リパーゼ/日汁土せP斉j前記A、BおよびBに記載さ れている腸溶被覆されていない粒を一緒に組合わせ、硬質圧縮錠剤形に成形した 。この目的のために、次の成分を混合した: 重炭酸ナトリウムー−−−−一−−−−−50.0g重炭酸カリウムー−−−− −−−一一一−32.0gクエン酸−−−−−−−−−−−−−−17,65g タルクー−−−−−−−−−−−−−−−500mgアビセルーーー −−−− 一−−−−−−−500mg乳糖−−−−−−−−−−−−−−−−−45,0 gトウモロコシデンプン−−−−−−−−−28,0g300、0g 上記混合物をほぼ200mgサイズ(所望によりこのサイズは太き(でも小さく でもよい)の硬い圧縮錠剤に成型した。結晶インシュリンの代りに、前記Cの製 剤を使用した場合に、各錠はインシュリン6IUを含有できる;インシュリン投 与量は、所望により、40IUまで増加できる。 生成した錠剤なEUDRAGIT’−E−100で、はぼ0.1〜約0.15m mの最終「膜状被覆」厚さに被覆した。このように被覆された錠剤は5.0まで のpHを有する胃液内で30秒またはそれ以下の時間内に溶解することが見い出 された。かくして粒子、すなわち経口インシュリン、リパーゼ、および胆汁塩が 放出され、これらは腸溶被覆されているので6.0またはそれ以上のpHを有す る溶液中で容易に溶解する。さらにまた、粒は1mmより小さいサイズを有し、 従って、幽門を容易に通過して十二指腸で溶解する。 十二指腸において、これらの粒は乳化され、そこに結合しているインシュリンを 有する微小脂肪球状粒(1ミクロンより小さいサイズを有する)および(または )[脂質層で被覆された」微少−脂肪球状体結合インシュリン(50ミクロンよ り小さいサイズを有する)を放出する。従って、これらの粒は十二指腸の内腔内 で生成されたエマルジョン中に浮遊される。これらの粒は、従って腸内粘膜上の 絨毛から、肝臓を通過することな(、好ましく吸収される。 経ロインシニリン/リパーゼ/胆汁塩の錠剤形の臨床学的研究を3人のインシュ リン依存性糖尿病患者で行ない、次の結果JSL男 5956 IDDM 60 IU 16g 14212611510388KCK男 5563 IDDM6 0ILJ 19517515713510862KSK 58 42 IDD〜 + 48IU 152 132 120 99 72 −経ロインシュリン粒、 胆汁塩粒およびリパーゼ粒の被覆に、EUDRAGIT”−L−100またはL −30のような腸溶被覆溶液を使用すると、下記の特徴を有する被覆粒が得られ る:1、胃液に対し耐性である; 2、これらの粒により与えられるいずれかの腐蝕に対し胃内壁が防護される; 3、配合禁忌の薬物を単離できる; 4、製品の貯蔵寿命が改善される; 5、吸湿性芯が隔離される:そして 6、大気の影響に対して粒子が保護される。 前述したように、EUDRAGITl″は胆汁塩が有するいずれかの腐蝕作用か ら胃壁を保護し、しかも貧弱な貯蔵寿命を有し、極めて不安定で、吸湿性である 経口インシュリン製剤を改善する。 丑−土工 この例では、経口インシュリン製剤を調整する。下記の成分をSpir−A−f lowの容器に入れる。 これらの粉末状成分を前述したJet Mill(第1図および第2図参照)を 用いて、50ミクロンより小さい粒子サイズに粉砕し、次いでSpir−A−F lowの容器内で下記のパラメータにおいて充分に混合し、そして乾燥する: ローター(回転7分)=250〜300撹拌機(rpm) = 500〜700 チヨツパー(rpm ) = 4000〜5000流体エアー圧 =40〜50 mmHJ スリットエアー圧=25〜35mmHt。 供給(主)空気圧 = 900〜1000100O充分に混合され、乾燥された 成分(粒子)を次いで、スリットエアー圧および流体エアー圧をほぼ50〜約1 00mmHzOに増加することにより、容器内に懸濁させる。懸濁されている乾 燥した細粒を次いで下記の溶液で被覆する: この結合溶液を容器の頂上部に位置するスプレィノズルから1j霧し、粒子を被 覆する。このインシュリン結晶を含有する結合溶液は次のパラメーターを用いて 乾燥した細粒に結合させる: ローター =200〜30Orpm 撹拌機 =500〜700 rpm チョッパー = zgoo〜3500 rpm流体エアー圧 ” 50〜80m mHzO主供給空気圧 = 8013〜1500mmHgスプレィポンプ流速  = 12.0〜15.0ml/分スプレィ空気圧 : 1.2〜1.5 Kg7 cm”スプレィ空気容積 = 20〜40L−Minスリットエアー圧 = 5 0〜90mmHzO生成物温度 酸物 26.7〜28.5℃粒子には全溶液が 使用されるまで、はぼ90〜約120分の間にわたり断続的に噴霧する。粒子に は交互にほぼ5秒間の噴霧とほぼ22秒間の乾燥とを行なう。 インシュリン結晶溶液を結合させた粒(結合粒)は次いで第一被覆溶液で被覆す る。この第一被覆溶液は下記の成分を含有する: 卵黄レシチン 15〜24.0g Sigma Chemical水 最終容積 を500+01にする量;温度=25〜26℃、 pH=4.5〜6.5前記結 合粒を次いでSpir−A−Flow内に懸濁し、下記の条件下に上記の第一被 覆溶液で被覆する: ローター =220〜300 rpm 撹拌機 =500〜800 rpm チョッパー = 2800〜4000 rpm流体エアー圧 = 50〜100 mmHzO主供給空気圧 = 900〜1000100Oスプレィポンプ流速  : 12.0〜15.0wl/分スプレィ空気圧 = L、2〜2.0 Kg/ Cm”スプレィ空気容積 =20〜40L/分スリットエアー圧 = 50−5 0−1O0,0生成物源度 =32゜0〜33.8℃ 結合粒にはほぼ5〜約10秒間の噴霧およびほぼ20〜約22秒間の乾燥を行な う。 次いで、この被覆された結合粒に第二被覆溶液を再被覆する。第二被覆溶液は下 記の成分を含有する:(IFM0981g) 第二被覆溶液は懸濁されている被覆された結合粉上に、容器の横側に位置するス プレィノズルから下記のパラメーターを用いて噴霧する: ローター =250〜300 rpm 撹拌機 =500〜700 rpm チョッパー = 3000〜4500 rpm流体エアー圧 = 60〜110 mmH,0主供給空気圧 = 900〜1100OnrnAスプレィポンプ流速  = 12.0〜15.0+nl/分スプレィ空気圧 = 1.2〜15 Kg /cm”スプレィ空気容積 220〜4017分スリットエアー圧 = 60〜 110mmH,0生成物温度 =30〜32.5℃ インシュリンを含有し、脂質で被覆されている生成した被覆結合粉は2mmより 小さい径を有するサイズの細かい顆粒にすることができ(デンプンで被覆された シードとしてNaHCO,:クエン酸を3=1比で使用する。この顆粒は被覆層 で被覆されており、外層等として前記のインシュリン結合化学校を有し、この顆 粒に次いで腸溶被覆する)、あるいは重炭酸ナトリウム20〜30重量%、クエ ン酸10〜20重量%およびシリカゲル3〜6gを最終組織物重量500〜65 0gに対して使用して、これらを混合し、次いで、NlJサイズの硬質ゲルカプ セルに装入することができる。生成したカプセルは次いで下記の腸溶被覆溶液で 腸溶被覆を施す。 エタノール 37.8% 水 9.4 % pH=5.2〜5.6別法として、下記の成分を含有する腸溶 被覆溶液を使用することもできる: シリコン エマルジョン 2部 タルク 70部 水 898部 前記の1番目の腸溶被覆溶液を使用して、結合インシュリン粒を充填した#4カ プセルを腸溶被覆する。このように被覆された#4カプセル中に含有されている 結合インシュリン粒は約1.2のpHを有する胃液中に、2時間またはそれ以上 さらした後に溶解するだけであることが見い出された。しかしながら、このカプ セルは約6.8のpHを有する十二指腸液中に15分またはそれ以下の時間内に 溶解する(米国局方に規定されているとおりである)、もう一種の腸液被覆溶液 で被覆されたカプセルはまた同様の特徴を有することが見い出された。 伍−一」」2 この例の経口インシュリン製剤を調製するために、下記の成分をSpir−A− Flowの容器中に装入する:日本 (9L1202) これらの成分をSpir−A−Flowの容器中で例10(上記)に記載のパラ メーターを用いて混合し、乾燥した後に、これらの粒子をインシュリン含有結合 溶液と結合させる。このインシュリン含有結合溶液は下記の成分を含有する:イ ンシュリン (2〜20IUを有する最終カプセルを得るに要する量) 混合し、乾燥した成分を容器内に懸濁し、このインシュリン含有結合溶液を容器 の頂上部に位置するスプレィノズル28から噴霧する。この結合溶液は上記例1 0に記載の条件で操作されるSpir−A−flowで噴霧する。 このインシュリン結合粒を次いで第一被覆溶液で被覆する。 第一被覆溶液は下記の化学材料を含有する:卵黄レシチン 15〜24g Si gma Chemicalエマノン−319912〜16g Kao 5ekk en、日本(Emanon) (12744Y) 被覆されたインシュリン結合粒を第一被覆溶液で例10(上記)に記載のとおり にして被覆する。 生成した被覆粒を次いで第二被覆溶液で被覆する。第二被覆溶液は次の組成を有 するニ オレイン酸 10〜15.Og Junsei Chemica1日本 (9D 4034) この第二被覆溶液を容器の横側に位置するスプレィノズル27から例10(上記 )に記載の条件下に噴霧する。 生成した被覆粒は2mmより小さい径のサイズを有し、シードとして3:lまた はl:1比混合物として重炭酸ナトリウムおよびクエン酸を含有し:ノンバレイ ユとしてデンプンを有し;被覆層で被覆されており:外層としてインシユリン結 合粒を有し、そして腸溶被覆されている細かい顆粒に調製でき、あるいは重炭酸 ナトリウム約20〜約30重量%、クエン酸約10〜約20重量%およびシリカ ゲル約0.5〜約2.0重量%と混合することができる。生成した混合物は次い でNα4硬質ゲルカプセル中に充填でき、そして腸溶被覆することができる。 医−−1l この例では、例10および例11で調製された2、0mmより小さい径を有する 経口インシュリン製剤を被覆する。CF顆粒形成機(第23図参照)を使用し、 例1Oまたは例11のどちらかの経口インシュリン製剤を「ノンパレイユ」とし て施用される、0.5mmより小さいサイズを有する約3:lの比率の重炭酸ナ トリウム/クエン酸と配合する。生成した顆粒を次いで前述の腸溶被覆製液の一 種で腸溶被覆する。生成した顆粒は約1.2のpHを有する胃液中で少なくとも 2時間溶解しないが、約6.8のpHを有する十二指腸液中で15分またはそれ 以下の時間内に溶解することが見い出された。Freund Industri es、Inc、 (東京、日本)から市販されているCF顆粒形成機は遠心シス テムを使用することによって凝集、顆粒形成および被覆が行なわれるように設計 されており、第23図に示されている。簡単に言えば、CF顆粒成形機40は粉 末供給器42、ローター44、空気供給器46およびスプレィノズル48を包含 する。 CF顆粒成形機で生成物を調製するために、空気供給器の温度を約28〜約34 ℃にセットし、ローター速度を約130〜約200回転/分にセットし、空気供 給流速を30〜50ε/分にセットし、スプレィノズル噴露速度を噴霧圧10〜 30L/分で20〜50m1/分にセットする。 重炭酸ナトリウム/クエン酸組成物を生成するために、シードとしてクエン酸1 10〜約150 g 、重炭酸ナトリウム粉末約400〜約450g及び少量の アルファ・デンプン粉末約10〜約50gをクエン酸上にオーバーコートし、次 いで30分間、Spir−A−Flowで乾燥させる。 シードとしてクエン酸およびオーバーコートとして重炭酸ナトウリム及びデンプ ン(両方ともにノンパレイユとして)を使用し、デンプン約30重量%と予備混 合した粉末状の例10および例11の経口インシュリン製剤をアルコール中のヒ ドロキシプロピルセルロース−L (RPC−L)約6〜約20%により、約1 00〜約20Orpmのローター速度、20〜50L/分の空気供給、15〜4 0m1/分のスプレィノズル流速で、10〜30L/分の加圧下に顆粒上ノンバ レイユ上に20〜40分間被覆する(温度は約25〜30℃である)。生成した 顆粒はSpir−A−Flowで約30〜約35℃の温度で30分間乾燥させる 。 生成した顆粒状製剤は約0.490〜約1.450mmの径を有する顆粒であり 、これをエタノールで溶解した5%HPC−メチルーフタレートおよびポリエチ レングリコール−6000(0,5%)の腸溶溶液を用いて腸溶被覆する。前述 の他の腸溶被覆溶液を使用することもできる。顆粒は約150〜250rpmの ローター速度、30〜50L/分の空気供給、20m1/分のスプレィ流速で1 5〜30L/分の圧力下に、そして約25〜約30℃の温度において腸溶溶液で 被覆する。生成した顆粒は第24図に例示されているものと実質的に同様の構造 を有する。顆粒50は芯またはシード52、ノンパレイユ54、HPC−L被覆 56、インシュリンの層58および腸溶被覆59を有する。これらの顆粒は約1 .2のpHを有する胃液中で少なくとも2時間溶解しないが、約6.8のpHを 有する十二指腸溶液中で、15分またはそれ以下の時間内に溶解する。 鼠腺上l旦 約0.9(0,69〜1.07) IU/Kgの生成した生成物をインビトロで 塩類溶液10〜20m1に溶解し、3匹の犬の十二指腸にWallace−Di a−mond二重内腔管を経て投与する。大腿静脈の連続血液試料を、3匹の犬 から製剤投与後の0時、60.80.100.180.240および300分目 に採血する。1匹が雄で、2匹が雌の犬は4.0(約3.0〜約5.6)Kgの 平均体重をそれぞれ有した。血漿ゲルコールレベルおよびインシュリンレベルを 測定した(放射免疫定量法およびWakoの酸素免疫定量法による)。 約80分後に、顕著で有意の度合いの血糖低下が見られ、これは約30分持続す る。他方、最高血漿インシュリンレベルは製剤の十二指腸投与後の約100分に 見られた(第25図および第26図参照)。 ■駿−上11 インシュリン1.OIU/Kgを含有する、例12に記載のように修飾された例 11の製剤を6.0Kgの雄の犬に十二指腸内投与する。この製剤の血糖低下作 用を十二指腸に投与された通常の注射用インシュリン(ノボ アクトラビド イ ンシュリン、1. oxu/Kg)の作用および静脈投与された通常の注射用イ ンシュリン(ノポアクトラビド インシュリン、0.510/Kg)の作用と比 較する。 通常の注射用インシュリン1.26ILIの静脈注入後に、血漿グルコースレベ ルは20分以内に102mg/mlから23mg/mlに低下し、3時間以内に 100 B/mlに戻った。次いで、通常の注射用インシュリン6IUを十二指 腸に投与する。3時間にわたり、血中グルコースレベルにおける変化は見られな かった。本発明に係る製剤6IUを十二指腸内に投与すると、顕著で、持続性の 血糖レベル減少が見られた。この製剤の投与後の2時間で、動物は重篤な低血糖 症のため死亡した(第27図参照)。 区狡−上l至 インシュリンまたは経口血糖低下剤が与えられていない、−夜にわたり断食させ た3人のインシュリン依存性患者および2人のインシュリン非依存性患者に、2 4時間の観察期間後に、例12に記載のように修飾された例10のインシュリン 製剤を約0.64〜約0.73IU/ Kgの量で投与する。血糖レベルを5時 間にわたり1時間毎に測定する。しかしながら、IDDMの一人およびNIDD Mの1人は断食による低い血中グルコースレベルが見られたので、標準的朝食を 与え、次いで食事後に試験を続けた。これらの患者において、有意の程度の血糖 低下が見られた(下記第5表参照)。 4人のIDDMおよび2人のNIDDMの別の6人の患者に、例12に記載のよ うに変えられた例11の製剤を0.49〜0.63IU/ Kgの量で経口投与 する。1人の患者は断食による低血糖レベルが見られたので、標準的朝食を与え 、試験を続けた。残りの5人の場合は、断食状態で試験を続けた。製剤の経口投 与後に有意の程度の血糖低下効果が見い出された(下記第6表参照)。 第5表: 経口インシュリン製剤の経口摂取後の血糖レベル(Kg) (cm) (IU/ Kg) LEEYS M 55 161 0.73 IDDMLEEKW M 72 1 65 0.64 IDD〜IKIMCS F 46 150 0.66 IDD MLEEJS M 62 173 0.65 NIDDMHONGCJ F 5 2 160 0.65 NIDDSl(第5表つづき) し 二点 :′=A)における血糖(m/m1)名前 0 12 34 5 LEEYS 173.5 163.5 144.0 136.0 127.0  103.5LEEKW *1g3.0 137.0 g5.0 96.0 76 .5 −KIMCS 216.0 178.5 177.5 162.0 14 9.5 −LEEJS 15f;、0 152.5 126.0 118.0  89.5 g6.5HONGCJ *257.5 259.5 196.5 1 83.0 165.0 136.5第6表: 経口インシュリン製剤の経口摂取後の血糖レベル(Kg) (cm) (IU/ Kg) LEEYS M 64 165 0.63 IDDMLEEJW M 82 1 69 0.49 IDDMMOONYJ M 65 168 0.63 IDD MSHINGS M 66 169 0.49 IDDMKIMCS F 67  159 0.63 NIDDMCHOIDS M 59 165 0.63  NIDDli+(第6表つづき) 名前 0 1234 5 LEEYS *31G、0 353.5 325.0 270.0 165.0  14g、0LEEJW 153.0 137.5 131.0 129.0  130.5 −−MOON YJ 329.0 247.0 158.0 −一 5HINGS 333.5 378.5 265.6 238.0 170.5  −−KIMCS 157.0 152.0 137.0 134.0 130 .5 −−CHOIDS 209.5 162.5 97.5 88.0 g6 .0 −−(*朝食を与えた場合) 例10および11の製剤を2週間の期間にわたり二回試験する研究に一群の糖尿 病患者が参加した。第−週の間、各患者に、腸溶被覆されている#4カプセル中 の例10または例11の経口インシュリンを与え、1週間後に、同一患者に例1 0または例11の別の方の顆粒状製剤を経口投与した。例11の顆粒状製剤では 、体重IKg当り0.145単位の平均インシュリン投与量(0,11〜0.1 8単位/体重Kg)が経口投与され、平均インシュリン投与量が0、583単位 /体重Kg(0,49〜0.63単位/体重Kg)である#4カプセル中の例1 1の製剤の経口投与の場合(顆粒状の例11の製剤の投与量のほぼ4倍の投与に 相当する)に比較して、2時間の測定期間でより迅速な血糖レベルの減少が生じ た。しかしながら、#4カプセル中の例11の製剤は長時間持続性のその血糖低 下効果を示し、投与後の2時間の時点を超えて効果を示した(第28図参照)。 例10の製剤の投与後1時間の時点で生じた血糖低下レベルは経口インシュリン 製剤を顆粒形で投与した場合に#4硬質ゲルカプセル内に入れて投与した場合よ りも僅かに大きいことを示す。しかしながら#4硬質ゲルカプセル中に入れた例 10の経口インシュリン製剤は顆粒形の例10の経口インシュリン製剤よりも比 較的長く持続する血糖低下効果を有する。 従って、理念的には、顆粒形と#4硬質ゲルカプセル形との例10の製剤を組合 せるか、あるいは別法として、顆粒形と#4硬質ゲルカプセル形の例11の製剤 を組合せることにより、糖尿病において、迅速で、しかも長時間持続性の血糖低 下効果を生じさせることができる。例11の経口インシュリン製剤を顆粒形(平 均0.164単位/ Kg)および#4硬質ゲルカプセル剤(平均0、566単 位/ Kg)で投与すると、これらの糖尿病患者において、迅速に発現し、しか も長時間持続する血糖低下効果が確実に見られる(第28図参照)。 別様に、CF−顆粒形成された形および非顆粒形の例1oまたは例11の経口イ ンシュリン製剤(あるいは前述のいずれが他の経口インシュリン製剤)を相応し て組合せて、硬い圧縮錠剤にすることもでき、これにより糖尿病患者において、 迅速に発現し、しかも長時間持続する血糖低下効果を得ることができる。 丑−一遷 一群の糖尿病患者において、非常に良好な血糖低下効果を有する経口インシュリ ン製剤を下記のように調製した。 全部の(脂肪球形状)化学材料(例11において前記した材料)を新鮮な大豆粉 末に加える(トリプシンを阻害するため、大豆粉末はインシュリンに対し不活性 である)。E、 FredricqおよびH,F、 Deutschに従い [ J、Biol、Chem、 181.499頁(1949年)〕、卵白から新し く調製されたオボムコイドをそこに配合し、次いで水とアルコールとの混合物( 50−50比)中に結晶インシュリンとともに7.2のpHで溶解させる。塩化 力ルシュウム(2mm)を加えて、中性インシュリン溶液の物理的安定性を改善 する[J、BrangeおよびS、 HavelundにょるProperti es of In5ulin 5olution: In Artificia l System for In5ulinDelivery、 P、BRUN ETTI等編集、Raven出版社、New York、83〜88頁〕卵白か らのオボムコイドは強力なトリプシン阻害剤である。別法として、アルコールに 溶解した新鮮な卵白を使用することもできる。 下記の成分をSpir−A−Flowの容器に入れる。 新鮮大豆粉末 15〜30g これらの粉末状成分をJet Millにより50ミクロンより小さいサイズを 有する粒子に粉砕する。粒子をSpir−A−Flowの容器中で、例1Oに記 載の条件下に充分に混合し、乾燥する。乾燥粉末であるこれらの成分を容器内に 懸濁し、インシュリン、オバムコイド(または卵白)およびクエン酸ならびに表 面活性剤を含有する結合溶液で結合させる。結合溶液は次のように調製するニ トリエチルアミン 1.55〜3.22g Wako Kagaku、日本これ らの化学材料をエタノール(100〜200m1 )に溶解する。 アミノ酢酸 0.2M ポリソルベート−801,0〜2.5gヒドロキシプロピル−5% セルロース−L これらの化学材料を8.0のpHを有するリン酸塩緩衝液約100〜約200  mlに溶解し、上記のエタノール溶液と化学材料を溶解させたリン酸塩緩衝剤溶 液とを混合し、次いでインシュリンを加える。溶液のpHは7.2に調整する。 生成した結合溶液を例1Oに記載のように、コレステロール、表面活性剤、大豆 粉末および抗微生物保存剤よりなる細かく乾燥した脂肪球状で、空気中に懸濁さ れている粉末状に噴霧する。 このインシュリン結合した「脂肪球状粉末」は充分に乾燥させた後に、下記の被 覆溶液で被覆する:大豆レシチン 24g ポリエチレン−グリ IF+〜40g Kao 5ekken 日本コール−6 000 CaC1z 2.5〜5.8 g オレイン酸 20〜35g コレステロール 1〜5g メチル パラベン 1〜3g 上記化学材料を、これらの化学材料を溶解するに充分のエタノール約150〜約 400 mlに溶解する。 上記の脂質被覆溶液を例12に記載のように、インシュリン結合脂肪球状粉末上 に噴霧する。 ・ 13 経ロインシュリン゛剤の臨床臼・血糖仁王り美男性2人および女性2 人の平均年齢46.0才(36〜56オ)で平均体重60.3Kg(50〜74 Kg)および身長164.3cm (158〜168 cm)の4人の糖尿病患 者に、断食後に、例13の経口インシュリン製剤を平均して0.573単位/  Kg (0,46〜0.68IU/ Kg)の投与量で投与した。顕著で、臨床 的に有意の度合の血糖レベルの低下が見い出された(第29図参照)。 不明細書に記載の好適態様に対する種々の変更および修飾は当業者にとって自明 であろう。これらの変更および修飾は本発明の精神および範囲から逸脱すること なく、そしてその達成された利点を減じることなく行なうことができる。従って 、これらの変更および修飾は請求の範囲に含まれているものである。 FIG、 3 FIG、5 FIG、 6 FjG、9 TIME (HR5,1 FIG、22 +sp[(ン°シ′52)y*ll’)/)JL与 イl°16 FIG、23 に’、i(ンシシソ/ Plasma 1nsulin ヒtt/rnt’J Flに、25Blood  sugar [mg/dL) FIG、26伯、雪とフ゛Iレコ−1 PIJSITLI g[ucose lrng/100m1)FIG、29 (岐) 手続ネ甫正書(方式) %式% 1、事件の表示 PCT/US 87100485 2、発明の名称 薬剤組成物 3、補正をする者 事件との関係 特許呂願人 名 称 ユーラシアム ラボラトリーズインコーホレーテッド 4、代理人 居 所 〒102東京都千代田区一番町25番地ダイヤモンドブラザビル 6階 電話(03)234−5641 6、補正の対象 国際調査報告

Claims (69)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.選択された生物学的活性形の蛋白質系材料を経口投与するのに適合した、下 記を含む組成物: (a)平均直径約1ないし約100ミクロンを有しそして固体乳化剤および界面 活性剤から本質的に成る粒子;(b)該粒子の表面に結合剤によって結合された 、選択された生物学的に活性な蛋白質系材料;および(c)該粒子の表面に結合 された該蛋白質系材料を有する該粒子を囲む、厚さ約0.05ないし約1.0ミ クロンを有する脂質コーティング。
  2. 2.更に下記を含む、請求の範囲第1項の組成物:(d)該粒子上の該脂質コー ティングを取り囲む腸溶皮層。
  3. 3.上記の蛋白質系材料がインシュリンである、請求の範囲第2項の組成物。
  4. 4.上記の固体乳化剤がコレステロール、グリセリルモノステアレート、オレイ ン酸、ポリエチレン50ステアレート、ポリオキシ40ステアレート、ポリソル ベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、 プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールモノステアレート、 アルギニンHcl、アラビアゴム、コレステロールエステル、リン脂質および脂 肪酸から成る群から選ばれる、請求の範囲第1項の組成物。
  5. 5.上記界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステ アリン酸、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレート、および乳 化ワツクスから成る群から選ばれる、請求の範囲第1項の組成物。
  6. 6.上記の生物学的に活性な蛋白質系組成物がインシユリン、ウロキナーゼ、因 子VIII、ロイプロリド、ガンダリオシド、ビンクリスチン、ベロマイエイン 、リドカイン、ゲンタミシン、プレチリウム、トシレート、セチエダイル、シク ランデレート、エリスロマイシン、クロラムフエニコール、アドリアマイシン、 ストレプトキナーゼ、およびセフアロスポリジンから成る群から選ばれる、請求 の範囲第1項の組成物。
  7. 7.上記の結合剤がナトリウムカルボキシメチルセルロース、微結晶性セルロー ス、エチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチ ルセルロース、ポビドンおよびヒドロキシプロピルセルロースから成る群かに選 ばれる材料を含む、請求の範囲第1項の組成物。
  8. 8.上記の脂質コーティングがポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセ ロホスフアチド、ホスフアチシロホスフェート、卵黄レシチン、オレイン酸、モ ノ、ジ、およびトリ−グリセリド、ステアリン酸、パルミテート、コレステロー ル、コレステロールエステル、およびスロメタンから成る群から選ばれる材料を 含む、請求の範囲第1項の組成物。
  9. 9.上記の腸溶皮層がヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ポリエ チレングリコール−6000、セラミツク、セルロースフタレート、およびポリ ビニルアセテートフタレートから成る群から選ばれる材料を含む、請求の範囲第 2項の組成物。
  10. 10.上記の粒子が更に殺菌剤を含む、請求の範囲第1項の組放物。
  11. 11.上記の殺菌剤がデヒドロ酢酸、メチルバラベン、エチルパラベン、フエノ ール、フエニルエチルアルコール、プロピルパラベン、安息香酸ナトリウム、ソ ルビン酸、チモール、チメロザール、デヒドロ酢酸ナトリウム、ベンジルアルコ ールおよびブチルパラベンから成る群から選ばれる、請求の範囲第10項の組成 物。
  12. 12.脂肪分解酵素を含む、請求の範囲第1項の組成物。
  13. 13.上記の脂肪分解酵素がリパーゼ、膵臓リパーゼ、アミラーゼ、プロテアー ゼ、および胆汁酸塩から成る群から選ばれる、請求の範囲第12項の組成物。
  14. 14.上記の組成物が更に酵素阻止剤を含む、請求の範囲第1項の組成物。
  15. 15.上記の酵素阻止剤がステアリルアミン、ステアリルアルコール、トリエチ ルアミンHcl、クエン酸、乳酸、ピリホスフエート、トリエタノールアミン、 エチルアミンテトラアセテート、ヨードアセトアミド、フエニルヒドラジン、ヒ ドロキシルアミン、3および8−ヒドロキノリンから成る群から選ばれる、請求 の範囲第14項の組成物。
  16. 16.上記の組成物が更に消泡剤を含む、請求の範囲第1項の組成物。
  17. 17.上記の消泡剤がステアリルアルコールおよびシリコーンから成る群から選 ばれる、請求の範囲第16項の組成物。
  18. 18.生物学的活性形のインシユリンを経口投与するのに適合した、下記を含む 組成物: (a)平均直径約1ないし約100ミクロンを有しそしてコレステロール、ラウ リル硫酸ナトリウム、およびメチル−およびプロピルパラベンから本質的に成る 粒子:(b)ヒドロキシプロピルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、トリエ チルアミンHclおよびクエン酸から本質的に成る溶液を用いて上記粒子の表面 に結合されたインシユリン;(c)厚さ約0.1ないし0.3ミクロンを有する 脂質コーティング;およ び (d)ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、セラツクおよびPEG −6000を含み、該粒子上の該ポリエチレングリコールモノステアレートコー ティングを取り囲む、厚さ0.1ミクロンの腸溶皮層。
  19. 19.選択された生物学的活性形の蛋白質系材料を経口投与するのに適合した組 成物の、下記の工程を含む製造法:(a)平均直径約1ミクロンないし1/2ミ リメートルを有しそして固体乳化剤および界面活性剤から本質的に成る粒子を形 成し; (b)選択された生物学的に活性な蛋白質系材料を結合剤により該粒子の表面に 結合させ;そして (c)表面に該蛋白質系材料が結合された該粒子を厚さ0.05ないし0.1ミ クロンの脂質コーティング層で被覆する。
  20. 20.更に下記の工程を含む、請求の範囲第19項の方法:(d)該粒子を、該 脂質コーティング層を取り囲む腸溶皮層で被覆する。
  21. 21.更に下記の工程を含む、請求の範囲第19項の方法:(d)該粒子を、脂 質コーティングを適用する前に水溶性コーティングで被覆する。
  22. 22.請求の範囲第19項の方法の生成物。
  23. 23.請求の範囲第20項の方法の生成物。
  24. 24.請求の範囲第21項の方法の生成物。
  25. 25.生物学的活性形のインシユリンを経口投与するのに適合した、下記を含む 組成物: 平均直径約1ないし約100ミクロンを有しそして乳化剤および界面活性剤から 本質的に成る粒子;該粒子の表面に結合されたインシユリン;表面に結合された 蛋白質系材料を有する該粒子を取り囲む脂質コーティング;およ び該脂質コーティングを取り囲む腸溶皮層。
  26. 26.固体乳化剤/可溶化粒子の表面に結合されたインシユリンを含み、ここで 該インシユリンおよび該粒子は脂質コーティングで被覆されており、該粒子は平 均直径約1ミクロンないし約 100ミクロンを有し、そして該脂質コーティングは腸溶皮で被覆されている、 経口摂取用の組成物を与えることを特徴とする、インシユリンの経口投与法。
  27. 27.脂肪蛋白質粒子の表面に結合されたインシユリンを含み、ここで該インシ ユリンおよび該粒子は脂質コーティングで被覆されており、そして該脂質コーテ ィングは腸溶皮で被覆されている、経口摂取用の組成物を与えることを特徴とす る、インシユリン組成物の経口投与法。
  28. 28.脂肪分解酵素を投与する段階を含む、請求の範囲第27項の方法。
  29. 29.少なくとも1種の脂肪分解酵素を含むカプセルの少なくとも1/2を経口 投与することを含む、請求の範囲第27項の方法。
  30. 30.選択された生物学的活性形の蛋白質系材料を経口投与するのに適合した、 下記を含む組成物: (a)脂肪蛋白質組成物; (b)該脂肪蛋白質組成物の表面に結合した、選択された生物学的に活性な蛋白 質系材料;および (c)該脂肪蛋白質組成物および蛋白質系材料を取り囲む脂質コーテイング。
  31. 31.上記の脂肪蛋白質および蛋白質系材料を取り囲む水溶性コーティングを含 み、上記の脂質コーティングが該水溶性コーティングを被覆している、請求の範 囲第30項の組成物。
  32. 32.上記の脂肪蛋白質が低密度脂肪蛋白質である、請求の範囲第30項の組成 物。
  33. 33.上記の脂肪蛋白質が少なくとも1種のアミノ酸を含む、請求の範囲第30 項の組成物。
  34. 34.ゲルカプセルを含み、上記の脂質コーティング材が該ゲルカプセル内に詰 められている、請求の範囲第30項の組成物。
  35. 35.上記のゲルカプセルが腸溶皮で被覆されている、請求の範囲第34項の組 成物。
  36. 36.上記の生物学的に活性な蛋白質系組成物がインシユリン、ウロキナーゼ、 因子VIII、ロイプロリド、ガングリオシド、ビンクリスチン、ベロマイエイ ン、リドカイン、ゲンタミシン、ブレチリウム、トシレート、セチエダイル、シ クランデレート、エリスロマイシン、クロラムフエニコール、アドリアマイシン 、ストレプトキナーゼ、およびセフアロスポリジンから成る群から選ばれる、請 求の範囲第30項の組成物。
  37. 37.脂肪分解酵素を含む、請求の範囲第30項の組成物。
  38. 38.上記の脂肪分解酵素がリパーゼ、膵臓リパーゼ、アミラーゼ、プロテアー ゼ、および胆汁酸塩から成る群から選ばれる、請求の範囲第37項の組成物。
  39. 39.上記の脂肪分解酵素がリパーゼおよび胆汁酸塩を含む、請求の範囲第38 項の組成物。
  40. 40.上記の脂質コーティングがポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリ セロホスフアチド、ホスフアチシロホスフェート、卵黄レシチン、オレイン酸、 モノ、ジ、およびトリ−グリセリド、ステアリン酸、パルミテート、コレステロ ール、コレステロールエステル、およびスロメタンから成る群から選ばれる材料 を含む、請求の範囲第30項の組成物。
  41. 41.上記の腸溶皮層がヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ポリ エチレングリコール−6000、セラミツク、セルロースフタレート、およびポ リビニルアセテートフタレートから成る群から選ばれる材料を含む、請求の範囲 第35項の組成物。
  42. 42.上記の粒子が更に殺菌剤を含む、請求の範囲第30項の組成物。
  43. 43.上記の殺菌剤がデヒドロ酢酸、メチルパラベン、エチルパラベン、フエノ ール、フエニルエチルアルコール、プロピルパラベン、安息香酸ナトリウム、ソ ルビン酸、チモール、チメロザール、デヒドロ酢酸ナトリウム、ベンジルアルコ ールおよびブチルパラベンから成る群から選ばれる、請求の範囲第42項の組成 物。
  44. 44.上記の組成物が更に酵素阻止剤を含む、請求の範囲第30項の組成物。
  45. 45.上記の酵素阻止剤がステアリルアミン、ステアリルアルコール、トリエチ ルアミンHcl、クエン酸、乳酸、ビリホスフエート、トリエタノールアミン、 エチルアミンテトラアセテート、ヨードアセトアミド、フエニルヒドラジン、ヒ ドロキシルアミン、3および8−ヒドロキノリンから成る群から選ばれる、請求 の範囲第44項の組成物。
  46. 46.上記の組成物が更に消泡剤を含む、請求の範囲第30項の組成物。
  47. 47.上記の脂肪蛋白質が脂質およびアミノ酸を含む、請求の範囲第30項の組 成物。
  48. 48.上記の脂質がコレステロール、オレイン酸、ステアリン酸、ラウリル硫酸 ナトリウム、レシチン、ホスフアチド、ラウリル硫酸ナトリウムとレシチン、パ ルミチン酸およびホスフアチドホスフエートコリンから成る群から選ばれる、請 求の範囲第47項の組成物。
  49. 49.上記のアミノ酸がアルギニン、リジン、ヒスチジン、およびアスパラギン 酸から成る群から選ばれる、請求の範囲第47項の組成物。
  50. 50.上記の消泡剤がステアリルアルコールおよびシリコーンから成る群から選 ばれる、請求の範囲第46項の組成物。
  51. 51.生物学的活性形のインシユリンを経口投与するのに適合した、下記を含む 組成物: (a)平均直径約1ミクロンないし1/2ミリメートルを有しそして低密度脂肪 蛋白質組成物を含む粒子;(b)該粒子の表面に結合剤で結合されたインシユリ ン;(c)該粒子およびインシユリンを被覆するための水溶性コーティング層 :およ び (d)該水溶性層、粒子およびインシユリンを被覆するための脂質コーティング 。
  52. 52.脂肪分解酵素を含む、請求の範囲第51項の組成物。
  53. 53.該脂質層を被覆するための腸溶皮コーチンゲ層を含む、請求の範囲第51 項の組成物。
  54. 54.生物学的活性形の選択された蛋白質系材料を経口投与するのに適合した組 成物の、下記の工程を含む製造法:(a)平均直径約1ミクロンないし1/2ミ リメートルを有する低密度脂肪蛋白質粒子を形成し; (b)選択された生物学的に活性な蛋白質系材料を結合剤で該粒子の表面に結合 し; (c)該粒子および蛋白質系材料を水溶性コーティングで被覆し :そし て (d)表面に結合された該蛋白質系材料を有する水溶性コーティング被覆粒子を 厚さ0.05ないし1.0ミクロンの脂質コーティング層で被覆する。
  55. 55.下記の工程を更に含む、請求の範囲第54項の方法;(e)上記の粒子を 、上記の脂質コーティング層を取り囲む腸溶皮層で被覆する。
  56. 56.請求の範囲第54項の方法の生成物。
  57. 57.請求の範囲第55項の方法の生成物。
  58. 58.生物学的活性形のインシユリンを経口投与するのに適合した、下記を含む 組成物: 低密度脂肪蛋白質粒子; 該粒子の表面に結合されたインシユリン;該粒子およびインシユリンを取り囲む 水溶性コーティング ;該水溶性コーティングおよび表面にインシユリンが結合した該粒子を取り囲む 脂質コーティ ング;該脂質コーティングを取り囲むゲルカプセル;および該ゲルカプセルを取 り囲む腸溶皮層。
  59. 59.下記の段階を特徴とする、糖尿病の治療法:低密度脂肪蛋白質、該脂肪蛋 白質に結合されたインシユリン、該インシユリンおよび該脂肪蛋白質上の水溶性 コーティング、および該水溶性コーティング上の脂質コーティングを含む組成物 を有する少なくとも一つのカプセルを経口投与し; そして脂肪分解酵素および胆汁酸塩を含む組成物を有する少なくとも一つのカプ セルを経口投与する。
  60. 60.下記の段階を特徴とする、糖尿病の治療法:乳化剤/可溶化剤粒子、該粒 子に結合したインシユリン、および該粒子上の脂質コーティングを含む組成物を 有する少なくとも一つのカプセルを経口投与し;そして脂肪分解酵素を含む組成 物を有する少なくとも一つのカプセルを経口投与する。
  61. 61.膵臓リパーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、および胆汁酸塩を含む群から 選ばれた脂肪分解酵素を含む、蛋白質系化合物の経口投与に有用な組成物。
  62. 62.選ばれた上記の脂肪分解酵素が膵臓リパーゼおよび胆汁酸塩である、請求 の範囲第61項の組成物。
  63. 63.下記の成分を含む、インシユリンの経口投与に適合した組成物: (a)膵臓リパーゼの粒子: (b)胆汁酸塩の粒子; (c)脂質被覆インシユリンが結合された脂質粒子;(d)重炭酸ナトリウム: および (e)クエン酸。
  64. 64.上記の成分が硬質ゲルカプセル内に入れられている、請求の範囲第63項 の組成物。
  65. 65.上記の成分が錠剤に加圧形成されている、請求の範囲第63項の組成物。
  66. 66.重炭酸ナトリウム対クエン酸の重量パーセント比が3:1ないし1:1で ある、請求の範囲第63項の組成物。
  67. 67.インシユリン結合粒子が15ミリメートル未満の球径を有する、請求の範 囲第63項の組成物。
  68. 68.上記の膵臓リパーゼおよび胆汁酸塩の粒子が腸溶皮で被覆されている、請 求の範囲第63項の組成物。
  69. 69.約3:1ないし約1:1の比の重炭酸ナトリウムおよびクエン酸の混合物 を含み、該混合物は種を形成してインシユリン−脂質混合物の層で被覆され、そ して得られた粒子は次の腸溶皮で被覆されている、インシユリンの経口投与に適 合した組成物。
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