JPH0148280B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0148280B2
JPH0148280B2 JP2144681A JP2144681A JPH0148280B2 JP H0148280 B2 JPH0148280 B2 JP H0148280B2 JP 2144681 A JP2144681 A JP 2144681A JP 2144681 A JP2144681 A JP 2144681A JP H0148280 B2 JPH0148280 B2 JP H0148280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wool
pressure
feathers
treatment
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2144681A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57136592A (en
Inventor
Takeaki Myamoto
Yoshihiko Nishizawa
Yoshihiro Akeda
Hiroshi Fukuzaki
Rikio Tsushima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2144681A priority Critical patent/JPS57136592A/ja
Publication of JPS57136592A publication Critical patent/JPS57136592A/ja
Publication of JPH0148280B2 publication Critical patent/JPH0148280B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は獣毛類又は羽毛類の処理法に係る。 羊毛等の獣毛類あるいは鶏、あひる等の羽毛類
(以下これら獣毛類、羽毛類を総称して羊毛等と
いう)は硬蛋白質のケラチンを主体とするもので
あり、これ等は従来加水分解して飼料や肥料に供
されていたが、最近ではこれを重金属吸着剤や化
粧品等の原料として応用する研究が進められてい
る。 羊毛等を加水分解する方法としては、羊毛等を
耐圧缶中で撹拌を継続しながら蒸気で加圧加熱す
る方法、あるいは酸、アルカリ等の薬剤、酵素に
より加水分解する方法が一般的であるが、これら
の方法は処理時間が長いこと、処理時の悪臭の除
去のため膨大な処理設備を必要とすること、ある
いは操作が煩雑で収率が悪いこと等の欠点を有
し、また単に飼料や肥料を得る目的であるならば
ともかく、羊毛等を重金属吸着剤や化粧品の原料
を得る目的の場合必ずしも満足できる方法とは云
い難い面を有していた。 そこで本発明者等の一部は前述の如き従来法の
欠点を解消せんがため、先に特願昭52−81966号
に記載した発明を完成させた。 この方法によれば加圧加熱処理時間の短縮のみ
ならず、乾燥、冷却等の後処理も簡単になり、ま
た均一に処理できるため消化率も向上する等の効
果を有し、また加圧加熱条件を変えることによ
り、簡単に所望の分解率の処理物を得ることがで
きるので、飼料、肥料、を目的とする場合に限ら
ず、他の用途を目的とする場合にも有効に利用す
ることができる羊毛等の処理法である。 ところで羊毛等の膨化処理物を飼料や肥料に利
用する場合は、主として分解率に着目し、処理条
件を設定すればよいのであるが、これらを化粧品
等の原料として利用する場合には、膨化処理物の
化学反応性、易砕性、色、臭い等の条件が課せら
れるのである。 勿論、特願昭52−81966号の方法によつても、
膨化処理条件を適宜設定することにより、化学反
応性に富んだ易砕性を有する処理物が得られる
が、色、臭いの点で若干問題がある。 そこで本発明者等は、より満足できる膨化処理
物を得る方法について研究の結果、羊毛等を酸化
剤、還元剤、界面活性剤、アルコール、あるいは
酸、アルカリ等を含有する水溶液に浸漬したのち
飽和水蒸気で加圧加熱し、膨化処理することによ
り、化学反応性に優れ、色や臭いのない膨化処理
物が得られるという知見を得て、本発明を完成さ
せた。 以下本発明を具体的に説明する。 本発明の原料となる羊毛等とは、純羊毛は勿論
のこと副生する屑羊毛、廃羊毛あるいは紡積工場
で生じる羊毛屑等の獣毛類、養鶏場、食肉加工場
等で生じる鶏、あひる等の羽毛類であつて、これ
らを酸化剤、還元剤、界面活性剤、アルコール
類、酸、あるいはアルカリを含有する水溶液に浸
漬する。 酸化剤としては例えば過ギ酸、過酢酸等、還元
剤としては例えばチオグリコール酸、2−メルカ
プトエタノール、トリ−n−ブチルホスフイン
等、界面活性剤としては例えばラウリル硫酸ナト
リウム、ドデシルンゼンスルホン酸ナトリウム、
ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム等、アルコ
ールとしては例えばメタノール、エタノール等、
酸としては例えば塩酸等、アルカリとしては例え
ば苛性ソーダ、苛性カリ等が挙げられる。 そしてこれらの薬剤を含有する水溶液の濃度は
アルコールの場合で10〜90%、その他の薬剤の場
合で約0.01〜20%である。 また浸漬温度、時間は浸漬水の種類、濃度によ
つて異なるが、常温で0.5〜20時間程度行なえば
充分である。 こうして浸漬処理した羊毛等を軽く脱水したの
ちそのままあるいは水洗によつて薬剤を除去した
のち、耐圧容器中で飽和水蒸気により加圧加熱処
理する。 加圧加熱処理の条件は圧力2Kg/cm2G以上、好
ましくは4〜6Kg/cm2Gで、0.5〜10分である。
圧力が低すぎたり、処理時間が短かすぎると膨化
が不充分となり易砕性に問題が生じ、また圧力が
あまり高すぎたり、処理時間が長すぎると膨化物
が着色したり臭いが付いたりするので上記範囲が
適当である。 この様な条件で加圧加熱処理を行なうには公知
の耐圧容器を用いることができ、例えば添付図面
に示す様な膨化装置は連続処理が可能で有利であ
る。 本発明方法は添付図面に従い説明すると、羊毛
等の処理原料を原料入口1からスクリユーバルブ
2で耐圧装置3内に投入し、スクリユー4で移送
しながら蒸気導入口5から導入する蒸気で加圧加
熱し、排出ロータリーバルブ6で大気中に放出す
る。 耐圧容器内は導入される蒸気により所要圧力に
保持されているので排出ロータリーバルブから放
出された瞬間、羊毛等の膨化が起るのである。 こうして膨化された羊毛等は解繊された易砕性
に富みまた、加圧加熱処理によつて化学反応性の
優れたものとなる。これらは飼料、肥料には勿論
のこと、重金属吸着剤や化粧品等の原料として有
効に利用することができる。 以下実験例により本発明の効果を示す。 実験例 産毛地で副生する屑羊毛をエーテルで脱脂した
のち、第1表に示す濃度の各水溶液中に20℃で45
分の浸漬を行なつたのち、軽く脱水して浸漬水を
除去した。次いで水洗して付着薬剤を除去し、再
度軽く脱水したのちこれを回分式膨化機に投入
し、撹拌しながら第1表に示す圧力の飽和水蒸気
で第1表に示す時間、加圧加熱処理後、瞬間的に
大気中に放出して膨化羊毛を得た。これを40℃の
温風で水分約7%まで乾燥し、カツター式粉砕機
で粉砕して各試料を得た。結果を第1表に示す。 尚参考例は浸漬処理をしないこと以外は上記と
全く同様に処理したものである。
【表】 なることを示す。
第1表に示す結果から明らかな様に、各溶液に
浸漬処理したのち膨化処理して得られた試料は、
浸漬処理をしない参考例に比較して易砕性に富
み、嵩比重が大きく、しかも着色程度や臭いの少
ないものであることがわかる。嵩比重が大きいと
いうことは、より粉末状になつていることであつ
て、このことにより羊毛繊維の表面積は飛躍的に
増大し、従つて薬液の羊毛繊維内への浸透がそれ
だけ有利となり、結果として化学反応性に富むも
のとなり、種々の誘導体を製造する場合の素材と
して非常に有効に利用できるのである。 以下に実施例を示す。 実施例 1 エーテル脱脂したメリノー種原毛を2%のチオ
グルコール酸水溶液に18℃で16時間浸漬処理し、
水洗後、軽く脱水して添付図面に示す連続式膨化
装置を用いて6Kg/cm2Gの飽和水蒸気で8分間の
加圧加熱処理をしたのち膨化処理した。得られた
膨化羊毛はすでに粉末状となつておりしかも着色
や異臭の少ないものであつた。 実施例 2 鶏の処理場から集められた新鮮な濡毛を0.5%
のメルカプトエタノール水溶液に18℃で6時間浸
漬処理し、以下実施例1に記載したと同様の方法
で膨化処理したところ易砕性に富んだ膨化羽毛が
得られた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法において用いられる膨化装置
の1実施例の説明図である。 1…原料入口、2…スクリユーバルブ、3…耐
圧装置、4…スクリユー、5…蒸気導入口、6…
排出ロータリーバルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 獣毛類又は羽毛類を酸化剤、還元剤、界面活
    性剤、アルコール、酸またはアルカリを含有する
    水溶液に浸漬し、これをそのまま若しくは洗浄し
    たのち耐圧容器中に投入し、飽和水蒸気で加圧加
    熱後急激に、より低圧下に放出して該獣毛類又は
    羽毛類を膨化させることを特徴とする獣毛類又は
    羽毛類の処理法。
JP2144681A 1981-02-18 1981-02-18 Treatment of wool, etc. Granted JPS57136592A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2144681A JPS57136592A (en) 1981-02-18 1981-02-18 Treatment of wool, etc.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2144681A JPS57136592A (en) 1981-02-18 1981-02-18 Treatment of wool, etc.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57136592A JPS57136592A (en) 1982-08-23
JPH0148280B2 true JPH0148280B2 (ja) 1989-10-18

Family

ID=12055182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2144681A Granted JPS57136592A (en) 1981-02-18 1981-02-18 Treatment of wool, etc.

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57136592A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9620286D0 (en) * 1996-09-28 1996-11-13 Nu Trel Products Ltd Composition comprising protein fibres
JP4590587B2 (ja) * 2006-02-21 2010-12-01 株式会社アイ.エス.テイ 多孔性羊毛繊維およびその製造方法、ならびに綿、混紡繊維、複合化繊維および布帛
JP5289861B2 (ja) * 2008-07-02 2013-09-11 有限会社梅田事務所 羽毛含有シートおよび羽毛含有構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57136592A (en) 1982-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108277651A (zh) 一种羽绒加工工艺
US3627542A (en) Edible collagen casing containing monoglyceride or acetylated monoglyceride softener
US3194865A (en) Acid depilation and extrudable fibril production from hide corium
JPH0148280B2 (ja)
JPS621702B2 (ja)
JPH04112779A (ja) 栗の剥皮処理法並に剥皮処理装置
US2301242A (en) Art of manufacturing gelatin
US3425847A (en) Method of preparing an edible tubular collagen casing
JP2020178660A (ja) 飼料製造装置及び飼料製造方法
JPS58187144A (ja) 動物性廃棄物からの蛋白質回収方法
JPS58138360A (ja) 鮮魚体より蛋白質並にカルシウムを含む骨粉の製造法
JPH0361451A (ja) コラーゲンから成るクラゲ様食品及びその製造方法
JPS63165490A (ja) 汚泥より燃料を製造する方法
JPH0295459A (ja) 皮革粉末の製造方法
EP0856260B1 (en) Method and apparatus for producing dry pieces of collagen containing material.
JPH04151202A (ja) 無臭乾留竹の製造方法
JPS59213367A (ja) フエザ−ミ−ルの製造法
SU440395A1 (ru) Способ обезжиривани кости
RU2175197C2 (ru) Корм для собак из отходов кожевенного производства
JPH01261289A (ja) 籾殻の処理方法
KR820002151B1 (ko) 사료용 해초분말의 제조방법
CN109837732A (zh) 一种毛绒水洗工艺
JPH01247060A (ja) 動物、魚類等の血液から血粉を製造する方法
JPS57170169A (en) Preparation of fish bone powder
JPS6277327A (ja) 真皮組織粉末の製造方法