JPH0295459A - 皮革粉末の製造方法 - Google Patents

皮革粉末の製造方法

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JPH0295459A
JPH0295459A JP24855788A JP24855788A JPH0295459A JP H0295459 A JPH0295459 A JP H0295459A JP 24855788 A JP24855788 A JP 24855788A JP 24855788 A JP24855788 A JP 24855788A JP H0295459 A JPH0295459 A JP H0295459A
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JP
Japan
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leather
powder
water
tissue
natural leather
Prior art date
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Pending
Application number
JP24855788A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kida
木田 清
Toshinari Tanaka
俊成 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosokawa Micron Corp
Original Assignee
Hosokawa Micron Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、天然皮革を粗粉砕して細片にし、その細片を
更に微粉砕処理して天然皮革の粉末を製造する方法に関
する。
天然皮革の粉末は、例えば樹脂と混合して合成皮革に成
型したり、液状塗料と混合して塗装材に利用するなど各
種の用途に使用されるもので、合成皮革や被塗装面に肌
ざわり、しなやかさ、自然な風合、吸放湿性、非帯電性
などにおいて天然皮革と同等の特性を備えさせることが
でき、かつ、耐水性、耐久性、耐菌性などにおいて天然
皮革よりもすぐれた特性を備えさせることができる有用
な新材料である。
(従来技術) 従来、天然皮革は裁断して細片にし、その皮革の細片を
水で洗浄した後、加熱蒸気で所定時間蒸煮処理し、乾燥
、脱脂処理を行い、再度乾燥工程を経たのち粉砕機にか
けて微粉砕し、天然皮革の粉末を製造していた。
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来は前処理工程として、水洗した天然皮
革の細片を粉砕機にかける前に蒸煮処理という工程を経
るが、この蒸煮処理は天然皮革の主成分であるコラーゲ
ン繊維の絡み合いをほぐして次工程の粉砕を容易に、か
つ効果的に行うことにあり、良好な製品を効率よく製造
するためのものである。しかし、この蒸煮処理工程にお
いて皮革に対する温度が高くなり過ぎたり、蒸気との接
触時間が長くなり過ぎると、皮革のコラーゲンはゼラチ
ン化してしまい良質な皮革粉末を造れなくなってしまう
。また、固定した容器内に天然皮革の細片を入れて蒸気
を送り込むだけでは、蒸煮処理完了までにきわめて長時
間を費やすことになる上、皮革の細片を全体にわたって
均一に蒸煮処理することはできなかった。そこで、従来
はこの蒸煮処理を効率よく行わせるため、皮革の細片を
撹拌機能を具備した容器内に入れ、この容器内に蒸気を
送り込んで行わせていたが、容器壁面および撹拌部材へ
の付着が生じ易く、又、撹拌時の圧縮混合作用により凝
集塊の形成が起き、次工程の乾燥時間を長くし、蒸煮処
理時間短縮の効果を半減させていた。
本発明の目的は、従来の蒸煮処理における問題を解決し
、この蒸煮処理をさらに効率よく行うことによって、蒸
煮、乾燥、微粉砕に至る一連の処理工程の時間短縮を図
ることにあり、又、天然皮革のコラーゲン繊維の絡み合
いを効果的に解きほぐすことによって次工程の微粉砕を
十分に実行させ、よって天然皮革の風合を十分に有する
良質の合成皮革を安価に提供できるようにする点にある
(問題点を解決するための手段) 本発明の特徴手段は、天然皮革を細片に粗粉砕し、これ
を酸又はアルカリの稀釈溶液に浸漬し、更に中和処理、
水洗浄後に乾燥機により乾燥させることによって、天然
皮革のコラーゲン繊維の絡み合いを効果的に解きほぐす
ことにあり、その後に粉砕機にかけて微粉砕させる。そ
の作用は次のとおりである。
(作用) まず、従来の蒸煮処理によって天然皮革のコラーゲン繊
維の絡み合いをほぐす工程を、さらに効果的に短時間で
完了するには、いかなる手段が好適であるかを各種実験
で調べたところ、皮革の細片を稀釈させた酸又はアルカ
リ溶液に浸すことによって、単に蒸気加熱するだけの従
来方法に比べ、時間短縮とコラーゲン繊維の解きほぐし
を効果的に達成できる事実を見いだした。つまり、天然
皮革の細片を酸又はアルカリの稀釈溶液に浸すことによ
って、皮革表面に付いた無機質の不純物および皮革組織
表面を覆っている脂肪分等を溶かし、皮革組織内部への
水液の浸透を円滑容易に行わせて皮革内部に水分を蓄え
させるようにする。また、皮革内部に入った酸あるいは
アルカリの稀釈溶液は皮革内部のコラーゲン組織にある
程度の部分的な加水分解を起こさせ、皮革組織内部への
水液の通路を拡大することができるため、皮革内部によ
り多量の水分を含ませ易くすることができる。
次に、この皮革の細片を取出し、別途用意したアルカリ
又は酸の稀釈溶液に浸けて中和させ、さらに水でよく洗
浄し、必要により脱水した後、乾燥機に入れて乾燥処理
させる。また、乾燥機に撹拌型乾燥機を使用すると、皮
革の細片は乾燥機内で撹拌されつつ乾燥されるため、均
一に短時間で乾燥できる。なお、この乾燥時において皮
革の細片が加熱されるとこの細片に含まれている相当量
の水分も皮革内部で高温になり、水蒸気となって排出さ
れる。そして、この時に細片の皮革組織は蒸煮処理と同
様の熱加水分解作用を比較的短時間に受け、コラーゲン
組織に部分的な溶解と水分との接触による膨潤化により
組織がルーズになり、更に組織内部に浸透あるいは含ま
れていた水分が加熱されて気化し、膨張してコラーゲン
組織を内部より拡張する作用が起こり、さらにこの水蒸
気が皮革組織内部からの外に脱は出る際の脈動現象等に
より、強固な皮革組織中のコラーゲン繊維の絡みもほぐ
されるわけである。したがって、次工程の粉砕機による
粉砕処理をきわめて効果的に行わせることができ、効率
よく天然皮革の微粉末を製造できる。また、前もって蒸
煮処理を行わなくとも乾燥工程において蒸煮と乾燥を乾
燥機内で同時に行わせることができ、蒸煮から乾燥に至
る処理工程の簡略化と大幅な時間短縮が実現できる。
こうしてできた天然皮革粉末は、必要により篩分けや分
級処理を行い所望の粒径に整え、樹脂と混合して合成皮
革組成物に、あるいは成型して合成皮革成型品に使用さ
れる。
(発明の効果) このように、本発明によれば天然皮革の粉末を容易に、
かつ短時間にエネルギー効率よく製造できること。また
、従来の蒸煮処理装置を省略することができ、設備面で
の経済効果も大きい。
このように、天然皮革と同等あるいはそれ以上の特性を
有する製品を製造することのできる天然皮革の微粉末を
イニシャルコスト、ランニングコスト、製造能率のすべ
ての面で一段と有利に量産できるようになった。そして
、天然皮革組成物、合成皮革成型品などの天然皮革の良
さを十分に備えた製品を十分安価に大量供給できるよう
になった。
(実施例) 次に図面により実施例を示す。牛、豚、山羊、羊、馬な
どの動物の天然皮を水づけ、裏打ち、石灰づけ、脱毛な
どの前処理を施した後でミョウバンなめし鉄なめし等の
なめし処理をして得られた革、望ましくは各種の革製品
の製造によって廃棄屑として出る裁ち屑の革を破砕機に
かけて10mm以下、望ましくは5mm以下の革の細片
を造る。
こうしてできた天然皮革の細片を1.6%濃度の水酸化
ナトリウム溶液を入れた水槽に1時間程度浸し、次に希
塩酸溶液を水槽に注入して中和させたのち、水槽より取
出し、水でよく洗浄、脱水し、撹拌型乾燥機に入れて約
1時間運転し、水分的8%まで乾燥させた。
こうしてできた皮革の細片は過度の蒸煮かないため、皮
革組織のコラーゲンがゼラチン化して溶解、凝集するこ
ともなく、乾燥機内への付着量はわずかであった。次に
、これを取出して粉砕機に投入し、30分程度循環粉砕
して平均粒径的20μの微粉末を得ることができた。ま
た、これを蒸煮のみによる従来の処理方法と比べると、
同じ粉砕装置を使用したにもかかわらず、粉砕性能では
粉砕品の平均粒径はほぼ同じで、処理能力で2〜3割程
度向上し、全体の処理時間においては蒸煮処理工程が省
略でき、これに要する時間分の短縮が行えたことになる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すフローシートである。 以上 出願人 ホソカヮミクロン株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)天然皮革を細片に粗粉砕し、この細片を酸又はア
    ルカリの稀釈溶液に浸漬したのち、中和処理、水洗浄し
    、乾燥機による乾燥工程を経て微粉砕させることを特徴
    とする皮革粉末の製造方法。
  2. (2)前記稀釈溶液として1〜5%濃度の水酸化ナトリ
    ウム溶液を使用し、中和処理に希塩酸又は希硫酸溶液を
    使用する請求項1記載の皮革粉末の製造方法。
JP24855788A 1988-09-30 1988-09-30 皮革粉末の製造方法 Pending JPH0295459A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5534327A (en) * 1990-05-11 1996-07-09 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Powdered leather and method of producing the same
JP2014507947A (ja) * 2011-03-01 2014-04-03 劉尚武 人造チューインガムとその調製方法および用途
US9162948B2 (en) 2008-05-15 2015-10-20 Mexichem Amanco Holding S.A. De C.V. Process for the preparation of 2, 3, 3, 3-tetrafluoropropene

Cited By (3)

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