JPH0147377B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0147377B2
JPH0147377B2 JP58134015A JP13401583A JPH0147377B2 JP H0147377 B2 JPH0147377 B2 JP H0147377B2 JP 58134015 A JP58134015 A JP 58134015A JP 13401583 A JP13401583 A JP 13401583A JP H0147377 B2 JPH0147377 B2 JP H0147377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
elevator
frequency
rope
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58134015A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6026583A (ja
Inventor
Hidenori Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP58134015A priority Critical patent/JPS6026583A/ja
Publication of JPS6026583A publication Critical patent/JPS6026583A/ja
Publication of JPH0147377B2 publication Critical patent/JPH0147377B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elevator Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、可変電圧、可変周波数(以下、
VVVFと云う)電源方式やギヤー付エレベータ
に発生する振動を減少させるようにしたエレベー
タの制振装置に関する。
エレベータは周知の通り人間が乗るものである
から、乗心地が重視され、かご内の振動は5〜15
Hzの人間の最も体感の鋭い領域において、ピーク
で10〜15Galに抑えるのが望ましい。
しかも、エレベータかごはロープを介して、巻
上機に吊り下げられているが、このロープの固有
振動数が普通3〜10Hzにある。
このロープの共振尖鋭度が高いため、わずかの
トルクリツプルが巻上機にあつても、かご内の乗
心地が著しく悪化する。
特に、本質的にトルクリツプルを有するギヤー
付巻上機やVVVF電源など、サイリスタやトラ
ンジスタなどの半導体を用いて電動機を制御する
場合に問題になる。
これに対処するため、従来ダイナミツクダンパ
で知られる付加重量をロープの端につける方法
(たとえば、特開昭58−11486号公報)がある。こ
の受動的方式は構造が簡単で、周期的な外乱によ
る共振現象には効果があるが、外乱がランダムで
広い周波数領域を有する場合や、振動系の特性が
変化する場合には、その効果は減少する。
第1図aはエレベータのロープ系のモデルであ
り、第1図bはその周波数特性(巻上機のトルク
Tと巻上機のω)を示す。
まず、第1図aにおいて、1は綱車、2は吊り
合い車、3は巻上ロープであり、この巻上ロープ
3にかご4および釣り合い重り5が取り付けられ
ている。6は補償ロープである。
また、第1図bは、ω/Tを縦軸にdB表示し、
横軸に周波数表示したときの図であり、低周波領
域では、20dB/decの垂下特性を示すが、やがて
ロープ系の固有振動が現われる。
この固有振動は第1図aのモデルでは、かごが
上下両端にいるときは特性(i)で示すように2つ現
われるが、かごが中間にくると、特性(ii)で示すよ
うに1つに合体する。
この発明は、上記の点にかんがみなされたもの
で、広い範囲に亘る加振周波数のあるとき、この
周波数によるロープ系との共振を避け、乗心地を
よくすることのできるエレベータの制振装置を提
供することを目的とする。
以下、この発明のエレベータの制振装置の実施
例について図面に基づき説明する。第2図はその
一実施例の構成を示すブロツク図である。この第
2図において、第1図aと同一部分には同一符号
を付して述べる。
綱車1に巻上ロープ3が懸架されており、この
巻上ロープ3の両端にかご4と釣り合い重り5が
吊り下げられており、釣り合い重り5と吊り合い
車2間に補償ロープ6が取り付けられている。7
はそらせ車である。
一方、17は3相交流電源であり、VVVF装
置100(交流可変電圧、可変周波数制御装置)
のコンバータ101に電圧を印加するようになつ
ている。このコンバータは3相交流電力を直流電
力に変換し、コンデンサ19で平滑した後、トラ
ンジスタインバータ102に印加し、このトラン
ジスタインバータ102により交流電動機10を
駆動するようにしている。
交流電動機10には、機械式ブレーキ11が装
着されており、また、速度検出器9も設けられて
いる。この交流電動機10は減速機8を介して、
上記綱車1を駆動するようにしている。
一方、12はパルス発生部を含む調速機であ
り、15は調速機ロープである。この調速機12
からのパルスにより、位置パルス発生装置13
が、かご4の位置パルスを発生して演算回路16
に送出するようにしている。
この演算回路16には、起動指令18および速
度検出器9からの検出信号8入力されるようにな
つている。演算回路16の出力により、VVVF
装置100のコンバータ101の点弧角制御を行
うとともに、トランジスタインバータ102のパ
ルス幅変調制御を行うようになつており、さら
に、ダンパ用制御指令21をアクテイブダンパ2
0に出力するようにしている。このアクテイブダ
ンパ20はかご4に設けられている。
上記演算回路16は、CPU16a、ROM16
b、RAM16c、入力インタフエース16dに
より構成されており、上記起動指令18が、呼び
登録されるなどによつて発生すると、演算回路1
6はコンバータ101、トランジスタインバータ
102を駆動させる。
エレベータの場合、正確に目標階に着床させる
ため、常に位置フイードバツクが作動しており、
このため、調速機12、位置パルス発生装置13
によつて発生される位置パルスが演算回路16に
取り込まれて、最適速度指令を発生し、コンバー
タ101、トランジスタインバータ102の指令
として与えられる。したがつて、エレベータの位
置は常にわかつていることになる。
上記、VVVF電源装置100のコンバータ1
01に3相交流電源17から3相交流電圧が印加
されると、そこで一旦直流に変換し、コンデンサ
19で平滑した後、トランジスタインバータ10
2(他の半導体素子で構成してもよい)で再び任
意電圧、任意周波数の交流に変換し、交流電動機
10に供給する。この点に関する説明はすでに述
べたので、詳述を避ける。
このトランジスタインバータ102はパルス幅
変調によつて、任意電圧、任意周波数を得ている
ので、交流電動機10は印加される電圧/周波数
の比をほぼ一定にして制御すると、一定のトルク
が得られ、直流機並の性能が得られる。
なお、速度検出器9の検出出力を演算回路15
に送出することにより、速度フイードバツクが得
られる。
このVVVF電源装置100では、パルス幅制
御によつて、近似正弦波が交流電動機10に印加
されるが、若干の高調波が含まれることはやむを
得ない。
この交流電動機10に高調波が含まれると、基
本波と高調波の相互作用によつて振動トルクは基
本波の6k(k=1、2、3、…)倍となることが
知られている。
この脈動トルクによつて加振されるトルクがロ
ープ系の共振周波数と一致すると、大きな振動を
かご4に生じさせるので、アクテイブダンパ20
を設けている。
このアクテイブダンパ20の詳細な構成は第3
図に示されている。この第3図において、22は
コントローラ、23はダンパ用マス、24はロー
ラであり、このローラ24はガイド25に沿つて
アクチユエータ26により上下動させるようにし
ている。
また、ダンパ用マス23にはセンサ27が設け
られており、このセンサ27の出力はコントロー
ラ22に送出するようになつており、コントロー
ラ22はこのセンサ27の出力および第2図の演
算回路16からのダンパ用制御指令21に基づい
て、アクチユエータ26を制御するようにしてい
る。
第4図は第2図のエレベータの制振装置の演算
内容のフローチヤートであり、その演算は演算回
路16内でCPU16aでソフトウエア的に演算
されるので、ステツプAにおいて、トランジスタ
インバータ102へ与えられる周波数指令から綱
車1に印加されるトルクリツプルの周波数fo(fo
は複数)が計算される。
一方、かご4の位置を調速機12および位置パ
ルス発生装置13で検出すると、第1図bで示し
たロープ系の固有振動数fn(fnは複数)がステツ
プBで求まる。
もし、ステツプCにおいて、周波数foと固有振
動数fnがfo=fnとなる場合には、前述のごとく、
共振現象が現われるので、この場合には、これを
キヤンセルする位相との周波数の力をダイナミツ
クダンパ20へ与えるようにダンパ用制御指令2
1を発生する(ステツプD)。
このダンパ用制御指令21により、コントロー
ラ22はアクチユエータ26に制御量U(t)を
送り、このアクチユエータ26はダンパ用マス2
3を上下に動かし、その上下動により、センサ2
7が検出信号をコントローラ22にフイードバツ
クする。
第5図はこの発明の動作原理を示す模式図であ
る。この第5図においては、説明を簡単にするた
めに、綱車1を固定とした一自由度系で考えてい
る。
この第5図において、 M1は綱車1の質量(ここでは固定)kはロー
プ3のバネ定数、 M2はかご4の質量、 X2はかご4の変位、 Mdはダンパ用マス24の質量、 Xdはダンパ用マス24の変位、 fは外乱力、 とする。
このときの運動方程式は、 M22+kX2=f−U(t) ……(1) MdX¨d=U(t) ……(2) となり、制御量U(t)は外乱fを打ち消す。
以上のように、この発明のエレベータの制振装
置によれば、巻上機に印加されるトルクリツプル
の周波数とかご位置から決まるロープの固有振動
数とを演算し、この両者が一致するときかごに設
けたアクテイブダンパに固有振動数をキヤンセル
する指令を与えるようにしたので、ロープの共振
を防止でき、かごの乗心地を快適にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来のエレベータのロープ系の模式
図、第1図bは第1図aのロープ系の周波数特性
を示す図、第2図はこの発明のエレベータの制振
装置の一実施例の構成を示すブロツク図、第3図
は第2図のエレベータの制振装置におけるアクテ
イブダンパの詳細な構成を示す図、第4図は同上
エレベータの制振装置の動作の流れを示すフロー
チヤート、第5図は第3図のアクテイブダンパの
動作原理を示す模式図である。 1……綱車、3……ロープ、4……かご、9…
…速度検出器、10……交流電動機、12……調
速機、13……位置パルス発生器、16……演算
回路、17……3相交流電源、20……アクテイ
ブダンパ、22……コントローラ、23……ダン
パ用マス、26……アクチユエータ、100……
VVVF電源装置。なお、図中同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 交流可変電圧、可変周波数電源装置またはギ
    ヤー式減速機などの基本的にトルクリツプルを含
    む動力をエレベータの巻上手段に印加する装置、
    エレベータの巻上手段に印加する装置、エレベー
    タのかご位置を検出する検出手段、エレベータの
    かごに設けられかごの振動を抑制するアクテイブ
    ダンパ、上記巻上手段に印加されるトルクリツプ
    ルの周波数と上記検出手段で検出されるかご位置
    から決まるロープの固有振動数とを演算しその両
    者が一致したとき上記アクテイブダンパにかごの
    振動を抑制するように制御する手段を備えてなる
    エレベータの制振装置。
JP58134015A 1983-07-22 1983-07-22 エレベ−タの制振装置 Granted JPS6026583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58134015A JPS6026583A (ja) 1983-07-22 1983-07-22 エレベ−タの制振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58134015A JPS6026583A (ja) 1983-07-22 1983-07-22 エレベ−タの制振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6026583A JPS6026583A (ja) 1985-02-09
JPH0147377B2 true JPH0147377B2 (ja) 1989-10-13

Family

ID=15118376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58134015A Granted JPS6026583A (ja) 1983-07-22 1983-07-22 エレベ−タの制振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6026583A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6026583A (ja) 1985-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3420146B2 (ja) エレベータシステムのレベリング制御装置
EP3378820A1 (en) Dynamic compensation control for elevator systems
US4520906A (en) Control apparatus for elevator
JPWO2010013597A1 (ja) エレベータ装置
JPS5820872B2 (ja) エレベ−タ装置
JPS6125630B2 (ja)
JP2000255938A (ja) エレベータカーの振動低減装置
JPH09188480A (ja) エレベータの振動補償用速度制御装置
JP5327836B2 (ja) エレベータの制御装置
JPS6356187A (ja) 誘導電動機の速度制御装置
JPH0147377B2 (ja)
JP2002193566A (ja) エレベータ装置
JPH07257830A (ja) エレベーターの振動抑制制御装置
JPH05306074A (ja) エレベータの制御装置
JPH0664853A (ja) エレベーターのレベル制御装置
JP2567534B2 (ja) エレベータ制御装置
JPH1045342A (ja) エレベータの制振装置
JP3782846B2 (ja) ロープ巻き上げ式エレベータの速度制御装置
JP2862152B2 (ja) 昇降機駆動制御系におけるロープ張力振動抑制制御方法
JPS62211277A (ja) エレベ−タの速度制御装置
JP3112050B2 (ja) エレベーターの振動抑制装置
WO2005063603A1 (ja) エレベータ用インバータの速度制御方法および装置
JPS63194596A (ja) 交流エレベ−タ−の制御装置
JP2005145637A (ja) エレベータの駆動システム
JPS6012482A (ja) 交流エレベ−タの制御装置