JPH0144926Y2 - - Google Patents

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JPH0144926Y2
JPH0144926Y2 JP1982036827U JP3682782U JPH0144926Y2 JP H0144926 Y2 JPH0144926 Y2 JP H0144926Y2 JP 1982036827 U JP1982036827 U JP 1982036827U JP 3682782 U JP3682782 U JP 3682782U JP H0144926 Y2 JPH0144926 Y2 JP H0144926Y2
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memory
circuit
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transistor
signal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ガスあるいはオイル燃焼器に適用
されるデイジタル燃焼制御装置に関する。
〔従来の技術〕
ガスあるいはオイルを燃料とする燃焼器を安全
に着火させるためには、バルブや点火器などの機
器を所定のシーケンスにしたがつて制御するとと
もに、各機器の動作を確認しながらシーケンスを
進行させることが望まれる。これらの燃焼器の制
御要求を、従来のデイジタル燃焼制御装置では簡
単な電気回路、たとえばリレーシーケンス回路で
対処している。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のデイジタル燃焼制御装置は以上のように
構成されているので、回路自体の故障時にも常に
安全側に動作するというフエイルセイフ性を満足
させるためには回路構成の複雑化が伴ない、応答
速度や信頼性の面で問題がある。このような状況
から、小形、安価で信頼性の高い集積回路を利用
することが検討されているが、この場合シーケン
ス回路の故障時には危険な状態とならないような
フエイルセイフ性を充分に考慮しなければならな
い。しかし、回路故障に起因するバルブの開き動
作を防止することについては何ら考慮されていな
いという問題点があつた。
この考案は、上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、デイジタル回路の故障に対
してフエイル性が確保されるとともに回路の故障
によるバルブの開動作を確実に防止することので
きるデイジタル燃焼制御装置を得ることを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
この案に係るデイジタル燃焼制御装置は、第1
図のクレーム対応図に示すように、起動信号が与
えられたときにシヤツトオフ手段が正常であるこ
とを検出してセツトされる第1のメモリM1と、
この第1のメモリM1がセツトされたときの出力
を受けて起動して所定のプリパージ期間を計測
し、このプリパージ期間の終了時にプリパージ終
了信号を出力するプリパージ用シフトレジスタ
PSRと、上記プリパージ終了信号を受けてセツ
トされる第2のメモリM2と、この第2のメモリ
M2がセツトされた状態における出力信号を受け
て、パイロツトバルブを開き、パイロツトバーナ
の点火を行うように動作する駆動回路6と、上記
プリパージ終了信号を受けて起動して所定のイグ
ニツシヨントライアル期間を計測し、このイグニ
ツシヨントライアル期間の終了時にイグニツシヨ
ントライアル終了信号を出力するトライアル用シ
フトレジスタTSRと、上記パイロツトバーナの
着火を示す火炎検出信号または上記トライアル終
了信号を受けてセツトされる第3のメモリM3
と、この第3のメモリM3がセツトされた状態の
おける出力信号を受けてメインバルブを開き、メ
インバーナの着火を行うように動作する駆動回路
7とを有する燃焼制御装置において、少なくとも
上記駆動回路6は、上記第2のメモリM2がセツ
トされている状態で論理回路を介して供給される
所定の周波数のパルス信号1で駆動されるトラ
ンジスタQ2と、このトランジスタQ2のコレク
タ側に上記パルス信号と同一周波数でかつ逆位相
のパルス状の駆動電圧を印加する電圧印加手段R
2と、上記トランジスタQ2がオフのときに第1
のダイオードD1を通して供給される電流で充電
されるように該トランジスタのコレクタとエミツ
タとの間に接続された第1のコンデンサC2と、
上記トランジスタQ2がオンになつたときに上記
第1のコンデンサC2から流れる放電電流で付勢
されるように第2のダイオードD2を介して上記
第1のダイオードD1と並列に接続されたリレー
K2と、このリレーK2と並列に接続された第2
のコンデンサC3とで構成されているものであ
る。
〔作用〕
この考案におけるパイロツトバルブを開き、パ
イロツトバーナの点火を行うように動作する駆動
回路6は、第2のメモリM2がプリーパージ終了
信号を受けてセツトされている状態で、トランジ
スタQ2が所定の周波数のパルス信号で駆動され
ると、トランジスタQ2がオフの期間では、抵抗
R2およびダイオードD1を通してコンデンサC
2に充電電流が流れる。ついでトランジスタQ2
がオンになると、コンデンサC2に蓄えられてい
た電荷がダイオードD2、リレーK2およびトラ
ンジスタQ2を通つて流れ、この放電電流でリレ
ーK2が付勢されるとともに、コンデンサC3の
充電が行われる。
そして、トランジスタQ2が再びオフになる
と、コンデンサC2が充電されると同時に、リレ
ーK2およびダイオードD1を通つてコンデンサ
C3の放電電流が流れ、この電流でリレーK2の
動作状態の保持がなされる。
この結果、トランジスタQ2が導通故障の場合
でも遮断故障の場合でも、リレーK2が誤つて動
作することがない。
すなわちトランジスタQ2が導通のままである
と、抵抗R2を介して供給される電流はトランジ
スタQ2を通つて流れるので、コンデンサC2が
充電されることはなく、リレーK2は付勢されな
い。またトランジスタQ2が遮断故障している場
合にはもちろんリレーK2に動作電流は供給され
ない。したがつてリレーK2が誤動作するという
危険性は著しく低くなり、安全性が向上する。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。第2図において、端子SEには、
リサイクル動作が選択されているときにはHレベ
ル、ノンリサイクル動作が選択されているときに
はLレベルの信号が加えられる。
端子TSには、熱要求が発生したときにHレベ
ルになる信号が供給され、この信号にもとづい
て、変換器1とオア回路OR10区とでTSオンパ
ルスおよびTSオフパルスがつくられる。
端子FDには、パイロツトバーナの着火が検出
されたときにHレベルになる信号が供給され、こ
の信号にもとづいて変換器2でフレイム(FD)
オンパルスおよびフレイムオフパルスがつくられ
る。
端子Φ1には、適当な周波数(たとえば電源周
波数)の同期パルスΦ1が加えられている。
端子CKには、時定数回路を構成する直列に接
続された抵抗R1およびコンデンサC1の接続点
が接続され、その時定数に応じた周波数のパルス
が端子CKに接続された発振器3から分周器4に
供給される。また端子CKには、後で述べるメモ
リM1のQ出力およびメモリM2の出力を入力
とするアンド回路AN11の出力側が抵抗R3を
介して接続されている。したがつて、アンド回路
AN11の出力がHレベルのときとLレベルのと
きとでは、上記時定数回路の時定数が変化し、異
なつた周波数のパルスが発振器3から出力される
ように構成されている。
上記分周器4の任意の分周段からは、相互間の
比が一定な4種のクロツクパルスT0〜T3が取出
される。この例では、アンド回路AN11の出力
がLレベルのとき、クロツクパルスT0の周波数
は1/6で、T0=1/16T1であるとする。
プリパージ用シフトレジスタPSRは、複数段
(この例では5段)のD−フリツプフロツプFF1
〜FF5で構成され、各D−フリツプフロツプの
Q出力は次段のD−フリツプフロツプに接続さ
れ、出力はアンド回路AN1に接続されてい
る。
また、各D−フリツプフロツプのクロツク入力
にはクロツクパルスT0が供給される。またトラ
イアル用シフトレジスタTSRもプリパージ用シ
フトレジスタPSRと同様に5段のD−フリツプ
フロツプFF6〜FF10からなつているが、クロ
ツクパルスT1で制御される点で異なつている。
そしてD−フリツプフロツプFF6〜FF9の出
力はアンド回路AN2に入力され、その出力がア
ンド回路AN1の出力とともにナンド回路NA1
に接続されている。これらのシフトレジスタ
PSRおよびTSRは、それぞれクロツクパルスT0
およびT1に同期して入力信号をシフトし、後述
のバルブ制御のタイミングを決定する。
上記アンド回路AN12,AN13およびオア
回路OR7からなる整合回路MPは、プリパージ
用シフトレジスタPSRの最終段のD−フリツプ
フロツプFF5のQ出力を受け入れたのちにトラ
イアル用シフトレジスタTSRを従続動作させる
のに必要なタイミングを整定する。
一方、端子AOは、シヤツトオフ手段を構成す
る外部回路のトランジスタQ5のベースに接続さ
れ、そのレベルがHになつたときにトランジスタ
Q5を導通させて安全スイツチヒータSSHに通
電する。この安全スイツチヒータSSHは、通電
開始と同時に発熱し、一定時間後に非自動復帰形
の安全スイツチ(図示せず)をオフにするように
働き、この安全スイツチがオフになると、回路電
源が瞬時にしや断されるようになつている。
端子V1,IG,V2はそれぞれトランジスタ
Q2,Q3,Q4のベースに接続されている。こ
れらのトランジスタQ2,Q3,Q4は、パイロ
ツトバルブ制御用のリレーK2、点火器制御用の
リレーK3、メインバルブ制御用のリレーK4を
それぞれ制御するためのスイツチング素子であ
る。
またトランジスタQ5,Q2の各コレクタ側に
それぞれ接続された端子AI,VKは、そのレベル
がHからLに変化することでトランジスタQ5,
Q2の動作が正常に行われたことを示す信号を取
出すために使用される。
第3図は、リレーK2,K3,K4の各接点K
2−1,K3−1,K4−1、および熱要求が発
生したときにオンになるアカスタツトTHと、フ
アンモータM、パイロツトバルブPV、点火器IG
およびメインバルブMVとの接続の一例を示して
いる。
この構成では、熱要求が発生してアカスタツト
THがオンになると、まず送風用のフアンモータ
Mが起動し、所定のプリパージ期間の経過後にリ
レーK2が動作してその接点K2−1がオンにな
つたときにパイロツトバルブPVが開かれる。こ
のときリレーK3は非動作であり、その接点K3
−1は点火器IG側にあるので、接点K2−1が
オンになると同時に点火器IGにも通電され、こ
こでパイロツトバーナの点火が試みられる。
所定のパイロツトトライアル期間中にパイロツ
トバーナの点火が検出されると、リレーK3が動
作してその接点K3−1が切換わつて点火器IG
は非動作になり、所定のポストイグニツシヨン期
間後にリレーK4が動作してその接点K4−1が
オンになつたときに、メインバルブMVが開にな
る。
再び第2図において、TAはポストイグニツシ
ヨン期間を設定するタイマ、TBはメインバルブ
MVのデイレイ時間を設定するタイマである。タ
イマTAは、後述するメモリM3がセツトされた
ときの出力で起動し、またタイマTBはタイマ
TAが設定時間の計測を終了したときの出力で起
動する。そしてタイマTA,TBは、メモリM3
とともに、オア回路OR7を経て供給されるリセ
ツト信号でリセツトされる。
これらのタイマTA,TBにクロツク信号を供
給するために、クロツク選択回路CSEが設けられ
ている。このクロツク選択回路CSEは、アンド回
路AN14、AN15、オア回路OR8およびイン
バータIN3で構成され、端子SEのレベルに応じ
て、クロツクパルスT2およびT3のいずれか一方
を選択する機能を有する。
なお、第2図において、記号ANはアンド回
路、ORはオア回路、NAはナンド回路、INはイ
ンバータ、MはRS−フリツプフロツプからなる
メモリをそれぞれ示している。
このように構成されたこの考案の燃焼制御装置
について、第4図A,Bのタイムチヤートを参照
しながら動作を説明する。第4図Aはオイル燃焼
器の場合、第4図Bはガス燃焼器の場合をそれぞ
れ示し、図中のaはプリパージ期間、bはイグニ
ツシヨントライアル期間、cはポストイグニツシ
ヨン期間、dはメインバルブMVのデイレイ期間
をそれぞれ表わしている。
(プリパージ動作) いま、端子SEは外部のシーケンスセレクタの
出力によつてHレベルに保持されているとする。
この状態で熱要求が発生して端子TSのレベルが
LからHに変化すると、このHレベルの信号はア
ンド回路AN17を経てナンド回路NA1の入力
に加えられる。またこの段階では火炎は存在しな
いので端子FDはLレベルであり、このLレベル
の信号はインバータIN4でHレベルに反転され
てナンド回路NA1に入力される。またアンド回
路AN2の出力もこの段階ではHレベルであり、
これもナンド回路NA1に入力される。
一方、プリパージ用シフトレジスタPSRの各
D−フリツプフロツプFF1〜FF5の出力はい
ずれHレベルであり、したがつてアンド回路AN
1の出力もHレベルである。すなわち初期状態で
はナンド回路NA1の4つの入力のうちの3つは
Hレベルにイニシヤルセツトされており、熱要求
が発生してアンド回路AN17の出力がHレベル
になると同時にすべての入力がHレベルになる。
これによつてナンド回路NA1の出力はLレベ
ルに、アンド回路AN3の出力はLレベルに、そ
してナンド回路NA2の出力はHレベルになり、
この出力を受けてトランジスタQ5が導通し、安
全スイツチヒータSSHが発熱を開始する。
またトランジスタQ5が導通すると同時に端子
AIのレベルがHからLに変化し、このLレベル
の信号がバツフア5を通り、インバータIN1で
Hレベルに反転されたのち、D−フリツプフロツ
プFF11のデータ入力に加えられる。
このD−フリツプフロツプFF11は、データ
入力のレベルを同期パルスΦ1の立上がりで読み
込むように動作し、その出力がLレベルにな
る。このためアンド回路AN4およびAN5の出
力はともにLレベルであり、メモリM1はセツト
されない。
したがつてメモリM1のLレベルの信号はイン
バータIN4でHレベルに反転されたのち、プリ
パージ用シフトレジスタPSRの初段のD−フリ
ツプフロツプFF1のデータ入力端に入力され
る。。このHレベルの入力は、クロツクパルスT0
に同期してD−フリツプフロツプFF1〜FF5に
順次にシフトされるか、このシフトの過程ではア
ンド回路AN1の入力の一つはLレベルであるの
で、その出力レベルはシフトの開始と同時にLレ
ベルとなり、ナンド回路NA1の出力はHレベル
に、アンド回路AN3の出力はHレベルに、そし
て、ナンド回路NA2の出力はLレベルに順次に
変化し、トランジスタQ5はオフになつて安全ス
イツチヒータSSHの発熱は中止される。
またトランジスタQ5がオフになると同時に端
子AIはHレベルになり、インバータIN1の出力
はLレベルになるため、同期パルスΦ1の立下り
でこのLレベルがD−フリツプフロツプFF11
に読込まれたとき、そのQ出力がHレベルに変化
し、アンド回路AN4の出力がHレベルになる。
このためバツフア5およびアンド回路AN4の出
力を入力とするアンド回路AN5にHレベルの同
時条件が成立し、その出力がHレベルになること
によつてメモリM1がセツトされる。
なお、バツフア5の出力がLレベルになつたと
き、このレベルはインバータIN2でHレベルに
反転されたのちメモリM2に、そしてオア回路
OR7を介してタイマTA,TBおよびメモリM3
にそれぞれリセツト信号として供給される。
この動作が行われている間にも、プリパージ用
シフトレジスタPSRは最初のH入力を順次にシ
フトする動作を行い、所定時間(この例では30
秒)後に最終段のD−フリツプフロツプFF5の
Q出力がHレベルに、出力がLレベルになる。
このHレベルのQ出力は、整合回路MPのアンド
回路AN12を通つてトライアル用シフトレジス
タTSRの初段のD−フリツプフロツプFF6に入
力され、クロツク信号T1によつて読込まれるこ
とによつてそのQ出力をHレベルにする。これに
よつてアンド回路AN19の入力はともにHレベ
ルになり、その出力でメモリM2がセツトされ
る。
一方、整合回路MPにおいて、アンド回路AN
12の出力がHレベルになると、この出力はアン
ド回路AN13の一方の入力に供給され、そろ他
方の入力であるクロツク信号T1がHレベルに立
上つた時点でアンド回路AN13の出力がHレベ
ルになり、このHレベルの出力がD−フリツプフ
ロツプFF5のクロツク入力にオア回路OR7を介
して加えられる。これによつてプリパージ用シフ
トレジスタPSRとトライアル用シフトレジスタ
TSRとの間での動作タイミングの整定がなされ
る。
なお、D−フリツプフロツプFF5のQ出力が
Hレベルになつた時点で、何かの異常で端子FD
がHレベル(疑似火炎の検出状態)であれば、プ
リパージ用シフトレジスタSPRの出力はトライ
アル用シフトレジスタTSRに伝達されることは
ない。
(点火動作) プリパージ期間の終了に続いて点火トライアル
期間に入り、前記の動作でメモリM2がセツトさ
れ、そのQ出力がHレベルになると、この出力は
アンド回路AN22の入力の一つに加えられ、ア
ンド回路AN17の出力がHレベルで、かつ同期
パルス1がHレベルであるという条件で、端子
V1を経てトランジスタQ2のベースに入力され
る。これによつてリレーK2が動作して、その接
点K2−1がオンになり、パイロツトバルブPV
が開くと同時に点火器IGも動作し、パイロツト
バーナの点火が試みられる。
なお、メモリM2のQ出力は、オア回路OR6
を介してアンド回路AN3の一方の入力に、また
オア回路OR2を介してナンド回路NA2の一方
の入力にそれぞれ供給され、そして、出力はア
ンド回路AN4の一方の入力に加えられる。
トライアル用シフトレジスタTSRにおいて、
クロツク信号T1にもとづいて、プリパージ用シ
フトレジスタPSRと同様にHレベルの信号のシ
フトが行われ、最終段のD−フリツプフロツプ
FF10がHレベルを読込んでそのQ出力がHレ
ベルになると、この出力はオア回路OR9および
アンド回路AN21を経てメモリM3に供給され
てこれをセツトする。
トライアル用シフトレジスタTSRの初段のD
−フリツプフロツプFF6が読込んだHレベルが
最終段のD−フリツプフロツプFF10にシフト
されるまでの時間がパイロツトトライアル期間に
相当する。そしてこの期間内にパイロツトバーナ
の点火に成功し、火炎検出器の出力によつて端子
FDがHレベルになると、変換器2が発生したフ
レイムオンパルスがアンド回路AN20、オア回
路OR9およびアンド回路AN21を経てメモリ
M3に供給される。すなわちメモリM3は、シー
ケンスセレクタにより選択がノンリサイクルの場
合には火炎の検出時に、またリサイクルの場合に
はパイロツトトライアル期間の終了時にセツトさ
れることになる。
メモリM3がセツトされると、その出力を受け
てまずタイマTAが起動し、あらかじめ設定した
ポストイグニツシヨン期間の経過後にトランジス
タQ3をオンにしてリレーK3をオンにする。こ
れによつて接点K3−1が点火器IG側からメイ
ンバルブMV側に切換わる。
また、タイマTAの出力はタイマTBにも供給
され、この時点でタイマTBが起動し、あらかじ
め設定されたメインバルブMVのデイレイ期間の
終了後にアンド回路AN23を経てトランジスタ
Q4のベースに加えられる。これによつてリレー
K4が動作してその接点K4−1がオンになり、
メインバーナMVが開いて正常燃焼状態に入るこ
とになる。
また前記のトランジスタQ2のコレクタは端子
VKおよびオア回路OR2を介してナンド回路NA
2の一方の入力端に接続もされている。したがつ
てメモリM2のHレベルの出力がアンド回路AN
22を介してトランジスタQ2のベースに加えら
れたとき、トランジスタQ2がオフ状態からオン
状態に正常に変化すれば、端子VKはHレベルか
らLレベルに変化するが、トランジスタQ2が導
通故障している場合には、端子VKはLレベルの
ままであり、アンド回路AN3の出力がHレベル
になつてもナンド回路NA2の出力はHレベルの
ままとなり、トランジスタQ5が導通したまま、
一定時間後に安全スイツチがオフになるシヤツト
オフ動作が行われる。
さらにアンド回路AN22、AN23の入力の
一つには、同期パルスΦ1を反転させた1が供
給され、したがつてアンド回路AN22、AN2
3が開かれたとき、トランジスタQ2,Q4のベ
ースにはパルス信号1が供給される。。したが
つて実際には、このパルス出力で、チヤージポン
プ回路からなる駆動回路6,7に組込まれたリレ
ーK2,K4が駆動されることになる。
駆動回路6の具体的な回路構成の一例を第5図
に示す。前述のように端子V1には同期パルスΦ
1を反転した1が供給されているので、トラン
ジスタQ2は同期的にオン、オフを繰り返す。ト
ランジスタQ2がオフの期間では、電圧印加手段
としての抵抗R2およびダイオードD1を通して
コンデンサC2に充電電流が流れる。ついでトラ
ンジスタQ2がオンになると、コンデンサC2に
蓄えていた電荷がダイオードD2、リレーK2お
よびトランジスタQ2を通つて流れ、この放電電
流でリレーK2が付勢されるとともに、コンデン
サC3の充電が行われる。
そして、トランジスタQ2が再びオフになる
と、コンデンサC2が受電されると同時に、リレ
ーK2およびダイオードD1を通つてコンデンサ
C3の放電電流が流れ、この電流でリレーK2の
動作状態の保持がなされる。
なお、駆動回路7も駆動回路6と同一の構成を
有するので、その説明を省略する。
このような構成の駆動回路を使用することによ
つて得られる利点は、トランジスタQ2が導通故
障の場合でも遮断故障の場合でも、リレーK2が
誤つて動作することがないということである。す
なわちトランジスタQ2が導通のままであると、
抵抗R2を介して供給される電流はトランジスタ
Q2を通つて流れるので、コンデンサC2が充電
されることはなく、リレーK2は付勢されない。
またトランジスタQ2が遮断故障している場合に
はもちろんリレーK2に動作電流は供給されな
い。したがつてリレーK2が誤動作するという危
険性は著しく低くなり、安全性が向上する。
さらに駆動回路6に印加される電源電圧とし
て、交流電源の正側の半波と同じ波形の電圧Φが
印加されている。この電圧Φの波形と、トランジ
スタQ2のベースに印加される信号Φ1の波形と
を第6図に示す。すなわち正常な動作状態では、
信号Φ1によつてトランジスタQ2が導通してい
るタイミングで、電圧Φの値はゼロであり、この
電圧Φの値が高い期間ではトランジスタQ2は非
導通となつている。したがつてコンデンサC2,
C3のシヨート故障や結線はずれなどの故障が起
こつたとしても、リレーK2が誤つて動作するこ
とはなく、さらに高い安全性が得られる。
(正常消火動作) 熱要求がなくなつてアカスタツトTHがオフに
なつた場合には、変換器1の出力がLレベルにな
るため、アンド回路AN22の入力の一つがLレ
ベルになり、トランジスタQ2がオフになること
によつてリレーK2が非動作となり、接点K2−
1がオフになつてパイロツトバルブPVおよびメ
インバルブMVが閉になり、直ちに消炎する。
また、アカスタツトTHがオフになると同時に
変換器1から出力されたTSオフパルスは、オア
回路OR7を経てメモリM3およびタイマTA,
TBのリセツト入力に供給される。
一方、メモリM1のリセツトはTSオンパルス
によつて、またメモリM2はスタート時にトラン
ジスタQ5が短時間だけオンになつたときにイン
バータIN2から供給もされるリセツト信号によ
つて、ともにスタート時にリセツトされるように
なつている。また、このリセツト信号は、オア回
路OR7を通して、メモリM3およびタイマTA,
TBにも供給されてこれらをリセツトするために
使用される。
(異常時の動作) アカスタツトTHがオンになつて前記のシーケ
ンスが進行する過程で、パイロツトトライアル期
間中での着火に失敗した場合には、パイロツトト
ライアル期間の終了時にメモリM3がセツトされ
るが、火炎検出器の出力である端子FDのレベル
はLのままであるので、ナンド回路NA1の入力
はHレベルの同時条件が成立したままであり、ト
ランジスタQ5は導通状態を保つので、一定時間
後に安全スイツチヒータSSHが安全スイツチを
オフにするシヤツトオフ動作が行われる。
正常燃焼中に異常消炎した場合には、端子FD
のレベルがHからLに変化することによつて変換
器2からフレイムオフパルスが発生する。このフ
レイムオフパルスは、端子SEがHレベル(リサ
イクル)状態であれば、ナンド回路NA3で負の
パルスに変換され、アンド回路AN17を経てナ
ンドNA1に入力される。すなわちナンド回路
NA1の各入力のうち、アンド回路AN17の出
力を受入れている入力のレベルだけがHからL
に、そして再びHになるように変化する。この状
態は、スタート時に端子TSがLレベルからHレ
ベルに変化したのと等価である。
また、フレイムオフパルスは、オア回路OR1
0を介してメモリM1のリセツト入力にも供給さ
れているので、このフレイムオフパルスが発生し
た場合には、最初のスタートと同じ動作が繰り返
されることになる。
なお、端子SEがLレベル(ノンリサイクル)
状態のときは、端子FDがLレベルになることで
ナンド回路NA1のHレベルの同時条件が成立
し、その出力がLレベルになる。この結果、端子
AOがHレベルになつてトランジスタQ5がオン
になり、安全スイツチヒータSSHが発熱し、一
定時間後に前述と同様にシヤツトオフ動作が行わ
れる。
上記の実施例では、異常時にシヤツトオフ動作
を得るために安全性スイツチヒータSSHおよび
これに組合わされた安全スイツチを使用した場合
を示したが、自動復帰しないリレーを用いてもよ
い。
また、リレーの接点が第3図のような関係で接
続される場合には、リレーK2の接点K2−1が
オンにならない限りガスの供給や点火動作は行わ
れないので、駆動回路7はリレーK4を単にトラ
ンジスタQ4のコレクタ負荷として接続した構成
としとも安全性は損われない。
以上のようにこの考案によれば、熱要求が発生
してからプリパージ期間およびパイロツトトライ
アル期間を計測し、所定のシーケンスにしたがつ
て点火動作を遂行するという機能と、着火失敗な
どの異常時には常に安全側に移行するというフエ
イルセイフ機能とがデイジタル回路で得られる。
したがつて主要部分のIC化が可能であり、信頼
性の向上とコストの低減とが容易に実現できる。
また何かの異常で駆動回路のトランジスタあるい
はコンデンサが故障しても、その故障モードに無
関係にリレーの動作が禁止されるので、未燃焼ガ
スの放出などの危険は生じることがなく、上記の
点と相俟つて安全性がさらに向上する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の燃焼制御装置の構成を示す
クレーム対応図、第2図はこの考案の一実施例に
よるデイジタル燃焼制御装置のブロツク図、第3
図は第1図の装置によつて制御される各要素の接
続を示す回路図、第4図A,Bはその動作を示す
タイムチヤート、第5図は第1図の装置の駆動回
路を示す回路図、第6図はその駆動回路に印加さ
れる信号波形図である。 1,2……変換器、3……発振器、4……分周
器、6,7……駆動回路、PSR……プリパージ
用シフトレジスタ、TSR……トライアル用シフ
トレジスタ、MP……整合回路、SSH……安全ス
イツチヒータ、K2,K3,K4……リレー、
TA,TB……タイマ、M1,M2,M3……メ
モリ、CSE……クロツク選択回路、TH……アカ
スタツト、M……フアンモータ、PV……パイロ
ツトバルブ、IG……点火器、MV……メインバル
ブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 起動信号が与えられたときにシヤツトオフ手段
    が正常であることを検出してセツトされる第1の
    メモリと、この第1のメモリがセツトされたとき
    の出力を受けて起動して所定のプリパージ期間を
    計測し、このプリパージ期間の終了時にプリパー
    ジ終了信号を出力するプリパージ用シフトレジス
    タと、上記プリパージ終了信号を受けてセツトさ
    れる第2のメモリと、この第2のメモリがセツト
    された状態における出力信号を受けて、パイロツ
    トバルブを開き、パイロツトバーナの点火を行う
    ように動作する駆動回路と、上記プリパージ終了
    信号を受けて起動して所定のイグニツシヨントラ
    イアル期間を計測し、このイグニツシヨントライ
    アル期間の終了時にイグニツシヨントライアル終
    了信号を出力するトライアル用シフトレジスタ
    と、上記パイロツトバーナの着火を示す火炎検出
    信号または上記トライアル終了信号を受けてセツ
    トされる第3のメモリと、この第3のメモリがセ
    ツトされた状態における出力信号を受けてメイン
    バルブを開き、メインバーナの着火を行うように
    動作する駆動回路とを有するデイジタル燃焼制御
    装置において、少なくとも上記パイロツトバルブ
    を開き、パイロツトバーナの点火を行うように動
    作する駆動回路は、上記第2のメモリがセツトさ
    れている状態で所定の周波数のパルス信号が論理
    回路を介してベースに加えられるトランジスタ
    と、このトランジスタのコレクタ側に上記パルス
    信号と同一周波数でかつ逆位相のパルス状の駆動
    電圧を印加する電圧印加手段と、上記トランジス
    タがオフのときに第1のダイオードを通して供給
    される電流で充電されるように該トランジスタの
    コレクタとエミツタとの間に接続された第1のコ
    ンデンサと、上記トランジスタがオンになつたと
    きに上記第1のコンデンサから流れる放電電流で
    付勢されるように第2のダイオードを介して上記
    第1のダイオードと並列に接続されたリレーと、
    このリレーと並列に接続された第2のコンデンサ
    とで構成されていることを特徴とするデイジタル
    燃焼制御装置。
JP3682782U 1982-03-15 1982-03-15 デイジタル燃焼制御装置 Granted JPS58142547U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55162531A (en) * 1979-06-06 1980-12-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Combustion control device
JPS5832291A (ja) * 1981-08-20 1983-02-25 Nec Corp 磁気バブル記憶装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5832291A (ja) * 1981-08-20 1983-02-25 Nec Corp 磁気バブル記憶装置

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