JPH0144921Y2 - - Google Patents

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JPH0144921Y2
JPH0144921Y2 JP3683082U JP3683082U JPH0144921Y2 JP H0144921 Y2 JPH0144921 Y2 JP H0144921Y2 JP 3683082 U JP3683082 U JP 3683082U JP 3683082 U JP3683082 U JP 3683082U JP H0144921 Y2 JPH0144921 Y2 JP H0144921Y2
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circuit
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memory
signal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ガスあるいはオイル燃焼器に適用
されるデイジタル燃焼制御装置に関する。
〔従来の技術〕
ガスあるいはオイルを燃料とする燃焼器を安全
に着火させるためには、バルブや点火器などの機
器を所定のシーケンスにしたがつて制御するとと
もに、各機器の動作を確認しながらシーケンスを
進行させることが望まれる。これらの燃焼器の制
御要求を、従来の燃焼制御装置では簡単な電気回
路、たとえばリレーシーケンス回路で対処してい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の燃焼制御装置は以上のように構成されて
いるので、回路自体の故障時にも常に安全側に動
作するというフエイルセイフ性を満足させるため
には回路構成の複雑化が伴ない、応答速度や信頼
性の面で問題がある。このような状況から、小
形、安価で信頼性の高い集積回路を利用すること
が検討されているが、この場合にも回路の故障時
には危険な状態とならないようなフエイルセイフ
性を充分に考慮しなければならない。
また、イグニツシヨントライアル終了信号を出
力するトライアル用シフトレジスタは、プリパー
ジ用シフトレジスタのプリパージ終了信号を受け
て起動し、トライアル用シフトレジスタへ供給さ
れる発振器の出力信号を同様に入力してイグニツ
シヨントライアル期間を計測するもので、イグニ
ツシヨントライアル期間を一定にしたままで、任
意のプリパージ期間を設定することができないと
いう問題点があつた。
この考案は、上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、デイジタル回路の故障に対
してフエイル性が確保され、イグニツシヨントラ
イアル期間を一定にしたまま任意のプリパージ期
間を設定することができるデイジタル燃焼制御装
置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係るデイジタル燃焼制御装置は、第
1図のクレーム対応図に示すように、起動信号が
与えられたときにシヤツトオフ手段が正常である
ことを検出してセツトされる第1のメモリM1
と、この第1のメモリM1がセツトされたときの
出力を受けて起動して所定のプリパージ期間を計
測し、このプリパージ期間の終了時にプリパージ
終了信号を出力するプリパージ用シフトレジスタ
PSRと、上記プリパージ終了信号を受けてセツ
トされる第2のメモリM2と、この第2のメモリ
M2がセツトされた状態における出力信号を受け
て、パイロツトバルブを開き、パイロツトバーナ
の点火を行うように動作する駆動回路6と、上記
プリパージ終了信号を受けて起動して所定のイグ
ニツシヨントライアル期間を計測し、このイグニ
ツシヨントライアル期間の終了時にイグニツシヨ
ントライアル終了信号を出力するトライアル用シ
フトレジスタTSRと、上記パイロツトバーナの
着火を示す火炎検出信号または上記トライアル終
了信号を受けてセツトされる第3のメモリM3
と、この第3のメモリM3がセツトされた状態の
おける出力信号を受けてメインバルブを開き、メ
モリバーナの着火を行うように動作する駆動回路
7とを有するデイジタル燃焼制御装置において、
上記プリパージ用およびトライアル用シフトレジ
スタに供給されるクロツク信号を作るための発振
器3と、上記プリパージ用シフトレジスタの動作
中だけ上記発振器の発振周波数を変更する手段
(アンンド回路AN11、抵抗R2)と具備した
ものである。
〔作用〕
この考案における周波数変更は、プリパージ用
シフトレジスタおよびトライアル用シフトレジス
タにクロツク信号を供給する発振器の発振周波数
を、上記プリパージ用シフトレジスタの動作中だ
け、変更することにより、イグニツシヨントライ
アル期間を一定にしたままで、任意のプリパージ
期間を設定することが可能であり、規格の異なる
種々の燃焼器に対する適応性が得られる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。第1図において端子SEには、リ
サイクル動作が選択されているときにはHレベ
ル、ノンリサイクル動作が選択されているときに
はLレベルの信号が加えられる。
端子TSには、熱要求が発生したときにHレベ
ルになる信号が供給され、この信号にもとづい
て、変換器1とオア回路OR10とでTSオンパル
スおよびTSオフパルスがつくられる。
端子FDには、パイロツトバーナの着火が検出
されたときにHレベルになる信号が供給され、こ
の信号にもとづいて変換器2でフレイム(FD)
オンパルスおよびフレイムオフパルスがつくられ
る。
端子Φ1には、適当な周波数(たとえば電源周
波数)の同期パルスΦ1が加えられている。
端子CKには、時定数回路を構成する直列に接
続された抵抗R1およびコンデンサC1の接続点
が接続され、その時定数に応じた周波数のパルス
が端子CKに接続された発振器3から分周器4に
供給される。また端子CKには、後で述べるメモ
リM1のQ出力およびメモリM2のQ出力を入力
とする周波数変更手段としての、アンド回路AN
11の出力側が抵抗R2を介して接続されてい
る。したがつて、アンド回路AN11の出力がH
レベルのときとLレベルのときとでは、上記時定
数回路の時定数が変化し、異なつた周波数のパル
スが発振器3から出力されるように構成されてい
る。
上記分周器4の任意の分周段からは、相互間の
比が一定な4種のクロツクパルスT1〜T3が取出
される。この例では、アンド回路AN11の出力
がLレベルのとき、クロツクパルスT0の周波数
は1/6Hzで、T0=1/16T1であるとする。
プリパージ用シフトレジスタPSRは、複数段
(この例では5段)のD−フリツプフロツプFF1
〜FF5で構成され、各D−フリツプフロツプの
Q出力は次段のD−フリツプフロツプに接続さ
れ、Q出力はアンド回路AN1に接続されてい
る。
また、各D−フリツプフロツプのクロツク入力
にはクロツクパルスT0が供給される。またトラ
イアル用シフトレジスタTSRもプリパージ用シ
フトレジスタPSRと同様に5段のD−フリツプ
フロツプFF6〜FF10からなつているが、クロ
ツクパルスT1で制御される点で異なつている。
そしてD−フリツプフロツプFF6〜FF9のQ出
力はアンド回路AN2に入力され、その出力がア
ンド回路AN1の出力とともにナンド回路NA1
に接続されている。これらのシフトレジスタ
PSRおよびTSRは、それぞれクロツクパルスT0
およびT1に同期して入力信号をシフトし、後述
のバルブ制御のタイミングを決定する。
上記アンド回路AN12,AN13およびオア
回路OR7からなる整合回路MPは、プリパージ
用シフトレジスタPSRの最終段のD−フリツプ
フロツプFF5のQ出力を受け入れたのちにトラ
イアル用シフトレジスタTSRを従続動作させる
のに必要なタイミングを整定する。
一方、端子AOは、シヤツトオフ手段を構成す
る外部回路のトランジスタQ5のベースに接続さ
れ、そのレベルがHになつたときにトランジスタ
Q5を導通させて安全スイツチヒータSSHに通
電する。この安全スイツチヒータSSHは、通電
開始と同時に発熱し、一定時間後に非自動復帰形
の安全スイツチヒータ(図示せず)をオフにする
ように働き、この安全スイツチがオフになると、
回路電源が瞬時にしや断されるようになつてい
る。
端子V1,IG,V2はそれぞれトランジスタ
Q2,Q3,Q4のベースに接続されている。こ
れらのトランジスタQ2,Q3,Q4は、パイロ
ツトバルブ制御用のリレーK2、点火器制御用の
リレーK3、メインバルブ制御のリレーK4をそ
れぞれ制御するためのスイツチング素子である。
またトランジスタQ5,Q2の各コレクタ側に
それぞれ接続された端子AI,VKは、そのレベル
がHからLに変化することでトランジスタQ5,
Q2の動作が正常に行われたことを示す信号を取
出すために使用される。
第3図は、リレーK2,K3,K4の各接点K
2−1,K3−1,K4−1、および熱要求が発
生したときにオンになるアカスタツトTHと、フ
アンモータM、パイロツトバルブPV、点火器IG
およびメインバルブMVとの接続の一例を示して
いる。
この構成では、熱要求が発生してアカスタツト
THがオンになると、まず送風用のフアンモータ
Mが起動し、所定のプリパージ期間の経過後にリ
レーK2が動作してその接点K2−1がオンにな
つたときにパイロツトバルブPVが開かれる。こ
のときリレーK3は非動作であり、その接点K3
−1は点火器IG側にあるので、接点K2−1が
オンになると同時に点火器IGにも通電され、こ
こでパイロツトバーナの点火が試みられる。
所定のパイロツトトライアル期間中にパイロツ
トバーナの点火が検出されると、リレーK3が動
作してその接点K3−1が切換わつて点火器IG
は非動作になり、所定のポストイグニツシヨン期
間後にリレーK4が動作してその接点K4−1が
オンになつたときに、メインバルブMVが開にな
る。
再び第2図において、TAはポストイグニツシ
ヨン期間を設定するタイマ、TBはメインバルブ
MVのデイレイ時間を設定するタイマである。タ
イマTAは、後述するメモリM3がセツトされた
ときの出力で起動し、またタイマTBはタイマ
TAが設定時間の計測を終了したときの出力で起
動する。そしてタイマTA,TBは、メモリM3
とともに、オア回路OR7を経て供給されるリセ
ツト信号でリセツトされる。
これらのタイマTA,TBにクロツク信号を供
給するために、クロツク選択回路CSEが設けられ
ている。このクロツク選択回路CSEは、アンド回
路AN14,AN15、オア回路OR8およびイン
バータIN3で構成され、端子SEのレベルに応じ
て、クロツクパルスT2およびT3のいずれか一方
を選択する機能を有する。
なお、第2図において、記号ANはアンド回
路、ORはオア回路、NAはナンド回路、INはイ
ンバータ、MはRS−フリツプフロツプからなる
メモリをそれぞれ示している。
このように構成されたこの考案の燃焼制御装置
について、第4図A,Bのタイムチヤートを参照
しながら動作を説明する。第4図Aはオイル燃焼
器の場合、第4図Bはガス燃焼器の場合をそれぞ
れ示し、図中のaはプリパージ期間、bはイグニ
ツシヨントライアル期間、cはポストイグニツシ
ヨン期間、dはメインバルブMVのデイレイ期間
をそれぞれ表わしている。
(プリパージ動作) いま、端子SEは外部のシーケンスセレクタの
出力によつてHレベルに保持されているとする。
この状態で熱要求が発生して端子TSのレベルが
LからHに変化すると、このHレベルの信号はア
ンド回路AN17を経てナンド回路NA1の入力
に加えられる。またこの段階では火炎は存在しな
いので端子FDはLレベルであり、このLレベル
の信号はインバータIN4でHレベルに反転され
てナンド回路NA1に入力される。またアンド回
路AN2の出力もこの段階ではHレベルであり、
これもナンド回路NA1に入力される。
一方、プリパージ用シフトレジスタPSRの各
D−フリツプフロツプFF1〜FF5のQ出力はい
ずれHレベルであり、したがつてアンド回路AN
1の出力もHレベルである。すなわち初期状態で
はナンド回路NA1の4つの入力のうちの3つは
Hレベルにイニシヤルセツトされており、熱要求
が発生してアンド回路AN17の出力がHレベル
になると同時にすべての入力がHレベルになる。
これによつてナンド回路NA1の出力はLレベ
ルに、アンド回路AN3の出力はLレベルに、そ
してナンド回路NA2の出力はHレベルになり、
この出力を受けてトランジスタQ5が導通し、安
全スイツチヒータSSHが発熱を開始する。
またトランジスタQ5が導通すると同時に端子
AIのレベルがHからLに変化し、このLレベル
の信号がバツフア5を通り、インバータIN1で
Hレベルに反転されたのちD−フリツプフロツプ
FF11のデータ入力に加えられる。
このD−フリツプフロツプFF11は、データ
入力のレベルを同期パルスΦ1の立下りで読込む
むように動作し、そのQ出力がLレベルになる。
このためアンド回路AN4およびAN5の出力は
ともにLレベルであり、メモリM1はセツトされ
ない。
したがつて、メモリM1のLレベルの信号はイ
ンバータIN4でHレベルに反転されたのち、プ
リパージ用シフトレジスタPSRの初段のD−フ
リツプフロツプFF1のデータ入力端に入力され
る。このHレベルの入力は、クロツクパルスT0
に同期してD−フリツプフロツプFF1〜FF5に
順次にシフトされるが、このシフトの過程ではア
ンド回路AN1の入力の一つはLレベルであるの
で、その出力レベルはシフトの開始と同時にLレ
ベルとなり、ナンド回路NA1の出力はHレベル
に、アンド回路AN3の出力はHレベルに、そし
てナンド回路NA2の出力はLレベルに順次変化
し、トランジスタQ5はオフになつて安全スイツ
チヒータSSHの発熱は中止される。
またトランジスタQ5がオフになると同時に端
子AIはHレベルになり、インバータIN1の出力
はLレベルになるため、同期パルスΦ1の立下り
でこのLレベルがD−フリツプフロツプFF11
に読込まれたとき、そのQ出力がHレベルに変化
し、アンド回路AN4の出力がHレベルになる。
このためバツフア5およびアンド回路AN4の出
力を入力となるアンド回路AN5にHレベルの同
時条件が成立し、その出力がHレベルになること
によつてメモリM1がセツトされる。
なお、バツフア5の出力がLレベルになつたと
き、このレベルはインバータIN2でHレベルに
反転されたのちメモリM2に、そしてオア回路
OR7を介してタイマTA、TBおよびメモリM3
にそれぞれリセツト信号として供給される。
この動作が行われている間にも、プリパージ用
シフトレジスタPSRは最初のH入力を順次にシ
フトする動作を行い、所定時間(この例では30
秒)後に最終段のD−フリツプフロツプFF5の
Q出力がHレベルに、Q出力がLレベルになる。
このHレベルのQ出力は、整合回路MPのアンド
回路AN12を通つてトライアル用シフトレジス
タTSRの初段のD−フリツプフロツプFF6に入
力され、クロツク信号T1によつて読込されるこ
とによつてそのQ出力をHレベルにする。これに
よつてアンド回路AN19の入力はともにHレベ
ルになり、その出力でメモリM2がセツトされ
る。
一方、整合回路MPにおいて、アンド回路AN
12の出力がHレベルになると、この出力はアン
ド回路AN13の一方の入力に供給され、その他
方の入力であるクロツク信号T1がHレベルに立
上つた時点でアンド回路AN13の出力がHレベ
ルになり、このHレベルの出力がD−フリツプフ
ロツプFF5のクロツク入力にオア回路OR7を介
して加えられる。これによつてプリパージ用シフ
トレジスタPSRとトライアル用シフトレジスタ
TSRとの間での動作タイミングの整定がなされ
る。
なお、D−フリツプフロツプFF5のQ出力が
Hレベルになつた時点で、何かの異常で端子FD
がHレベル(疑似火炎の検出状態)であれば、プ
リパージ用シフトレジスタPSRの出力はトライ
アル用シフトレジスタTSRに伝達されることは
ない。
(点火動作) プリパージ期間の終了に続いて点火トライアル
期間に入り、前記の動作でメモリM2がセツトさ
れ、そのQ出力がHレベルになると、この出力は
アンド回路AN22の入力の一つに加えられ、ア
ンド回路AN17の出力がHレベルで、かつ同期
パルスΦ1がHレベルであるという条件で、端子
V1を経てトランジスタQ2のベースに入力され
る。これによつてリレーK2が動作して、その接
点K2−1がオンになり、パイロツトバルブPV
が開くと同時に点火器IGも動作し、パイロツト
バーナの点火が試みられる。
なお、メモリM2のQ出力は、オア回路OR6
を介してアンド回路AN3の一方の入力に、また
オア回路OR2を介してナンド回路NA2の一方
の入力にそれぞれ供給され、そして、Q出力はア
ンド回路AN4の一方の入力に加えられる。
トライアル用シフトレジスタTSRにおいて、
クロツク信号T1にもとづいて、プリパージ用シ
フトレジスタPSRと同様にHレベルの信号のシ
フトが行われ、最終段のD−フリツプフロツプ
FF10がHレベルを読込んでそのQ出力がHレ
ベルになると、この出力はオア回路OR9および
アンド回路AN21を経てメモリM3に供給され
てこれをセツトする。
トライアル用シフトレジスタTSRの初段のD
−フリツプフロツプFF6が読込んだHレベルが
最終段のD−フリツプフロツプFF10にシフト
されるまでの時間がパイロツトトライアル期間に
相当する。そしてこの期間内にパイロツトバーナ
の点火に成功し、火炎検出器の出力によつて端子
FDがHレベルになると、変換器2が発生したフ
レイムオフパルスがアンド回路AN20、オア回
路OR9およびアンド回路AN21を経てメモリ
M3に供給される。すなわちメモリM3は、シー
ケンスセレクタにより選択がノンリサイクルの場
合には火炎の検出時に、またリサイクルの場合に
はパイロツトトライアル期間の終了時にセツトさ
れることになる。
メモリM3がセツトされると、その出力を受け
てまずタイマTAが起動し、あらかじめ設定した
ポストイグニツシヨン期間の経過後にトランジス
タQ3をオンにしてリレーK3をオンにする。こ
れによつて接点K3−1が点火器IG側からメイ
ンバルブMV側に切換わる。
また、タイマTAの出力はタイマTBにも供給
され、この時点でタイマTBが起動し、あらかじ
め設定されたメインバルブMVのデイレイ期間の
終了後にアンド回路AN23を経てトランジスタ
Q4のベースに加えられる。これによつてリレー
K4が動作してその接点K4−1がオンになり、
メインバーナMVが開いて正常燃焼状態に入るこ
とになる。
また前記のトランジスタQ2のコレクタは端子
VKおよびオア回路OR2を介してナンド回路NA
2の一方の入力端に接続されている。したがつて
メモリM2のHレベルの出力がアンド回路AN2
2を介してトランジスタQ2のベースに加えられ
たとき、トランジスタQ2がオフ状態からオン状
態に正常に変化すれば、端子VKはHレベルから
Lレベルに変化するが、トランジスタQ2が導通
故障している場合には、端子VKはLレベルのま
まであり、アンド回路AN3の出力がHレベルに
なつてもナンド回路NA2の出力はHレベルのま
まとなり、トランジスタQ5が導通したまま、一
定時間後に安全スイツチがオフになるシヤツトオ
フ動作が行われる。
さらにアンド回路AN22、AN23の入力の
一つには、同期パルスΦ1を反転させたΦ1が供
給され、したがつてアンド回路AN22、AN2
3が開かれたとき、トランジスタQ2,Q4のベ
ースにはパルス衰信号Φ1が供給される。したが
つて実際には、このパルス出力で、チヤージポン
プ回路からなる駆動回路6,7に組込まれたリレ
ーK2,K4が駆動されることになる。
(正常消火動作) 熱要求がなくなつてアカスタツトTHがオフに
なつた場合には、変換器1の出力がLレベルにな
るため、アンド回路AN22の入力の一つがLレ
ベルになり、トランジスタQ2がオフになること
によつてリレーK2が非動作となり、接点K2−
1がオフになつてパイロツトバルブPVおよびメ
インバルブMVが閉になり、直ちに消炎する。
また、アカスタツトTHがオフになると同時に
変換器1から出力されたTSオフパルスは、オア
回路OR7を経てメモリM3およびタイマTA,
TBのリセツト入力に供給される。
一方、メモリM1のリセツトはTSオンパルス
によつて、またメモリM2はスタート時にトラン
ジスタQ5が短時間だけオンになつたときにイン
バータIN2から供給されるリセツト信号によつ
て、ともにスタート時にリセツトされるようにな
つている。また、このリセツト信号は、オア回路
OR7を通して、メモリM3およびタイマTA,
TBにも供給されてこれらをリセツトするために
使用される。
(異常時の動作) アカスタツトTHがオンになつて前記のシーケ
ンスが進行する過程で、パイロツトトライアル期
間中での着火に失敗した場合には、パイロツトト
ライアル期間の終了時にメモリM3がセツトされ
るが、火炎検出器の出力である端子FDのレベル
はLのままであるので、ナンド回路NA1の入力
はHレベルの同時条件が成立したままであり、ト
ランジスタQ5は導通状態を保つので、一定時間
後に安全スイツチヒータが安全スイツチをオフに
するシヤツトオフ動作が行われる。
正常燃焼中に異常消炎した場合には、端子FD
のレベルがHからLに変化することによつて変換
器2からフレイムオフパルスが発生する。このフ
レイムオフパルスは、端子SEがHレベル(リサ
イクル)状態であれば、ナンド回路NA3で負の
パルスに変換され、アンド回路AN17を経てナ
ンドNA1に入力される。すなわちナンド回路
NA1の各入力のうち、アンド回路AN13の出
力を受入れている入力のレベルだけがHからL
に、そして再びHになるように変化する。この状
態は、スタート時に端子TSがLレベルからHレ
ベルに変化したのと等価である。
また、フレイムオフパルスは、オア回路OR1
0を介してメモリM1のリセツト入力にも供給さ
れているので、このフレイムオフパルスが発生し
た場合には、最初のスタートと同じ動作が繰り返
されることになる。
なお、端子SEがLレベル(ノンリサイクル)
状態のときは、端子FDがLレベルになることで
ナンド回路NA1のHレベルの同時条件が成立
し、その出力がLレベルになる。この結果、端子
AOがHレベルになつてトランジスタQ5がオン
になり、安全スイツチヒータSSHが発熱し、一
定時間後にシヤツトオフ動作が行われる。
上記の実施例では、異常時にシヤツトオフ動作
を得るために安全スイツチヒータSSHおよびこ
れに組合された安全スイツチを使用した場合を示
したが、自動復帰しないリレーを用いてもよい。
以上のようにこの考案によれば、プリパージ期
間中であることを示す信号で発振器の発振周波数
を変更することができるので、イグニツシヨント
ライアル期間を一定にしたままで、任意のプリパ
ージ期間を設定することが可能である。このため
高い安全性を確保しながら、規格の異なる種々の
燃焼器に対する適応性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のクレーム対応図、第2図は
この考案の一実施例によるデイジタル燃焼制御装
置のブロツク図、第3図は第1図の装置によつて
制御される各要素の接続を示す回路図、第4図
A,Bはその動作を示すタイムチヤートである。 1,2……変換器、3……発振器、4……分周
器、6,7……駆動回路、PSR……プリパージ
用シフトレジスタ、TSR……トライアル用シフ
トレジスタ、MP……整合回路、SSH……安全ス
イツチヒータ、K2,K3,K4……リレー、
TA,TB……タイマ、M1,M2,M3……メ
モリ、CSE……クロツク選択回路、TH……アカ
スタツト、M……フアンモータ、PV……パイロ
ツトバルブ、IG……点火器、MV……メインバル
ブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 起動信号が与えられたときにシヤツトオフ手段
    が正常であることを検出してセツトされる第1の
    メモリと、この第1のメモリがセツトされたとき
    の出力を受けて起動して所定のプリパージ期間を
    計測し、このプリパージ期間の終了時にプリパー
    ジ終了信号を出力するプリパージ用シフトレジス
    タと、上記プリパージ終了信号を受けてセツトさ
    れる第2のメモリと、この第2のメモリがセツト
    された状態における出力信号を受けて、パイロツ
    トバルブを開き、パイロツトバーナの点火を行う
    ように動作する駆動回路と、上記プリパージ終了
    信号を受けて起動して所定のイグニツシヨントラ
    イアル期間を計測し、このイグニツシヨントライ
    アル期間の終了時にイグニツシヨントライアル終
    了信号を出力するトライアル用シフトレジスタ
    と、上記パイロツトバーナの着火を示す火炎検出
    信号または上記トライアル終了信号を受けてセツ
    トされる第3のメモリと、この第3のメモリがセ
    ツトされた状態における出力信号を受けてメイン
    バルブを開き、メインバーナの着火を行うように
    動作する駆動回路と、を有するデイジタル燃焼制
    御装置において、上記のプリパージ用シフトレジ
    スタおよび上記トライアル用シフトレジスタに供
    給されるクロツク信号をつくるための発振器と、
    上記プリパージ用シフトレジスタの動作中だけ上
    記発振器の発振周波数を変更する周波数変更手段
    とを具備したことを特徴とするデイジタル燃焼制
    御装置。
JP3683082U 1982-03-15 1982-03-15 デイジタル燃焼制御装置 Granted JPS58142550U (ja)

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JP3683082U JPS58142550U (ja) 1982-03-15 1982-03-15 デイジタル燃焼制御装置

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JP3683082U JPS58142550U (ja) 1982-03-15 1982-03-15 デイジタル燃焼制御装置

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JPS58142550U JPS58142550U (ja) 1983-09-26
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