JPH0144818Y2 - - Google Patents

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JPH0144818Y2
JPH0144818Y2 JP17016085U JP17016085U JPH0144818Y2 JP H0144818 Y2 JPH0144818 Y2 JP H0144818Y2 JP 17016085 U JP17016085 U JP 17016085U JP 17016085 U JP17016085 U JP 17016085U JP H0144818 Y2 JPH0144818 Y2 JP H0144818Y2
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shoe
lever
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brake
adjustment lever
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はドラムブレーキの回転ドラムとブレー
キシユーとの間の間隙(シユー間隙)を自動的に
調節するために用いられるドラムブレーキ用シユ
ー間隙自動調節装置の改良に関するものである。
従来技術 従来より、互いに接近離隔させられる一対のブ
レーキシユーがそれらの間に位置するストラツト
によつて内周側から支えられる形式のドラムブレ
ーキにおいて、該ブレーキシユーの一方に回動可
能に取り付けられかつ前記ストラツトの一端と係
合させられたアジヤストレバーと、前記一方のブ
レーキシユーに回動可能に取り付けられるととも
にトーシヨンスプリングにより一回動方向へ付勢
されることにより該アジヤストレバーの先端部に
形成された係合歯と係合し、該アジヤストレバー
のシユー間隙拡大方向の回動は阻止するがシユー
間隙縮小方向の回動は許容するアジヤストラツチ
とを備え、前記ブレーキシユーのシユー間隙を自
動調節するシユー間隙自動調節装置が提供されて
いる。たとえば、本出願人が先に出願した実願昭
60−4462号に記載されたもの等がそれである。
かかるドラムブレーキ用シユー間隙自動調節装
置においては、ホイールシリンダによるブレーキ
シユー拡開時にブレーキシユーの摩耗に応じてア
ジヤストレバーがストラツトの一端を介してシユ
ー間隙縮小方向に回動させられるようになつてお
り、実際のシユー間隙が予め定められたシユー間
隙を超えたときに、アジヤストレバーの戻り位置
がアジヤストラツチとの係合によりシユー間隙縮
小方向へ変更させられることに基づいてシユー間
隙が調節される。そして、このドラムブレーキ用
シユー間隙自動調節装置にいては、アジヤストレ
バーが予め定められた回動位置に到達したときに
アジヤストレバーに形成された突起がストラツト
に当接させられるようになつており、これによ
り、それ以降のシユー間隙の調節を部品点数を増
加させることなく阻止し得るという利点を有して
いる。
考案が解決すべき問題点 しかしながら、かかるドラムブレーキ用シユー
間隙自動調節装置においても、未だ解決すべき問
題があつた。すなわち、回動ピンとそれが嵌合さ
れるブレーキシユーの嵌合穴との間の遊び寸法公
差、アジヤストレバーおよびストラツトの寸法公
差等の累積に起因して、アジヤストレバーがその
突起と前記ストラツトとの当接により停止させら
れる位置が大きくばらつく場合があるという問題
があつたのである。
問題点を解決するための手段 本考案は以上の事情を背景にして為されたもの
であり、その要旨とするところは、前記のような
ドラムブレーキ用シユー間隙自動調節装置であつ
て、前記アジヤストレバーの先端部に当接部を形
成する一方、前記トーシヨンスプリングの一端部
に、アジヤストレバーの先端部に向かつて突出
し、そのアジヤストレバーが予め定められた回動
位置に到達したとき前記当接部と係合するストツ
パ部を設けたことにある。
作 用 このようにすれば、アジヤストレバーの先端部
に当接部が形成されている一方、トーシヨンスプ
リングの一端部に、アジヤストレバーの先端部に
向かつて突出し、そのアジヤストレバーが予め定
められた回動位置に到達したとき前記当接部と係
合するストツパ部が設けられているので、アジヤ
ストレバーが予め定められた回動位置に到達した
ときには、アジヤストレバーの当接部がトーシヨ
ンスプリングのストツパ部と係合させられて、ア
ジヤストレバーの係合歯とアジヤストラツチとの
相対移動が阻止される。
考案の効果 この結果、部品点数の増加を伴わないという従
来の効果を維持しつつ、前記のような寸法公差等
の累積に拘わらず、予め定められた回動位置にて
アジヤストレバーの回動を一層確実に阻止し得、
以て予め定められたアジヤストレバーの回動位置
にてシユー間隙の調節が従来に比べて確実に阻止
されることとなる。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第3図は本考案が適用されたシユー間隙自動調
節装置を備えたドラムブレーキの要部を示す図で
あつて、バツキングプレート10上には一対のブ
レーキシユー12,14がシユーホルドダウン装
置16,18により互いに拡開可能に取り付けら
れている。ブレーキシユー12,14の各一端部
はバツキングプレート10上に固定されたアンカ
20の両側面にそれぞれ当接させられているとと
もに、ブレーキシユー12,14の各他端部はバ
ツキングプレート10上に固定されたホイールシ
リンダ22の両端部とそれぞれ係合させられてい
る。また、ブレーキシユー12,14の間にはそ
れ等を互いに接近する方向へ常時付勢するリター
ンスプリング23が張設されている。そして、ホ
イールシリンダ22によつて一対のブレーキシユ
ー12,14がリターンスプリング23の付勢力
に抗して互いに外周側へ拡開されて回転ドラム
(図示せず)に押し付けられることにより、回転
ドラムの回転が抑制されるようになつている。
ブレーキシユー12には、パーキングレバー2
4がその一端部においてピン26により回動可能
に取り付けられており、パーキングレバー24の
他端部にはパーキングケーブル28が連結されて
いる。一方、ブレーキシユー14には、長手板状
を成し、その一端部に係合歯29を有するアジヤ
ストレバー30がその他端部においてピン32に
より位置に取り付けられているとともに、掛止歯
34を有するアジヤストラツチ36がピン38に
より回動可能に取り付けられている。アジヤスト
ラツチ36はトーシヨンスプリング40によつて
掛止歯34がアジヤストレバー30の係合歯29
と係合する方向(第3図中右まわり)へ常時付勢
されており、係合歯29と掛止歯34との係合に
よりアジヤストレバー30はシユー間隙拡大方向
の回動は阻止されているがシユー間隙縮小方向の
回動は許容されている。そのように、アジヤスト
ラツチ36の取付位置、係合歯29、掛止歯34
等の形状等が決定されている。
ブレーキシユー12,14の間には、第3図お
よび第4図に示すように、ストラツト42が架け
渡されており、そのストラツト42とブレーキシ
ユー12との間にはストラツト42をブレーキシ
ユー12の側へ常時付勢するスプリング44が張
設されている。このため、ホイールシリンダ34
によりブレーキシユー12,14が拡開させられ
るときには、ストラツト42はブレーキシユー1
2と共に移動し、ブレーキシユー14とは反対方
向へ相対移動させられる。ストラツト42の両端
部には一対の切欠46,48がそれぞれ形成され
ており、切欠46と48の内部にブレーキシユー
12およびパーキングレバー24のピン26側の
各一部とブレーキシユー14の一部およびアジヤ
ストレバー30の中間部分とがそれぞれ嵌め入れ
られている。また、アジヤストレバー30の長手
方向略中央部には係合穴50が形成されており、
その係合穴50にストラツト42の一端に突設さ
れた突起52が所定の遊びを有して係合させられ
ている。係合穴50のブレーキシユー12に近い
側の内側面と突起52との間の間隙Aは、一対の
ブレーキシユー12および14と回転ドラムとの
間の適正なシユー間隙の下限値をそれぞれ合わせ
た量に対応する寸法とされている。そして、ブレ
ーキシユー12,14が摩耗してホイールシリン
ダ22によるブレーキシユー12,14の拡開量
が大きくなると、それに伴つてストラツト42の
ブレーキシユー14に対する第3図中左方向への
相対移動距離も大きくなり、ストラツト42の突
起52が係合穴50の前記内側面に当接しつつア
ジヤストレバー42がシユー間隙縮小方向(第3
図中右まわり)へ回動させられる。そして、実際
のシユー間隙が予め定められたシユー間隙を超え
たときには、アジヤストレバー30の係合歯29
がアジヤストラツチ36の掛止歯34を一個乗り
越えて、アジヤストレバー30の戻り位置がシユ
ー間隙縮小方向へ変更されることにより、シユー
間隙が自動的に調節される。
このように構成されたシユー間隙自動調節装置
には、更に、第1図および第2図に示すように、
アジヤストレバー30の係合歯29側の端部にお
いてバツキングプレート10に向かつて所定距離
突出する突起52が半抜き加工によつて形成され
ているとともに、前記トーシヨンスプリング40
のアジヤストラツチ36と係合させられている側
の端部が、それが取り付けられた状態においてア
ジヤストレバー30の先端部に接近する方向へ所
定距離延び出させられるとともにその突出端部が
アジヤストレバー30の略シユー間隙拡大方向へ
曲成されることにより、ストツパ部54が形成さ
れている。このストツパ部54は前記突起52に
対してアジヤストレバー30のシユー間隙縮小方
向の回動方向における前進側に所定距離離れて位
置させられており、アジヤストレバー30が予め
定められた回動位置に到達したときに突起52が
ストツパ部54と係合させられて、アジヤストラ
ツチ36がアジヤストレバー30の係合歯29と
非係合方向(第1図中左まわり)へ回動するのを
阻止する。これにより、係合歯29と掛止歯34
との相対移動が阻止されて、突起52がストツパ
部54と係合させられた後以降のアジヤストレバ
ー30のシユー間隙縮小方向への回動が阻止され
る。なお、本実施例においては、突起52が当接
部として機能している。
このように、本実施例によれば、アジヤストレ
バー30が予め定められた回動位置に到達したと
きに、アジヤストレバー30に形成された突起5
2がトーシヨンスプリング40のストツパ部54
と係合させられてアジヤストレバー30の係合歯
29とアジヤストラツチ36の掛止歯34との相
対移動が阻止される。これにより、部品点数の増
加を伴わないという従来の効果を維持しつつ、ピ
ン32とそれが嵌合されるブレーキシユー14の
嵌合穴との間の遊び寸法公差、前記間隙Aの寸法
公差等の累積に拘わらず、予め定められた回動位
置にてアジヤストレバー30の回動を確実に阻止
し得、以て予め定められたアジヤストレバー30
の回動位置にてシユー間隙の調節が従来に比べて
一層確実に阻止されることとなる。
また、本実施例においては、当接部として機能
する突起52の半抜き加工を係合穴50等の打抜
き加工と同時に行い得るとともに、ストツパ部5
4がトーシヨンスプリング40の一端部を単に曲
成することによつて容易に形成し得るため、本考
案のシユー間隙自動調節装置が容易かつ安価に製
造される利点がある。
なお、前述の実施例において当接部は必ずしも
突起状に形成する必要はなく、たとえば、第5図
に示すように、アジヤストレバー30の先端部に
その回動方向に略沿つて延びる長穴58を形成
し、その長穴58内にトーシヨンスプリング60
の一端部に形成されたストツパ部62を係合させ
ることにより、長穴58のブレーキシユー14側
(図中右側)の小幅部64とトーシヨンスプリン
グ60のストツパ部62との係合に基づいてアジ
ヤストレバー56の一定量以上の回動を阻止する
ようにしても良いし、また、第6図に示すよう
に、アジヤストレバー66のブレーキシユー12
側(図中左側)の側端面の一部である角部68が
トーシヨンスプリング70の一端部に形成された
ストツパ部72と係合させられるようにすること
も可能である。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図の要部拡大図である。第2図は
第1図における−視断面の要部を示す図であ
る。第3図は本考案が適用されたシユー間隙自動
調節装置を備えたドラムブレーキの要部を示す正
面図である。第4図は第3図における−視断
面の要部を示す図である。第5図および第6図は
本考案の他の例の要部をそれぞれ示す図であつ
て、第1図に対応する図である。 12,14:ブレーキシユー、29:係合歯、
30,56,66:アジヤストレバー、36:ア
ジヤストラツチ、40,60,70:トーシヨン
スプリング、42:ストラツト、{52:突起、
64:小幅部、68:角部}(当接部)、54,6
2,72:ストツパ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに接近離隔させられる一対のブレーキシユ
    ーがそれらの間に位置するストラツトによつて内
    周側から支えられる形式のドラムブレーキにおい
    て、該ブレーキシユーの一方に回動可能に取り付
    けられかつ前記ストラツトの一端と係合させられ
    たアジヤストレバーと、前記一方のブレーキシユ
    ーに回動可能に取り付けられるとともにトーシヨ
    ンスプリングにより一回動方向へ付勢されること
    により該アジヤストレバーの先端部に形成された
    係合歯と係合し、該アジヤストレバーのシユー間
    隙拡大方向の回動は阻止するがシユー間隙縮小方
    向の回動は許容するアジヤストラツチとを備え、
    前記ブレーキシユーのシユー間隙を自動調節する
    シユー間隙自動調節装置であつて、 前記アジヤストレバーの先端部に当接部を形成
    する一方、前記トーシヨンスプリングの一端部
    に、該アジヤストレバーの先端部に向かつて突出
    し、該アジヤストレバーが予め定められた回動位
    置に到達したとき前記当接部と係合するストツパ
    部を設けたことを特徴とするドラムブレーキ用シ
    ユー間隙自動調節装置。
JP17016085U 1985-11-05 1985-11-05 Expired JPH0144818Y2 (ja)

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JPS6281735U JPS6281735U (ja) 1987-05-25
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