JPH0144641Y2 - - Google Patents

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JPH0144641Y2
JPH0144641Y2 JP1007884U JP1007884U JPH0144641Y2 JP H0144641 Y2 JPH0144641 Y2 JP H0144641Y2 JP 1007884 U JP1007884 U JP 1007884U JP 1007884 U JP1007884 U JP 1007884U JP H0144641 Y2 JPH0144641 Y2 JP H0144641Y2
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JP
Japan
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girder
bolt
column
fixed
reinforcing material
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JP1007884U
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JPS60122401U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカーポートやテラス等における移設自
在とした柱と桁材との取付け構造に関するもので
ある。
一般にカーポートやテラス等においては、車の
出し入れを容易にしたり、障害物等を避けるため
に、桁材を支持する柱を移設する必要が生じる
が、柱と桁材とはあらかじめ所定の位置に固定さ
れるように設計されているため、柱を任意の位置
に移設するには、別途ボルト孔等を現地で加工し
て行わなければならず、きわめて面倒であつた。
また、柱を桁材の中央部に寄せすぎると、桁材
に無理な荷重が作用するため、桁材と移設した柱
との隅部に補強材を配する必要が生ずるが、従来
はこの補強材の取り付けを現地の状況に応じて検
討しなければならず、補強材の取付けに必要なボ
ルト孔の加工等を必要とし、移設する柱と桁材と
の取付位置の調整や変更もしにくい等多くの欠点
があつた。
本考案は上記従来の欠点を解消するためになさ
れたもので、桁材の底面及び両側面に、長手方向
に沿つてボルトの頭部を案内する係合溝を設け、
桁材の底面の係合溝に頭部が係合されたボルトの
脚部を、移設する柱の上端に固定された連結金具
の天板に設けたボルト孔より突出させて、ナツト
により締付け固定すると共に、該桁材の両側面の
係合溝に頭部が係合されたボルトの脚部を、柱の
上端両側面に固定された連結板に設けたボルト孔
より突出させたナツトにより締付け固定し、その
柱と桁材との隅部に配された補強材の一端を柱に
固定し、桁材の底面の係合溝に頭部が係止された
ボルトの脚部を、補強材の他端に設けたボルト孔
より突出させてナツトにより締付け固定できるよ
うにし、構成と移設操作の簡易である柱と桁材と
の移設自在な取付け構造を提供しようとするもの
である。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて具体
的に説明する。
第1図は本考案に係る移設自在とした柱と桁材
との取付け構造を採用して組立てられたカーポー
トの斜視図であり、図中1は基礎面上に立設され
た柱で、その上端には連結板2を介して桁材3が
水平にボルト5により固定されており、桁材3の
中央部寄りに設けられている柱1と桁材3との隅
部には、補強材4が固定されている。そして、両
桁材3,3間にはアーチ状に形成された屋根板受
材で、6,6……が所定間隔をおいて架設され、
図示を略したボルト・ナツトを介して固定されて
いる。
7は上記のように載架された屋根板受材6の中
央部を互いに連接する中梁で、構造物の剛性を高
める役目を果し、屋根板受材6のスパンが長い場
合には、所定間隔をおいて平行に2本又は3本設
けられることもある。
8は各屋根板受材6,6間に配置された屋根板
でアーチ状に形成され、その端縁は屋根板受材6
と屋根板受材6上に平行に配置された屋根板押圧
材9間に挾着され、ボルト・ナツト10にて締付
け固定されている。
第2図は第1図に示す矢視A−A線に沿つて切
断した断面図で、第3図及び第4図は各々第1図
に示す矢視B及び矢視Cより見た一部破断側面図
で、桁材3の底面及び両側面には、ボルトの頭部
を係合、案内する係合溝11が桁材3の長手方向
に沿つて設けられている。また、12aは桁材3
の両側面に設けた係合溝11に頭部が係合された
ボルトで、その脚部は柱1の上端両側面にボルト
5a−ナツト5bにて固定された丁字状の連結板
2の肩部に設けたボルト孔より側方に突出されて
ナツト15bにより締付け固定されている。
そして、移設する柱1と桁材3との隅部には、
補強材4が配されており、補強材4の一端はボル
ト・ナツト5により柱1に固定されているが、補
強材4の他端は、第4図に示すように桁材3の底
面に設けた係合溝11に頭部が係合されたボルト
13aの脚部を、補強材4の他端に設けたボルト
孔より下方に突出させてナツト13bにより締付
け固定されている。
上記構成よりなる本考案においては、ナツト1
2b及び13bをゆるめることにより、ボルト1
2a及び13aの頭部は桁材3の底面及び両側面
に設けた係合溝11に係合されたまま係合溝11
に案内されてスライドすることができるので、柱
1は補強材4と共に第1図において矢印で示すよ
うに桁材3の長手方向に沿つて任意の位置に移設
することができ、移設位置を調節した後ナツト1
2b及び13bを締付け固定するだけで移設を完
了することができる。
なお、本実施例においては、移設する柱1と桁
材3との隅部に配された補強材4は、桁材3の端
部側の隅部に配されているが、柱1が桁材3の端
部に立設される場合には、この補強材4が桁材3
の中央寄の隅部に配されるように、柱1の反対面
に取付けてもよい。
本考案の移設する柱と桁材との取付け構造は上
記のように構成されているので、ナツトをゆるめ
ることにより移設する柱を桁材の長手方向に沿つ
てボルトの頭部を係合溝に係合させたまま任意に
スライドさせることができ、移設位置を調節した
後ナツトを締付けるだけで固定することができる
から、従来のように移設位置に応じて別途ボルト
孔等を現地で加工する必要はない。また、一端が
移設される柱に固定された補強材の他端には、桁
材の底面の係合溝に、頭部が係合されているボル
トの脚部を差込むためのボルト孔が設けられてお
り、その孔より突出させたボルトの脚部を締付け
固定するナツトをゆるめることにより、補強材も
移設する柱と共に同時に移設することができるか
ら、補強材の移設位置に応じて別途ボルト孔等を
現地で加工する必要はない。更に、移設する柱が
桁材の中央部に寄りすぎても、桁材の端部側は補
強材により補強されるので、強度的には全く問題
はない。そして、締付固定するための各ボルトは
ボルトの頭部が係止されている案内溝に沿つて任
意の位置にスライドさせることができるので、移
設位置の微調整が可能であり、また、ボルト・ナ
ツトを仮締めしておくことができるので、ボル
ト・ナツトの締付け作業がきわめて容易となり、
部品点数も比較的少なく、構造も簡単で取扱い易
く、安価に製作することができる等多くの利点を
有し、カーポートやテラス等に好適なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る移設する柱と桁材との取
付け構造を採用して組立てられたカーポートの斜
視図、第2図は第1図に示す矢視A−A線に沿つ
て切断した断面図、第3図及び第4図はそれぞれ
第1図に示す矢視B及び矢視Cより見た一部破断
側面図である。 1……柱、2……連結板、3……桁材、4……
補強材、5a,5b……ボルト・ナツト、6……
屋根板受材、7……中梁、8……屋根板、9……
屋根板押圧材、10……ボルト・ナツト、11…
…係合溝、12a,12b……ボルト・ナツト、
13a,13b……ボルト・ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 桁材の底面及び両側面に、長手方向に沿つてボ
    ルトの頭部を案内する係合溝を設け、該桁材の両
    側面の係合溝に頭部が係合されたボルトの脚部
    を、柱の両側面に固定された連結板に設けたボル
    ト孔より突出させてナツトにより締付け固定し、
    その柱と桁材との隅部に配された補強材の一端を
    柱に固定し、桁材の底面の係合溝に頭部が係止さ
    れたボルトの脚部を、補強材の他端に設けたボル
    ト孔より突出させてナツトにより締付け固定した
    ことを特徴とする、移設自在とした柱と桁材との
    取付け構造。
JP1007884U 1984-01-30 1984-01-30 移設自在とした柱と桁材との取付け構造 Granted JPS60122401U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1007884U JPS60122401U (ja) 1984-01-30 1984-01-30 移設自在とした柱と桁材との取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1007884U JPS60122401U (ja) 1984-01-30 1984-01-30 移設自在とした柱と桁材との取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60122401U JPS60122401U (ja) 1985-08-17
JPH0144641Y2 true JPH0144641Y2 (ja) 1989-12-25

Family

ID=30490930

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JP1007884U Granted JPS60122401U (ja) 1984-01-30 1984-01-30 移設自在とした柱と桁材との取付け構造

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JP (1) JPS60122401U (ja)

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JPS60122401U (ja) 1985-08-17

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