JP3037880U - 斜面に用いる仮設台 - Google Patents

斜面に用いる仮設台

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JP3037880U
JP3037880U JP1996011128U JP1112896U JP3037880U JP 3037880 U JP3037880 U JP 3037880U JP 1996011128 U JP1996011128 U JP 1996011128U JP 1112896 U JP1112896 U JP 1112896U JP 3037880 U JP3037880 U JP 3037880U
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rod
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slope
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JP1996011128U
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生坂英雄
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生坂 英雄
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築中の屋根上などの斜面に建築工具や建築
資材を配置する構造物を容易かつ適正に構築できるよう
にする。 【構成】 一定の長さをもつ主杆10の一端部に支柱1
3を揺動自在に取り付ける。その支柱13は主杆10の
一端部に取り付けられるガイド軸14と、このガイド軸
14の中に挿入される直動軸15により伸縮自在に構成
する。また、主杆10の他端部と支柱13の下端にそれ
ぞれ座板12,18を揺動自在に取り付ける。そして、
支柱13で主杆10が水平状に支持される状態にして座
板12,18を屋根などの斜面に固定する。これを屋根
上に並列に仮設した後、主杆10の上に棚板8を架設す
ることにより、その棚板上に建築資材などを安定状態に
配置できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、斜面に用いる仮設台に関し、特に家屋の建築時にその屋根の上に建 築工具や瓦その他の建築資材を配置できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、急勾配の斜面で物品は安定状態を保つことができず、放置時には転落 する畏れもあって危険であった。例えば、家屋の建築時には斜面状の屋根に建築 工具や瓦その他の建築資材を配置することが多いが、この場合には量的に多くの 物品を配置できないばかりでなく、それら物品の転落により下方の歩行者に怪我 を負わせたり、物品自体の破損を招くなどの危険性があった。そこで、家屋の建 築時には、一般に建築工具や建築資材などの物品を載せる荷台を屋根上に仮設し ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、その種の荷台は角材を互いに釘などで結合したり、鋼管を針金 などで互いに結合したりして組み上げていたので、補助的作業でありながら時間 がかかり非効率であった。
【0004】 また、そのような理由から大きな設置面を有する荷台を組み上げることが難し く容量的に不十分なものが多く、未熟な作業者では仕上がりが不安定になること もあり、しかも瓦葺きなど作業終了時における解体にも多分に時間を要するなど の煩わしさがあった。
【0005】 そこで、本考案はその種の荷台を熟練を要せず誰でも容易に仮設および解体で きるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は上述の目的を達成するため、棚板を支持する主杆と、この主杆の長手 方向一端部を支持する支柱を備え、このうち主杆は前記支柱を斜面の下側にして 水平状に支持され、その支柱は前記主杆の一端部に取り付けられるガイド軸と該 ガイド軸に嵌合される直動軸とにより伸縮自在に構成し、その直動軸の下端と前 記主杆の他端部にそれぞれ固定用の座板を揺動自在に設けたことを特徴とする斜 面に用いる仮設台を提供するものである。
【0007】 また、より好適な態様として、請求項2の考案では支柱のガイド軸を主杆に揺 動自在に取り付けて、前記主杆と支柱とが直交および平行するようにしている。
【0008】 ここで、請求項3の考案では、支柱の揺動を規制するべく、主杆と支柱を結ぶ 補強杆を備えるようにしている。
【0009】 特に、請求項4の考案では、支柱を閉脚状態で揺動規制できるようにするため 、支柱が主杆に平行する状態で主杆に補強杆の一端が連結される取付部を設けて いる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の適用例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本願に係る 仮設台の使用例として、屋根上に仮設した荷台を示す。
【0011】 図1おいて、1は家屋を構成する軸組としての柱、2は柱1の間に架設される 軒桁、3は軒桁2の間に架設される小屋梁、4は小屋梁3上に架設される母屋桁 、5は図示せぬ棟木と軒桁2の間に架設される垂木、6は垂木5の上に敷設され て瓦その他の屋根材を支持する野地板であり、本願に係る仮設台7は例えば野地 板6上に並列に仮設される。
【0012】 ここで、8は仮設台7の間に架設した棚板であり、その棚板8上には建築工具 や建築資材などの物品Aが配置される。なお、棚板8として、合板など所要厚の 木板を利用することができる。
【0013】 次に、図2は仮設台7を示した斜視図である。この図で明確にしているように 、仮設台7は1200mm程度の長さをもつ主杆10を備える。この主杆10は 、逆凹字形の断面をもつ溝形鋼で成り、その長手方向一端には鋼板などで成る接 続用板11を上部側に向けて突設し、他端部には鋼板などで成る座板12を揺動 自在に取り付けている。
【0014】 また、接続用板11と座板12との間において、主杆10の長手方向一端部に は接続用板11に近接して支柱13を揺動自在に取り付けている。特に、その支 柱13は主杆10に揺動自在に取り付けられるガイド軸14と該ガイド軸中に設 けられる直動軸15で伸縮自在に構成される。このうち、ガイド軸14は例えば 角状管であって上端が揺動板16を介して主杆10に取り付けられ、その下端に は補強杆17の一端を接続できるようにしてある。一方、直動軸15は例えば溝 形鋼であってガイド軸14の軸線方向に向け摺動自在とし、その下端には鋼板な どで成る座板18を揺動自在に取り付けている。なお、直動軸15には軸方向に 向け所要の間隔で貫通孔19を対向して形成しており、その貫通孔19の位置に て突出量を段階的に切り換えられるようにしてある。
【0015】 ここで、補強杆17は使用時に主杆10と支柱13との間に斜状に架設される 長尺な板材であり、その一端は主杆10の一部に蝶ナット20と図示せぬボルト で固定され、他端は上述の如くガイド軸14の下端に固定される。
【0016】 図3は支柱の揺動状態を示した側面図であり、この図から支柱13が主杆10 に対して直交する状態から平行する状態の範囲で揺動自在であることが判る。す なわち、使用時には主杆10と支柱13を直交状態にし、非使用時には主杆10 と支柱13を平行状態にてコンパクトにできる。
【0017】 なお、主杆10には補強杆17の一端を連結する部位として、主杆10と支柱 13が直交状態で図2に示した蝶ナット20と螺合するボルトが通る孔のほか、 取付部としての貫通孔21が座板12の近傍に対向して形成されており、支柱1 3を主杆10と平行状態にしたとき、その貫通孔21の位置にて補強杆17の一 端を上述のボルトと蝶ナット20で固定できるようにしてある。このため、その 状態にして支柱13の揺動が規制され、これを閉脚状態のまま手軽に持ち運べる ことになる。
【0018】 次に、図4には図3におけるX−X線断面を示す。この図に示すように座板1 2の上面には主杆10の両側面に密着するブラケット23が突設されている。そ して、ブラケット23には主杆10を通してボルト24が貫通され、そのボルト 24には蝶ナット25が螺合されている。従って、その蝶ナット25を締め付け ることにより、座板12を所定の角度で固定することができる。
【0019】 また、図5に示しているように、他方の座板18もその上面にブラケット26 をもち、そのブラケット26が支柱の下端にあって直動軸15の側面に密着する ようにしてある。そして、そのブラケット26にも直動軸15を通してボルト2 7を貫通させ、そのボルト27に蝶ナット28を螺合している。このため、座板 18も蝶ナット28の締め付けをもって所定の角度に固定することができる。
【0020】 次に、図6は図3におけるY−Y線断面を示している。この図に示すように、 支柱13のガイド軸14には補強杆17の一端を取り付けるアングルプレート2 9が固着されており、そのアングルプレート29と補強杆17とにボルト30を 通して蝶ナット31で双方を互いに締結できるようにしている。なお、図6にお いて、32,33は支柱13の伸縮動作を規制するボルトと蝶ナットである。
【0021】 図7は図3におけるZ−Z線断面であり、この図に示すようにボルト32は支 柱13のガイド軸14と直動軸15を貫通し、これに蝶ナット33を螺合するよ うにしている。なお、直動軸15には図2に示した貫通孔19の位置にてボルト 32が通されるのであり、またガイド軸14には貫通孔19と対応する位置にて 貫通孔34を穿ってある。
【0022】 また、この図に示すように、ガイド軸14の上端は揺動板16に挟まれた状態 で固着されている。揺動板16は主杆10の内側に填め込まれ、その位置で主杆 10には揺動板16を通してボルト36を貫通させている。そして、そのボルト 36には蝶ナット37を螺合している。従って、支柱13は蝶ナット37の締め 付けにより揺動を規制することができる。
【0023】 ここで、上述のように構成された仮設台7の使用例を説明すると、この仮設台 7は図1に示すように斜面として建築中の家屋の屋根面に仮設して、物品Aを載 せる荷台の基礎を成す。これを屋根面に固定するには、先ず主杆10と支柱13 を直交状態で固定し、更に補強杆17で主杆10と支柱13を繋いで補強する。
【0024】 次いで、屋根の勾配に合わせて支柱13の長さを調節し、その支柱13を屋根 の下側にして座板12,18を屋根面に固定するのであり、これにより主杆10 が水平状態で支持されることになる。なお、座板12,18は図2に示した小孔 12a,18aから野地板6を通じて母屋桁4に釘を打ち込むことにより固定す ることができる。
【0025】 このようにして仮設台7を屋根上に並列に仮設し、好ましくは接続用板11に 板材39を架設して隣接する仮設台7を相互に結合し、その状態で主杆10の上 に棚板8を架設することにより物品Aを載せる荷台と成し得る。なお、接続用板 11は棚板8の落下を防止する止め具としての機能も有する。
【0026】 以上、本考案の一例を図面に基づいて詳細に説明したが、本願に係る仮設台は 家屋の屋根上に仮設するだけでなく、傾斜地その他の斜面に仮設して種々の物品 を支持することができる。例えば、傾斜地における花台としての利用法などがあ る。
【0027】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、斜面上で主杆が支柱により水 平状に支持され、その状態にして主杆が座板により固定されるようにしたため、 建築中の屋根面などに建築工具や建築資材を配置する水平な荷台を容易に作り上 げることができる上、使用後の取り外しも容易であり、更に支柱をガイド軸と直 動軸とで伸縮自在に構成したことから様々な勾配の斜面でも主杆を水平状に支持 することができる。
【0028】 また、支柱を主杆に揺動自在に取り付けて、その主杆と支柱とが直交および平 行するようにしたことにより、使用時には支柱を直交状態にして主杆を適正に支 持することができ、しかも非使用時には支柱を主杆と平行状態にできるから保管 性が上がり持ち運びも容易になる。
【0029】 更に、主杆と支柱を結ぶ補強杆を備えたため使用時における強度が上がり、特 に主杆と支柱を平行状態にして補強杆の一端を連結できる取付部を主杆に設けた ため、主杆と支柱を平行状態のまま支柱の揺動を規制でき搬送時の安全性が増す という効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願に係る仮設台の使用状態を示した側面図
【図2】同仮設台を示す斜視図
【図3】支柱の揺動状態を示す側面図
【図4】図3におけるX−X線断面図
【図5】支柱の下端を部分的に示した拡大図
【図6】図3におけるY−Y線断面図
【図5】図3におけるZ−Z線断面図
【符号の説明】
7 仮設台 8 棚板 10 主杆 12,18 座板 13 支柱 14 ガイド軸 15 直動軸 17 補強杆 21 貫通孔(取付部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願に係る仮設台の使用状態を示した側面図
【図2】同仮設台を示す斜視図
【図3】支柱の揺動状態を示す側面図
【図4】図3におけるX−X線断面図
【図5】支柱の下端を部分的に示した拡大図
【図6】図3におけるY−Y線断面図
【図7】図3におけるZ−Z線断面図
【符号の説明】 7 仮設台 8 棚板 10 主杆 12,18 座板 13 支柱 14 ガイド軸 15 直動軸 17 補強杆 21 貫通孔(取付部)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚板を支持する主杆と、この主杆の長手
    方向一端部を支持する支柱を備え、このうち主杆は前記
    支柱を斜面の下側にして水平状に支持され、その支柱は
    前記主杆の一端部に取り付けられるガイド軸と該ガイド
    軸に嵌合される直動軸とにより伸縮自在に構成し、その
    直動軸の下端と前記主杆の他端部にそれぞれ固定用の座
    板を揺動自在に設けたことを特徴とする斜面に用いる仮
    設台。
  2. 【請求項2】 支柱のガイド軸を主杆に揺動自在に取り
    付けて、前記主杆と支柱とが直交および平行するように
    した請求項1に記載の斜面に用いる仮設台。
  3. 【請求項3】 主杆と支柱を結ぶ補強杆を備えた請求項
    2に記載の斜面に用いる仮設台。
  4. 【請求項4】 支柱が主杆に平行する状態で主杆に補強
    杆の一端が連結される取付部を設けた請求項3に記載の
    斜面に用いる仮設台。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3415460B2 (ja) 1998-12-10 2003-06-09 アルインコ株式会社 屋根作業用荷置き装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0430312U (ja) * 1990-07-05 1992-03-11

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