JPH0144555Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0144555Y2 JPH0144555Y2 JP1983064368U JP6436883U JPH0144555Y2 JP H0144555 Y2 JPH0144555 Y2 JP H0144555Y2 JP 1983064368 U JP1983064368 U JP 1983064368U JP 6436883 U JP6436883 U JP 6436883U JP H0144555 Y2 JPH0144555 Y2 JP H0144555Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hoisting
- load
- alarm
- rope
- storage device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
Description
本考案は巻上装置が巻上げている負荷の大きさ
を検出する荷重検出器に関するものである。さら
に詳しくいえば、ヒステリシス補正装置を有する
荷重検出器に関するものである。第2図に示すよ
うに、ある外部荷重Wをワイヤロープ1と多数の
シーブ2…を介し、外部荷重Wよりはるかに小さ
い引張力wを発生するロープ巻上装置3で支持す
る装置の外部荷重検出器4又は4′(実際は何れ
か1方のみとりつける)において、多数のシーブ
2を介する為に発生するヒステリシスを補正する
装置をもつた荷重検出器を提供することを目的と
するものである。 ところで第1図のようなシーブ装置で荷重W1
を持上げると、シーブ2の軸受の摩擦、ワイヤロ
ープ1がシーブ2に巻きつくときの動摩擦や静摩
擦抵抗などの影響によりW1=2W2とならない。 この動摩擦・静摩擦の影響と検出荷重の関係を
示すと次の様になる。ただしα1〜α4は摩擦の検出
荷重に及ぼす係数で、第4図の修正係数に相当す
る。
を検出する荷重検出器に関するものである。さら
に詳しくいえば、ヒステリシス補正装置を有する
荷重検出器に関するものである。第2図に示すよ
うに、ある外部荷重Wをワイヤロープ1と多数の
シーブ2…を介し、外部荷重Wよりはるかに小さ
い引張力wを発生するロープ巻上装置3で支持す
る装置の外部荷重検出器4又は4′(実際は何れ
か1方のみとりつける)において、多数のシーブ
2を介する為に発生するヒステリシスを補正する
装置をもつた荷重検出器を提供することを目的と
するものである。 ところで第1図のようなシーブ装置で荷重W1
を持上げると、シーブ2の軸受の摩擦、ワイヤロ
ープ1がシーブ2に巻きつくときの動摩擦や静摩
擦抵抗などの影響によりW1=2W2とならない。 この動摩擦・静摩擦の影響と検出荷重の関係を
示すと次の様になる。ただしα1〜α4は摩擦の検出
荷重に及ぼす係数で、第4図の修正係数に相当す
る。
【表】
従つて、停止中も摩擦の影響を受け、検出値の
増減をきたす。このため停止中でも補正を続ける
必要があり、停止中の補正係数はその直前の動作
方向に関係する。従つてその直前の動作方向を記
憶する記憶装置をもうける事により、停止中も正
しく荷重を検出する事が可能となる筈である。 このような原因で同じW1が加わつても上げと
下げでW2に差が生じる。これがヒステリシスと
なる。 しかし、一般にはこのようなヒステリシスの補
正手段をもたないため、巻上装置でロープを巻上
げたときと、巻下げたときに大きなヒステリシス
が発生し、検出装置の精度が低下する。本考案は
このような精度低下を防止するためのヒステリシ
ス補正装置をもつた荷重検出器に関するものであ
る。 第3図を参照するに、5は巻上動作検出装置
で、巻上装置の巻上操作又は巻上の動きを検出す
る装置である。6は巻下動作検出装置で、これに
より巻下操作又は巻下げの動きを検出する。巻上
動作検出と巻下動作検出はコントロールレバーの
回転で検出する場合、コントロールバルブの圧力
で検出した場合、あるいは巻取ドラムの回転で検
出する場合等があり、回転の場合はリミツトスイ
ツチで、又圧力の場合は圧力スイツチ等によつて
行うことができる。 7は巻上動作検出装置5と巻下動作検出装置6
のうち何れが最後に作動したかを検出する記憶装
置である。この記憶装置7と現在の巻上動作検出
装置5及び巻下動作検出装置6の両作動状況とを
比較し、異る場合は記憶装置7の内容を現在の動
作検出状況に変更し、正常であれば第4図のよう
にある修正係数α1〜α4を発生し、異常であれば警
報信号を発する係数発生装置8を有している。 更に前記検出装置4又は4′の検出した荷重信
号に係数発生装置8で発生させた係数を乗ずる演
算装置9を有していて、この演算装置9の演算値
と、この装置に加えてよい外部荷重を記憶してい
る記憶装置11の記憶値とを比較し、加えてよい
外部荷重を超えた荷重が加わらない様警報信号を
発生する比較装置12があり、前記係数発生装置
8及び比較装置12の警報信号により、警報を発
する警報装置13を備えている。 なお記憶装置7、係数発生装置8、演算装置
9、記憶装置11、比較装置12の諸機能をマイ
クロコンピユータにまとめて処理させる場合も勿
論含むものである。 第4図は記憶装置7と巻上げと巻下げの検出装
置5,6の作動状況に対する係数発生装置8と警
報装置13における出力をまとめたものである。
図中0は動作を検出していない状態を、1は動作
を検出している状態を示している。Xは内容に無
関係の状態を示し、α1〜α4は経験値より作成した
所定の修正係数である。 例えば第4図のイの場合の如く、記憶装置7が
巻上げ及び巻下げを共に検出していないときは、
動作検出装置の内容に無関係に警報が発せられ
る。 又第4図のロの場合の如く、記憶装置7が最後
に巻上げ動作は検出せず、巻下げ動作を検出した
場合、動作検出装置が巻上げも巻下げも検出して
いない状態のときは係数発生装置8から修正係数
α1が発せられ演算装置9に送られる。即ち正常の
場合である。 以上説明した如く、巻上・巻下操作時はもとよ
り、両操作の停止時も摩擦の影響を受け、検出値
に影響を及ぼすので、停止中でも補正を続ける必
要がある。停止中の補正係数はその停止直前の動
作方向に関係する為、その直前の動作方向を記憶
する記憶装置を設けることにより、停止中でも正
しく荷重を検出することが可能となる。 以上の如く本考案によればワイヤロープと多数
のシーブを介して外部荷重よりはるかに小さい引
張力で引張るロープ巻上装置でも、多数のシーブ
を介することにより発生するヒステリシス現象を
補正し、荷重検出装置の精度を一段と向上させる
ことができるようになつた。
増減をきたす。このため停止中でも補正を続ける
必要があり、停止中の補正係数はその直前の動作
方向に関係する。従つてその直前の動作方向を記
憶する記憶装置をもうける事により、停止中も正
しく荷重を検出する事が可能となる筈である。 このような原因で同じW1が加わつても上げと
下げでW2に差が生じる。これがヒステリシスと
なる。 しかし、一般にはこのようなヒステリシスの補
正手段をもたないため、巻上装置でロープを巻上
げたときと、巻下げたときに大きなヒステリシス
が発生し、検出装置の精度が低下する。本考案は
このような精度低下を防止するためのヒステリシ
ス補正装置をもつた荷重検出器に関するものであ
る。 第3図を参照するに、5は巻上動作検出装置
で、巻上装置の巻上操作又は巻上の動きを検出す
る装置である。6は巻下動作検出装置で、これに
より巻下操作又は巻下げの動きを検出する。巻上
動作検出と巻下動作検出はコントロールレバーの
回転で検出する場合、コントロールバルブの圧力
で検出した場合、あるいは巻取ドラムの回転で検
出する場合等があり、回転の場合はリミツトスイ
ツチで、又圧力の場合は圧力スイツチ等によつて
行うことができる。 7は巻上動作検出装置5と巻下動作検出装置6
のうち何れが最後に作動したかを検出する記憶装
置である。この記憶装置7と現在の巻上動作検出
装置5及び巻下動作検出装置6の両作動状況とを
比較し、異る場合は記憶装置7の内容を現在の動
作検出状況に変更し、正常であれば第4図のよう
にある修正係数α1〜α4を発生し、異常であれば警
報信号を発する係数発生装置8を有している。 更に前記検出装置4又は4′の検出した荷重信
号に係数発生装置8で発生させた係数を乗ずる演
算装置9を有していて、この演算装置9の演算値
と、この装置に加えてよい外部荷重を記憶してい
る記憶装置11の記憶値とを比較し、加えてよい
外部荷重を超えた荷重が加わらない様警報信号を
発生する比較装置12があり、前記係数発生装置
8及び比較装置12の警報信号により、警報を発
する警報装置13を備えている。 なお記憶装置7、係数発生装置8、演算装置
9、記憶装置11、比較装置12の諸機能をマイ
クロコンピユータにまとめて処理させる場合も勿
論含むものである。 第4図は記憶装置7と巻上げと巻下げの検出装
置5,6の作動状況に対する係数発生装置8と警
報装置13における出力をまとめたものである。
図中0は動作を検出していない状態を、1は動作
を検出している状態を示している。Xは内容に無
関係の状態を示し、α1〜α4は経験値より作成した
所定の修正係数である。 例えば第4図のイの場合の如く、記憶装置7が
巻上げ及び巻下げを共に検出していないときは、
動作検出装置の内容に無関係に警報が発せられ
る。 又第4図のロの場合の如く、記憶装置7が最後
に巻上げ動作は検出せず、巻下げ動作を検出した
場合、動作検出装置が巻上げも巻下げも検出して
いない状態のときは係数発生装置8から修正係数
α1が発せられ演算装置9に送られる。即ち正常の
場合である。 以上説明した如く、巻上・巻下操作時はもとよ
り、両操作の停止時も摩擦の影響を受け、検出値
に影響を及ぼすので、停止中でも補正を続ける必
要がある。停止中の補正係数はその停止直前の動
作方向に関係する為、その直前の動作方向を記憶
する記憶装置を設けることにより、停止中でも正
しく荷重を検出することが可能となる。 以上の如く本考案によればワイヤロープと多数
のシーブを介して外部荷重よりはるかに小さい引
張力で引張るロープ巻上装置でも、多数のシーブ
を介することにより発生するヒステリシス現象を
補正し、荷重検出装置の精度を一段と向上させる
ことができるようになつた。
第1図はシーブ装置の原理図。第2図は1本の
ワイヤと多数のシーブで荷重を巻上げる巻上装
置。第3図は本考案に係る補正装置のブロツク
図。第4図は記憶装置と巻上・巻下検出器の作動
状況に対する出力との関係を表す表である。 図において;1……ロープ、2……シーブ、3
……巻上装置、4,4′……検出装置、5……巻
上動作検出装置、6……巻下動作検出装置、7…
…記憶装置、8……係数発生装置、9……演算装
置、11……記憶装置、12……比較装置、13
……警報装置。
ワイヤと多数のシーブで荷重を巻上げる巻上装
置。第3図は本考案に係る補正装置のブロツク
図。第4図は記憶装置と巻上・巻下検出器の作動
状況に対する出力との関係を表す表である。 図において;1……ロープ、2……シーブ、3
……巻上装置、4,4′……検出装置、5……巻
上動作検出装置、6……巻下動作検出装置、7…
…記憶装置、8……係数発生装置、9……演算装
置、11……記憶装置、12……比較装置、13
……警報装置。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外部荷重W1をワイヤロープ1とシーブ2を
介して吊り上げる装置と該装置によりワイヤロ
ープに発生する張力を検出する荷重検出装置
(4又は4′)を有する巻上装置において、巻
上・巻下げ動作検出装置5,6と、最後に巻上
げ又は巻下げの何れの操作をしたかを記憶して
おく記憶装置7と、前記巻上・巻下動作検出装
置5,6と記憶装置7の記憶内容とにより、そ
れぞれの修正係数α1〜α4を発生する係数発生装
置8および該係数発生装置8で発生した係数に
前記荷重検出装置(4又は4′)により検出さ
れた荷重信号を乗ずる演算装置9を備えている
ことを特徴とするロープ巻上装置に於けるヒス
テリシス補正装置を有する荷重検出器。 (2) 演算装置9の演算値と、この装置の許容外部
荷重を記憶する記憶装置11の記憶値とを比較
する比較装置12、並びに該比較装置12およ
び前記係数発生装置8の警報信号により警報を
発する警報装置13を備えていることを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項記載のロー
プ巻上装置に於けるヒステリシス補正装置を有
する荷重検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6436883U JPS59170594U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | ロープ巻上装置に於けるヒステリシス補正装置を有する荷重検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6436883U JPS59170594U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | ロープ巻上装置に於けるヒステリシス補正装置を有する荷重検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59170594U JPS59170594U (ja) | 1984-11-14 |
JPH0144555Y2 true JPH0144555Y2 (ja) | 1989-12-22 |
Family
ID=30194545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6436883U Granted JPS59170594U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | ロープ巻上装置に於けるヒステリシス補正装置を有する荷重検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59170594U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011079674A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-04-21 | Liebherr-Werk Nenzing Gmbh | クレーンのホイストケーブルによって運ばれる負荷の負荷質量を決定するためのシステム |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5191315B2 (ja) * | 2008-08-29 | 2013-05-08 | 勝三 川西 | 重量測定装置 |
JP5580710B2 (ja) * | 2010-10-06 | 2014-08-27 | 株式会社神戸製鋼所 | クレーンの吊り荷重導出装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5411486A (en) * | 1977-06-29 | 1979-01-27 | Westinghouse Electric Corp | Conducting device for transmission line |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP6436883U patent/JPS59170594U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5411486A (en) * | 1977-06-29 | 1979-01-27 | Westinghouse Electric Corp | Conducting device for transmission line |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011079674A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-04-21 | Liebherr-Werk Nenzing Gmbh | クレーンのホイストケーブルによって運ばれる負荷の負荷質量を決定するためのシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59170594U (ja) | 1984-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2015076116A1 (ja) | 電動ウインチ装置 | |
TWI377168B (en) | Automatic inspecting device for an elevator and automatic inspecting method for an elevator | |
WO2018056026A1 (ja) | 電動ウインチ装置 | |
JP4412175B2 (ja) | エレベーター用調速器 | |
JPH0144555Y2 (ja) | ||
JPH01192689A (ja) | エレベータの制御装置 | |
JP5026078B2 (ja) | エレベータ装置 | |
JP2006321642A (ja) | エレベーターのかご内荷重検出装置 | |
JPH01214596A (ja) | 立坑巻上機制御装置 | |
JPWO2005092764A1 (ja) | エレベータ制御装置 | |
KR20190032608A (ko) | 엘리베이터 제어 장치 및 엘리베이터 제어 방법 | |
JP2007210697A (ja) | エレベータ制御装置 | |
JP3039614B2 (ja) | クレ−ンに於けるエンジン負荷率検出用のラックセンサ異常検出装置 | |
JP2008120472A (ja) | エレベータ装置及びエレベータの制御方法 | |
JP3997475B2 (ja) | エレベータの荷重検出装置 | |
JP2000166291A (ja) | クレーン制御装置 | |
JPH09290965A (ja) | エレベータの起動補償装置 | |
KR101690231B1 (ko) | 로드셀과 인디케이터가 구비된 윈치 시스템 | |
JPH07125945A (ja) | エレベータの制御装置 | |
JPH1081452A (ja) | エレベータの制御装置 | |
JP2004345751A (ja) | エレベータの安全装置 | |
CN113845033B (zh) | 用于起重机的控制方法及装置、控制器和起重机 | |
JPH08231190A (ja) | クレーン用ウインチの駆動制御方法及び装置 | |
JP2563214B2 (ja) | 電動機の制御装置 | |
JP4492055B2 (ja) | インバータ制御クレーン・ホイストの軽負荷増速制御方法およびクレーン・ホイスト用インバータ制御装置。 |