JPH0144488Y2 - - Google Patents

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JPH0144488Y2
JPH0144488Y2 JP1984102885U JP10288584U JPH0144488Y2 JP H0144488 Y2 JPH0144488 Y2 JP H0144488Y2 JP 1984102885 U JP1984102885 U JP 1984102885U JP 10288584 U JP10288584 U JP 10288584U JP H0144488 Y2 JPH0144488 Y2 JP H0144488Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はハンガーコンベアシステムに関する。
[従来技術] 従来、搬送レールに沿つて複数のハンガーを搬
送するようにしたハンガーコンベアシステムにお
いて、作業工程開始前のハンガーを一時ストツク
しておくための投入レールと、作業工程終了後の
ハンガーを一時ストツクしておくための回収レー
ルとは別々の場所に設けられていた。
[考案が解決しようとする問題点] そのため、特に前記投入レールおよぴ回収レー
ルが、工程の種類に応じてそれらのレール毎に前
記ハンガーを仕分けし得るように複数本設けられ
た場合には、そのハンガーコンベアの設置に際し
広いスペースを必要とするものであつた。
また、前記投入レールと回収レールとが離れて
配置されると、両者を同時に見れないため、作業
工程の進行状況が把握し難かつた。
[考案の目的] 本考案は上記問題点を解決するためになされた
ものであつて、その目的は、比較的狭いスペース
にも設置し得、且つ作業工程の進行状況を一目で
把握し得るハンガーコンベアシステムを提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案においては、
各種作業を行うためのワークステーシヨンA乃至
Dに隣接して延びる搬送レール13と、その搬送
レール13に対し吊り下げられ、且つその搬送レ
ール13の形状に沿つて移動し得る複数のハンガ
ー14と、個々のハンガーを識別するためにハン
ガー14に設けられた標識20,21と、前記ハ
ンガー14を予め設定された作業工程の種類毎に
仕分けして吊り下げ得るように複数本設けられ、
且つそれらの作業工程の開始前及び終了後の前記
ハンガー14を同一レール上にストツクするため
のストツクレール12a乃至12cと、それらの
ストツクレール12a乃至12cと前記搬送レー
ル13との間に設けられ、且つ所望の作業工程に
対応する作業工程開始前のハンガー14をその搬
送レール13に投入するための投入装置34a乃
至34c等と、その投入装置により前記搬送レー
ル13に投入され、前記ワークステーシヨンにて
前記所望の作業工程が行われたハンガー14の前
記標識20,21を読取り、識別信号を発生する
判読装置70a乃至70c等と、前記搬送レール
13と前記ストツクレール12a乃至12cとの
間に設けられ、前記判読装置からの識別信号に基
づき前記作業工程終了後のハンガー14を、その
作業工程の種類毎に仕分けして前記作業工程開始
前と同一のストツクレールに導入分配するための
分配装置71a乃至71c,73等とを設けてい
る。
本考案においては、投入装置により搬送レール
に投入され、ワークステーシヨンにて所望の作業
工程が行われたハンガーの標識が判読装置により
読取られ、その判読装置からの識別信号に応じて
分配装置は作業工程終了後のハンガーを、作業工
程の種類毎に仕分けして前記作業工程開始前と同
一のストツクレール上に導入する。
[実施例] 本考案を縫製工場におけるハンガーコンベアシ
ステムに実施した一実施例につき図面に従つて説
明する。
メインレール10、バイパスレール11等によ
つて構成された搬送レール13は、支持体(図示
せず)によつて縫製工場の各種設備に応じて所望
の形状に配設されている。
ハンガー14は、第8図に示すように、前記搬
送レール13上を回動移動するローラー部15
と、そのローラー部15に回動可能に支承され垂
直方向に垂れ下がる腕部16と、その腕部16下
端に取付けられ被縫製物17等を着脱自在に保持
するための保持部18と、前記腕部16の上端に
固着された鍔部19とによつて構成されている。
その鍔部19上には、第9図に示すように、等
間隔に配列されたタイミングマーク20と、それ
らのタイミングマーク20に対応して配置され複
数の前記ハンガー14を個々に識別するための個
別マーク21とが印刷されたマークシート22が
貼付されている。このマークシート22に印刷さ
れたタイミングマーク20と個別マーク21とに
より、個々のハンガー14を識別するための標識
が構成されている。
前記搬送レール13は、前記ハンガー14の進
行方向に関し高低差が生ずるように、前記支持体
によつて配置されている。前記メインレール10
を例に取つて説明すれば、第2図に示すように、
前記ハンガー14の進行方向(矢印K)に関し下
りの傾斜部分23においては、前記ハンガー14
は自重により前記メインレール10に沿つて降下
移動し、また、上りの傾斜部分24においては、
前記ハンガー14は動力搬送装置25等により前
記メインレール10に沿つて引き上げられて移動
する。
更に、第1図乃至第7図に基き、本実施例のハ
ンガーコンベアシステムの構成を前記ハンガー1
4の移動順に従つて説明する。
前記ストツクレール12a乃至12cは、第1
図において右側が低くなるように傾斜して配置さ
れており、それぞれ、右側に位置し且つ縫製作業
開始前の被縫製物を保持した複数のハンガー14
をストツクするための投入レール部26a乃至2
6cと、左側に位置し且つ前記作業終了後の被縫
製物を保持した複数のハンガー14をストツクす
るための回収レール部27a乃至27cとによつ
て構成されている。
前記縫製作業開始前のハンガー14と終了後の
ハンガー14とを仕切り、前記投入レール部26
a乃至26cと前記回収レール部27a乃至27
cとの境界をなす仕切装置28a乃至28cは、
前記ストツクレール12a乃至12c上を前記傾
斜に基きハンガー14と共に移動し得るようにな
つている。
また、前記ストツクレール12a乃至12cの
第1図の右端近傍における前記投入レール部26
a乃至26cには、それぞれ投入レール部26a
乃至26c上のハンガー14の妄動を阻止するた
めの開閉装置29a乃至29cが設けられてい
る。
その開閉装置29aは、第3図に示すように、
エアシリンダ30の作動に伴つてレバー31が揺
動されるように構成されており、下方に揺動され
た閉鎖状態にあるとき、そのレバー31が前記投
入レール部26aにストツクされた前記ハンガー
14の先頭の一つと係合し、そのハンガー14及
びそれ以後に続くハンガー14の移動を阻止し、
また、そのレバー31が上方に揺動された開放状
態にあるとき、そのレバー31と前記ハンガー1
4との係合が解け、それらのハンガー14の移動
を許容するようになつている。
尚、前記開閉装置29b,29cについては、
前記開閉装置29aと同一の構成であるため説明
を省略する。
また、前記仕切装置28a乃至28cは、前記
開閉装置29a乃至29cを越えて移動し得ない
ようになつている。
前記開閉装置29a乃至29cの第1図におけ
る右側には、前記投入レール部26a乃至26c
に対応し、1つの発光部及び2つの受光部を有す
る判読装置32a乃至32cがそれぞれ設けら
れ、前記開閉装置29a乃至29cを通過してき
た前記ハンガー14のタイミングマーク20及び
個別マーク21を検出して識別信号識別コードと
して判読するようになつている。
前記ストツクレール12a乃至12cの第1図
における右端は、同図上方へ向い、前記ハンガー
14を搬送し且つそれらストツクレール12a乃
至12cと前記メインレール10とを連結するた
めの第1の連結レール33a乃至33cと滑らか
に接続されている。
その第1の連結レール33aの端部には、第4
図に示すように、その第1の連結レール33a上
を移動する前記ハンガー14を、前記第1の連結
レール33b上に合流させるための合流装置34
aが設けられている。
その合流装置34aは、前記第1の連結レール
33aの自由端に回動可能に支承された可動腕3
5と、その可動腕35を上方に付勢するための付
勢バネ36とからなり、常にはその可動腕35が
前記ストツクレール12bから第1の連結レール
33bに移動中の前記ハンガー14と接触しない
上方位置に位置すると共に、その可動腕35上を
前記ハンガー14が通過するときは、そのハンガ
ー14の重量によつて前記付勢バネ36が撓みそ
の可動腕35と前記第1の連結レール33bとが
係合する下方位置に位置するように設定されてい
る。
その合流装置34a近傍の前記第1の連結レー
ル33a上には、ストツパー37aが設けられて
いる。そのストツパー37aは第4図に示すよう
に、常には第1の連結レール33aの一部を構成
するように配置された可動腕38が、エアシリン
ダ39の作動によつて撥ね上げられるように構成
され、その可動腕38が撥ね上げられた作動状態
のとき、前記第1の連結レール33a上のハンガ
ー14の移動を阻止するものである。
また、前記第1の連結レール33bの端部に
は、その第1の連結レール33b上を移動する前
記ハンガー14を前記第1の連結レール33c上
に合流するための合流装置34bが設けられ、更
に、その第1の連結レール33cの端部には、そ
の第1の連結レール33c上を移動する前記ハン
ガー14を前記メインレール10上に合流するた
めの合流装置34cが設けられている。尚、合流
装置34cは合流装置34aの可動腕35が弯曲
形成されたものと同様の構成をなす。
更に、前記第1の連結レール33b,33c上
には、ストツパー37b,37cが設けられてい
る。
前記メインレール10は、第1図における反時
計方向にハンガー14を搬送するように構成され
ており、前記第1の連結レール33cから合流さ
れたハンガー14は、前記下りの傾斜部分23に
沿つて移動し、第2図に示すように、その下りの
傾斜部分23の最下点付近に設けられた位置決め
片40にそれらのハンガー14の先頭の一つが、
係合されて停止するようになつている。
前記動力搬送装置25は、第2図に示すよう
に、前記ハンガー14と係合しそれらを前記上り
の傾斜部分24に沿つて一つづつ引き上げるため
の爪部41、前記メインレール10の内部に設け
られ、その爪41を往復駆動するためのエアシリ
ンダを含む動力駆動部(図示せず)等によつて構
成されており、前記ハンガー14が前記位置決め
片40に係合されたときオンされるように配置さ
れた起動スイツチ42によつて作動される。尚4
3は前記ハンガー14の識別コードを判続する判
読装置である。
前記上りの傾斜部分24の頂上近傍には、前記
メインレール10とバイパスレール11Aとの分
岐点が設定されており、その分岐点には切換装置
44が設けられている。
その切換装置44は、第2図及び第5図に示す
ように、前記メインレール10とバイパスレール
11との間において前記ハンガー14を受け渡す
ための腕部45と、その腕部45を所定角度回動
するための動力駆動部46とによつて構成され、
常には前記腕部45が前記バイパスレール11と
係合し且つ前記メインレール10に沿つて移動す
るハンガー14の移動を妨げない不作動位置に位
置するようになつている。そして、前記動力駆動
部46の駆動により、前記腕部45がメインレー
ル10と係合する作動位置に移動されると、前記
動力搬送装置25によつてメインレール10の上
りの傾斜部分24を引き上げられたハンガー14
がその腕部45上に導かれ、作動スイツチ47を
オンする。その作動スイツチ47のオンによつ
て、動力駆動部46が駆動し腕部45がハンガー
14を載せたまま前記バイパスレール11と係合
する前記不作動位置まで移動されて停止し、その
ハンガー14をバイパスレール11上に下ろすよ
うになつている。
そのバイパスレール11は、ワークステーシヨ
ンAに対応して設けられ、第1図における反時計
方向にハンガー14を搬送するように設定されて
いる。
また、そのワークステーシヨンA近傍には、個
別送り装置48が設けられている。その個別送り
装置48は、第6図に示すように、エアシリンダ
49と、そのエアシリンダ49によつて揺動され
る二叉腕50とによつて構成され、常にはその二
叉腕50が作業前若しくは作業中のハンガー14
と係合しその移動を阻止しており、また作業が終
了し作業者によつて作業終了スイツチ51(第1
0図参照)がオンされたとき、前記エアシリンダ
49が作動し、その二叉腕50が1ストローク揺
動されて、作業が終了したハンガー14のみの移
動を許容するようになつている。
前記分岐点から前記個別送り装置48までの間
の前記バイパスレール11はストツク部52を形
成している。そのストツク部52は、ハンガー1
4を数個から十数個、例えば10個吊り下げ得る程
度の比較的短かい長さに設定されている。そし
て、そのストツク部52には、その10個目のハン
ガー14がストツクされたとき検出信号を出力す
る検出装置53が設けられている。前記個別送り
装置48から移動してきたハンガー14は、判読
装置54によつて識別コードが判読された後、復
帰装置55によつて前記メインレール10上に復
帰される。
その復帰装置55は、第7図に示すように、前
記切換装置44と同様に、動力駆動部56及び腕
部57によつて構成され、常にはその腕部57が
前記バイパスレール11と係合し前記個別送り装
置48から移動してきたハンガー14を受け入れ
得るようになつている。その腕部57上に受け入
れられたハンガー14によつて作動スイツチ58
がオンされると、その復帰装置55が作動し、そ
の腕部57が前記メインレール10と係合する位
置まで移動され、そのメインレール10上にハン
ガー14を下ろした後、再び前記バイパスレール
11と係合する位置まで移動される。
前記復帰装置55が作動しているとき、その腕
部57と前記メインレール10上を移動している
ハンガー14が衝突するのを防ぐため、そのメイ
ンレール10上には、ストツパー59が設けられ
ている。
以上詳述した動力搬送装置25から復帰装置5
5へ至る一連のワークユニツト60Aは、以後に
配置されたワークステーシヨンB乃至Dに関して
も同様に設けられており、それらのワークユニツ
トを60B乃至60Dとする。
ワークユニツト60Dに対しハンガー14の移
動方向下流側の前記メインレール10には、更
に、動力搬送装置61、起動スイツチ62、判読
装置63、切換装置64及びその作動スイツチ6
5が設けられている。
その切換装置64は、不作動状態にあるとき、
ハンガー14を前記メインレール10に沿つて通
過させ、また作動状態にあるとき、前記作動スイ
ツチ65のオンにともなにつてハンガー14を第
2の連結レール66上に分岐するようになつてい
る。
上記のようにメインレール10を移動してきた
ハンガー14は、前記合流装置34Cの上流側に
設けられ且つハンガー14の通過を検出するため
の検出スイツチ67を経て、再び前記動力搬送装
置25へと移動する。以上のようにして、メイン
レール10は循環ルートを形成している。
前記第2の連結レール66は、ハンガー14を
第1図における反時計方向に搬送するようになつ
ており、また、動力搬送装置68a乃至68c及
びそれらの起動スイツチ69a乃至69c、判読
装置70a乃至70c、並びに切換装置71a乃
至71c及びそれらの作動スイツチ72a乃至7
2cが設けられている。
そして、その切換装置71cの作動によつて、
ハンガー14は前記ストツクレール12cの回収
レール部27c上に分岐されてストツクされる。
また、同様に切換装置71b,71aの作動に
よつて、ハンガー14はそれぞれ前記回収レール
部27b,27a上に分岐されてストツクされ
る。
第10図を用いてそのハンガーコンベアシステ
ムの動作を制御するための制御回路について説明
する。
マイクロコンピユータ73は、CPU(中央処理
装置)74と、ROM(読み出し専用メモリ)7
5と、RAM(読み出し及び書き込み可能なメモ
リ)76と、入力ポート77と、出力ポート78
とで構成されている。
前記ROM75には、予め設定された各種縫製
工程毎に、それらの作業順に対応した前記ワーク
ユニツト60A乃至60Dの切換装置の作動順デ
ータが記憶されている。
前記入力ポート77には、前記判読装置32a
等、起動スイツチ42等、作動スイツチ47等、
作業終了スイツチ51等、検出装置53等及び検
出スイツチ67が接続されている。
更に、その入力ポート77には、前記開閉装置
29a乃至29cを開放作動させるための投入ス
イツチ79a乃至79cが接続されると共に、選
択キーを備え且つそれを操作することにより前記
ROM75に記憶された切換装置の作動順データ
の中から前記判読装置32a乃至32c毎に所望
のデータを選択するための工程選択装置80が接
続されている。
また、前記出力ポート78には、前記開閉装置
29a等、ストツパー37a等、動力搬送装置2
5等、切換装置44A等、個別送り装置48等、
復帰装置55等が接続され、その出力ポート78
から出力される作動信号に基き、それら各装置の
エアシリンダが作動されるようになつている。
その出力ポート78には、また、表示装置81
が接続されており、縫製工程の種類に対応したス
トツクレール12a乃至12c毎に作業の進行状
況を表示し得るようになつている。
次に、上記のように構成されたハンガーコンベ
アシステムの作動につき、説明する。
ストツクレール12a乃至12cの投入レール
部26a乃至26cには、それぞれ、複数のハン
ガー14が縫製工程の種類毎に仕分けられてスト
ツクされている。そして、これらの工程に対応す
るワークユニツト60A乃至60Dの切換装置の
作動順データを、ストツクレール12a乃至12
cと対応する判読装置32a乃至32c毎に、工
程選択装置80によつて、ROM75から選択し
た後、投入スイツチ79a乃至79cを操作する
と、それらのオン信号に基いてマイクロコンピユ
ータ73から出力される作動信号によつて、対応
する開閉装置29a乃至29cが開放作動し、ハ
ンガー14の投入が開始される。また、投入スイ
ツチ79a乃至79cがオフされると、開閉装置
29a乃至29cが閉鎖し、ハンガー14の投入
が阻止される。尚、それらの投入スイツチ79a
乃至79cは、何れか一つがオンされると、他の
二つは自動的にオフされるように構成されてお
り、各縫製工程毎にハンガー14を投入し得るよ
うになつている。
投入が開始されたハンガー14は、判読装置3
2a乃至32cによつて識別コードが判読され
る。
このとき、RAM76には、それらの識別コー
ド毎に、それらの判読装置32a乃至32cに対
応する前記切換装置の作動順データ及び切換装置
71a乃至71cの作動データが記憶される。更
に、判読装置32b,32cに関しては、前記識
別コードを判読したときに、マイクロコンピユー
タ73からそれぞれ対応するストツパー37a,
37bに作動信号が出力される。そして、それら
ストツパー37a,37bが作動され、それぞれ
第1の連結レール33a,33b上のハンガー1
4の移動を阻止することにより、ストツクレール
12b,12cから第1の連結レール33b,3
3cへのハンガー14の移動が円滑に行われる。
尚、前記作動信号は、識別コードが判読された後
一定時間経過すると出力されなくなり、前記スト
ツパー37a,37bは自動的に不作動となる。
ストツクレール12a乃至12bから第1の連
結レール33a乃至33cへ移動してきたハンガ
ー14は、適宜合流装置34a,34bを介し、
第1の連結レール33a乃至33c上を移動した
後、合流装置34cによつてメインレール10上
に合流される。また、その合流装置34cのメイ
ンレール10上におけるやや上流側をハンガー1
4が移動しているときは、検出スイツチ67が出
力するオン信号に基いて、マイクロコンピユータ
73からストツパー37cへ出力される作動信号
によつて、そのストツパー37cが作動し、前記
ハンガー14のメインレール10への合流が阻止
される。尚、そのストツパー37cは、メインレ
ール10上のハンガー14が合流装置34c近傍
を通過した後、前記ストツパー37a,37bと
同様自動的に不作動となる。
メインレール10上へ合流されたハンガー14
は、ワークユニツト60Aの起動スイツチ42を
オンさせる。その起動スイツチ42から出力され
るオン信号に基いてマイクロコンピユータ73か
らは動力搬送装置25を作動させるための作動信
号が出力される。
その動力搬送装置25によつて搬送されるハン
ガー14は、判読装置43によつて識別コードが
判読される。それに基いて、マイクロコンピユー
タ73内では、その識別コードに対応する前記切
換装置の作動順データと、このワークユニツト6
0Aの切換装置44とが照合される。その切換装
置44と前記作動順データの次に作動すべき切換
装置とが合致し、且つ前記ワークユニツト60A
の検出装置53が検出信号を出力していないと
き、そのマイクロコンピユータ73から切換装置
44へ移動信号が出力され、切換装置44が前記
不作動状態から作動状態へ動かされる。
前記動力搬送装置25によつて分岐点まで搬送
されたハンガー14は、切換装置44が不作動状
態のとき、メインレール10に沿つて移動し、ま
た、作動状態のとき、作動スイツチ47をオンす
る。
その作動スイツチ47からのオン信号に基き、
マイクロコンピユータ73から切換装置44へ作
動信号が出力され、それに伴い切換装置44が作
動され、前記ハンガー14はバイパスレール11
上へ分岐される。
そのバイパスレール11に対応するワークステ
ーシヨンAにおいて、ハンガー14に対する作業
が終了すると、作業者によつて作業終了スイツチ
51がオンされる。そして、その作業終了スイツ
チ51のオン信号に基いて、マイクロコンピユー
タ73から個別送り装置48を作動させるための
作動信号が出力され、その個別送り装置48から
前記ハンガー14が送り出される。
その個別送り装置48から送り出されたハンガ
ー14は、判読装置54によつて識別コードが判
読される。そのとき、マイクロコンピユータ73
においては、識別コードに対応する切換装置71
a乃至71cの作動データ毎、即ちストツクレー
ル12a乃至12c毎に分け、更にその判読装置
54等毎に別けてその判読回数がカウントされ、
それらの結果が表示装置81へ出力される。
その表示装置81においては、それらの結果が
各ワークステーシヨンA乃至Dにおける縫製工程
の種類毎の作業の進行状況として表示される。
前記判読装置54によつて識別コードが判読さ
れたとき、更に、マイクロコンピユータ73から
ストツパー59へ作動信号が出力される。
前記判読装置54によつて識別コードが判読さ
れたハンガー14は、作動スイツチ58をオンさ
せ、そのオン信号に伴つてマイクロコンピユータ
73から出力される作動信号に基き、復帰装置5
5によつてバイパスレール11上からメインレー
ル10上へ復帰される。このとき、その復帰装置
55のメインレール10における上流側の前記ス
トツパー59が、前記作動信号に基き作動され、
メインレール10上のハンガー14の移動を阻止
している。尚、そのストツパー59は、前記復帰
終了後自動的に不作動になる。
また、ワークユニツト60B乃至60Dにおい
ても、前記ワークユニツト60Aと同様な作動が
行われる。
ワークユニツト60A乃至60Dを経て移動し
てきたハンガー14は、起動スイツチ62をオン
すると前述のように動力搬送装置61によつて搬
送される。
そして、判読装置63によつて、識別コードが
判読され、マイクロコンピユータ73によつて、
その識別コードに対応する前記切換装置の作動順
データにおける最後の切換装置の切換が行われた
か否か、即ち、縫製工程がすべて終了したか否か
が判断される。縫製工程がすべて終了していたな
らば、マイクロコンピユータ73からの移動信号
に基いて切換装置64が作動状態に移動され、作
動スイツチ65がハンガー14によつてオンされ
ると、前述のように切換装置64が作動され、そ
のハンガー14は第2の連結レール66上に分岐
される。また、縫製工程が終了していないとき
は、そのハンガー14は再びメインレール10上
を循環する。
前記第2の連結レール66を移動するハンガー
14によつて起動スイツチ69cがオンされたな
らば前述のように動力搬送装置68cが作動す
る。このとき搬送されるハンガー14は判読装置
70cによつて識別コードが判読され、それに対
応する切換装置71a乃至71cの作動データと
切換装置71cとがマイクロコンピユータ73に
よつて照合される。
前記作動データと切換装置71cとが合致した
とき、マイクロコンピユータ73から移動信号が
出力され、切換装置71cが作動状態に移動され
ると共に、作動スイツチ72cがオンされると、
ハンガー14はその切換装置71によつて投入前
にストツクされていたのと同一のストツクレール
12c上に分岐されて、そこでストツクされる。
以後全く同様にして、ハンガー14は投入前と
同一のストツクレール12b,12a上に分岐さ
れた後、それらにストツクされる。
尚、縫製工程を終了し、ストツクレール12a
乃至12cにストツクされたハンガー14は、投
入前のハンガー14と仕切装置28a乃至28c
によつて隔てられる。
上記実施例においては、各ワークステーシヨン
A乃至Dにおける作業の進行状況をストツクレー
ル12a乃至12c毎に、即ち、作業工程の種類
毎に表示し得るようにしたから、それら作業工程
の管理を容易に行い得る。
尚、上記実施例においては、ワークステーシヨ
ンA乃至Dがバイパスレール近傍に設けられてい
るが、それとは逆に、それらバイパスレールと対
応するメインレール10近傍にワークステーシヨ
ンA乃至Dを設けるようにしてもよいことは言う
までもない。
また、上記実施例においては、ハンガー14の
搬送若しくはハンガー14の移動の制御等を行う
ための装置の駆動源としてエアシリンダを使用し
ているが、電磁ソレノイド等を使用してもかまわ
ない。
更に、上記実施例においては、ハンガー14の
識別コードを付与するにあたつて光学式のマーク
シート22を使用しているが、磁気式または機械
式の識別手段を使用してもよい。
レール上に導入するための分配装置を設けてい
る。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案においては、スト
ツクレール上に作業工程開始前のハンガー及び作
業工程終了後のハンガーの両者をストツクするよ
うにしたから、それぞれ専用の投入レール及び回
収レールを設ける場合に比べ狭いスペースに設置
し得る。
また、前記ストツクレールを複数本設け、それ
らのストツクレールに作業工程開始前のハンガー
をその作業工程の種類毎に仕分けして吊り下げる
と共に、ハンガーには個々のハンガーを識別する
ための標識を設け、前記ストツクレールと搬送レ
ールとの間に作業工程開始前のハンガーをその搬
送レールに投入するための投入装置を設け、そし
て、作業工程が終了したハンガーの前記標識を読
取つて識別信号を発生する判読装置を設け、更
に、その識別信号に応じて搬送レールからハンガ
ーを、作業工程開始前と同一のストツクレールに
導入するための分配装置を設けたので、前記スト
ツクレール近傍において、作業者は一目で作業工
程の進行状況を把握し得、作業工程の管理を容易
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化したハンガーコンベア
システムの全体の配置を示す説明図、第2図乃至
第7図はそのシステムを構成する各装置等の説明
図、第8図はハンガー14の正面図、第9図はそ
のハンガー14の要部を拡大して示す説明図、第
10図は制御回路を示すブロツク図である。 10はメインレール、11はバイパスレール、
12a乃至12cはストツクレール、13は搬送
レール、14はハンガー、22はマークシート、
32a乃至32c,43,54,63並びに70
a乃至70cは判読装置、44,64並びに71
a乃至71cは切換装置、73は制御手段を構成
するマイクロコンピユータ、80は工程選択装置
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 各種作業を行うためのワークステーシヨンA乃
    至Dに隣接して延びる搬送レール13と、 その搬送レール13に対し吊り下げられ、且つ
    その搬送レール13の形状に沿つて移動し得る複
    数のハンガー14と、 個々のハンガーを識別するためにハンガー14
    に設けられた標識20,21と、 前記ハンガー14を予め設定された作業工程の
    種類毎に仕分けして吊り下げ得るように複数本設
    けられ、且つそれらの作業工程の開始前及び終了
    後の前記ハンガー14を同一レール上にストツク
    するためのストツクレール12a乃至12cと、 それらのストツクレール12a乃至12cと前
    記搬送レール13との間に設けられ、且つ所望の
    作業工程に対応する作業工程開始前のハンガー1
    4をその搬送レール13に投入するための投入装
    置34a乃至34c等と、 その投入装置により前記搬送レール13に投入
    され、前記ワークステーシヨンにて前記所望の作
    業工程が行われたハンガー14の前記標識20,
    21を読取り、識別信号を発生する判読装置70
    a乃至70c等と、 前記搬送レール13と前記ストツクレール12
    a乃至12cとの間に設けられ、前記判読装置か
    らの識別信号に基づき前記作業工程終了後のハン
    ガー14を、その作業工程の種類毎に仕分けして
    前記作業工程開始前と同一のストツクレールに導
    入分配するための分配装置71a乃至71c,7
    3等と を設けたことを特徴とするハンガーコンベアシス
    テム。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840253A (ja) * 1981-08-27 1983-03-09 Nissan Motor Co Ltd パレツトの搬送装置
JPS5847653A (ja) * 1981-09-16 1983-03-19 株式会社ボンニ− 物品搬送装置

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