JPH0144347Y2 - - Google Patents

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JPH0144347Y2
JPH0144347Y2 JP1981198685U JP19868581U JPH0144347Y2 JP H0144347 Y2 JPH0144347 Y2 JP H0144347Y2 JP 1981198685 U JP1981198685 U JP 1981198685U JP 19868581 U JP19868581 U JP 19868581U JP H0144347 Y2 JPH0144347 Y2 JP H0144347Y2
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vehicle speed
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line
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プリセツト車速設定器により実車速
に関係なく任意の車速を設定車速として設定可能
にしたプリセツト機能を有する自動車の速度制御
装置に関する。
先行技術では、プリセツト車速設定器としての
可変抵抗器の抵抗値の変化範囲の一端部を設定車
速の最高車速たとえば100Km/時に対応させて、
その他端部を設定車速の最低車速たとえば40Km/
時に選んでいる。したがつて可変抵抗器が破壊し
て断線したときには、設定車速は前述の100Km/
時または40Km/時になる。そのため走行中の自動
車が急加速されたり、急減速し危険である。
本考案の目的は、安全性の向上された自動車の
速度制御装置を提供することである。
本考案は、セツトスイツチと、 プリセツトスイツチと、 任意のプリセツト車速の設定が可能なプリセツ
ト車速設定器と、 前記セツトスイツチが操作されたとき、そのと
きの実車速を設定車速として記憶し、前記プリセ
ツトスイツチが操作されたとき実車速に関係なく
前記プリセツト車速設定器で設定されたプリセツ
ト車速を設定車速として記憶する記憶手段と、 実車速が該記憶された設定車速に一致するよう
アクチユエータを制御する制御手段を備えた自動
車の速度制御装置において、 前記プリセツトスイツチが操作されたとき、前
記プリセツト車速設定器から読込んだプリセツト
車速が予め定めた範囲内であれば設定車速として
記憶し、その範囲外であれば設定車速として記憶
しない記憶車速制限手段を設けたことを特徴とす
る自動車の速度制御装置である。
第1図は、本考案の一実施例のブロツク図であ
る。自動車の内燃機関に燃料を供給する流路に設
けられたスロツトル弁1には、リンク機構2が連
結されており、このリンク機構2には、アクセル
ペダル3が連結される。アクセルペダル3の踏込
みによつて、スロツトル弁1の開度が大きく変化
される。リンク機構2にはまた、アクチユエータ
4のダイヤフラム5が連結されている。アクチユ
エータ4の作動室6には、電磁弁7,8が接続さ
れる。電磁弁7は、ライン9がハイレベルとなつ
て励磁されるとき、作動室6をインテークマニホ
ールドなどの負圧源に連通し、ライン9がローレ
ベルであるとき、作動室6を外部の大気に連通す
る。電磁弁8は、ライン10がハイレベルである
とき遮断し、ライン10がローレベルであるとき
作動室6を外部の大気に連通する。作動室6にお
ける負圧の絶対値が大きくなるにしたがつて、ス
ロツトル弁1の開度が大きくなる。ライン9に
は、ANDゲート11からバツフア12を介して
信号が与えられる。また同様にライン10には、
ANDゲート13からバツフア14を介して信号
が与えられる。ANDゲート11,13の一方の
入力には、1チツプの半導体素子によつて実現さ
れるマイクロコンピユータ15からの信号が与え
られる。
実車速を検出するための車速検出手段16から
のパルスは、バツフア17を介してマイクロコン
ピユータ15の割込み入力端子iRQに入力され
る。車速検出手段16において、車輪とともに回
転される回転盤18の周方向に間隔をあけて複数
(この実施例では4)の磁極19が着磁されてお
り、この回転盤18は自動車の走行によつて回転
される。磁極19の磁力によつて導通するリード
スイツチ20の一端子は、接地されており、他端
子はバツフア17に接続される。このようにして
回転盤18が自動車の走行によつて回転すること
によつて、リードスイツチ20からは実車速に比
例した周波数を有するパルスが導出される。
マイクロコンピユータ15にはまた、定速走行
のためのセツトスイツチ21およびリジユームス
イツチ22が接続される。自動車の走行中におい
て、セツトスイツチ21を操作すると、車速検出
手段16からのパルスによつて表わされる設定車
速がマイクロコンピユータ15のメモリ23にス
トアされ、このメモリ23にストアされている設
定車速でANDゲート11にデユーテイ信号が与
えられて、電磁弁7がデユーテイ制御される。こ
のときANDゲート13にマイクロコンピユータ
15から与えられる信号のレベルはハイレベルで
あり、したがつて電磁弁8はローレベルの信号を
受信して励磁され、大気を遮断したままである。
定速走行を解除するために、クラツチスイツチ
123、パーキングスイツチ24およびブレーキ
スイツチ25が備えられる。クラツチスイツチ1
23は、クラツチペダルを踏込むことによつて導
通し、パーキングスイツチ24はハンドブレーキ
を引くことによつて導通し、ブレーキスイツチ2
5はブレーキペダルを踏込むことによつて導通す
る。クラツチスイツチ123およびパーキングス
イツチ24からの出力は、ORゲート26,27
を介してライン28に導出される。ブレーキスイ
ツチ25からの出力は、ORゲート27を介して
ライン28に導出される。ライン28からの信号
は、ANDゲート11,13に与えられる。ライ
ン28からの信号はまた、ORゲート29から時
定数回路30に与えられる。時定数回路30は、
ライン28にごく短時間のパルス幅を有するパル
スが導出された場合においても、マイクロコンピ
ユータ15が応答することができるに充分なパル
ス幅を有するパルスを発生して、そのマイクロコ
ンピユータ15のリセツト入力端子31に与え
る。マイクロコンピユータ15の付勢のために与
えられる電圧は、電圧監視回路32によつて検出
されており、瞬時停電などが生じたときには、ハ
イレベルの信号がORゲート29に導出されると
ともに、時定数回路33に与えられる。時定数回
路33は、瞬時停電がたとえごく短時間生じるこ
とによつてごく短いパルス幅を有するパルスが電
圧監視回路32から発生された場合においても、
マイクロコンピユータ15がそのことを確実に検
出することができるようにするために十分なパル
ス幅を有するパルスをマイクロコンピユータ15
に与える。
メモリ23に設定車速を表わす信号を、実車速
に拘らずプリセツトしてストアすることができる
ようにするために、プリセツトスイツチ34とプ
リセツト車速設定器としての可変抵抗器35とア
ナログ/デジタル変換器36とが設けられる。可
変抵抗器35は、第2図に示されるように、抵抗
体37の一対の両固定端子38,39間のライン
40,41に一定の電圧が印加される。この固定
端子38,39間において、抵抗体37に選択端
子42が角変位して接触する。選択端子42と抵
抗体37との接続位置は、手動操作によつて変化
することができる。このような可変抵抗器35
は、いわゆるボリウムとして知られている。固定
端子38,39間、したがつてライン40,41
間には、たとえば12ボルトの電圧が印加される。
第3図を参照すると、選択端子42からの出力
電圧とメモリ23にストアされる信号の設定車速
との関係を示すグラフが示されている。メモリ2
3にストアされることができる設定車速の範囲W
1、したがつて定速走行を行なうことができる車
速の範囲W1は、たとえば40〜100Km/時であり、
この設定車速に対応する選択端子42からの出力
の範囲V1は、4〜10ボルトである。この設定可
能な範囲W1外の速度、すなわち零〜40Km/時の
範囲W2および100〜120Km/時の範囲W3は、選
択端子42の出力電圧が零〜4ボルトの範囲V2
および10〜12ボルトの範囲V3に対応する。この
ような範囲V2,V3において、選択端子42が
抵抗体37と接続されないようにするために、選
択端子42の操作範囲がストツパなどによつて制
限される。こうして選択端子42は、その出力電
圧が範囲V1となるように、角度θ(第2図参照)
の範囲にのみ制限される。このようにして選択端
子42からは、設定車速40〜100Km/時に対応し
た電圧4〜10ボルト導出されることになる。
第4図は、可変抵抗器35の本考案に従う他の
実施例のブロツク図である。この実施例は、固定
抵抗43,44および可変抵抗器45を含み、固
定端子146,47にライン40,41を介して
電圧が印加される。可変抵抗器45は、端子4
8,49と選択端子50とを含む。可変抵抗器4
5の選択端子50から導出される電圧は、前述の
実施例と同じように4〜10ボルトの範囲V1に抵
抗43,44の働きによつて制限される。
第5図は、アナログ/デジタル変換器36の具
体的な電気回路図である。可変抵抗器35の選択
端子42(第2図参照)、50(第4図参照)か
らライン46を介する設定車速に対応する電圧
は、トランジスタ52のベースに与えられる。ト
ランジスタ52には、直列にコンデンサ54およ
びアナログ/デジタル変換器36の起動のための
トランジスタ55ならびに半固定抵抗53が接続
される。可変抵抗器35に関連して、抵抗56,
57,58およびダイオード59が直列に接続さ
れており、このダイオード59のアノードは抵抗
60を介してコンデンサ54とトランジスタ55
との接続点168に接続される。コンデンサ54
の接続点169からの出力は、レベル弁別用のト
ランジスタ61に与えられる。このトランジスタ
61からの出力は、バツフア用のトランジスタ6
2からライン63を介してマイクロコンピユータ
15に与えられる。トランジスタ55には、ライ
ン64を介して起動信号が与えられる。可変抵抗
器35からライン46を介する電圧が変化するこ
とによつて、トランジスタ52のベース電圧が変
化し、これによつてトランジスタ52のコレクタ
電流が変わる。
第6図を参照して、ライン64に第6図1に示
される起動信号が与えられた場合を想定する。時
刻t1以前においてライン64がハイレベルである
ときには、トランジスタ55は遮断している。接
続点168は、抵抗60およびダイオード59を
介してほぼ接地電位となつている。トランジスタ
52のコレクタ電流は、トランジスタ61のエミ
ツタからベースに流れる電流に比べて微少に選ば
れるが、トランジスタ61は導通しており、接続
点169はライン70の電圧+Vにほぼ等しい。
コンデンサ54は、このような充電状態に保たれ
る。トランジスタ62は、導通しており、ライン
63からは第6図2で示されるローレベルの信号
が導出される。
時刻t1においてライン64がローレベルになる
と、トランジスタ55が導通する。これによつて
接続点168は、ライン70の電圧+Vとなる。
したがつて接続点169の電圧は、ほぼ+2Vと
なる。そのためトランジスタ61は、遮断する。
コンデンサ54は、トランジスタ52を介してラ
イン46の電圧に対応した一定の電流で放電さ
れ、接続点169の電圧は時間経過に伴なつて低
下していく。トランジスタ61の遮断によつて、
トランジスタ62は遮断し、ライン63はハイレ
ベルとなる。
時刻t1から時間ΔTだけ経過した時刻t2におい
てトランジスタ61が導通すると、トランジスタ
62は導通し、ライン63は再びローレベルのま
まとなる。時刻t2経過後の時刻t3において、ライ
ン64は再びハイレベルに戻る。
マイクロコンピユータ15は時間ΔTをプログ
ラムの実行によつて、カウンタ65において計数
する。セラミツク発振子66は、マイクロコンピ
ユータ15に外付けされ、これによつて発振回路
67からは第6図3で示されるパルスが導出され
る。カウンタ65は、この発振回路67からの信
号または分周された信号を計数する。時刻t1〜t2
の時間ΔTは、可変抵抗器35からの出力、した
がつてメモリ23にストアされるべき設定車速に
対応する。
可変抵抗器35によつて希望する設定すべき車
速に対応した出力電圧をライン46に導出した状
態でプリセツトスイツチ34を操作すると、マイ
クロコンピユータ15は後述のように起動信号を
ライン64に導出し、これによつてアナログ/デ
ジタル変換器36からは前述の時間ΔT後にロー
レベルとなる信号がライン63から導出され、こ
の時間ΔTはカウンタ65によつて計測される。
こうしてカウンタ65によつて計測された設定車
速は、マイクロコンピユータ15のプログラムに
よつて実行される高速リミツタ68および低速リ
ミツタ69によつて判別され、その設定車速が前
記範囲W1(第3図参照)にあるか否かが判断さ
れる。可変抵抗器35の操作によつて設定された
車速が、高速リミツタ68によつて100Km/時以
上の範囲W3であることが判別されたときまたは
40Km/時未満であることが低速リミツタ69によ
つて判別されたときには、その可変抵抗器35に
よつて設定された車速は、メモリ23にストアさ
れることが禁止される。第1図では高速リミツタ
68および低速リミツタ69は説明の便宜のため
にブロツクで示されているけれども、このような
高速リミツタ68および低速リミツタ69はマイ
クロコンピユータ15のプログラムの実行によつ
て達成され、このことはカウンタ65等も同様で
ある。
再び第2図を参照して、可変抵抗器35が破壊
し、固定端子39と抵抗体37とが断線した場合
を想定する。この場合には、選択端子42からラ
イン46にはライン40とほぼ同一の電圧が導出
される。これによつてライン46から導出される
電圧は、10V以上の範囲V3(第3図参照)とな
る。したがつて固定端子39と抵抗体37との断
線時には、ライン46から導出される電圧に対応
する設定車速の範囲は第3図で示されるV3とな
り、メモリ23にストアされることはない。
固定端子38と抵抗体37とが断線した場合を
想定する。この場合には、ライン46はライン4
1とほぼ同一の電圧となる。したがつてライン4
6の電圧は4ボルト未満である範囲V2(第3図
参照)となり、その電圧に対応する設定車速の範
囲は第3図においてW2で示されるとおりであ
る。したがつて固定端子38と抵抗体37との断
線時においてはライン46の電圧に対応した設定
車速がメモリ23にストアされることはない。こ
のような可変抵抗器35の故障時に設定車速がメ
モリ23にストアされなくなる動作は、第4図の
実施例に関連しても同様である。
したがつて可変抵抗器35の故障時には、ライ
ン46から導出される出力は、設定が許容される
範囲W1以外の範囲W2,W3となり、したがつ
てメモリ23にプリセツトされてストアされるこ
とがない。したがつて可変抵抗器35の故障を知
らずに、メモリ23にその可変抵抗器35によつ
て設定した車速で走行しようとした場合に急加速
または急減速が生じる危険がなくなり、安全な運
転が行なわれることになる。
自動車の走行中において、セツトスイツチ21
を操作して実車速を設定車速としてメモリ23に
ストアする場合においても、高速リミツタ68お
よび低速リミツタ69の機能が行なわれ、実車速
が設定を許容される範囲W1にあるときにだけメ
モリ23にストアされ、それ以外の範囲W2,W
3にあるときにはメモリ23には実車速が設定車
速としてストアされることはない。
上述の実施例では、可変抵抗器35からの出力
をアナログ/デジタル変換器36によつて可変抵
抗器35からの出力に対応した特性を有するパル
スを発生してマイクロコンピユータに入力するよ
うにしたので、回路構成が簡略化される。この図
示の実施例では、アナログ/デジタル変換器36
を起動した時刻t1から設定車速に対応した時間
ΔT経過後の時刻t2において、ローレベルにレベ
ルが変化したけれども、本考案の他の実施例とし
て、ライン63からのパルスのレベル変化特性に
よつて設定車速に対応した時刻ΔTが検出される
だけでなく、パルス幅、パルス相互の時間差、そ
の他の特性が設定車速に対応して変化されるよう
に構成されてもよく、本考案はこのような考え方
も含むことが意図されている。
マイクロコンピユータ15の命令実行時間は、
たとえば3μsecであり、カウンタ65の計数時間
間隔はたとえば100μsecに選ばれる。設定車速に
対応する時間ΔTは、時刻t1におけるカウンタ6
5の計数値と時刻t2におけるカウンタ65の計数
値との差が演算されて求められる。したがつて時
刻t1,t2がカウンタ65の計数時刻に可及的に正
確に一致しなければ、時間ΔTを正確に計測する
ことができない。
このことを第6A図を参照して、さらに詳細に
説明する。第6A図に示されたパルスは、発振回
路67から導出されるパルスの波形を示す。カウ
ンタ65は、このパルスの立上がり波形の数を時
間ΔTにわたつて計測する。この時間ΔTの計測
開始時刻が、パルスの立上がりの時刻t4よりも早
い時刻t1bであり、計測終了時刻がパルスの立上
がり時刻t5よりも遅い時刻t2bである場合に、こ
の時間ΔTにおけるパルスの立上がり波形がたと
えばA個計数されたものと想定する。この時間
ΔTが、時刻t1bよりも早い時刻t1aに計測開始さ
れ、時刻t5よりも早い時刻t2aにおいて計測が終
了した場合には、計測されるべきパルスの立上が
り波形の数はA−1となる。しかして、時間ΔT
の計測開始時刻が、時刻t4よりも遅いt1cであり、
計測終了時刻が時刻t2bよりも遅いt2cである場合
には、パルスの立上がり波形の計測値はA−1で
ある。このようにして同一の時間ΔTのカウンタ
65による計数値は、計数開始時刻t1a,t1bに依
存してAまたはA−1となり、誤差を生じる結果
となる。そのため本件車速制御装置の組立て時に
おいて、アナログ/デジタル変換器36の半固定
抵抗53の抵抗値を正確に調整することができな
い。本考案に従えば、予め準備した可変抵抗器3
5をライン40,41,46に接続し、一定の計
数値Aが得られるように半固定抵抗53を調整し
て設定することによつて、その後は時間ΔTに対
応する計数値Aに誤差を生じることがない。一般
に、時間ΔTにおいて、パルスは約1000個前後存
在する。
時間ΔTを可及的に正確に計測するために、マ
イクロコンピユータ15は第7図に関連して述べ
る動作を行なう。ステツプn1からステツプn2
に移り、プリセツトスイツチ34が操作されて計
測開始が行なわれるべきか否かが判断される。計
測開始が行なわれるべきであるときには、ステツ
プn3においてカウンタ65の計数値を読込む。
このステツプn3におけるカウンタ65の計数値
をAとする。次にステツプn4に移り、再びカウ
ンタ65の計数値を読込む動作を行なう。このス
テツプn4におけるカウンタ65の計数値をBと
する。ステツプn5では、ステツプn3,n4に
おいて読込んだカウンタ65の計数値A,Bが異
なつているか否かが判断される。A=Bであると
きには、ステツプn4に移り、再びカウンタ65
の計数値の読込みを行なう。A≠Bであるときに
は、ステツプn5からステツプn6に移り、計測
が開始され、ライン64からアナログ/デジタル
変換器36にローレベルにレベルが変換する起動
信号が読出され、ステツプn7に進む。これらの
ステツプn3〜n6の各命令の実行時間は、前述
のように3μsecの数倍以内であり、カウンタ65
の計数時間間隔100μsecに比べて小さい。このよ
うにしてステツプn4,n5において、カウンタ
65の計数値がAからBに変化した直後にアナロ
グ/デジタル変換器36が起動されてカウンタ6
5の計測が開始されることになるので、時間ΔT
の計測値が一義的に定まる。
第8図は、車速検出手段16のリードスイツチ
20からバツフア17を介してマイクロコンピユ
ータ15の割込み入力端子iRQに入力されるパル
スの波形を示す。回転盤18が一回転することに
よつて、回転盤18に固定されている磁極19の
数と同一数のローレベルのパルスが得られる。こ
のハイレベルのパルス数を4個だけ計数し、その
時間Uをカウンタ70によつて計数することによ
つて実車速を検出することができる。リードスイ
ツチ20が磁極19に近接することによつて導通
してその出力がローレベルとなる期間が、予め定
めた時間ΔUたとえば3msec以上持続したとき、
初めて車速検出手段16からのパルスを検出する
ようにし、これによつてリードスイツチ20のチ
ヤタリングによる誤検出を防ぐことができる。こ
のチヤタリングによる誤検出防止のための時間
3msecは、マイクロコンピユータ15の命令実行
時間に比べてきわめて長い時間である。この時間
3msecだけマイクロコンピユータ15は割込みプ
ログラム動作を行ない、他のプログラム動作を実
行しないとするならば、その他の処理速度が低下
する。特にカウンタ65の計数機能がこのような
長時間にわたつて休止するならば、プリセツトす
べき設定車速の計測値に大きな誤差を生じる結果
になる。このような問題を解決するために第9図
に示される割込みプログラムにおいては、アナロ
グ/デジタル変換器36からライン63に導出さ
れる信号の時刻t2(第6図2に参照)における立
上りを検出するステツプを含み、これによつてプ
リセツトすべき設定車速を高精度で設定すること
を可能にしている。
第9図を参照して、マイクロコンピユータ15
に割込み入力端子iRQに立上りの入力波形が与え
られると、ステツプm1からステツプm2に移
る。このステツプm2では、プリセツトスイツチ
34が操作されて可変抵抗器35の操作による設
定車速がプリセツトされるとき、設定車速を表わ
すアナログ/デジタル変換器36からの信号がラ
イン63を介してマイクロコンピユータ15に入
力されている状態であるか否かが判断される。ラ
イン63を介してアナログ/デジタル変換器36
から時刻t1以降において信号が与えられてカウン
タ65による時間ΔTの計測中である場合にはス
テツプm3に移り、そのライン63における信号
が時刻t2においてハイレベルに変化したか否かが
判断される。ステツプm3においてライン63の
信号がローレベルに変化した場合には、ステツプ
m4において、タイマの内容を読込む。ステツプ
m5では、割込み入力端子iRQに与えられる車速
検出出力がローレベルのままであるかどうかが判
断される。次のステツプm6では、ステツプm1
から3msecだけ経過したか否かがステツプm8で
のタイマの内容から判断される。いまだにその
3msecの時間が経過していない場合には、ステツ
プm2に移る。プリセツトスイツチ34が操作さ
れていない場合には、ステツプm2からステツプ
m6に移る。ステツプm3において時刻t2に達し
ていないときにはステツプm6に移る。ステツプ
m6において車速検出手段16のリードスイツチ
20からの出力がローレベルに変化した後、
3msec経過したことが判断されたときにはステツ
プm7に移り、リードスイツチ20が1回だけ導
通したことが判断され、このようにしてm1〜m
7の動作が繰り返されて時間ΔU(第8図参照)
が計測されて実車速が求められる。
このような実施例によれば、マイクロコンピユ
ータ15の割込み入力端子iRQに車速検出手段1
6からの立上りの波形が与えられたとき、車速検
出手段16からの信号が予め定めた時間3msecだ
けハイレベルの状態が持続するか否かを判断し
て、チヤタリングの発生による誤検出を防ぎ、こ
の時間中においてプリセツトされるとき設定車速
に対応したアナログ/デジタル変換器36からの
出力の時間ΔTを計数中である場合には、そのア
ナログ/デジタル変換器36からライン63に導
出される立上りの波形が得られたか否かをステツ
プm3において判断するようにしたので、プリセ
ツトすべき設定車速を高精度で計測することが可
能になる。ステツプm2,m3,m5,m6の実
行はたとえばせいぜい20μsec以内に行なわれる。
プリセツトされるべき設定車速を誤りなくメモ
リ23にストアすることができるようにするため
に、第10図に示される動作が行なわれる。ステ
ツプs1においてプリセツトスイツチ34が操作
されたか否か判断される。プリセツトスイツチ3
4が操作されない場合には、メモリ23における
プリセツトされるべき一定車速を表わす信号がス
トアされるストア領域がステツプs2においてク
リアされる。ステツプs3では、セツトスイツチ
21またはリジユームスイツチ22が操作された
か否かが判断され、操作された場合にはステツプ
s4においてセツトスイツチ21またはリジユー
ムスイツチ22の動作に従う定速走行のための制
御動作が行なわれる。セツトスイツチ21および
リジユームスイツチ22が操作されない場合に
は、ステツプs1に戻る。
プリセツトスイツチ34が操作されたことがス
テツプs1において判断されると、プリセツト動
作のためのステツプs5から始まるルーチンが実
行される。ステツプs6において、カウンタ65
の働きによつて可変抵抗器35の操作に従うアナ
ログ/デジタル変換器36からライン63を介す
る信号に応答して、プリセツトされるべき設定車
速を表わす信号を読取る。このステツプs6にお
いて読取られた第N測定回目の演算結果をTNと
する。ステツプs7では、直列のたとえば
100msec前における第N−1測定回目にプリセツ
トされた設定車速TN−1との差(=TN−(TN
−1))を演算し、この差が予め定めた値たとえ
ば車速に換算して2Km/時に相当する値未満であ
るときにはステツプs9に移り、プリセツト動作
を停止する。そこでステツプs10に移り最後の
読取られたプリセツトされるべき設定車速に対応
する信号TNをメモリ23に記憶すべき値と定
め、ステツプs11においてメモリ23にその信
号TNをストアし、ステツプs12からステツプ
s3に移る。前述のステツプs7において求めら
れた差が予め定める値以上であるときには、ステ
ツプs8からステツプs10に移り、その最後の
信号TNをストアすべき設定車速と定めてステツ
プs11においてメモリ23にストアし、再びス
テツプs5からステツプs6に移つてライン64
から起動信号を導出してアナログ/デジタル変換
器36を動作し、新たなプリセツトすべき設定車
速に対応した信号を読取り、再びステツプs7に
おいて差を求め、その差がステツプs8において
予め定めた値未満になつたとき、ステツプs9に
移る。差がステツプs8において予め定めた値以
上であることが判断されたときにはその新たなデ
ータTNを設定車速としてひとまずメモリ23に
ストアし、その後再度ステツプs6においてアナ
ログ/デジタル変換器36を起動して設定車速を
読取る。このようにして連続する2つのデータの
差が予め定めた値未満となるまでプリセツトされ
るべき設定車速のデータの読取り動作が繰返され
る。したがつて可変抵抗器の出力電圧がノイズに
よつて乱されている場合にも、設定車速のメモリ
23へのストアが確実となる。
以上のように本考案によれば、プリセツト車速
設定器が故障を生じたときには、そのプリセツト
車速設定器からの出力に対応した設定車速はメモ
リにストアが許容される範囲外となるので、プリ
セツト車速設定器の故障時に不所望な車速が設定
車速としてメモリにストアされることはなく、し
たがつて急加速または急減速が避けられ、安全な
運転が可能になる。
すなわち本考案によれば、プリセツト機能を備
えた定速走行装置を前提とし、プリセツトスイツ
チが操作されたときのプリセツト車速が所定範囲
外であれば設定車速として記憶しないようにした
ので、急加速が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のブロツク図、第2
図は可変抵抗器35の具体的な構成を示す電気回
路図、第3図は可変抵抗器35からの出力と設定
車速との関係を示すグラフ、第4図は可変抵抗器
35の他の実施例の構成を示す電気回路図、第5
図はアナログ/デジタル変換器36の具体的な電
気回路図、第6図はアナログ/デジタル変換器3
6によりプリセツトされるべき設定車速を読込む
ための動作を説明するための波形図、第6A図は
アナログ/デジタル変換器36からの出力の計数
誤差を生じる場合を説明するための波形図、第7
図はアナログ/デジタル変換器36からの出力を
読み取るための動作を示すフローチヤート、第8
図は車速検出手段16からマイクロコンピユータ
15の割込入力端子iRQに入力される信号の波形
図、第9図は車速検出手段16からの信号を受信
することによつてマイクロコンピユータ15が行
なう割込み動作を説明するためのフローチヤー
ト、第10図はプリセツトされるとき設定車速を
メモリ23にストアするための動作を説明するた
めのフローチヤートである。 1……スロツトル弁、2……リンク機構、3…
…アクセルペダル、4……アクチユエータ、7,
8……電磁弁、15……マイクロコンピユータ、
16……車速検出手段、21……セツトスイツ
チ、22……リジユームスイツチ、23……メモ
リ、24……パーキングスイツチ、25……ブレ
ーキスイツチ、30,33……時定数回路、34
……プリセツトスイツチ、35,45……可変抵
抗器、36……アナログ/デジタル変換器、6
5,70……カウンタ、123……クラツチスイ
ツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 セツトスイツチと、 プリセツトスイツチと、 任意のプリセツト車速の設定が可能なプリセツ
    ト車速設定器と、 前記セツトスイツチが操作されたとき、そのと
    きの実車速を設定車速として記憶し、前記プリセ
    ツトスイツチが操作されたとき実車速に関係なく
    前記プリセツト車速設定器で設定されたプリセツ
    ト車速を設定車速として記憶する記憶手段と、 実車速が該記憶された設定車速に一致するよう
    アクチユエータを制御する制御手段を備えた自動
    車の速度制御装置において、 前記プリセツトスイツチが操作されたとき、前
    記プリセツト車速設定器から読込んだプリセツト
    車速が予め定めた範囲内にあれば設定車速として
    記憶し、その範囲外であれば設定車速として記憶
    しない記憶車速制限手段を設けたことを特徴とす
    る自動車の速度制御装置。
JP19868581U 1981-12-28 1981-12-28 自動車の速度制御装置 Granted JPS58101210U (ja)

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JPS58101210U JPS58101210U (ja) 1983-07-09
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JPS60255534A (ja) * 1984-05-31 1985-12-17 Nippon Denso Co Ltd 車両用速度制御装置
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JPS54130729A (en) * 1978-03-22 1979-10-11 Bosch Gmbh Robert Method of and apparatus for determining controlled variable of internal combustion engine
JPS5667417A (en) * 1979-11-07 1981-06-06 Hitachi Ltd Car speed control unit

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