JPH0144166Y2 - - Google Patents

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JPH0144166Y2
JPH0144166Y2 JP1985027474U JP2747485U JPH0144166Y2 JP H0144166 Y2 JPH0144166 Y2 JP H0144166Y2 JP 1985027474 U JP1985027474 U JP 1985027474U JP 2747485 U JP2747485 U JP 2747485U JP H0144166 Y2 JPH0144166 Y2 JP H0144166Y2
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axial direction
small diameter
outer cylinder
inner cylinder
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は押出プレスの角形コンテナに関する。
〈従来の技術〉 押出プレスの角形コンテナでは、第4図及び第
5図に示すように、外筒30内に内筒31がテー
パ結合されたものがある。
上記内筒31は、形状並びに強度上の関係で、
周方向に4個に分割されて、肉厚の大なる一対の
大セグメント32と、肉厚の小なる一対の小セグ
メント33とから構成されている。
従つて、内筒31は強度部材としてはあまり期
待できず、プレス作業時におけるプレス力による
半径方向の力は外筒30のみで受止められる。
ところで、従来においては、外筒30と内筒3
1間には、焼嵌構造以外には、上記両者の軸心方
向に関する相対移動を防止する構造は備えられて
いなかつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このため、外筒30と内筒31との軸心方向に
関する相対移動を防止するためには、外筒30内
に内筒31を焼嵌量を大として焼嵌めする必要が
ある。
然し乍ら、上記のようにすると、プレス作業時
には、外筒30には、プレス力による半径方向の
力以外にも、焼嵌めによる大きな力も作用するこ
ととなるため、外筒30ぎ早期に損傷し易すくな
り、その寿命が短いものとなると云う問題があ
る。
そこで、焼嵌量をできるだけ小さくして、上記
問題の発生を防止するようにしているが、このよ
うにした場合には、押出作業中に、外筒30と内
筒31とが軸心方向にずれて、コンテナストロー
クの余裕がなくなることがあり、その結果とし
て、例えば、コンテナとダイとの締結不良を生じ
て、押出作業中に、コンテナとダイの間から金属
がはみ出すと云う惧れがあつた。
そこで、特公昭59−1131号公報で開示されてい
るように、鞘状室(外筒)と内張り鞘(内筒)と
の間に焼ばめが施される以外にも、鞘状室が鞘軸
の方向に移動しないようにするため、肩状の段
部、鍔、ねじ込み部を設けた技術がある。
しかし、この公報記載の技術では、何らかの異
常に内筒に上方向(反押出方向)の力が加わつた
とき、上方向に内筒が抜け、極めて危険である。
また、該技術は、大径のネジ加工を必要とし、
これは大変であるとともに、組立も困難である。
更に、該技術は、内筒を固定する部分が押出時
に力の加わる押出口側に設けてあるため、加工精
度を上げるのが困難であつた。
本考案は、焼嵌量を大とすることにより外筒の
早期の損傷の惧れをなくせて、外筒を長寿命とで
きると共に、内外両筒の軸心方向のずれによる不
具合の発生も防止できる押出プレスの角形コンテ
ナを提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、外筒1内に周方向に関して複数に分
割された内筒2を焼き嵌めした構造の押出プレス
の角形コンテナにおいて、前述の目的を達成する
ために、次の技術的手段を講じている。
すなわち、本考案は、前記外筒1は、その内周
面の軸心方向一端部に、軸心方向中途部よりも小
径とされた小径部4と、該小径部4の内筒2開口
部側に軸心方向中途部よりも大径とされた大径部
5とを有し、 前記内筒2は、その外周面の軸心方向一端部
に、軸心方向中途部よりも小径とされた小径部1
1を有するとともに、前記外筒1に、その小径部
11が前記外筒1の大径部5に当接させて嵌入さ
れており、 前記外筒1の小径部4と前記内筒2の小径部1
1との間には、前記内筒2の小径部11に当接し
て周方向に分割されたスプリツトキー13が外嵌
されているとともに、該スプリツトキー13と前
記外筒1の小径部4との間にスペーサ17が嵌入
されていることを特徴とする。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図の
図面に基き説明すれば、押出プレスの角形コンテ
ナは、円筒状の外筒1と、外筒1内に焼嵌めされ
る内筒2とから成る。
外筒1内周面と内筒2外周面は、軸心方向全長
にわたつて一定径とされており、計算通りの焼嵌
量を容易に確保できるようにされている。
これに対し、第4図及び第5図に示す従来の角
形コンテナでは、外筒30内に内筒31をテーパ
結合するようにしているので、焼嵌作業によつて
は、計算通りの焼嵌量を確保することが困難であ
る。
外筒1の外周面には、軸心方向に形成された溝
部3が周方向に4個等間隔に配設されている。
又、外筒1内周面の軸心方向一端部側には、軸
心方向中途部よりも小径とされた小径部4と、該
小径部4から外筒1の軸心方向一端面にわたつて
形成され且つ小径部4及び内周面の軸心方向中途
部よりも大径とされた大径部5とが軸心方向に連
設されている。小径部4の軸心方向内外端側には
内・外側段付面6,7が形成されている。
内筒2は、角形状のビレツトが挿入されるビレ
ツト挿入孔8を有するもので、肉厚が大とされた
径方向に対向する一対の大セグメント9と、肉厚
が小とされて同じく径方向に対向する一対の小セ
グメント10とから成る。
内筒2外周面の軸心方向一端部は、軸心方向中
途部より小径とされた小径部11とされ、小径部
11の軸心方向内端側には、段付面12が形成さ
れている。
そして、内筒2の小径部11の軸心方向内端部
側が、外筒1の小径部4内に嵌入されており、内
筒2の段付面12と外筒1の内側段付面6との接
当により、外筒1に対する内筒2の第1図におけ
る右側への軸心方向に関する相対移動が阻止され
ている。
13はスプリツトキーで、周方向に分割されて
おり、一対の分割片14から成る。
スプリツトキー13は、内筒2の小径部11に
おける軸心方向外端部側に外嵌されるもので、そ
の軸心方向内端面が、外筒1の外側段付面7に接
当せしめられている。
スプリツトキー13内周面の軸心方向内端部
は、外端部よりも小径とされた周突起15とさ
れ、該周突起15が、内筒2の小径部11の周溝
16に嵌着されている。
そして、外筒1の大径部5と、スプリツトキー
13と、内筒2の小径部11の軸心方向外端部間
の隙間に、スペーサ17が嵌着されて、上記隙間
がスペーサ17により埋められている。
18は周方向に等配された複数のボルトで、ス
ペーサ17とスプリツトキー13を固定して、ス
プリツトキー13がずれないようにしている。
上記のようにして、スプリツトキー13及びス
ペーサ17によつて、外筒1に対する内筒2の第
1図における左側への軸心方向に関する相対移動
が阻止されている。
尚、ボルト18により、スペーサ17、スプリ
ツトキー13を外筒1の軸心方向一端部に固定す
るようにしてもよい。
〈考案の効果〉 以上詳述したように、本考案は、外筒と内筒間
に、これら両者の軸心方向に関する相対移動を防
止する構造を、焼嵌構造とは別個に備えたので、
外筒と内筒との焼嵌量を大とせずとも、上記両者
の軸心方向のずれを確実に防止でき、従つて、焼
嵌量を大とすることによる外筒の早期の損傷の惧
れをなくせて、外筒を長寿命とできると共に、内
外両筒の軸心方向のずれによる不具合の発生も防
止できる。すなわち、本考案は、外筒1は、その
内周面の軸心方向一端部に、軸心方向中途部より
も小径とされた小径部4と、該小径部4の内筒2
開口部側に軸心方向中途部よりも大径とされた大
径部5とを有し、前記内筒2は、その外周面の軸
心方向一端部に、軸心方向中途部よりも小径とさ
れた小径部11を有するとともに、前記外筒1
に、その小径部11が前記外筒1の大径部5に当
接させて嵌入されており、前記外筒1の小径部4
と前記内筒2の小径部11との間には、前記内筒
2の小径部11に当接して周方向に分割されたス
プリツトキー13が外嵌されているとともに、該
スプリツトキー13と前記外筒1の小径部4との
間にスペーサ17が嵌入されているので、内筒2
はコンテナ軸方向の両方向、つまり、押出方向お
よび反押出方向のいずれにも確実に固定できる。
また、本考案は、外筒1と内筒2とのコンテナ
軸方向の固定に際して、ネジ加工をしなくともよ
いので、組立が容易であるし、内筒2を固定する
部分を、押出し時にあまり力の加わらない反押出
口側に設けることもできて、これによれば、強度
が向上するし、加工精度も上げうる。本考案は上
記利点を有すると共に、その構造は簡易で、実益
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は縦側断面図、第2図は端面図、第3
図は第1図のA−A線矢視断面図、第4図は従来
例の断面図、第5図は同じく端面図である。 1……外筒、2……内筒、9,10……大・小
セグメント。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外筒1内に周方向に関して複数に分割された内
    筒2を焼き嵌めした構造の押出プレスの角形コン
    テナにおいて、 前記外筒1は、その内周面の軸心方向一端部
    に、軸心方向中途部よりも小径とされた小径部4
    と、該小径部4の内筒2開口部側に軸心方向中途
    部よりも大径とされた大径部5とを有し、 前記内筒2は、その外周面の軸心方向一端部
    に、軸心方向中途部よりも小径とされた小径部1
    1を有するとともに、前記外筒1に、その小径部
    11が前記外筒1の大径部5に当接させて嵌入さ
    れており、 前記外筒1の小径部4と前記内筒2の小径部1
    1との間には、前記内筒2の小径部11に当接し
    て周方向に分割されたスプリツトキー13が外嵌
    されているとともに、該スプリツトキー13と前
    記外筒1の小径部4との間にスペーサ17が嵌入
    されていることを特徴とする押出プレスの角形コ
    ンテナ。
JP1985027474U 1985-02-27 1985-02-27 Expired JPH0144166Y2 (ja)

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JP1985027474U JPH0144166Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JPS61143705U JPS61143705U (ja) 1986-09-05
JPH0144166Y2 true JPH0144166Y2 (ja) 1989-12-21

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS591131A (ja) * 1982-06-28 1984-01-06 Tsudakoma Ind Co Ltd パレツトマガジン
JPS5929766U (ja) * 1982-08-18 1984-02-24 住友重機械工業株式会社 斜板式液圧ポンプ・モ−タの回転検出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS591131A (ja) * 1982-06-28 1984-01-06 Tsudakoma Ind Co Ltd パレツトマガジン
JPS5929766U (ja) * 1982-08-18 1984-02-24 住友重機械工業株式会社 斜板式液圧ポンプ・モ−タの回転検出装置

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JPS61143705U (ja) 1986-09-05

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