JPH0357102Y2 - - Google Patents

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JPH0357102Y2
JPH0357102Y2 JP7006985U JP7006985U JPH0357102Y2 JP H0357102 Y2 JPH0357102 Y2 JP H0357102Y2 JP 7006985 U JP7006985 U JP 7006985U JP 7006985 U JP7006985 U JP 7006985U JP H0357102 Y2 JPH0357102 Y2 JP H0357102Y2
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JP
Japan
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rotating shaft
thrust
shrink
force
thrust receiver
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JP7006985U
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JPS61189750U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、回転電機の推力受金装置、例え
ば、普通形と呼ばれる水車発電機の回転軸上部に
配設される推力受金装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の従来装置としては、その一例が実開昭
53−5711号公報に示されている第4図のような構
成を有しており、通常、普通形と呼ばれる中、小
形の水車発電機において、その回転軸上部に推力
受金装置が配設されている。また、その細部を示
すと第5図のとおりである。
第4図および第5図において、符号1は回転
軸、2は回転子を支える推力軸受部分、3及び
3′はガイド軸受部分で半径方向の荷重を支持し
ており、4はこれらを備えるとともに、ランナ5
がボルト6によつて結合されかつ回転軸1にその
段部1aおよび段部1aに隣接の胴部1bに固定
されている推力受金である。
また、7は推力軸受であり、9は推力受金4を
回転軸1に押し付ける締付板、10は押付力を与
える締付ボルトである。
次に推力受金4の組立手順について説明する。
第6A図に示すように、定位置に起立状態で設
置された回転軸1の段部1aに隣接の胴部1bに
対して、図示しない熱源により加熱された推力受
金4を第6B図に示すように、焼ばめした後、更
に第6c図に示すように、円周上に複数個配設す
るとともにその中心側端部が回転軸1に形成の溝
に係合し、他端側が締付ボルト10により、推力
受金4に締め付けられることにより、締付板9に
生ずるたわみによる反力を利用して、上記回転軸
1の段部1aに推力受金4を押しつけている。
このときの押付力は、発電機の運転中に発生す
る図示しない軸方向の力すなわちスラスト荷重よ
り大きい力になるように押し付けられて発電機の
運転中も回転軸1と推力受金4とが一体化されて
安定状態を保つようにされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の推力受金装置の推力受金
は、焼ばめされた後、回転軸1の段部1aに押し
付けられているために、締付板9に要求される押
込力は、推力受金4と回転軸1の胴部1bとの間
に発生している焼ばめ時の半径方向の締付力に基
づく抵抗力に打ち勝つとともに運転中にはそのと
き生ずる軸方向の力(スラスト荷重)よりも大き
い力の押込力を必要とする。
このために、焼ばめ代が大きい場合や焼ばめに
よつて生ずる嵌合部の面積が大きい場合には、締
付板9の押込力も必要以上に大きくする必要があ
り、また、押込力が大きい場合には、締付板9に
生ずる押込力の反力が回転軸1に発生し、従つ
て、回転軸1を軸方向上方に強く引つ張る状態が
発生する。その結果、この引張力が大きいことの
故に、回転軸1を太くしなければならないという
問題点を有していた。
この考案は、上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、締付板9を介して加えられ
る推力受金の押込力を必要最少限にするとともに
回転軸に生ずる引張力も必要最少限の力に抑えら
れるような回転電機の推力受金装置を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る推力受金装置は、回転軸および
推力受金の内少なくともいずれか一方の焼ばめ嵌
合部分にぬすみを設けている。
〔作用〕
この考案装置は、以上のように構成されている
ので、回転軸と推力受金との間の接触部分は、少
なくともそれらの内の一方に設けられたねすみの
ために少なくなり、従つて、焼ばめによる締付力
に基づく推力受金の軸方向への移動抵抗力も減少
し、その結果、締付板に加えるべき押込力も小さ
くてよい。
〔実施例〕
以下、この考案をその実施例を示す図に基づい
て説明する。
第1図において、符号11は回転軸であつて、
回転軸11の推力受金4が焼ばめされた場合に当
接する嵌合部には、上記当接する面積の一部であ
つてその一部において回転軸11と推力受金4と
が当接しないように形成された凹部であるぬすみ
11aが形成されている。なお、その他の部分に
おいては、従来の回転軸1と同様であり、推力受
金4および締付板9等も同様である。
また、この実施例の組立手順は、上記従来装置
における組立手順と同様であるので、ここでは省
略する。
この実施例は、上記のように回転軸11と推力
受金4との焼ばめ部の嵌合部にぬすみ11aを設
けているので、回転軸11と推力受金4との間の
焼ばめ時に発生する半径方向の締付力、および、
回転軸11に対する推力受金4の軸方向への移動
摩擦抵抗力はぬすみ11aの面積に比例した分だ
け減少することになり、従つて、締付板9に加え
る推力受金4の押込力も減少する。すなわち、ぬ
すみ11aの面積は、運転中に生ずる軸方向の力
より大きく、しかも、必要最少限の押込力が得ら
れるような面積に設定され、従つて、この押込力
が締付板9に要求される最少かつ最適の押込力と
なる。
その結果、回転軸11に加わる引張力も上記押
込力に対応した力となつて必要最少限のものとす
ることが可能になる。
なお、上記実施例では、ぬすみを回転軸11の
焼ばめ嵌合部に設けたが、これに限らず、第2図
に示すように、推力受金41にぬすみ41aを設
けても良く、あるいは、第3図に示すように、回
転軸11と推力受金41との両方にぬすみ11a
および41aを設けても良く、これらのいずれの
場合においても、上記実施例と同様の効果を奏す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、回転軸と推力
受金との焼ばめ嵌合部の少なくともいずれか一方
にぬすみを設けて焼ばめ嵌合部の接触面積を減少
して構成したので、回転軸に対する推力受金の移
動摩擦抵抗力も減少し、従つて、推力受金ひいて
は締付板に加えるべき押込力も必要最少限の押込
力でよく、その結果、回転軸および締付板等を小
形化することが可能であつて安価な回転電機の推
力受金装置が得られる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の一部断面組立部分
図、第2図および第3図は他の2種類の実施例の
一部断面組立部分図、第4図は従来の普通形水車
発電機の回転部の概略外形半図、第5図は第4図
の推力受金装置部の一部断面図、第6A,B,C
図は第4図の回転軸と推力受金との焼ばめ組立手
順図である。 1,11……回転軸、1a……段部、4,41
……推力受金、9……締付板、11a,41a…
…ぬすみ。なお、各図中、同一符号は同一又は相
当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転電機の回転軸上部に焼ばめされるとともに
    回転軸に設けられた段部に締付板により押し付け
    られて上記回転軸と一体化された推力受金を備え
    た推力受金装置において、回転軸および推力受金
    の内少なくともいずれか一方の焼ばめ嵌合部にぬ
    すみを設けていることを特徴とする回転電機の推
    力受金装置。
JP7006985U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPH0357102Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7006985U JPH0357102Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7006985U JPH0357102Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61189750U JPS61189750U (ja) 1986-11-26
JPH0357102Y2 true JPH0357102Y2 (ja) 1991-12-25

Family

ID=30606337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7006985U Expired JPH0357102Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0357102Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61189750U (ja) 1986-11-26

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