JP2003023738A - 回転電機の固定子鉄心装置 - Google Patents

回転電機の固定子鉄心装置

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JP2003023738A JP2001206618A JP2001206618A JP2003023738A JP 2003023738 A JP2003023738 A JP 2003023738A JP 2001206618 A JP2001206618 A JP 2001206618A JP 2001206618 A JP2001206618 A JP 2001206618A JP 2003023738 A JP2003023738 A JP 2003023738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コアボルトと固定子鉄心間の隙間を無くす、
あるいはコアボルトと固定子鉄心を密着させることによ
り、振動、騒音を抑制できる回転電機の固定子鉄心装置
を得る。 【解決手段】 鋼板を積層して形成した円筒形の固定子
鉄心1の外周部に複数等間隔,軸方向に平行に設けられ
た円弧状断面の溝に円形断面のコアボルト2aを嵌め込
んだ後、鉄心1の外周側に支持リング3を配して締付け
座31の間隙を縮めて鉄心1をコアボルト2aを介して
外周側から締め付ける。次いで、密着させたコアボルト
2aと支持リング3を支持リング3に明けた貫通孔33
の内周部で溶着する。さらに、支持リング3間に補助リ
ング10を配置しコアボルト2aを介して固定子鉄心1
を締め付けて回転電機の固定子鉄心装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転電機の固定
子鉄心装置に関し、特に鋼板を積層してなる固定子鉄心
の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に回転電機の固定子鉄心装置は、鋼
板を積層してなる円筒形の固定子鉄心をこの固定子鉄心
の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝に嵌め込まれ
るコアボルトを介して外周部より支持リングにて締結す
る支持構造となっており、コアボルトと支持リングを固
定する際に、固定子鉄心とコアボルトを密着させてい
る。固定子鉄心とコアボルト間の密着が不完全である
と、回転電機運転時に鉄心が振動する。これにより、鉄
心とコアボルトが接触し騒音が発生する。そのため、隙
間のない構造とする必要がある。
【0003】図16は、従来の回転電機の固定子鉄心装
置の支持部の要部縦断面を説明する図である。この図に
おいて、1は鋼板を積層してなる円筒形の固定子鉄心、
2は固定子鉄心の外周部側に軸方向に平行で複数等間隔
に設けられた溝に嵌め込まれるコアボルト、30は円周
方向に締め付け機構を有し、固定子鉄心1をコアボルト
2を介して外周から締め付ける支持リング、4はコアボ
ルト2と支持リング30との溶接部である。
【0004】このような従来の回転電機の固定子鉄心
は、鋼板を単体で積層して鉄心1を形成した後、コアボ
ルト2を鉄心1の外周から溝に嵌め込んで取り付け、さ
らにその外周側に支持リング30を配して鉄心1を外周
側から締め付けた後、コアボルト2と支持リング30を
溶着して製作される。なお、この技術分野の関連技術と
しては特開平8−103042号公報,特開平8−19
6048号公報,特開平9−233761号公報のもの
を挙げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の回
転電機の固定子鉄心装置では、コアボルト2と支持リン
グ30の溶接はコアボルト2を押圧している支持リング
30の外側で行われるため、コアボルト2が溶接による
熱ひずみにより図16の矢印に示すように外周側に変形
し、コアボルトと鉄心の間に隙間を生じて、振動、騒音
の原因となるという問題点があった。
【0006】この発明は、上記の問題点を解消するため
になされたもので、コアボルトと固定子鉄心の隙間を無
くす、あるいはコアボルトと固定子鉄心を密着させるこ
とにより、振動、騒音を抑制できる回転電機の固定子鉄
心装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の回転電機の固
定子鉄心装置の第1の構成は、鋼板を積層してなる固定
子鉄心、この固定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設
けられた溝に沿わせて嵌め込まれるコアボルト、円周方
向に締め付け機構を有し、上記コアボルトを介して上記
固定子鉄心を締め付け、上記コアボルトと溶着される支
持リング、及び上記コアボルトと上記固定子鉄心間に生
ずる隙間に挿入され、上記コアボルトに溶着されるライ
ナを備えたものである。
【0008】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
2の構成は、鋼板を積層してなる固定子鉄心、この固定
子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝に沿わ
せて嵌め込まれるコアボルト、及び円周方向に締め付け
機構を有し、上記コアボルトとの対向部に径方向に貫通
する貫通孔を有し、上記コアボルトを介して上記固定子
鉄心を締め付けるとともに上記貫通孔の内周部で上記コ
アボルトと溶着される支持リングを備えたものである。
【0009】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
3の構成は、第1又は第2の構成において、上記固定子
鉄心に設けられた溝の断面形状が円弧,四角形,三角
形,及び台形のいずれかで、上記コアボルトの断面形状
がこれに対応した円形,半円形,四角形,三角形,及び
台形のいずれかのものである。
【0010】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
4の構成は、鋼板を積層してなる固定子鉄心、この固定
子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝に沿わ
せ一端部側が摺動自在に嵌め込まれるコアボルト、この
コアボルトの他端部側が摺動自在に嵌め込まれるダブテ
ール切欠きとねじ孔を有する支持リング、及び上記ねじ
孔に螺合し上記固定子鉄心を加圧し、上記支持リングを
上記固定子鉄心から離隔して固着するジャッキボルトを
備えたものである。
【0011】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
5の構成は、鋼板を積層してなる固定子鉄心、この固定
子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝に沿わ
せ一端部側が摺動自在に嵌め込まれるコアボルト、この
コアボルトの他端部側が摺動自在に嵌め込まれるダブテ
ール切欠きとこれと連設するねじ孔を有する支持リン
グ、及び上記ねじ孔に螺合し上記コアボルトを押圧し上
記固定子鉄心を締め付けるジャッキボルトを備えたもの
である。
【0012】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
6の構成は、鋼板を積層してなる固定子鉄心、この固定
子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝に沿わ
せ一端部側が嵌め込まれ、他端部側に穴を有するコアボ
ルト、上記固定子鉄心の外周に配置され、上記穴に対向
する貫通孔を有する支持リング、及び上記穴と貫通孔を
連通して上記コアボルトと上記支持リングを螺着すると
ともに、上記コアボルトを介して上記固定子鉄心を締め
付けるボルトを備えたものである。
【0013】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
7の構成は、第1ないし第6の構成のいずれかにおい
て、上記固定子鉄心を締め付ける複数の上記支持リング
間で、上記コアボルトを介して上記固定子鉄心を締め付
ける補助リングを設け、上記コアボルトと上記固定子鉄
心との密着を増加させたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1の回転電機の固定子鉄心装置の全体構造を
示す斜視図、図2はその支持リングを示す斜視図、図3
(a)はその固定子鉄心の支持部の要部平面を説明する
図、図3(b)は同固定子鉄心の支持部の要部横断面を
説明する図、図3(c)は同固定子鉄心の支持部の要部
縦断面を説明する図である。図において、1は鋼板を積
層してなる円筒形の固定子鉄心で、外周部に円弧状断面
の溝1aが複数等間隔,軸方向に平行に設けられてい
る。2aは固定子鉄心外周の溝1aに嵌め込まれ等間隔
に位置する円形断面のコアボルト、3は円周方向にコア
ボルト2aを介して固定子鉄心1を締め付ける締付け機
構を構成する締付け座31と、外側のフレーム(図示せ
ず)と固定子鉄心1を接続して一体化する弾性板取付け
座32とを有し、コアボルト2aとの対向部に径方向に
貫通する貫通孔33が明けられた支持リングで、締付け
座31の孔31aにボルトを挿入しナットで締め付け、
その間隙を縮めることによりコアボルト2aを介して固
定子鉄心1を締付ける。4はコアボルト2aと支持リン
グ3の溶接部で支持リング3の貫通孔33内周部にあ
る。
【0015】このように構成された回転電機の固定子鉄
心装置は、鋼板を積層して形成した円筒形の固定子鉄心
1の外周から溝1aにコアボルト2aを嵌め込んだ後、
その外周側に支持リング3を配して締付け座31の間隙
を縮めて鉄心1をコアボルト2aを介して外周側から締
め付ける。その後さらに、密着したコアボルト2aと支
持リング3を支持リング3の貫通孔33の内周部で溶着
して製作される。
【0016】この実施の形態1の固定子鉄心装置では、
コアボルト2aと支持リング3の溶接位置を貫通孔33
内側にしているので、コアボルトの溶接変形が固定子鉄
心を押付ける方向となり、コアボルトと固定子鉄心間の
隙間を無くす方向に働き、両者をより完全に密着させる
ことができる。従って回転電機運転時の鉄心の振動を防
止でき、騒音発生を防止できる。
【0017】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2の回転電機の固定子鉄心装置の全体構造を示す斜視
図で、実施の形態1の構成において、支持リング3間に
さらにコアボルト2aを介して固定子鉄心1を締め付け
る補助リング10を設けたものである。これにより、コ
アボルト2aと固定子鉄心1との密着をより確実なもの
とすることができる。
【0018】実施の形態3.図5(a)(b)はそれぞ
れこの発明の実施の形態3の固定子鉄心の支持部の要部
横断面を説明する図である。図において、1bは固定子
鉄心1外周部に複数等間隔,軸方向に平行に設けられた
四角形断面の溝、2bは四角形断面の溝1bに嵌め込ま
れ等間隔に位置する四角形断面のコアボルト、2cは円
弧状断面の溝1aに嵌め込まれ等間隔に位置する半円形
断面のコアボルトである。他は実施の形態1と同様の構
成であり、同様に製作される。
【0019】この実施の形態3においても、溶接位置を
支持リング3の貫通孔33内側にしているので、上記実
施の形態1と同様にコアボルトの溶接変形が固定子鉄心
を押付ける方向となり、コアボルトと固定子鉄心間の隙
間を無くせ両者を完全に密着させることができる。さら
に上記実施の形態1の円形断面コアボルト2aと異な
り、四角形断面のコアボルト2bおよび半円形断面コア
ボルト2cと支持リング3との接点は線状となり、コア
ボルト2b,2cと支持リング3間の溶接性が向上する
とともに、溶接部4の長さも長くとれ両者をより強固に
固着できる。
【0020】また、上記実施の形態2を適用し、支持リ
ング3間にさらに補助リング10を設けることにより、
同様にコアボルトと固定子鉄心との密着をより確実なも
のとすることができる。
【0021】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4の固定子鉄心の支持部の要部横断面を説明する図で
ある。図において、1cは固定子鉄心1外周部に複数等
間隔,軸方向に平行に設けられた三角形断面の溝、2d
は三角形断面の溝1cに嵌め込まれ等間隔に位置する三
角形断面のコアボルトである。他は実施の形態1と同様
の構成であり、同様に製作される。
【0022】この実施の形態4においても、溶接位置を
支持リング3の貫通孔33内側にしているので、上記実
施の形態と同様にコアボルトの溶接変形が固定子鉄心を
押付ける方向となり、コアボルトと固定子鉄心間の隙間
を無くせ両者を完全に密着させることができる。また、
上記実施の形態3と同様に三角形断面のコアボルト2d
と支持リング3との接点は線状となり、両者間の溶接性
が向上するとともに、溶接部4の長さも長くとれ両者を
より強固に固着できる。さらに、上記実施の形態3の四
角形断面コアボルト2bに比べ、この三角形断面コアボ
ルト2dでは楔効果が期待でき、コアボルト2dを鉄心
1側へ押し付けることによりコアボルト2dと鉄心1間
の接触をより確実かつ安定したものにできる。
【0023】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5の固定子鉄心の支持部の要部横断面を説明する図で
ある。図において、1dは固定子鉄心1外周部に複数等
間隔,軸方向に平行に設けられた台形断面の溝、2eは
台形断面の溝1bに嵌め込まれ等間隔に位置する台形断
面のコアボルトである。他は実施の形態1と同様の構成
であり、同様に製作される。
【0024】この実施の形態5においても、溶接位置を
支持リング3の貫通孔33内側にしているので、上記実
施の形態と同様にコアボルトの溶接変形が固定子鉄心を
押付ける方向となり、コアボルトと固定子鉄心間の隙間
を無くせ両者を完全に密着させることができる。また、
上記実施の形態3と同様に台形断面のコアボルト2eと
支持リング3との接点は線状となり、両者間の溶接性が
向上するとともに、溶接部4の長さも長くとれ両者をよ
り強固に固着できる。また、上記実施の形態4の三角形
断面コアボルト2dでは、コアボルト2dを鉄心1側へ
押し付けるとコアボルト2d先端が鉄心1外周面のスロ
ット底に当るおそれがあるが、この実施の形態5では、
台形断面のコアボルト2eとしているので、コアボルト
先端部が鉄心1スロット底に当るのを回避でき、三角形
断面コアボルト2dと比べ、コアボルト2eの製作精
度、鉄心の製作・工作精度を緩和でき、製作の短時間
化、コスト低減を実現できる。
【0025】実施の形態6.図8(a)はこの発明の実
施の形態6の固定子鉄心の支持部の要部横断面を説明す
る図、図8(b)は同要部縦断面を説明する図である。
図において、1は外周部に円弧状断面の溝1aが複数等
間隔,軸方向に平行に設けられている固定子鉄心、2a
は固定子鉄心外周の溝1aに嵌め込まれ等間隔に位置す
る円形断面のコアボルト、30は円周方向に締付け機構
を有し、コアボルト2aを介して固定子鉄心1を締め付
ける支持リング、4はコアボルト2aと支持リング30
との溶接部、5は固定子鉄心1とコアボルト2aの隙間
に挿入されるライナ、10は補助リングである。
【0026】このように構成された回転電機の固定子鉄
心装置は、固定子鉄心1の外周から溝1aにコアボルト
2aを嵌め込んだ後、その外周側に支持リング30を配
して鉄心1をコアボルト2aを介して外周側から締め付
ける。次いで、コアボルト2aと支持リング30間を溶
接する。この場合は支持リング30の外側(側壁部)で
溶接しているため、コアボルト2aが溶接による熱ひず
みにより外周側、固定子鉄心1から離れ、隙間が発生す
る方向に変形する。そこで、その隙間にライナ5を挿入
し固定子鉄心1とコアボルト2aを密着させ、さらにラ
イナ5とコアボルト2aを溶接して製作される。
【0027】この実施の形態6の固定子鉄心装置では、
コアボルト2aと支持リング30の溶接後に生じる隙間
にライナ5を挿入し固定子鉄心1とコアボルト2aを密
着させた後ライナ5とコアボルト2aを溶接しているの
で、コアボルトと固定子鉄心間の隙間を埋めることがで
きる。従って回転電機運転時の鉄心の振動を防止できる
ので、鉄心とコアボルトの接触による騒音の発生を防止
できる。さらに、上記実施の形態と同様、支持リング3
0間にさらに補助リング10を設けることにより、同様
にコアボルトと固定子鉄心との密着をより確実なものと
することができる。
【0028】実施の形態7.図9はこの発明の実施の形
態7の固定子鉄心の支持部の要部横断面を説明する図で
ある。図において、1bは固定子鉄心1外周部に複数等
間隔,軸方向に平行に設けられた四角形断面の溝、2b
は四角形断面の溝1bに嵌め込まれる四角形断面のコア
ボルト、4はコアボルト2bと支持リング30との溶接
部、5は固定子鉄心1とコアボルト2bの隙間に挿入さ
れるライナである。他は実施の形態6と同様の構成であ
り、同様に製作される。
【0029】この実施の形態7においても、上記実施の
形態6と同様に、支持リング30との溶接時にコアボル
ト2bが外周側に変形して固定子鉄心1とコアボルト2
b間に生じる隙間にライナ5を挿入することにより両者
間の隙間を無くすことができ、回転電機の固定子鉄心の
振動,騒音の発生を防止できる。また、この四角形断面
のコアボルト2bは円形断面コアボルト2aと異なり、
コアボルト2bとライナ5、ライナ5と固定子鉄心1間
の接触面積を大きく取れ、確実かつ安定した接触を確保
できるので、より良好に固定子鉄心の振動,騒音の発生
を防止できる。
【0030】実施の形態8.図10はこの発明の実施の
形態8の固定子鉄心の支持部の要部横断面を説明する図
である。図において、1cは固定子鉄心1外周部に複数
等間隔,軸方向に平行に設けられた三角形断面の溝、2
dは三角形断面の溝1cに嵌め込まれる三角形断面のコ
アボルト、4はコアボルト2dと支持リング30との溶
接部、5は固定子鉄心1とコアボルト2dの隙間に挿入
されるライナである。他は実施の形態6と同様の構成で
あり、同様に製作される。
【0031】この実施の形態8においても、上記実施の
形態6と同様に固定子鉄心1とコアボルト2d間に生じ
る隙間にライナ5を挿入することにより両者間の隙間を
無くすことができ、回転電機の固定子鉄心の振動,騒音
の発生を防止できる。また、上記実施の形態7と同様に
コアボルト2dとライナ5、ライナ5と固定子鉄心1間
の接触面積を大きく取れるとともに、この三角形断面コ
アボルト2dでは楔効果が期待でき、コアボルト2dを
鉄心1側へ押し付けることにより、より確実かつ安定し
た接触を確保できるので、さらに良好に固定子鉄心の振
動,騒音の発生を防止できる。さらに、上記理由によ
り、四角形断面コアボルト2bよりもライナ5の寸法精
度を緩和でき、隙問調整するライナ5を短時間にかつ簡
便に製作できる。
【0032】実施の形態9.図11はこの発明の実施の
形態9の固定子鉄心の支持部の要部横断面を説明する図
である。図において、1dは固定子鉄心1外周部に複数
等間隔,軸方向に平行に設けられた台形断面の溝、2e
は台形断面の溝1dに嵌め込まれる台形断面のコアボル
ト、4はコアボルト2eと支持リング30との溶接部、
5は固定子鉄心1とコアボルト2eの隙間に挿入される
ライナである。他は実施の形態6と同様の構成であり、
同様に製作される。
【0033】この実施の形態9においても、上記実施の
形態6と同様に固定子鉄心1とコアボルト2e間に生じ
る隙間にライナ5を挿入することにより両者間の隙間を
無くすことができ、回転電機の固定子鉄心の振動,騒音
の発生を防止できる。また、上記実施の形態8と同様に
コアボルト2eとライナ5、ライナ5と固定子鉄心1間
の接触面積を大きく取れ、楔効果により、より確実かつ
安定した接触を確保でき、良好に固定子鉄心の振動,騒
音の発生を防止できる。さらに、三角形断面コアボルト
2dでは、これを鉄心1側へ押し付けるとコアボルト2
d先端が鉄心1外周面のスロット底に当るおそれがある
が、この台形断面のコアボルト2eではコアボルト先端
部が鉄心1のスロット底に当るのを回避できるので、三
角形断面コアボルト2dと比べ、コアボルト2eの製作
精度、鉄心1の製作、鉄心積みの工作精度を緩和でき、
製作の短時間化、コスト低減を実現できる。
【0034】実施の形態10.図12はこの発明の実施
の形態10の固定子鉄心の支持部の要部横断面を説明す
る図である。図において、1は鋼板を積層してなる固定
子鉄心で、外周部に複数等間隔,軸方向に平行に溝、ダ
ブテール切欠き1fが形成されている。25は一端部側
がダブテール切欠き1fに沿って摺動自在に嵌め込まれ
る断面が鼓形のコアボルト、35は固定子鉄心1の外周
に配置され、鼓形コアボルト25の他端部側が摺動自在
に嵌め込まれるダブテール切欠き35aとネジ孔35b
が形成された連続した環状の支持リング、9はネジ孔3
5bに螺合し固定子鉄心1を加圧し、支持リング35を
固定子鉄心1から離隔して固着するジャッキボルトであ
る。
【0035】このように構成された回転電機の固定子鉄
心装置は、鋼板を積層して形成した円筒形の固定子鉄心
1にダブテール切欠き35aとネジ孔35bを形成した
支持リング35を位置合わせして配置した後、鼓形コア
ボルト25の一端部側を固定子鉄心1のダブテール切欠
き1fに他端部側を支持リング35のダブテール切欠き
35aに嵌め合わせ挿入する。そして外周からジャッキ
ボルト9で支持リング35を外周側に加圧することによ
り固定を行なう。ジャッキボルト9をねじ込むと、まず
ジャッキボルト9が固定子鉄心1に当たり、さらにねじ
込み固定子鉄心1を押圧すると、支持リング35に外周
方向の力が作用し、支持リング35が引き上げられるよ
うに作用し、支持リング35と鼓形コアボルト25が当
たり、鼓形コアボルト25が引き上げられ、鼓形コアボ
ルト25と固定子鉄心1とが当接する。ジャッキアップ
することにより鼓形コアボルト25を介在させて固定子
鉄心1と支持リング35の三者が密着され、固定子鉄心
1に押し込み力、締付け力が働く。
【0036】この実施の形態10の固定子鉄心装置で
は、溶着によらず、ジャッキボルト9をねじ込むことに
より、鼓形コアボルト25を介して支持リング35と鼓
形コアボルト25と固定子鉄心1との三者を密着固定す
ることができ、また溶着の熱ひずみによるコアボルトの
変形、鉄心1との隙間の発生を防止できるので、コアボ
ルトと固定子鉄心間の隙間を無くすことができる。従っ
て回転電機運転時の鉄心の振動を防止できるので、鉄心
とコアボルトの接触による騒音の発生を防止できる。ま
た、製作後の再組立や分解が可能となる。
【0037】さらに、上記実施の形態と同様、支持リン
グ35間にさらに補助リング10を設けることにより、
同様にコアボルトと固定子鉄心との密着をより確実なも
のとすることができる。
【0038】実施の形態11.図13はこの発明の実施
の形態11の固定子鉄心の支持部の要部横断面を説明す
る図である。図において、1は鋼板を積層してなる固定
子鉄心で、外周部に複数等間隔,軸方向に平行に台形断
面の溝1dが形成されている。26は一端部側がダブテ
ール切欠き1fに沿って摺動自在に嵌め込まれる断面が
台形のコアボルト、36は固定子鉄心1の外周に配置さ
れ、台形コアボルト26の他端部側が摺動自在に嵌め込
まれるダブテール切欠き36aとダブテール切欠き36
aに連設するネジ孔36bが形成された連続した環状の
支持リング、9はネジ孔36bに螺合し固定子鉄心1を
押圧し、固定子鉄心1を締め付けるジャッキボルトであ
る。
【0039】このように構成された回転電機の固定子鉄
心装置は、鋼板を積層して形成した円筒形の固定子鉄心
1にダブテール切欠き36aとネジ孔36bを形成した
支持リング36を位置合わせして配置した後、断面が台
形のコアボルト26の一端部側を固定子鉄心1の台形断
面の溝1dに他端部側を支持リング36のダブテール切
欠き36aに嵌め合わせ挿入する。そして外周からジャ
ッキボルト9で台形コアボルト26を固定子鉄心1に押
し込むことにより固定、締付けを行う。ジャッキボルト
9をねじ込むと、まず台形コアボルト26が鉄心1に当
接し、これを押圧する。この押圧を妨げないように、支
持リング36と台形コアボルト26は僅かに隙間があく
ように製作されている。さらにジャッキボルト9をねじ
込み台形コアボルト26を鉄心1側に押し込んで密着さ
せていくと支持リング36も台形コアボルト26により
押圧され密着される。
【0040】この実施の形態11の固定子鉄心装置で
は、溶着によらず、ジャッキボルト9をねじ込むことに
より、台形コアボルト26を介して支持リング36と台
形コアボルト26と固定子鉄心1の三者を密着固定する
ことができ、また溶着の熱ひずみによるコアボルトの変
形、鉄心1との隙間の発生を防止できるので、コアボル
トと固定子鉄心間の隙間を無くすことができる。従って
回転電機運転時の鉄心の振動を防止できる、鉄心とコア
ボルトの接触による騒音の発生を防止できる。また、製
作後の再組立や分解が可能となる。コアボルト29の変
形を防止し、鉄心とコアボルトの密着が可能となる。さ
らに上記実施の形態10の固定子鉄心支持構造のよう
に、支持リング36をジャッキボルト9により鉄心1よ
り離す必要はなく、台形断面コアボルト26をジャッキ
ボルト9で鉄心1側へ押込むだけでよいため、ジャッキ
ボルト9のサイズを小さくできるとともに、より小さな
力でジャッキボルト9を締め付ければよく、工作性に優
れた構造が実現できる。
【0041】実施の形態12.図14(a)はこの発明
の実施の形態12の固定子鉄心の支持部の要部横断面を
説明する図、図14(b)は同要部縦断面を説明する図
である。図において、1は外周部に台形断面の溝1dが
複数等間隔,軸方向に平行に設けられている固定子鉄
心、27は一端部側が固定子鉄心1外周部の溝1dに沿
わせて嵌め込まれ、他端部側にリーマ穴27aとボルト
穴27bを有する台形断面のコアボルト、37は固定子
鉄心1の外周に配置され、台形断面コアボルト27に対
向する凹部にリーマ穴27aに対向するリーマ孔37a
とボルト穴27bに対向するボルト孔37bを有する支
持リング、6はリーマ穴27aとリーマ孔37aを連通
し嵌挿されるリーマピン、7はボルト穴27bとボルト
孔37bを連通し螺合しコアボルト27と支持リング3
7を螺着するとともに、コアボルト27を介して固定子
鉄心1を締め付けるボルトである。
【0042】このように構成された回転電機の固定子鉄
心装置は、固定子鉄心1外周部の溝1dに台形断面コア
ボルト27を嵌め合わせ、リーマ穴27aとリーマ孔3
7a、ボルト穴27bとボルト孔37bが連通するよう
に支持リング37をコアボルト27に位置合わせして配
置し、あるいは、支持リング37からコアボルト27に
かけてリーマ穴27aとリーマ孔37a、ボルト穴27
bとボルト孔37bを加工した後、支持リング37とコ
アボルト27をリーマピン6により嵌着するとともにボ
ルト7により螺合し、両者間を固定、接合するととも
に、コアボルト27を介して固定子鉄心1を締め付けて
いる。
【0043】この実施の形態12の固定子鉄心装置で
は、溶着によらず、台形コアボルト27を介して固定子
鉄心1を支持リング37で締め付け、三者を密着固定す
ることができ、また溶着の熱ひずみによるコアボルト2
7の変形、鉄心1との隙間の発生を防止できるので、コ
アボルトと固定子鉄心間の密着が保持される。従って回
転電機運転時の鉄心の振動を防止でき、鉄心とコアボル
トの接触による騒音の発生を防止できる。リーマピン6
による嵌着とボルト7による螺合の両者によってより強
固に固定され長期の運転にも耐えられる。また、製作後
の再組立や分解が可能となる。
【0044】実施の形態13.図15はこの発明の実施
の形態13の固定子鉄心の支持部の要部縦断面を説明す
る図である。図において、1は外周部に台形断面の溝が
複数等間隔,軸方向に平行に設けられている固定子鉄
心、28は一端部側が固定子鉄心1外周部の溝1dに沿
わせて嵌め込まれ、他端部側にリーマボルト穴28aを
有する台形断面のコアボルト、38は固定子鉄心1の外
周に配置され、台形断面コアボルト28に対向する凹部
にリーマボルト穴28aに対向するリーマボルト孔38
aを有する支持リング、8はリーマボルト穴28aとリ
ーマボルト孔38aを連通してコアボルト28と支持リ
ング38を螺着するとともに、コアボルト28を介して
固定子鉄心1を締め付けるリーマボルトである。
【0045】この実施の形態の回転電機の固定子鉄心装
置も上記実施の形態12と同様、固定子鉄心1の溝1d
にコアボルト28を嵌め合わせ、リーマボルト穴28a
とリーマボルト孔38bが連通するように支持リング3
8をコアボルト28に位置合わせして配置し、あるい
は、支持リング38からコアボルト28にかけてリーマ
ボルト穴28aとリーマボルト孔38aを加工した後、
支持リング38とコアボルト28をリーマボルト8によ
り螺合し、両者間を固定、接合するとともに、コアボル
ト28を介して固定子鉄心1を締付けている。
【0046】この実施の形態13の固定子鉄心装置にお
いても、上記実施の形態12と同様の効果を奏する。回
転電機の運転状態によりリーマボルト8一つのみでも鉄
心1とコアボルト28の密着が保持でき、上記実施の形
態12の固定子鉄心支持構造に比べ、コアボルト28と
支持リング38の穴(孔)加工数を減らすことができる
ので、製作時間の短縮を図れる。
【0047】
【発明の効果】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の
第1の構成によれば、鋼板を積層してなる固定子鉄心、
この固定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた
溝に沿わせて嵌め込まれるコアボルト、円周方向に締め
付け機構を有し、上記コアボルトを介して上記固定子鉄
心を締め付け、上記コアボルトと溶着される支持リン
グ、及び上記コアボルトと上記固定子鉄心間に生ずる隙
間に挿入され、上記コアボルトに溶着されるライナを備
えたものとしたので、コアボルトと固定子鉄心間の隙間
を埋めることができる。それにより回転電機運転時の鉄
心の振動、騒音の発生を防止できる。
【0048】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
2の構成によれば、鋼板を積層してなる固定子鉄心、こ
の固定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝
に沿わせて嵌め込まれるコアボルト、及び円周方向に締
め付け機構を有し、上記コアボルトとの対向部に径方向
に貫通する貫通孔を有し、上記コアボルトを介して上記
固定子鉄心を締め付けるとともに上記貫通孔の内周部で
上記コアボルトと溶着される支持リングを備えたものと
したので、コアボルトと固定子鉄心間の隙間を無くす方
向に働き両者をより密着させることができる。その結
果、回転電機運転時の鉄心の振動、騒音の発生を防止で
きる。
【0049】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
3の構成は、第1又は第2の構成において、上記固定子
鉄心に設けられた溝の断面形状が円弧,四角形,三角
形,及び台形のいずれかで、上記コアボルトの断面形状
がこれに対応した円形,半円形,四角形,三角形,及び
台形のいずれかとしたものである。
【0050】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
4の構成によれば、鋼板を積層してなる固定子鉄心、こ
の固定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝
に沿わせ一端部側が摺動自在に嵌め込まれるコアボル
ト、このコアボルトの他端部側が摺動自在に嵌め込まれ
るダブテール切欠きとねじ孔を有する支持リング、及び
上記ねじ孔に螺合し上記固定子鉄心を加圧し、上記支持
リングを上記固定子鉄心から離隔して固着するジャッキ
ボルトを備えたものとしたので、コアボルトを介して支
持リングとコアボルトと固定子鉄心との三者を密着固定
でき、コアボルトと固定子鉄心間の隙間を無くすことが
できる。従って回転電機運転時の鉄心の振動、騒音の発
生を防止できる。また、製作後の再組立や分解が可能と
なる。
【0051】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
5の構成によれば、鋼板を積層してなる固定子鉄心、こ
の固定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝
に沿わせ一端部側が摺動自在に嵌め込まれるコアボル
ト、このコアボルトの他端部側が摺動自在に嵌め込まれ
るダブテール切欠きとこれと連設するねじ孔を有する支
持リング、及び上記ねじ孔に螺合し上記コアボルトを押
圧し上記固定子鉄心を締め付けるジャッキボルトを備え
たものとしたので、コアボルトを介して支持リングとコ
アボルトと固定子鉄心の三者を密着固定でき、コアボル
トと固定子鉄心間の隙間を無くすことができる。従って
回転電機運転時の鉄心の振動、騒音の発生を防止でき
る。また、製作後の再組立や分解が可能となる。
【0052】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
6の構成によれば、鋼板を積層してなる固定子鉄心、こ
の固定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝
に沿わせ一端部側が嵌め込まれ、他端部側に穴を有する
コアボルト、上記固定子鉄心の外周に配置され、上記穴
に対向する貫通孔を有する支持リング、及び上記穴と貫
通孔を連通して上記コアボルトと上記支持リングを螺着
するとともに、上記コアボルトを介して上記固定子鉄心
を締め付けるボルトを備えたものとしたので、コアボル
トを介して固定子鉄心を支持リングで締め付け、三者を
密着固定することができ、コアボルトと固定子鉄心間の
密着が保持される。従って回転電機運転時の鉄心の振
動、騒音の発生を防止できる。また、製作後の再組立や
分解が可能となる。
【0053】この発明の回転電機の固定子鉄心装置の第
7の構成によれば、第1ないし第6の構成のいずれかに
おいて、上記固定子鉄心を締め付ける複数の上記支持リ
ング間で、上記コアボルトを介して上記固定子鉄心を締
め付ける補助リングを設け、上記コアボルトと上記固定
子鉄心との密着を増加させたので、コアボルトと固定子
鉄心との密着をより確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の回転電機の固定子
鉄心装置の全体構造を示す斜視図である。
【図2】 図1の支持リングを示す斜視図である。
【図3】 図1の固定子鉄心支持部の要部断面の説明図
である。
【図4】 この発明の実施の形態2の回転電機の固定子
鉄心装置の全体構造を示す斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態3の固定子鉄心支持部
の要部横断面の説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態4の固定子鉄心支持部
の要部横断面の説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態5の固定子鉄心支持部
の要部横断面の説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態6の固定子鉄心の支持
部の要部断面の説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態7の固定子鉄心支持部
の要部横断面の説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態8の固定子鉄心支持
部の要部横断面の説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態9の固定子鉄心支持
部の要部横断面の説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態10の固定子鉄心支
持部の要部横断面の説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態12の固定子鉄心支
持部の要部横断面の説明図である。
【図14】 この発明の実施の形態13の固定子鉄心の
支持部の要部断面の説明図である。
【図15】 この発明の実施の形態14の固定子鉄心支
持部の要部横断面の説明図である。
【図16】 従来の回転電機の固定子鉄心装置の支持部
の要部縦断面を説明する図である。
【符号の説明】
1 固定子鉄心 1a,1b,1c,1d,1e、1f 溝 2,2a,2b,2c,2d,2e,25,26,2
7,28 コアボルト 3,30,35,36,37,38 支持リング 4 溶接部 5 ライナ 6 リーマピン 7 ボルト 8 リーマボルト 9 ジャッキボル
ト 10 補助リング 31 締付け座 32 弾性板取付け座 33 貫通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河瀬 千春 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 長谷 良治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA04 AA08 AB02 AB04 AC01 AC03 AE08 5H605 AA04 AA05 BB01 BB05 BB10 CC03 CC09 CC10 EA02 EA11 GG02 GG04 GG06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を積層してなる固定子鉄心、この固
    定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝に沿
    わせて嵌め込まれるコアボルト、円周方向に締め付け機
    構を有し、上記コアボルトを介して上記固定子鉄心を締
    め付け、上記コアボルトと溶着される支持リング、及び
    上記コアボルトと上記固定子鉄心間に生ずる隙間に挿入
    され、上記コアボルトに溶着されるライナを備えた回転
    電機の固定子鉄心装置。
  2. 【請求項2】 鋼板を積層してなる固定子鉄心、この固
    定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝に沿
    わせて嵌め込まれるコアボルト、及び円周方向に締め付
    け機構を有し、上記コアボルトとの対向部に径方向に貫
    通する貫通孔を有し、上記コアボルトを介して上記固定
    子鉄心を締め付けるとともに上記貫通孔の内周部で上記
    コアボルトと溶着される支持リングを備えた回転電機の
    固定子鉄心装置。
  3. 【請求項3】 上記固定子鉄心に設けられた溝の断面形
    状は円弧,四角形,三角形,及び台形のいずれかで、上
    記コアボルトの断面形状はこれに対応した円形,半円
    形,四角形,三角形,及び台形のいずれかであることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転電機の固定
    子鉄心装置。
  4. 【請求項4】 鋼板を積層してなる固定子鉄心、この固
    定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝に沿
    わせ一端部側が摺動自在に嵌め込まれるコアボルト、こ
    のコアボルトの他端部側が摺動自在に嵌め込まれるダブ
    テール切欠きとねじ孔を有する支持リング、及び上記ね
    じ孔に螺合し上記固定子鉄心を加圧し、上記支持リング
    を上記固定子鉄心から離隔して固着するジャッキボルト
    を備えた回転電機の固定子鉄心装置。
  5. 【請求項5】 鋼板を積層してなる固定子鉄心、この固
    定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝に沿
    わせ一端部側が摺動自在に嵌め込まれるコアボルト、こ
    のコアボルトの他端部側が摺動自在に嵌め込まれるダブ
    テール切欠きとこれと連設するねじ孔を有する支持リン
    グ、及び上記ねじ孔に螺合し上記コアボルトを押圧し上
    記固定子鉄心を締め付けるジャッキボルトを備えた回転
    電機の固定子鉄心装置。
  6. 【請求項6】 鋼板を積層してなる固定子鉄心、この固
    定子鉄心の外周部軸方向に複数並列に設けられた溝に沿
    わせ一端部側が嵌め込まれ、他端部側に穴を有するコア
    ボルト、上記固定子鉄心の外周に配置され、上記穴に対
    向する貫通孔を有する支持リング、及び上記穴と貫通孔
    を連通して上記コアボルトと上記支持リングを螺着する
    とともに、上記コアボルトを介して上記固定子鉄心を締
    め付けるボルトを備えた回転電機の固定子鉄心装置。
  7. 【請求項7】 上記固定子鉄心を締め付ける複数の上記
    支持リング間で、上記コアボルトを介して上記固定子鉄
    心を締め付ける補助リングを設け、上記コアボルトと上
    記固定子鉄心との密着を増加させた請求項1〜請求項6
    のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心装置。
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CN110460206A (zh) * 2019-08-12 2019-11-15 江苏中车电机有限公司 一种电机定子铁心预压工装

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