JPH0144083Y2 - - Google Patents
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- JPH0144083Y2 JPH0144083Y2 JP1984099038U JP9903884U JPH0144083Y2 JP H0144083 Y2 JPH0144083 Y2 JP H0144083Y2 JP 1984099038 U JP1984099038 U JP 1984099038U JP 9903884 U JP9903884 U JP 9903884U JP H0144083 Y2 JPH0144083 Y2 JP H0144083Y2
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- Japan
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- sheet
- sandals
- top plate
- decorative veneer
- plastic
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- Expired
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Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はサンダル用天板に関するものである。
(従来の技術)
従来、サンダルの多くはポリ塩化ビニルのプラ
スチツクシートで外装部が形成されており、その
ため足の裏面と接するサンダルの天板と呼ばれる
部分もプラスチツクシートで形成されていた。こ
のようにプラスチツクシートからなるものは、模
様のないいわゆる無地ものが大部分であり、模様
のあるものは殆んど見られないのが実情である。
また、プラスチツクシートは、従来より人に与え
る感じが冷たいもの、安価なものとなつており、
そのためシボ模様をつけるなど種々工夫して高級
感をサンダルに与えようとしても自づと限界があ
つた。
スチツクシートで外装部が形成されており、その
ため足の裏面と接するサンダルの天板と呼ばれる
部分もプラスチツクシートで形成されていた。こ
のようにプラスチツクシートからなるものは、模
様のないいわゆる無地ものが大部分であり、模様
のあるものは殆んど見られないのが実情である。
また、プラスチツクシートは、従来より人に与え
る感じが冷たいもの、安価なものとなつており、
そのためシボ模様をつけるなど種々工夫して高級
感をサンダルに与えようとしても自づと限界があ
つた。
このような従来のサンダルの安物感、冷たく履
心地のよくないものという感じから脱却するため
に、天然の皮革や高級織物を天板面に用いること
も従来提案されてはいるが、前者の皮革では天然
皮革特有の模様というものがないため合成皮革と
見分けられず高級感を出しきれないこと、また高
級織物では従来のサンダルに対する感じにマツチ
しにくいなど種々の問題があつた。
心地のよくないものという感じから脱却するため
に、天然の皮革や高級織物を天板面に用いること
も従来提案されてはいるが、前者の皮革では天然
皮革特有の模様というものがないため合成皮革と
見分けられず高級感を出しきれないこと、また高
級織物では従来のサンダルに対する感じにマツチ
しにくいなど種々の問題があつた。
(考案の目的)
本考案は上記従来の問題を解決するためのもの
で、従来高級家具などに用いられていた銘木から
得られるツキ板(化粧単板)を用いたサンダル用
天板を提供せんとするものである。
で、従来高級家具などに用いられていた銘木から
得られるツキ板(化粧単板)を用いたサンダル用
天板を提供せんとするものである。
(考案の構成)
化粧単板は、既に知られるようにニレ、ナラ、
ブナ等の銘木を0.1〜0.35mm厚程度にスライスし
たものであり、一つの銘木板から同じ模様のもの
がせいぜい100〜200枚程度しか得られないことか
ら、他人と同一のものでないという高級品の感覚
には十分合致するものである。
ブナ等の銘木を0.1〜0.35mm厚程度にスライスし
たものであり、一つの銘木板から同じ模様のもの
がせいぜい100〜200枚程度しか得られないことか
ら、他人と同一のものでないという高級品の感覚
には十分合致するものである。
化粧単板は上記の如く薄く、それ自体では強度
的に問題があるため、本考案の天板は他の基材と
貼合わせた構成となつている。
的に問題があるため、本考案の天板は他の基材と
貼合わせた構成となつている。
すなわち本考案のサンダル用天板は、化粧単板
を厚紙、弾性シートおよび繊維質シートから選ば
れる基材またはそれらを2種以上積層してなる基
材上に貼合わせたことを特徴とする。
を厚紙、弾性シートおよび繊維質シートから選ば
れる基材またはそれらを2種以上積層してなる基
材上に貼合わせたことを特徴とする。
本考案において化粧単板は、通常化粧合板など
に用いられるものが使用できる。厚さは樹種など
によつても異なるが0.15〜0.35mm厚程度のものが
好ましい。化粧単板は、これを支持する基材によ
つても異なるが、素材のまま使用するか、または
樹脂、オイル等を含浸させたもの、アクリル樹
脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂系などの
樹脂塗料を塗布したもの、もしくはポリ塩化ビニ
ル、ポリエステルなどのプラスチツクシートをオ
ーバーレイしたものなどとして使用される。この
場合、樹脂のオーバーコートや樹脂シートのオー
バーレイは、化粧単板を基材に貼合わせたのち行
つてもよいことは勿論である。
に用いられるものが使用できる。厚さは樹種など
によつても異なるが0.15〜0.35mm厚程度のものが
好ましい。化粧単板は、これを支持する基材によ
つても異なるが、素材のまま使用するか、または
樹脂、オイル等を含浸させたもの、アクリル樹
脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂系などの
樹脂塗料を塗布したもの、もしくはポリ塩化ビニ
ル、ポリエステルなどのプラスチツクシートをオ
ーバーレイしたものなどとして使用される。この
場合、樹脂のオーバーコートや樹脂シートのオー
バーレイは、化粧単板を基材に貼合わせたのち行
つてもよいことは勿論である。
基材を構成する繊維質シートは、化粧単板の直
接下面に第2層として積層しその下面にプラスチ
ツクシートを更に積層するのが好ましいが、勿論
基材として繊維質シートのみを用いてよく、具体
的には和紙などの紙、布、不織布、フエルト、含
浸紙などがあげられる。厚さは0.03〜2mm位のも
のが用いられる。好ましくは和紙が使用される。
接下面に第2層として積層しその下面にプラスチ
ツクシートを更に積層するのが好ましいが、勿論
基材として繊維質シートのみを用いてよく、具体
的には和紙などの紙、布、不織布、フエルト、含
浸紙などがあげられる。厚さは0.03〜2mm位のも
のが用いられる。好ましくは和紙が使用される。
弾性シートとしては、その一つとして発泡ポリ
ウレタンシートなどプラスチツク発泡体のシート
が用いられる。厚さは、場合により異なるが1〜
3mm位のものが好ましい。この弾性シートはプラ
スチツク発泡体を薄くスライスしたものでもよ
く、また発泡性ポリウレタン塗料などを塗布し、
発泡させて形成するようにしてもよい。
ウレタンシートなどプラスチツク発泡体のシート
が用いられる。厚さは、場合により異なるが1〜
3mm位のものが好ましい。この弾性シートはプラ
スチツク発泡体を薄くスライスしたものでもよ
く、また発泡性ポリウレタン塗料などを塗布し、
発泡させて形成するようにしてもよい。
このほか弾性シートとしては、柔軟性で弾性の
ある軟質、半硬質のプラスチツクのシート、ゴム
などのシートが用いられる。
ある軟質、半硬質のプラスチツクのシート、ゴム
などのシートが用いられる。
この弾性シートの下面に必要に応じて厚紙を貼
合わせる。厚紙は坪量500〜1200g/m2位のもの
で、厚さ1〜2mm位のものがよい。
合わせる。厚紙は坪量500〜1200g/m2位のもの
で、厚さ1〜2mm位のものがよい。
上記においては弾性シート、特にプラスチツク
シートまたはフイルムを基材として用いるのが最
も好ましい。
シートまたはフイルムを基材として用いるのが最
も好ましい。
本考案のサンダル用天板は、総厚で2〜3mm程
度に仕上げられる。
度に仕上げられる。
各層を積層するのには、酢酸ビニル樹脂、アク
リル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂またはゴム
系などの接着剤が使用される。塗布量は6〜
20g/m2程度が好ましい。
リル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂またはゴム
系などの接着剤が使用される。塗布量は6〜
20g/m2程度が好ましい。
(実施例)
以下、本考案を実施例により具体的に説明す
る。
る。
第1図〜第6図は、本考案の各構成を示す断面
模式図である。第1図は上から化粧単板1、繊維
質シート2、弾性シート3および厚紙4の順で積
層された例を示す。積層にあたつては、まず化粧
単板1と繊維質シート2とを貼合わせ、次に弾性
シート3、厚紙4の順で貼合わせるとよい。例え
ば繊維質シート2としては和紙(厚さ0.05mm)、
弾性シート3としてはポリウレタンシート(厚さ
2mm)、厚紙としてはボール紙(厚さ1mm、坪量
550g/m2)などの組合わせで構成される。
模式図である。第1図は上から化粧単板1、繊維
質シート2、弾性シート3および厚紙4の順で積
層された例を示す。積層にあたつては、まず化粧
単板1と繊維質シート2とを貼合わせ、次に弾性
シート3、厚紙4の順で貼合わせるとよい。例え
ば繊維質シート2としては和紙(厚さ0.05mm)、
弾性シート3としてはポリウレタンシート(厚さ
2mm)、厚紙としてはボール紙(厚さ1mm、坪量
550g/m2)などの組合わせで構成される。
第2図は、第1図の構成から弾性シート3を除
いた構成の例を示す、この場合、例えば繊維質シ
ート2として少し厚手の不織布(厚さ2mm)また
は織布を用いるとよい。
いた構成の例を示す、この場合、例えば繊維質シ
ート2として少し厚手の不織布(厚さ2mm)また
は織布を用いるとよい。
第3図は第1図の構成のものから繊維質シート
2を除いた構成の例を示すもので、この場合例え
ば弾性シート3としてはフエルトシートまたは発
泡ポリウレタンシートを用いるとよい。発泡ポリ
ウレタンは独立気泡のものを用いるのが好まし
い。
2を除いた構成の例を示すもので、この場合例え
ば弾性シート3としてはフエルトシートまたは発
泡ポリウレタンシートを用いるとよい。発泡ポリ
ウレタンは独立気泡のものを用いるのが好まし
い。
第4図のものは第2図の構成のものの化粧単板
1にプラスチツクフイルム5をオーバーレイした
例を示す。プラスチツクフイルムとしては、ポリ
塩化ビニル、ポリエステルなどのフイルムが用い
られる。なお、プラスチツクフイルムのオーバー
レイまたは図示を省略したが化粧単板上への保護
塗料の塗布は第1図〜第3図のいずれの場合にも
必要に応じ行つてよいことは勿論である。プラス
チツクシートは材質などによつても異なるが、厚
さ0.05〜0.5mm位、好ましくは0.1〜0.2mm位のもの
が使用される。塗料のオーバーコートは0.002〜
0.03mm位に塗布するとよい。
1にプラスチツクフイルム5をオーバーレイした
例を示す。プラスチツクフイルムとしては、ポリ
塩化ビニル、ポリエステルなどのフイルムが用い
られる。なお、プラスチツクフイルムのオーバー
レイまたは図示を省略したが化粧単板上への保護
塗料の塗布は第1図〜第3図のいずれの場合にも
必要に応じ行つてよいことは勿論である。プラス
チツクシートは材質などによつても異なるが、厚
さ0.05〜0.5mm位、好ましくは0.1〜0.2mm位のもの
が使用される。塗料のオーバーコートは0.002〜
0.03mm位に塗布するとよい。
第5図は、繊維質シート2に弾性シート3をラ
ミネートしたものに化粧単板1を積層した例であ
る。この場合、繊維質シート2として和紙、不織
布などを用い、弾性シート3として発泡ポリウレ
タンシート、またはポリプロピレン、ポリエステ
ルなどのシート更には軟質ないし半硬質のポリ塩
化ビニルシートが使用できる。繊維質シート2と
して樹脂含浸紙、不織布を用い、弾性シートとし
てプラスチツクシートを用いたものは耐水性を有
することから特に好ましい。
ミネートしたものに化粧単板1を積層した例であ
る。この場合、繊維質シート2として和紙、不織
布などを用い、弾性シート3として発泡ポリウレ
タンシート、またはポリプロピレン、ポリエステ
ルなどのシート更には軟質ないし半硬質のポリ塩
化ビニルシートが使用できる。繊維質シート2と
して樹脂含浸紙、不織布を用い、弾性シートとし
てプラスチツクシートを用いたものは耐水性を有
することから特に好ましい。
第6図は化粧単板1を直接プラスチツクシート
に積層した例で、弾性シート3としては価格の点
ではポリ塩化ビニルシート、ポリプロピレンなど
が好ましく、強度の点ではポリエステルなどのシ
ートが好ましい。
に積層した例で、弾性シート3としては価格の点
ではポリ塩化ビニルシート、ポリプロピレンなど
が好ましく、強度の点ではポリエステルなどのシ
ートが好ましい。
上記の如く構成された本考案のサンダル用天板
は、サンダルの作成にあたり、例えばプラスチツ
ク製またはフエルト質製のミツドソール(中底)
の上面に直接貼合わせるとか、またサンダルの上
面および側面を覆う表皮用シートと貼合わせるな
どして用いられる。
は、サンダルの作成にあたり、例えばプラスチツ
ク製またはフエルト質製のミツドソール(中底)
の上面に直接貼合わせるとか、またサンダルの上
面および側面を覆う表皮用シートと貼合わせるな
どして用いられる。
(考案の効果)
本考案は、上記の如く化粧単板を和紙などの繊
維質シートもしくはゴムまたは発泡プラスチツク
シートなどの弾性シートを介して厚紙上に貼合わ
せているため、サンダル用天板として加工しやす
く、また使用に際しては繊維質シート、弾性シー
トが適度のクツシヨン材、補強材となつて、化粧
単板が裂けたり、破れたりするのを防止し、実用
上の耐久性を示す。また、前記したように化粧単
板は人間が古来から親しんできた木質であること
から、見る人に暖かみを与えるとともに銘木を用
いたときには、高級感を与えるなど多くの優れた
効果を奏する。なお、本考案において天然の化粧
単板に代えて人工の木目模様を有するもの例えば
木目印刷などを用いてもよい。
維質シートもしくはゴムまたは発泡プラスチツク
シートなどの弾性シートを介して厚紙上に貼合わ
せているため、サンダル用天板として加工しやす
く、また使用に際しては繊維質シート、弾性シー
トが適度のクツシヨン材、補強材となつて、化粧
単板が裂けたり、破れたりするのを防止し、実用
上の耐久性を示す。また、前記したように化粧単
板は人間が古来から親しんできた木質であること
から、見る人に暖かみを与えるとともに銘木を用
いたときには、高級感を与えるなど多くの優れた
効果を奏する。なお、本考案において天然の化粧
単板に代えて人工の木目模様を有するもの例えば
木目印刷などを用いてもよい。
第1図〜第6図は本考案の各実施例を示す断面
模式図である。 図中、1……化粧単板、2……繊維質シート、
3……弾性シート、4……厚紙、5……プラスチ
ツクフイルム。
模式図である。 図中、1……化粧単板、2……繊維質シート、
3……弾性シート、4……厚紙、5……プラスチ
ツクフイルム。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 厚紙、弾性シートおよび繊維質シートから選
ばれる基材またはこれらを2種以上積層してな
る基材上に、厚さ0.1〜0.35mmの化粧単板を切
れ目なく貼合わせたことを特徴とするサンダル
用天板。 (2) 弾性シートがプラスチツク発泡体シート、軟
質もしくは半硬質プラスチツクシートおよびゴ
ムシートから選ばれたものであることを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項記載のサン
ダル用天板。 (3) 繊維質シートが和紙、布、不織布、フエルト
および含浸紙から選ばれたものであることを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
サンダル用天板。 (4) 化粧単板が素地のまままたは樹脂もしくはオ
イルを含浸したもの、塗料を塗布したもの或は
プラスチツクシートをオーバーレイしたもので
あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項記載のサンダル用天板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9903884U JPS6113603U (ja) | 1984-06-30 | 1984-06-30 | サンダル用天板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9903884U JPS6113603U (ja) | 1984-06-30 | 1984-06-30 | サンダル用天板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6113603U JPS6113603U (ja) | 1986-01-27 |
JPH0144083Y2 true JPH0144083Y2 (ja) | 1989-12-20 |
Family
ID=30658554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9903884U Granted JPS6113603U (ja) | 1984-06-30 | 1984-06-30 | サンダル用天板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6113603U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0532565Y2 (ja) * | 1988-10-27 | 1993-08-20 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59184502U (ja) * | 1983-05-25 | 1984-12-08 | 株式会社 檀上 | 履物 |
-
1984
- 1984-06-30 JP JP9903884U patent/JPS6113603U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6113603U (ja) | 1986-01-27 |
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