JPH0143850Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0143850Y2 JPH0143850Y2 JP1983047799U JP4779983U JPH0143850Y2 JP H0143850 Y2 JPH0143850 Y2 JP H0143850Y2 JP 1983047799 U JP1983047799 U JP 1983047799U JP 4779983 U JP4779983 U JP 4779983U JP H0143850 Y2 JPH0143850 Y2 JP H0143850Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- metallized film
- capacitance
- wound
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 52
- 239000011104 metalized film Substances 0.000 claims description 32
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 18
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 14
- 239000010408 film Substances 0.000 description 9
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000001465 metallisation Methods 0.000 description 1
- 229910052755 nonmetal Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は２個以上の静電容量を有するコンデン
サを同心状に巻回してなる多素子型金属化フイル
ムコンデンサの改良に関するものである。
サを同心状に巻回してなる多素子型金属化フイル
ムコンデンサの改良に関するものである。
近年、同軸上に２個以上の静電容量を有するコ
ンデンサの要望が多くなつている。一般にこのコ
ンデンサは大小の静電容量を有するコンデンサを
同軸上に巻回して構成され、最初に容量の小さい
コンデンサを構成するが、金属化フイルムコンデ
ンサにあつては、フイルム上に蒸着される金属面
積によつて静電容量が決定されるため、当然小さ
い容量のコンデンサはその面積が小さいので芯軸
が細い最初に巻回するもので、金属化フイルムコ
ンデンサは第１図のごとく有機フイルムの１片面
の一端にマージン２部を残し金属蒸着３した一対
の金属化フイルムをそれぞれ0.5mmから数mmズラ
して重ね合せて巻回し、そして絶縁部を巻回し、
さらに最初の静電容量より大なるコンデンサを巻
回し、両端面にメタリコン層を形成して多素子型
金属化フイルムコンデンサを得たが、静電容量の
大小なるコンデンサを同軸上に得るとき、容量小
なる側の金属化フイルムの巻回長さが短かくな
り、巻回数が少ないため第２図のごとくメタリコ
ン面４を多く取ることができない。また巻回数を
多くするため金属化フイルム幅を細くしてメタリ
コン面を多く取ると、次に巻回する容量大なるコ
ンデンサの巻回数も増え、巻取り素子径が幅に比
較して大となり、巻ズレその他不安定要素が増え
メタリコンによる金属蒸着層間シヨート、また接
触不良によるtanδ特性の劣化などの不良要因を誘
発する欠点があつた。
ンデンサの要望が多くなつている。一般にこのコ
ンデンサは大小の静電容量を有するコンデンサを
同軸上に巻回して構成され、最初に容量の小さい
コンデンサを構成するが、金属化フイルムコンデ
ンサにあつては、フイルム上に蒸着される金属面
積によつて静電容量が決定されるため、当然小さ
い容量のコンデンサはその面積が小さいので芯軸
が細い最初に巻回するもので、金属化フイルムコ
ンデンサは第１図のごとく有機フイルムの１片面
の一端にマージン２部を残し金属蒸着３した一対
の金属化フイルムをそれぞれ0.5mmから数mmズラ
して重ね合せて巻回し、そして絶縁部を巻回し、
さらに最初の静電容量より大なるコンデンサを巻
回し、両端面にメタリコン層を形成して多素子型
金属化フイルムコンデンサを得たが、静電容量の
大小なるコンデンサを同軸上に得るとき、容量小
なる側の金属化フイルムの巻回長さが短かくな
り、巻回数が少ないため第２図のごとくメタリコ
ン面４を多く取ることができない。また巻回数を
多くするため金属化フイルム幅を細くしてメタリ
コン面を多く取ると、次に巻回する容量大なるコ
ンデンサの巻回数も増え、巻取り素子径が幅に比
較して大となり、巻ズレその他不安定要素が増え
メタリコンによる金属蒸着層間シヨート、また接
触不良によるtanδ特性の劣化などの不良要因を誘
発する欠点があつた。
本考案は上述の欠点を除去するもので、同心状
に２個以上の静電容量を有するよう金属化フイル
ムを巻回してなる多素子型金属化フイルムにおい
て、最初に巻回する第１のコンデンサの静電容量
が少なくとも第２のコンデンサの静電容量より小
さく、かつ金属化フイルムの少なくとも一方の電
極が第２のコンデンサの電極に対して長さ方向に
細幅に構成して巻回した多素子型金属化フイルム
コンデンサを提供するものである。
に２個以上の静電容量を有するよう金属化フイル
ムを巻回してなる多素子型金属化フイルムにおい
て、最初に巻回する第１のコンデンサの静電容量
が少なくとも第２のコンデンサの静電容量より小
さく、かつ金属化フイルムの少なくとも一方の電
極が第２のコンデンサの電極に対して長さ方向に
細幅に構成して巻回した多素子型金属化フイルム
コンデンサを提供するものである。
以下、本考案を一実施例に基づき詳細に説明す
る。
る。
第３図は本考案の一実施例の斜視図で、１１は
有機フイルム、１２はマージン部、１３は第１の
コンデンサの蒸着金属電極、１４は第２のコンデ
ンサの蒸着金属電極で、有機フイルム１１の片面
の一端にマージン１２部を残し金属蒸着した一対
の金属化フイルムをそれぞれ0.5mmから数mmズラ
して重ね合せて巻回し、両端面にメタリコン層を
形成してなる金属化フイルムコンデンサの少なく
とも一方の金属蒸着電極を第１のコンデンサと第
２のコンデンサとを金属蒸着飛散させて電極分離
し、最初に巻回する金属化フイルムを容量が小な
る第１のコンデンサとし、かつ第１のコンデンサ
の金属蒸着電極１３，１３′の少なくとも一方の
金属蒸着電極１３のマージン部１２を第２のコン
デンサの金属蒸着電極１４より広幅にして巻回数
を多くし、端面面積を大きくしてメタリコンを強
固にするものである。
有機フイルム、１２はマージン部、１３は第１の
コンデンサの蒸着金属電極、１４は第２のコンデ
ンサの蒸着金属電極で、有機フイルム１１の片面
の一端にマージン１２部を残し金属蒸着した一対
の金属化フイルムをそれぞれ0.5mmから数mmズラ
して重ね合せて巻回し、両端面にメタリコン層を
形成してなる金属化フイルムコンデンサの少なく
とも一方の金属蒸着電極を第１のコンデンサと第
２のコンデンサとを金属蒸着飛散させて電極分離
し、最初に巻回する金属化フイルムを容量が小な
る第１のコンデンサとし、かつ第１のコンデンサ
の金属蒸着電極１３，１３′の少なくとも一方の
金属蒸着電極１３のマージン部１２を第２のコン
デンサの金属蒸着電極１４より広幅にして巻回数
を多くし、端面面積を大きくしてメタリコンを強
固にするものである。
なお、上述の実施例は第３図に基づくもので、
多素子型金属化フイルムコンデンサの設計に当つ
て最初に巻回する容量の小さい第１のコンデンサ
の巻回端面のメタリコン面積の最小必要面積を第
１に決定し、次いでその上に巻回する第２の容量
大なるコンデンサを第１のコンデンサの外径を巻
芯径として基にし、第２のコンデンサの巻回端面
面積を算出し、第１のコンデンサと第２のコンデ
ンサとの端面比率および完成寸法などを考慮し、
経済的金属化フイルム幅が決定でき、この金属化
フイルム幅に基づきすでに容量小なる第１のコン
デンサの巻回数が決定されているので、目的とす
る容量の蒸着金属面積（必要長さに対する幅）を
決定し、一対の金属化フイルムの少なくとも一方
の金属化フイルムの第１のコンデンサ蒸着金属電
極をマージン部に沿つて電気的に飛散させながら
巻取るものである。したがつて多素子型金属化フ
イルムコンデンサの各容量が異なるものであつて
も、巻回端面積がメタリコン強度の安定により、
tanδの安定が図れるものである。
多素子型金属化フイルムコンデンサの設計に当つ
て最初に巻回する容量の小さい第１のコンデンサ
の巻回端面のメタリコン面積の最小必要面積を第
１に決定し、次いでその上に巻回する第２の容量
大なるコンデンサを第１のコンデンサの外径を巻
芯径として基にし、第２のコンデンサの巻回端面
面積を算出し、第１のコンデンサと第２のコンデ
ンサとの端面比率および完成寸法などを考慮し、
経済的金属化フイルム幅が決定でき、この金属化
フイルム幅に基づきすでに容量小なる第１のコン
デンサの巻回数が決定されているので、目的とす
る容量の蒸着金属面積（必要長さに対する幅）を
決定し、一対の金属化フイルムの少なくとも一方
の金属化フイルムの第１のコンデンサ蒸着金属電
極をマージン部に沿つて電気的に飛散させながら
巻取るものである。したがつて多素子型金属化フ
イルムコンデンサの各容量が異なるものであつて
も、巻回端面積がメタリコン強度の安定により、
tanδの安定が図れるものである。
以上のように本考案は最初に巻回する第１のコ
ンデンサの容量が第２のコンデンサの容量より小
さくかつ金属化フイルムの少なくとも一方の電極
が第２のコンデンサの電極に比して細幅に形成
し、巻回した多素子型金属化フイルムであるの
で、第１のコンデンサおよび第２のコンデンサの
巻回端面積がメタリコン強度に応じて設計可能と
なり、tanδ特性の極めて優れた多素子型金属化フ
イルムコンデンサが得られる。また２素子に限ら
ず、３素子以上になつてもその巻回端面積が容易
に設計でき、さらに各素子間部に非金属蒸着フイ
ルムまたは蒸着金属を飛散させた有機フイルムが
巻回されるので、巻回端面にメタリコンできず、
各素子を絶縁分離できるなどの工業上有益なもの
である。
ンデンサの容量が第２のコンデンサの容量より小
さくかつ金属化フイルムの少なくとも一方の電極
が第２のコンデンサの電極に比して細幅に形成
し、巻回した多素子型金属化フイルムであるの
で、第１のコンデンサおよび第２のコンデンサの
巻回端面積がメタリコン強度に応じて設計可能と
なり、tanδ特性の極めて優れた多素子型金属化フ
イルムコンデンサが得られる。また２素子に限ら
ず、３素子以上になつてもその巻回端面積が容易
に設計でき、さらに各素子間部に非金属蒸着フイ
ルムまたは蒸着金属を飛散させた有機フイルムが
巻回されるので、巻回端面にメタリコンできず、
各素子を絶縁分離できるなどの工業上有益なもの
である。
第１図は従来の金属化フイルムコンデンサの斜
視図、第２図は従来の多素子型金属化フイルムコ
ンデンサの端面図、第３図は本考案の多素子型金
属化フイルムコンデンサの巻回斜視図である。 １１：有機フイルム、１２：マージン部、１
３：第１のコンデンサの蒸着金属電極、１４：第
２のコンデンサの蒸着金属電極。
視図、第２図は従来の多素子型金属化フイルムコ
ンデンサの端面図、第３図は本考案の多素子型金
属化フイルムコンデンサの巻回斜視図である。 １１：有機フイルム、１２：マージン部、１
３：第１のコンデンサの蒸着金属電極、１４：第
２のコンデンサの蒸着金属電極。
Claims (1)
- 同心状に２個以上の静電容量を有するよう金属
化フイルムを巻回してなる多素子型金属化フイル
ムコンデンサにおいて、最初に巻回する第１のコ
ンデンサの静電容量が少なくとも第２のコンデン
サの静電容量より小さく、かつ金属化フイルムの
少なくとも一方の電極が第２のコンデンサの電極
に対して長さ方向に細幅に構成して巻回したこと
を特徴とする多素子型金属化フイルムコンデン
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4779983U JPS59152729U (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 多素子型金属化フイルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4779983U JPS59152729U (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 多素子型金属化フイルムコンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59152729U JPS59152729U (ja) | 1984-10-13 |
| JPH0143850Y2 true JPH0143850Y2 (ja) | 1989-12-19 |
Family
ID=30178345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4779983U Granted JPS59152729U (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 多素子型金属化フイルムコンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59152729U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20090154056A1 (en) * | 2007-12-17 | 2009-06-18 | General Electric Company | Low inductance capacitor and method of manufacturing same |
| EP3493231A4 (en) * | 2016-07-26 | 2020-04-08 | Kyocera Corporation | LAYER CAPACITOR, COUPLING CAPACITOR, INVERTER AND ELECTRIC VEHICLE |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5740915A (en) * | 1980-08-25 | 1982-03-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Composite condenser |
-
1983
- 1983-03-30 JP JP4779983U patent/JPS59152729U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5740915A (en) * | 1980-08-25 | 1982-03-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Composite condenser |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59152729U (ja) | 1984-10-13 |
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