JPH0142837Y2 - - Google Patents

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JPH0142837Y2
JPH0142837Y2 JP1982136491U JP13649182U JPH0142837Y2 JP H0142837 Y2 JPH0142837 Y2 JP H0142837Y2 JP 1982136491 U JP1982136491 U JP 1982136491U JP 13649182 U JP13649182 U JP 13649182U JP H0142837 Y2 JPH0142837 Y2 JP H0142837Y2
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tape
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/665Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container
    • G11B15/6653Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum
    • G11B15/6656Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum using two-sided extraction, i.e. "M-type"

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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テープ形式の記録キヤリヤに関連し
て使用する記録再生装置であつて、所定移動経路
に沿つて休止位置と作用位置との間に移動可能な
少なくとも1個のテープ案内装置を設け、このテ
ープ案内装置には、支持部材に配設した少なくと
も1個のテープ案内を設け、このテープ案内を作
用位置に位置決めするためテープ案内を位置決め
装置に圧着掛合させ、またテープ案内装置に、前
記テープ案内を移動するため駆動装置により駆動
することができる駆動部材を設け、この駆動部材
を前記支持部材に離脱自在連結装置を介して連結
し、この離脱自在連結装置には、互いに対向する
連結衝合部を設け、これら連結衝合部をテープ案
内装置の移動方向に作用するものとし、またテー
プ案内装置の移動中は互いに圧着掛合し、テープ
案内装置が作用位置にあるとき互いに離れるもの
とした記録再生装置に関するものである。このよ
うな装置は、例えば米国特許明細書第4323936号
に記載されている。
この既知の装置においては、駆動部材と支持部
材との間の離脱自在連結装置により空動きを防止
し、テープ案内装置の休止位置と作用位置との間
の移動後に駆動部材が支持部材およびこの支持部
材に配設したテープ案内装置の位置を明確に規定
する。しかし記録キヤリヤの正確な案内のために
は、テープ案内装置の移動後にこの装置の位置を
正確に規定することが重要である。テープ案内装
置の移動の際にテープ案内の支持部材の位置を規
定するため、この既知の装置においては、支持部
材のための個別の案内手段を設け、この案内手段
を案内溝付きのU字状溝形部材として構成してい
た。しかし、このような案内手段はコストが余分
にかかり、大きな空間を占有することになる。テ
ープ案内装置が作用位置にあるとき、駆動部材お
よび支持部材は互いに離れ、連結装置は離脱し、
この後にテープ案内装置を駆動部材による阻止、
干渉なしに位置決め装置により位置決めする。作
用位置にあるテープ案内装置の位置決め装置に対
する圧着掛合を得るため、この既知の装置では、
個別の押圧装置を設けていたが、この押圧装置も
高価であり、より大きな空間を必要とし、構造が
複雑である。
従つて本考案の目的は、別個の部材の補助なし
で駆動部材がテープ案内装置の支持部材の位置を
直接正確に規定することができるとともにテープ
案内装置の位置決め装置に対する圧着掛合を別個
の押圧装置なしで得ることができる冒頭に述べた
型式の記録再生装置を得るにある。この目的を達
成するため、本考案は前記駆動部材と前記支持部
材との間に作用しかつほぼテープ案内装置の移動
方向に前記駆動部材と支持部材とを互いに引き寄
せ合わせ、テープ案内装置が作用位置をとらない
とき前記連結衝合部を互いに圧着掛合させる少な
くとも1個のばねであつて、テープ案内装置が作
用位置をとるときテープ案内装置を前記位置決め
装置に圧着掛合させつつ、駆動部材が支持部材に
対して過剰移動するときに離脱自在連結装置が離
脱するようにしたばねを設けたことを特徴とす
る。テープ案内装置が作用位置にないとき、ばね
により離脱自在連結装置の連結衝合部は互いに圧
着掛合し、連結衝合部間の空動きを排除するた
め、駆動部材はテープ案内装置の支持部材とこの
支持部材に設けたテープ案内の位置を正確かつ確
実に規定することができ、支持部材のための別個
の案内手段を必要としない。この結果、構成が特
に簡単、小型にすることができ、テープ案内装置
が休止位置から作用位置に移動するとき記録キヤ
リヤの案内を正確かつ確実に行うことができる。
テープ案内装置が作用位置にあるとき、駆動部材
と支持部材との間に作用するばねは、テープ案内
装置を位置決め装置に圧着掛合させるのにも使用
されており、従つて別個の押圧装置は不要であ
り、構成が特に簡単となり、操作が確実であり、
小型にすることができる。テープ案内装置が作用
位置にあるとき駆動部材は支持部材に対して過行
程移動(オーバートラベル)するため、このとき
連結衝合部は互いに離れ、従つて駆動部材とテー
プ案内装置の支持部材との間の連結が離脱し、支
持部材はばねによつてのみ駆動部材に連結される
ことになる。このようにしてほぼ駆動部材による
阻止、干渉なくテープ案内装置を作用位置に位置
決めすることができ、またばねの作用によつてテ
ープ案内装置を位置決め装置に圧着掛合させるこ
とができる。
この点に関し、休止位置と作用位置との間に移
動可能なテープ案内装置を具える記録再生装置に
ついて記載している米国特許明細書第3660614号
において、テープ案内装置が作用位置にあると
き、このテープ案内装置のテープ案内のための支
持部材に対してテープ案内装置のための駆動部材
を過行程移動させ、駆動部材と支持部材との間に
作用するばねによりテープ案内装置を位置決め装
置に圧着掛合させることが記載されている。しか
しこの既知の装置においては、冒頭に述べた型式
の本考案の範囲から外れているものであり、支持
部材は離脱自在連結装置を介して駆動部材に連結
されているものではなく、軸受ピンによりなる回
動自在軸受手段を介して離脱不能に連結されてい
る。この構成は、テープ案内装置が作用位置にあ
るとき、支持部材は駆動部材から離脱した状態と
なることはできず、従つてテープ案内装置が作用
位置にあるとき、テープ案内装置は駆動部材によ
る干渉、阻止なく位置決めすることはできない。
即ちこれはこの場合支持部材の位置が駆動部材の
位置に依存するためである。このことはテープ案
内装置の位置決めの精度および再現性に悪影響を
及ぼす。
駆動部材と支持部材との間に作用するばねは、
例えばばね線により形成したばねクリツプとする
ことができる。更に、代案として板ばねまたは螺
旋圧縮ばねを使用することもできる。また所要に
応じ、1個以上のばねを使用することもできる。
しかし、引張力を生ずるよう負荷を与えた螺旋ば
ねであつて、ほぼ移動方向に引張力を生ずるばね
とし、各端部をそれぞれ駆動部材と支持部材に連
結すると特に有利である。このような螺旋ばねは
構成を小型にし、取付けを簡単にする上で好適で
ある。
駆動部材と支持部材との間の離脱自在の連結の
ためには、種々の構成を使用することができる。
例えば1対の連結衝合部対により連結を行い、相
互の共同作用する掛合をその形状によつて決定
し、これにより駆動部材に対する支持部材の位置
を規定するようにすることができる。しかし駆動
部材を支持部材に連結するため、テープ案内装置
の移動方向に互いに離れた2対の連結衝合部対を
設けると有利である。この構成により2個の部材
の安定した連結が得られ、テープ案内装置が作用
位置をとらないときの駆動部材に対する支持部材
の位置を2対の連結衝合部対により正確に規定す
ることができる。
この点に関し、2対の連結衝合部対をテープ案
内装置の移動方向に交差する方向に互いに離して
配置すると好適である。この結果、2対の連結衝
合部対間の距離が最大となり、テープ案内装置が
作用位置をとらないとき、駆動部材に対する支持
部材の位置を正確に規定するのに有利となる。
連結衝合部対は種々の構成とすることができ
る。例えば一方の連結衝合部対を2個の円錐状ま
たは半球形の衝合部とすることができる。しか
し、前記2対のうちの一方の連結衝合部対の一方
の連結衝合部をほぼV字状の凹所により形成し、
他方の連結衝合部をこのV字状凹所に掛合する円
筒状ピンとすると好適である。この結果、連結衝
合部対を小型で耐摩耗性のある構成にすることが
でき、テープが作用位置にないとき駆動部材に対
する支持部材の位置を正確に規定することができ
る。
更に前記2対のうちの他方の連結衝合部対の一
方の連結衝合部を平坦衝合面とし、他方の連結衝
合部をこの平坦衝合面に掛合する円筒状ピンとす
ると好適である。この構成によれば第2の対の連
結衝合部対を極めて簡単な構成にすることができ
る。
また前記2個の円筒状ピンの双方を、離脱自在
連結装置を介して連結すべき前記駆動部材および
支持部材のうちの一方に設け、前記V字状凹所お
よび平坦衝合面を連結すべき前記2個の部材のう
ちの他方に形成すると好適である。この構成の場
合、一方の部材の2個のピンおよび他方の部材の
凹所および衝合面は連結すべき2個の部材のそれ
ぞれに1回の作業で形成できるため製造が簡単と
なる。
更に、前記駆動部材を板状のものとし、V字状
凹所および平坦衝合面を板状駆動部材に形成した
少なくとも1個の開口の境界壁により形成し、こ
の開口に前記支持部材の円筒状ピンを貫通させる
と好適である。この構成は、小型にする上で有利
である。V字状凹所および平坦衝合面は、例えば
開口を押抜くことによつて板状駆動部材に極めて
簡単に形成することができる。
更に前記離脱自在連結装置を介して連結すべき
前記2個の部材のうちの一方に設けた円筒状ピン
としての連結衝合部にフツク状遊端を設け、この
フツク状遊端を前記連結すべき2個の部材のうち
の他方に掛合させると好適である。この構成によ
り駆動部材に対する支持部材の連結が特に確実に
なり、円筒状ピンの延在する方向に支持部材が駆
動部材から不慮に離脱するのを防止することがで
きる。
オーストリア国特許第362161号に記載の装置に
おいてはテープ案内装置のための位置決め装置と
して、ほぼテープ案内装置の移動方向に作用する
衝合部を設けているが、本考案によれば、この位
置決め装置の衝合部によりテープ案内装置のため
の支点をなし、ほぼテープ案内装置の移動方向に
交差する少なくとも1個の回動方向に前記支点の
周りにテープ案内装置を回動自在にし、テープ案
内装置の支持部材に作用するばねにより作用位置
にあるテープ案内装置を前記支点の周りに回動さ
せ、また回動するテープ案内装置の位置決めのた
めに、前記位置決め装置およびテープ案内装置
に、少なくとも2対の位置決め衝合部であつてこ
れら位置決め衝合部をほぼ支点の周りに回動する
テープ案内装置の回動方向に作用するものとし、
互いに離れておりかつ互いに掛合可能にした位置
決め衝合部を設けると好適であることを見出し
た。このように、作用位置にあるテープ案内装置
の位置決めのため、テープ案内装置の支持部材に
作用するばねは、位置決め装置の衝合部により生
ずる支点の周りの少なくとも1個の回動方向にテ
ープ案内装置を回動させる作用も行い、この回動
中にこの回動方向に作用する位置決め衝合部対
は、それぞれにおいて、衝合を行う。これら位置
決め衝合部が互いに衝合するとき、各位置決め衝
合部対において相対的な摺動は生じない。このこ
とは位置決め衝合部対において摩擦の影響を排除
し、摩耗を少なくし、従つて寿命を長くし、また
正確な位置決めを行う上で有利である。
この点に関して、テープ案内装置の支点をな
し、テープ案内装置の移動方向に作用する衝合部
を、前記位置決め装置に設けた1対の位置決め衝
合部により構成すると好適である。従つて支点と
しての別個の衝合部を設ける必要はなく、構成は
簡単となり、空間を節約する。
更に、テープ案内装置が作用位置をとらずに離
脱自在連結部材がばねの力に抗して少なくとも部
分的に離脱するときの駆動部材に対する支持部材
の移動を制限するため、少なくとも1対の制限止
部対を設け、この制限止部対の一方の止部を支持
部材に設けると好適である。この結果、テープ案
内装置が作用位置をとらず、従つて位置決め装置
により位置決めされていないときの駆動部材に対
する支持部材の移動を極めて簡単かつ確実に許容
範囲内に制限することができ、支持部材が駆動部
材から不慮に完全に離脱するのを防止することが
できる。
この点に関して、前記制限止部対の他方の止部
を駆動部材に設けると好適である。この構成によ
り、特に簡単で小型の構成にすることができるよ
うになるとともに、駆動部材に対する支持部材の
移動を、テープ案内装置の移動中の位置に無関係
に制限することができる。
更に少なくとも1対の制限止部対の他方の止部
を、テープ案内装置の移動経路において記録再生
装置に設けた固定止部とすると好適である。この
ような記録再生装置における制限止部は極めて安
定した構成にすることができ、従つて相対移動が
制限されるときに生ずる比較的大きな力を受け止
めることができる。
更に、構成を簡単にする上で前記他方の止部
を、テープ案内装置のほぼ移動経路全体にわたり
延在する止表面として形成すると好適である。こ
れによつて駆動部材に対する支持部材の移動はテ
ープ案内装置の移動中の位置に無関係に制限する
ことができる。
次に図面につき、本考案の実施例を説明する。
第1および2図に、テープの形式の磁気記録キ
ヤリヤ(以下、本明細書中簡単のため「テープ」
と略称する)1の記録再生信号、特にテレビジヨ
ン信号およびこの信号に関連のオーデイオ信号の
ための記録再生装置を線図的に示す。この装置に
テープ案内ドラム2を設け、このドラムの周面に
テープ1をほぼ180゜にわたる螺旋経路をなして巻
き付ける。線図的に示す2個の回転磁気ヘツド
3,4をテープ案内ドラム2の内側に配置し、こ
のテープ案内ドラム2はほぼ2個のドラム半部に
分割し、これらドラム半部間にギヤツプを介在さ
せ、このギヤツプを通してドラムに巻き付いたテ
ープ1にヘツドが掛合し、テープの長手方向に対
して傾斜するトラツクに沿つて走行テープを走査
し、磁気ヘツドがテープにテレビジヨン信号を記
録したり、テープからこのような信号を再生した
りする。テープ案内ドラム2の周りに巻き付いた
テープ1を移送するため、装置にキヤプスタン5
を設け、このキヤプスタン5にテープを圧力ロー
ラ6により押し付け、この圧力ローラ6を図示し
ない方法により装置に移動自在に取付ける。
更に装置には、固定磁気ヘツド7を設け、この
固定磁気ヘツド7によりテープ1の長手方向トラ
ツクを走査し、テレビジヨン信号に関連するオー
デイオ信号を記録することができるようにする。
この固定磁気ヘツド7に隣接して他の固定磁気ヘ
ツド8を配置し、この固定磁気ヘツド8により磁
気ヘツド7により走査したと同一のトラツクを走
査してこのトラツクに記録されているオーデイオ
信号を消去することができるようにする。更に他
の固定ヘツド9を設け、傾斜トラツクに記録した
テレビジヨン信号およびテープの長手方向に延在
するトラツクに記録した関連のオーデイオ信号の
双方を同時に消去することができるようにする。
第1および第2図に示すように、テープ1はほ
ぼ長方形のカセツト10に収納し、このカセツト
のハウジングは、2個の大壁面と4個の側壁面と
により構成し、このカセツトを装置に装填するこ
とができるようにし、またこのカセツトにおい
て、互いに隣接しており回転自在に支承した回転
駆動リール11,12に収納し、これらリール間
にテープ1を張り渡す。カセツト内部において、
テープ1は供給リールとして作用する第1リール
11から第1案内ローラ13に至り、このローラ
13から溝形側壁15の第1開口14を経て側壁
15に沿つてカセツトの外側に張り渡され、次い
で側壁15の第2開口16から第2案内ローラ1
7に達し、このローラ17から巻取リールとして
作用する第2リール12に至る。側壁15に沿つ
てカセツトハウジングの外側に張り渡される部分
のテープ1を保護するため、カセツト10にカセ
ツトカバーを設け、カセツトを装置に装填する際
にこのカバーが自動的に開いてカセツトハウジン
グの外側に張り渡されているテープ部分を露出す
るよう構成する。しかしこの部分は本考案の要旨
に関係しないので、図面を明瞭簡単にするため図
示しない。
カセツト10からテープを引き出し、テープ案
内ドラム2の周りに巻き付け、またテープをカセ
ツトに戻すことができるようにするため、装置
に、2個のテープ案内装置18,18′を設け、
これらテープ案内装置を所定の移動経路に沿つて
休止位置と作用位置との間に移動可能にし、また
これら2個のテープ案内装置を同一の構成とす
る。同一構成であるため対応部分は一方の部分の
参照符号にダツシユ符号を付けたもので示す。テ
ープ案内装置18,18′の各々に、ほぼ矩形形
状の支持部材19,19′を設け、この支持部材
に、テープ案内ローラ20,20′と、このロー
ラ20,20′に隣接する固定テープ案内ピン2
1,,21′とをテープ案内として配設する。第4
および6図に示すように、テープ案内ローラ2
0,20′をスピンドル22,22′により支持部
材19,19′に支承し、このスピンドル22,
22′を支持部材19,19′に圧入し、またこの
スピンドル22,22′にスペーサ23,23′を
回転不能に取付ける。テープ案内ローラ20,2
0′にフランジを設け、かつスピンドルの周りに
回転自在にし、このテープ案内ローラ20,2
0′をスペーサ23,23′に隣接配置し、スピン
ドルに嵌装した保持リング24,24′によりス
ピンドルに保持する。テープ案内ピン21,2
1′を、テープ案内ローラ20,20′のスピンド
ル22,22′と同様に支持部材19,19′に圧
入する。しかし、テープ案内ローラおよびテープ
案内ピンの取付け方法は他の方法を使用すること
もできること勿論である。
上述したように、2個のテープ案内装置18,
18′の各々を、第1図に示す休止位置と、第2
図に示す作用位置との間に移動自在にする。2個
のテープ案内装置が第1図に示す休止位置にある
とき、テープ案内ローラ20,20′およびテー
プ案内ピン21,21′は、カセツトハウジング
の側壁15に沿つてカセツトの外側に延在するテ
ープ1の背面に位置する。このときテープ案内装
置は、常に正確に限定された位置をとるように
し、テープに対する信頼性の高い正確な共同作用
が確実に得られるようにすることが重要である。
テープ案内装置18,18′を作用位置に移動す
るとき、テープ案内ローラ20,20′およびテ
ープ案内ピン21,21′によりテープを引き出
し、2個のリール11または12の少なくとも一
方が回転させられ、テープを繰り出すよう構成す
る。このとき、テープ案内装置は、やはり正確に
規定された位置をとり、信頼性が高く正確なテー
プ挿通(スレツデイング)が確実に得られるよう
にすることが重要である。テープ案内装置18,
18′が作用位置にあるとき、テープ1は第2図
に示す経路をとる。このときテープ1は、リール
11から、案内ローラ13、、磁気ヘツド9、テ
ープ案内装置18′のテープ案内ローラ20′およ
びテープ案内ピン21′、テープ案内ドラム2、
テープ案内装置18のテープ案内ピン21および
テープ案内ローラ20、磁気ヘツド8、磁気ヘツ
ド7、キヤプスタン5および圧力ローラ6、装置
の他のテープ案内ピン25、並びに案内ローラ1
7を経て、リール12に至る。上述したように、
テープ案内ローラ20,20′およびテープ案内
ピン21,21′は、テープ案内装置18,1
8′の作用位置において、テープ1をテープ案内
ドラム2に巻き付いた状態に維持し、テープ案内
ドラム2の周りのテープ1の経路がテープ案内装
置18,18′により規定されるようにする。テ
ープ案内ドラム2においてテープ1の螺旋経路を
生ずるため、テープ案内ドラム2とテープ案内ピ
ン21,21′を他の部分に対して傾斜させるが、
この状態は第1および2図においては簡単のため
図示しない。ただし、第3,5,7および8図に
おいては、テープ案内ピン21が傾いている状態
のみを示す。正確に記録再生を行うためには、テ
ープがテープ案内ドラムの周りに精密にしかも正
確な再現性をもつて巻き付くことが重要であるた
め、この経路を決定するテープ案内装置は正確に
規定された作用位置をとらねばならない。テープ
をカセツト10に戻すためには、テープ案内装置
18,18′を作用位置から休止位置に戻すが、
この場合2個のリールの少なくとも一方がテープ
1を巻取るよう駆動すべきこと勿論である。この
ときテープ1は再びテープ案内装置と共同して作
用し、従つてこの復帰移動中にテープ案内装置は
正確に規定された位置をとつて正確で適度なテー
プとの共同作用を確実にしなければならない。本
考案により構成簡単で占有空間を小さくし、しか
も信頼性を高くしてこれらすべての必要条件を満
足するための構成を以下に説明する。
テープ案内装置18,18′を休止位置と作用
位置との間に移動するため、回動自在の板状レバ
ー26,26′としての駆動部材を、離脱自在連
結装置27,27′を介して各テープ案内装置の
支持部材19,19′に連結する。各レバー26,
26′をスピンドル28,28′に回動自在に取付
け、このスピンドル28,28′を装置に回転自
在に支承する。2個のレバー26,26′を回転
するために、ウオーム歯車片29,29′を各ス
ピンドル28,28′に配設し、このウオーム歯
車片29,29′をウオーム30,30′に噛合さ
せ、ウオーム30を右巻き螺旋とし、ウオーム3
0′を左巻き螺旋とし、双方のウオームを1個の
スピンドル31に設ける。スピンドル31をモー
タ33により駆動するが、ここの駆動ラインを一
点鎖線32により線図的に示す。第1スイツチン
グ装置34を動作させることによつてモータ33
は電源Vに接続され、この場合の極性はスピンド
ル31を反時計方向に駆動する極性とし、従つて
2個のウオームの螺旋溝が互いに反対巻きである
ためこれに連結されているウオーム歯車片29お
よびレバー26は反時計方向に回動し、ウオーム
歯車片29′およびレバー26を時計方向に回動
させる。このようにして、レバー26,26′に
離脱自在に連結したテープ案内装置18,18′
は休止位置から作用位置に移動してテープ案内装
置を作用位置にセツトすることができる。2個の
レバー26,26′のここの回動は、レバー2
6′に設けた凸部35が第1端部位置スイツチ3
6に掛合する時点で終了し、この時点でこのスイ
ツチ36は開き、第1スイツチング装置34の動
作の際に閉じたモータ33のための回路を中断す
る。この結果モータ33は停止し、2個のレバー
26,26′は、第1端部位置スイツチ36の状
態で規定される位置に2個のウオームギヤ機構に
より保持され、これらの機構の自己制動作用のた
めテープ案内装置18,18′は作用位置の状態
をとることができる。第2スイツチング装置37
を動作させるときは、上述とは反対の極性でモー
タ33が電源Vに接続され、スピンドル31を時
計方向に駆動する。このようにして、2個のウオ
ームギヤを介してレバー26を時計方向に、レバ
ー26′を反時計方向に回動して2個のテープ案
内装置18,18′を作用位置から休止位置に回
動する。2個のレバー26,26′のこの回動は
レバー26′に設けた凸部35が第2端部位置ス
イツチ38に掛合するとき停止し、このときスイ
ツチ38は開放し、これによつて第2スイツチン
グ装置37を動作させることによつて閉じていた
モータ33のための回路を中断する。このときモ
ータ33は停止し、テープ案内装置18,18′
が休止位置をとり、2個のウオームギヤ機構の自
己制動作用により第2端部位置スイツチ38の状
態により規定される位置にレバー26,26′は
保持される。
図示の実施例においては、2個の板状レバー2
6,26′の各々とこれに関連する支持部材19,
19′との間の離脱自在連結装置27,27′に、
2対の連結衝合部対39,39′,40,40′お
よび41,41′,42,42′を設け、これら2
対の連結衝合部対を、関連のテープ案内装置1
8,18′の移動方向に互いに離して配置すると
ともに、この移動方向に交差する方向にも互いに
離して配置し、しかもこれら2対の連結衝合部を
互いにできるだけ遠く離して配置する。連結衝合
部39,39′および40,40′並びに連結衝合
部41,41′および42,42′はそれぞれ対に
し、関連のテープ案内装置18,18′の移動方
向において作用を生ずるようにする一方の連結衝
合部の対39,39′および40,40′には、一
方の連結衝合部として板状レバー26,26′に
形成したV字状凹所39,39′および他方の連
結衝合部として支持部材19,19′に配設した
円筒状ピン40,40′を設け、この円筒状ピン
40,40′の周面がV字状凹所39,39′に掛
合するよう構成する。他方の連結衝合部の対4
1,41′および42,42′には、一方の連結衝
合部としての板状レバー26,26′に設けた平
坦衝合面41,41′および他方の連結衝合部と
しての支持部材19,19′に配設した他の円筒
状ピン42,42′を設け、この円筒状ピンの周
面が平坦衝合面41,41′に掛合するよう構成
する。このように、図示の実施例においては、2
個の円筒状ピン40,40′および42,42′の
双方を、離脱自在連結装置27,27′を介して
連結すべき2個の部材19,19′および26,
26′のうちの一方に設け、またV字状凹所39,
39′および平坦衝合面41,41′の双方を、連
結すべき2個の部材のうちの他方に設ける。この
ようにすることは、効率的でありしかも簡単な取
付けおよび製造を行うのに有利である。V字状凹
所39,39′は板状レバー26,26′に形成し
た第1開口43,43′の2個の互いに収斂する
境界壁によつて形成し、平坦衝合面41,41′
は板状レバー26,26′に形成した第2開口4
4,44′の境界壁により形成する。2個の円筒
状ピン40,40′および42,42′を2個の開
口43,43′および44,44′に貫通させ、ま
た各円筒状ピンにフツク状遊端を設け、このフツ
ク状遊端により円筒状ピンが板状レバー26,2
6′に掛合するようにし、この掛合状態を第4お
よび6図に示す。このようにして、支持部材1
9,19′を簡単に関連のレバー26,26′に取
付けることができ、円筒状ピンのフツク状端部に
より支持部材が円筒状ピンの軸線方向に移動して
関連のレバーから外れるのを防止する。
ばね45,45′を、駆動部材として作用する
各レバー26,26′と離脱自在連結装置27,
27′を介してこのレバーに連結する支持部材1
9,19′との間に作用させ、このばね45,4
5′により、レバー26,26′および支持部材1
9,19′に対し、ほぼ各テープ案内装置18,
18′の移動方向において相対的に緊張を与える。
ばね45,45′を螺旋ばねとし、この螺旋ばね
に引張力を生ずるよう負荷を与え、ほぼ移動方向
に引張力が生ずるようにし、またばねの2個の端
部をそれぞれレバー26,26′および支持部材
19,19′に取付け、主にレバー26,26′に
形成した第1開口43,43′内に主に存在する
ようばねを配置する。このように引張ばねは占有
空間が少なく、取付けが極めて簡単であるという
利点がある。このばね45,45′により、離脱
自在連結装置27,27′の連結衝合部の対39,
39′,40,40′および41,41′42,4
2′は、テープ案内装置18,18′が作用位置を
とらないとき、それぞれ互いに力を及ぼし合つて
掛合し、それぞれの連結衝合部対においてバツク
ラツシユが生じないようにすることができる。こ
のようにテープ案内装置が作用位置をとらないと
きばね45,45′により常に互いに力を及ぼし
合つて掛合する連結衝合部によつて、第3および
4図に明示するように別個の部材を必要とせず
に、支持部材19,19′を関連のレバー26,
26′の所定位置に正確かつ確実に維持すること
ができる。従つてテープ案内装置18,18′の
休止位置において、テープ案内装置はテープの背
面に確実に掛合し、またテープ案内装置が休止位
置から作用位置に移動するとき、テープは正確か
つ穏やかに案内される。2対の連結衝合部対を互
いにできるだけ遠く離して配置するとき、関連の
レバーにおける支持部材の位置は、特に安定かつ
正確な状態に規定される。
上述したように、テープ案内装置18,18′
は、第1,3および4図に示す休止位置から第
2,5および6図に示す作用位置に、第1スイツ
チング装置を動作させるとき、ウオーム30,3
0′、ウオーム歯車片29,29′およびレバー2
6,26′を介してモータ33により移動するこ
とができる。この移動中、レバー26,26′は
テープ案内装置18,18′の支持部材19,1
9′を駆動し、このとき平素の動作では各連結衝
合部対39,39′,40,40′および41,4
1′,42,42′はばね45,45′の作用によ
り常に互いに力を及ぼし合つて掛合し、上述した
ようにテープ案内装置18,18′の移動中支持
部材19,19′は常に正確に規定された位置を
とり、従つてテープは正確かつ穏やかに案内され
る。テープ案内装置18,18′が作用位置に達
したとき、テープ案内装置18,18′は、装置
18,18′を位置決めする位置決め装置46,
46′に掛合する。テープ案内装置18,18′が
位置決め装置46,46′に衝合すると、テープ
案内装置はそれ以上の移動ができなくなる。しか
し、レバー26,26′は、レバー26′の凸部3
5が第1端部位置スイツチ36に作用してこのス
イツチを開くまでモータ33により依然として駆
動される。このときモータ33は停止し、レバー
26,26′はウオームギヤ機構のの自己制動作
用のため第1端部位置スイツチ36により規定さ
れる位置に保持される。このことは、テープ案内
装置18,18′が作用位置をとるとき、第2,
5および6図に示すようにレバー26,26′が
テープ案内装置の支持部材19,19′に対して
特定の前進即ち過行程移動(オーバートラベル)
を行うことを意味する。
駆動部材として作用するレバー26,26′の
支持部材19,19′に対する過行程移動により、
離脱自在連結装置27,27′は離脱し、従つて
移動方向に作用する離脱自在連結装置の連結衝合
部対39,39′,40,40′および41,4
1′,42,42′は互いに離れ、これと同時にレ
バー26,26′と支持部材19,19′との間に
作用するばね45,45′は一層伸張する。連結
装置27,27′が離脱する際、テープ案内装置
18,18′の支持部材19,19′は、ばね4
5,45′によつてのみ関連のレバー26,2
6′に連結され、このことはレバーがテープ案内
装置の位置と向きを乱さないことを確実にする点
で有利である。しかし、第2,5および6図に明
示するように、このときばね45,45′は、作
用位置にあるテープ案内装置18,18′を位置
決め装置46,46′との圧着掛合を維持するの
に使用される。従つてばね45,45′は種々の
機能を果たす。
次に、位置決め装置46,46′による作用位
置にあるテープ案内装置18,18′の位置決め
を第5および6図につき詳細に説明する。各位置
決め装置46,46′には、装置のデツキ板47
に配設した位置決めブロツク48,48′を設け
る。各位置決めブロツク48,48′にU字状位
置決め衝合部49,49′を担持し、テープ案内
装置の作用位置への移動の際に作用位置に達する
直前にこの位置決め衝合部49,49′がテープ
案内ローラ20,20′のスピンドル22,2
2′の支持部材19,19′から離れている遊端に
掛合する。このときU字状位置決め衝合部49,
49′の2個の脚部がスピンドル22,22′を包
囲し、このことはテープ案内装置18,18′の
位置決めの第1段階をなす。ただしU字状位置決
め衝合部49,49′の横方向部分はスピンドル
22,22′に接触せず、またテープ案内装置の
位置決めの他の段階においてもこの接触は生じな
いことに注意すべきである。各位置決めブロツク
48,48′には、更にV字状の他の位置決め衝
合部50,50′を設け、作用位置に向うテープ
案内装置18,18′の一層の移動において、テ
ープ案内ローラ20,20′のスピンドル22,
22′に取付けた円筒状スペーサ23,23′に掛
合するようにする。このときスペーサ23,2
3′はV字状位置決め衝合部50,50′の互いに
収斂する2個の位置決め表面に衝合し、このこと
はテープ案内装置の移動方向に生じ、テープ案内
装置18,18′の位置決めの第2段階をなす。
テープ案内装置の位置決めのこの第2段階後に、
移動方向に直交する平面上におけるテープ案内装
置の傾斜が規定される。スペーサ23,23′が
V字状位置決め衝合部50,50′に衝合する瞬
間までは、支持部材19,19′は連結装置27,
27′を介してレバー26,26に連結されてお
り、連結衝合部対39,39′,40,40′およ
び41,41′42,42′はばね45,45′の
作用により互いに圧着する。しかしこの瞬間にお
いては各テープ案内装置18,18′の位置は位
置決め装置46,46′の位置決め衝合部49,
49′および50,50′によつてのみならず、関
連のレバー26,26′によつても決定される。
上述したように、レバー26,26′は支持部
材19,19′に対して過行程移動し、この際離
脱自在連結装置27,27′は離脱し、連結衝合
部対はばね45,45′の力に抗して互いに離れ
る。しかしこのときテープ案内装置18,18′
の位置は、レバー26,26′によつては決定さ
れない。即ちこのとき位置決めは位置決め装置4
6,46′によつて行われるためである。
連結装置27,27′が離脱状態になつた後支
持部材19,19′はレバー26,26′により阻
止されずまた作用を受けずに移動することがで
き、また支持部材19,19′に取付けたばね4
5,45′が支持部材19,19′に力を与え、テ
ープ案内装置18,18′のスペーサ23,2
3′をV字状位置決め衝合部50,50′との掛合
状態に維持する。このとき各位置決め衝合部はテ
ープ案内装置の支点をなし、スペーサ23,2
3′を介してテープ案内装置はこの支点に圧着掛
合する。この場合各テープ案内装置18,18′
はV字状位置決め衝合部50,50′より生ずる
支点の周りに移動方向にほぼ交差する2個の回動
方向に回動する。移動方向に交差する回動方向5
1の回動は、テープ案内装置18,18′がテー
プ案内ローラ20,20′のスピンドル22,2
2′の軸線に一致する回動軸線52,52′の周り
に回動することによつて生ずる。テープ案内装置
の移動方向に交差する回動方向53,53′の他
の回動は、テープ案内装置18,18′が移動方
向およびスピンドル22,22′の軸線の双方に
直交する平面上に存在する回動軸線54,54′
の周りに回動することによつて生ずる。V字状位
置決め衝合部50,50′により生ずる支点の周
りのテープ案内装置18,18′の回動は、ばね
45,45′によりテープ案内装置の支持部材1
9,19′に加わる力によつて生じ、このように
ばね45,45′は更に他の機能をも果たす。
各テープ案内装置18,18′を、回動方向5
1,51′に、各位置決め装置46,46′のV字
状位置決め衝合部50,50′によつて生ずる支
点の周りに位置決めするために、位置決め装置4
6,46′およびテープ案内装置18,18′に、
互いに離れた2対の位置決め衝合部対を設け、こ
れら位置決め衝合部対は回動方向51,51′に
作用して互いに掛合し、これら位置決め衝合部対
においてテープ案内装置18,18′は支点の周
りに回動する。一方の衝合部対はV字状位置決め
衝合部50,50′とスペーサ23,23′とによ
り生ずるものであり、従つてこの衝合部対のそれ
ぞれは2つの機能を有する。他方の位置決め衝合
部対は、デツキ板47に配設した位置決め装置4
6,46′の突出部55,55′と、テープ案内装
置18,18′の支持部材19,19′の突出部5
6,56′とにより生ずる。支点の周りに回動方
向53,53′に回動する各テープ案内装置18,
18′の位置決めをするために、位置決め装置お
よびテープ案内装置に、互いに離れた2対の位置
決め衝合部対を設け、この位置決め衝合部対は回
動方向53,53′に作用し、この位置決め衝合
部対においてテープ案内装置は支点の周りに回動
する。一方の位置決め衝合部対は、位置決めブロ
ツク48,48′から突出する位置決め突耳57,
57′と、支持部材19,19′から突出する位置
決め突耳58,58′とにより構成する。他方の
位置決め衝合部対は、デツキ板47に配設した位
置決め装置46,46′の突出部59,59′によ
り構成する。この突出部59,59′に掛合して
共同作用するテープ案内装置18,18′の位置
決め衝合部は、支持部材19,19′に正確に位
置決めして取付けた板ばね61,61′の湾曲端
部60,60′により形成する。この板ばね61,
61′の湾曲端部60,60′は支持部材19,1
9′の止ねじ62,62′と共同し、位置決め衝合
部として作用する板ばね61,61′の湾曲端部
60,60′の支持部材19,19′に対する位置
を調整できるようにする。
上述したように、テープ案内装置のスペーサ2
3,23′が、移動方向に作用してテープ案内装
置の支点をなすV字状位置決め衝合部50,5
0′に掛合した後、ばね45,45′の作用の下に
各テープ案内装置18,18′が回動軸線52,
52′および54,54′の周りに回動方向51,
51′および53,53′に回動する。テープ案内
装置のこの回動中に、回動方向51,51′およ
び53,53′に作用する各位置決め衝合部対は
それぞれの接触表面相互がほぼ垂直方向に衝合
し、この衝合はテープ案内装置の位置決めの第3
の即ち最終段階をなす。位置決めを行う間に各位
置決め衝合部対において衝合部は相互に垂直方向
に衝合するため、衝合部相互は互いに摺動せず、
位置決め衝合部間の摩擦が位置決めの精度および
再現性に対して悪影響を及ぼすことがない。更に
このことは位置決め衝合部の摩耗を少なくする。
位置決め衝合部対50,50′,23,23′およ
び55,55′,56,56′におけるそれぞれの
衝合の結果テープ案内装置18,18′の傾斜位
置は、テープ案内ローラ20,20′の軸線52,
52′に直交し移動方向に存在する平面上で規定
される。位置決め衝合部対57,57′,58,
58′および59,59′,60,60′における
それぞれの衝合の結果テープ案内装置18,1
8′の傾斜位置は、テープ案内ローラ20,2
0′の軸線52,52′を含み、移動方向に存在す
る平面上で規定される。この後者の傾斜位置は厳
密に規定されるため、テープ1に対するテープ案
内装置、特にテープ案内ローラ20,20′、テ
ープ案内ピン21,21′の位置決めもテープ案
内ローラ20,20′の軸線方向に規定され、こ
のことはテープ1の横方向案内にとつて重要であ
る。各位置決め衝合部対における衝合部相互の衝
合後ばね45,445′の力によりテープ案内装
置18,18′が作用位置にある限り衝合部相互
を押し付け合せ、従つてこの作用はばね45,4
5′の更に他の機能でもある。
テープ案内装置18,18′は上述のように3
段階で位置決めされるため、テープ案内装置の作
用位置は正確かつ確実にしかも常に再現性を保つ
て規定される。このことはテープ案内装置18,
18′のテープ案内ローラ20,20′およびテー
プ案内ピン21,21′によるテープ1の正確な
案内、また特にテープ案内ドラム2の周りの案内
にとつて極めて重要である。即ちテープの正確で
再現性のある一定案内が正確な記録再生にとつて
重要であるためである。この位置決め動作中レバ
ーと支持部材との間に作用するばねは、テープ案
内装置が作用位置をとらないときには、離脱自在
連結装置の連結衝合部を互いに衝合させ、また支
持部材の位置を規定するためレバーと支持部材を
相互に引きつけ合わせるが、これらのばねは、V
字状凹所により生ずる支点の周りにテープ案内装
置を回動させ、またテープ案内装置を位置決め装
置に押しつけ、各位置決め衝合部対の衝合部相互
を衝合させるのにも使用される。従つてテープ案
内装置を位置決め装置に押し付けるための個別の
手段は不要となり、従つて一層小型にし構成簡単
にすることができる。
テープ案内装置18,18′が休止位置から作
用位置に移動するとき、テープ案内ローラ20,
20′、およびテープ案内ピン21,21′により
案内されるテープ1はテープ案内装置18,1
8′に力を与えて、この力により連結装置27,
27′が少なくとも部分的に離脱するときにばね
45,45′の力に抗してテープ案内装置の支持
部材19,19′が駆動部材として作用するレバ
ー26,26′に対して相対移動する。このこと
は、例えばカセツト10内の2個のリールのうち
の一方からテープが繰り出されるテープ1がこの
リールのテープロールに付着してレバーに対する
支持部材の瞬間的な引き寄せ動作を生ずるときに
起る。更に、装置の故障によりテープ1の移動が
完全に阻止され、この阻止が持続する限り支持部
材19,19′のレバー26,26′に対する相対
移動した状態に維持する。
テープ案内装置18,18′が作用位置をとら
ずに連結装置27,27′が部分的に離脱すると
きにばね45,45′の力に抗してテープ案内装
置18,18′の支持部材19,19′のテープ案
内装置の駆動部材として作用するレバー26,2
6′に対して相対移動すことを制限するため、図
示の実施例においては3対の制限止部対を設け、
これら制限止部対の1個の止部対を支持部材1
9,19′に配設する。これに関して、次に第7
および8図につき詳細に説明する。
第7図において、テープ案内装置18,18′
が休止位置から作用位置に向つて移動するときの
休止位置を離れた直後の中間位置をとり、テープ
案内ローラ20,20′のみがテープ1に接触し
ている状態を示す。この場合テープ1の移動が一
時的に阻止されてテープがテープ案内ローラ2
0,20′を介してテープ案内装置18,18′に
力を加えると仮定する。この力によつて、一方の
連結衝合部対即ち連結衝合部対41,41′,4
2,42′はばね45,45′の力に抗して互いに
離れるが、他方の連結衝合部対即ちV字状凹所3
9,39′およびこの凹所に掛合する円筒状ピン
40,40′はばね45,45′により掛合を維持
される。従つてこのとき支持部材19,19′は
V字状凹所39,39′およびピン40,40′よ
りなる連結衝合部対の円筒状ピン40,40′の
周りに回動することになる。この回動を制御する
ために第1制限止部対63,63′,64,6
4′を設ける。この第1制限止部対の支持部材1
9,19′に設ける一方の止部を突出部63,6
3′により形成する。この第1制限止部対の他方
の止部を駆動部材として使用するレバー26,2
6′に配置し、レバー26,26′に形成した第3
開口64により設け、この開口に突出部63,6
3′を掛合させる。支持部材19,19′のレバー
26,26′に対する回動を制限するために、第
7図に示すように第3開口64の境界壁に突出部
63,63′が衝合する。テープ1がテープ案内
ローラ20,20′に力を与えないようになつた
場合、ばね45,45′は支持部材19,19′を
平素位置に復帰させ、連結衝合部対41,41′,
42,42′は再び互いに掛合し、制限止部63,
63′は制限止部64,64′から離れる。
第8図において、テープ案内装置18,18′
が、休止位置から作用位置に移動する際に作用位
置に達する直前の中間位置をとり、テープ案内ロ
ーラ20,20′およびテープ案内ピンがテープ
1を案内している状態を示す。この場合テープ送
りの乱れによりテープ1がテープ案内装置18,
18′に力を与えてテープ案内装置の支持部材1
9,19′がレバー26,26′に対してレバーの
大表面に平行に摺動し、このとき第8図に示すよ
うに連結装置27,27′が完全に離脱しており
2対の連結衝合部対39,39′および40,4
0′並びに41,41′および42,42′がばね
45,45′の作用に抗して互いに離れていると
仮定する。この摺動を2対の制限止部対により制
限する。一方の制限止部対を第1制限止部対6
3,63′,64,64′とし、この第1制限止部
対は第7図につき説明した回動制限に使用したも
のである。第2制限止部対の一方の止部を支持部
材19,19′に設けた他の突出部65,65′と
する。この第2制限止部対の他方の止部をレバー
26,26′に配置し、レバー26,26′に形成
した第1開口43,43′により設け、この第1
開口に突出部65,65′を掛合させる。支持部
材19,19′のレバー26,26′に対する摺動
を制限するため、第8図に示すように突出部6
3,63′が第3開口64,64′のコーナ部の近
傍において第3開口の境界壁に掛合し、突出部6
5,65′が第1開口43,43′の境界壁に掛合
する。テープ1がテープ案内ローラ20,20′
およびテープ案内ピン21,21′に力を与えな
いようになつた場合、ばね45,45′は支持部
材19,19′を平素位置に復帰させ、従つてす
べての連結衝合部対において衝合部相互は再び掛
合し、制限止部対の止部相互は離れる。
各テープ案内装置18,18′が休止位置から
作用位置に移動する間に支持部材19,19′と
関連のレバー26,26′との他の相対移動は、
テープ1がテープ案内ローラ20,20′および
テープ案内ピン21,21′に与える好ましくな
い作用により生ずるが、この相対移動に関しては
図示しない。即ちテープ案内装置への移動の乱れ
によりテープ1が各テープ案内装置18,18′
に力を与えて支持部材19,19′がレバー26,
26′に対して図示しない傾動軸線の周りに傾動
させることがある。この傾動軸線は2対の連結衝
合部対を通過し、レバー26,26′の大表面に
平行に延在し、この傾動の結果、円筒状ピン4
0,40′および42,42′がそれぞれV字状凹
所39,39′および平坦衝合面41,41′に完
全に掛合せず、ばね45,45′の力に抗してV
字状凹所39,39′および平坦衝合面に一点で
しか接触せず、連結装置27,27′が部分的に
離脱する。この傾動により支持部材19,19′
に設けたテープ案内ローラ20,20′およびテ
ープ案内ピン21,21′はデツキ板47から離
れる方向に移動する。この傾動を制限するため
に、第3制限止部対を設ける。この第3制限止部
対の一方の止部をやはり支持部材19,19′に
配設し、この支持部材から突出する制限ピン6
7,67′により構成する。第3制限止部対の他
方の止部をテープ案内装置18,18′の移動経
路において本体装置に固設したレール68,6
8′とし、このレール68,68′をテープ案内装
置の移動経路の全体にわたり延在させる。レール
68,68′に溝69,69′を形成し、この溝6
9,69′をテープ案内装置の移動経路全体にわ
たり延在させ、この溝69,69′のレバー26,
26′側の側面が第3制限止部対の他方の止部を
なす。制限ピン67,7′の遊端を溝69,6
9′に進入させ、制限ピンの止表面として作用す
る溝69,69′の側面70,70′に掛合しうる
ようにする。溝69,69′のテープ案内装置の
作用位置に最も接近する端部を幅広にし、テープ
案内装置が作用位置にあるときこの幅広の部分に
制限ピン67,67′を進入させる。このように
構成することにより、テープ案内装置が位置決め
装置46,46′により位置決めされるとき溝6
9,69′が制限ピン67,67′に掛合せず、従
つて作用位置におけるテープ案内装置の正確な位
置決めを妨害しないようにすることができる。支
持部材19,19′のレバー26,26′に対する
傾動を制限するため、制限ピン67,67′は溝
69,69′のレバー26,26′側の止表面とし
て作用する側面70,70′に掛合する。テープ
がテープ案内装置に好ましくない力を与えないよ
うになつたとき、支持部材はばね45,45′の
作用の下に平素位置に復帰し、連結衝合部対は再
び正確に掛合し、制限ピン67,67′は溝69,
69′の側面70,70′から離れる。
3対の制限止部対を設けたため、不正確なテー
プ動作により生ずる支持部材19,19′とレバ
ー26,26′との相対移動は許容限界内に維持
される。従つてレバーに対する支持部材の過剰移
動を防止することができるとともに、例えばテー
プ移送に一時的な乱れがあつてもテープの正確な
案内を確実にする。この制限された移動により、
例えばテープ移送が完全に阻止さたときでも支持
部材がレバーから完全に離脱するのを防止するこ
とができる。また制限止部の構成により相当大き
な力でも受け止めることができる。
上述したところから明らかなように第1ないし
8図につき説明した本考案による記録再生装置は
多くの利点がある。しかし、特に支持部材および
レバーを互いに引きつけ合うばねを設けることに
よつて、テープ案内装置が作用位置をとらないと
きでもテープ案内装置の位置を正確に限定しまた
テープ案内装置が作用位置に達したときに別個の
部材の補助なしに極めて簡単に正確な位置決めを
することができることに注意すべきである。従つ
て構成を簡単、小型にし、信頼性の高いものにす
ることができる。
本考案装置の第2の実施例を第9ないし12図
に示すが、この実施例においては上述の実施例と
ほぼ同一の構成にする。しかし、図面を簡単にす
るためテープ案内装置18のみを第9ないし12
図に示し、以下にこのテープ案内装置についての
み説明する。テープ案内装置18には、テープ案
内ローラ20およびテープ案内ピン21のための
ブロツク状支持部材19を設け、この支持部材に
対してテープ案内ピンを傾ける。駆動部材として
使用するレバー26に支持部材19を連結するた
め、離脱自在連結装置27を設け、この実施例で
はこの連結装置を極めて簡単な構成にし、この場
合1対の連結衝合部対72,73を設けるだけで
あり、これら連結衝合部は互いに対向し、テープ
案内装置18の移動方向に作用し合うものとす
る。2個の連結衝合部にはそれぞれ楔状突出部を
設け、突出部72をレバー26に形成し、突出部
73を支持部材19に形成する。支持部材19を
レバー26に取付けるために、支持部材19の楔
状突出部73を配設した部分を、レバー26に形
成した開口74に嵌合させ、突出部73を有する
支持部材がレバー26の大表面に平行にレバー2
6の突出部72の方向に摺動させる。連結装置2
7の掛合状態において、2個の突出部72,73
は互いに掛合し、これによつて第10図に示すよ
うにレバー26と支持部材19との間に離脱自在
の連結を生ずる。
レバー26および支持部材19をテープ案内装
置18の方向に互いに引き付け合せるためワイヤ
ばねとしてのばねクリツプ75を設け、このワイ
ヤばねの巻回部をレバー26のピン76に予張力
を生ずるよう装着する。ばね75の脚部77をレ
バー26に形成した突出部78に作用させ、ばね
75の他方の脚部79を支持部材19の端壁80
に作用させる。この結果ほぼテープ案内装置の移
動方向に作用する力が支持部材に加わる。この簡
単な方法によりレバー26および支持部材19は
移動方向にほぼバツクラツシユなしに互いに圧着
し合い、テープ案内装置18が作用位置にないと
きは、離脱自在連結装置27の連結衝合部72,
73は、第9および10図に示すように、常に互
いに押し付け合う。第9および10図においては
テープ案内装置が休止位置にある状態を示す。こ
の実施例の場合、テープ案内装置の位置は、休止
位置にあつても、また休止位置と作用位置との間
における移動中にも駆動部材として作用するレバ
ーによつて直接規定され、しかも極めて構成簡単
かつ小型にすることができる。
作用位置におけるテープ案内装置の位置決めの
ため、位置決め装置46の位置決めブロツク48
にU字状位置決め溝81を形成し、この溝81を
テープ案内装置の移動方向にほぼ交差する方向
に、かつレバーの大表面に平行に延在させ、テー
プ案内装置が作用位置に達する直前に、溝81の
2個の側面82,83をそれぞれ支持部材の2個
の表面84,85に掛合するようにし、この状態
がテープ案内装置の位置決めにおける第1段階を
なす。支持部材19の位置決め溝81への円滑で
確実な挿入を行うため、傾斜面86を位置決め溝
の側面83に隣接して設け、この傾斜面86によ
り支持部材の移動中支持部材19をレバー26か
ら僅かに持上げるようにする。支持部材19が位
置決め溝81に掛合した後、支持部材19の上述
の端壁80とは反対側の端壁87が溝内に一層滑
り込み、端壁87が溝81の奥端面88に衝合す
るとともに、端壁87に形成した位置決め楔部8
9が溝81の奥端面に形成したV字状位置決め凹
所90に掛合し、この状態がテープ案内装置の位
置決めにおける第2の最終段階をなす。このよう
にテープ案内装置を2段階で位置決めすることに
よつて、第11および12図に示すようにテープ
案内装置を正確かつ確実に位置決めすることがで
きる。第11および12図はテープ案内装置が作
用位置にある状態を示す。
第11および12図に示すようにレバー26は
やはり支持部材19に対して過行程移動(オーバ
ートラベル)を行う。この過行程移動により連結
装置27は離脱し、2個の突出部即ち楔状連結衝
合部72,73ばね75の作用に抗して互いに離
れる。このことにより、作用位置をとるテープ案
内装置18に対してはレバー26はもはや作用を
与えず、このことはテープ案内装置の正確で再現
性のある位置決めにとつて有利である。この過行
程移動の結果ばね75は一層緊張し、作用位置に
あるテープ案内装置18を確実に位置決め装置4
6に圧着させる。従つてばね75はこの場合も2
個の機能を果たす。
上述したところは本考案の例を示したに過ぎ
ず、請求の範囲において種々の変更を加えること
ができること勿論である。特に離脱自在連結装置
に対して変更を加えることができ、例えば移動方
向に交差する方向に延びる直線上に配置した2対
の連結衝合部対を具える離脱自在連結装置とする
ことができる。また連結衝合部対は種々の構成と
することができる。更に異なる引張ばねを使用す
ることができ、または2個以上のばねを使用する
こともできる。位置決め装置も種々の構成にする
ことができること勿論である。例えば、第1ない
し8図につき説明した第1の実施例と同様に、移
動方向に作用し、かつテープ案内装置の支持表面
をなす衝合部を第2の機能をも果たす1個の位置
決め衝合部を設ける代りに別個の衝合部を設ける
ようにすることもできる。また代案として、テー
プ案内装置をばね作用の下で支持表面の周りにテ
ープ案内装置の移動方向に交差する方向にのみ回
動自在にし、この交差方向に作用する2個の位置
決め衝合部によつてテープ案内装置を位置決めす
るようにすることができる。位置決め衝合部を調
整自在にすることができること勿論である。第9
ないし12図につき説明した第2の実施例におい
て、第1ないし8図につき説明した実施例と同様
の制限止部を設けて駆動部材に対する支持部材の
移動を制限することができる。駆動部材は必ずし
も回動レバーとして構成する必要はなく、例えば
オーストリア国特許第362161号に記載のように案
内において摺動自在の摺動部材としたり、テープ
案内ドラムにほぼ同心状に配置し互いに相対回転
するリングとすることもできる。更に代案とし
て、単に1個のテープ案内装置を設け、このテー
プ案内装置を、駆動部材により規定され、テープ
案内ドラムの周囲に延在する移動経路、例えば三
日月状経路に沿つて案内されるものとすることが
できる。またレバーを駆動するのに、歯車駆動装
置、歯付きベルト駆動装置またはケーブル駆動装
置とすることができる。更に、テープは必ずしも
装置に装填するカセツトに収納したものである必
要はないこと勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による記録再生装置の第1の実
施例の主要部の休止状態の線図的平面図、第2図
は第1図の実施例のテープ案内装置が作用位置に
あるときの第1図と同様の平面図、第3図は第1
図の実施例の2個のテープ案内装置のうちの一方
が休止位置にあるときの部分拡大平面図、第4図
は第3図の−線上の断面図、第5図は第3図
に示すテープ案内装置が作用位置にあるときの部
分拡大平面図、第6図は第5図の−線上の断
面図、第7図は第3図に示すテープ案内装置が休
止位置から移動した直後の状態を示す部分拡大平
面図、第8図は第3図に示すテープ案内装置が作
用位置に達する直前の状態を示す部分拡大平面
図、第9図は本考案による第2の実施例のテープ
案内装置が休止位置にある状態を示す第3図と同
様の部分拡大平面図、第10図は第9図の−
線上の断面図、第11図は第9図のテープ案内装
置が作用位置にある状態を示す第5図と同様の部
分拡大平面図、第12図は第11図のXII−XII線上
の断面図である。 1……テープ、2……テープ案内ドラム、3,
4……回転磁気ヘツド、5……キヤプスタン、6
……圧力ローラ、7,8,9……固定磁気ヘツ
ド、10……カセツト、11,12……回転駆動
リール、13,17……案内ローラ、14,16
……カセツトの開口、15……溝形側壁、18,
18′……テープ案内装置、19,19′……支持
部材、20,20′……テープ案内ローラ、21,
21′……テープ案内ピン、22,22′,28,
28′……スピンドル、23,23′……スペー
サ、24,24′……保持リング、26,26′…
…板状レバー、27……離脱自在連結装置、2
9,29′……ウオーム歯車片、30,30′……
ウオーム、33……モータ、34,37……スイ
ツチング装置、35……凸部、36,38……端
部位置スイツチ、39,39′……V字状凹所
(連結衝合部)、40,40′,42,42′……円
筒状ピン(連結衝合部)、41,41′……平坦衝
合面(連結衝合部)、43,43′……レバーの第
1開口(制限止部)、44,44′……レバーの第
2開口、45,45′……ばね、46,46′……
位置決め装置、47……デツキ板、48,48′
……位置決めブロツク、49,49′……U字状
位置決め衝合部、50,50′……V字状位置決
め衝合部、51,53……回動方向、52,5
2′,54,54′……回動軸線、57,57′,
58,58′……位置決め突耳(位置決め衝合
部)、59,59′……突出部(位置決め衝合部)、
60,60′……板ばねの湾曲端部(位置決め衝
合部)、61,61′……板ばね、63,63′,
65,65′……突出部(制限止部)、64……レ
バーの第3開口(制限止部)、67,67′……制
限ピン(制限止部)、68,68′……レール(制
限止部)、69,69′……レールの溝、70,7
0′……止表面、72,73……突出部(連結衝
合部)、74……レバーの開口、75……ばねク
リツプ、81……U字状位置決め溝、89……位
置決め楔部、90……位置決め凹所。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 テープ形式の記録キヤリヤに関連して使用す
    る記録再生装置であつて、所定移動経路に沿つ
    て休止位置と作用位置との間に移動可能な少な
    くとも1個のテープ案内装置を設け、このテー
    プ案内装置には、支持部材に配設した少なくと
    も1個のテープ案内を設け、このテープ案内を
    作用位置に位置決めするためテープ案内を位置
    決め装置に圧着掛合させ、またテープ案内装置
    に、前記テープ案内を移動するため駆動装置に
    より駆動することができる駆動部材を設け、こ
    の駆動部材を前記支持部材に離脱自在連結装置
    を介して連結し、この離脱自在連結装置には、
    互いに対向する連結衝合部を設け、これら連結
    衝合部をテープ案内装置の移動方向に作用する
    ものとし、またテープ案内装置の移動中は互い
    に圧着掛合し、テープ案内装置が作用位置にあ
    るとき互いに離れるものとした記録再生装置に
    おいて、前記駆動部材と前記支持部材との間に
    作用しかつほぼテープ案内装置の移動方向に前
    記駆動部材と支持部材とを互いに引き寄せ合わ
    せ、テープ案内装置が作用位置をとらないとき
    前記連結衝合部を互いに圧着掛合させる少なく
    とも1個のばねであつて、テープ案内装置が作
    用位置をとるときテープ案内装置を前記位置決
    め装置に圧着掛合させつつ、駆動部材が支持部
    材に対して過剰移動するときに離脱自在連結装
    置が離脱するようにしたばねを設けたことを特
    徴とする記録再生装置。 2 前記ばねを、引張力を生ずるよう負荷を与え
    た螺旋ばねとし、またこの引張力がテープ案内
    装置の移動方向に生ずるようばねを配置し、ば
    ねの端部を駆動部材と支持部材とに取付けたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲1記載
    の記録再生装置。 3 駆動部材を支持部材に連結するため、テープ
    案内装置の移動方向に互いに離れた2対の連結
    衝合部対を設けたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲1または2記載の記録再生装置。 4 2対の連結衝合部対をテープ案内装置の移動
    方向に交差する方向に互いに離して配置したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲3記載
    の記録再生装置。 5 前記2対のうちの一方の連結衝合部対の一方
    の連結衝合部をほぼV字状の凹所により形成
    し、他方の連結衝合部をこのV字状凹所に掛合
    する円筒状ピンとしたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲3または4記載の記録再生装
    置。 6 前記2対のうちの他方の連結衝合部対の一方
    の連結衝合部を平坦衝合面とし、他方の連結衝
    合部をこの平坦衝合面に掛合する円筒状ピンと
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    5記載の記録再生装置。 7 前記2個の円筒状ピンの双方を、離脱自在連
    結装置を介して連結すべき前記駆動部材および
    支持部材のうちの一方に設け、前記V字状凹所
    および平坦衝合面を連結すべき前記2個の部材
    のうちの他方に形成することを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲5または6記載の記録再生
    装置。 8 前記駆動部材を板状のものとし、V字状凹所
    および平坦衝合面を板状駆動部材に形成した少
    なくとも1個の開口の境界壁により形成し、こ
    の開口に前記支持部材の円筒状ピンを貫通させ
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲7
    記載の記録再生装置。 9 前記離脱自在連結装置を介して連結すべき前
    記2個の部材のうちの一方に設けた円筒状ピン
    としての連結衝合部にフツク状遊端を設け、こ
    のフツク状遊端を前記連結すべき2個の部材の
    うちの他方に掛合させたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲5ないし8のいずれか一項
    に記載の記録再生装置。 10 前記テープ案内装置のための前記位置決め装
    置を、ほぼテープ案内装置の移動方向に作用す
    る衝合部を有するものとし、この位置決め装置
    の衝合部によりテープ案内装置のための支点を
    なし、ほぼテープ案内装置の移動方向に交差す
    る少なくとも1個の回動方向に前記支点の周り
    にテープ案内装置を回動自在にし、テープ案内
    装置の支持部材に作用するばねにより作用位置
    にあるテープ案内装置を前記支点の周りに回動
    させ、また回動するテープ案内装置の位置決め
    のために、前記位置決め装置およびテープ案内
    装置に、少なくとも2対の位置決め衝合部であ
    つて、これら位置決め衝合部をほぼ支点の周り
    に回動するテープ案内装置の回動方向に作用す
    るものとし、互いに離れておりかつ互いに掛合
    可能にした位置決め衝合部を設けたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲1ないし9のい
    ずれか一項に記載の記録再生装置。 11 テープ案内装置の支点をなし、テープ案内装
    置の移動方向に作用する衝合部を、前記位置決
    め装置に設けた1対の位置決め衝合部により構
    成したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲10記載の記録再生装置。 12 テープ案内装置が作用位置をとらずに離脱自
    在連結装置がばねの力に抗して少なくとも部分
    的に離脱するときの駆動部材に対する支持部材
    の移動を制限するため、少なくとも1対の制限
    止部対を設け、この制限止部対の一方の止部を
    支持部材に設けたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲1ないし11のうずれか一項に記載
    の記録再生装置。 13 前記制限止部対の他方の止部を駆動部材に設
    けたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    12記載の記録再生装置。 14 少なくとも1対の制限止部対の他方の止部
    を、テープ案内装置の移動経路において記録再
    生装置に設けた固定止部としたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲12記載の記録再生装
    置。 15 前記他方の止部を、テープ案内装置のほぼ移
    動経路全体にわたり延在する止表面として形成
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    14記載の記録再生装置。
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