JPH0142704B2 - - Google Patents

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JPH0142704B2
JPH0142704B2 JP20963386A JP20963386A JPH0142704B2 JP H0142704 B2 JPH0142704 B2 JP H0142704B2 JP 20963386 A JP20963386 A JP 20963386A JP 20963386 A JP20963386 A JP 20963386A JP H0142704 B2 JPH0142704 B2 JP H0142704B2
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JP
Japan
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electromagnet
magnet
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direction changing
core
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JP20963386A
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JPS6264382A (ja
Inventor
Zenichi Ishimoto
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Nikko KK
Original Assignee
Nikko KK
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Publication of JPS6264382A publication Critical patent/JPS6264382A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、無線操縦による走行玩具の方向変
換装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の走行玩具における方向変換装置
としては、前輪に対し取付けたステアリングプレ
ートを、ウオームギヤ機構等を介してサーボモー
タの正逆転操作により左右に変位させ、前輪の方
向すなわち直進、右旋回もしくは左旋回の変換を
行うよう構成したものが知られている。
しかしながら、前記従来の方向変換装置は、走
行玩具を頻繁に左右へ方向変換させようとすれ
ば、サーボモータの正逆転切換操作の頻度も多く
なり、このためサーボモータの電気系統を構成す
る各種接点でスパークを発生する。
このようなサーボモータにおけるスパークの発
生は、サーボモータの電気系統の損傷と共に無線
操作機の誤動作を生じさせる。特に、サーボモー
タは制御性能に優れていることから高価であるた
め、スパークを生じないように制御回路を工夫す
れば一層製造コストの上昇を招く等の欠点があ
る。
このような観点から、出願人は先に、異なる極
性に付勢し得る電磁石と、異なる極性に保持され
た少なくとも一対の磁石とを車体上において対向
配置し、前記電磁石または一対の磁石を水平面に
おいて旋回可能に枢支した制御子の一端部に固定
し、前記制御子を車輪と結合させるステアリング
プレートに係合し、前記電磁石の付勢状態によつ
て制御子に設けたいずれかの磁石が電磁石に吸引
されて制御子をいずれかの方向に変位させるよう
構成した方向変換装置を開発し、特許出願を行つ
た(特公昭60−52827号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の方向変換装置は、電磁石と磁石との組合
せからなるものであるから、構成が簡単であるば
かりでなく、製造コストも著しく低減し得ると共
に無線操作機の誤動作もなく、常に安定かつ確実
な方向変換制御を達成できる利点を有する。しか
るに、この種の方向変換装置においては、電磁石
の消勢状態においては、車輪を直進可能に保持す
ることが、動作上好ましい。このため、先に提案
された装置においては、制御子を枢支する軸に対
し、対称的に一対の支持杆を配設し、この支持杆
の一端部を走行玩具の車体ベースに枢着すると共
に中位部をスプリングで弾力的に結合し、さらに
揺動端部で制御子の裏面に穿設した係止部を所定
の中立位置に弾力的に保持するよう構成してお
り、制御子の構成が若干複雑になる難点がある。
従つて、本発明の目的は、先に提案した電磁石
と磁石とを使用する方向変換装置において、無制
御時に制御子を中立位置に保持する機構を簡略化
して、より一層制御性能の向上と製造コストの低
減化を図ることができる走行玩具の方向変換装置
を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る走行玩具の方向変換装置は、異な
る極性に付勢される励磁鉄心の両端部を同一方向
に指向させてなる電磁石と左右両端を異極性に保
持した磁石とを車体上において対向配置し、前記
電磁石の一方の励磁鉄心の端部を2分割してこの
間に磁石を挟持し、前記電磁石または磁石を水平
面において旋回可能に枢支したステアリング部材
の中位部に形成した制御子部の一端部に固定する
ことを特徴とする。
すなわち、本発明においては、ステアリング部
材に制御子部を一体に設け、制御子部の動作を直
接ステアリング部材に伝達するよう構成すると共
に、電磁石に磁石を付加して無励磁状態において
も一定の磁力が作用するよう構成することによ
り、制御子部の構成の簡略化とステアリング動作
の安定化および確実化を高めることができる。
従つて、本発明における走行玩具の方向変換装
置において、電磁石はE形鉄心構造とし、中央鉄
心部を2分割してその間に磁石を挟持すると共に
分割された中央鉄心部をそれぞれ異極性に保持
し、さらに中央鉄心部にコイルを巻回してこの中
央鉄心部と磁石とを対向配置する構成とすれば好
適である。
この場合、励磁鉄心に巻回するコイルは、極性
の異なるよう巻回した二重コイルで構成するか、
または単一のコイルにより極性を反転して付勢し
得るよう構成することができる。
また、前記の走行玩具の方向変換装置におい
て、電磁石を車体上に固定配置し、磁石を制御子
部の一端部に固定し、電磁石の消勢時に前記磁石
と電磁石の励磁鉄心との吸引関係によりステアリ
ング部材を中立状態に保持するよう構成すれば好
適である。この場合、電磁石は、無線操縦システ
ムによりコイルを付勢または消勢するよう構成す
ることができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る走行玩具の方向変換装置の
実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
第1図は、本発明装置を実施する無線操縦シス
テムによる走行玩具の車体構造の一実施例を示す
ものである。第1図において、参照符号10は車
体ベースの全部、12は車輪を示す。一対の車輪
12,12は、ステアリング部材14の両端部に
結合される。従つて、図示例において、ステアリ
ング部材14を左側へ旋回させれば、車輪12,
12は左方向に偏向することになる。このステア
リング部材14の中位部は、車体ベース10に穿
設した軸16に枢着すると共に制御子部18を一
体的に設ける。この制御子部18には、磁石20
を固定配置する。一方、この制御子部18に配置
した磁石20と対向させて、電磁石22を車体ベ
ース10に固定配置する。しかるに、電磁石22
は、E形の励磁鉄心24と、この鉄心24の中央
鉄心部24aに巻回したコイル26とから構成さ
れ、中央鉄心部24aと左右の鉄心部24b,2
4cとが異極性となるよう構成する。この場合、
中央鉄心部24aは2分割され、その間に磁石2
8が挟持され、分割された中央鉄心部24aをそ
れぞれ異極性に保持する。なお、このように構成
された励磁鉄心24の中央鉄心部24aの端部の
幅はこれと対向する磁石20の端部の幅と同一も
しくはそれ以上に設定すれば、後述する制御子部
18の中立状態への復帰動作を一層良好にするこ
とができる。さらに、磁石20は左右両端の極性
が異なるよう構成する。
このようにして、本実施例においては、前記電
磁石22の励磁鉄心24をそれぞれ異なる極性に
付勢し得るよう構成すると共にステアリング部材
14が中立状態にある場合は、前記制御子部18
の磁石20が前記励磁鉄心24の中央鉄心部24
aと真正面に対向するよう構成する。従つて、例
えば、磁石20の極性を図示のように設定し、電
磁石22の中央鉄心部24aの極性がN極となる
ようコイル26を付勢すれば、磁石20はそのS
極側とN極側がそれぞれ電磁石22の鉄心部24
a,24cと吸引関係となり、しかも磁石20の
S極側が電磁石22の鉄心部24bと反発関係と
なり、制御子部18は支軸16を中心として左側
へ偏位する(第2図参照)。これに対し、電磁石
22の中央鉄心部24aの極性がS極となるよう
コイル26を付勢すれば、磁石20はそのN極側
とS極側がそれぞれ電磁石22の鉄心部24a,
24bと吸引関係となり、しかも磁石20のN極
側が電磁石22の鉄心部24cと反発関係とな
り、制御子部18は支軸16を中心として右側へ
偏位する。なお、このように、コイル26を付勢
した場合、励磁鉄心22の中央鉄心部24aにお
いては、その間に挟持された磁石28の励磁作用
は殆んど打ち消されていずれか一方の極性に保持
される。
従つて、本実施例によれば、電磁石22の付勢
状態を変化させることにより、車輪12,12を
左右いずれかの方向に旋回制御することができ
る。また、電磁石22を消勢状態とすれば、電磁
石22の無励磁状態となつた中央鉄心部24a
は、それぞれ分割された端部が磁石28により異
極性に保持されるため、制御子部18の磁石20
と相互に吸引作用を生じ、制御子部18およびス
テアリング部材14を第1図に示すような中立状
態に確実に復帰させることができる。
前記構成からなる方向変換装置は、無線操縦シ
ステムによる走行玩具に好適に応用することがで
きる。この場合、電磁石22は、第2図に示すよ
うに、励磁鉄心24の中央鉄心部24aに対しそ
れぞれ電流の流れる方向が異なるように巻回した
一対のコイル26a,26bで構成することがで
きる。そこで、無線受信機30により所定の指令
信号を受信することにより、いずれか一方のコイ
ル26a,26bが電源に接続されて、各コイル
26a,26bの性質に応じて励磁鉄心24の極
性が変化し、制御子部18の磁石20に影響を与
える。この結果、無線送信機(図示せず)から二
種の異なる指令信号を発信することにより、電磁
石22の励磁鉄心24の極性を変化させ、これに
より車輪12,12を左旋回または右旋回し得る
ように制御することができる。また、電磁石22
を消勢すれば、制御子部18の磁石20が電磁石
22の中央鉄心部24aと吸引関係となり、制御
子部18およびステアリング部材14は直ちに中
立状態に保持され、車輪12,12を直進状態と
することができる。
なお、電磁石22は、励磁鉄心24の一部に単
一のコイルを巻回し、この単一コイルに対し無線
受信機30側において適宜極性の反転を行える回
路構成とすることも可能である。
〔発明の効果〕
前述した実施例から明らかなように、本発明装
置は、電磁石と磁石との組合せからなるものであ
るから、構成が簡単であるばかりでなく、製造コ
ストも著しく低減し得ると共に無線操作機の制御
操作も簡単となり、誤動作もなく、常に安定かつ
確実な方向変換制御を達成することができる。特
に本発明装置は、ステアリング部材と制御子部と
が一体構成となるため、制御子部の構成が極めて
簡略化させると共に電磁石の消勢時におけるステ
アリング部材の中立状態への復帰をより簡便かつ
確実に実現することができる。
なお、前述した実施例においては、制御子部に
磁石を設けた場合を示したが、制御子部に電磁石
を載置し、これと対向する磁石を車体ベースに固
定しても前記実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
また、電磁石の励磁鉄心の構成についても、中
央鉄心部に対しその両側に位置するいずれか一方
の鉄心部を省略して、右旋回または左旋回のいず
れか一方のみの旋回制御を行うよう構成すること
もできる。
以上、本発明の好適な実施例について説明した
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の改良並びに変更をなし得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す走行玩具
の要部車体構造図、第2図は第1図に示す制御子
部の動作と電磁石の制御機構を示す説明図であ
る。 10……車体ベース、12……車輪、14……
ステアリング部材、16……軸、18……制御子
部、20……磁石、22……電磁石、24……励
磁鉄心、26……コイル、30……無線受信機、
28……磁石。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 異なる極性に付勢される励磁鉄心の両端部を
    同一方向に指向させてなる電磁石と、左右両端を
    異極性に保持した磁石とを車体上において対向配
    置し、前記電磁石の一方の励磁鉄心の端部を2分
    割してこの間に磁石を挟持し、前記電磁石または
    磁石を水平面において旋回可能に枢支したステア
    リング部材の中位部に形成した制御子部の一端部
    に固定することを特徴とする走行玩具の方向変換
    装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の走行玩具の方向
    変換装置において、電磁石は、E形鉄心構造を有
    し、中央鉄心部を2分割してその間に磁石を挟持
    すると共に分割された中央鉄心部をそれぞれ異極
    性に保持し、さらに中央鉄心部にコイルを巻回し
    てこの中央鉄心部と磁石とを対向配置してなる走
    行玩具の方向変換装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    走行玩具の方向変換装置において、電磁石は、励
    磁鉄心に対しそれぞれ極性の異なるよう巻回した
    二重コイルを設けてなる走行玩具の方向変換装
    置。 4 特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    走行玩具の方向変換装置において、電磁石は、励
    磁鉄心に対し単一のコイルを巻回し、この単一コ
    イルを極性を反転して付勢し得るよう構成してな
    る走行玩具の方向変換装置。 5 特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか
    に記載の走行玩具の方向変換装置において、電磁
    石を車体上に固定配置し、磁石を制御子部の一端
    部に固定し、電磁石の消勢時に前記磁石と電磁石
    の鉄心との吸引関係によりステアリング部材を中
    立状態に保持するよう構成してなる走行玩具の方
    向変換装置。 6 特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか
    に記載の走行玩具の方向変換装置において、電磁
    石は無線操縦システムによつてコイルを付勢また
    は消勢するよう構成してなる走行玩具の方向変換
    装置。
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