JPH0142395B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0142395B2
JPH0142395B2 JP11418281A JP11418281A JPH0142395B2 JP H0142395 B2 JPH0142395 B2 JP H0142395B2 JP 11418281 A JP11418281 A JP 11418281A JP 11418281 A JP11418281 A JP 11418281A JP H0142395 B2 JPH0142395 B2 JP H0142395B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
rank
rotor
drive
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11418281A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5815182A (ja
Inventor
Fumio Sugano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP11418281A priority Critical patent/JPS5815182A/ja
Publication of JPS5815182A publication Critical patent/JPS5815182A/ja
Publication of JPH0142395B2 publication Critical patent/JPH0142395B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • G04C3/143Means to reduce power consumption by reducing pulse width or amplitude and related problems, e.g. detection of unwanted or missing step

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は負荷又は電圧の変化に応じ、異なる駆
動力によりステツプモータを駆動する電子時計に
関するものである。
〔従来の技術〕
最近の電子時計では、通常は最小限の駆動力に
よりステツプモータを駆動するとともに、一時的
な負荷の増加に応じて駆動力を一時的に増加させ
ることにより、ステツプモータで消費される電流
を従来に比して大幅に減少させることが出来るよ
うになつた。
この様な時計で必要な技術の1つに、ステツプ
モータのロータの回転、非回転を検出する技術が
ある。第2図は従来から使用されており、本発明
にも適用される負荷検出機能を有するステツプモ
ータの駆動回路の構成図であり、2つのPチヤン
ネルMOSトランジスタ1,2と2つのNチヤン
ネルMOSトランジスタ3,4とにより構成され、
PチヤンネルMOSトランジスタ1,2の各ソー
スは電源のプラス側に接続され、Nチヤンネル
MOSトランジスタ3,4の各ソースは電源のマ
イナス側に接続されている。又Pチヤンネル
MOSトランジスタ1のドレインとNチヤンネル
MOSトランジスタ3のドレインは互に接続され、
PチヤンネルMOSトランジスタ2のドレインと
NチヤンネルMOSトランジスタ4のドレインは
互に接続され、各共通ドレイン間にはステツプモ
ータの電磁コイル5の両端a,bが接続され、電
磁コイル5の両端a,bにはさらにインバータ
6,7が接続されている。
この駆動回路を使用して従来のロータの回転、
非回転の検出技術について説明すると、第4図A
は第2図に示した電磁コイル5に流れる電流波形
であり、第4図Bはこの時の電磁コイル5の一端
に発生する電圧波形である。駆動条件としてはパ
ルス幅が5.9msでdutyが5.9/6ms毎に11/16、電
圧は1.5Vとなつている。負荷としては輪列負荷
のみであるためロータは正常に回転している。尚
パルス幅が5.9ms、duty11/16、電圧1.5Vによる
駆動力を以後小駆動力と呼ぶこととし、輪列負荷
のみの負荷をこれ以後小負荷と呼ぶことにする。
第4図Bの区間T1は第2図のMOSトランジス
タ1及び3のゲート又はMOSトランジスタ2及
び4のゲートに駆動パルスが印加され、MOSト
ランジスタ1及び4又はMOSトランジスタ2及
び3がdutyに相当する時間だけON状態となるロ
ータの駆動区間である。区間T2及びT3は駆動パ
ルスは印加されず、ロータが自由振動している区
間であり、区間T2ではMOSトランジスタ3,4
がON状態となつているため電磁コイル5の一端
には誘起電圧は発生せず、誘起電圧非検出区間と
なつている。区間T3は誘起電圧検出区間であり、
ON状態となつているMOSトランジスタ3,4
のいずれか一方のゲートに後記する電磁コイル開
閉パルスを断続的に印加することにより、MOS
トランジスタ3,4のいずれか一方をOFF状態
とし、この時ロータの自由振動により電磁コイル
5の一端a又はbに発生する誘起電圧を検出して
ロータの回転、非回転を検出する区間である。こ
の例での誘起電圧検出区間T3は駆動パルス印加
時を基点として12ms〜15msとなつている。この
時の誘起電圧は第4図Aで示す様に時間軸tの下
側に電流波形の山があると第4図Bで示す様に時
間軸tに対して上側に発生し、電流波形の山が上
側にあると下側に発生する。この誘起電圧は第2
図に示した誘起電圧検出回路としてのインバータ
6又は7に印加されるがインバータ6又は7のし
きい値電圧Vthは第4図Bで示す様に時間軸tの
上側に設定されており、ロータの回転、非回転判
定は誘起電圧がこのしきい値電圧Vthを越えた
か、越えなかつたかにより行ない、越えれば回
転、越えなければ非回転と判定する様になつてい
る。従つて第4図Bでは誘起電圧がしきい値電圧
Vthを越えているので回転と判定される。
第5図Aは第4図に示したと同じ小駆動力によ
る駆動中に、カレンダー等の大負荷が掛かり、ロ
ータが正常に回転出来なかつた時の電流波形であ
り、第5図Bはこの時の電圧波形である。第5図
Aで示した電流波形の山が誘起電圧検出区間T3
で上側になつているため、誘起電圧は第5図Bで
示す様に下側に発生し、しきい値電圧Vthを越え
ることが出来ない。そのため非回転判定が行なわ
れる。そしてこの場合には一定時間経過後駆動力
の大きい同極性の補正パルスFPを供給してロー
タを正常に回転させる。そして次のステツプでは
前記の駆動力よりも1ランク上の駆動力を持つ駆
動パルスにより駆動するが、その駆動力で回転出
来ないと次のステツプではさらに1ランク上の駆
動力を持つ駆動パルスにより駆動する。この様に
カレンダー等の大負荷が掛つた場合にはロータが
正常に回転し、回転判定を行なうようになる迄補
正パルスFPによつて駆動するとともに、次々に
駆動力を上げていき、回転判定の行われた駆動パ
ルスによる駆動にて安定する。
第6図Aはカレンダー等の大負荷が掛かり、
duty14/16の駆動力により駆動した時のロータが
正常に回転した電流波形であり、第6図Bはこの
時の電圧波形である。第6図Bで示す様に誘起電
圧は誘起電圧検出回路T3でしきい値電圧Vthを越
えているので回転判定がなされる。尚パルス幅
5.9ms、duty14/16、電圧1.5Vの時の駆動力を以
後大駆動力と呼ぶことにする。
この様に従来の電子時計では負荷に見合つた適
切な駆動力を持つ駆動パルスで駆動している時に
はロータの回転、非回転が正しく行なわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら前記した従来の電子時計に於ける
駆動力可変方式では負荷に対してきわめて強い駆
動力を持つ駆動パルスが供給されると、ロータが
正常に回転したにもかゝわらず誘起電圧が誘起電
圧検出回路のしきい値電圧Vthを越えずに非回転
と判定される特別な場合がある。この現象はロー
タの回転、非回転検出技術が前記した様に電磁コ
イル5に発生する電流波形の一部を利用している
ために生ずるものであり、以下その特別な状態に
ついて説明する。
第7図Aは第6図に示したと同じdutyが14/16
の大駆動力による駆動中にカレンダー送りが終了
することによつて大負荷が急になくなり、輪列の
みの小負荷となつた時の電流波形であり、ロータ
が正常に回転したにもかゝわらず、区間T3に於
ける電流波形の山は第6図Aと異なつて上側に発
生している。第7図Bはこの時の電圧波形であ
り、誘起電圧はしきい値電圧Vthを越えておら
ず、非回転と判定される。そのため同極性のさら
に駆動力の強い補正パルスFPが供給されるが、
ロータはすでに回転しているのでこの補正パルス
FPは何らロータの回転には寄与せず無駄な電流
が流れることになる。さらにロータが正常に回転
したにもかゝわらず非回転判定となるので次のス
テツプではさらに1ランク上の駆動パルスが印加
されるが、この駆動パルスは前の駆動パルスより
さらに強いために前記と同様にロータが正常に回
転するにもかゝわらず非回転判定が行なわれる。
上記動作によりついには最大ランクの駆動パルス
により駆動されることになるが、従来の電子時計
では最大ランクでの駆動中に非回転判定が行なわ
れると次のステツプでも最大ランクでの駆動が行
なわれる様になつていたため、最大ランクの駆動
パルスと補正パルスFPとが常時一対で発生する
状態となり、この状態から脱出出来ず、無駄な電
流を消費し続けてかえつて電池寿命を短かくして
しまうという欠点を有する結果となる。
この大消費電流を伴なう現象は上記のカレンダ
ー等の負荷変動のあつた時のみに限らず、次の様
な場合にも発生し条件はさらに悪くなる。
時計メーカに於いては通常は標準的な1.5V電
池を電源として電子時計が設計されるが、他方で
は電池の長寿命化を狙つて高容量の過酸化銀電池
やリチユーム電池等の初期電圧が1.8V〜2.0Vの
電池を電源とする電子時計も設計されている。
しかるにこの様な電圧の異なる電池を使用する
電子時計に対しては、それぞれの電圧に合わせた
時計用回路を設計すれば最適の条件設定が可能で
あるが、電池電圧に合わせて複数の回路を設計す
ることは全体的にコストアツプとなる。この問題
を解決する方法として例えば1.5V系に設計され
た時計用回路を2V系を電源とする電子時計の回
路にも兼用しようとする考えがある。事実本願の
対象となる駆動力可変方式を採用した電子時計で
は、このシステムの中で電圧の違いを吸収するこ
とが出来、兼用可能である。これは1.5V系を電
源する場合に、カレンダー等の大負荷を駆動する
最適駆動力がduty14/16であつたとすると、2.0V
系を電源とする場合には例えばduty12/16と自動
的に最適駆動力が選択されるからである。
しかしながら回路を兼用した場合、2V系電池
投入時に回路の出力条件がたまたまduty14/16と
なつていると駆動力がきわめて強い過大駆動力と
なり、カレンダー等の負荷の有り無しにかゝわら
ず、ロータが正常に回転しても前記した様な非回
転判定が行なわれてしまうものであり、以下その
動作を図面により具体的に説明する。
第8図は前記1.5V系に設計された時計用回路
を、2V系電池であるリチユーム電池を電源とす
る電子時計に組込んだ場合の電圧、電流特性を示
すものである。
第8図Aは初期電圧が2.0Vのリチユーム電池
を電子時計に投入した時にたまたま回路の出力条
件が最大ランクの駆動力であるduty14/16となつ
ていた時の電流波形、第8図Bはこの時の電圧波
形である。この場合には輪列負荷のみの小負荷で
もカレンダー等の大負荷があつてもロータは正常
に回転するが、駆動力がきわめて強い過大駆動力
となつているため、第8図Bに示す如く誘起電圧
はしきい値電圧Vthを越えず、非回転判定とな
る。そのため前記第7図の場合と同様にロータが
正常に回転したにもかゝわらず補正パルスFPが
発生し、次のステツプでも最大ランクのduty14/
16での駆動が行なわれ、以後電池電圧が一定電圧
に低下する迄このduty14/16での駆動状態から脱
出出来ず、無駄な電流を消費することになる。
本発明の目的は上記従来の欠点を除去し、カレ
ンダー等の負荷の変動があつても、又時計用回路
を初期電圧の高い電池を電源とする時計に兼用し
た場合でも無駄な電流を消費せず、電池の長寿命
化を達成することの出来る電子時計を得ることに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による電子時計は、用意された通常駆動
パルスのうち、駆動力が最大ランクの通常駆動パ
ルスによつて駆動しているときに、ステツプモー
タのロータの非回転検出が行なわれると、少なく
とも次のステツプからは前記最大ランクの通常駆
動パルスよりも駆動力が下のランクの通常駆動パ
ルスにより、前記ロータを駆動するべく制御を行
なう制御回路を設けたことを特徴とする。
〔実施例〕 以下、図面に沿つて本発明を、1.5V系電池用
に設計された時計用回路を、2.0V系電池を電源
とする電子時計に兼用した場合を例にとつて詳細
に説明する。
第1図は、本発明による電子時計の回路ブロツ
ク図である。
第1図に於いて、11は水晶発振回路、12は
分周回路である。13はduty作成回路で、後記
するアツプダウンカウンタ40の出力信号と分周
回路12の適当な出力段の出力信号との組合せに
より第3図Aに示す如き周期約1msでduty8/16〜
duty14/16のうちのいずれかのduty信号を出力
し、その出力信号は後記する駆動力制御回路18
の選択ゲート20,21に印加されている。14
は基本駆動パルス発生回路で、第3図Bに示す如
き約6ms幅のパルス信号を1秒毎に出力し、その
出力信号はトグルフリツプフロツプ19と、選択
ゲート20,21に印加されている。尚duty作
成回路13と基本駆動パルス発生回路14とによ
り通常駆動パルス発生回路が構成される。15は
タイマーで、一定時間例えば60秒毎の反転信号を
出力し、その出力信号は後記する選択ゲート37
に印加されている。16は電磁コイル開閉パルス
発生回路で、第3図Cに示す如く、基本駆動パル
スの発生時を起点として12ms〜15ms迄、1ms毎
に約0.25ms幅の一連のパルス信号を出力し、そ
の出力信号は駆動力制御回路18のANDゲート
22,23及びNORゲート27,28を介して
後記する駆動回路30に印加されていると共に、
ANDゲート24にも印加されている。
17は補正パルス発生回路で、第3図Dに示す
如き約6ms幅のパルス信号を1秒毎に出力してい
るが、基本駆動パルス信号に比して30msだけ位
相が遅れており、この出力信号は選択ゲート2
0,21に印加されている。これら基本駆動パル
ス発生回路14、タイマー15、電磁コイル開閉
パルス発生回路16、補正パルス発生回路17の
出力信号は、分周回路12の適当な出力段からの
信号の組合せにより形成される。
18は駆動力制御回路で、トグルフリツプフロ
ツプ19(以下T―FFと記載する。)、選択ゲー
ト20,21、ANDゲート22,23,24,
インバータ25,26、NDRゲート27,28、
セツトリセツトフリツプフロツプ29(以下S―
RFFと記載する。)等により構成されており、選
択ゲート20,21には前記信号の他にそれぞれ
T―FF19の出力信号Q,が印加されている
と共にS―RFF29の反転出力信号(出力信
号)が印加され、この選択ゲート20,21から
は通常は第3図E,Fに示す如き通常駆動パルス
をそれぞれ2秒毎に出力し、インバータ25、
NORゲート27、インバータ26、NORゲート
28を介して駆動回路30に印加されている。3
1は電磁コイルで、駆動回路30の出力端に接続
されており、ロータ32に駆動力を与える。33
は誘起電圧検出回路で、入力端がそれぞれ電磁コ
イル31の一端に接続されたインバータ34,3
5(第2図に示したインバータ6,7に相当す
る。)と、インバータ34,35の出力が印加さ
れているNANDゲート36とにより構成され、
通常駆動パルスによるロータ32の回転、非回転
を検出する働きをする。
このNANDゲート36の出力信号はANDゲー
ト24を介してS―RFF29のセツト端子に印
加されている。37は選択ゲートで、前記タイマ
15の出力信号の他に、クロツク信号CL1と、S
―RFF29の反転出力信号が直接及びインバー
タ38を介して印加され、その出力信号はタイマ
15のリセツト端子に印加されると共に、後記す
るアツプダウンカウンタ40にクロツク信号とし
て印加されている。
39は通常駆動パルスランク制御回路で、駆動
ランク制御回路としてのアツプダウンカウンタ4
0と最大ランク検出手段としてのANDゲート4
1とにより構成され、アツプダウンカウンタ40
の出力信号はduty作成回路13とANDゲート4
1に印加され、ANDゲート41の出力信号はア
ツプダウンカウンタ40の最上位桁のリセツト端
子R1に印加されている。尚アツプダウンカウン
タ40は3個の出力端子S1,S2,S3とリセツト端
子R1,R2,R3を有し、リセツト端子R2,R3は接
地されている。尚アツプダウンカウンタ40は3
ステージのカウンタで、出力端子S1,S2,S3の出
力状態に従つて条件設定を行うセレクタとしての
役目をする。またduty作成回路13は公知の如
く上記アツプダウンカウンタ40の出力端子S1
S2,S3の信号に応じた複数のduty信号を出力し、
出力端子S1,S2,S3の出力信号が“L”,“L”,
“L”の時には最小ランクであのduty8/16の信号
を出力し、出力端子S1,S2,S3の出力信号が
“H”,“H”,“L”の時には最大ランクである
duty14/16の信号を出力する。
すなわちアツプダウンカウンタ40に於ける駆
動ランク制御回路としての条件は、出力信号が
“L”,“L”,“L”の状態が最小ランク状態であ
り、出力信号が“H”,“H”,“L”の状態が最大
ランク状態である。
次に上記構成を有する電子時計の動作を説明す
る。
まず第1図の構成を有する電子時計に第8図で
説明した初期電圧が2.0Vの電池を組込んだ場合
の初期状態を考えると、前記アツプダウンカウン
タ40は各種の駆動ランク状態を確率的に取り得
るが、たまたま出力信号が“H”,“H”,“L”の
最大ランク状態になつた場合には第8図で説明し
たごとく駆動力制御回路18からの通常駆動パル
スはduty14/16の過大駆動力パルスとなるためロ
ータ32は正常に回転するが、第8図Aに示すご
とく誘起電圧検出期間T3に於ける電流波形の山
が上側になつているためインバータ34又は35
のしきい値電圧Vthを越える信号が発生しない。
そのため誘起電圧検出回路33の出力信号はL信
号となり、S―RFF29はセツトされない。こ
の結果、クロツク信号CL2によりリセツトされて
H信号を出力しているS―RFF29の反転出力
信号はH状態に保持されたまゝとなり、補正パ
ルスFPが選択ゲート20又は21を通過し、駆
動回路30に印加される。
この時ロータ32はすでに1ステツプ回転して
いるので、この補正パルスFPによりわずかに逆
方向に回転し、補正パルスFP終了後は元位置に
戻る。
即ち補正パルスFPはロータ32の回転には何
ら寄与しない無駄なパルスとなり、エネルギーの
損失となる。又S―RFF29のH信号は選択ゲ
ート37にも印加されているため、クロツク信号
CL1が印加された時、選択ゲート37からクロツ
ク信号が出力し、制御端子CにS―RFF29か
らのH信号が印加されているアツプダウンカウン
タ40の出力状態は全てがH状態に変化するが、
この瞬間アンドゲート41からは最大ランク検出
信号であるH信号が出力し、アツプダウンカウン
タ40の最上位桁のリセツト端子R1に印加され、
アツプダウンカウンタ40の出力状態は、最上位
桁のみL信号となる。
即ちアツプダウンカウンタ40の出力端子S1
S2,S3の出力信号は一瞬duty15/16に対応する
“H”,“H”,“H”となるが、アツプダウンカウ
ンタ40の最上位桁のみリセツトされるため直ち
に“L”,“H”,“H”となり、次のステツプでは
これに対応するduty11/16での駆動が行なわれる
ことになる。
尚アツプダウンカウンタ40は全てがL信号の
時に通常駆動パルスのdutyは8/16となり、アツ
プカウントする毎に通常駆動パルスはdutyが1/1
6ずつ増え、ダウンカウントする毎に通常駆動パ
ルスはdutyが1/16ずつ減少する。
又選択ゲート37の回転検出信号又は非回転検
出信号であるHの出力信号はタイマ15をリセツ
トし、タイマ15の出力は以後16秒間はH信号を
出力することはない様になつている。
従つて次のステツプでは、選択ゲート20又は
21から駆動力が3ランク下のduty11/16の通常
駆動パルスが出力され、この信号によりロータ3
2は駆動される。
初期電圧が高い場合でも通常駆動パルスが
duty11/16になると、ロータ32は正常に回転す
ると共に、誘起電圧検出回路33のインバータ3
4,35には誘起電圧検出の期間中にしきい値電
圧を越える電圧が印加されるようになり、
NANDゲート36からH信号が出力し、S―
RFF29はセツトされる。従つてS―RFF29
からはL信号が出力されるようになり、選択ゲー
ト20又は21から補正パルスFPは発生しない。
又選択ゲート37からは、タイマ15の出力が
L信号であるため、クロツク信号CL1が印加され
てもH信号が出力せず、アツプダウンカウンタ4
0の出力状態は変化しない。そのため次のステツ
プでも同様にして選択ゲート20又は21からは
duty11/16の通常駆動パルスが出力され、この信
号によりロータ32は駆動されることになる。
尚、次のステツプ迄の間にS―RFF29のリセ
ツト端子にはクロツク信号CL2が印加され、S―
RFF29の出力信号はH信号に切換え保持され
る。
duty11/16の通常駆動パルスで60秒間駆動し続
けると、タイマ15の出力はH信号に切換り、そ
のためクロツク信号CL1が選択ゲート37に印加
されると選択ゲート37からH信号が出力される
ようになり、制御端子CにL信号が印加されてい
るアツプダウンカウンタ40の出力状態は変化
し、中位桁のみH信号となる。又タイマ15はリ
セツトされ、L信号を出力する。
従つて次のステツプでは選択ゲート20,21
から駆動力が1ランク下のduty10/16の通常駆動
パルスが出力され、この信号によりロータ32は
駆動される。以下同様な駆動を続け、最終的には
電圧の高さに見合うdutyの通常駆動パルスでロ
ータ32は駆動されることになる。
尚上記実施例では最大ランクの通常駆動パルス
での駆動中にロータ32の非回転を検出すると、
次のステツプではduty11/16の通常駆動パルスに
より駆動するようになつているが、他のduty例
えば最小ランクのduty8/16の通常駆動パルスに
より駆動するように構成することも可能である。
最終的にduty9/16の通常駆動パルスでロータ
32が駆動されるようになつたものとし、次に電
池電圧が徐々に下がつて来た場合の動作について
説明する。
電圧が下がつて来るとduty9/16の通常駆動パ
ルスでは駆動力が弱すぎ、ロータ32は回転出来
なくなり、インバータ34、又は35には誘起電
圧検出期間中にしきい値電圧を越える信号が印加
されなくなる。そのためS―RFF29にはセツ
ト信号が印加されず、クロツク信号CL2によりH
信号を出力しているS―RFF29の出力状態は
変わらない。そのため選択ゲート20又は21か
らは補正パルスが出力し、ロータ32は回転す
る。又選択ゲート37からはクロツク信号CL1
印加された時にH信号が出力し、タイマ15がリ
セツトされると共にアツプダウンカウンタ40の
出力状態を1ランク上げるように変化させる。従
つて次のステツプからは、選択ゲート20又は2
1から駆動力が1ランク上のduty10/16の通常駆
動パルスが出力するようになる。電池電圧がさら
に下がり、duty10/16の通常駆動パルスでロータ
32を駆動出来なくなると上記と同様の動作で
duty11/16の通常駆動パルスで、ロータ32を駆
動するようになる。
上記実施例では電池電圧が変化した場合の動作
について説明したが、前述のごとくカレンダー等
の負荷が変化した場合についても同様の動作をす
る。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかな様に、本発明によれば最
大ランクの通常駆動パルスによる駆動中にロータ
の非回転判定が行なわれると、最大ランクよりも
下の通常駆動パルスにより駆動する様にしたの
で、カレンダー等の負荷送りを終了し、急に負荷
が軽くなつた場合でも正常な動作に復帰すること
が可能となり、又1.5V系電池用に設計された時
計用回路を、1.5V系電池電圧よりも高い電池を
電源とする電子時計の時計回路に兼用出来るので
製造上のメリツトが極めて高く、その効果大なる
ものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子時計の回路ブロツク
図、第2図は従来及び本発明に係わる駆動回路
図、第3図は第1図の回路ブロツクの要部の出力
波形図、第4図〜第8図は従来及び本発明に係わ
るステツプモータの電磁コイルに流れる電流波形
図と電磁コイル一端の電圧波形図を示す。 5,31……電磁コイル、13……duty作成
回路、14……基本駆動パルス発生回路、17…
…補正パルス発生回路、18……駆動力制御回
路、30……駆動回路、32……ロータ、33…
…誘起電圧検出回路、39……通常駆動パルスラ
ンク制御回路、40……駆動ランク制御回路、4
1……最大ランク検出手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 通常駆動パルス発生回路と、補正パルス発生
    回路と、前記通常駆動パルス及び補正パルスに基
    づいて作動する駆動回路と、コイルとステータと
    ロータとから構成され前記駆動回路により駆動さ
    れるステツプモータと、前記通常駆動パルス印加
    終了後前記ロータの自由振動から前記ロータの回
    転、非回転検出を行なう誘起電圧検出回路と、前
    記誘起電圧検出回路からの非回転検出信号を入力
    して前記駆動回路に補正パルスを供給する選択ゲ
    ート手段と、前記誘起電圧検出回路からの非回転
    検出信号を入力して、前記通常駆動パルスの駆動
    力を段階的に変化させる通常駆動パルスランク制
    御回路とを有する電子時計に於いて、前記通常駆
    動パルスランク制御回路は、前記非回転検出信号
    によつて駆動力を段階的に切換える駆動ランク制
    御回路と、該駆動ランク制御回路が最大ランク状
    態にあることを検出する最大ランク検出手段より
    成り、前記最大ランク検出手段は前記駆動ランク
    制御回路が最大ランク状態に於いて非回転検出信
    号の発生を検出することによつて最大ランク検出
    信号を発生し、前記駆動ランク制御回路は前記最
    大ランク検出信号によつて最大ランク状態から前
    記最大ランクよりも低い駆動ランク状態へ切換制
    御されることを特徴とする電子時計。
JP11418281A 1981-07-21 1981-07-21 電子時計 Granted JPS5815182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11418281A JPS5815182A (ja) 1981-07-21 1981-07-21 電子時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11418281A JPS5815182A (ja) 1981-07-21 1981-07-21 電子時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5815182A JPS5815182A (ja) 1983-01-28
JPH0142395B2 true JPH0142395B2 (ja) 1989-09-12

Family

ID=14631242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11418281A Granted JPS5815182A (ja) 1981-07-21 1981-07-21 電子時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5815182A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164374A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Citizen Holdings Co Ltd 電子回路および電子時計
WO2014017502A1 (ja) 2012-07-23 2014-01-30 シチズンホールディングス株式会社 電子時計
WO2015030205A1 (ja) 2013-08-29 2015-03-05 シチズンホールディングス株式会社 電子時計

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60113696A (ja) * 1983-11-21 1985-06-20 Seiko Epson Corp アナログ電子時計
JP5814767B2 (ja) * 2011-12-09 2015-11-17 シチズンホールディングス株式会社 電子時計

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164374A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Citizen Holdings Co Ltd 電子回路および電子時計
WO2014017502A1 (ja) 2012-07-23 2014-01-30 シチズンホールディングス株式会社 電子時計
US9612579B2 (en) 2012-07-23 2017-04-04 Citizen Watch Co., Ltd. Electronic clock
WO2015030205A1 (ja) 2013-08-29 2015-03-05 シチズンホールディングス株式会社 電子時計
US9690259B2 (en) 2013-08-29 2017-06-27 Citizen Watch Co., Ltd. Electronic timepiece

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5815182A (ja) 1983-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE35043E (en) Self-charging electronic timepiece
JP3271992B2 (ja) 電子時計
US4428040A (en) Low power consumption electronic circuit
US6580665B1 (en) Electronic timepiece having power generating function
JP3274935B2 (ja) マイクロコンピュータ
GB2061570A (en) Electronic timepiece
JPH10206565A (ja) 光電源で給電される電気装置、特に時計
JPH0142395B2 (ja)
JPH0833457B2 (ja) 電子時計
GB2158274A (en) Electronic timepiece
US4395138A (en) Electronic timepiece
US4141064A (en) Booster circuit
JPH04343520A (ja) レベルシフト回路
US4737666A (en) Integrated circuit semiconductor device with reduced power dissipation in a power-down mode
JP3302804B2 (ja) 電子時計
WO2000073857A1 (fr) Appareil electronique et procede de commande de cet appareil electronique
JP2534484B2 (ja) 充電装置付電子時計
JPH0973326A (ja) 電源回路装置及びこの電源回路装置を内蔵したマイクロプロセッサ
JP2906558B2 (ja) 圧電型振動子を用いる半導体集積回路
JP2765576B2 (ja) 電子時計
JP3843720B2 (ja) 定電圧出力装置
JPH11352251A (ja) アナログ電子時計
JP3760744B2 (ja) 定電圧出力装置
JP2000075063A (ja) アナログ電子時計
JPH07117588B2 (ja) 電子時計